JP2783062B2 - 溶接検査装置 - Google Patents

溶接検査装置

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JP2783062B2 JP13533292A JP13533292A JP2783062B2 JP 2783062 B2 JP2783062 B2 JP 2783062B2 JP 13533292 A JP13533292 A JP 13533292A JP 13533292 A JP13533292 A JP 13533292A JP 2783062 B2 JP2783062 B2 JP 2783062B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接状態を検査する装
置に関し、特に溶接されたウエルドボルトの固着状態を
検査する溶接検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パネル部品などのワークWに溶接されて
用いられるウエルドボルトBにおいては、溶接品質の良
否を管理することが重要である。図4は、従来の検査装
置を示す概略図である。図4に示されるように、図示し
ない組み立てステージにはベース11が設置されてお
り、ベース11には複数の近接センサ13が取り付けら
れている。この近接センサ13の取り付け位置は、組み
立てステージ(不図示)に載置されるパネル部品Wに溶
接されたウエルドボルトBの固着位置に対応しており、
組み立てステージ(不図示)にパネル部品Wが載置され
ると、図示されるように、パネル部品Wに溶接されたウ
エルドボルトBは近接センサ13に近接する位置に位置
決めされる。したがって、ウエルドボルトBが固着され
ているか否かは、近接センサ13により検知される。た
だし、この近接センサ13ではウエルドボルトBの溶接
状態の良否は検査できないので、別の工程において検査
している。図5は、ウエルドボルトBの溶接状態つまり
溶接強度を検査する工程を示す概念図である。図示され
るように、溶接強度は作業者Mにより検査されており、
一般には作業者がハンマーHなどを用いてボルトBに衝
撃を加えることにより検査されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接強
度の検査工程には作業者により行う工程が含まれている
ので、溶接検査を組み立てライン内で自動的に行うこと
ができず、生産性向上の足枷となっている。また溶接検
査の際ボルトに加える衝撃は、作業者によりハンマー等
で加えられるので、検査条件つまり衝撃力を一定にでき
ないという欠点を有している。また、一つ一つのボルト
に衝撃を加える作業は、作業者にとって極めて疲労度が
高い作業である。
【0004】以上のような問題に鑑みてなされた本発明
は、ウエルドボルトの溶接検査を自動的に行う溶接検査
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ワークに突出して溶接された溶接ボルトの
前記ワークに対する溶接強度を検査する溶接検査装置で
あって、前記ワークに対してほぼ垂直な方向である中心
軸回りに回転自在に装着された回転部材に、前記溶接ボ
ルトに向けて前記ボルトの径方向に進退移動自在である
検査用押圧部材を取り付け、前記溶接ボルトを押圧する
押圧力を前記検査用押圧部材に付勢する加圧手段と、前
記検査用押圧部材を前記溶接ボルトに押圧させたときに
おける前記検査用押圧部材の移動量を検出する移動量検
出手段とを、前記回転部材に取り付けたことを特徴とす
る溶接検査装置である。
【0006】
【作用】溶接検査を行うステージにパネル部品が載置さ
れ、パネル部品に溶接されているウエルドボルトが位置
決めされると、加圧手段を作動することにより検査用押
圧部材を用いて、ウエルドボルトを押圧する。加圧手段
の圧力は、一定の圧力に調節できるので、溶接ボルトに
一定の押圧力を加えることにより、溶接検査を行うこと
ができる。この後、移動量検出手段により検査用押圧部
材の移動量を測定し、ボルトが固着されているか否かを
検出する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。なお、すでに説明された部材には、同一の符号
を付す。図1に示されるように、ステージ(不図示)に
設置されるベース11にはブラケット21が取り付けら
れており、ブラケット21には、部材を回転自在に支持
する支持部材23が取り付けられている。この支持部材
23には、回転部材25が回動自在に支持されており、
本実施例の溶接検査装置では、回転部材25は90°回
転するようになっている。回転部材25には、溶接検査
時に被検査体であるボルトBを押圧する検査用押圧部材
27が摺動軸29を介して進退移動自在に取り付けられ
ており、またストロークが20mmであるロッド31を
有し、検査用押圧部材27に連接する加圧部材つまり直
動シリンダ33が取り付けられている。したがって、直
動シリンダ33のロッド31を進退移動させることによ
り、検査用押圧部材27を進退移動でき、ボルトBを押
圧できる。なお図2に示されるように、直動シリンダ3
3にはロッド31の移動位置を検出するリミットスイッ
チ35が取り付けられている。したがって、ボルトBが
パネル部品Wに接合されてないことや、検査用押圧部材
27に押圧されボルトBが脱落したことを、ロッド31
が前進限界位置まで移動したことを検出することにより
認識できる。なお、移動検出手段は、押圧部材の移動位
置が検出できるものであればよく、例えばリードスイッ
チを用いたものであってもよい。
【0008】また、本実施例の溶接検査装置では、直動
シリンダ33の駆動源に空圧源37を用いている。図2
および図3は、直動シリンダ33を駆動する加圧手段
と、圧力を調節する圧力調節手段とが示される空圧回路
図である。図2に示されるように、検査用押圧部材27
に連接する直動シリンダ31には、第1配管41と第2
配管43が接続されており、いずれか一方の配管で直動
