JP2785506B2 - スキャン用回路 - Google Patents

スキャン用回路

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JP2785506B2
JP2785506B2 JP3052108A JP5210891A JP2785506B2 JP 2785506 B2 JP2785506 B2 JP 2785506B2 JP 3052108 A JP3052108 A JP 3052108A JP 5210891 A JP5210891 A JP 5210891A JP 2785506 B2 JP2785506 B2 JP 2785506B2
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flip
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一郎 山根
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスキャンパス回路を構成
するにあたり、スキャン用のクロックとシステム用のク
ロックを全く非同期に動作させることのできるスキャン
パスフリップフロップ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの大規模化に伴い、内部の
テストが複雑で困難となり、上記内部のテストを簡素化
するために、スキャンパステストの手法が利用されるよ
うになってきた。
【0003】以下、従来のスキャンパステストの手法と
スキャンパスフリップフロップ回路について説明する。
【0004】図6は従来におけるスキャンパスフリップ
フロップ回路である。通常のフリップフロップとして使
用するときは、Dが入力、Qが出力、ckをクロックと
して使用する。Sckを0にしておくと、ckが1のとき
ラッチ61はスルー状態となり、ラッチ61の出力には
通常入力D(以下Dと略す)がそのまま出力される。一
方、ラッチ62はフィードバックにより保持状態に保た
れるため、前の状態が通常出力Q(以下Qと略す)に出
力される。ckが0になるとラッチ61は保持状態、ラ
ッチ62はスルー状態となり、上記Dの値は保持された
ままである。即ち、ckの立下りエッジでデータを保持
するフリップフロップとして動作する。スキャン用のフ
リップフロップとして使用するときはSIが入力、SOが
出力、Sckをクロックとして使用する。ckを0にして
おくと、Sckが1のとき、ラッチ61はスルー状態とな
り、ラッチ61の出力にはスキャン用入力SI(以下SI
と略す)がそのまま出力される。一方、ラッチ62はフ
ィードバックにより、保持状態に保たれるため、前の状
態がスキャン用出力SO(以下SOと略す)に出力され
る。ただし、SOとQは同じ出力信号である。再びSck
が1になるとラッチ61は保持状態、ラッチ62はスル
ー状態となり、上記SIの値はSOに保持されたままであ
る。即ちSckの立下りエッジでデータを保持するフリッ
プフロップとして動作する。
【0005】この回路を1つのモジュールとしてスキャ
ンテスト回路を構成した例を図7に示す。71,72,
73が上記モジュールFFnである(以下FFnと略
す)。ck1〜cknを0にし、制御信号X,制御信号
Yを1とする。Scan OutにはFFnの出力が出力され、
内部状態を観測する。ここでScan Clockを入力すると、
立下りエッジでそれぞれのFFnはシフトされる。FFn
にはFFn-1の出力がシフトされ、Scan OutでFFn-1
出力が観測できる。また、Scan Inからの入力はFF1
シフトされるため、内部状態を任意に設定することがで
きる。従ってScanClockによってn回シフトを繰り返す
ことによって全てのFFnの状態を観測、任意に設定で
きる。
【0006】これは回路のテストを簡素化する意味で非
常に簡単にテストする手法として知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、ckを全て0に保たねばならず、マイク
ロプロセッサ等においてはckが通常どの状態であるか
わからず応用範囲が限られていた。また、通常のフリッ
プフロップに立上りエッジで保持するフリップフロップ
と立下りエッジで保持するフリップフロップが混在した
場合使用できず、そのため、外部に余分な回路を設けね
ばならなかった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ckの状態に全く関係なく、また、フリップフロッ
プの種類に関係なくスキャンによって回路をテストする
ことのできるスキャンパスフリップフロップ回路を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のスキャンパスフリップフロップ回路は複数の
データロード型フリップフロップを持ち、おのおのが独
立して動作し、一方のフリップフロップが通常動作をし
ている間、他方のフリップフロップはデータロード状態
にすることによって、両方のフリップフロップの出力を
