JP2786926B2 - シート材分配収納装置 - Google Patents

シート材分配収納装置

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JP2786926B2
JP2786926B2 JP2110286A JP11028690A JP2786926B2 JP 2786926 B2 JP2786926 B2 JP 2786926B2 JP 2110286 A JP2110286 A JP 2110286A JP 11028690 A JP11028690 A JP 11028690A JP 2786926 B2 JP2786926 B2 JP 2786926B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシート材分配収納装置に係り、特に、複写機
等に使用し、トレイを1枚毎にめくつて拡大されたシー
ト材入口を構成してアウトプツトの分類仕分けを行なう
とともに、1束毎に綴じるようにしたシート材分配収納
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のシート材分配収納装置としては、例え
ば、特公昭63−44662号があり、これを第15図に示して
ある。
この図に示すように、複数のトレイ100をシフト装置1
01で順次めくり、シート移送装置102に対向して拡大さ
れたシート材入口を構成し、各トレイに対して分類仕分
けを行なうようになつている。この各トレイ100の内端
部100aはシフト装置101によつて上下動され、また各ト
レイ100の外端部100bは順次積み上げられた状態とな
り、最下部のトレイ100が耐摩擦ローラー103上に載置さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記従来技術では、各トレイ100の外端部1
00bは積み上げられた状態で、この外端部100bがトレイ1
00をめくる際のトレイ100の回動中心となつている。し
たがつて、例えば、下から2段目のトレイ100Aをシフト
装置101で移動すると、トレイ100Aは一点鎖線で示す状
態となり、このトレイ100Aの姿勢と、1段目のトレイ10
0Bとは異なつている。そして、各トレイはどのポジシヨ
ンにおいても一定となることはなかつた。そのため、綴
りを行うためのステイプラーを設けた場合、各トレイ毎
に少しづつステイプラーを回転させたりしなければなら
ず、甚だ難しい機構を必要とした。
本発明は前記従来技術の課題に鑑み、これを解決すべ
くなされたもので、その目的は、移動された各トレイの
姿勢を所定の位置で一定にすることができるシート材分
配収納装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、画像形成装置
より排出されるシート材の排出口に対向する位置に複数
のトレイの一端側をトレイ移動手段により順次移動させ
て拡大されたシート材入口を構成し、トレイ内にシート
材を分配収納するシート材分配収納装置において、前記
トレイの他端側を支持する支持部材を配設し、この支持
部材は第1の支持部と第2の支持部とから構成され、前
記第1の支持部は前記第2の支持部の上端に連続する上
面部からなり、該上面部上に前記シート材入口の上方に
位置する上側の積装群の最下部のトレイのみの他端側を
載せるとともに、最下部のトレイの他端側上に上のトレ
イの他端側を載せるようにして上側の積装群のトレイ全
体の他端側を支持し、前記第2の支持部は少なくとも前
記シート材入口の下方に位置する下側の積装群の最下部
のトレイの他端側を支持し、前記トレイ移動手段による
前記トレイの下方向への移動により、前記第1の支持部
の上面部上に載っているトレイの他端側を前記第1の支
持部の上面部上から外して前記第2の支持部上に移し、
一方、前記トレイ移動手段による前記トレイの上方向へ
の移動により、前記第2の支持部上の前記下側の積装群
の最上部のトレイの他端側をせり上がらせて前記第1の
支持部の上面部上に順次載せるようにした構成にしてあ
る。
〔作用〕
