JP2790611B2 - 多色刷輪転機における見当誤差検出方法および装置並びに見当調整自動制御装置 - Google Patents

多色刷輪転機における見当誤差検出方法および装置並びに見当調整自動制御装置

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JP2790611B2 JP6192410A JP19241094A JP2790611B2 JP 2790611 B2 JP2790611 B2 JP 2790611B2 JP 6192410 A JP6192410 A JP 6192410A JP 19241094 A JP19241094 A JP 19241094A JP 2790611 B2 JP2790611 B2 JP 2790611B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,多色刷輪転機における
見当誤差検出方法および装置並びに見当調整自動制御装
置に関する。
【0002】多色刷輪転機においては,各印刷部が印刷
したレジスターマークの見当誤差を精確に検出する方
法,見当誤差を精確に検出する装置,および検出した見
当誤差を解消するために見当調整の制御を行う見当調整
自動調整装置が求められている。
【0003】
【従来の技術】多色刷輪転機においては,各色について
印刷位置が整合しないと,所望するカラー画像が得られ
ないので,各色についての印刷見当の誤差を検出し,こ
の誤差を解消するために見当の調整を行っている。
【0004】多色印刷の見当誤差を検出する見当誤差検
出方法および装置並びに見当調整自動制御装置について
は,印刷されたレジスターマークを検出するタイプと,
版胴に装着した刷版上のレジスターマークを検出するタ
イプとがある。
【0005】本発明が対象とする,印刷されたレジスタ
ーマークを検出するタイプの技術を開示した先行文献と
して,特開昭63−22651号公報,特開昭62−2
34934号公報,特開昭62−231755号公報,
特開昭58−217362号公報,および特開昭58−
20457号公報がある。
【0006】特開昭63−22651号公報に示されて
いるものは,各印刷部で印刷した菱形マークを,それぞ
れ複数箇所一次元走査することによって実質的に二次元
走査に相当する画素データを得,この画素データを順次
メモリに取り込んだ後,各マークの上下の頂点の座標を
算出すると共に,上下の頂点の座標からマークの中心の
座標を算出し,さらに算出した中心の座標を既に登録さ
れている規定の座標と比較することにより見当誤差を算
出し,その誤差をなくすために,天地左右の見当調整を
行うようにした装置である。なお,頂点の座標は平均化
されて決定される。
【0007】特開昭62−234934号公報に示され
ているものは,天地方向の見当誤差検出方法で,各印刷
部ごとのレジスターマークを走行紙の移動方向と直交す
る辺と斜めの辺を有する一対の三角形で形成し,それぞ
れを走行紙の移動方向に並べて配置し,このマークを走
行紙の走行に従って一個の検出器で順次電気的に検出
し,それぞれのマークの中心および基準位置から中心ま
での距離を求め,求めた距離を所定の距離と比較して,
天地方向の見当誤差を求める方法である。
【0008】特開昭62−231755号公報に示され
ているものは,左右方向の見当誤差検出方法で,各印刷
部ごとのレジスターマークを走行紙の移動方向と直交す
る辺と斜めの辺を有する一対の三角形で形成し,それぞ
れを走行紙の移動方向に並べて配置し,このマークを走
行紙の走行に従って一個の検出器で順次光電的に検出
し,かつ,求めた双方の三角形の間隔の差を求め,この
差により,左右方向の見当誤差を求める方法である。
【0009】特開昭58−217362号公報に示され
ているものは,所定間隔で平行に配した所定幅の基準色
の複数の線に対して所定の関係となるように平行に配し
た比較色の複数の線を重ね刷りした所定の印刷フィール
ドを,各比較色ごとに複数箇所離隔させて設け,各印刷
フィールドについて電磁エネルギー(通常,可視,赤
外,あるいは紫外の光)で照射し,各印刷フィールドか
ら反射されるエネルギーの量を感知し,各印刷フィール
ドの非印刷領域の割合を求めると共に,その割合から各
印刷フィールドの前記線に直交する方向,すなわち,天
地方向または左右方向の見当誤差を求め,また,離隔し
た位置の同一比較色の印刷フィールド間の非印刷領域の
割合の差を求めると共に,その差から胴斜行,すなわ
ち,ねじれ方向の見当誤差を求め,求めた見当誤差をな
くすように,天地方向,左右方向,および,ねじれ方向
の見当調整を行うようにした装置である。
【0010】特開昭58−20457号公報に示されて
いるものは,見当ずれ検査装置である。ITVカメラを
用いて,撮像信号から2本のバー型マークをメモリーに
格納した後,2本のバーのX座標,すなわち,X1,X
2から,(X2−X1)/2=Kを算出し,設定座標を
Bとして,B−K=ΔXを見当誤差する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−2265
1号公報に示されているものは,印刷速度の増減速のと
きに見当誤差検出精度が落ち,したがって,見当調整精
度が落ちる,という問題がある。すなわち,版胴回転の
位相に関連する信号でCCDによる一次元走査を開始
し,引き続きクロック信号に基づいて前記走査をμsご
とに繰り返し継続し,この走査回数を計数すると共に,
走査継続の間の版胴の回転円周長を前記走査回数で除算
して一走査ごとのピッチとし,その値をCCDがレジス
ターマークを走査検出したときの走行紙の走行方向(天
地方向)の座標の算出に使用しているので,例えば新聞
紙において,印刷速度が1秒間に1万部/時増減速すれ
ば,このときの走行紙の走行速度は760mm/sの増
減となり,走査周期である26μs間に約20μmの変
動が生じることになり,それだけ前記座標が精確さを欠
け,天地方向の見当誤差検出精度および見当調整精度を
低下させる,という問題がある。
【0012】また,各回の走査は一次元で行われるが,
各レジスターマークに対し複数回走査を繰り返して実質
的に二次元走査に相当する量の画素データを取り込み,
これを演算処理して見当誤差を検出するので,相応の処
理時間を必要とすると共に,演算手段の負担も大きい,
という問題がもある。
【0013】さらに,繊維質の多い新聞紙などに印刷さ
れたマークは,画像の斑,すなわち,印字ドットの抜け
が発生するが,これを補正する手段がなく,したがっ
て,検出精度が落ちる,という問題もある。
【0014】特開昭62−234934号公報および特
開昭62−231755号公報に示されているものに
は,2つの三角形で構成したレジスターマークを必要と
しており,必然的にレジスターマークが大きくなり,印
刷面の拡張要請などによって,できるだけ小さなレジス
ターマークを求めているユーザーの要望に反する,とい
う問題がある。
【0015】また,紙面に照射する光ビームのスポット
径を小さくしなければならず,検出精度を高くすること
ができない。すなわち,検出精度を10μm以下としな
ければならず,高価な装置が必要になる,という問題も
ある。
【0016】さらに,光ビームを照射する方式であるた
めに,検出効率を良くする光電装置を走行紙に近接させ
て配置しなければならず,紙通しやメインテナンス作業
上不利である,という問題もある。
【0017】特開昭58−217362号公報に示され
たものには,天地方向の見当誤差検出のための平行線の
重なり印刷(レジスターマーク)と左右方向の見当誤差
検出のための平行線の重なり印刷(レジスターマーク)
とを共用することができないので,これらのレジスター
マークの印刷フィールドを個別に設ける必要があり,特
開昭62−234934号公報および特開昭62−23
1755号公報に示されているものと同様に,ユーザー
の要望に反している,という問題がある。
【0018】また,重ね印刷をしたフィールドに照射し
た電磁エネルギー(通常,可視,赤外,あるいは紫外の
光)の前記フィールドからの反射量を感知して見当誤差
を求めるようにしているため,印刷される色および被印
刷物の地色を考慮して使用する電磁エネルギーの周波数
を選択する必要があり,実際の取り扱いが煩雑であり,
かつ,場合によっては,電磁エネルギーの照射手段およ
び/または感知手段を複数個設ける必要がある,という
問題もある。
【0019】特開昭58−20457号公報には,マー
クの左右の中心座標を算出する方法を単にバーの大きさ
の1/2として求めているが,バーの長さの全ての画素
位置の平均なのか,あるいは,1個の水平走査期間の画
素から算出するのかが記載されていない。天地の中心座
標も同様であり,明確になっていない。この方式でも,
特開昭63−22651号公報と同様に,新聞紙に印刷
されたマークは画像の斑,すなわち,印字ドットの抜け
が発生するが,これを補正する手段がなく,検出精度が
落ちる、という問題がある。
【0020】さらに,2本のバーについてのみ偏差の演
算方法が示されているが,多数のマーク,例えば,C,
M,Y,Bkの4個のバーの偏差を演算する方法が示さ
れていない。したがって,4色のバーについての偏差を
求める見当調整には使用できない,という問題もある。
【0021】本発明は,上記の問題点を解決して,比較
的小さなレジスターマークを使用でき,検出時間が短い
にも拘わらずコート紙などの上質紙のみならず新聞紙な
どのザラ紙に印刷した印刷物に対しても見当誤差の検出
精度が高く,したがって,見当調整の精度が高く,か
つ,損紙の低減を実現できる,多色刷輪転機における見
当誤差検出方法および装置並びに見当調整自動制御装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明は,次のように構成する。色刷輪転機に
おける見当誤差検出方法であって,走行紙上に,その走
行方向を横断する方向に各版胴ごとに長方形または正方
形のレジスターマークを印刷し,各版胴の回転と同期し
て回転するエンコーダーが出力する基準パルスにより光
源を閃光させ,これに同期してマトリックス検出手段に
より各レジスターマークを読み取り,マトリックス検出
手段が読み取った各レジスターマークのマトリックスデ
ータのうち,先行するロウラインの2値化画像データと
後行するロウラインの2値化画像データとを,1コラム
ごとにシフトさせ,2ロウライン内の画像データについ
て,論理フィルタにより読み取り不良部分の修復を行う
ことを繰り返すことにより,レジスターマークの読み取
り不良の修復を行い,読み取った各レジスターマークの
マトリックスデータから,各レジスターマークの重心座
標を算出し,各レジスターマークの重心座標と,予め定
められた基準座標との偏差を求め,この偏差を見当誤差
とするように構成する。
【0023】
【0024】
【0025】色刷輪転機における見当誤差検出装置で
あって,各版胴の回転と同期して回転する基準パルスを
出力するエンコーダーと,走行紙上に,走行方向を横断
する方向に各版胴ごとに印刷された長方形または正方形
のレジスターマークを照射する光源と,前記レジスター
マークを検出するマトリックス検出手段と,前記エンコ
ーダーが出力する基準パルスに基づいて光源の閃光開始
信号を出力すると共に,マトリックス検出手段の検出開
始信号を出力する閃光検出開始信号発生手段と,マトリ
ックス検出手段が読み取った各レジスターマークのマト
リックスデータのうち,先行するロウラインの2値化画
像データと後行するロウラインの2値化画像データと
を,1コラムごとにシフトさせ,2ロウライン内の画像
データについて,論理フィルタにより読み取り不良部分
の修復を行うことを繰り返すことにより,レジスターマ
ークの読み取り不良の修復を行う画像修復手段と,各マ
トリックス検出手段が読み取った各レジスターマークの
マトリックスデータから,各レジスターマークの重心座
標を算出する重心座標算出手段と,各レジスターマーク
の重心座標と,予め定められた基準座標との偏差を求め
る偏差算出手段とを備えるように構成する。
【0026】
【0027】
【0028】印刷部の版胴の位相を調整する版胴位相
調整手段を備えた多色刷輪転機において,各版胴の回転
と同期して回転する基準パルスを出力するエンコーダー
と,走行紙上に,走行方向を横断する方向に各版胴ごと
に印刷された長方形または正方形のレジスターマークを
照射する光源と,前記レジスターマークを検出するマ
リックス検出手段と,前記エンコーダーが出力する基準
パルスに基づいて光源の閃光開始信号を出力すると共
に,マトリックス検出手段の検出開始信号を出力する閃
光検出開始信号発生手段と,マトリックス検出手段が読
み取った各レジスターマークのマトリックスデータのう
ち,先行するロウラインの2値化画像データと後行する
ロウラインの2値化画像データとを,1コラムごとにシ
フトさせ,2ロウライン内の画像データについて,論理
フィルタにより読み取り不良部分の修復を行うことを繰
り返すことにより,レジスターマークの読み取り不良の
修復を行う画像修復手段と,各マトリックス検出手段が
読み取った各レジスターマークのマトリックスデータか
ら,各レジスターマークの重心座標を算出する重心座標
算出手段と,各レジスターマークの重心座標と,予め定
められた基準座標との偏差を求める偏差算出手段と,偏
差算出手段が算出した偏差に基づいて,印刷部の版胴位
相を調整する版胴位相調整手段に調整信号を出力する調
整信号出力手段とを備えるように構成する。
【0029】
【0030】
【作用】本発明に係る多色刷輪転機における見当誤差検
出方法においては,レジスターマークは長方形または正
方形の形状とし,マトリックス検出手段の長方形または