シリンダ33にエアを供給することによりロッド31を
進退移動させる。図示されるように、両配管41,43
には、バルブ45を介してエア供給源が連通されてお
り、バルブ45を開閉することによりいずれか一方の配
管にエアを供給するようになっている。この内、第1配
管41は、直動シリンダ33とバルブ45との間におい
て、圧力調節手段であるレギュレータ47が設けられた
吸気側第1配管41aと、チェックバルブが設けられた
排気側第1配管41bとが並列に配管されている。チェ
ックバルブ53は、a矢視方向にのみエアを流すように
なっている。したがって図2に示されるように、第1配
管41を通して直動シリンダ33にエアを供給する場合
には、エアは吸気側第1配管41aを通り、レギュレー
タ51により調圧され、直動シリンダ33に供給され
る。このようにして、直動シリンダ33に供給するエア
の圧力を調節することにより、直動シリンダ33に連接
する検査用押圧部材27の押圧力を調節できる。また図
3に示されるように、第2配管43を通して直動シリン
ダ33にエアを供給する場合には、直動シリンダ33内
のエアは第1配管41内をa矢視方向に送られる。した
がってこの場合、エアはa矢視方向にのみエアを流す排
気側第1配管41b側を通って排出される。
【0009】次に、本実施例の溶接検査装置によりボル
トの溶接状態を検査する手順を説明する。まず、ウエル
ドボルトBが溶接されたパネル部品Wを、溶接検査装置
を設置したステージ(不図示)に搬入し、所定の位置に
載置する。パネル部品Wを載置すると、図1に示される
ように、パネル部品Wに溶接されたウエルドボルトB
は、それぞれ対応する検査装置の検査用押圧部材27に
隣接して位置決めされる。
【0010】被検査体であるボルトBが位置決めされる
と、バルブ45が、図2に示される位置に移動される。
これによりエアは、エア供給源37から第1配管41に
供給され、レギュレータ51で調圧された後、直動シリ
ンダ33内に供給される。エアが第1配管41よりシリ
ンダ33内に供給されると、ロッド31とロッド31に
接続する検査用押圧部材27がb矢視方向に移動し、検
査用押圧部材27はボルトBに接触する。このようにし
て、ボルトBを押圧部材27により押圧することによ
り、ボルトBの溶接強度を検査する。なお押圧部材27
の押圧力の調節は、供給するエアの圧力をレギュレータ
51によって調節することにより容易にできる。したが
って、検査時の押圧力を、それぞれのウエルドボルトに
要求される溶接強度に応じて、その都度調節できる。
【0011】この結果、ボルトBが検査に合格すると、
まずバルブ45を、図3に示される位置に移動すること
により、エア供給源37からのエアを第2配管43を通
して直動シリンダ33内に供給し、検査用押圧部材27
を後退移動させる。続いて、支持部材23を作動するこ
とにより回動部材25を90°回動させる。こののち再
び、バルブ45を図2に示させる位置に移動し、ロッド
31を前進移動させることにより、ボルトBの溶接強度
を検査する。このように、様々な方向から溶接強度を検
査することにより、部分的な溶接不良などに起因する強
度不足をチェックできる。
【0012】また、ボルトBがパネル部品Wに接合され
ていなかったり、検査用押圧部材27に押圧され脱落し
たりすると、ロッド31は前進限界位置まで移動する。
ロッド31が前進限界位置まで移動したことは、図3に
示されるように、リミットスイッチ35のスイッチが入
ることにより認識されるので、これによりウエルドボル
トBの検査不合格が検出される。
【0013】なお、ウエルドボルトの溶接検査を行う
際、ウエルドボルトが水平方向に突出するようにウエル
ドボルトを溶接したパネル部品を支持してもよく、また
ボルトが鉛直上向きに突出するようにパネル部品を支持
してもよく、さらにいうとウエルドボルトが上向きある
いは下向きに傾斜するようにパネル部品を支持しつつ溶
接検査を行ってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ウエルド
ボルトの溶接不良を自動的に検査できるので、パネル部
品の組み立てライン内で、溶接不良を検査することがで
きる。また、一定の押圧力でおのおののウエルドボルト
の溶接強度を検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本実施例の溶接検査装置を示す正面図、
【図2】は、直動シリンダを駆動する空圧手段と、圧力
を調節する圧力調節手段とが示される空圧回路図、
【図3】は、直動シリンダを駆動する空圧手段と、圧力
を調節する圧力調節手段とが示される空圧回路図、
【図4】は、従来の検査装置を示す概略図、
【図5】は、ウエルドボルトの溶接状態つまり溶接強度
を検査する工程を示す概念図である。
【符号の説明】
11…ベース 23…支持部材 2
5…回転部材 27…検査用押圧部材 31…ロッド 3
3…直動シリンダ 37…空圧源 45…バルブ 47…チェックバルブ付きレギュレータ 5
1…レギュレータ 53…チェックバルブ B…ウエルドボルト
H…ハンマー M…作業者 W…パネル部品

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに突出して溶接された溶接ボルト
    の前記ワークに対する溶接強度を検査する溶接検査装置
    であって、 前記ワークに対してほぼ垂直な方向である中心軸回りに
    回転自在に装着された回転部材に、前記溶接ボルトに向
    けて前記ボルトの径方向に進退移動自在である検査用押
    圧部材を取り付け、 前記溶接ボルトを押圧する押圧力を前記検査用押圧部材
    に付勢する加圧手段と、 前記検査用押圧部材を前記溶
    接ボルトに押圧させたときにおける前記検査用押圧部材
    の移動量を検出する移動量検出手段とを、前記回転部材
    に取り付けたことを特徴とする溶接検査装置。
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