前記手段により、上側の積装群と下側の積装群とでは
トレイの他端側の支持部が異なつており、これら支持部
によつて姿勢の異なつている上側、下側の積装群に対応
して支持できる。つまり、ある位置におけるトレイの一
端側と他端側とを支持している位置を同じくすることが
できるので、移動されてくる各トレイの姿勢を一定に維
持できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るシート材分配収納装置の全体構
成の概略を示す説明図、第2図はソート途中の状態を示
す説明図、第3図は上方から見た説明図、第4図は第2
図の要部拡大説明図、第5図は第4図の矢視方向から見
た説明図、第6図はビン部分の斜視図、第7図はビン先
端部とフレーム先端部の状態を示す要部斜視図、第8図
(a),(b)はビンの変形例を示す説明図、第9図は
ビンの絞り変形部における用紙の状態を示す説明図、第
10図はジヨカー装置を示す分解斜視図、第11図(a),
(b),(c),(d)、および(e)は用紙束移動装
置の各動作状態を示す説明図、第12図はカム溝付近の断
面図、第13図は第11図(d)の状態の用紙束移動装置の
背面から見た説明図、第14図は一部を省略して示す用紙
束移動装置の横断面図である。
第1図において、1はシート材分配収納装置で、この
シート材収納分配装置1は、下フレーム2及び側フレー
ム3で構成された筐体内に複数枚のビン4,4………が上
下動自在に積装されており、このビン4の根元側がビン
移動装置5によつて上下動される。側フレーム3にはビ
ン4上に搬送された用紙Sを針6aによつて綴じる綴じ装
置6、及びビン4上の用紙を綴じ装置6の方に引き出す
用紙束移動装置7が配設されている。下フレーム2には
ビン4上に用紙が搬出される毎に動作して用紙を綴じ装
置6側の基準面に突き当てて整合するジヨカー装置8が
配設されている。9は上ガイド板、10は下ガイド板で、
この上,下ガイド板9,10間で用紙の搬送路が構成されて
おり、上,下ガイド板9,10の先端には上ローラ11、下ロ
ーラ12がそれぞれ軸支されて分配搬出ローラ対が構成さ
れている。9aは上ローラ11の下流側に設けた除電ブラシ
である。13は上リミツトスイツチ、14は下リミツトスイ
ツチ、15は下ローラ12を駆動するモータ、16は下ローラ
12とモータ15間の駆動伝達ベルト、17はリミツトスイツ
チ及びモータに接続されて制御するコントローラで、こ
のコントローラ17は複写機コントローラ18と接続されて
制御されている。シート材分配収納装置1は上述したよ
うな部分から主に構成されており、次に各部分について
詳細に説明する。
ピン移動装置5には、モータ19の駆動を歯車20を介し
て伝達され、正転あるいは逆転されるゼネバ輪21が設け
られている。このゼネバ輪21には、その外周面に1ヶ所
の係合凹溝22が形成されており、この係合凹溝22に前記
ビン4の根元に固設してビン4の両端より突出したピン
23が1本嵌入して係合し得るようになつている。このピ
ン23の先端は側フレーム3に形成されたガイド孔24に挿
通されて側フレーム3の外面側に突出されている。この
ガイド孔24は平行な上、下直線部24a,24bと上下直線部2
4a,24bを連結する屈曲部24cとから構成され、この屈曲
部24cがゼネバ輪21にオーバーラツプしてガイド孔24に
よりガイドされているピン23はゼネバ輪21に突き当る所
までしか移動できない。つまり、積装されたピン4,4…
……はゼネバ輪21の回転によつてピン23が係合凹溝22に
係合して1本のピン23が例えば下直線部24bに移動さ
れ、次のピン23はゼネバ輪21の外周面に当接して下動を
阻止されている。したがつて、ゼネバ輪21の1回転によ
つて1本のピン23(1枚のビン4)が上直線部24aから
下直線部24bに下動させられ、上直線部24aの最下部のビ
ン4と下直線部24bの最上部のビン4との根元側は空間2
5が形成されている。下直線部24bにあるピン23は最下部
のビン4の下にある押上げ用の軸26をコイルばね27で上
方に引張ることにより上方に付勢されており、下直線部
