JP2788879B2 - 磁気ストライプ読取り・書込み装置 - Google Patents

磁気ストライプ読取り・書込み装置

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JP2788879B2
JP2788879B2 JP28058795A JP28058795A JP2788879B2 JP 2788879 B2 JP2788879 B2 JP 2788879B2 JP 28058795 A JP28058795 A JP 28058795A JP 28058795 A JP28058795 A JP 28058795A JP 2788879 B2 JP2788879 B2 JP 2788879B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送方向に対して
垂直な方向に磁気ストライプを有する磁気媒体の磁気ス
トライプ読取り・書込み装置に関し、特に、磁気ヘッド
と磁気ヘッドの脇にスプリング付勢されたローラを少な
くとも一個備えることにより構成される磁気ストライプ
読取り・書込み装置のシャッタ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の公知例としては特開昭62−21
5448号公報が知られている。
【0003】この従来の磁気ストライプ読取り・書込み
装置について図面を参照して説明する。
【0004】図5は従来の磁気ストライプ読取り・書込
み装置の一例を示す図、図5(A)はその平面図、図5
(B)は図5(A)のC−C断面図である。
【0005】この従来の磁気ストライプ読取り・書込み
装置は、図5(A),図5(B)に示すように搬送方向
に平行に磁気ストライプを有する磁気媒体の処理とし
て、搬送方向に平行な磁気ストライプ読取り・書込み用
の窓13の内部に、搬送方向と垂直な方向に移動可能な
薄板ばねで成形された補助テーブル12を設けることに
より、媒体搬送時の磁気ストライプ読取り・書込み用の
窓13の縁でのジャムを防止している。補助テーブル1
2の搬送方向の前縁と後縁は搬送走行面と同一高さ、中
央は搬送走行面から突出している。
【0006】次に、この従来例の動作について説明す
る。
【0007】磁気媒体5が搬送方向に進む時は、補助テ
ーブル12の搬送方向の前縁は、搬送走行面と同一高さ
なので、問題なく搬送できる。搬送方向と垂直方向に移
動する時は磁気媒体5で補助テーブル12を押して退避
させる。そして、磁気媒体5が磁気ストライプ読取り・
書込み用の窓13をはずれると、ばねの復元力によって
補助テーブル12は元の位置に戻り、搬送ガイドとして
使用できる。
【0008】次に、従来の磁気ストライプ読取り・書込
み装置の他の例について図面を参照して説明する。
【0009】図6は従来の磁気ストライプ読取り・書込
み装置の他の例を示す平面図である。
【0010】搬送方向に垂直に磁気ストライプを有する
磁気媒体の処理として、磁気ヘッド移動用の穴11の両
端に媒体搬送時には出て、磁気情報の読取り・書込み時
には退避するガイド14がリンク等を介してソレノイド
15等のアクチュエータで駆動されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第一の
例では、磁気ストライプの方向が搬送方向と平行になっ
ている為、装置の設計時の自由度が限られてしまい、磁
気ストライプの方向が搬送方向と垂直になっている場合
には使用できないという問題点がある。
【0012】また、従来の第二の例では、ソレノイド等
のアクチュエータを用いてシャッタ機構を構成している
ので、部品点数が多く装置が重く、また、実装スペース
も大きいという問題点がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、搬送方
向に対して垂直な方向に磁気ストライプを有する磁気媒
体の磁気ストライプ読取り・書込み装置において、磁気
ヘッド可動範囲には、磁気ヘッドが搬送ガイドより飛び
出しており、磁気ヘッドが動く部分には搬送ガイドに穴
をあけなければならず、搬送ガイドを設けることがでな
いため、搬送時には磁気媒体が磁気ヘッド可動部に入り
込まないようにガイドし、磁気情報の読取り・書込み時
には退避するシャッタ機構が必要であり、そのための、
部品点数が少なく、実装スペースが小さい簡素なシャッ
タ機構を備えた磁気ストライプ読取り・書込み装置を提
供することにある。
【0014】そのため、本発明の磁気ストライプ読取り
・書込み装置は、磁気媒体を移動させる搬送路と、磁気
媒体上の磁気ストライプ読取り・書込み位置で磁気媒体
を停止させるため磁気媒体の先端を検知後一定時間後に
搬送路を止めるトリガセンサと、磁気ストライプに読取
り・書込みを行う磁気ヘッドとを備えている。
【0015】本発明の磁気ストライプ読取り・書込み装
置は、磁気媒体搬送時には、磁気媒体上の磁気ストライ
プに読取り・書込みを行う磁気ヘッドと磁気ヘッドの移
動方向にスプリング付勢されたローラとで、磁気ストラ
イプ読取り・書込み用に搬送ガイドに設けられた磁気ヘ
ッド移動用の穴のシャッタを構成して磁気媒体のガイド
となり、磁気ストライプ読取り・書込み時には、磁気ヘ
ッドに押されて、ローラを退避している。
【0016】本発明の磁気ストライプ読取り・書込み装
置は、上記の磁気ストライプの磁気情報の読取り・書込
みが終了し、磁気ヘッドが中央に戻るとスプリングの復
元力力によってローラが元の位置に戻り、再び磁気ヘッ
ド移動用の穴のシャッタを構成している。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の磁気ストライプ読取り・書
込み装置の一実施の形態を示す平面図である。
【0019】磁気ストライプ読取り・書込み装置の内部
には、磁気情報の読取り・書込みを行う磁気ヘッド1
と、磁気ヘッド1を読取り・書込みのために稼働させる
磁気ヘッドのスライド機構2と、圧縮スプリング4によ
って付勢されて磁気ヘッド1の両端に備えられたローラ
3とから構成され、また、磁気媒体5を移動させる搬送
