JP2781977B2 - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

Info

Publication number
JP2781977B2
JP2781977B2 JP1044391A JP4439189A JP2781977B2 JP 2781977 B2 JP2781977 B2 JP 2781977B2 JP 1044391 A JP1044391 A JP 1044391A JP 4439189 A JP4439189 A JP 4439189A JP 2781977 B2 JP2781977 B2 JP 2781977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
smoothing capacitor
voltage
input
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1044391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02228256A (ja
Inventor
正康 大崎
勝彦 渡辺
正司 山下
Original Assignee
富士電気化学株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
Priority to JP1044391A priority Critical patent/JP2781977B2/ja
Publication of JPH02228256A publication Critical patent/JPH02228256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781977B2 publication Critical patent/JP2781977B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、整流平滑回路とDC/DCコンバータとの間に
バイパス・ダイオードとステップアップ・コンバータ
(昇圧型チョッパー回路)とを配置したスイッチング電
源に関するものである。交流入力の正常時はバイパス・
タイオードを通ってDC/DCコンバータに電力が供給され
るが、平滑コンデンサの端子電圧がある電圧以下に降下
した場合にはステップアップ・コンバータによって昇圧
し、平滑コンデンサの蓄積エネルギーをDC/DCコンバー
タに供給する。これによってスイッチング電源としての
出力保持時間が長くなり、平滑コンデンサの放電時間は
短縮する。
[従来の技術] 従来のスイッチング電源は、第3図に示すように、交
流入力ACを整流する整流ダイオード10及びその出力側に
設けた平滑コンデンサCとからなる整流平滑回路と、ス
イッチング電源の本体となるDC/DCコンバータ12とを組
み合わせた構成が一般的である。交流入力がある間、整
流ダイオード10による整流出力が平滑コンデンサCによ
って平滑化される。そしてDC/DCコンバータ12によって
所望の直流電圧に安定化制御され負荷に供給される。
第4図に示すように交流入力が遮断すると、平滑コン
デンサCの端子電圧Vcは徐々に低下する。そしてある電
圧V1に達するとDC/DCコンバータ12は発振を停止し、そ
の出力電圧V0は急激に低下する。交流入力が遮断(停電
を含む)してからDC/DCコンバータ12の出力電圧V0がほ
ぼ100%保っている時間THを出力保持時間という。コン
ピュータ等の情報処理機器では、この時間に処理途中の
データの退避やバックアップ電源の立ち上げ等の操作を
行うから、スイッチング電源の仕様によって出力保持時
間が定められている。
[発明が解決しようとする課題] スイッチング電源の出力保持時間を長くするには平滑
コンデンサCの容量を大きくすればよいが、それでは安
全規格上の問題が生じる。つまり海外の安全規格等では
交流入力が遮断された後にある一定時間以内にこの平滑
コンデンサの電圧をある値以下にするように規定されて
いる。しかしDC/DCコンバータ12が発振を停止すると平
滑コンデンサCに蓄えられていた電荷はなかなか放電し
ない。
そのため従来技術では平滑コンデンサCに並列に放電
抵抗Rを接続している。ところがこの放電抵抗Rには通
常動作中にも電流が流れるため、それによる電力損失が
大きい欠点がある。平滑コンデンサの容量を大きくして
も、交流入力遮断後に速やかにその荷電を放電させるた
めには、放電抵抗Rを小さな値にせざるを得ず、電力損
失は益々大きくなるし、出力保持時間は長くならない。
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消
し、出力保持時間を長くできると共に通常動作時におけ
る電力損失を少なくでき、且つ交流入力遮断後は平滑コ
ンデンサの端子電圧が速やかに低下するようにしたスイ
ッチング電源を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成できる本発明は、DC/DCコン
バータの入力回路にステップアップ・コンバータ(昇圧
型チョッパー回路)を組み込んだスイッチング電源であ
る。つまり交流入力を整流する整流ダイオードの出力側
に平滑コンデンサを設け、その平滑コンデンサとDC/DC
コンバータとの間にステップアップ・コンバータを設け
ると共に、それをバイパスするようにバイパス・ダイオ
ードを接続した構成になっている。ステップアップ・コ
ンバータは交流入力の遮断時にのみ平滑コンデンサの蓄
積エネルギーで動作し、昇圧して電力をDC/DCコンバー
タに供給する。
[作用] 通常状態においては交流入力は整流ダイオードによっ
て整流され平滑コンデンサで平滑されて、バイパス・ダ
イオードを通ってDC/DCコンバータに供給される。そこ
で所定の電圧に定電圧制御し負荷を駆動する。
交流入力が遮断すると平滑コンデンサの端子電圧は徐
々に低下する。それがある一定の値以下に下がるとDC/D
Cコンバータは発振を停止してしまう。しかし本発明で
はそれよりやや高い電圧でステップアップ・コンバータ
が動作を開始する。従ってステップアップ・コンバータ
によって昇圧した出力がDC/DCコンバータに供給され
る。この動作は平滑コンデンサの蓄積エネルギーが無く
なるまで続く。そのためDC/DCコンバータは発振動作を
続け、スイッチング電源としての出力保持期間は長くな
る。
また平滑コンデンサの蓄積エネルギーはステップアッ
プ・コンバータ、DC−DCコンバータ及び負荷によって消
費されるため速く無くなる。つまり特に放電抵抗を挿入