24bの最上部のピン23は常にゼネバ輪21の外周面に圧接
されている。このため、ゼネバ輪21を上述と逆方向に回
転させた時に、下直線部24bにあるピン23が係合凹溝22
に入り込み、上直線部24aに上動される。ビン4には、
第6図に示すように根元側に上方に屈曲形成した後端位
置揃いフエンス28、先端両側に延設した延設片29、この
延設片29を上方に折り返して形成したビン間ギヤツプス
ペーサ30、及び前記用紙束移動装置7に対向する側端部
に上方に絞り形成した突出部31並びに切欠き部32が設け
られている。このビン4が複数枚、積装されており、各
ビン4のスペーサ30の厚み分、用紙のスペースが形成さ
れるとともに、各延設片29は下フレーム2の外部上縁に
延設されたガイド片33上に載置されている。このガイド
片33は、第7図に示すように、傾斜面部33aと、傾斜面
部33a上縁に連続した上面部33bとから構成されており、
上面部33b上に載置された延設片29は上側の積装群の最
下部のビン4となるように、前記上直線部24aと上面部3
3bとの長さと、ビン4の全長とを設定してある。また、
下直線部24bの最上部のビン4の延設部29は、上面部33b
から落ちて傾斜面部33a上に載置されるように下直線部2
4bと傾斜面33aとは平行に設定され、空間25は根元側の
方が広くなつている。このようにして、上側の積装群の
最下部のビン4、及び下側の積装群の最上部のビン4の
位置(姿勢)は、各ビンの両側の支持位置がそれぞれ変
化しないので、上側の積装群の最下部、あるいは下側の
積装群の最上部の位置に次のビン4が移動してきても一
定の姿勢とすることができる。したがつて、例えば、上
側の積装群の最下部のビン4を綴り位置として綴り装置
6及び用紙移動装置7を配置して、これら装置6,7を固
定状態とすることができる。
ジヨカー装置8は、第10図に示すように、モータ34
と、モータ34により回転する回転板34aの駆動を伝達す
るリンク35と、下フレーム2の軸受36に軸支された回転
軸37と、回動軸37に固設され、略中央部に揃え動作方向
に屈曲した突出部38を有する揃えアーム39と、一端を揃
えアーム39に、また他端を下フレーム2の係止孔40に係
合させて揃えアーム39を揃え方向に付勢している捩りコ
イルばね41と、回動軸37に遊嵌され、前記リンク35の一
端を連結されるとともに、前記揃えアーム39を反揃え方
向に係合する係合片43を設けた揺動板44とから構成され
ている。この揃えアーム39は積装されたビン4,4………
の側面に上下方向に配置され、かつ突出部38が上側の積
装群と下側の積装群との間の空間25に位置されており、
揃えアーム39による揃え動作時には、揃えアーム39の突
出部38が下側の積装群の最上部のビン4上に収納された
直後の用紙の端面のみに当接して用紙を基準面42に押
し、用紙を揃えるようにしてある。
次に用紙束移動装置7について説明する。
この用紙束移動装置7はモータ45の駆動力によつて動
作される用紙引き出し機構46と用紙押し戻し機構47とか
ら構成されている。
支持フレーム48の収容穴にモータ45が取付けられ、こ
のモータ45のネジギア49に噛合されたネジギア50を設け
た伝達軸51が、支持フレーム48の2枚の支持片52,52を
貫通して回動自在に支持されている。この伝達軸51の両
端は各支持片52,52からそれぞれ突出され、その一端で
前記用紙引き出し機構46を駆動し、また他端で前記用紙
押し戻し機構47を駆動している。
伝達軸51の一端にはクランクアーム53が固設され、こ
のクランクアーム53はリンク54を介してスライダ55に連
結されており、クランクアーム53及びリンク54によつて
回転運動を直線運動に変換している。このスライダ55に
はガイド孔56,56が穿設され、このガイド孔56,56には、
支持フレーム48に立設されたガイドピン57がそれぞれ挿
通され、スライダ55はガイドされている。このスライダ
55の他端は上側挟み片58とされ、この上側挟み片58に離
接して用紙を挟み込む、下側挟み片59がスライダ55に回
動自在に取り付けられている。この上側、下側挟み片5