ローラ6と、搬送ローラ6を駆動する搬送ローラ駆動機
構7と、搬送ガイド8と、磁気情報の読取り・書込みの
トリガとなるセンサ9とを有している。また、搬送ガイ
ド8には、磁気ヘッド移動用の穴11があいている。
【0020】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0021】磁気ストライプ読取り・書込み装置の内部
に取り込まれた磁気媒体5は、搬送ローラ駆動機構7に
駆動された搬送ローラ6により、搬送ガイド8上を搬送
される。磁気媒体5がトリガセンサ9に検知されると、
検知後一定時間の後、搬送ローラ駆動機構7は停止し、
磁気媒体5は停止する。このトリガセンサ検知後、停止
までの搬送の間に磁気ヘッド移動用の穴11の上を搬送
されるが、この時図2(A)に示すように磁気ヘッド1
を中央に配置し、磁気ヘッド1の両端に備えられたロー
ラ3により、磁気ヘッド移動用の穴11のシャッタを構
成し、磁気媒体5のガイドとなり、磁気ヘッド移動用の
穴11に入り込むことによるジャム等をなくして、搬送
することができる。
【0022】次に、磁気情報の書込みを行う。磁気ヘッ
ドスライド機構2により磁気ヘッド1は磁気媒体5の幅
だけスライドするが、図2(B)に示すように、ローラ
3は磁気ヘッド1に押されて、搬送路外に退避する。次
に書き込んだ内容をチェックするために磁気情報の読取
りを行うが、書込みの時と同様に、磁気ヘッド1は磁気
媒体5の幅だけスライドするが、ローラ3は磁気ヘッド
1に押されて、搬送路外に退避する。
【0023】磁気情報の読取り・書込みが終了すると、
磁気ヘッド1は再び中央に配置されスプリング4の復元
力によってローラ3は元の位置に戻り磁気ヘッド移動用
の穴11のシャッタを構成する。
【0024】このようにして、磁気情報の読取り・書込
みが終了した磁気媒体は、外部へ送り出される。
【0025】次に、別の実施の形態について図面を参照
して説明する。
【0026】図3は本発明の磁気ストライプ読取り・書
込み装置の別の実施の形態を示す正面図、図4は本発明
の磁気ストライプ読取り・書込み装置の別の実施の形態
を示す正面図である。
【0027】図3に示すように、磁気媒体の大きさによ
ってはローラ3は磁気ヘッドの脇に一個でもよい。ま
た、図4に示すように、スプリングのかけ方によって
は、圧縮スプリング4を引張りスプリング10に置き換
えることも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ストラ
イプ読取り・書込み装置は、搬送方向に対して垂直な方
向に磁気ストライプを有する磁気媒体の磁気ストライプ
読取り・書込み装置のシャッタ機構を磁気ヘッド移動方
向にスプリング付勢されたローラを磁気ヘッドの脇に少
なくとも一個備えたことにより、簡素なシャッタ機構と
したため、シャッタを駆動するソレノイド等のアクチュ
エータが不要になり、装置の小型化・軽量化でき、ま
た、部品点数が削減され、低価格化できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ストライプ読取り・書込み装置の
一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図2(A)は図1の磁気ストライプ読取り・書
込み装置の媒体ガイド時の正面図である。図2(B)は
図1の磁気ストライプ読取り・書込み装置の読取り・書
込み時の正面図である。
【図3】本発明の磁気ストライプ読取り・書込み装置の
別の実施の形態を示す正面図である。
【図4】本発明の磁気ストライプ読取り・書込み装置の
別の実施の形態を示す正面図である。
【図5】図5(A)は従来の磁気ストライプ読取り・書
込み装置の一例を示す平面図である。図5(B)は図5
(A)のC−C断面図である。
【図6】従来の磁気ストライプ読取り・書込み装置の他
の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 磁気ヘッドのスライド機構 3 ローラ 4 圧縮スプリング 5 磁気媒体 6 搬送ローラ 7 搬送ローラ駆動機構 8 搬送ガイド 9 トリガセンサ 10 引張りスプリング 11 磁気ヘッド移動用の穴 12 補助テーブル 13 磁気ストライプ読取り・書込み用の窓 14 ガイド 15 ソレノイド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気媒体を移動させる搬送路と、前記磁
    気媒体上の磁気ストライプ読取り・書込み位置で磁気媒
    体を停止させるため前記磁気媒体の先端を検知後一定時
    間後に前記搬送路を止めるトリガセンサと、前記磁気ス
    トライプに読取り・書込みを行う磁気ヘッドとを備えた
    磁気ストライプ読取り・書込み装置において、前記磁気
    ヘッドの移動方向にスプリング付勢されたローラを前記
    磁気ヘッドの脇に少なくとも一個備えることを特徴とす
    る磁気ストライプ読取り・書込み装置。
  2. 【請求項2】 磁気媒体搬送時には、前記磁気媒体上の
    磁気ストライプに読取り・書込みを行う磁気ヘッドと前
    記磁気ヘッドの移動方向にスプリング付勢されたローラ
    とで、前記磁気ストライプ読取り・書込み用に搬送ガイ
    ドに設けられた磁気ヘッド移動用の穴のシャッタを構成
    して前記磁気媒体のガイドとなり、前記磁気ストライプ
    読取り・書込み時には、前記磁気ヘッドに押されて、前
    記ローラを退避することを特徴とする磁気ストライプ読
    取り・書込み装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気ストライプの磁気情報の読取り
    ・書込みが終了し、前記磁気ヘッドが中央に戻るとスプ
    リングの復元力力によって前記ローラが元の位置に戻
    り、再び前記磁気ヘッド移動用の穴のシャッタを構成す
    ることを特徴とする請求項2記載の磁気ストライプ読取
    り・書込み装置。
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