JP2779656B2 - 結晶性ポリオレフイン組成物 - Google Patents

結晶性ポリオレフイン組成物

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JP2779656B2 JP1220947A JP22094789A JP2779656B2 JP 2779656 B2 JP2779656 B2 JP 2779656B2 JP 1220947 A JP1220947 A JP 1220947A JP 22094789 A JP22094789 A JP 22094789A JP 2779656 B2 JP2779656 B2 JP 2779656B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、剛性および耐熱剛性に優れた成形品が得ら
れる結晶性ポリオレフィン組成物に関する。さらに詳し
くは、結晶性ポリオレフィンに特定の構造を有するフル
オロフォスファイト系化合物および特定の金属塩をそれ
ぞれ特定量配合してなる剛性および耐熱剛性に優れた成
形品が得られる結晶性ポリオレフィン組成物に関する。
[従来の技術] 一般に結晶性ポリオレフインは比較的安価でかつ優れ
た機械的性質を有するので、射出成形品、中空成形品、
フィルム、シート、繊維など各種の成形品の製造に用い
られている。しかしながら各種の具体的用途によって
は、機械的性質が充分とはいえない場合があり、その具
体的用途の拡大に制限を受けるという問題がある。とり
わけ剛性および耐熱剛性などの剛性面(以下、剛性面と
は剛性および耐熱剛性を意味する。)に関しては、ポリ
スチレン、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレートおよ
びポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルなど
にくらべて劣ることから、結晶性ポリオレフィンの使用
用途に制限を受けるといった欠点がある。このため、従
来から結晶性ポリオレィンの剛性面を向上させる目的で
各種の造核剤が用いられている。
また、特開昭63−227594号公報には結晶性ポリオレフ
ィンに酸化防止剤として芳香族フルオロリン化合物を配
合した組成物および該組成物にステアリン酸カルシウム
のような潤滑剤を併用し得ることが開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、結晶性ポリオレフィンに従来公知の各
種造核剤を配合した組成物から得られる成形品の剛性面
は、ある程度改善はされるもののいまだ充分満足できる
ものではない。また、結晶性ポリオレフィンに芳香族フ
ルオロリン化合物を配合してなる組成物が開示されてい
る前記特開昭63−227594号公報には、該組成物に潤滑剤
としてステアリン酸リチウムもしくはステアリン酸ナト
リウムを併用することによって結晶性ポリオレフィン組
成物から得られる成形品の剛性面を向上させることはな
んら記載されておらず、また該併用によって剛性面が向
上することを示唆した記載もない。
本発明者は、結晶性ポリオレフィン組成物に関する上
述の問題点すなわち合成面の改善された成形品を与える
結晶性ポリオレフィン組成物を得るべく鋭意研究した。
その結果、本発明者は結晶性ポリオレフィンに特定の
構造を有するフルオロフォスファイト系化合物および特
定の金属塩をそれぞれ特定量配合してなる結晶性ポリオ
レフィン組成物が、剛性面を改善した成形品を与える組
成物であることを見い出し、この知見に基づき本発明を
完成した。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は成形
品としたときの該成形品の剛性面が改善された結晶性ポ
リオレフィン組成物を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は下記の構成を有する。
(1)結晶性ポリオレフィン100重量部に対して、下記
一般式[I]で示されるフルオロフィスファイト系化合
物(以下、化合物Aという)および下記〜から選ば
れた1種または2種以上の化合物(以下、化合物Bとい
う)をそれぞれ0.001〜1重量部配合してなる結晶性ポ
リオレフィン組成物。
脂肪族モノカルボン酸金属塩(ただし、金属はリチウ
ムもしくはナトリウムを示すが、ナトリウムの場合、ス
テアリン酸ナトリウムを除く。) ジチオカルバミン酸金属塩(ただし、金属はリチウ
ム、ナトリウムもしくはカリウムを示す。) 2−メルカプトベンゾチアゾールの金属塩(ただし、
金属はリチウム、ナトリウムもしくはカリウムを示
す。) 2−メルカプトベンズイミダゾールの金属塩(ただ
し、金属はリチウム、ナトリウムもしくはカリウムを示
す。) ベンゾトリアゾールの金属塩(ただし、金属はリチウ
ム、ナトリウムもしくはカリウムを示す。) (ただし、式中Rは炭素数1〜4のアルキリデン基もし
くは硫黄を、Ar1およびAr2はアルキルアリーレン基もし
くはシクロアルキルアリーレン基を、nを0もしくは1
をそれぞれ示す。) (2)結晶性ポリオレフィン100重量部に対して、化
合物Aおよび化合物Bまたは化合物Aおよびステアリ
ン酸ナトリウム(以下、該ステアリン酸ナトリウムを化
合物Cという)をそれぞれ0.001〜1重量部、脂肪族ア
ミンを0.01〜1重量部配合してなる結晶性ポリオレフィ
ン組成物。
(3)結晶性ポリオレフィン100重量部に対して、無機
充填剤0.01〜25重量部をさらに配合してなる前記第
(1)項もしくは第(2)項記載の結晶性ポリオレフィ
ン組成物。
(4)結晶性ポリオレフィンとして、アイソタクチック
ペンタッド分率(P)とメルトフローレート(MFR;230
℃における荷重2.16kgを加えた場合の10分間の溶融樹脂
の吐出量)との関係が1.00≧P≧0.015logMAR+0.955で
ある結晶性プロピレン単独重合体を用いる前記第(1)
項〜第(3)項のいずれか1項記載の結晶性ポリオレフ
ィン組成物。
(5)結晶性ポリオレフィンとして、プロピレン単独重
合体のアイソタクチックペンタッド分率(P)とメルト
フローレート(MFR)との関係が1.00≧P≧0.015logMFR
+0.955である第1段階重合体が全重合体量の70〜95重
量%であり、ついで全重合体量の30〜5重量%のエチレ
ンもしくはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合さ
せてなりエチレン含有量が全重合体量の3〜20重量%で
ある結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体を用
いる前記第(1)項〜第(3)項のいずれ1項記載の結
晶性ポリオレフィン組成物。
本発明で用いる結晶性ポリオレフィンは、エチレン、
プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチル−
ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などのα−
オレフィンの結晶性単独重合体、これら2種以上のα−
オレフィンの結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体
または結晶性ブロック共重合体、上述のα−オレフィン
と酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルとの共重合
体、該共重合体のケン化物、これらα−オレフィンと不
飽和シラン化合物との共重合体、これらα−オレフィン
と不飽和カルボン酸もしくはその無水物との共重合体、
該共重合体と金属イオン化合物との反応生成物、上述の
α−オレフィンの結晶性単独重合体、結晶性もしくは低
結晶性ランダム共重合体または結晶性ブロック共重合体
を不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性した変性
ポリオレフィン、上述のα−オレフィンの結晶性単独重
合体、結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合体または
結晶性ブロック共重合体を不飽和シラン化合物で変性し
たシラン変性ポリオレフィンなどを例示することがで
き、これら結晶性ポリオレフィンの単独使用はもち論の
こと、2種以上の結晶性ポリオレフィンを混合して用い
ることもできる。また上述の結晶性ポリオレフィンに各
種合成ゴム(たとえば非晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体、非晶性エチレン−プロピレン−非共役ジ
エン3元共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリクロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム、
アクリロニトリル−ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン
−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−プ
ロピレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体など)
または熱可塑性合成樹脂(たとえばポリスチレン、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂など)を
混合して用いることもできる。結晶性プロピレン単独重
合体、プロピレン成分を70重量%以上含有する結晶性プ
ロピレン共重合体であって、結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体、結晶性プロピレン−ブテン−1ラ
ンダム共重合体、結晶性エチレン−プロピレン−ブテン
−1 3元共重合体、結晶性プロピレン−ヘキセン−ブ
テン−1 3元共重合体およびこれらの2種以上の混合
物が特に好ましく用いられる。とりわけ本発明で用いる
結晶性ポリオレフィンといて、アイソタクチックペンタ
ッド分率(P)とメルトフローレート(MFR)との関係
が1.00≧P≧0.015logMFR+0.955を満足する結晶性プロ
ピレン単独重合体(以下、HCPP(H)と略記する。)、
またはプロピレン単独重合体のアイソタクチックペンタ
ッド分率(P)とメルトフローレート(MFR)との関係
が1.00≧P≧0.015logMFR+0.955である第1段階重合体
が全重合体量の70〜95重量%であり、ついで全重合体量
の30〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプロピレ
ンを1段階以上で重合させてなりエチレン含有量が全重
合体量の3〜20重量%である結晶性エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体(以下、HCPP(B)と略記する。)
を用いること、得られる結晶性ポリオレフィン組成物の
剛性面がさらに改善されるので好ましい。このようなHC
PP(H)は、本願と同一出願人の出願にかかわる特開昭
58−104907号公報に記載された製造方法によって製造す
ることができる。すなわち、有機アルミニウム化合物
(I)(たとえばトリエチルアルミニウム、ジエチルア
ルミニウムモノクロリドなど)もしくは有機アルミニウ
ム化合物(I)と電子供与体(たとえばジイソアミルエ
ーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルなど)
との反応生成物(V)を四塩化チタンと反応させて得ら
れる固体生成物(II)に、さらに電子供与体と電子受容
体(たとえば無水塩化アルミニウム、四塩化チタン、四
塩化バナジウムなど)とを反応させて得られる固体生成
物(III)を有機アルミニウム化合物(I)および芳香
族カルボン酸エステル(IV)(たとえば安息香酸エチ
ル、p−トルエン酸メチル、p−トルイル酸エチル、p
−トルイル酸−2−エチルヘキシルなど)と組合せ、該
芳香族カルボン酸エステル(IV)と該固体生成物(II
I)のモル比率IV/III=0.1〜10.0とした触媒(以下、触
媒(MC)と略記する。)の存在下にプロピレンを1段階
以上で重合させることによって得ることができる。ま
た、HCPP(B)は、第1段階目の重合においては、全重
合体量(ただし、重合溶媒に対して可溶性の重合体を除
く)の70〜95重量%のプロピレンを重合させる。ついで
第2段階目以降においてはエチレンもしくはエチレンと
プロピレンを1段階以上で重合させる。この第2段階目
以降において前述の全重合体量の30〜5重量%のエチレ
ンもしくはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合さ
せる。ただし、最終的に得られた重合体(ただし、重合
溶媒に溶出した可溶性の重合体を除く)中のエチレン含
有量は全重合大量の3〜20重量%の範囲内になければな
らない。従って、第1段階目でプロピレンのみを全重合
体量の70重量%重合させた場合には、第2段階目でブロ
ック共重合されるエチレン量は20重量%以下に限定され
るから、その場合は残余の10〜27重量%についてはプロ
ピレンまたはプロピレンとエチレンを除く他のα−オレ
フィンをブロック共重合させなければならない。しかし
ながら第1段階目でプロピレンを80重量%重合させた場
合には、第2段階目でエチレンのみを20重量%重合する
ことができる。以上のように、エチレンを重合させるこ
とができる段階の限定と全重合体中のエチレン含有量の
限定の範囲内であれば、第2段階目においてエチレンを
単独でまたはエチレンとプロピレンもしくは他のα−オ
レフィンとを混合して1段階または多段階でブロック共
重合を行うことができる。このようなHCPP(B)は、本
願と同一出願人の出願にかかわる特開昭58−201816号公
報に記載された製造方法によって製造することができ
る。すなわち、触媒(MC)の存在下に全重合体量の70〜
95重量%のプロピレンを重合させ、ついで全重合体量の
30〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプロピレン
を1段階以上で重合させてエチレン含有量を3〜20重量
%となるように共重合させることによって得ることがで
きる。上述の1段階とは、これらの単量体の連続的なも
しくは1時的な供給の1区分を意味する。ここで、アイ
ソタクチックペンタッド分率(P)とは、マクロモレキ
ュールズ、6巻、6号、11月〜12月、925〜926頁(1973
年)[Macromolecules,Vol.6,No.6,November−Decembe
r,925−926(1973)]に発表されている方法、すなわち
13C−NMRを使用して測定されるプロピレン系重合体分子
鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック分率であ
る。言いかえると該分率、プロピレンモノマー単位が5
個連続してアイソタクチック結合したプロピレンモノマ
ー単位の分率を意味する。上述の13C−NMRを使用した測
定におけるスペクトルのピークの帰属の決定は、マイク
ロモレキュールズ、8巻、5号、9月〜10月、687〜689
頁(1975年)[Macromolecules,Vol.8,No.5,September
−October,687−689(1975)]に基づいて行う。ちなみ
に後述の実施例における13C−NMRによる測定にはFT−NM
Rの270MHzの装置を用い、27,000個の積算測定により、
シグナル検出限界をアイソタクチックペンタッド分率で
0.001にまで向上させて行った。上記HCPP(H)およびH
CPP(B)におけるアイソタクチックペンタッド分率
(P)とメルトフローレート(MFR)との関係式の要件
は、一般にMFRの低い結晶性プロピレン単独重合体の前
記分率Pは低下するので、使用すべき結晶性プロピレン
単独重合体として、そのMFRに対応したPの下限値を限
定することを構成要件としたものである。そして該Pは
分率であるから1.00が上限となり、MFRは通常0.05〜100
g/10分である。また、MFRはJISK 7210に準拠し、230
℃、荷重2.16kgで測定し、エチレン含有量は赤外線吸収
スペクトル法で測定する。さらに本発明で用いる結晶性
ポリオレフィンとして、ハロゲン化マグネシウムに担持
されたハロゲン化チタン触媒成分と有機アルミニウム触
媒成分を含む高活性触媒組成物とりわけ該高活性触媒組
成物に電子供与体触媒成分をさらに組み合わせた高活性
高立体規則触媒組成物の存在下で重合して得られる無脱
灰の結晶性プロピレン系重合体を用いることは、得られ
る結晶性ポリオレフィン組成物の剛性面がさらに改善さ
れるので好ましい。
本発明で用いられる化合物Aとして2,2′−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、
2,2′−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2′−ビス(4−t−アミ
ル−6−メチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2′−ビス(4−s−エイコシルフェニル)フルオロフ
オスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2′−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−メチレン−
ビス(4−メチル−6−ノニルフェニル)フルオロフォ
スファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジノニルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−メチレン−
ビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェニル)フル
オロフォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4−メ
チル−6−(1′−メチルシクロヘキシル)フェニル)
フルオロフォスファイト、2,2′−i−プロピリデン−
ビス(4−ノニルフェニル)フルオロフォスファイト、
2,2′−ブチリデン−ビス(4,6−ジメチルフェニル)フ
ルオロフォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−エチリデ
ン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェニル)フル
オロフォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4−
s−ブチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−メチ
レン−ビス(4−メチル−6−t−オクチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2′−ブチリデン−ビス
(4−メチル−6−(1′−メチルシクロヘキシル)フ
ェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−メチレン−
ビス(4,6−ジメチルフェニル)フルオロフォスファイ
ト、2,2′−チオ−ビス(4−t−オクチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2′−チオ−ビス(4,6−ジ
−s−アミルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2′−チオ−ビス(4,6−ジ−i−オクチルフェニル)フ
ルオロフォスファイト、2,2′−チオ−ビス(5−t−
ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−チ
オ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フル
オロフォスファイト、2,2′−チオ−ビス(4−メチル
−6−α−メチルベンジルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、2,2′−チオ−ビス(3−メチル−4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトおよび2,
2′−チオ−ビス(4−t−アミルフェニル)フルオロ
フォスファイトなどを例示でき、特に2,2′−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、
2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−メチレン
−ビス(4,6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、2,2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチリフェニル)フルオロフォスファイト、2,2′
−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイトおよび2,2′−チオ−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスフ
ァイトが好ましい。これら化合物Aは特開昭63−227594
号公報に記載された製造方法によって得ることができ
る。すなわち、下記反応式に従い、化合物Aと原料フェ
ノールであるビスフェノールと三塩化リンまたは三臭化
リンとを反応させることによってジアリーレンモノハロ
−フォスファイト(ジアリーレンモノクロル−フォスフ
ァイトまたはジアリーレンモノブロモ−フォスファイ
ト)を合成し、得られたジアリーレンモノハロ−フォス
ファイトにフッ素化試薬(たとえば、HF、LiF、NaF、K
F、RbF、CsF、SbF3、SbF5、AgF、HgF2、CoF3、SF4
ど)を反応させることによって化合物Aを得ることがで
きる。
(ただし、式中Rは炭素数1〜4のアルキリデン基まし
くは硫黄を、Ar1およびAr2はアルキルアリーレン基もし
くはシロアルキルアリーレン基を、Xは塩素もしくは臭
素を、YFはフッ素化試薬を、nは0もしくは1をそれぞ
れ示す。) また、前記特開昭63−227594号公報に記載された製造
方法の改良方法である特開平1−135789号公報に記載さ
れた製造方法によって得ることもできる。すなわち、上
述のジアリーレンモノハロ−フォスファィトにフッ素化
試薬を反応させる際、フッ素化反応促進剤としてピリジ
ン型化合物のハロゲン化水素塩(たとえば、ピリジン塩
酸塩、ピリジン臭化水素酸塩、ピリジンフッ化水素酸
塩、ピコリン塩酸塩、キノリン塩酸塩、ニオチン酸塩酸
塩、2−アミノピリジン塩酸塩、2−フェニルピリジン
塩酸塩など)の存在下に反応させることによって化合物
Aを得ることもできる。該化合物Aの単独使用はもち論
のこと、2種以上の化合物Aを併用することもできる。
該化合物Aの配合割合は、結晶性ポリオレフィン100重
量部に対して0.001〜1重量部、好ましくは0.01〜0.5重
量部である。0.001重量部未満の配合では剛性面の改善
効果が充分に発揮されず、また1重量部を超えても構わ
ないが、それ以上の剛性面の改善効果が期待できず実際
的でないばかりでなくまた不経済である。
本発明で用いられる化合物Bとしては酢酸リチウム、
酢酸ナトリウム、プロピオン酸リチウム、プロピオン酸
ナトリウム、酪酸リチウム、酪酸ナトリウム、吉草酸リ
チウム、吉草酸ナトリウム、α−メチル酪酸リチウム、
α−メチル酪酸ナトリウム、ヘキサン酸リチウム、ヘキ
サン酸ナトリウム、ソルビン酸リチウム、ソルビン酸ナ
トリウム、オクタン酸リチウム、オクタン酸ナトリウ
ム、2−エチルヘキサン酸リチウム、2−エチルヘキサ
ン酸ナトリウム、ノナン酸リチウム、ノナン酸ナトリウ
ム、デカン酸リチウム、デカン酸ナトリウム、カプロレ
イン酸リチウム、カプロレイン酸ナトリウム、ウンデカ
ン酸リチウム、ウンデカン酸ナトリウム、ウンデシレン
酸リチウム、ウンデシレン酸ナトリウム、ラウリン酸リ
チウム、ラウリン酸ナトリウム、リンデル酸リチウム、
リンデル酸ナトリウム、ミリスチン酸リチウム、ミリス
チン酸ナトリウム、フィゼテリン酸リチウム、フィゼテ
リン酸ナトリウム、ミリストレイン酸リチウム、ミルス
トレイン酸ナトリウム、パルミチン酸リチウム、パルミ
チン酸ナトリウム、パルミトレイン酸リチウム、パルミ
トレイン酸ナトリウム、ヒラゴ酸リチウム、ピラゴ酸ナ
トリウム、ステアリン酸リチウム、ペトロセリン酸リチ
ウム、ペトロセリン酸ナトリウム、オレイン酸リチウ
ム、オレイン酸ナトリウム、エライジン酸リチウム、エ
ラジイン酸ナトリウム、アスクレピン酸リチウム、アス
クレピン酸ナトリウム、バクセン酸リチウム、バクセン
酸ナトリウム、リノール酸リチウム、リノール酸ナトリ
ウム、α−エレオステアリン酸リチウム、α−エレオス
テアリン酸ナトリウム、β−エレオステアリン酸リチウ
ム、β−エレオステアリン酸ナトリウム、プニカ酸リチ
ウム、プニカ酸ナトリウム、リノレン酸リチウム、リノ
レン酸ナトリウム、γ−リノレン酸リチウム、γ−リレ
ノン酸ナトリウム、モノクチ酸リチウム、モロクチ酸ナ