正方形に並ぶ検出素子によって,レジスターマークの画
素データを読み取り検出する。そして,前記レジスター
マークを長方形または正方形とすることによって画像修
復を容易にしている。
【0031】検出したレジスターマークの画像信号は,
A/D変換して多値化データとし,レジスターマーク別
に所定のしきい値により2値化する。2値化した画像デ
ータは,全ロウラインに渡る2値化した画像データか
ら,各レジスターマークの重心座標を算出する。
【0032】そして,各レジスターマークの重心座標
と,予め定められた基準座標との偏差を求め,この偏差
を見当誤差とする。また,2値化した画像データは,各
レジスターマークの重心座標を算出する前に,マトリッ
クス検出手段が読み取った各レジスターマークのマトリ
ックスデータのうち,先行するロウラインの2値化画像
データと後行するロウラインの2値化画像データとを,
1コラムごとにシフトさせ,2ロウライン内の画像デー
タについて,論理フィルタにより読み取り不良部分の修
復を行うことを繰り返すことにより,レジスターマーク
の読み取り不良の修復を行うこともできる。
【0033】本発明に係る多色刷輪転機における見当誤
差検出装置においては,閃光検出開始信号発生手段は,
走行紙の走行によってレジスターマークが被検出位置に
到達した時点で,各版胴の回転と同期して回転する基準
パルスを出力するエンコーダーが出力する基準パルスに
基づいて光源の閃光開始信号を出力すると共に,マトリ
ックス検出手段の検出開始信号を出力し,マトリックス
検出手段に読み取り動作を行わせる。
【0034】検出したレジスターマークの画像信号は,
A/D変換して多値化データとし,レジスターマーク別
に所定しきい値により2値化する。2値化した画像デー
タは,1ロウラインごとに順次,重心座標算出手段へ出
力する。
【0035】重心座標算出手段は,全ロウラインに渡る
2値化した画像データから,各レジスターマークの重心
座標を算出し,その結果を偏差算出手段へ出力する。偏
差算出手段は,各レジスターマークの重心座標と,予め
定められた基準座標との偏差を求める。本発明では,こ
の偏差を見当誤差とする。
【0036】また,2値化した画像データは,1ロウラ
インごとに順次,重心座標算出手段へ出力する際に,マ
トリックス検出手段が読み取った各レジスターマークの
マトリックスデータのうち,先行するロウラインの2値
化画像データと後行するロウラインの2値化画像データ
とを,1コラムごとにシフトさせ,2ロウライン内の画
像データについて,論理フィルターにより読み取り不良
部分の修復を行うことを繰り返すことにより,レジスタ
ーマークの読み取り不良の修復を行うことができる。
【0037】さらに,表示手段を設けることにより,偏
差算出手段が算出した偏差を表示することができる。こ
の表示手段は,レジスターマークが所定の状態で検出出
来なかったとき,および算出された偏差が所定の値より
過大なときに,警報表示を行うようにすることもでき
る。
【0038】本発明に係る多色刷輪転機における見当調
整自動制御装置においては,調整信号出力手段が,偏差
算出手段が算出したレジスターマークの偏差に基づい
て,版胴の位相を調整する版胴位相調整手段に調整信号
を出力することにより,見当調整動作を自動的に行うこ
とが可能になる。
【0039】
【実施例】図1は,本発明の実施例の概略構成図であ
る。同図において,1はBBタイプの印刷ユニットであ
り,4段にスタックされたタワー型印刷機を構成してい
る。下から,Bk(墨),C(藍),M(紅),Y
(黄)の4色により多色刷り印刷ができる。2は版胴,
3はブランケット胴,4は各版胴の回転と同期して回転
するエンコーダー,5はウェブ料紙(走行紙),6,
7,8,および9はガイドローラー,10は折機であ
る。11および12はCCDカメラ,13および14は
分割胴の天地方向を制御するモーターおよびポテンショ
メーター,15および16は分割胴の左右方向を制御す
るモーターおよびポテンショメーター,17は見当調整
制御盤,18は操作盤および見当調整表示器である。
【0040】図2は,図1のCCDカメラおよび光源の
詳細図であり,CCDマトリックスセンサーで構成した
CCDカメラとキセノンフラッシュ光源をレジスターマ
ークの読み取り位置関係で示した図である。11および
12がCCDカメラ,11’および12’が光源であ
り,13はウェブ料紙に印刷されたレジスターマークで
ある。
【0041】図3は,分割版胴の概略の機構を示した図
である。図中,19はC面およびD面の刷版を天地方向
に制御する減速機付きモーター,20は減速機の出力軸
に取り付けられたポテンショメーター,21はC面およ
びD面の刷版を左右方向に制御する減速機付きモータ
ー,22は減速機の出力軸に取り付けられたポテンショ
メーターである。23,24,25,および26は前記
と同様に,A面およびB面の刷版を天地方向および左右
方向に制御するための減速機付きモーターおよびポテン
ショメーターである。27は版胴に装着されている刷版
を示す。
【0042】図4は,ウェブ料紙に印刷されるレジスタ
ーマークの位置関係を示した図である。図中の28は1
頁の面刷版で印刷される場合を示す。29は見開き2頁
幅の面刷版で印刷される場合を示す。30はレジスター
マークの印刷エリアを示す。31は従来使用されてきた
レジスターマークの印刷エリアであるが,見開き印刷さ
れる場合には,画線エリアとなるので,その場所に従来
のレジスターマークは印刷することができなくなる。し
たがって,従来のレジスターマークの配列では使用する
ことができず,次に示すレジスターマークの配列が必要
となった。
【0043】図5は,本発明のレジスターマークの配置
例を示している。レジスターマークは,1mm×1mm
以内の長方形または正方形である。これらのレジスター
マークは,新聞紙面の非画線エリア内に配置することが
できる。本発明のレジスターマークの配置例を(1),
(2),(3),(4),(5),および(6)として
示す。長方形と正方形とを組み合わせても検出精度は,
同じ結果が得られる。
【0044】また,レジスターマークが長方形または正
方形で,その検出方法が重心座標を検出する方法である
ので,たとえ印刷において画像の太りや細りが生じて
も,検出精度への影響は殆どない。なお,レジスターマ
ークが三角形,菱形,および円形である場合には,画像
修復において,マークの縁部が正確には修復されない。
【0045】図6は,レジスターマークが新聞紙に印刷
された状態を示す。図中,32は印刷されたレジスター
マーク,33はレジスターマークの実際のラウンド形
状,34は外辺が印刷されなかった状態を示し,35〜
39は印刷抜けが発生した状態を示す。このように,繊
維質の多い新聞紙面に印刷される場合,レジスターマー
クの印刷抜けが発生するが,約20μm×20μm以下
の面積で発生する。印刷抜けとは,紙面へのインキのの
りが少ない場合には,下地色とレジスターマークとの判
別をCCDセンサーが検出できない状態をいう。
【0046】マークの鋭角部分が印刷されない状態が発
生すれば,これらの印刷抜けを修復しない限り重心座標
の検出精度が落ちることになる。高級印刷紙,例えばコ
ート紙では印刷抜けは発生し難いが,本発明は,新聞印
刷用と商業印刷用との両方に適用できることを目的とし
ている。
【0047】次に,ノイズ除去用多数決回路の例を図7
に示す。ノイズは,印刷中に発生するインキミストなど
の影響により紙面が汚され,紙面に細かいミストが付着
した状態となってレジスターマークの読み取り精度に支
障を来すので,本発明では,ノイズ除去方法を提供して
いる。これらのノイズの発生頻度は,下地色が連続する
中で通常1個か2個程度である。
【0048】説明のために,8個の連続した画像データ
を図8に示す。図8(1)はCCDカメラから出力され
る2値化された画像データの中にノイズが1個発生して
いることを示している。図8(2)はノイズが2個発生
していることを示している。
【0049】これらのノイズを含んだ画像信号が図7に
示すノイズ除去用多数決回路に2値化画像データDTと
して入力され,画素有効信号ENと画素シフト信号CP
とによりシフトレジスターSR1,SR2が作動し,画
像信号がシフトされる。この過程で,図8(1)に示す
画像データの場合,ノイズがシフトレジスターSR1の
Q5にシフトされたとき,AND2ゲートがHIGHに
なり,この信号はOR1ゲートをHIGHにし,AND
5ゲートがHIGHとなるので,シフトレジスターSR
1をクリアする。この動作でノイズが除去される。図8
(2)に示す画像データの場合には,シフトレジスタS
R1のQ5がHIGHになると,AND3ゲートがHI
GHとなり,次に,OR1(HIGH)→ AND5
(HIGH)と動作し,シフトレジスターSR1をクリ
アする。この動作でノイズが除去される。
【0050】上記動作のタイミングチャートを,多数決
ノイズ除去回路のタイミングチャート(その1)および
多数決ノイズ除去回路のタイミングチャート(その2)
として,図9および図10に示す。
【0051】図11は,説明のために,簡略化したCC
Dマトリックスセンサーが1個のレジスターマークを読
み取った状態を示している。[1]は画像を,[0]は
非画像をそれぞれ示す。Hライン0〜17はコラムライ
ン,Vライン0〜17はロウラインを示す。画像データ
[1]および非画像データ[0]は,コラムライン方向
に0ロウから順次シリアルに出力される。
【0052】図12に,画像修復用の論理フィルターの
例を示す。論理フィルターは,*1,*2,*3,およ
び*4の4パターンで構成される。図示の[]を基準
に近傍のビットが図のように形成される場合,[X]ビ
ットを[1]にする。[]はデータとしては論理
[1]である。先行するHラインのデータと後続するH
ラインのデータの2ラインを同時にシフトして,論理フ
ィルターを通せば画像を修復することができる。
【0053】図13は,画像データに論理フィルターを
当てはめた状態を示している。図13のロウライン(V
ライン)2,3のデータは,図11の2,3ラインのデ
ータを示している。画像の欠けた位置に*1および*2
の論理フィルターを当てはめれば,論理[0]のデータ
が論理[1]に置き代わり,画像が修復されることが分
かる。(4,5),(6,7),(10,11),(1
2,13),および(14,15)も,上記と同様にし
て,画像の修復処理が行えることを示している。画像修
復を行うためには,上述したように,レジスターマーク
が長方形または正方形の形状をしていなければならな
い。
【0054】図14に,画像修復回路の例を示す。図1
5に,図14の画像修復回路へ入力される画像データの
例を示す。同図は,説明のために簡単化し,10個の画
素から成る先行ロウラインと10個の画素から成る後行
ロウラインとで構成された画像データを示している。
【0055】以下,図14に示す画像修復回路の動作を
説明する。CCDマトリックス形センサーは512×5
12の画素で構成され,0ロウラインの画像データをシ
リアルに出力し,次いで,1ロウラインの画像データを
シリアルに出力し,順次,511ロウラインまで出力す
る。先行するロウラインの画像データが画像修復回路へ
入力されると,該データは512ビットのシフトレジス
ターSRに格納される。そして,先行するロウラインの
画像データは,後行するロウラインの画像データが入力
されると,これと同期してシフトレジスターSRからシ
リアルに出力される。
【0056】画像修復回路のタイミングチャートを図1
6に示す。このタイミングチャートは,図15に示す画
像データが画像修復回路へ入力された場合を基に作成し
たものである。
【0057】図14に示す画像修復回路において,画像
有効信号EN1と2値化画像信号DT1,および画像に
同期したクロックパルスCP1が本回路に入力される。
画像信号DT1および画像有効信号EN1は,各レジス
ターをR1→R2→R3のようにシフトされ,シフトレ
ジスターSRに入力され格納される。
【0058】画像有効信号EN1およびレジスターR3
のQ1がLOWになるまで,AND3ゲートは,OR1
ゲートを通してシフトクロックCP1パルスによりシフ
トレジスターSRのシフト動作を行う。
【0059】次のラインの画像信号が上記と同様にレジ
スターR1へシフトされると,このシフトに同期して,
シフトレジスターSRに記憶されている先行するライン
の画像信号がレジスターR4へシフトされて,次のCP
1クロックでレジスターR5へシフトされ,さらに,次
のCP1クロックでレジスターR6へシフトされる。こ
のことは,先行する画像信号が各レジスターをR4→R
5→R6とシフトし,これに同期して並列に,後続する
画像信号が各レジスターをR1→R2→R3とシフトす
ることを示している。
【0060】これらの状態において,論理フィルター*
1は,レジスターR5,レジスターR2,およびレジス
ターR3の論理が[1]であり,かつ,レジスターR6
が論理[0]の条件でフィルター動作を行う。この条件
下では,AND7ゲートの出力がHIGHとなり,OR
3ゲートの出力をHIGHにするので,レジスターR6
−Q2がLOWであっても,2値化画像修復信号DT2
へ論理[1]でデータがシフトされる。
【0061】論理フィルター*2は,レジスターR2,
レジスターR3,およびレジスターR5の論理が[1]
であり,かつ,レジスターR4が論理[0]の条件でフ
ィルター動作を行う。この条件下では,AND5ゲート
の出力がHIGHとなり,レジスターR5の入力in3
へ入力され,次のクロックパルスCP2の動作でレジス
ターR5−Q3がHIGHとなり,引き続きシフトクロ
ックパルスにより,この信号はレジスターR6−Q3へ
シフトされ,OR3ゲートにより,レジスターR6−Q
