JP2792132B2 - アルキル置換芳香族炭化水素の製造法 - Google Patents

アルキル置換芳香族炭化水素の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はアルキル置換芳香族炭化水素の製造方法に関
し、詳しくは特定の温度下でアルミナにアルカリ金属の
炭酸塩および/またはアルミン酸塩とアルカリ金属水素
化物とを加熱作用せしめて得られる固体塩基の存在下
に、側鎖のα位に水素原子を有する芳香族炭化水素とオ
レフィンとを反応させてα位をアルキル化せしめること
によるアルキル置換芳香族炭化水素の製造方法に関する
ものである。
<従来の技術> アルキル置換芳香族炭化水素は農・医薬品、化成品等
ファインケミカルズの中間原料として有用であり、塩基
触媒の存在下に側鎖のα位に水素を有する芳香族炭化水
素とオレフィンとを反応させることにより得られる。
例えば、触媒として金属ナトリウムとクロルトルエン
からなる触媒を用いる方法、金属ナトリウムを炭酸カリ
ウムに担持した触媒を用いる方法等が知られている(J.
Am.Chem.Soc.,78,4316(1956)、英国特許第1269280
号、特開昭61−53229号公報)。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記のような触媒を用いた場合、触媒
活性が充分ではなく、生成するアルキル置換芳香族炭化
水素の触媒当たりの収量が低いという問題、触媒と生成
物の分離が煩雑であるという問題、更には触媒が大気中
の空気、水分と接した場合に失活し易くまた発火の危険
を伴うという問題等があった。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは芳香族炭化水素のα位のアルキル化によ
るアルキル置換芳香族炭化水素の優れた製造方法を開発
すべく、アルキル化触媒について鋭意検討を重ねた結
果、アルミナにアルカリ金属の炭酸塩および/またはア
ルミシ酸塩とアルカリ金属水素化物とを加熱作用せしめ
て得られる特定の固体塩基が、著しく高いアルキル化活
性を示し、少ない触媒量で効率良く目的とするアルキル
置換芳香族炭化水素を生成せしめ、しかも反応生成物と
の分離も容易であり、そのうえ該固体塩基は大気中の空
気、水分と接触しても発火の危険が少なく、取扱いが極
めて容易であることを見出すとともに、更に種々の検討
を加えて本発明を完成した。
すなわち本発明は、側鎖のα位に水素原子を有する芳
香族炭化水素をオレフィンでアルキル化して、アルキル
置換芳香族炭化水素を製造するに当たり、触媒として、
アルミナにアルカリ金属の炭酸塩および/またはアルミ
ン酸塩とアルカリ金属水素化物とを不活性ガス雰囲気
中、200乃至800℃の温度下で加熱作用せしめて得られる
固体塩基を用いることを特徴とする工業的に優れたアル
キル置換芳香族炭化水素の製造方法を提供するものであ
る。
本発明はアルミナにアルカリ金属の炭酸塩および/ま
たはアルミン酸塩とアルカリ金属水素化物とを特定温度
下で加熱作用せしめて得られる固体塩基を用いることを
特徴とするものであるが、アルミナとしてはα−アルミ
ナ以外の種々の形態のものが使用し得、例えば、γ−
1、χ−、ρ−型等のアルミナが挙げられる。アルミナ
は表面積の大きなものが好ましく用いられる。
また、アルカリ金属水素化物としては周期律表第I族
のリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム等のア
ルカリ金属の水素化物が用いられ、好ましくはナトリウ
ム、カリウムの水素化物もしくはこれ等の混合物、更に
好ましくはカリウムの水素化物が用いられる。アルカリ
金属水素化物の使用量はアルミナに対し通常2乃至15wt
%である。
アルカリ金属の炭酸塩、アルミン酸塩(以下、これら
をアルカリ金属化合物という。)としては、例えば炭酸
リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジ
ウム、炭酸セシウム、炭酸水素リチウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ルビジウム、炭酸
水素セシウム、アルミン酸リチウム、アルミン酸ナトリ
ウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸ルビジウム、ア
ルミン酸セシウム等が挙げられるが、好ましくは炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、アルミン酸ナ
トリウム、アルミン酸カリウム等が用いられる。アルカ