しなくても、平滑コンデンサの端子電圧は十分小さくな
り、海外規格を満たすことができ安全性は高まる。
[実施例] 第1図は本発明に係るスイッチング電源の一実施例を
示す回路図である。DC/DCコンバータ12はスイッチング
の電源の本体であり、それに入力する直流電圧を所望の
直流電圧に変換し安定化して出力する作用を果たす。本
発明では、このDC/DCコンバータ12は従来公知の任意の
回路構成であってよい。DC/DCコンバータ12の入力側は
交流入力を整流する整流ダイオード10とその出力側に設
けた平滑コンデンサC1を有する。ここでは整流ダイオー
ド10はダイオードブリッジで構成してある。
さて本発明が従来技術と顕著に相違する点は、平滑コ
ンデンサC1とDC/DCコンバータ12の間にステップアップ
・コンバータ14を設けると共に、それをバイパスするバ
イパス・ダイオードD1を設けた点である。ステップアッ
プ・コンバータ14は昇圧型にチョッパー回路であり、バ
イパス・ダイオードD1は整流ダイオードの出力をDC/DC
コンバータ12に供給できるような向きに接続されてい
る。
ステップアップ・コンバータ14は従来公知のものをそ
のまま利用できる。この実施例ではチョークコイルLと
ダイオードD2を直列に接続して平滑コンデンサC1の一端
とDC/DCコンバータ12の一端との間に設け、チョークコ
イルLとダイオードD2のアノードとの接続点とDC/DCコ
ンバータ12の他端との間にスイッチングトランジスタQ
を設け、またダイオードD2のカソードとDC/DCコンバー
タ12の他端との間にコンデンサC2を接続している。そし
て出力電圧を検出しそれに応じてスイッチングトランジ
スタQを制御する制御回路16を設けている。
このステップアップ・コンバータ14は、スイッチング
トランジスタQの導通時にインダクタンスLに磁気的な
エネルギーを蓄積させておき、スイッチングトランジス
タQが非導通となる期間に入力側及びインダクタンスL
のエネルギーうをダイオードD2を通してDC/DCコンバー
タ側に供給するものである。スイッチングトランジスタ
Qを導通させる時比率を変えることによってインダクタ
ンスLに蓄えられるエネルギーが変わり、出力電圧を可
変できる。その調整を制御回路16によって行っている。
このステップアップ・コンバータ14は交流入力が供給さ
れている間は停止していて、平滑コンデンサC1の端子電
圧がある値まで低下したとき動作を開始する。
さて交流入力が正常に供給されている間は、整流ダイ
オード10によって整流が行われ平滑コンデンサC1で平滑
化される。その電力はバイパス・ダイオードD1を通して
DC/DCコンバータ12に供給され、所定の出力電圧に安定
化制御されて負荷を駆動することになる。
交流入力が遮断した場合には第2図に示すように平滑
コンデンサC1の端子電圧Vc1は徐々に低下する。それが
ある電圧V2になるとステップアップ・コンバータ14が動
作する。これは制御回路16によってコンデンサC2の端子
電圧Vc2を監視することによってなされる。この電圧V2
はDC/DCコンバータ12がその発振動作を停止する電圧V1
よりも若干高く設定される(即ちV2>V1)。ステップア
ップ・コンバータ14は平滑コンデンサC1に蓄積されてい
るエネルギーによって動作する。そのため平滑コンデン
サC1の端子電圧VC1は更に低下し続ける。しかしステッ
プアップ・コンバータ14によってその出力電圧VC2はV1
より高いある一定の電圧V2に保たれる。この動作は平滑
コンデンサC1に蓄積されているエネルギーがなくなるま
で続く。このため、その間、DC/DCコンバータ12は発振
動作を続け、その出力電圧V0は通常時と同じ値を維持す
る。なおバイパス・ダイオードD1はステップアップ・コ
ンバータ14の出力が入力側に逆流するのを防止する機能
を果たす。
蓄積されていたエネルギーが無くなるとステップアッ
プ・コンバータ14は発振動作を停止し、その出力電圧V
C2は急激に低下する。出力電圧VC2がV1以下になるとDC/
DCコンバータ12はもはや発振動作を維持することができ
ず、その出力電圧V0も急激に低下することになる。
このようにして従来無駄になっていた平滑コンデンサ
C2のV1以下のエネルギーがステップアップ・コンバータ
14によりDC/DCコンバータ12の動作時間を長くするのに
利用され、全体としてスイッチング電源の出力保持時間
TH1が長くなる。また平滑コンデンサC1の蓄積エネルギ
ーが使用されるため、その端子電圧はすみやかに十分低
い状態になる。
[発明の効果] 本発明は上記のようにスイッチング電源の整流平滑回
路とスイッチング電源本体であるDC/DCコンバータとの
間にステップアップ・コンバータを設けたから、交流入
力の遮断時にステップアップ・コンバータが動作してDC
/DCコンバータに適正な電圧の電力を一定時間供給する
ことができ、それによってスイッチング電源としての出
力保持時間を長くできる。
また本発明では交流入力の遮断時に平滑コンデンサに
蓄積されているエネルギーはステップアップ・コンバー
タを介してDC/DCコンバータに供給されるため、従来技
術のような放電抵抗を設ける必要がなく、平滑コンデン
サの蓄積エネルギーを各種安全規格で定められている期
間内に十分放電させることができる。更に放電抵抗を必
要とせず、通常動作時にはステップアップ・コンバータ
は動作せずバイパス・ダイオードを通してエネルギーが
供給されるため電力損失の問題も解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスイッチング電源の一実施例を示
す回路図、第2図はその動作説明図、第3図は従来技術
の一例を示す回路図、第4図はその動作説明図である。 10……整流ダイオード、12……DC/DCコンバータ、14…
…ステップアップ・コンバータ、16……整流回路、C1
…平滑コンデンサ、D1……バイパス・ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−135518(JP,A) 実開 昭51−124415(JP,U) 実開 昭62−33688(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 3/00 - 3/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流入力を整流する整流ダイオードと、そ
    の出力側に設けた平滑コンデンサと、該平滑コンデンサ
    に接続したステップアップ・コンバータと、該ステップ
    アップ・コンバータの出力側に設けたDC/DCコンバータ
    と、ステップアップ・コンバータをバイパスするように