トリウム、ステアリドン酸リチウム、ステアリドン酸ナ
トリウム、ステアロール酸リチウム、ステアロール酸ナ
トリウム、アラキン酸リチウム、アラキン酸ナトリウ
ム、ガドレイン酸リチウム、ガドレイン酸ナトリウム、
ゴンドイン酸リチウム、ゴンドイン酸ナトリウム、アラ
キドン酸リチウム、アラキドン酸ナトリウム、ベヘン酸
リチウム、ベヘン酸ナトリウム、セトレイン酸リチウ
ム、セトレイン酸ナトリウム、エルカ酸リチウム、エル
カ酸ナトリウム、ブラシジン酸リチウム、ブラシジン酸
ナトリウム、イワシ酸リチウム、イワシ酸ナトリウム、
リグノセリン酸リチウム、リグノセリン酸ナトリウム、
セラコレイン酸リチウム、セラコレイン酸ナトリウム、
ニシン酸リチウム、ニシン酸ナトリウム、セロチン酸リ
チウム、セロチン酸ナトリウム、キシメン酸リチウム、
キシメン酸ナトリウム、モンタン酸リチウム、モンタン
酸ナトリウム、メリシン酸リチウム、メリシン酸ナトリ
ウム、ルメクエン酸リチウム、ルメクエン酸ナトリウ
ム、2−ヒドロキシテトラデカン酸リチウム、2−ヒド
ロキシテトラデカン酸ナトリウム、イプロール酸リチウ
ム、イプロール酸ナトリウム、2−ヒドロキシヘキサデ
カン酸リチウム、2−ヒドロキシヘキサデカン酸ナトリ
ウム、ヤラピノール酸リチウム、ヤラピノール酸ナトリ
ウム、ユニペリン酸リチウム、ユニペリン酸ナトリウ
ム、アンブレットール酸リチウム、アンブレットール酸
ナトリウム、アリューリット酸リチウム、アリューリッ
ト酸ナトリウム、2−ヒドロキシオクタデカン酸リチウ
ム、2−ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、12−ヒ
ドロキシオクタデカン酸リチウム、12−ヒドロキシオク
タデカン酸ナトリウム、18−ヒドロキシオクタデカン酸
リチウム、18−ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、
9,10−ジヒドロキシオクタデカン酸リチウム、9,10−ジ
ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、リシノール酸リ
チウム、リシノール酸ナトリウム、カムロレン酸リチウ
ム、カムロレン酸ナトリウム、リカン酸リチウム、リカ
ン酸ナトリウム、フェロン酸リチウム、フェロン酸ナト
リウム、セレブレン酸リチウム、セレブロン酸ナトリウ
ム、リチウム−ジメチル−ジチオカルバメート、ナトリ
ウム−ジメチル−ジチオカルバメート、カリウム−ジメ
チル−ジチオカルバメート、リチウム−ジエチル−ジチ
オカルバメート、ナトリウム−ジエチル−ジチオカルバ
メート、カリウム−ジエチル−ジチオカルバメート、リ
チウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート、ナトリ
ウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート、カリウム
−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート、リチウム−ジ
ノニル−ジチオカルバメート、ナトリウム−ジノニル−
ジチオカルバメート、カリウム−ジノニル−ジチオカル
バメート、リチウム−ジラウリル−ジチオカルバメー
ト、ナトリウム、ジラウリル−ジチオカルバメート、カ
リウム−ジラウリル−ジチオカルバメート、リチウムメ
チル−フェニル−ジチオカルバメート、ナトリウムメチ
ル−フェニル−ジチオカルバメート、カリウムメチル−
フェニル−ジチオカルバメート、リチウムエチル−フェ
ニル−ジチオカルバメート、ナトリウムエチル−フェニ
ル−ジチオカルバメート、カリウムエチル−フェニル−
ジチオカルバメート、リチウム−ジフェニル−ジチオカ
ルバメート、ナトリウム−ジフェニル−ジチオカルバメ
ート、カリウム−ジフェニル−ジチオカルバメート、リ
チウム−ジトリル−ジチオカルバメート、ナトリウム−
ジトリル−ジチオカルバメート、カリウム−ジトリル−
ジチオカルバメート、リチウム−ジベンジル−ジチオカ
ルバメート、ナトリウム−ジベンジル−ジチオカルバメ
ート、カリウム−ジベンジル−ジチオカルバメート、リ
チウム−2−ベンゾチアゾールチオレート、ナトリウム
−2−ベンゾチアゾールチオレート、カリウム−2−ベ
ンゾチアゾールチオレート、リチウム−2−トリルチア
ゾールチオレート、ナトリウム−2−トリルチアゾール
チオレート、カリウム−2−トリルチアゾールチオレー
ト、リチウム−2−ベンズイミダゾールチオレート、ナ
トリウム−2−ベンズイミダゾールチオレート、カリウ
ム−2−ベンズイミダゾールチオレート、リチウム−2
−トリルイミダゾールチオレート、ナトリウム−2−ト
リルイミダゾールチオレート、カリウム−2ベンズイミ
ダゾールチオレート、ベンゾトリアゾールリチウム、ベ
ンゾトリアゾールナトリウム、ベンゾトリアゾールカリ
ウム、トリルトリアゾールリチウム、トリルトリアゾー
ルナトリウムおよびトリルトリアゾールカリウムなどを
例示でき、特にステアリン酸リチウム、モンタン酸リチ
ウム、モンタン酸ナトリウム、12−ヒドロキシオクタデ
カン酸リチウム、12−ヒドロキシオクタデカン酸ナトリ
ウム、リチウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメー
ト、ナトリウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメー
ト、カリウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート、
リチウム−2−ベンゾチアゾールチオレート、ナトリウ
ム−2−ベンゾチアゾールチオレート、カリウム−2−
ベンゾチアゾールチオレート、リチウム−2−ベンゾイ
ミダゾールチオレート、ナトリウム−2−ベンズイミダ
ゾールチオレート、カリウム−2−ベンズイミダゾール
チオレート、ベンゾトリアゾールリチウム、ベンゾトリ
アゾールナトリウムおよびベンゾトリアゾールカリウム
が好まいい。これら化合物Bの単独使用はもち論のこ
と、2種以上の化合物Bを併用することもできる。該化
合物Bの配合割合は、結晶性ポリオレフィン100重量部
に対して0.001〜1重量部、好ましくは0.01〜0.5重量部
である。0.001重量部未満の配合では剛性面の改善効果
が充分に発揮されず、また1重量部を超えても構わない
が、それ以上の剛性面の改善効果が期待できず実際的で
ないばかりでなくまた不経済である。
本発明で用いられる化合物Cの配合割合は、結晶性ポ
リオレフィン100重量部に対して0.001〜1重量部、好ま
しくは0.01〜0.5重量部である。0.001重量部未満の配合
では剛性面の改善効果が充分に発揮されず、また1重量
部を超えても構わないが、それ以上の剛性面の改善効果
が期待できず実際的でないばかりでなくまた、不経済で
ある。
本発明の組成物にあっては、脂肪族アミンを併用する
ことによって、相乗的に剛性面の改善効果が発揮される
ので併用することが好ましい。脂肪族アミンとしてはオ
クチルアミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パ
ルミチルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、
ココアミン、タロウアミン、ソイアミン、N,N−ジココ
アミン、N,N−ジタロウアミン、N,N−ジイソアミン、N
−ラウリル−N,N−ジメチルアミン、N−ミリスチル−
N,N−ジメチルアミン、N−パルミチル−N,N−ジメチル
アミン、N−ステアリル−N,N−ジムチルアミン、N−
ココ−N,N−ジメチルアミン、N−タロウ−N,N−ジメチ
ルアミン、N−ソイ−N,N−ジメチルアミン、N−メチ
ル−N,N−ジタロウアミン、N−メチル−N,N−ジココア
ミン、N−オレイル−1,3−ジアミノプロパン、N−タ
ロウ、1,3−ジアミノプロパン、ヘキサメチレンジアミ
ン、N−ラウリル−N,N,N−トリメチルアンモニウムク
ロライド、N−パルミチル−N,N,N−トリメチルアンモ
ニウムクロライド、N−ステアリル−N,N,N−トリメチ
ルアンモニウムクロライド、N−ドコシル−N,N,N−ト
リメチルアンモニウムクロライド、N−ココ−N,N,N−
トリメチルアンモニウムクロライド、N−タロウ−N,N,
N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−ソイ−N,
N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N,N,N−トリ
エチル−N−ベンジルアンモニウムクロライド、N−ラ
ウリル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムク
ロライド、N−ミリスチル−N,N−ジメチル−N−ベン
ジルアンモニウムクロライド、N−ステアリル−N,N−
ジメチル−N−ベンジルアンモニウムクロライド、N−
ココ−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムクロ
ライド、N,N−ジオレイル−N,N−ジメチルアンモニウム
クロライド、N,N−ジココ−N,N−ジメチルアンモニウム
クロライド、N,N−ジタロウ−N,N−ジメチルアンモニウ
ムクロライド、N,N−ジソイ−N,N−ジメチルアンモニウ
ムクロライド、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−
N−ラウリル−N−メチルアンモニウムクロライド、N,
N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−ステアリル−
N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(2−
ヒドロキシエチル)−N−オレイル−N−メチルアンモ
ニウムクロライド、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−N−ココ−N−メチルアンモニウムクロライド、
N,N−ビス(ポリオキシエチレン)−N−ラウリル−N
−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(ポリオ
キシエチレン)−N−ステアリル−N−メチルアンモニ
ウムクロライド、N,N−ビス(ポリオキシエチレン)−
N−オレイル−N−メチルアンモニウムクロライド、N,
N−ビス(ポリオキシエチルン)−N−ココ−N−メチ
ルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)ラウリルアミノベタイン、N,N−ビス(2−
ヒドロキシエチル)トリデシルアミノベタイン、N,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)ミリスチルアミノベタイ
ン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ペンタデシル
アミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)
パルミチルアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)ステアリルアミノベタイン、N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)オレイルアミノベタイン、N,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)ドコシルアミノベタイ
ン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)オクタコシル
アミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)
ココアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)タロウアミノベタイン、ヘキサメチレンテトラミ
ン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)ラウリルアミン、N
−(2−ヒドロキシエチル)トリデシルアミン、N−
(2−ヒドロキシエチル)ミリスチルアミン、N−(2
−ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミン、N−(2−
ヒドロキシエチル)パルミチルアミン、N−(2−ヒド
ロキシエチル)ステアリルアミン、N−(2−ヒドロキ
シエチル)オレイルアミン、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ドコシルアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)オ
クタコシルアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ココ
アミン、N−(2−ヒドロキシエチル)タロウアミン、
N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)ラウリルア
ミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)トリ
デシルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ミリスチルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロ
キシエチル)ペンタデシルアミン、N−メチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)パルミチルアミン、N−メチ
ル−N−(2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミン、
N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)オレイルア
ミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)ドコ
シルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)オクタコシルアミン、N−メチル−N−(2−ヒド
ロキシエチル)ココアミン、N−メチル−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)タロウアミン、N,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)ラウリルアミン、N,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)トリデシルアミン、N,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)ミリスチルアミン、N,N−ビス(2−
ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミン、N,N−ビス
(2−ピドロキシエチル)パルミチルアミン、N,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミン、N,N−
ビス(2−ピドロキシエチル)オレイルアミン、N,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)ドコシルアミン、N,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)オクタコシルアミン、N,
N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ココアミン、N,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)タロウアミンなどのN,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)脂肪族アミン、該N,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)脂肪族アミンとラウリル
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、ベヘン酸、エルカ酸などの脂肪酸とのモンもし
くはジエステル、ポリオキシエチレンラウリルアミノエ
ーテル、ポリオキシエチレンステアリルアミノエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルアミノエーテル、ポリ
オキシエチレンココアミノエーテル、ポリオキシエチレ
ンタロウアミノエーテル、N,N,N′,N′−テトラ(2−
ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N,N,
N′,N′−テトラ(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジア
ミノヘキサン、N−ラウリル−N,N′,N′−トリス(2
−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N−
ステアリル−N,N′,N′−トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)−1,3−ジアミノプロパン、N−ココ−N,N′,N′−
トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロ
パン、N−タロウ−N,N′,N′−トリス(2−ヒドロキ
シエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N,N−ジココ−
N′,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジア
ミノプロパン、N,N−ジタロウ−N′,N′−ビス(2−
ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N−コ
コ−N,N′,N′−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,6
−ジアミノヘキサン、N−タロウ−N,N′,N′−トリス
(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサン、
N,N−ジココ−N′,N′−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−1,6−ジアミノヘキサンおよびN,N−ジタロウ−
N′,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジア
ミノヘキサンなどを例示でき、特にN,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチレ)脂肪族アミンが好ましい。これら脂肪
族アミンの単独使用はもち論のこと、2種以上の脂肪族
アミンを併用することもできる。該脂肪族アミンの配合
割合は、結晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.01
〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。
本発明の組成物にあっては、無機充填剤を併用するこ
とによって、相乗的に剛性面の改善効果が発揮されるの
で併用することが好ましい。無機充填剤としてはタル
ク、マイカ、クレー、ウォラストナイト、ゼオライト、
カオリン、ベントナイト、パーライト、ケイソウ土、ア
スベスト、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化マグネシウム、硫化亜鉛、硫酸バリウム、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ガラス繊維、チタ
ン酸カリウム、炭素繊維、カーボンブラック、グラファ
イトおよび金属繊維など、ならびにカップリング剤(た
とえばシラン系、チタネート系、ボロン系、アルミネー
ト系、ジルコアルミネート系など)の如き表面処理剤で
表面処理された前記無機充填剤を例示でき、特にタルク
が好ましい。これら無機充填剤の単独使用はもち論のこ
と、2種以上の無機充填剤を併用することもできる。該
無機充填剤の配合割合は、結晶性ポリオレフィン100重
量部に対して0.01〜25重量部、好ましくは0.1〜20重量
部、さらに好ましくは1〜15重量部である。
本発明の組成物にあっては、フェノール系酸化防止剤
を使用することによって、耐熱酸化劣化性を改善するこ
とができる。フェノール系酸化防止剤としては2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール、2−t−ブチル−4,6
−ジメチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エ
チルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ブチ
ルフェノール、2,6−ジ−i−ブチル−4−n−ブチル
フェノール、2,6−ジ−シクロペンチル−4−メチルフ
ェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−
ジメチルフェノール、2,6−ジ−オクタデシル−4−メ
チルフェノール、2,4,6−トリ−シクロヘキシルフェノ
ール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシメチルフェ
ノール、n−オクタデシル−β−(4′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−
ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−t−アミル
ハイドロキノン、2,2′−チオ−ビス(6−t−ブチル
−4−メチルフェノール)、2,2′−チオ−ビス(4−
オクチルフェノール)、2,2′−チオ−ビス(6−t−
ブチル−3−メチルフェノール)、4,4′−チオ−ビス
(6−t−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4′−
チオ−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、4,4′−チオ−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ール)、2,2′−メチレン−ビス(6−t−ブチル−4
−メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビス(6−
t−ブチル−4−エチルフェノール)、2,2′−メチレ
ン−ビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシ
ル)−フェノール]、2,2′−メチレン−ビス(4−メ
チル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2′−メチ
レン−ビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,
2′−メチレン−ビス[6−(α−メチレルベンジル)
−4−ノニルフェノール]、2,2′−メチレン−ビス
[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェ
ノール]、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール)、2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、2,2′−エチリデン−ビス
(6−t−ブチル−4−i−ブチルフェノール)、4,
4′−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル)、4,4′−メチレン−ビス(6−t−ブチル−2−
メチルフェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス(6−
t−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4′−ブチリ
デン−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、4,4′−ブチリデン−ビス(2,6−ジ−t−ブチル
フェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス(3,6−ジ−t
−ブチルフェノール)、1,1−ビス(5−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−ブタン、2,6
−ジ(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベ
ンジル)−4−エチルフェノール、カルシウム−ビス
[O−エチル−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)フオスフォネート]、2−t−ブチル−6
−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベン
ジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2−t−ブ
チル−6−[3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メ
チル(α−メチルベンジル)]−4−メチルフェニルア
クリレート、2,4−ジ−t−ブチル−6−[3,5−ジ−t
−ブチル−2−ヒドロキシ(α−メチルベンジル)]フ
ェニルアクリレート、トコフェロール、2,6−ジフェニ
ル−4−オクタデシロキシフェノール、2,4−ビス(n
−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−ト
リス(2′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニル)
−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−(3′,5′
−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)エチ
ル]−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3′,5′−
ジ−t−ブチル−4′−ヒドロミシベンジルチオ)−1,
3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3′,5′−ジ−t−
ブチル−4′−ヒドロキシベンジルアセチル)ヘキサヒ
ドロ−1,3,5−トリアジン、1,1,3−トリス(5−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−ブタ
ン、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブ
チル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]、N,N′−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]−ヘキサメチレ
ンジアミン、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジルフォスフォネート−ジエチルエステル、2,2−チ
オ−ジエチレンビス[3−(3,5−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]、ビス[3,3−ビ
ス(4′−ヒドロキシ−3′−ブチルフェニル)ブチリ
ックアシッド]エチレングリコールエステル、ビス[3,
3−ビス(4′−ヒドロキシ−3′−メチル−5′−t
−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]エチレングリ
コールエステル、ビス[3,3−ビス(4′−ヒドロキシ
−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)ブチリックアシ
ッド]エチレングリコールエステル、ビス[3,3−ビス
(4′−ヒドロキシ−3′−t−ブチルフェニル)ブチ
リックアシッド]−2,2−ビス(ヒドロキシエトキシフ
ェニル)プロパンエステル、ビス[3,3−ビス(4′−
ヒドロキシ−3′−メチル−5′−t−ブチルフェニ
ル)ブチリックアシッド]−2,2−ビス(ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパンエステル、ビス[3,3−ビス
(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ブチリックアシッド]−2,2−ビス(ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパンエステル、ビス[2−(3′
−t−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−メチルベンジ
ル)−6−t−ブチル−4−メチルフェニル]テレフタ
レート、3,9−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エチル]
−2,4,8,10−テトラオキサピロ[5,5]ウンデカン、3,9
−ビス[1,1−ジメチル−2{β−(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオ
キシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{β
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5,5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメイ
ル−2−{β−(3,5−ジフェニル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオニルオキシ]エチル]−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5,5]ウンデカン,3,9−ビス[1,1−
ジメチル−2−{β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−
ヒドロキシフェニル]プロピオニルオキシ}エチル]−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,
3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシア
ヌレート、トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−
2,6−ジ−メチルベンジル)イソシアヌレート、トリス
[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、2,
2−ビス[4−〔2−(3−メチル−5−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニルプロピオニルオキシ)エトキ
シ〕フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−〔2−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ルオキシ)エトイシ〕フェニル]プロパン、テトラキス
[メチレン−3−(3′−メチル−5′−t−ブチル−
4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンお
よびテトラキシ[メチレン−3−(3′,5′−ジ−t−
ブチル−4′−ヒドロキシフェニル]プロピオネート]
メタンなどを例示できる。これらフェノール系酸化防止
剤の単独使用はもち論のこと、2種以上のフェノール系
酸化防止剤を併用することもできる。該フェノール系酸
化防止剤の配合割合は、結晶性ポリオレフィン100重量
部に対して0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量
部である。
本発明の組成物にあっては、チオエーテル系酸化防止
剤を併用することによって、耐熱酸化劣化性を改善する
ことができる。チオエーテル系酸化防止剤としてはジラ
ウリルチオジプロピオネート、ジトリデシルチオジプロ
ピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジセ
チルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピ
オネート、ジラウリルチオジブチレート、ジトリデシル
チオジブチレート、ジミリスチルチオジブチレート、ジ
セチルチオジブチレート、ジステアリルチオジブチレー
ト、ラウリルステアリルチオジプロピオネート、ラウリ
ルステアリルチオジブチレート、ペンタエリスリトール
−β−ラウリルチオジプロピオネート、ペンタエリスリ
トール−テトラキス(3−オクチルチオプロピオネー
ト)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ノニル
チオプロピオネート)、ペンタエリスリトール−テトラ
キス(3−デシルチオプロピオネート)、ペンタエリス
リトール−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネー
ト)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−トリデ
シルチオプロピオネート)、ペンタエリスチロール−テ
トラキス(3−ミリスチルチオプロピオネート)、ペン
タエリスリトール−テトラキス(3−パルミチルチプロ
ピオネート)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3
−ステアリルチオプロピオネート)、ペンタエリスリト
ール−テトラキス(4−オクチルチオブチレート)、ペ
ンタエリスリトール−テトラキス(4−ノニルチオブチ
レート)、ペンタエリスリトール−テトラキス(4−デ
シルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−テトラ
キス(4−ラウリルチオブチレート)、ペンタエリスリ
トール−テトラキス(4−トリデシルチオブチレー
ト)、ペンタエリスリトール−テトラキス(4−ミリス
チルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−テトラ
キス(4−パルミチルチオブチレート)、ペンタエリス
リトール−テトラキス(4−ステアリルチオブチレー
ト)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−オクチ
ルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−テトラキ
ス(3−ノニルチオブチレート)、ペンタエリスリトー
ル−テトラキス(3−デシルチオブチレート)、ペンタ
エリスリトール−テトラキス(3−ラウリルチオブチレ
ート)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−トリ
デシルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−テト
ラキス(3−ミリスチルチオブチレート)、ペンタエリ
スリトール−テトラキス(3−パルミチルチオブチレー
ト)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ステア
リルチオブチレート)、テトラキス[3−{2−(オク
チルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキ
シメチル]メタン、テトラキシ[3−{2−(ノニルオ
キシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチ
ル]メタン、テトラキス[3−{2−(デシルオキシカ
ルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メ
タン、テトラキシ[3−{2−(ドデシルオキシカルボ
ニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタ
ン、テトラキシ[3−{2−(トリデシルオキシカルボ
ニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタ
ン、テトラキス[3−{2−(テトラデシルオキシカル
ボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタ
ン、テトラキス[3−{2−(ヘキサデシルオキシカル
ボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタ
ン、テトラキス[3−{2−(オクタデシルオキシカル
ボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタ
ン、1,3,5−トリス[3−{2−(オクチルオキシカル
ボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ−1,
3,5−トリアジン、1,3,5−トリス[3−{2−(ノニル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサ
ヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス[3−{2
−(デシルオキシカルボニル)エチルチオ)プロピオニ
ル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス
[3−{2−(ドデシルオキシカルボニル)エチルチ
オ}プロピオニル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジ
ン、1,3,5−トリス[3−{2−(トリデシルオキシカ
ルボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ−
1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス[3−{2−(テト
ラデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニ
ル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス
[3−{2−(ヘキサデシルオキシカルボニル)エチル
チオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジ
ン、1,3,5−トリス[3−{2−(オクタデシルオキシ
カルボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ
−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−(オ
クチルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]
−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−(ノ
ニルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]−
1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−(デシ
ルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]−1,
3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−(ドデシ
ルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]−1,
3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−(トリデ
シルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]−
1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−(テト
ラデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニ
ル]−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−
(ヘキサデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピ
オニル]−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−
{2−(オクタデシルオキシカルボニル]エチルチオ}
プロピオニル]−1,3,5−トリアジン、トリス[3−
{2−(オクチルオキシカルボニル)エチルチオ}プロ
ピオニル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(ノ
ニルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]イ
ソシアヌレート、トリス[3−{2−(デシルオキシカ
ルボニル)エチルチオ}プロピオニル]イソシアヌレー
ト、トリス[3−{2−(ドデシルオキシカルボニル)
エチルチオ}プロピオニル]イソシアヌレート、トリス
[3−{2−(トリデシルオキシカルボニル)エチルチ
オ}プロピオニル]イソシアヌレート、トリス[3−
{2−(テトラデシルオキシカルボニル)エチルチオ}
プロピオニル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−
(ヘキサデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピ
オニル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(オク
タデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニ
ル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(オクチル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシエ
チル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(ノニル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキスエ
チル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−デシルオ
キシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシエチ
ル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(ドデシル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシエ
チル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(トリデ
シルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキ
シエチル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(テ
トラデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニ
ルオキシエチル]イソシアヌレート、トリス[3−{2
−(ヘキサデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロ
ピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、トリス[3
−{2−(オクタデシルオキシカルボニル)エチルチ
オ}プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、ビ
ス(4−t−アミルフェニル)スルフィド、ジラウリル
ジスルフィド、ジミリスチルジスルフィド、ジステアリ
ルジスルフィド、3,9−ビス(2−ラウリルチオエチ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカ
ン、3,9−ビス(2−ミリスチルチオエチル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、3,9−ビス
(2−ステアリルチオエチル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5,5]ウンデカン、3,9ビス(2−ラウリルチ
オプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]
ウンデカン、3,9−ビス(2−ミリスチルチオプロピ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカ
ン、3,9−ビス(2−ステアリルチオプロピル)−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、3,9−ビ
ス[1,1−ジメチル−2−{3−ラウリルチオプロピオ
ニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5,5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−
{3−ミリスチルチオプロピオニルオキシ}エチル]−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、3,9
−ビス[1,1−ジメチル−2−{3−ステアリルチオプ
ロピオニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ[5,5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル
−2−{3−ラウリルチオブチロイルオキシ}エチル]
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、
3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{3−ミリスチルチオ
ブチロイルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ[5,5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル
−2−{3−ステアリルチオブチロイルオキシ}エチ
ル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカ
ン、3−(ラウリルチオ]プロピオニルアミド、3−
(ミリスチルチオ)プロピオニルアミド、3−(ミリス
チルチオ)プロピオニルアミド、N,N′−メチル−ビス
(3−ラウリルチオプロピオニル)アミド、N,N′−メ
チレン−ビス(3−ミリスチルチオプロピオニル)アミ
ド、N,N′−メチレン−ビス(3−ステアリルチオプロ
ピオニル)アミド、N,N′−エチレン−ビス(3−ラウ
リルチオプロピオニル)アミド、N,N′−エチレン−ビ
ス(3−ミリスチルチオプロピオニル)アミド、N,N′
−エチレン−ビス(3−ステアリルチオプロピオニル)
アミド、N,N′−ビス(3−ラウリルチオプロピオニ
ル)ヒドラジド、N,N′−ビス(3−ミリスチルチオプ
ロピオニル)ヒドラジド、N,N′−ビス(3−ステアリ
ルチオプロピオニル)ヒドラジド、チオエチレングリコ
ール−ビス(β−アミノクロトネート)、ビス[2−メ
チル−4−(3−アルキルチオプロピオニルオキシ)−
5−t−ブチルフェニル]スルフィドおよびポリ[1,4
−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン−チオジプ
ロピオネート]などを例示できる。これらチオエーテル
系酸化防止剤の単独使用はもち論のこと、2種以上のチ
オエーテル系酸化防止剤を併用することもできる。該チ
オエーテル系酸化防止剤の配合割合は、結晶性ポリオレ
フィン100重量部に対して0.01〜1重量部、好ましくは
0.05〜0.5重量部である。
本発明の組成物にあっては、リン系酸化防止剤(ただ
し、化合物Aを除く)を併用することによって、耐熱酸
化劣化性、耐候(光)性および着色防止性を改善するこ
とができる。リン系酸化防止剤としてはジステアリル−
ペンタエリスリトール−ジフォスファイト、ジフェニル
−ペンタエリスリトール−ジフォスファイト、ビス(ノ
ニルフェニル)−ペンタエリスリトール−ジフォスファ
イト、カテシル−2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェニルフォスファイト、カテシル−2,4,6−トリ−t−
ブチルフェニルフォスファイト、α−ナフチルカテシル
フォスファイト、2,2′−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)2−ナフチルフォスファイ
ト、4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェニル−ジ−トリデシルフォスファイト)、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルフォス
ファイト−5−t−ブチルフェニル)ブタン、トリラウ
リルトリチオフォスファイト、トリセチルトリチオフォ
スファイト、ジ(ラウリルチオ)ペンタエリスリトール
ジフォスファイト、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、10−ヒド
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド、トリフェニルフォス
ファイト、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、
トリス(2,4−ジ−ノニルフェニル)フォスファイト、
トリス(モノ,ジノニルフェニル)フォスファイト、ト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイ
ト、トリス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニ
ル)フォスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトール−ジフェスファイト、ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタ
エリスリトール−ジフォスファイト、ビス(2,6−ジ−
t−ブチル−4−s−ブチルフェニル)ペンタエリスリ
トール−ジフォスファイト、ビス(2,4,6−トリ−t−
ブチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジフォスファ
イト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オクタデ
シルオキシカルボニルエチル−フェニル)ペンタエリス
リトール−ジフォスファイト、ビス[2,6−ジ−t−ブ
チル−4−(2′,4′−ジ−t−ブチルフェニルオキシ
カルボニル)−フェニル]ペンタエリスリトール−ジフ
ォスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−
ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニル)ペンタエリ
スリトール−ジフォスァイト、テトラキス(2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)−4,4′−ビフェニレン−ジ−フ
ォスフォナイト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)−4,4′−ビスフェニレン−ジ−
フォスフォナイト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブチル
−4−n−オクタデシルオキシカルボニルチル−フェニ
ル)−4,4′−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイト、
テトラクシ[2,6−ジ−t−ブチル−4−(2′,4′−
ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボニル)−フェニ
ル]−4,4′−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイト、
テトラキス(2,6−t−ブチル−4−n−ヘキサデシル
オキシカルボニル−フェニル)−4,4′−ビフェニレン
−ジ−フォスフォナイト、テトラキス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)−3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒ
ドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン−ジフォスファイト、テトラキス(2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル]−3,9−ビス
(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10
−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン−ジフォスフ
ァイト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−
オクタデシルオキシカルボニルエチル−フェニル)−3,
9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキスエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン−ジフ
ォスファイト、テトラキス[2,6−ジ−t−ブチル−4
−(2′,4′−ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボニ
ル)−フェニル]−3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒ
ドロキシエチル)−2,4,8,10−テロラオキサスピロ[5,
5」ウンデカン−ジフォスファイト、テトラキス(2,6−
ジ−t−ブチル−4−n−ヘキサデシルオキスカルボニ
ル−フェニル)−3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒド
ロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン−ジフォスファイト、ビス[2,2′−メチ
レン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)]
−4,4′−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイト、ビス
[2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)]−4,4′−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイ
ト、ビス[2,2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6
−t−ブチルフェニル)]−4,4′−ビフェニレン−ジ
−フォスフォナイト、ビス[2,2′−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)]−4,4′−ブフェニ
レン−ジ−フォスフォナイト、ビス[2,2′−メチレン
−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)]−3,
9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン−ジフ
ォスファイト、ビス[2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)]−3,9−ビス(1,1−ジメチル
−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ[5,5]ウンデカン−ジフォスファイト、ビス[2,
2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)]−3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロ
キシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]
ウンデカン−ジフォスファイト、ビス[2,2′−エチリ
デン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)]−3,9−
ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン−ジフォ
スファイト、2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)オクチルフォスファイト、2,2′−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)ノニルフォスファイト、2,2′−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ラウリルフォス
ファイト、2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)トリデシルフォスファィト、2,2′−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)ミリスチルフォスファイト、2,
2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ステアリル
フォスファイト、2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファ
イト、2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)フォス
ファイト、2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル)フォスファ
イト、2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オクタデシルオキシ
カルボニルエチル−フェニル)フォスファイト、2,2′
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)[2,6−ジ−t
−ブチル−4−(2′,4′−t−ブチルフェニルオキシ
カルボニル)−フェニル]フォスファイト、2,2′−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブ
チル−4−n−ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニ
ル)フォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4−メ
チル−6−t−ブチルフェニル)オクチルフォファイ
ト、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェニル)ノニルフォスファイト、2,2′−メチレ
ン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)ラウ
リルフォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4−メ
チル−6−t−ブチルフェニル)トリデシルフォスファ
イト、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェニル)ミリスチルフォスファイト、2,2′−
メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニ
ル)ステアリルフォスファイト、2,2′−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2′−エチ
レン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)フォス
ファイト、2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)(2,4,6−トリ−t−ブチルフェ
ニル)フォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブ
チル−4−n−オクタデシルオキシカルボニルエチル−
フェニル)フォスファイト、2,2′−メチレン−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)[2,6−ジ−
t−ブチル−4−(2′,4′−ジ−t−ブチルフェニル
オキシカルボニル)−フェニル]フォスファイト、2,
2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ヘキサデシ
ルオキシカルボイル−フェニル)フォスファイト、2,
2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
オクチルフォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)ノニルフォスファイト、2,
2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
ラウリルフォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)トリデシルフォスファイ
ト、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ミリスチルフォスファイト、2,2′−メチレン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ステアリルフォ
スファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォ
スファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェニル)フォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)(2,4,6−トリ−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイト、2,2′−メチレン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−n−オクタデシルオキシカルボニルエチル−フ
ェニル)フォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)[2,6−ジ−t−ブチル−
4−(2′,4′−ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボ
ニル)−フェニル]フォスファイト、2,2′−メチレン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t
−ブチル−4−n−ヘキサデシルオキシカルボニル−フ
ェニル)フォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)オクチルフォ
スファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)ノニルフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)ラウリルフォスファイト、2,2′−エチリデ
ン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)トリ
デシルフォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェニル)ミリスチルフォス
ファイト、2,2′−エチルデン−ビス(4−メチル−6
−t−ブチルフェニル)ステアリルフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ァイト、2,2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェニル)フォスファイト、2,2′−エチリデン−
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,4,6
−トリ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2′
−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オクタデシル
オキシカルボニルエチル−フェニル)フォスファイト、
2,2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチ
ルフェニル)[2,6−ジ−t−ブチル−4(2′,4′−
ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボニル)−フェニ
ル]フォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブ
チル−4−n−ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニ
ル)フォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ノニルフォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ラウリルフォスファ
イト,2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)トリデシルフォスファイト、2,2′−エチリ
デン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ミリスチ
ルフォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)ステアリルフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイ
ト、2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニ
ル)フォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)(2,4,6−トリ−t−ブチル
フェニル)フォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−n−オクタデシルオキシカルボニルエチル−フ
ェニル)フォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)[2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−(2′,4′−ジ−t−ブチルフェニルオキシカ
ルボニル)−フェニル]フォスファイト、2,2′−エチ
リデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−
ジ−t−ブチル−4−n−ヘキサデシルオキシカルボニ
ル−フェニル)フォスファイト、2,2′−チオ−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)オクチルフォ
スファイト、2,2′−チオ−ビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェニル)ノニルフォスファイト、2,2′−チ
オ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)ラウ
リルフォスファイト、2,2′−チオ−ビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェニル)トリデシルフォスファイ
ト、2,2′−チオ−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)ミリスチルフォスファイト、2,2′−チオ−
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)ステアリ
ルフォスファイト、2,2′−チオ−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フォスファイト、2,2′−チオ−ビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェニル)フォスファイト、2,2′−チオ
−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,4,
6−トリ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2′
−チオ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)
(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オクタデシルオキシ
カルボニルエチル−フェニル)フォスファイト、2,2′
−チト−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)
[2,6−ジ−t−ブチル−4−(2′,4′−ジ−t−ブ
チルフェニルオキシカルボニル)−フェニル]フォスフ
ァイトおよび2,2′チオ−ビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ヘ
キサデシルオキシカルボニル−フェニル)フォスファイ
トなどを例示できる。これらリン系酸化防止剤の単独使
用はもち論のこと、2種以上のリン系酸化防止剤を併用
することもできる。該リン系酸化防止剤の配合割合は、
結晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.01〜1重量
部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。
本発明の組成物にあっては、光安定剤を併用すること
によって、耐候(光)性を改善することができる。光安
定剤としては2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルフォニッ
クアシッド、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシロキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジロキシベン
ゾフェノン、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−
2−メトキシフェニル)メタン、2,2′−ジヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ
−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テ
トラヒドロキシベンゾフェノンおよび2−ヒドロキシ−
4−メトキシ−2′−カルボキシベンゾフェノンなどの
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤,2−(2′−ヒドロキシ
−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
[2′−ヒドロキシ−3′,5′−ビス(α,α−ジメチ
ルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−
ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2,2′−メチレン−ビス[4−(1,
1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2N−ベンゾトリ
アゾール−2−イル)フェノール]、メチル−3−[3
−t−ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート−ポリ
エチレングリコールとの縮合物および2−(2−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール・コポリマーなどの
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、N,N′−ジエチル
オキサリックアシッド−ビス−アニニド、2−エトキシ
−2′−エチルオキザリックアシッド−ビス−アニリ
ド、2−エトキシ−5−t−ブチル−2′−エチルオキ
ザリックアシッド−ビス−アニリドおよび2−エトキシ
−5−t−ブチル−2′−エチル−4′−t−ブチルオ
キザリックアシッド−ビス−アニリドなどのオキザリッ
クアシッドアニリド系紫外線吸収剤、N−(4−エトキ
シカルボニルフェニル)−N′−メチル−N′−フェニ
ルフォルムアミジン、N−(4−エトキシカルボニルフ
ェニル)−N′−エチル−N′−フェニルフォルムアミ
ジン、N−(4−エトキシカルボニルフェニル)−N′
−エトキシル−N′−フェニルフォルムアミジンおよび
N−(4−エトキシカルボニルフェニル)−N′,N′−
ジフェニルフォルムアミジンなどのフォルムアミジン系
紫外線吸収剤、ニッケル−ビス[2,2′−チオ−ビス
(4−t−オクチルフェノレート)]、ニッケル−ビス
[O−t−ブチル−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)フォスフォネート]、ニッケル−ビス
[O−エチル−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)フォスフォネート]、2,2′−チオ−ビス
(4−t−オクチルフェノレート)−ブチルアミノ−ニ
ッケル(II)、2,2′−チオ−ビス(4−t−オクチル
フェノレート)−シクロヘキシルアミノ−ニッケル(I
I)、2,2′−チオ−ビス(4−t−オクチルフェノレー
ト)−ジエタノールアミノ−ニッケル(II),2,2′−ビ
ス(4−t−オクチルフェノレート)−フェニル−ジエ
タノールアミノ−ニッケル(II)、2,2′−チオ−ビス
(4−t−オクチルフェノレート)−i−オクチルアミ