2がLOWであっても,2値化画像修復信号DT2へ論
理[1]でデータがシフトされる。
【0062】論理フィルター*3,*4,*5,および
*6についても,上記と同じように動作して,論理
[0]を論理[1]に変換することにより,画像データ
を修復することができる。
【0063】上記の処理は,ハードウェアで実時間45
ms(印刷速度16万部/時)の高速で毎回処理するこ
とができる。画像処理専用のプロセッサーが市販されて
いるが,CCDカメラからの画像データを,1フレーム
分,一旦メモリーに取り込み,その後フィルターリング
処理を実行し,重心座標の演算処理を行わせているの
で,45ms以内で処理することができない,という欠
点がある。本発明に係る検出方法を用いれば,高速処理
することができるので,損紙の低減や検出精度の向上が
実現すると共に,安価な装置を提供することが可能にな
る。
【0064】図17は,CCDセンサーの画像検出エリ
アを示している。画像検出エリアは,512(H)×5
12(V)以上の画素から構成される。画像検出エリア
とレジスターマークの読み取り位置関係は,図5(1)
に示したレジスターマークの配列を示している。
【0065】各レジスターマークの検出範囲は,水平ラ
インで,BkマークはXA,CマークはXB,Mマーク
はXC,YマークはXDで規定されている。各マークの
寸法は,1mm×1mm以内で,かつ,0.5mm×
0.5mm以上である。レジスターマークの配列が図5
(2)に示す場合の検出範囲は,水平ラインがXAおよ
びXBで規定され,垂直ラインが,YAおよびYBで規
定される。
【0066】次に,レジスターマークの重心(図心)の
検出方法を説明する。図18は,CCDマトリックスセ
ンサーがレジスターマークを1個読み取っている状態を
示している。□は論理[0]で下地色,■は論理[1]
でレジスターマークを示しており,CCDセンサーの画
素1個に対応している。
【0067】図18では21個のHラインと21個のV
ラインとで構成されているが,実際には,512(Hラ
イン)×512(Vライン)で構成される。説明を簡単
にするために,21(Hライン)×21(Vライン)と
した。
【0068】X重心座標は,画像信号(レジスターマー
ク)のHライン座標アドレスの累計を算出し,レジスタ
ーマークの画素数で除算した値として算出される。Y重
心座標は,画像信号(レジスターマーク)のVライン座
標アドレスの累計を算出し,レジスターマークの画素数
で除算した値として算出される。
【0069】図19および図20に,X重心座標および
Y重心座標の検出結果の例を,レジスターマークの検出
結果の例(その1)およびレジスターマークの検出結果
の例(その2)として示す。
【0070】X重心座標およびY重心座標は,レジスタ
ーマークを読み取った画像に対応する画素の合計と,各
画素に対応するX座標アドレスの合計,および各画素に
対応するY座標アドレスの合計とから次式により求める
ことができる。
【0071】 X重心座標=(X座標アドレスの合計)/(画素合計) Y重心座標=(Y座標アドレスの合計)/(画素合計) 検出座標は,Bkマークを基準にして各マークの天地方
向と左右方向との距離を求めることにより算出する。そ
して,検出座標が規定値からどの位ズレているかを検出
することにより見当誤差を検出する。画像の読み取り位
置は,印刷される紙面のレジスターマークが所定の位置
に到達した時にマークを読み取るように設定される。
【0072】前に示した図17は,上記したようにレジ
スターマークを読み取るために,CCDセンサーの画像
読み取りエリア内に各レジスターマーク読み取り領域が
設定されている状態をも示している。
【0073】図21に,重心座標算出回路の例を示す。
以下,同図を用いて,重心座標の算出方法を説明する。
輪転機の版胴の回転に同期してエンコーダーから発生す
るパルスは,版胴1回転につき1パルス発生する版胴の
基準回転角位置を示す指示パルス信号と,版胴の回転に
同期して発生する回転同期パルス信号とから成る。これ
らのパルスは,タイミング発生回路のI0およびI1に
入力される。これらのパルス信号を受けたタイミング発
生回路は,印刷されたレジスターマークがCCDマトリ
ックスカメラ読み取りエリアの中心に到達したことを指
示するTO信号およびST信号を発生させる。
【0074】タイミング発生回路のI1に入力される信
号は,タイミング発生回路が,レジスターマークがCC
Dマトリックスカメラのマークを読み取る位置に到達し
たことを指示する信号を作るために入力される。
【0075】ST信号は,CCDマトリックスカメラに
入力され,読み取りスタート信号を与える。CCDマト
リックスカメラは,この信号を受けて,ピクセルリセッ
トを行い,同時に露光を開始する。
【0076】一方,TO信号は,フラッシュコントロー
ル回路に入力され,CCDマトリックスカメラが露光を
開始すると同時にフラッシュランプFを閃光させる。C
CDマトリックスカメラの露光時間は,1μs程度のシ
ャッターを備え,フラッシュランプFの閃光も1μs以
内で行われる。これらの構成は,静止画像を得る状態で
用いられる。上記の動作により,CCDマトリックスカ
メラは,レジスターマークを読み取り,1フレームの画
像信号を順次シリアルに送出する。
【0077】CCDマトリックスカメラからノイズ除去
多数決回路に,コラムラインデータ有効信号EN,フィ
ールド有効信号FE,2値化画像信号DT,および画像
読み取りクロックパルス信号CPが入力される。ノイズ
除去多数決回路は,画像データのノイズを除去した後,
コラムラインデータ有効信号EN1,フィールド有効信
号FE1,2値化画像信号DT1,および画像読み取り
クロックパルス信号CP1を出力する。これらの信号
は,画像修復回路に入力され,図14に示した画像修復
回路の動作説明として述べたのと同じ処理により画像デ
ータが修復される。修復された画像データ信号は,重心
検出回路へ伝達される。
【0078】CNT(X1)カウンターの出力Q1〜Q
9は,レジスターマークのX座標アドレス(ロウライン
〔水平ライン〕のアドレス)を指示する。このCNT
(X1)カウンターは,画像有効信号EN2と画素に同
期して出力されるCP2クロック信号を計数する。51
2個目のBO信号で0に復帰する。
【0079】CNT(X1)カウンターの出力は,デコ
ーダーDECに入力され,デコーダーDECの出力は,
図17に示すX座標の4分割の領域をデコード出力す
る。すなわち,水平ラインの4つのエリアに分割する信
号を出力する。
【0080】BkマークのX座標の読み取り領域はCN
T(X1)カウンターの出力が0〜127,Cマークの
X座標の読み取り領域はCNT(X1)カウンター出力
が128〜255,MマークのX座標の読み取り領域は
CNT(X1)カウンター出力が256〜383,Yマ
ークのX座標の読み取り領域はCNT(X1)カウンタ