    平滑コンデンサとDC/DCコンバータとの間に接続したバ
    イパス・ダイオードとを具備し、前記ステップアップ・
    コンバータはその出力電圧を検出してそれに応じてスイ
    ッチングトランジスタを制御する方式であって、通常時
    にはバイパス・ダイオードが導通してDC/DCコンバータ
    に電力を供給し、交流入力の遮断時のみ平滑コンデンサ
    の蓄積エネルギーによってその蓄積エネルギーが無くな
    るまで前記ステップアップ・コンバータが動作してDC/D
    Cコンバータに電力を供給しその分だけ出力保持時間を
    延長するスイッチング電源。
JP1044391A 1989-02-23 1989-02-23 スイッチング電源 Expired - Fee Related JP2781977B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1044391A JP2781977B2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 スイッチング電源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1044391A JP2781977B2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 スイッチング電源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02228256A JPH02228256A (ja) 1990-09-11
JP2781977B2 true JP2781977B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=12690209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1044391A Expired - Fee Related JP2781977B2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 スイッチング電源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2781977B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITPR20040063A1 (it) 2004-09-03 2004-12-03 Biffi Italia Alimentatore stabilizzato switching ad ampio campo di tensione per attuatori di valvole.
JP5693820B2 (ja) * 2008-07-08 2015-04-01 富士電機株式会社 電源装置
JP5563425B2 (ja) * 2010-10-21 2014-07-30 富士通テレコムネットワークス株式会社 電源装置
JP2013063003A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Fujitsu Telecom Networks Ltd ブースト回路とそれを備えるdc−dcコンバータ、電源装置及びブースト回路の動作方法
JP6202043B2 (ja) * 2015-05-12 2017-09-27 コニカミノルタ株式会社 電源制御装置及び画像形成装置
JP6611200B2 (ja) * 2017-10-11 2019-11-27 Necプラットフォームズ株式会社 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法
CN114175485A (zh) * 2019-07-30 2022-03-11 索尼互动娱乐股份有限公司 电子设备

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50135518A (ja) * 1974-04-18 1975-10-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02228256A (ja) 1990-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7061212B2 (en) Circuit for maintaining hold-up time while reducing bulk capacitor size and improving efficiency in a power supply
US6246596B1 (en) Switching power supply
US20030103360A1 (en) Switching power supply
GB2387281A (en) Switching power supply unit
JPS6013469A (ja) Dc−dc変換器
JP2781977B2 (ja) スイッチング電源
JP3132614B2 (ja) Dc−dcコンバ−タ
JPH11164555A (ja) スイッチング電源
JPH1132480A (ja) スイッチング型直流電源装置
JP2001045749A (ja) スイッチング電源装置およびその動作方法
JPS63171160A (ja) Dc−dcコンバ−タ
JPH07264866A (ja) Ac−dcコンバータ
KR100819851B1 (ko) 직류/직류 스탭-업 컨버터 및 그 제어 방법.
JP2715946B2 (ja) 電源回路
JPH1118319A (ja) 電力貯蔵型電力変換器
JPH09121534A (ja) Dc/dcコンバータ
JP3939587B2 (ja) 昇圧型スイッチング電源装置
JP2004215411A (ja) 電力供給システムの力率改善方法、電力供給システム、スイッチング電源装置および無停電電源装置
JPH0591727A (ja) 電源装置
JP2799749B2 (ja) 昇降圧形コンバータ回路の制御方法
JP3446252B2 (ja) 電源回路装置
JP3456833B2 (ja) スイッチング電源
JPS6216074A (ja) スイツチングレギユレ−タの補助電源回路
JP2004320858A (ja) スイッチング電源装置
JP2575346Y2 (ja) スイッチング電源

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees