JP2780468B2 - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2780468B2
JP2780468B2 JP2238257A JP23825790A JP2780468B2 JP 2780468 B2 JP2780468 B2 JP 2780468B2 JP 2238257 A JP2238257 A JP 2238257A JP 23825790 A JP23825790 A JP 23825790A JP 2780468 B2 JP2780468 B2 JP 2780468B2
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gear
spring
retainer
wiper
arm
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洋二 橘
雅裕 荒木
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動車のフロントウィンドウパネルの払拭
動作を行うワイパ装置、特にワイパブレード反転時にワ
イパアームのスプリング力を緩める機構を備えたワイパ
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のものとして、例えば第4図及び第5図
に示すようなものがある。
第4図中符号1はワイパアームで、このワイパアーム
1は、フロントウィンドパネル4の下縁近傍のピボット
軸5に取り付けられたアームヘッド2と、このアームヘ
ッド2に後端部6が回転軸9を介して回動自在に連結さ
れたリテーナとを有し、このリテーナには、アームピー
スを介してワイパブレードが支持されている。
このアームヘッド2には、第5図に示すように、後端
部にフック10を備えたロッド11が中央支持体12と先端支
持体13とにより回動自在に支持され、このロッド11の先
端部に、回動片14がロッド11と一体回転可能に取り付け
られている。
そして、回動片14の回動端部にフック15が固着され、
このフック15にスプリング16の一端が連結され、他端が
アームピース7に連結されて、スプリング16がリテーナ
3長さ方向に配設されている。このスプリング16によ
り、ワイパブレード16がフロントウィンドウパネル4側
に付勢されている。
かかる構成により、ワイパアーム1がワイパブレード
8反転位置に至った時点で、フック10を車体側に設けた
突起17に衝突させてロッド11及び回動片14を回動させ、
スプリング16のバネ力を緩めることでワイパブレード8
に対する押圧力を弱め、反転音を等を低減させるように
なっている。
尚、このような構造のものとして、例えば特開昭60−
80958号公報に記載されたようなものがある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のものにあっては、ワ
イパブレード8の反転時にワイパアーム1のフック10を
車体側の突起17に衝突させてスプリング16のバネ力を緩
めるようになっているため、フック10と突起17の衝突音
による騒音が発生し、車室内環境上好ましくない、とい
う問題があった。
そこでこの発明は、ワイパブレード反転時の騒音を低
減し、車室内環境の向上を図ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、かかる従来に課題を着目してなされたも
ので、リテーナ後端部がアームヘッドに回動自在に連結
され、該アームヘッドのリテーナ側の端部に、回動片が
リテーナ長さ方向に軸線周りで回動可能に取り付けら
れ、該回動片の回動端部に、前記スプリングの一端部が
連結され、該スプリングの他端部がリテーナの先端部側
に連結されたワイパ装置において、前記回動片に、第1
の歯車が設けられ、該第1の歯車と噛み合う第2の歯車
及び該第2の歯車に連動する第3の歯車が前記アームヘ
ッドに設けられ、かつ該第3の歯車に噛み合うラックが
車体側に設けられ、前記第1,第2の歯車の歯車形状が、
第1の歯車の回転数がワイパアームの反転時に速くなる
ように設定されているワイパ装置としたことを特徴とす
る。
(作 用) かかる手段によれば、ワイパアームの回動動作に伴っ
て第3の歯車が車体側のラックに噛み合って回転し、こ
の第3の歯車と連動する第2の歯車の回転を介して第1
の歯車が回転することとなる。
このとき、第1の歯車がワイパアームの払拭動作時に
その回転を遅くするため、第1の歯車と共に回動片の回
動速度も遅くなる。従って、回動片によりスプリングへ
の回動作用はほとんどなく、スプリングのバネ力は略一
定に保たれる。
また、ワイパアームの反転時にあっては、第1の歯車
の回転が速くなるため、回動片が速かに回転してスプリ
ングのバネ力が緩められ、ワイパアームの円滑な反転動
作が行われることとなる。
このように、第1,第2,及び第3の歯車の回転によって
回動片が回動されてスプリングのバネ力が緩められるた
め、ワイパアーム反転時の騒音の発生はなく、室内環境
の向上が図られている。
(実施例) 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図(a)及び(b)はこの発明の一
実施例を示す図である。
第1図及び第2図中、符号21はワイパアームで、この
ワイパアーム21は、アームヘッド22と、このアームヘッ
ド22に連結され先端部のアームピース23を介してワイパ
ブレード24を支持するリテーナ25とにより構成され、フ
ロントウィンドウパネル26前側位置のピボット軸27に固
定されている。
具体的には、ピボット軸27がフロントウィンドウパネ
ル26の下縁近傍に配設され、このピボット軸27にアーム
ヘッド22の後端部28が固着され、このアームヘッド22の
先端部29に、回転軸30を介して回転可能にリテーナの後
端部45が連結されている。
このアームヘッド22には、第1図に示すように、スプ
リング力を緩るめるための機構31が設けられている。
詳しくは、ワイパアーム21の払拭範囲で弧状を呈する
ラック32がピボット軸27のフロントウィンドウパネル26
側近傍に設けられ(第2図参照)、このラック32に噛み
合いラック32上で2分の1回転するピニオン歯車33が、
回転支持体34支持されてロッド35の後端に取り付けられ
ている。
そして、ロッド35先端に第2の歯車としての楕円歯車
36が中心固着され、この楕円歯車36に噛み合う第1の歯
車としての楕円歯車37が回転支持体38でワイパアーム21
長さ方向に支持されたロッド39の後端に中心固着されて
いる。これらの楕円歯車36と37の噛合は、ワイパアーム
21がフロントウィンドウパネル26払拭領域の略中心位置
に到ったときに(第1図及び第2図実線位置)、楕円歯
車36の短径部分と楕円歯車37の長径部分とが噛み合い、
反転位置に到ったときに(第1図及び第2図2点鎖線位
置)、楕円歯車36の長径部分と楕円歯車37の短径部分と
が噛み合うように設定されている。
そして、ロッド39の先端部に楕円歯車37の短径方向に
沿ってアームヘッド22裏側を向く回動片40が取付けら
れ、この回動片40の回動端部41にフック42が固着され、
このフック部42を介して、回動片40が、アームピース23
に固定されリテーナ25の長さ方向に沿って配設されたス
プリング43の一端部44に連結されている。
次に、かかる構成よりなるワイパ装置の作用について
説明する。
ピボット軸27の駆動回転によってワイパアーム21が回
転し、ワイパブレード24によるフロントウィンドウパネ
ル26面の払拭が行なわれ、この払拭動作に伴ってピニオ
ン歯車33がラック32上を回動するため、ピニオン歯車33
の回転によって楕円歯車36及び37が従動回転される。
このときワイパアーム21の払拭領域即ち非反転位置に
あっては、第3図(a)に示すように、楕円歯車36が短
径領域角θの範囲で回転し、これに対応して楕円歯車
37が長径領域角θの範囲で回転するため、払拭領域の
大部分で、楕円歯車37が遅く回転することとなる。この
結果、回動片40の払拭領域での伏角は極めて小さく、回
動端部41のフック42によるスプリング43への回動作用が
ほとんど生じない。これにより、スプリング43のバネ力
が略一定に保たれ、ワイパブレード24がフロントウィン
ドウパネル26に対して所定の押圧力で接触することとな
る。
一方、ワイパアーム21が反転位置(第1図及び第2図
2点鎖線位置)に近づくと、第3図(b)に示すよう
に、楕円歯車36が長径領域角θ′の範囲内で回転し、
これに対応して楕円歯車37が短径領域角θ′の範囲内
で回転するようになるため、反転位置の近傍で楕円歯車
37が極めて速く回転することとなる。この結果、回動片
40が急激に伏せて反転位置で略真横になるため、フック
42がスプリング43の一端部44をリテーナ25内側に向って
回転移動させることとなり、スプリング43のパネ力が著
しく緩められる。従って、ワイパアーム21反転時にワイ
パブレード24のフロントウィンドウパネル26への押圧力
が緩められ、ワイパブレード24の反転が円滑に行われる
と共に、反転音の低減が図られる。。
以上のように、スプリングを緩和する機構31にてワイ
パアーム21反転時のスプリング43のバネ力を緩めるよう
にしたため、反転時の騒音は減少し、車室内環境の向上
を図ることができる。
尚、この実施例では楕円歯車36,37を中心に回転する
ように構成してあるが、これに限らず、楕円の焦点で回
転するように構成してもよく、またワイパアーム21の反
転位置で回動片40が真横になるように設定してあるが、
これに限らず、反転位置で回動片40が所定角度伏せるよ
うにしてスプリング43のバネ力を緩めることもできるこ
とは勿論である。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明によれば、車体側
のラックに噛み合う第3の歯車と連動する第1及び第2
の歯車によって回動片を所定速度で回転させる構成を採
っているため、ワイパアーム反転時の騒音が小さく、車
室内環境の向上を図ることができる、という実用上有益
な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図(a)及び(b)はこの発明に係る
ワイパ装置の一実施例を示す図で、第1図は車体裏側か
ら見た同装置の外観を示す図、第2図は同装置を示す正
面図、第3図(a)は払拭時における第1及び第2の歯
車の噛合状態と回動片の角度関係を示す概略説明図、第
3図(b)は反転時における第1及び第2の歯車の噛合
状態と回動片の角度関係を示す概略説明図である。 第4図及び第5図は従来のワイパ装置を示す図で、第4
図は同装置の外観を示す図、第5図は車体裏側から見た
同装置の要部を示す図である。 21……ワイパアーム 22……アームヘッド 25……リテーナ 29……先端部(アームヘッドのリテーナ側の端部) 30……回転軸 32……ラック 33……円形歯車(第3の歯車) 36……楕円歯車(第2の歯車) 37……楕円歯車(第1の歯車) 40……回動片 41……回動端部 43……スプリング 44……一端部 45……後端部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リテーナ後端部がアームヘッドに回動自在
    に連結され、該アームヘッドのリテーナ側の端部に、回
    動片がリテーナ長さ方向に軸線周りで回動可能に取り付
    けられ、該回動片の回動端部に、前記スプリングの一端
    部が連結され、該スプリングの他端部がリテーナの先端
    部側に連結されたワイパ装置において、 前記回動片に、第1の歯車が設けられ、 該第1の歯車と噛み合う第2の歯車及び該第2の歯車に
    連動する第3の歯車が前記アームヘッドに設けられ、 かつ該第3の歯車に噛み合うラックが車体側に設けら
    れ、 前記第1,第2の歯車の歯車形状が、第1の歯車の回転数
    がワイパアームの反転時に速くなるように設定されてい
    ることを特徴とするワイパ装置。
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US5421055A (en) * 1993-09-07 1995-06-06 Itt Automotive Electrical Systems Inc. Variable pressure windshield wiper arm
JP3149728B2 (ja) * 1995-05-11 2001-03-26 トヨタ自動車株式会社 ワイパ装置

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