ー出力が384〜511にそれぞれ規定されており,こ
れらの領域はXA,XB,XC,およびXDにデコード
されて出力される。Y座標については,上記XA内の0
〜511の垂直ラインがBkマーク領域を示し,XB内
の0〜511の垂直ラインがCマーク領域を示し,XC
内の0〜511の垂直ラインがMマーク領域を示し,X
D内の0〜511の垂直ラインがYマーク領域を示す。
【0081】RXAレジスター,ADH1加算制御器,
およびHAレジスターから構成される累算器は,XAエ
リア内のマークに対応する画素のX座標のアドレスを累
算する回路を構成する。RXBレジスター,ADH2加
算制御器,およびHBレジスターから構成される累算器
は,XBエリア内のマークに対応する画素のX座標のア
ドレスを累算する回路を構成する。RXCレジスター,
ADH3加算制御器,およびHCレジスターから構成さ
れる累算器は,XCエリア内のマークに対応する画素の
X座標のアドレスを累算する回路を構成する。RXDレ
ジスター,ADH4加算制御器,およびHDレジスター
から構成される累算器は,XDエリア内のマークに対応
する画素のX座標のアドレスを累算する回路を構成す
る。
【0082】RYAレジスター,ADV1加算制御器,
およびVAレジスターから構成される累算器は,XAエ
リア内のマークに対応する画素のY座標のアドレスを累
算する回路を構成する。RYBレジスター,ADV2加
算制御器,およびVBレジスターから構成される累算器
は,XBエリア内のマークに対応する画素のY座標のア
ドレスを累算する回路を構成する。RYCレジスター,
ADV3加算制御器,およびVCレジスターから構成さ
れる累算器は,XCエリア内のマークに対応する画素の
Y座標のアドレスを累算する回路を構成する。RYDレ
ジスター,ADV4加算制御器,およびVDレジスター
から構成される累算器は,XDエリア内のマークに対応
する画素のY座標のアドレスを累算する回路を構成す
る。
【0083】XAエリア内のレジスターマークのX座標
アドレスの累算は,次のようにして行われる。デコーダ
ーDECのXA出力がHIGH,DT2出力(画像)が
HIGHの時,CP2画像読み取りクロックパルスによ
ってAND1ゲートが動作し,RXAレジスターにクロ
ックパルスaが入力されて,CNT(X1)カウンター
の出力(X座標アドレス)をRXAレジスターがラッチ
する。次いで,a’タイミングパルスにより,HAレジ
スターに格納されているデータとRXAレジスターがラ
ッチしたXアドレスデータがADH1加算制御器により
加算され,再びHAレジスターに格納される。
【0084】XB,XC,およびXDの各エリア内のX
座標アドレスの累算も,AND2ゲート,AND3ゲー
ト,およびAND4ゲートの回路動作により,上記した
XAエリア内のレジスターマークのX座標アドレスの累
算と同様にして行う。
【0085】YAエリア内のレジスターマークのY座標
アドレスの累算は,次のようにして行われる。デコーダ
ーDECのXA出力がHIGH,DT2出力(画像)が
HIGHの時,CP2画像読み取りクロックパルスによ
ってAND1ゲートが動作し,RYAレジスターにクロ
ックパルスaが入力されて,CNT(Y1)カウンター
の出力(Y座標アドレス)をRYAレジスターがラッチ
する。次いで,a’タイミングパルスにより,VAレジ
スターに格納されているデータとRYAレジスターがラ
ッチしたYアドレスデータがADV1加算制御器により
加算され,再びVAレジスターに格納される。
【0086】YB,YC,およびYDの各エリア内のY
座標アドレスの累算も,AND2ゲート,AND3ゲー
ト,およびAND4ゲートの回路動作により,上記した
XAエリア内のレジスターマークのY座標アドレスの累
算と同様にして行う。
【0087】CNT(SA)カウンターは,XAエリア
内のマークに対応する全画素数を計数する。CNT(S
B)カウンターは,XBエリア内のマークに対応する全
画素数を計数する。CNT(SC)カウンターは,XC
エリア内のマークに対応する全画素数を計数する。CN
T(SD)カウンターは,XDエリア内のマークに対応
する全画素数を計数する。
【0088】CNT(SA)カウンターは,AND1ゲ
ートの動作回数を計数することにより,XAエリア内の
マークに対応する全画素数を計数する。CNT(SB)
カウンターは,AND2ゲートの動作回数を計数するこ
とにより,XBエリア内のマークに対応する全画素数を
計数する。CNT(SC)カウンターは,AND3ゲー
トの動作回数を計数することにより,XCエリア内のマ
ークに対応する全画素数を計数する。CNT(SD)カ
ウンターは,AND4ゲートの動作回数を計数すること
により,XDエリア内のマークに対応する全画素数を計
数する。
【0089】次に,重心座標の算出について説明する。
1画面分の画像信号がCCDマトリックスカメラから送
出され,各レジスターにデータが格納される。
【0090】上記したように,XAエリア内のレジスタ
ーマークのX座標アドレスの累算値は,HAレジスター
に格納されており,Y座標のアドレスは,VAレジスタ
ーに格納されている。また,XAエリア内のレジスター
マークの全画素数はCNT(SA)カウンターが保持し
ている。
【0091】XBエリア内のレジスターマークのX座標
アドレスの累算値は,HBレジスターに格納されてお
り,Y座標のアドレスは,VBレジスターに格納されて
いる。また,XBエリア内のレジスターマークの全画素
数はCNT(SB)カウンターが保持している。
【0092】XCエリア内のレジスターマークのX座標
アドレスの累算値は,HCレジスターに格納されてお
り,Y座標のアドレスは,VCレジスターに格納されて
いる。また,XCエリア内のレジスターマークの全画素
数はCNT(SC)カウンターが保持している。
【0093】XDエリア内のレジスターマークのX座標
アドレスの累算値は,HDレジスターに格納されてお
り,Y座標のアドレスは,VDレジスターに格納されて
いる。また,XDエリア内のレジスターマークの全画素
数はCNT(SD)カウンターが保持している。
【0094】画像修復回路からEN2信号およびCP2
信号が,タイミング発生回路のI2およびI3に入力さ
れる。タイミング発生回路は,これらの信号を基に,1
画面分の画像信号がCCDマトリックスカメラから送出
完了したことを認識することができる。
【0095】タイミング発生回路は,画像送出完了を認
識すると,T1パルスを発生させる。このT1パルスに
より,MPX1マルチプレクサーおよびMPX2マルチ
プレクサーが動作し,HAレジスターの内容とCNT
(SA)カウンターの内容とが除算器GXに入力され
る。次いで,Taパルスにより除算が実行され,XAエ
リア内のX重心座標が算出される。同時に,T1パルス
によってMPX3マルチプレクサーが動作し,VAレジ
スターの内容とCNT(SA)カウンターの内容とが除
算器GYに入力される。次いで,Taパルスにより除算
が実行され,XAエリア内のY重心座標が算出される。
【0096】上記と同様に,T3パルスおよびTaパル
スを発生させて,XBエリア内のX重心座標およびY重
心座標が算出される。T5パルスおよびTaパルスを発
生させて,XCエリア内のX重心座標およびY重心座標
が算出される。T7パルスおよびTaパルスを発生させ
て,XDエリア内のX重心座標およびY重心座標が算出
される。
【0097】T2パルス,T4パルス,T6パルス,お
よびT8パルスは,後述する見当誤差の調整装置に偏差
を送信するタイミングに使用される。これら一連のタイ
ミングチャートを,重心座標算出回路のタイミングチャ
ートとして図22に示す。
【0098】 除算器の式,GX=K・X/S (1),および, GY=K・Y/S (2) のKは定数であり,上下左右の画素間のピッチを表す
が,水平ラインの画素間ピッチと垂直ラインの画素間ピ
ッチが等しくない場合には,式(1)と式(2)とでK
は異なる値をとる。
【0099】次に,見当誤差の調整について説明する。
見当調整制御回路の例を図23に示す。左右方向の見当
誤差の調整のためには,図21の除算器GXの出力GX
OからXAエリア内のレジスターマークのX重心座標
を,T2タイミングパルスにより,XAレジスターがラ
ッチする。同時に,天地方向の見当誤差の調整のために
は,図21の除算器GYの出力GYOからXAエリア内
のレジスターマークのY重心座標を,T2タイミングパ
ルスにより,YAレジスターがラッチする。
【0100】同様に,T4タイミングパルスにより,X
Bエリア内のレジスターマークのX重心座標およびY重
心座標を,XBレジスターおよびYBレジスターがそれ
ぞれラッチする。
【0101】同様に,T6タイミングパルスにより,X
Cエリア内のレジスターマークのX重心座標およびY重
心座標を,XCレジスターおよびYCレジスターがそれ
ぞれラッチする。
【0102】同様に,T8タイミングパルスにより,X
Dエリア内のレジスターマークのX重心座標およびY重
心座標を,XDレジスターおよびYDレジスターがそれ
ぞれラッチする。
【0103】次いで,Tbパルスにより,XA,XB,
XC,およびXDの各レジスターに格納されたX重心座
標と,基準座標データKXA,KXB,KXC,および
KXDとを基に,各々の比較器COMPでその偏差を算
出し,D/A変換器でアナログ電圧として出力する。同
時に,Tbパルスにより,YA,YB,YC,およびY
Dの各レジスターに格納されたX重心座標と,基準座標
データKYA,KYB,KYC,およびKYDとを基
に,各々の比較器COMPでその偏差を算出し,D/A
変換器でアナログ電圧として出力する。
【0104】これらのアナログ電圧は,差動増幅器でポ
テンショメーターPMの電圧と比較され,差が零となる
ようにドライバー回路によりモーターを回転させて制御
する。このようにして,天地左右の見当誤差が調整され
る。偏差が零の場合には,モーターは回転せず,調整制
御は行われない。
【0105】上述した,各々の基準座標との偏差から調
整制御を行う方法以外に,Bkレジスターマークを基準
にし,Bkレジスターマークの重心座標と他のレジスタ
ーマークの重心座標との天地左右の距離を予め設定して
おいて,この距離の誤差を調整する方式も採用すること
ができる。なお,基準とするマークは,Bkレジスター
マークに限らず,Cマーク,Mマーク,およびYマーク
のいずれを指定してもよい。
【0106】図中,PMは多回転型ポテンショメーター
であり,一定電圧が与えられている。調整モーターは,
減速機付モーターであり,その出力軸とポテンショメー
ターPMとは連動する機構となっている。
【0107】以上,見当調整制御回路をハードロジック
で構成した例を示したが,ハードロジックの代わりにマ
イクロプロセッサーに置き換えることもできる。CCD
マトリックスカメラは,上述した送出タイミングのもの
に限らず,出力方式が異なったものも使用することがで
きる。また,カラーのCCDマトリックスカメラを使用
することもできる。
【0108】
【発明の効果】本発明に係る多色刷輪転機における見当
誤差検出方法および装置並びに見当調整自動制御装置
は,次の効果を奏する。
【0109】 レジスターマークが読み取り位置に到
達した時点で,CCDマトリックスセンサーに外部トリ
ガーにより,読み取りスタート信号を与え,露光時間を
一定としたシャッター制御と,これと同期してフラッシ
ュ光源を閃光させるようにしているので,レジスターマ
ークの静止画像を読み取ることができる。したがって,
印刷速度に影響されず,精確にレジスターマークを読み
取ることができる。これにより,見当誤差の検出精度が
向上する。
【0110】 ノイズ除去回路を設けているので,刷
り出し時の印刷汚れに影響されずに見当誤差を調整でき
るので,損紙の低減が実現し,省資源に多大な効果をも
たらす。
【0111】 レジスターマークの形状として長方形
または正方形を採用したことにより,繊維質の新聞紙に
印刷されたマークの部分的な印刷抜けを簡単に画像修復
することができるので,精確にレジスターマークを読み
取ることができる。これにより,見当誤差の検出精度が
向上する。
【0112】 CCDマトリックスカメラからの画像
データ送出時に,実時間でノイズ除去および画像修復を
行うことができるので,高速で印刷される紙面の見当誤
差を検出することが可能になる。これにより,損紙の低
減を実現できる。
【0113】 CCDマトリックスカメラの光学系に
テレセントリックレンズを採用すれば,紙面の表裏のあ
ばれによる影響およびガイドローラーの湾曲によるレジ
スターマークの倍率の変化を無視することができるよう
になるので,読み取り後のレジスターマークの補正が不
必要になる。これにより,簡単なロジック構成とするこ
とが可能になるので,安価で調整が簡単な装置を提供で
きる。
【0114】 レジスターマークを長方形または正方
形とし,重心座標を検出する方法としたので,印刷にお
ける画像の太りや細りの検出精度への影響が殆どない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略構成図である。
【図2】図1の部分詳細図,すなわちCCDカメラおよ
び光源の詳細図であり,CCDマトリックスセンサーで
構成したCCDカメラとキセノンフラッシュ光源による
レジスターマークの読取位置関係を示す図である。
【図3】分割版胴の概略の機構を示す図である。
【図4】ウェブ料紙に印刷されたレジスターマークの位
置関係を示す図である。
【図5】本発明に係るレジスターマークの配置例を示す
図である。
【図6】レジスターマークが新聞紙に印刷された状態を
示す図である。
【図7】ノイズ除去用多数決回路の例を示す図である。
【図8】画像データの例を示す図である。
【図9】多数決ノイズ除去回路のタイミングチャート
(その1)を示す図である。
【図10】多数決ノイズ除去回路のタイミングチャート
(その2)を示す図である。
【図11】簡略化したCCDマトリックスセンサーが1
個のレジスターマークを読み取った状態を示す図であ
る。
【図12】画像修復用の論理フィルターの例を示す図で
ある。
【図13】画像データに論理フィルターを当てはめた状
態を示す図である。
【図14】画像修復回路の例を示す図である。
【図15】画像修復回路に入力される画像データの例を
示す図である。
【図16】画像修復回路のタイミングチャートを示す図
である。
【図17】CCDセンサーの画像検出エリアを示す図で
ある。
【図18】CCDマトリックスセンサーがレジスターマ
ークを1個読み取っている状態を示す図である。
【図19】レジスターマークの検出結果の例(その1)
を示す図である。
【図20】レジスターマークの検出結果の例(その2)
を示す図である。
【図21】重心座標算出回路の例を示す図である。
【図22】重心座標算出回路のタイミングチャートを示
す図である。
【図23】見当調整制御回路の例を示す図である。
【符号の説明】
1 BBタイプの印刷ユニット 2 版胴 3 ブランケット胴 4 各版胴の回転と同期して回転するエンコーダー 5 ウェブ料紙(走行紙) 6 ガイドローラー 7 ガイドローラー 8 ガイドローラー 9 ガイドローラー 10 折機 11 CCDカメラ 12 CCDカメラ 13 分割胴の天地方向を制御するモータおよびポテン
ショメーター 14 分割胴の天地方向を制御するモータおよびポテン
ショメーター 15 分割胴の左右方向を制御するモータおよびポテン
ショメーター 16 分割胴の左右方向を制御するモータおよびポテン
ショメーター 17 見当調整制御盤 18 操作盤および見当調整表示器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行紙上に,その走行方向を横断する方
    向に各版胴ごとに長方形または正方形のレジスターマー
    を印刷し, 各版胴の回転と同期して回転するエンコーダーが出力す
    る基準パルスにより光源を閃光させ,これに同期してマ
    トリックス検出手段により各レジスターマークを読み取
    り,マトリックス検出手段が読み取った各レジスターマーク
    のマトリックスデータのうち,先行するロウラインの2
    値化画像データと後行するロウラインの2値化画像デー
    タとを,1コラムごとにシフトさせ,2ロウライン内の
    画像データについて,論理フィルタにより読み取り不良
    部分の修復を行うことを繰り返すことにより,レジスタ
    ーマークの読み取り不良の修復を行い, 読み取った各レジスターマークのマトリックスデータか
    ら,各レジスターマークの重心座標を算出し, 各レジスターマークの重心座標と,予め定められた基準
    座標との偏差を求め,この偏差を見当誤差とすることを
    特徴とする多色刷輪転機における見当誤差検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項において, 論理フィルタとして,多数決論理フィルタを用いること
    を特徴とする多色刷輪転機における見当誤差検出方法。
  3. 【請求項3】 各版胴の回転と同期して回転する基準パ
    ルスを出力するエンコーダーと, 走行紙上に,走行方向を横断する方向に各版胴ごとに印
    刷された長方形または正方形のレジスターマークを照射
    する光源と, 前記レジスターマークを検出するマトリックス検出手段
    と, 前記エンコーダーが出力する基準パルスに基づいて光源
    の閃光開始信号を出力すると共に,マトリックス検出手
    段の検出開始信号を出力する閃光検出開始信号発生手段
    と,マトリックス検出手段が読み取った各レジスターマーク
    のマトリックスデータのうち,先行するロウラインの2
    値化画像データと後行するロウラインの2値化 画像デー
    タとを,1コラムごとにシフトさせ,2ロウライン内の
    画像データについて,論理フィルタにより読み取り不良
    部分の修復を行うことを繰り返すことにより,レジスタ
    ーマークの読み取り不良の修復を行う画像修復手段と, 各マトリックス検出手段が読み取った各レジスターマー
    クのマトリックスデータから,各レジスターマークの重
    心座標を算出する重心座標算出手段と, 各レジスターマークの重心座標と,予め定められた基準
    座標との偏差を求める偏差算出手段とを備えたことを特
    徴とする多色刷輪転機における見当誤差検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において, 偏差算出手段が算出した偏差を表示する一方,レジスタ
    ーマークが所定の状態で検出出来なかったとき,および
    算出された偏差が所定の値より過大なときに,警報表示
    を行う表示手段を備えたことを特徴とする多色刷輪転機
    における見当誤差検出装置。
  5. 【請求項5】 各印刷部の版胴の位相を調整する版胴位
    相調整手段を備えた多色刷輪転機において, 各版胴の回転と同期して回転する基準パルスを出力する
    エンコーダーと, 走行紙上に,走行方向を横断する方向に各版胴ごとに印
    刷された長方形または正方形のレジスターマークを照射
    する光源と, 前記レジスターマークを検出するマトリックス検出手段
    と, 前記エンコーダーが出力する基準パルスに基づいて光源
    の閃光開始信号を出力すると共に,マトリックス検出手
    段の検出開始信号を出力する閃光検出開始信号発生手段
    と,マトリックス検出手段が読み取った各レジスターマーク
    のマトリックスデータのうち,先行するロウラインの2
    値化画像データと後行するロウラインの2値化画像デー
    タとを,1コラムごとにシフトさせ,2ロウライン内の
    画像データについて,論理フィルタにより読み取り不良
    部分の修復を行うことを繰り返すことにより,レジスタ
    ーマークの読み取り不良の修復を行う画像修復手段と, 各マトリックス検出手段が読み取った各レジスターマー
    クのマトリックスデータから,各レジスターマークの重
    心座標を算出する重心座標算出手段と, 各レジスターマークの重心座標と,予め定められた基準
    座標との偏差を求める偏差算出手段と, 偏差算出手段が算出した偏差に基づいて,印刷部の版胴
    位相を調整する版胴位相調整手段に調整信号を出力する
    調整信号出力手段とを備えたことを特徴する多色刷輪転
    機における見当調整自動制御装置。
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