等価にするスキャンパスフリップフロップ回路を構成す
る。
【0010】
【作用】この回路によって、複数のフリップフロップが
全く独立し、かつ出力は常に等価に保たれるため、それ
ぞれのフリップフロップは全く他方のクロックを意識せ
ず非同期なクロック入力を実現でき、また、クロックが
0で保持されても1で保持されていても全く関係なくス
キャンによる回路のテストを実施することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1は本発明の第1の一実施例におけるス
キャンパスフリップフロップ回路であり、11,12は
が0のときYにAが、が1のときYにBが出力され
るマルチプレクサであり13,14は
【0013】
【外1】
【0014】が1のときYにAが、
【0015】
【外2】
【0016】が0のときYにBが出力されるマルチプレ
クサであり、15は制御信号が1のときに出力されるト
ライステートバッファ、16は制御信号が0のときに出
力されるトライステートバッファである。
【0017】MDが0のとき通常用フリップフロップ1
7は、マルチプレクサ11,12がAを出力とするた
め、Dを入力、ckをクロック、Qを出力としたクロッ
クの立下りエッジでデータを保持するフリップフロップ
として動作する(以下、保持状態と略す)。一方、スキ
ャン用フリップフロップ18はマルチプレクサ13,1
4がBを出力とするため、常にQのデータが読み込ま
れ、SOに出力される(以下、ロード状態と略す)。従
って、通常用フリップフロップ17はスキャン用フリッ
プフロップ18を全く無視して普通のフリップフロップ
として扱うことができる。
【0018】ここで、MDを1にすると、通常用フリッ
プフロップ17はマルチプレクサ11,12がBを出力
とするため、常にSOの値を読み込む(以下、ロード状
態と略す)。一方、スキャン用フリップフロップ18は
マルチプレクサ13,14がAを出力とするため、SI
を入力、Sckをクロック、SOを出力としたクロックの
立下りエッジでデータを保持するフリップフロップとし
て動作する(以下、保持状態と略す)。MDの変化時に
おいて、QとSOは常に等しいため、変化時におけるQ
及びSOデータはそのまま保持される。
【0019】図2は通常用フリップフロップ17を立下
りエッジでデータを保持するものに置きかえたものであ
る。動作は上記図1の例と同様である。
【0020】ここで、ckとSckは位相が逆であるがこ
の回路であれば、ckとSckは全く独立して非同期であ
るため、構わない。
【0021】図5に、実際に応用した一実施例を示す。
FF123FF1 25 は図1で示したスキャンパスフリッ
プフロップ回路、FF2 24 は図2で示したスキャンパス
フリップフロップ回路である。
【0022】Modeが0のとき、FF123,FF224,F
F125はそれぞれ独立しているため、全く単体のフリッ
プフロップとして動作し、全く違った種類のクロックを
使用することができる。即ち、Clock1,Clock2,Sck
は全く非同期であって構わない。
【0023】ここでModeを1にすると、スキャン用フリ
ップフロップはロード状態から保持状態へと移行する。
また、通常用フリップフロップは保持状態からロード状
態へと移行する。ここでデータは保持されたままで変化
することはない。
【0024】この時、Scan OutにはFF125の出力が観
測できる。ここでScan Clockを入れると、それぞれのス
キャンパスフリップフロップはシフトし、Scan Outには
FF224の出力が観測でき、FF123にはScan Inより
任意のデータが設定できる。これを3回繰り返すことに
よって、すべてのフリップフロップの出力を観測、任意
に設定することができる。
【0025】再び、Modeを0にするとスキャン用フリッ
プフロップは保持状態からロード状態へ、通常用フリッ
プフロップはロード状態から保持状態へと移行し、最初
の通常用フリップフロップが動作する状態へと戻る。こ
のとき、それぞれのフリップフロップは上記スキャン用
フリップフロップによって任意に設定された値が残り、
この値をつかってテストを続けることができる。
【0026】図3は、第2の一実施例で、ラッチ回路に
応用した例である。MDが0のとき、マルチプレクサ1
2はAを出力とするため、通常用ラッチ20はDを入
力、Eはイネーブル、Qを出力としたイネーブルが1の
ときデータを通過させるラッチとして動作する。スキャ
ン用フリップフロップ18は第1の実施例と同様であ
る。
【0027】MDが1のとき、スキャン用フリップフロ
ップ18は保持状態、通常用ラッチ20はロード状態と
なり、通常用ラッチ20の状態に関係なくスキャンによ
る回路のテストを実施することができる。
【0028】図4は、第3の一実施例で、通常のバッフ
ァに応用した例である。MDが0のとき、マルチプレク
サ12はAを出力とするため、通常用バッファ21はD
を入力、Qを出力としたバッファとして動作する。スキ
ャン用フリップフロップ18は第1の実施例と同様であ
る。
【0029】MDが1のときスキャン用フリップフロッ
プ18は保持状態、通常用バッファ21はSOの値が出
力され、バッファのそれぞれの内容を観測できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は複数のフリップフ
ロップを複数用い、スキャン用フリップフロップが有効
であるか、通常用フリップフロップが有効であるかの制
御信号を持ち、一方が通常通りフリップフロップとして
動作する時、他方は常にロード状態にすることによっ
て、システムのクロックの状態を全く気にせず非同期な
フリップフロップをスキャンによってテストすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスキャンパスフリップフロ
ップ回路のブロック図
【図2】本発明の一実施例のスキャンパスフリップフロ
ップ回路のブロック図
【図3】本発明の一実施例のスキャンパスラッチ回路の
ブロック図
【図4】本発明の一実施例のスキャンパスバッファ回路
のブロック図
【図5】本発明の一実施例における応用回路のブロック
【図6】従来のスキャンパスフリップフロップ回路のブ
ロック図
【図7】従来の応用回路のブロック図
【符号の説明】
11,12,13,14 マルチプレクサ 15,16 トライステートバッファ 17,19 通常用フリップフロップ 18 スキャン用フリップフロップ 20 通常用ラッチ 21 通常用バッファ 23,24,25 スキャンパスフリップフロップ回路 61,62 ラッチ 71,72,73 スキャンパスフリップフロップ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 3/02 G01R 31/28 H03K 3/037

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックに基づいて入力データを記憶し
    出力するフリップフロップ機能およびデータロード用入
    力データをデータロード用クロックに基づいて記憶し出
    力するデータロード機能を持つ第1および第2のフリッ
    プフロップ回路と、 前記第1または第2のフリップフロップ回路いずれか一
    方をフリップフロップ機能で使用し、他方をデータロー
    ド機能で使用するかを切り換える制御信号とを有し、 前記第1のフリップフロップ回路の出力は外部に出力さ
    れるとともに前記第2のフリップフロップ回路のデータ
    ロード用入力データとして入力され、前記第2のフリッ
    プフロップ回路の出力は外部に出力されるとともに前記
    第1のフリップフロップ回路のデータロード用入力デー
    タとして入力されていることを特徴とするスキャン用回
    路。
  2. 【請求項2】 イネーブル信号に基づいて入力データを
    出力するラッチ機能およびデータロード用入力データを
    データロード用イネーブル信号に基づいて記憶し出力す
    るデータロード機能を持つラッチ回路と、 クロックに基づいて入力データを記憶し出力するフリッ
    プフロップ機能およびデータロード用入力データをその
    まま出力するデータロード機能を持つフリップフロップ
    回路と、 前記ラッチ回路または前記フリップフロップ回路いずれ
    か一方をラッチ機能またはフリップフロップ機能で使用
    し、他方をデータロード機能で使用するかを切り換える
    制御信号とを有し、 前記ラッチ回路の出力は外部に出力されるとともに前記
    フリップフロップ回路のデータロード用入力データとし
    て入力され、前記フリップフロップ回路の出力は外部に
    出力されるとともに前記ラッチ回路のデータロード用入
    力データとして入力されていることを特徴とするスキャ
    ン用回路。
  3. 【請求項3】 入力データをそのまま出力するバッファ
    機能およびデータロード用入力データをそのまま出力す
    るデータロード機能を持つバッファ回路と、 クロックに基づいて入力データを記憶し出力するフリッ
    プフロップ機能および データロード用入力データをその
    まま出力するデータロード機能を持つフリップフロップ
    回路と、 前記バッファ回路または前記フリップフロップ回路いず
    れか一方をバッファ機能またはフリップフロップ機能で
    使用し、他方をデータロード機能で使用するかを切り換
    える制御信号とを有し、 前記バッファ回路の出力は外部に出力されるとともに前
    記フリップフロップ回路のデータロード用入力データと
    して入力され、前記フリップフロップ回路の出力は外部
    に出力されるとともに前記バッファ回路のデータロード
    用入力データとして入力されていることを特徴とするス
    キャン用回路。
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JPH02311010A (ja) * 1989-05-26 1990-12-26 Seiko Epson Corp フリップフロップ回路

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