リ金属化合物は2種以上用いることもできる。使用量は
アルミナに対し、通常5乃至40wt%である。
固体塩基を調製するに当たっては、不活性ガス雰囲気
下で、先ずアルミナにアルカリ金属化合物を、次いでア
ルカリ金属水素化物を加熱作用させるのが好ましい。
不活性ガスとしては窒素、ヘリウム、アルゴン等が挙
げられる。
触媒調製温度は重要であり、通常200乃至800℃、好ま
しくはアルミナとアルカリ金属化合物とを作用せしめる
温度は250乃至700℃、より好ましくは260乃至480℃であ
り、アルカリ金属水素化物を作用せしめる温度は200乃
至450℃である。
加熱時間は選定する温度条件等にもよるが、アルカリ
金属化合物を作用せしめる工程は通常0.5乃至10時間で
充分であり、アルカリ金属水素化物を作用せしめる工程
は通常10乃至300分である。
かくして、高活性なうえに流動性、操作性が良好でし
かも空気にふれても発火の危険性のない固体塩基が得ら
れる。
本発明はかかる固体塩基を用いて、側鎖のα位に水素
を有する芳香族炭化水素とオレフィンとを反応させるも
のであるが、該芳香族炭化水素としては通常単環芳香族
炭化水素の他、縮合多環芳香族炭化水素が用いられる。
側鎖は結合して環を形成していても良い。
例えばトルエン、エチルベンゼン、イソプロピルベン
ゼン、n−プロピルベンゼン、n−ブチルベンゼン、se
c−ブチルベンゼン、イソブチルベンゼン、キシレン、
シメン、ジイソプロピルベンゼン、メチルナフタレン、
テトラヒドロナフタレン、インダン等が例示できる。ト
ルエン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼンが好ま
しく使用される。
またオレフィンとしては炭素数が2〜20のオレフィン
が通常用いられ、直鎖のもの、分岐のものいずれでも良
い。また二重結合が末端、内部いずれにあっても使用で
きる。末端オレフィンが好ましく用いられる。
これらの具体化合物としては、例えば、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、1
−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセ
ン、3−ヘキセン、1−ヘプテン、2−ヘプテン、3−
ヘプテン、オクテン、ノネン、3−メチル−1−ブテ
ン、2−メチル−2−ブテン、3−メチル−1−ペンテ
ン、3−メチル−2−ペンテン等が挙げられる。
エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテンが好
ましく使用される。
アルキル化反応を実施するに当たっては、バッチ方
式、流動床、固定床を用いた流動方式いずれも採用でき
る。
反応温度は通常0乃至300℃、好ましくは20乃至200℃
であり、反応圧力は通常大気圧乃至200Kg/cm2、好まし
くは2乃至100Kg/cm2である。
また芳香族炭化水素に対するオレフィンのモル比は通
常0.1乃至10、好ましくは0.2乃至5である。
バッチ方式における触媒の使用量は通常、使用する芳
香族炭化水素の0.01乃至20wt%、好ましくは0.05乃至5w
t%であり、反応は通常0.5乃至50時間、好ましくは1乃
至25時間である。また流通反応における芳香族炭化水素
と脂肪族オレフィンの合計の供給速度はLHSVで通常0.1
乃至600hr-1、好ましくは0.5乃至400hr-1が採用され
る。
<発明の効果> かくして、アルキル置換芳香族炭化水素が生成する
が、本発明によれば少ない触媒量で、しかも緩和な条件
下でも、極めて効率良く目的とするアルキル置換芳香族
炭化水素を製造し得る。
加えて、触媒の取扱いのみならず反応後の後処理も極
めて容易であるので、本発明方法はこの点でも有利であ
る。
<実施例> 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではな
い。
触媒調製例 (固体塩基A−1) 42〜200メッシュに揃えた活性アルミナ(住友化学工
業(株)製 NKHD−24)26.5gを炭酸カリウム2.5gと水5
0gからなる溶液に加え、次いでこれを約70℃減圧下、ロ
ータリーエバポレーターを用いて蒸発乾燥した。
これを窒素雰囲気下450℃で3時間撹拌し、次いで300
℃に冷却した後、水素化カリウム2.3gを加えて、同温度
で0.4時間撹拌した。これを室温まで放冷して25.9gの固
体塩基A−1を得た。
(固体塩基A−2) 固体塩基A−1において、水素化カリウムを加える以
前の撹拌温度を450℃から250℃に変え、水素化カリウム
を3.2g用いる以外は固体塩基A−1の調製例に準拠して
実施し、固体塩基A−2を得た。
(固体塩基A−3) 固体塩基A−1において、水素化カリウムを加える以
前の撹拌温度を450℃から300℃に変える以外は固体塩基
A−1の調製例に準拠して実施し、固体塩基A−3を得
た。
(固体塩基A−4) 固体塩基A−1において、水素化カリウムを加える以
前の撹拌温度を450℃から700℃に変え、水素化カリウム
を2.95g用いる以外は固体塩基A−1の調製例に準拠し
て実施し、固体塩基A−4を得た。
(固体塩基A−5) 固体塩基A−1において、炭酸カリウムの代わりに炭
酸ナトリウム2.5gを用い、水素化カリウムを2.75g用い
る以外は固体塩基A−1の調製例に準拠して実施し、固
体塩基A−5を得た。
(固体塩基A−6) 固体塩基A−1において、水素化カリウムの代わりに
水素化ナトリウム2.7gを用いる以外は固体塩基A−1の
調製例に準拠して実施し、固体塩基A−6を得た。
(固体塩基A−7) 炭酸カリウム50gを窒素雰囲気下、350℃で2時間撹拌
した後、250℃まで冷却して金属ナトリウム1.28gを加
え、同温度で5時間撹拌した。
これを室温まで冷却して固体塩基A−7を得た。
(固体塩基A−8) 固体塩基A−1で用いたと同じ活性アルミナ26.5gと
水酸化カリウム2.5gとを粉砕混合し、これを坩堝にいれ
てマッフル炉で1200℃下、3時間加熱した。次いで200
℃まで冷却した後、窒素雰囲気下デシケータ中で室温ま
で冷却したところ、微細な粉体が得られた。
このものを窒素雰囲気下290℃に加熱した後、撹拌し
ながらこれに金属ナトリウム2.0gを加えて同温度で0.5
時間撹拌した。これを室温まで冷却して固体塩基A−8
を得た。
(固体塩基A−9) 固体塩基A−1で用いたと同じ活性アルミナ26.5gと
炭酸カリウム2.5gとを粉砕混合し、これを坩堝にいれて
マッフル炉で1200℃下、3時間加熱した。次いで200℃
まで冷却した後、窒素雰囲気下デシケータ中で室温まで
冷却したところ、微細に粉体が得られた。
このものを窒素雰囲気下300℃に加熱した後、撹拌し
ながらこれに水素化カリウム2.88gを加えて同温度で0.4
時間撹拌した。これを室温まで冷却して固体塩基A−9
を得た。
(固体塩基B−1) 固体塩基A−1で用いたと同じ活性アルミナ(住友化
学工業(株)製NKHD−24)26.5gをアルミン酸カリウム
2.5gと水50gからなる溶液に加え、次いでこれを約70℃
減圧下、ロータリ−エバポレーターを用いて蒸発乾燥し
た。
これを窒素雰囲気下450℃で3時間撹拌し、次いで300
℃に冷却した後、水素化カリウム2.3gを加えて、同温度
で0.4時間撹拌した。これを室温まで放冷して25.8gの固
体塩基B−1を得た。
(固体塩基B−2) 固体塩基B−1において、水素化カリウムを加える以
前の撹拌温度を450℃から250℃に変え、水素化カリウム
2.85g用いる以外は固体塩基B−1の調製例に準拠して
実施し、固体塩基B−2を得た。
(固体塩基B−3) 固体塩基B−1において、水素化カリウムを加える以
前の撹拌温度を450℃から300℃に変える以外は固体塩基
B−1の調製例に準拠して実施し、固体塩基B−3を得
た。
(固体塩基B−4) 固体塩基B−1において、水素化カリウムを加える以
前の撹拌温度を450℃から700℃に変える以外は固体塩基
B−1の調製例に準拠して実施し、固体塩基B−4を得
た。
(固体塩基B−5) 固体塩基B−1で用いたと同じ活性アルミナ26.5gと
アルミン酸カリウム2.5gとを粉砕混合し、これを坩堝に
いれてマッフル炉で1200℃下、3時間加熱した。次いで
200℃まで冷却した後、窒素雰囲気下デシケータ中で室
温まで冷却したところ、微細な粉砕が得られた。
このものを窒素雰囲気下300℃に加熱した後、撹拌し
ながらこれに水素化カリウム2.43gを加えて同温度で0.4
時間撹拌した。これを室温まで冷却して固体塩基B−5
を得た。
(固体塩基B−6) 固体塩基B−1において、アルミン酸カリウムの代わ
りにアルミン酸ナトリウム2.5g用い、水素化カリウム2.
56g用いる以外は、固体塩基B−1の調製例に準拠して
実施し、固体塩基B−6を得た。
(固体塩基B−7) 固体塩基B−1において、水素化カリウムの代わりに
水素化ナトリウム2.7g用いる以外は、固体塩基B−1の
調製例に準拠して実施し、固体塩基B−6を得た。
実施例1 電磁撹拌器付600mlオートクレーブに窒素雰囲気下、
固体塩基A−1 0.42g、イソプロピルベンゼン(クメ
ン)240gを入れ、1000r.p.m.撹拌下に100℃に昇温後、
同温度でエチレンガスを10Kg/cm2・Gで供給しながら1.
5時間反応を行った。
反応後オートクレーブを冷却し、触媒を濾別した後、
反応液をガスクロマトグラフィーで分析した。反応結果
を表1に示した。
実施例2〜16、比較例1、2 実施例1において、固体塩基A−1〜B−7をそれぞ
れ用い、表1に示す条件以外は実施例1に準拠して実施
した。反応結果を表1に示した。尚、実施例1〜16にお
いては、反応終了後の触媒はなお活性であり、更に反応
を行ったところ該反応が進行した。
比較例3 窒素雰囲気下で電磁撹拌器付200mlオートクレーブ
に、あらかじめ400℃、窒素雰囲気下で2時間焼成した
無水炭酸カリウム8.19g、ナトリウム0.30g、クメン26.7
gを加えた後、190℃に昇温し、同温度で2時間1000r.p.
m.で撹拌を続けた。
次いでオートクレーブを冷却し、クメン53.3gを追加
した後、1000r.p.m.撹拌下160℃に昇温し、同温度でエ
チレンガス10Kg/cm2Gで供給しながら3時間反応を行っ
た。反応後、ガスクロマトグラフィーで分析したところ
クメン転化率19.4%、TAB選択率73.9%であった。
実施例17 電磁撹拌器付300mlオートクレーブに窒素雰囲気下、
固体塩基A−1 0.84g、クメン80gを入れ、液化プロピ
レン90mlを圧入した後、160℃で24時間撹拌を続けた。
反応終了後、オートクレーブを冷却した後、反応液を
実施例1と同様にしてガスクロマトグラフィーで分析し
た。反応結果を表2に示した。
実施例18、比較例5 実施例17において、固体塩基A−1に代えて固体塩基
B−1、A−7を用い、表2に示す条件で実施する以外
は実施例17に準拠して行った。結果を表2に示した。
尚、実施例17、18において、反応終了後の触媒はなお活
性であり、さらに反応を行なったところ反応が進行し
た。
比較例6 窒素雰囲気下で電磁撹拌器付300mlオートクレーブ
に、あらかじめ400℃、窒素雰囲気下で2時間焼成した
無水炭酸カリウム8.86g、ナトリウム0.30g、クメン81.2
gを加えた後、190℃に昇温し、同温度で2時間1000r.p.
m.で撹拌を続けた。
次いでオートクレーブを冷却し、液化プロピレン70ml
を圧入した後、160℃、1000r.p.m.撹拌下で24時間撹拌
した。結果を表2に示した。
実施例19 電磁撹拌器付300mlオートクレーブに窒素雰囲気下、
固体塩基A−1 2.54g、トルエン80gを入れ、液化プロピ
レン70mlを圧入した後、160℃、1000r.p.m.撹拌下で6
時間反応を続けた。
反応後、ガスクロマトグラフィーで分析した。その結
果を表3に示した。
実施例20、比較例7 実施例19において、固体塩基A−1に代えて固体塩基
B−1、A−8、を用い、表3に示す条件で実施する以
外は実施例38に準拠して行った。結果を表3に示した。
尚、実施例19、20において、反応終了後の触媒はなお活
性であり、さらに反応を行なったところ反応が進行し
た。
比較例8 窒素雰囲気下で電磁撹拌器付200mlオートクレーブ
に、あらかじめ400℃、窒素雰囲気下で2時間焼成した
無水炭酸カリウム8.45g、ナトリウム0.30g、トルエン2
6.6gを加えた後、190℃で2時間1000r.p.m.で撹拌を続
けた。
次いで、オートクレーブを冷却してトルエン53.2gを
追加し、液化プロピレン70mlを圧入した後、160℃で6
時間撹拌した。結果を表3に示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴鴨 剛夫 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友 化学工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 15/00 C07C 2/72

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側鎖のα位に水素原子を有する芳香族炭化
    水素をオレフィンでアルキル化して、アルキル置換芳香
    族炭化水素を製造するに当たり、触媒として、アルミナ
    にアルカリ金属の炭酸塩および/またはアルミン酸塩と
    アルカリ金属水素化物とを不活性ガス雰囲気中、200乃
    至800℃の温度下で加熱作用せしめて得られる固体塩基
    を用いることを特徴とするアルキル置換芳香族炭化水素
    の製造方法。
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