8,59間には引張りばね60が張設されており、下側挟み片
59は挟み込む方向に付勢されている。また、下側挟み片
59には板バネ61が固設され、この板バネ61の先端にはカ
ムフオロワピン62が突設されている。このカムフオロワ
ピン62は、支持フレーム48の側面に形成されたカム溝63
の底面に板バネ61で圧接されながらカム溝63内を摺動さ
れ、下側挟み片59を引張りばね60に抗して開いたり、あ
るいはばね力で閉じたりしている。このカム溝63は右方
向に傾斜した略平行四辺形状に、上辺溝63a、左辺溝63
b、下辺溝63c、右辺溝63dから構成され、また、第12図
に示すように右辺溝63dにはカムフオロワピン逆行阻止
用の傾斜面63e、及び段部63fが形成されている。本実施
例の場合、カムフオロワピン62はカム溝63を反時計方向
に摺動され、上辺溝63aにある時、下側挟み片59は最大
に開いており、下辺溝63cにある時、下側挟み片59は上
側挟み片58とともに用紙を挟み込んだ状態となる。この
下辺溝63cは他の3辺溝より幅広に形成され、用紙の厚
みに応じて引張りばねのばね力で用紙を挟み込めるよう
になつている。64は用紙挟み込み時に用紙端を当接して
揃える揃え片である。
一方、伝達軸51の他端には、切欠き65,65を有する駆
動円板66が固設され、この切欠き65,65を検知素子67が
検知することによつて綴り位置θ1及び戻し片の動作位
置を少し越えた位置θ2で後述するクランクアームを停
止させる制御装置に信号を送り、モータ45の回転を制御
する。この駆動円板66には押上げピン68が突設され、こ
の押上げピン68により伝達軸51の他端に遊嵌されたクラ
ンクアーム69が回動されるようになつている。このクラ
ンクアーム69の遊端はリンク70を介してスライダ71に連
結されており、回転運動を変換してスライダ71の直線運
動を行つている。このスライダ71にはガイド孔72,72が
穿設され、このガイド孔72,72には支持フレーム48に立
設されたガイドピン73,73がそれぞれ挿通され、スライ
ダ71はガイドされている。このスライダ71の他端には用
紙押し戻し片74が設けられており、スライダ71のスライ
ド動作により前記用紙引き出し機構46によつてビン4か
ら引き出された用紙をビン4内に押し戻している。この
押し戻し方向に付勢するように、スライダ71と支持フレ
ーム48との間に引張りばね75が張設されている。この引
張りばね75によりスライダ71が第13図において右方向に
付勢されているので、時計方向に回動する駆動円板66の
押上げピン68により同様に時計方向に回動させられてい
るクランクアーム69が、位置θ2まで回動するとフリク
シヨンバランスがくずれてクランクアーム69は引張りば
ね75のばね力によつて押上げピン68から離れて急速に回
動させられるとともに、スライダ71も急速に右方向に移
動させられる。
このように構成された前記実施例の動作について次に
説明する。
まず、ビン移動動作について説明する。
第1図は全てのビン4がビン移動装置5のゼネバ輪21
の上方のガイド孔24にある状態で、最下部のビン4のピ
ン23は自重によつてゼネバ輪21の周面に当接し、またビ
ン4のビン間ギヤツプスペーサ30は下フレーム2の上面
部33b上に載置してある。第1図の状態では軸26はコイ
ルばね27のばね力によつてゼネバ輪21の周面に下方から
圧接してある。また、積層されている各ビン4,4………
は、平行になるようにピン23の径と、ピン間ギヤツプス
ペーサ30の高さを設定してある。また、最上部のビン4
のピン23は上リミツトスイツチ13に当接している。
第1図の状態からモータ19を駆動してゼネバ輪21を時
計方向に回動させると、係合凹溝22がガイド孔24に到達
して最下部のビン4のピン23のみが落ち込み、最下部の
ビン4のピン23がガイド孔24の屈曲部24cに沿つて下方
に移動される。そして、ピン23が下直線部24bに至る
と、ピン23は下直線部24bの傾斜によつて係合凹溝22か
ら出されながら軸26に当接するとともに、係合凹溝22に
よつてピン23を下方に押し下げる。このピン23の下動に
よりビン4のビン間ギヤツプスペーサ30が上面部33bか
ら傾斜面33aに滑べり落ちる。一方、下直線部24bに移動
されたピン23は、コイルばね27により上方に付勢された
軸26によつてゼネバ輪21の周面に下方から当接した状態
で保持されている。したがつて、このビン4は一定の姿
勢で支持されることになる。このようにしてビン4は1
ビンづつ上側の積装群から下側の積装群に移動されるも
ので、第2図には下側積装群に5ビン分移動させた状態
を示してある。
第2図に示すように、上側の積装群と下側の積装群と
ではビンの傾斜角度が異つてゼネバ輪21側、つまり、用
紙を排出する上、下ローラ11、12側に広い空間25が形成
されている。この空間25に望むように用紙束移動装置7
が配設されている。また、下側の積装群の各ビン4はそ
のピン間ギャツプスペーサ30が前述のようにガイド片33
の上面部33bから傾斜面部33aに移動しており、また、下
直線部24bでビン4のピン23が移動されると、傾斜面33a
上のギャツプスペーサ30も同じ量移動するようになつて
いる。
次に、用紙束の揃え動作について説明する。
用紙束の綴じを行なうためには用紙束の整合(揃え)
が必要であり、これをジヨカー装置8によつて行なつて
いる。このジヨカー装置8は下側積装群の最上部のビン
4上に用紙が排出される毎に動作する。
このジヨカー装置8は、揃えアーム39が第3図及び第
5図に一点鎖線で示す位置と実線で示す位置とを往復動
作されており、モータ34の駆動により回転板34aを矢印
方向に回転し、リンク35を介して揺動板44を所定角度で
揺動させる。この揺動範囲を第3図に示す揃えアーム39
の揺動可能範囲より大きくし、つまり、排出される用紙
の最小サイズに揺動板44の揺動範囲がオーバーラツプす
るようにしてあるので、捩りコイルばね41のばね力によ
り揃えアーム39で各サイズの用紙端を押して基準面42に
突き当てて整合する。この揃えアーム39による揃え動作
に際して、揃えアーム39の突出部38が前記空間25に位置
して下側の積装群の最上部のビン4上の分配搬出された
直後の用紙のみに最初に当接するようになつている。ま
た、捩りコイルばね41のばね力は、収納される最大サイ
ズの用紙を1枚押せる程度としてあり、このばね力では
用紙のこしに打ちかつて用紙を撓ませることはできない
程度のものとしてある。このため、用紙サイズに関係な
く、揃えアーム39に大きな動きをさせ、用紙の整合がで
きた時点で揃えアーム39が用紙を撓ませることなく、自
然に停止させることができる。
したがつて、多層につみ重ねられた用紙束の中の用紙
の整合動作を小さな力で確実に行なうことができる。
また、ビン4の形状は、第8図(a),(b)に示す
ように、スタツクされた用紙が基準面42側に付勢される
ようになつている。第8図(a),(b)はビン4の用
紙の進行方向と直交する概略断面図で、第8図(a)は
ビン4の略中央部を頂点4aとするなだらかな山形に形成
してあり、また第8図(b)はビン4の略中央部に突部
4bを形成してある。このようにビン4の中央付近を凸形
状としてあることから、その凸部分の頂部4bは用紙の中
央より基準面42側から離れる方向にずれて位置してい
る。したがつて、ビン4上の用紙はその自重によつて基
準面42側に寄る力が働くことになるので、スタツクされ
た用紙は基準面42側に寄り勝手で安定するようになり、
またジヨガー装置8における整合力を小さくでき、かつ
確実に行なえる。また、ビン4の上下移動における振動
を受けても、用紙のずれ方向が基準面42側であるので、
かえつて振動があると整合を行なうように作用する。ま
た、ビン4中央部の凸形状により、ビン4上の用紙は基
準面42と逆側の方が高くなるので、上側積装群、あるい
は下側積装群の如く各ビン4が上,下にせばめられた状
態では用紙を収納したビン4の上方のビン4と紙束の腰
とによつて軽く挟まれた状態となり適当なフリクシヨン
が得られ、一度揃えられた紙束がずれることがない。
第9図は積装されたビン4,4に用紙がスタツクされて
いる状態を示す説明図である。この第9図に示すよう
に、用紙束の端部の上下には、ビン4の突出部31によつ
て隙間Hが形成されており、この隙間Hに用紙束移動動
作の際、上側挟み片58が挿入されるようになつている。
次に、用紙束移動動作について説明する。
第11図(a)は用紙束を挟み込んだ状態を示す説明図
である。この第11図ないし第13図において、Aは用紙束
端、aはスライダ55のストローク、bは下側挟み片59を
開放する位置、θ1はbに対応するクランクアーム53の
回転角度、cは下側挟み片59が閉じ始める位置、dは押
し出された用紙押し戻し片74のAからの距離、θ2はフ
リクシヨンバランスがくずれるクランクアーム69の回転
角度である。
第11図(a)では、スライダ55は最大にビン4側に突
出しており、カムフオロワピン62はカム溝63の下辺溝63
cに位置している。この下辺溝63cはカムフオロワピン62
に係合していないので、下側挟み片59は引張りばね60の
ばね力により上側挟み片58の方に圧接して上側、下側挟
み片58,59で用紙束を挟み込んでいる。この用紙束の挟
み込み、及び綴じ込みは上側の積装群の最下部のビン4
上の用紙束に対して行なわれるもので、上側挟み片58は
最下部のビン4の上のビン4の突出部31によつて形成さ
れた隙間Hに挿入され、下側挟み片59は最下部のビン4
の下方の空間25に位置して切欠き部32から用紙束の下面
に圧接されている。
第11図(a)の状態からモータ45を駆動してクランク
アーム53を反時計方向に回転させると、リンク54を介し
てスライダ55を右方向にスライドさせる。すると、引張
りばね60のばね力により上側、下側挟み片58,59で挟持
された用紙束がビン4上より引き出されて綴り装置6に
達して第11図(b)の状態となる。この第11図(b)に
示すように、カムフオロワピン62はカム溝63の右辺溝63
dに達して右辺溝63dに沿つて上方に移動する。この移動
により下側挟み片59は引張りばね60に抗して開方向に回
動させられ、用紙束の挟持が解除される。これと同時に
あるいは直前に綴り装置6が作動して針6aを通して所定
の綴りを完了する。
第11図(c)は更にクランクアーム53を回転させて第
11図(b)よりb分右方向にスライダ55を移動させてあ
り、この状態はスライダ55のストロークaの右端にな
る。第11図(b)からカムフオロワピン62が右辺溝63d
に沿つて上動するか、この右辺溝63dの底面は第12図に
示すように、しだいに高く傾斜した傾斜面63e、そして
段部63fを形成してあるので、第11図(c)に示すよう
に段部63fを乗り超えて上辺溝63aに達したカムフオロワ
ピン62は次の動作の際に右辺溝63dの方に逆戻りしない
ようになつている。
第11図(c)の状態からクランクアーム53を更に反時
計方向に回転させると第11図(d)の状態になる。すな
わち、クランクアーム53の回転によりリンク54を介して
スライダ55をb分左方向にスライドさせてあり、この状
態ではカムフオロワピン62は上辺溝63aに沿つて移動し
て下側挟み片59を最大に開放させてある。そして、第11
図(d)の状態になると、用紙押し戻し機構47が作動す
るようになつている。
この用紙押し戻し機構47は、用紙引き出し機構46の前
述した動作中、第13図に示すように、伝達軸51の一端の
駆動円板66の時計方向(第11図(a)とは逆方向から見
ているため図示上逆方向になつている)の回転により押
上げピン68がクランクアーム69を引張りばね75のばね力
に抗して時計方向に回転させ、スライダ71を左方向にス
ライドさせる。そして、スライダ71がそのストロークの
左端を過ぎて更にクランクアーム69を回転させて第13図
の状態になると、クランクアーム69は伝達軸51に遊嵌さ
れているため、フリクシヨンバランスがくずれて引張り
ばね75のばね力によつてスライダ71を急速に右方にスラ
イドさせるとともにクランクアーム69も押上げピン68を
離れて急速に回転する。したがつて、スライダ71の用紙
押し戻し片74によつて引き出された用紙束をビン4内に
急速に押し戻して用紙束の綴りを完了する。尚、この用
紙押し戻し片74は、そのまま整合(揃え)のための突き
当て部材として作用させることができるため、従来の様
に各ピンに取り付けていた開閉式の突き当て部材が不要
となり、また、その突き当て部材を開閉する機構も不要
となり、用紙束引き出し移動、動作をさらに速くするこ
とが可能となつた。
駆動円板66の切欠き65、65はθ1,θ2に対応して設け
てあり、これらの切欠き65、65を検知素子67で検知して
信号を制御装置に送りモータ45の回転を制御してθ1
θ2の位置でクランクアームを停止させている。
第11図(d)の状態でモータ45は停止されており、B
方向、あるいはC方向にビン4を1段移動して次のビン
4を綴じ位置(本実施例の場合、上側の積装群の最下
部)に移動する。そして、モータ45を駆動して伝達軸51
を回転させると、スライダ55を左方向にスライドする。
この際、カムフオロワピン62が上辺溝63aに沿つて移動
している間は下側挟み片59の最大開度を維持している。
この開状態のまま、第11図(e)に示すように、上側挟
み片58が用紙束上方の隙間Hに挿入され、また下側挟み
片59が用紙束下方の空間25に挿入される。用紙束はこの
用紙束を収容してあるビン4の突出部31と、このビン4
の上のビン4の下面とで挟んであるので、用紙にカール
等があつても前述の挟み込みに支障を与えない。また、
下側挟み片59はビン4、4間が最大に開いている空間25
に位置しているので、下側挟み片59の動作を自在に設計
することができる。
第11図(d)から第11図(e)になると、カムフオロ
ワピン62が上辺溝63aから左辺溝63bに達し、カムフオロ
ワピン62は左辺溝63bに沿つて下動して引張りばね60の
ばね力をも受けながら下側挟み片59は用紙束を挟む方向
に回動させられ前述した第11図(a)になつて前記動作
を繰り返す。このような動作を繰り返えして行なうこと
により所定のビンに収納された用紙束の全てを綴じるこ
とができる。
本実施例では、用紙束が用紙引き出し機構46で引き出
されるので、第3図に示すように、ビン4の先端に設け
られたビン間ギヤツプスペーサ30は、引き出された用紙
束の位置よりも外側に位置するように設けてある。
また、ビン4の後端位置揃えフエンス28は、ゼネバ輪
21の外径よりも用紙進行方向下流側に位置するようにし
てあるので、綴じ装置6の配置が容易になる。
また、排出用のローラ11,12を上ガイド板9、下ガイ
ド板10にそれぞれ軸支してあるので、別個にその軸支構
造を両側に配設する必要がなく、用紙の通過幅Wを自由
な位置に設定することができる。
また、ジヨガー装置8の揃えアーム39をビン4に受け
入れた直後の用紙にのみ当接させることができ、ビン4
移動を行なつても同様に当接させることができる。ま
た、揃えアーム39に多少ユガミや変形があつても整合す
べき用紙を確実に押すことができる。
また、押し上げ手段である軸26及びコイルばね27によ
つて最下部のビン4を上方に付勢してあることから、最
下部のビン4はビン移動装置5によつて上方に移動でき
る。そして、最下部のビン4がビン移動装置5の上方に
移動して(軸26から離れて)からは最下部のビン4には
上方への付勢力は作用していないので、その上方のビン
4と同様にビン移動装置5の上方に移動させることがで
き、全てのビン4上の用紙束を綴ることができる。
また、上側挟み片58に対して離接して挟持する下側挟
み片59をカム溝63で回動させるようにしたことから、カ
ム溝63を上側,下側挟み片58,59とともに直線運動させ
る必要がなくなり、挟み片等の移動部分をコンパクトに
して高速移動を可能とすることができる。また、この移
動に連動してカム溝63で下側挟み片59を回動させている
ので、簡単にかつ確実に挟持動作を行なえる。
また、上側の積装群と下側の積装群とではビン4の他
端側の支持部(33a,33b)が異なつており、これら支持
部によつて姿勢の異なつている上側,下側の積装群に対
応して支持できる。つまり、ある位置におけるビン4の
一端側と他端側とを支持している位置を同じくすること
ができるので、移動されてくる各ビン4の姿勢を一定に
維持できる。したがつて、例えば、上側の積装群の最下
部のビン4を綴り位置として綴り装置6及び用紙束移動
装置7を配置して、これら装置6,7を固定したままとす
ることができ、ビン4をめくるように移動させるものに
あつても、簡単な構成で綴りを行なうことが可能とな
る。
尚、前記実施例では、軸26をコイルばね27によつて上
方に付勢しているが、本発明はこれに限らず、例えば、
累線状ガイド等によつて押上げ手段を構成してもよいも
のである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、トレイ移動手
段によるトレイの下方向への移動により、第1の支持部
の上面部上に載っているトレイの他端側を第1の支持部
の上面部上から外して第2の支持部上に移し、一方、ト
レイ移動手段によるトレイの上方向への移動により、第
2の支持部上の下側の積装群の最上部のトレイの他端側
をせり上がらせて第1の支持部の上面部上に順次載せる
ようにしたので、第1の支持部の上面部上にトレイの他
端側を順次載せるだけで上側の積装群を支持でき、かつ
移動された各トレイの姿勢を所定の位置で一定にするこ
とができ、綴り手段を簡単な機構として取付けて綴りを
行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第14図は本発明の実施例を説明するための
もので、第1図は本発明に係るシート材分配収納装置の
全体構成の概略を示す説明図、第2図はソート途中の状
態を示す説明図、第3図は上方から見た説明図、第4図
は第2図の要部拡大説明図、第5図は第4図の矢視方向
から見た説明図、第6図はビン部分の斜視図、第7図は
ビン先端部とフレーム先端部の状態を示す要部斜視図、
第8図(a),(b)はビンの変形例を示す説明図、第
9図はビンの絞り変形部における用紙の状態を示す説明
図、第10図はジヨガー装置を示す分解斜視図、第11図
(a),(b),(c),(d)、および(e)は用紙
束移動装置の各動作状態を示す説明図、第12図はカム溝
付近の断面図、第13図は第11図(d)の状態の用紙束移
動装置の背面から見た説明図、第14図は一部を省略して
示す用紙束移動装置の横断面図、第15図は従来のシート
材分配収納装置を示す説明図である。 1……シート材分配収納装置、4……ビン、5……ビン
移動装置、6……綴じ装置、29……延設片、30……ビン
間ギヤツプスペーサ、33……ガイド片、33a……傾斜面
部、33b……上面部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置より排出されるシート材の排
    出口に対向する位置に複数のトレイの一端側をトレイ移
    動手段により順次移動させて拡大されたシート材入口を
    構成し、トレイ内にシート材を分配収納するシート材分
    配収納装置において、 前記トレイの他端側を支持する支持部材を配設し、この
    支持部材は第1の支持部と第2の支持部とから構成さ
    れ、 前記第1の支持部は前記第2の支持部の上端に連続する
    上面部からなり、該上面部上に前記シート材入口の上方
    に位置する上側の積装群の最下部のトレイのみの他端側
    を載せるとともに、最下部のトレイの他端側上に上のト
    レイの他端側を載せるようにして上側の積装群のトレイ
    全体の他端側を支持し、 前記第2の支持部は少なくとも前記シート材入口の下方
    に位置する下側の積装群の最下部のトレイの他端側を支
    持し、 前記トレイ移動手段による前記トレイの下方向への移動
    により、前記第1の支持部の上面部上に載っているトレ
    イの他端側を前記第1の支持部の上面部上から外して前
    記第2の支持部上に移し、 一方、前記トレイ移動手段による前記トレイの上方向へ
    の移動により、前記第2の支持部上の前記下側の積装群
    の最上部のトレイの他端側をせり上がらせて前記第1の
    支持部の上面部上に順次載せるようにしたことを特徴と
    するシート材分配収納装置。
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