ノ−ニッケル(II)、2,2′−チオ−ビス(4−t−オ
クチルフェノレート)−オクチルアミノ−ニッケル(I
I)、2,2′−チオ−ビス(4−t−オクチルフェノレー
ト)−シクロヘキシル−ジエタノールアミノ−ニッケル
(II)およびニッケルジブチルジチオカルバメートなど
のニッケル系消光剤、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−
3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシベンゾエ
ート、2,6−ジ−t−ブチルフェニル−3′,5′−ジ−
t−ブチル−4′−ヒドロキシベンゾエートおよびn−
ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンゾエートなどのヒドロキシベンゾエート系光安定
剤、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、1−アシル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリチン、1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、1−(4−t−ブチル
−2−ブテニル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テロラ
メチルピペリジン、4−ステアロイルオキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、4−メタクリロイルオキシ
−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、1−ベンジル
−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルマレート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アジ
ペート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)フマレート、ビス(1,2,3,6−テトラメチ
ル−2,6−ジエチル−4−ピペリジル)セパケート、ビ
ス(1−アリル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)フタレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)セバケート、1,1′−(1,2−エタンジ
イル)ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、
2−メチル−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)イミノ−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)プロピオンアミド、2−メチル−2−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)イミノ−N
−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)プロ
ピオンアミド、1−プロパギル−4−β−シアノエチル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−アセ
チル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−アセ
テート、トリメリット酸−トリス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)エステル、1−アクリロイル−
4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメリル−4−ピペリジ
ル)ジブチルマロネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)ジベンジル−マロネート、ビス
(1,2,3,6−テトラメチル−2,6−ジエチル−4−ピペリ
ジル)ジベンジル−マロネート、ビス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)−2−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマ
ロネート、ヘキサン−1′,6′−ビス−4−カルバモイ
ルオキシ−1−n−ブチル−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン)、トルエン−2′,4′−ビス(4−カルバモ
イルオキシ−1−n−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン)、ジメチル−ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−4−オキシ)−シラン、フェニル−トリ
ス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オキシ)
−シラン、トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)−フォスファイト、トリス(1
−プロピル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)−フォスフェート、フェニル−[ビス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)]−フォスフォネー
ト、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テト
ラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−
ブタンテトラカルボンアミド、テトラキス(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテ
トラカルボンアミド、2−ジブチルアミノ−4,6−ビス
(9−アザ−3−エチル−8,8,10,10−テトラメチル−
1,5−ジオキサスピロ[5,5]−3−ウンデシルメトキ
シ)−s−トラアジン、2−ジブチルアミノ−4,6−ビ
ス(9−アザ−3−エチル−8,8,9,10,10−ペンタメチ
ル−1,5−ジオクサスピロ[5,5]−3−ウンデシルメト
キシ)−s−トリアジン、テトラキス(9−アザ−3−
エチル−8,8,10,10−テトラメチル−1,5−ジオキサスピ
ロ[5,5]−3−ウンデシルメチル)−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート、テトラキス(9−アザ−3−
エチル−8,8,9,10,10−ペンタメチル−1,5−ジオキサス
ピロ[5,5]−3−ウンデシルメチル)−1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート、トリデシル・トリス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート、トリデシル・トリス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート、ジ(トリデシル)・ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート、ジ(トリデシル)・ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレート、2,2,4,4−テトラメ
チル−7−オキサ−3,20−ジアザジスピロ[5,1,11,2]
ヘンエイコサン−21−オン、3,9−ビス[1,1−ジメチル
−2−{トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジルオキシカルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エチ
ル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカ
ン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{トリス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニ
ル)ブチルカルボニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、ポリ(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジルアクリレート)、ポリ
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルアクリレ
ート)、ポリ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ルメタクリレート)、ポリ(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジルメタクリレート)、ポリ[[ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イタコネー
ト][ビニルブチルエーテル]]、ポリ[[ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)イタコネー
ト][ビニルブチルエーテル]]、ポリ[[ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イタコネート]
[ビニルオクチルエーテル]]、ポリ[[ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)イタコネート]
[ビニルオクチルエーテル]]、ジメチルサクシネート
−2−(4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジル)エタノール縮合物、ポリ[ヘキサメチルン
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]]、ポリ[エチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ
[[1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレ
ン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]]、ポリ[[6−(ジエチルイミノ)−1,3,5−ト
リアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ
[[6−[(2−エチルヘキシル)イミノ]−1,3,5−
トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ
[(6−[(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ]
−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]]、ポリ[[6−(シクロヘキシルイミノ)−1,3,
5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、
ポリ[[6−モルフォリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−
ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ]ヘキサメチレン[[2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6−(ブト
キシイミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル]
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ])、ポリ[[6−[(1,1,3,3−
テトラメチルブチル)オキシ]−1,3,5−トリアジン−
2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ[オキシ[6
−[(1−ピペリジル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イルオキシ−1,2−エタンジイル][(2,2,6,6−テトラ
メチル−3−オキソ−1,4−ピペリジル)−1,2−エタン
ジイル][(3,3,5,5−テトラメチル−2−オキソ−1,4
−ピペリジル)−1,2−エタンジイル]]、ポリ[オキ
シ[6−[(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ]
−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイルオキシ−1,2−エタ
ンジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−3−オキソ−
1,4−ピペリジル)−1,2−エタンジイル][(3,3,5,5
−テトラメチル−2−オキソ−1,4−ピペリジル)−1,2
−エタンジイル]]、ポリ[[6−[(エチルアセチ
ル)イミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル]
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ]]、ポリ[(6−[(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルイミノ]−1,3,
5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、
1,5,8,12−テトラキス[4,6−ビス(N−(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)−ブチルアミノ)−1,3,
5−トリアジン−2−イル]−1,5,8,12−テトラアザド
デカンおよび1,5,8,12−テトラキス[4,6−ビス(N−
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−ブチ
ルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−1,5,8,1
2−テトラアザドデカンなどのヒンダードアミン系光安
定剤などを例示できる。これら光安定剤の単独使用はも
ち論のこと、2種以上の光安定剤を併用することもでき
る。該光安定剤の配合割合は、結晶性ポリオレフィン10
0重量部に対して0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5
重量部である。
本発明の組成物にあっては、重金属不活性化剤を併用
することによって、耐重金属性を改善するこができる。
重金属不活性化剤としてはベンゾトリアゾール、2,4,6
−トリアミノ−1,3,5−トリアジン、3,9−ビス[2−
(3,5−ジアミノ−2,4,6−トリアザフェニル)エチル]
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、
エチレンジアミン−テトラアセチックアシッド、エチレ
ンジアミン−テトラアセチックアシッドのアルカリ金属
(Li,Na,K)塩、N,N′−ジサリシリデン−エチレンジア
ミン、N,N′−ジサリシリデン−1,2−プロピレンジアミ
ン、N,N″−ジサリシリデン−N′−メチル−ジプロピ
レントリアミン、3−サリシロイルアミノ−1,2,4−ト
リアゾール、デカメチレンジカルボキシリックアシッド
−ビス(N′−サリシロイルヒドラジド)、ニッケル−
ビス(1−フェニル−3−メチル−4−デカノイル−5
−ピラゾレート)、2−エトキシ−2′−エチルオキサ
ニリド、5−t−ブチル−2−エトキシ−2′−エチル
オキサニリド、N,N−ジエチル−N′,N′−ジフェニル
オキサミド、N,N′−ジエチル−N,N′−ジフェニルオキ
サミド、オキサリックアシッド−ビス(ベンジリデンヒ
ドラジド)、チオジプロピオニックアシッド−ビス(ベ
ンジリデンヒドラジド)、イソフタリックアシッド−ビ
ス(2−フェノキシプロピオニルヒドラジド)、ビス
(サリシロイルヒドラジン)、N−サリシリデン−N′
−サリシロイルヒドラザン、N,N′−ビス[3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル]ヒドラジン、トリス[2−t−ブチル−4−チオ
(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−t−ブチル
フェニル)−5−メチルフェニル]フォスファイト、ビ
ス[2−t−ブチル−4−チオ(2′−メチル−4′−
ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)−5−メチル
フェニル]−ペンタエリスリトール−ジフォスファイ
ト、テトラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2′−メ
チル−4′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)
−5−メチルフェニル]−1,6−ヘキサメチレン−ビス
(N−ヒドロキシエチル−N−メチルセミミカルバジ
ド)−ジフォスファイト、テトラキス[2−t−ブチル
−4−チオ(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−
t−ブチルフェニル)−5−メチルフェニル]−1,10−
デカメチレン−ジ−カルボキシリックアシッド−ジ−ヒ
ドロキシエチルカルボニルヒドラジド−ジフォスファイ
ト、テトラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2′−メ
チル−4′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)
−5−メチルフェニル]−1,10−デカメチレン−ジ−カ
ルボキシリックアシッド−ジ−サリシロイルヒドラジド
−ジフォスファイト、テトラキス[2−t−ブチル−4
−チオ(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−t−
ブチルフェニル)−5−メチルフェニル]ジ−(ヒドロ
キシエチルカルボニル)ヒドラジド−ジフォスファイ
ト、テトラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2′−メ
チル−4′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)
−5−メチルフェニル]−N,N′−ビス(ヒドロキシエ
チル)オキサミド−ジフォスファイトおよびN,N′−ビ
ス[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]オキサミド
などを例示できる。これら重金属不活性化剤の単独使用
はもち論のこと、2種以上の重金属不活性化剤を併用す
ることもできる。該重金属不活性化剤の配合割合は、結
晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.01〜1重量
部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。
本発明の組成物にあっては、結晶性ポリオレフィンと
して結晶性プロピレン系重合体を用いた組成物すなわち
結晶性プロピレン系重合体組成物にラジカル発生剤を併
用することによって、成形加工性を改善することができ
る。ラジカル発生剤としてはベンゾイルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーベンゾエート、t−ブチルパーアセ
テート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト、2,5−ジ−めチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(ベンゾイル
パーオキシ)ヘキシン−3、t−ブチル−ジ−パーアジ
ペート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘ
キサノエート、メチル−エチルケトンパーオキサイド、
シクロヘキサノンパーオキサイド、ジ−t−ブチルパー
オキサイド、ジキュミルパーオキサイド、2,5−ジ−メ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジ−メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロ
ピル)ベンゼン、t−ブチルキュミルパーオキサイド、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチ
リシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)シクロヘキサン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ブタン、p−メンタンハイドロパーオキサイド、ジ
−イソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、キュ
メンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパー
オキサイド、p−サイメンハイドロパーオキサイド、1,
1,3,3−テトラ−メチルブチルハイドロパーオキサイ
ド、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(ハイドロパーオキシ)
ヘキサン、トリメチルシリル−キュミルパーオキサイ
ド、2,5−ジ−メチル−2,5−ビス(トリメチルシリルパ
ーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ−メチル−2,5−ビス(ト
リメチルシリルパーオキシ)ヘキシン−3および1,3−
ビス(トリメチルシリルパーオキシイソプロピレン)ベ
ンゼンなどを例示できる。これらラジカル発生剤の単独
使用はもち論のこと、2種以上のラジカル発生剤を併用
することもできる。該ラジカル発生剤の配合割合は、結
晶性プロピレン系重合体100重量部に対して0.01〜0.5重
量部、好ましくは0.01〜0.2重量部である。
さらに、本発明の組成物にあっては、通常結晶性ポリ
オレフィンに添加される各種の添加剤たとえば透明化
剤、造核剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッ
キング剤、無滴剤、難燃剤、難燃助剤、顔料、ハイドロ
タルサイト類などのハロゲン捕捉剤、金属石鹸類などの
分散剤もしくは中和剤(ただし、化合物Bを除く)また
は有機充填剤(たとえば木粉、パルプ、故紙、合成繊
維、天然繊維など)を本発明の目的を損なわない範囲で
併用することができる。
本発明の組成物は結晶性ポリオレフィンに前記の化合
物Aおよび化合物Bもしくは化合物Cならびに通常結晶
性ポリオレフィンに添加される前述の各種添加剤のそれ
ぞれ所定量を通常の混合装置たとえばヘンシェルミキサ
ー(商品名)、スーパーミキサー、リボンブレンダー、
バンバリミキサーなどの用いて混合し、通常の単軸押出
機、2軸押出機、ブラベンダーまたはロールなどで、溶
融混練温度150℃〜300℃、好ましくは180℃〜270℃で溶
融混練ペレタイズすることにより得ることができる。得
られた組成物は射出成形法、押出成形法、ブロー成形法
などの各種成形法により目的とする成形品の製造に供さ
れる。
[作用] 本発明において、化合物Aと化合物Bとの併用がどの
ような作用をするのかその作用機構自体は明らかではな
いが、以下の作用機構によるものと指定される。すなわ
ち、化合物Aに対して化合物Bが金属イオン供与体とし
て作用し、化合物Aの分子中、電気陰性度最大の元素で
あるフッ素原子と化合物Bの金属イオンとの間に配位結
合ないしイオン結合を形成することによって、造核剤と
して剛性面の改善に作用するものと考えられる。
[実施例] 以下、実施例および比較例によって本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。
なお、実施例および比較例で用いた評価方法は次の方
法によった。
1)剛性:曲げ試験により評価した。すなわち得られた
ペレットを用いて長さ100mm、巾10mm、厚み4mmの試験片
を射出成形法により作成し、該試験片を用いて曲げ弾性
率を測定(JIS K 7203に準拠)することにより剛性
を評価した。高剛性の材料とは曲げ弾性率の大きなもの
をいう。
2)耐熱剛性:荷重たわみ温度試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ130mm、巾13mm、
厚み6.5mmの試験片を射出成形法により作成し、該試験
片を用いて熱変形温度を測定(JIS K 7207に準拠;4.
6kgf/cm2荷重)することにより耐熱剛性を評価した。高
耐熱剛性の材料とは熱変形温度の高いものをいう。
3)耐衝撃性:アイゾット衝撃試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ63.5mm、巾13mm、
厚み3.5mmの試験片(ノッチ有り)を射出成形法により
作成し、該試験片を用いて23℃におけるアイゾット衝撃
強度を測定(JIS K 7110に準拠)することにより耐
衝撃性を評価した。耐衝撃性の優れた材料とはアイゾッ
ト衝撃強度の大きいものをいう。
製造例1〜3(実施例1〜55および比較例1〜55で用い
るHCPP(H)の製造方法) (1)触媒の調製 n−ヘキサン600ml、ジエチルアルミニウムモノクロ
リド(DEAC)0.50モル、ジイソアミルエーテル1.20モル
を25℃で1分間で混合し5分間同温度で反応させて反応
生成液(V)(ジイソアミルエーテルDEACのモル比2.
4)を得た。窒素置換された反応器に四塩化チタン4.0モ
ルを入れ、35℃に加熱し、これに上記反応生成液(V)
の全量を180分間で滴下したのち、同温度に30分間保
ち、75℃に昇温してさらに1時間反応させ、室温(20
℃)まで冷却し上澄液を除き、n−ヘキサン4,000mlを
加えてデカンテーションで上澄液を除く操作を4回繰り
返して、固体生成物(II)190gを得た。この固定生成物
(II)の全量をn−ヘキサン3,000ml中に懸濁させた状
態で、20℃でジイソアミルエーテル160gと四塩化チタン
350gとを室温にて約1分間で加え65℃で1時間反応させ
た。反応終了後、室温まで冷却し、上澄液をデカンテー
ションによって除いたのち、4,000mlのn−ヘキサンを
加え10分間撹拌し、静置して上澄液を除く操作を5回繰
り返したのち、減圧下で乾燥させ固体生成物(III)を
得た。
(2)予備活性触媒の調製 内容積20の傾斜羽付きステンレス製反応器を窒素ガ
スで置換したのち、n−ヘキサン15、ジエチルアルミ
ニウムモノクリロド42g、固体生成物(III)30gを室音
で加えたのち、水素15Nを入れ、プロピレン分圧5kg/c
m2Gで5分間反応させ、未反応プロピレン、水素および
n−ヘキサンを減圧で除去し、予備活性化触媒(VI)を
粉粒体で得た(固体生成物(III)1g当りプロピレン82.
0g反応)。
(3)プロピレンの重合 窒素ガスで置換した内容積250のタービン型撹拌羽
根付きステンレス製重合器内に乾燥したn−ヘキサン10
0ついでジエチルアルミニウムモノクロリド10g、前記
予備活性化触媒(VI)10gおよびp−トルイル酸メチル1
1.0gを仕込み、さらに水素を製造例1は100N、製造例
2は200Nおよび製造例3は410Nそれぞれ添加した。
ついで器内の温度を70℃に昇温後、該器内にプロピレン
を供給し、器内の圧力を10kg/cm2Gに昇圧した。そして
温度を70℃、圧力10kg/cm2Gに維持しながら4時間重合
を継続後、メタノールを25供給し、温度を80℃に昇温
した。30分後、さらに20重量%の水酸化ナトリウム水溶
液を100g加え20分間撹拌し、純水50を加えたのち、残
存プロピレンを排出した。水層を抜き出したのち、さら
に50の純水を加え10分間撹拌水洗し、水層を抜き出
し、さらにHCPP(H)−n−ヘキサンスラリーを抜き出
し、スラリーを濾過し、該濾過物を乾燥して白色のHCPP
(H)粉末を得た。得られたHCPP(H)は前述にメルト
フローレート(MFR)およびアイソタクチックペンタッ
ド分率(P)を求めるのに供した。これらの分析結果を
第1表に示した。
なお、製造例1〜3で得られたHCPP(H)を、以下そ
れぞれHCPP(H)−[I]、HCPP(H)−[II]および
HCPP(H)−[III]と略記する。
製造例4(実施例56〜77および比較例56〜77で用いる結
晶性プロピレン単独重合体(以下、PP(H)と略記す
る。)の製造例) 窒素ガスで置換した内容積250のタービン型撹拌羽
根付きステンレス製重合器内に乾燥したn−ヘキサン10
0についでジエチルアルミニウムモノクロリド10g、四
塩化チタンを金属アルミニウムで還元し粉砕活性化した
市販の触媒(AA型)40gおよびp−トルエン酸メチル22.
0gを仕込み、さらに水素を200N添加した。ついで器内
の温度を70℃に昇温後、該器内にプロピレンを供給し、
器内の圧力を10kg/cm2Gに昇温した。そして温度を70
℃、圧力を10kg/cm2Gに維持しながら4時間重合を継続
後、メタノールを25供給し、温度を80℃に昇温した。
30分後、さらに20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を10
0g加え20分間撹拌し、純水50を加えたのち、残存プロ
ピレンを排出した。水層を抜き出したのち、さらに50
の純水を加え10分間撹拌水洗し、水層を抜き出し、さら
にPP(H)−n−ヘキサンスラリーを抜き出し、スラリ
ーを濾過し、該濾過物を乾燥して白色のPP(H)粉末を
得た。得られたPP(H)は前述をメルトフローレート
(MFR)および各アイソタクチックペンタッド分率
(P)を求めるのに供した。これらの分析結果を第1表
に示した。
製造例5〜7(実施例78〜121および比較例78〜121で用
いるHCPP(B)の製造例) (1)触媒の調製 n−ヘキサン600ml、ジエチルアルミニウムモノクロ
リド(DEAC)0.50モル、ジイソアミルエーテル1.20モル
を25℃で1分間で混合し5分間同温度で反応させて反応
生成液(V)(ジイソアミルエーテル/DEACのモル比2.
4)を得た。窒素置換された反応器に四塩化チタン4.0モ
ルを入れ、35℃に加熱し、これに上記反応生成液(V)
の全量を180分間で滴下したのち、同温度に30分間保
ち、75℃に昇温してさらに1時間反応させ、室温(20
℃)まで冷却し上澄液を除き、n−ヘキサン4,000mlを
加えてデカンテーションで上澄液を除く操拌を4回繰り
返して、固体生成物(II)190gを得た。この固体生成物
(II)の全量をn−ヘキサン3,000ml中に懸濁させた状
態で、20℃でジイソアミルエーテル160gと四塩化チタン
350gとを室温にて約1分間で加え65℃で1時間反応させ
た。反応終了後、室温まで冷却し、上澄液をデカンテー
ションによって除いたのち、4,000mlのn−ヘキサンを
加え10分間撹拌し、静置して上澄液を除く操作を5回繰
り返したのち、減圧下で乾燥させ固体生成物(III)を
得た。
(2)予備活性化触媒の調製 内容積20を傾斜羽根付きステンレス製反応器を窒素
ガスで置換したのち、n−ヘキサン15、ジエチルアル
ミニウムモノクリロド42g、固体生成物(III)30gを室
温で加えたのち、水素15Nを入れ、プロピレン分圧5kg
/cm2Gで5分間反応させ、未反応プロピレン、水素およ
びn−ヘキサンを減圧で除去し、予備活性化触媒(VI)
を粉粒体で得た(固体生成物(III)1g当りプロピレン8
2.0g反応)。
(3)重合方法 窒素ガスで置換した内容積400のタービン型撹拌羽
根付きスチンレス製重合器内に乾燥したn−ヘキサン25
0ついでジエチルアルミニウムモノクロリド10g、前記
予備活性化触媒(VI)10gおよびp−トルイル酸メチル1
1.0gを仕込み、さらに水素を気相ガス中の濃度で製造例
5は6モル%、製造例6は8モル%および製造例7は10
モル%をそれぞれ保つように添加した。ついで器内の温
度は70℃に昇温後、該器内にプロピレンを供給し、器内
の圧力を10kg/cm2Gに昇圧した。そして温度を70℃、圧
力を10kg/cm2Gに維持しながら4時間重合を継続後、プ
ロピレンの供給を停止し、未反応のプロピレンを放出
し、重合器内のスラリーの一部を採取して濾過、洗浄お
よび乾燥して白色のHCPP(H)粉末を得た。得られたHC
PP(H)は前述のメルトフローレート(MFR)およびア
イソタクチックペンタッド分率(P)を求れるのに供し
た。これらの分析結果を第2表に示した。
未反応のプロピレンを放出後、重合器内を温度60℃、
圧力0.1kg/cm2Gに保ち、第2段階目の重合原料としてエ
チレンの供給比率が33重量%となるよう維持し、エチレ
ンの全供給量が製造例5は2.4kg、製造例6は5.4kgおよ
び製造例7は8.8kgとそれぞれなるようにエチレンとプ
ロピレンを2時間連続的に供給した。2時間重合後、エ
チレンおよびプロピレンの供給を停止し、未反応のエチ
レンおよびプロピレンを放出した。ついで重合器内にメ
タノールを25供給し、温度を70℃に昇温した。30分
後、さらに20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を100g加
え20分間撹拌し、純水100を加えたのち、残存プロピ
レンを排出した。水層を抜き出したのち、さらに100
の純水を加え10分間撹拌水洗し、水層を抜き出し、さら
にHCPP(B)−n−ヘキサンスラリーを抜き出し、スラ
リーを濾過し、該濾過物を乾燥して白色のHCPP(B)粉
末を得た。得られたHCPP(B)は前述のメルトフローレ
ート(MFR)および各エチレン含有量を求めるのに供し
た。これらの分析結果を第2表に示した。
なお、製造例5〜7で得られたHCPP(B)を、以下そ
れぞれHCPP(B)−[I]、HCPP(B)−[II)および
HCPP(B)〜[III]と略記する。
製造例8(実施例122〜143および比較例122〜143で用い
る結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体(以
下、PP(B)と略記する。)の製造例) 窒素ガスで置換した内容積400のタービン型撹拌羽
根付きステンレス製重合器内に緩挿したn−ヘキサン25
0ついでジエチルアルミニウムモノクロリド10g、四塩
化チタンを金属アルミニウムで還元し粉砕活性化した市
販の触媒(AA型)30gおよびp−トルエン酸メチル11.0g
を仕込み、さらに水素を気相ガス中の濃度で8モル%を
保つように添加した。ついで器内の温度を70℃に昇温
後、該器内にプロピレンを供給し、器内の圧力を10kg/c
m2Gに昇圧した。そして温度を70℃、圧力を10kg/cm2Gに
維持しながら4時間重合を継続後、プロピレンの供給を
停止し、未反応のプロピレンを放出し、重合器内のスラ
リーの一部を採取して濾過、洗浄および乾燥して白色の
結晶性プロピレン単独重合体粉末を得た。得られた重合
体は前述のメルトフローレート(MFR)およびアイソタ
クチックペンタッド分率(P)を求めるのに供した。こ
れらの分析結果を第2表に示した。
未反応のプロピレンを放出後、重合器内を温度60℃、
圧力0.1kg/cm2Gに保ち、第2段階目の重合原料としてエ
チレンの供給比率が33重量%となるよう維持し、エチレ
ンの全供給量が5.4kgとなるようにエチレンとプロピレ
ンを2時間連続的に供給した。2時間重合後、エチレン
およびプロピレンの供給を停止し、未反応のエチレンお
よびプロピレンを放出した。ついで重合器内にメタノー
ルを25供給し、温度を75℃に昇温した。30分後、さら
に20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を100g加え20分間
撹拌し、純水100を加えたのち、残存プロピレンを排
出した。水層を抜き出したのち、さらに100の純水を
加え10分間撹拌水洗し、水層を抜き出し、さらにPP
(B)−n−ヘキサンスラリーを抜き出し、スラリーを
濾過し、該濾過物を乾燥して白色のPP(B)粉末を得
た。得られたPP(B)は前述のメルトフローレート(MF
R)および各エチレン含有量を求めるのに供した。これ
らの分析結果を第2表に示した。
実施例1〜6、8〜11、比較例1〜11、参考例1 結晶性ポリオレフィンとして製造例1で製造したMFR
2.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−
[I]100重量部に、化合物Aとして2,2′−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、
2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイトもしくは2,2′−エチリデ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフ
ォスファイト、化合物Bとして酢酸リチウム、酢酸ナト
リウムもしくはステアリン酸リチウム、化合物Cとして
ステアリン酸ナトリウムおよび他の添加剤のそれぞれ所
定量を後述の第3表に記載した配合割合でヘンシェルミ
キサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合したのち、口
径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレ
ット化した。また比較例1〜11および参考例1としてMF
Rが2.5g/10分の安定化されていない粉末状HCCP(H)−
[I]100重量部に後述の第3表に記載の添加剤のそれ
ぞれ所定量を配合し、実施例1〜6、8〜11に準拠して
溶融混練処理してペレットを得た。
剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、得られ
たペレットの樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形
により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性お
よび耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を第3表に
示した。
実施例12〜15、17〜22、比較例12〜22、参考例2 結晶性ポリオレフィンとして製造例2で製造したMFR1
0.6g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−[I
I]100重量部に、化合物Aとして2,2′−ビス(4−s
−エイコシルフェニル)フルオロフオスファイト、2,
2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイトもしくは2,2′−エチリデン−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォス
ファイト、化合物Bとしてステアリン酸リチウム、モン
タン酸リチウムもしくはモンタン酸ナトリウム、化合物
Cとしてステアリン酸ナトリウムおよび他の添加剤のそ
れぞれ所定量を後述の第4表に記載した配合割合でヘン
シェルミキサー(商品名)に入れ、3分滑間撹拌混合し
たのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処
理してペレット化した。また比較例12〜22および参考例
2としてMFRが10.6g/10分の安定化されていない粉末状H
CPP(H)−[II]100重量部に後述の第4表に記載の添
加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例12〜15、17〜22
に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。
剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、得られ
たペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形
により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性お
よび耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を第4表に
示した。
実施例23〜33、比較例23〜33 結晶性ポリオレフィンとして製造例3で製造したMFR3
4.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−[I
I]100重量部に、化合物Aとして2,2′−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフ
ォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,
2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイト、化合物Bとしてモンタン
酸リチウム、モンタン酸ナトリウム、12−ヒドロキシオ
クタデカン酸リチウムもしくは12−ヒドロキシオクタデ
カン酸ナトリウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を
後述の第5表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー
(商品名)に入れ、3分間撹拌混合したのち、口径30mm
の2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化
した。また比較例23〜33としてMFRが34.0g/10分の安定
化されていない粉末状HCPP(H)−[III]100重量部に
後述の第5表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合
し、実施例23〜33に準拠して溶融混練処理してペレット
を得た。
剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、得られ
たペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形
により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性お
よび耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を第5表に
示した。
実施例34〜44、比較例34〜44 結晶性ポリオレフィンとして製造例1で製造したMFR
2.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−
[I]12重量%、MFR7.0g/10分の安定化されていない粉
末状結晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体(エ
チレン含有量2.5重量%)83重量%およびMI(190℃にお
ける荷重2.16kgを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出
量)5.0g/10分の安定化されていない粉末状チーグラー
・ナッタ系高密度エチレン単独重合体(密度0.963g/c
m3)5重量%とからなる合計100重量部に、化合物Aと
いて2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フルオロフォスファイト、2,2′−メチレン−ビ
ス(4,6−ジノニルフェニル)フルオロフォスファイト
もしくは2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bとして
12−ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、リチウム−
ジメチル−ジチオカルバメート、ナトリウムジエチル−
ジチオカルバメートもしくはカリウム−ジ−n−ブチル
−ジチオカルバメートおよび他の添加剤のそれぞれ所定
量を後述の第6表に記載した配合割合でヘンシェルミキ
サー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合したのち、口径
30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレッ
ト化した。また比較例34〜44としてMFRが2.5g/10分の安
定化されていない粉末状HCPP(H)−[I]12重量%、
MFRが7.0g/10分の安定化されていない粉末状結晶性エチ
レン−プロピレンランダム共重合体(エチレン含有量2.
5重量%)83重量%およびMIが5.0g/10分の安定化されて
いない粉末状チーグラー・ナッタ系高密度エチレン単独
重合体(密度0.963g/cm3)5重量%とからなる合計100
重量部に後述の第6表に記載の添加剤のそれぞれ所定量
を配合し、実施例34〜44に準拠して溶融混練処理してペ
レットを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第6表に示した。
実施例45〜55、比較例45〜55 結晶性ポリオレフィンとして製造例1で製造したMFR
2.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−
[I]60重量%、MFR7.0g/10分の安定化されていない粉
末状結晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体(エ
チレン含有量4.0重量%)10重量%、MFR7.0g/10分の安
定化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレン−
ブテン−13元共重合体(エチレン含有量4.0重量%、ブ
エン−1含有量4.5重量%)10重量%およびMI5.0g/10分
の安定化されていない粉末状チーグラー・ナッタ系高密
度エチレンプロピレン共重合体(密度0.950g/cm3、メチ
ル分岐3.0個/1000炭素)20重量%とからなる合計100重
量部に、化合物Aとして2,2′−メチレン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,2′−エ
チリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フル
オロフォスファイト、化合物Bとしてステアリン酸リチ
ウム、リチウム−2−ベンゾアゾールチオレート、ナト
リウム−2−ベンゾチアゾールチオレートもしくはカリ
ウム−2−トリルチアゾールチオレートおよび他の添加
剤のそれぞれ所定量の後述の第7表に記載した配合割合
でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混
合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混
練処理してペレット化した。また比較例45〜55としてMF
Rが2.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−
[I]60重量%、MFRが7.0g/10分の安定化されていない
粉末状結晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体
(エチレン含有量4.0重量%)10重量%、MFRが7.0g/10
分の安定化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピ
レン−ブテン−1 3元共重合体(エチレン含有量4.0
重量%、ブテン−1含有量4.5重量%)10重量%、MIが
5.0g/10分の安定化されていない粉末状チーグラー・ナ
ッタ系高密度ニチレン−プロピレン共重合体(密度0.95
0g/cm3、メチル分岐3.0個/100炭素)20重量%とからな
る合計100重量部に後述の第7表に記載の添加剤のそれ
ぞれ所定量を配合し、実施例45〜55に準拠して溶融混練
処理してペレットを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第7表に示した。
実施例56〜58、60〜66、比較例56〜66、参考例3 結晶性ポリオレフィンとして製造例4で製造したMFR
9.8g/10分の安定化されていない粉末状PP(H)100重量
部に、化合物Aとして2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイトもしくは2,2′−ブチリデ
ン−ビス(4−メチル−6−(1′−メチルシクロヘキ
シル)フェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bと
してリチウム−2−ベンズイミダゾールチオレート、ナ
トリウム−2−トリルイミダゾールチオレートもしくは
カリウム−2−ベンズイミダゾールチオレート、化合物
Cとしてステアリン酸ナトリウムおよび他の添加剤のそ
れぞれ所定量を後述の第8表に記載した配合割合でヘン
シェルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合した
のち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理
してペレット化した。また比較例56〜66、参考例3とし
て製造例4で製造したMFRが9.8g/10分の安定化されてい
ない粉末状PP(H)100重量部に後述の第8表に記載の
添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例56〜58、60〜
66に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。
剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、得られ
たペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形
により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性お
よび耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を第8表に
示した。
実施例67〜77、比較例67〜77 結晶性ポリオレフィンとして製造例4で製造したMFR
9.8g/10分の安定化されていない粉末状PP(H)100重量
部に、化合物Aとして2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイトもしくは2,2′−チオ−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフ
ォスファイト、化合物Bとしてモンタン酸ナトリウム、
トリルトリアゾールリチウム、ベンゾトリアゾールナト
リウムもしくはベンゾトリアゾールカリウムおよび他の
添加剤のそれぞれ所定量を後述の第9表に記載した配合
割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹
拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶
融混練処理してペレット化した。また比較例67〜77とし
て製造例4で製造したMFRが9.8g/10分の安定化されてい
ない粉末状PP(H)100重量部に後述の第9表に記載の
添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例67〜77に準拠
して溶融混練処理してペレットを得た。
剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、得られ
たペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形
により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性お
よび耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を第9表に
示した。
実施例78〜81、83〜88、比較例78〜88、参考例4 結晶性ポリオレフィンとして製造例5で製造したMFR
8.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)−
[I](エチレン含有量4.2重量%)100重量部に、化合
物Aとして2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−エチレ
デン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロ
フォスファイトもしくは2,2′−チオ−ビス(4−メチ
ル−6−α−メチルベンジルフェニル)フルオロフォス
ファイト、化合物Bとしてステアリン酸リチウム、モン
タン酸リチウムもしくはモンタン酸ナトリウム、化合物
Cとしてステアリン酸ナトリウムおよび他の添加剤のそ
れぞれ所定量を後述の第10表に記載した配合割でヘンシ
ェルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合したの
ち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理し
てペレット化した。また比較例78〜88および参考例4と
してMFRが8.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(B)−[I](エチレン含有量4.2重量%)100重量部
に後述の第10表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合
し、実施例78〜81、83〜88に準拠して溶融混練処理して
ペレットを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃製の評価を行った。これらの結果
を第10表に示した。
実施例92,94〜99、比較例89〜99、参考例5〜8 結晶性ポリオレフィンとして製造例6で製造したMFR
9.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)−[I
I](エチレン含有量8.5重量%)100重量部に、化合物
Aとして2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2′−エチレン−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトも
しくは2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bとしてス
テアリン酸リチウム、12−ヒドロキシオクタデカン酸リ
チウムもしくは12−ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウ
ム、化合物Cとしてステアリン酸ナトリウムおよび他の
添加剤のそれぞれ所定量を後述の第11表に記載した配合
割でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌
混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融
混練処理してペレット化した。また比較例89〜99および
参考例5〜8としてMFRが9.0g/10分の安定化されていな
い粉末状HCPP(B)−[II](エチレン含有量8.5重量
%)100重量部に後述の第11表に記載の添加剤のそれぞ
れ所定量を配合し、実施例92,94〜99に準拠して溶融混
練処理してペレットを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第11表に示した。
実施例100〜110、比較例100〜110 結晶性ポリオレフィンとして製造例7で製造したMFR
7.7g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)−[I
II](エチレン含有量12.1重量%)100重量部に、化合
物Aとして2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2′
−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイトもしくは2,2′−エチリデン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、化合物Bとしてモンタン酸リチウム、リチウム
−ジメチル−ジチオカルバメート、ナトリウムジエチル
−ジチオカルバメートもしくはカリウム−ジ−n−ブチ
ル−ジチオカルバメートおよび他の添加剤のそれぞれ所
定量を後述の第12表に記載した配合割でヘンシェルミキ
サー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合したのち、口径
30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレッ
ト化した。また比較例100〜110としてMFRが7.7g/10分の
安定化されていない粉末状HCPP(B)−[III](エチ
レン含有量12.1重量%)100重量部に後述の第12表に記
載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例100〜110
に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第12表に示した。
実施例111〜121、比較例111〜121 結晶性ポリオレフィンとして製造例6で製造したMFR
9.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B)−[I
I](エチレン含有量8.5重量%)100重量部に、化合物
Aとして2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フルオロフォスファイト、2,2′−エチレン
−ビス(4,6−ジノニルフェニル)フルオロフォスファ
イトもしくは2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bと
してモンタン酸ナトリウム、リチウム−2−ベンゾチア
ゾールチオレート、ナトリウム−2−ベンゾチアゾール
チオレートもしくはカリウル−2−トリルチアゾールチ
オレートおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第
13表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品
名)に入れ、3分間撹拌混合したのち、口径30mmの2軸
押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化した。
また比較例111〜121としてMFRが9.0g/10分の安定化され
ていない粉末状HCPP(B)−[II](エチレン含有量8.
5重量%)100重量部に後述の第13表に記載の添加剤のそ
れぞれ所定量を配合し、実施例111〜121に準拠して溶融
混練処理してペレットを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第13表に示した。
実施例122〜132、比較例122〜132 結晶性ポリオレフィンとして製造例8で製造したMFR
8.1g/10分の安定化されていない粉末状PP(B)(エチ
レン含有量8.3重量%)100重量部に、化合物Aとして2,
2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2′−メチレン−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスフ
ァイトもしくは2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、化合物B
として12−ヒドロキシオクタデカン酸リチウム、リチウ
ム−2−ベンズイミダゾールチオレート、ナトリウム−
2−トリルイミダゾールチオレートもしくはカリウム−
2−ベンズイミダゾールチオレートおよび他の添加剤の
それぞれ所定量を後述の第14表に記載した配合割合でヘ
ンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合し
たのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処
理してペレット化した。また比較例122〜132として製造
例8で製造したFRが8.1g/10分の安定化されていない粉
末状PP(B)(エチレン含有量8.3重量%)100重量部に
後述の第14表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合
し、実施例122〜132に準拠して溶融混練処理してペレッ
トを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第14表に示した。
実施例133〜143、比較例133〜143 結晶性ポリオレフィンとして製造例8で製造したMFR
8.1g/10分の安定化されていない粉末状PP(B)(エチ
レン含有量8.3重量%)100重量部に、化合物Aとして2,
2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2′−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファ
イトもしくは2,2′−チオ−ビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、化合物B
として12−ヒドロキシオクタデカン酸ナトリウム、トリ
ルトリアゾールリチウム、ベンゾトリアゾールナトリウ
ムもしくはベンゾトリアゾールカリウムおよび他の添加
剤のそれぞれ所定量を後述の第15表に記載した配合割合
でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混
合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混
練処理してペレット化した。また比較例133〜143として
製造例8で製造したMFRが8.1g/10分の安定化されていな
い粉末状PP(B)(エチレン含有量8.3重量%)100重量
部に後述の第15表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配
合し、実施例133〜143に準拠して溶融混練処理してペレ
ットを得た。
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片
は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。
得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、
耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果
を第15表に示した。
第3表〜第15表に示される本発明にかかわる化合物お
よび添加剤は下記の通りである。
化合物A[I]:2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[II]:2,2′−ビス(4−s−エイコシルフェ
ニル)フルオロファスファイト 化合物A[III]:2,2′−メチレン−ビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[IV]:2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[V]:2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジノニ
ルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[VI]:2,2′−エチリデン−ビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[VII]:2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[VIII]:2,2′−ブチリデン−ビス(4−メチ
ル−6−(1′−メチルシクロヘキシル)フェニル)フ
ルオロフォスファイト 化合物A[IX]:2,2′−チオ−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[X]:2,2′−チオ−ビス(4−メチル−6−
α−メチルベンジルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物B[I]:酢酸リチウム 化合物B[II]:酢酸ナトリウム 化合B[III]:ステアリン酸リチウム 化合物C:ステアリン酸ナトリウム 化合物B[V]:モンタン酸リチウム 化合物B[VI]:モンタン酸ナトリウム 化合物B[VII]:12−ヒドロキシオクタデカン酸リチウ
ム 化合物B[VIII]:12−ヒドロキシオクタデカン酸ナト
リウム 化合物B[IX]:リチウム−ジメチル−ジチオカルバメ
ート 化合物B[X]:ナトリウム−ジメチル−ジチオカルバ
メート 化合物B[XI]:カリウム−ジ−n−ブチル−ジチオカ
バメート 化合物B[XII]:リチウム−2−ベンゾチアゾールチ
オレート 化合物B[XIII]:ナトリウム−2−ベンゾチアゾール
チオレート 化合物B[XIV]:カリウム−2−トリルチアゾールチ
オレート 化合物B[XV]:リチウム−2−ベンズイミダゾールチ
オレート 化合物B[XVI]:ナトリウム−2−トリルイミダゾー
ルチオレート 化合物B[XVII]:カリウム−2−ベンズイミダゾール
チオレート 化合物B[XVIII]:トリルトリアゾールリチウム 化合物B[XIX]:ベンゾトリアゾールナトリウム 化合物B[XX]:ベンゾトリアゾールカリウム 脂肪族アミン1:ラウリルアミン 脂肪族アミン2:N,N−ジココアミン 脂肪族アミン3:N−ステアリン−N,N−ジメチルアミン 脂肪族アミン4:ヘキサメリレンジアミン 脂肪族アミン5:N−タロウ−1,3−ジアミノプロパン 脂肪族アミン6:ヘキサメチレンテトラミン 脂肪族アミン7:N−ドコシル−N,N,N−トリメチルアンモ
ニウムクロライド 脂肪族アミン8:N,N,N−トリエチル−N−ベンジルアン
モニウムクロライド 脂肪族アミン9:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−
N−オレイル−N−メチルアンモニウムクロライド 脂肪族アミン10:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ス
テアリルアミノベタイン 脂肪族アミン11:トリイソプロパノールアミン 脂肪族アミン12:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)コ
コアミン 脂肪族アミン13:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)タ
ロウアミン 脂肪族アミン14:オクタデカン酸2−[(2−ヒドロキ
シエチル)オクタデシルアミノ]エチルエステル 脂肪族アミン15:(オクタデシルイミノ)ジエチレンジ
ステアレート 脂肪族アミン16:ポリオキシエチレンラウリルアミノエ
ーテル 脂肪族アミン17:ポリオキシエチレンステアリルアミノ
エーテル 脂肪族アミン18:N,N,N′,N′−テトラ(2−ヒドロキシ
エチル)−1,3−ジアミノプロパン 脂肪族アミン19:N−タロウ−N,N′,N′−トリス(2−
ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン 脂肪族アミン20:N,N−ジココ−N′,N′−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサン 無機充填剤1:タルク(平均粒径2〜3μ) 無機充填剤2:炭酸カルシウム(平均粒径1〜2μ) 無機充填剤3:硫酸バリウム(平均粒径0.4〜0.6μ) フェノール系酸化防止剤1:2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール フェノール系酸化防止剤2:テトラキシ[メチレン−3−
(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン フェノール系酸化防止剤3:1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン フェノール系酸化防止剤4:トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート フェノール系酸化防止剤5:n−オクタデシル−β−
(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニ
ル)プロピオネート フェノール系酸化防止剤6:トリス(4−t−ブチル−3
−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレ
ート フェノーレ系酸化防止剤7:3,9−ビス[1,1−ジメチル−
2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン フェノール系酸化防止剤8:2,2−ビス[4−〔2−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ルオキシ)エトキシ〕フェニル]プロパン フェノール系酸化防止剤9:ビス[2−(3′−t−ブチ
ル−2′−ヒドロキシ−5′−メチルベンジル)−6−
t−ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート フェノール系酸化防止剤10:ビス[3,3−ビス(4′−ヒ
ドロキシ−3′−t−ブチルフェニル)ブチリックアシ
ッド]エチレングリコールエステル フェノール系酸化防止剤11:2,2′−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェノール) フェノール系酸化防止剤12:2−t−ブチル−6−(3−
t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−
4−メチルフェニルアクリレート フェノール系酸化防止剤13:トコフェロール チオエーテル系酸化防止剤1:ジミリスチルチオジプロピ
オネート チオエーテル系酸化防止剤2:ジステアリルチオジプロピ
オネート チオエーテル系酸化防止剤3:ペンタエリスリトール−テ
トラキス(3−ラウリルチオプロピオネート) リン系酸化防止剤1:ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)−ペンタエリスリトール−ジフォスファイト リン系酸化防止剤2;ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェニル)−ペンタエリスリトール−ジフオスフ
ァイト リン系酸化防止剤3:ビス(2,4,6−トリ−t−ブチルフ
ェニル)ペンタエリスリトール−ジフォスファイト リン系酸化防止剤4:テトラキス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)−4,4′−ビフェニレン−ジ−フォスフォナ
イト リン系酸化防止剤5:トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フォスファイト リン系酸化防止剤6:2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト 光安定剤1:2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾ
フェノン 光安定剤2:2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル
−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール 光安定剤3:2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3′,5′−
ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシベンゾエート 光安定剤4:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート 光安定剤5:テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピエリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート 光安定剤6:3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{トリス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカ
ルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エチル]−2,4,8,
1−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン 光安定剤7:ポリ[[6−[(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)イミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル]
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ]] 光安定剤8:ポリ[[6−モルフォリノ−1,3,5−トリア
ジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペジル)イミノ)] 重金属不活性化剤1:N,N′−ビス[2−〔3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル
オキシ〕エチル]オキサミド 重金属不活性化剤2:トリス[2−t−ブチル−4−チオ
(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−t−ブチル
フェニル)−5−メチルフェニル]フォスファイト 重金属不活性化剤3:N,N′−ビス[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒド
ラジン 重金属不活性化剤4:3−サリシロイルアミノ−1,2,4−ト
リアゾール 重金属不活性化剤5:デカメチレンジカルボキシリックア
シッド−ビス(N′−サリシロイルヒドラジド) ラジカル発生剤1:2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン ラジカル発生剤2:1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼン 透明化剤1:1・3,2・4−ジベンジリデンソルビトール 透明化剤2:1・3,2・4−ジ(p−メチルベンジリデン)
ソルビトール 透明化剤3:1・3,2・4−ジ(p−エチレベンジリデン)
ソルビトール 透明化剤4:1・3−p−クロルベンジリデン−2・4−
p−メチルベンジリデンソルビトール 帯電防止剤:グリセリルモノステアレート 滑剤1:オレイン酸アミド 滑剤2:エルカ酸アミド 滑剤3:N,N′−エチレン−ビス−ステアロアミド EPR:非晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体(ム
ーニー粘度ML1+4(100℃)63、プロピレン含有量23重
量;日本合成ゴム(株)製 JSRT7961) ERDM:非晶性エチレン−プロピレン−エチリデンノルボ
ルネンランダム共重合体(ムーニー粘度ML1+4(100
℃)82、プロピレン含有量26重量%、ヨウ素価15.0;日
本合成ゴム(株)製JSR EP57P) 造核剤1:安息香酸ナトリウム 造核剤2:p−t−ブチル安息香酸アルミニウム 造核剤3:ナトリウム−ビス(p−t−ブチルフェニル)
フォスフェート 金属塩1:ステアリン酸カルシウム 金属塩2:ステアリン酸亜鉛 金属塩3:乳酸ナトリウム 金属塩4:ナトリウム−(モノ,ジミックスド)ステアリ
ルフォスフェート 金属塩5:リチウムドデシルサルフェート 金属塩6:ナトリウムポリオキシエチレンラウリルエーテ
ルサルフェート 金属塩7:ナトリウムドデシルベンゼンスルフォネート 第3表に記載の実施例および比較例は、結晶性ポリオ
レフィンとして結晶性プロピレン単独重合体を用いた場
合である。第3表からわかるように、実施例1〜6、8
〜11を本発明にかかわる化合物Aおよび化合物Bを配合
したものであり、実施例1〜6、8〜11と比較例1(化
合物Aのみを配合したもの)とをくらべてみると、実施
例1〜6、8〜11は剛性面が著しく優れていることがわ
かる。また従来公知の造核剤を配合した比較例2〜4と
実施例1〜6、8〜11をくらべると、比較例2〜4は比
較例1にくらべて剛性面の改善効果は認められるものの
いまだ充分ではない。さらに化合物Aに化合物B以外の
金属塩を併用した比較例5〜11と実施例1〜6、8〜11
をくらべると、比較例5〜11は比較例1にくらべても明
らかなように剛性面の改善効果はほとんど認められない
ことがわかる。従って、本発明にかかわる化合物Aおよ
び化合物Bの2成分の配合を同時に満たさない比較各例
は、本発明の効果を奏さないことが明らかである。すな
わち、本発明で得られる剛性面は、結晶性ポリオレフィ
ンに化合物Aおよび化合物Bを配合したときにはじめて
みられる特有の効果であるといえる。また、化合物Aお
よび化合物Bもしくは化合物Cを配合した組成物におい
て、各種脂肪族アミノを併用した実施例8〜11は実施例
1〜6および参考例1にくらべて化合物Aおよび化合物
Bもしくは化合物Cの優れた剛性面改善効果が阻害され
ることなく、脂肪族アミン併用による顕著な相乗効果が
認められることがわかる。
第4表〜第15表は、結晶性ポリオレフィンとしてそれ
ぞれ結晶性プロピレン単独重合体、結晶性プロピレ
ン単独重合体、結晶性エチレン−プロピレンランダム共
重合体および高密度エチレン単独重合体の混合物、結
晶性プロピレン単独重合体、結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体、結晶性エチレン−プロピレン−ブ
テン−13元共重合体および高密度エチレン−プロピレン
共重合体の混合物結晶性エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体を用いたものであり、これらについても上述
と同様の効果が確認された。
また、第6表〜第7表および第10表〜第15表の本発明
組成物である実施各例において、化合物Aおよび化合物
Bを配合することによって剛性面の向上に伴う耐衝撃性
の低下がみられず、比較各例とくらべても耐衝撃性は何
ら遜色のないことが確認された。
[発明の効果] 本発明の組成物は、(1)成形品としたときの該組成
品の剛性面が著しく優れている。(2)成形品の薄肉化
を計ることができ省資源に寄与するばかりでなく、成形
時の冷却速度を早くなるので単位時間当りの成形速度を
早くすることができる生産性の向上にも寄与できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/527 C08K 5/527

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性ポリオレフィン100重量部に対し
    て、下記一般式[I]で示されるフルオロフィスファイ
    ト系化合物(以下、化合物Aという)および下記〜
    から選ばれた1種または2種以上の化合物(以下、化合
    物Bという)をそれぞれ0.001〜1重量部配合してなる
    結晶性ポリオレフィン組成物。 脂肪族モノカルボン酸金属塩(ただし、金属はリチウ
    ムもしくはナトリウムを示すが、ナトリウムの場合、ス
    テアリン酸ナトリウムを除く) ジチオカルバミン酸金属塩(ただし、金属はリチウ
    ム、ナトリウムもしくはカリウムを示す) 2−メルカプトベンゾチアゾールの金属塩(ただし、
    金属はリチウム、ナトリウムもしくはカリウムを示す) 2−メルカプトベンズイミダゾールの金属塩(ただ
    し、金属はリチウム、ナトリウムもしくはカリウムを示
    す) ベンゾトリアゾールの金属塩(ただし、金属はリチウ
    ム、ナトリウムもしくはカリウムを示す) (ただし、式中Rは炭素数1〜4のアルキリデン基もし
    くは硫黄を、Ar1およびAr2はアルキルアリーレン基もし
    くはシクロアルキルアリーレン基を、nを0もしくは1
    をそれぞれ示す)
  2. 【請求項2】結晶性ポリオレフィン100重量部に対し
    て、化合物Aおよび化合物Bまたは化合物Aおよび
    ステアリン酸ナトリウム(以下、該ステアリン酸ナトリ
    ウムを化合物Cという)をそれぞれ0.001〜1重量部、
    脂肪族アミンを0.01〜1重量部配合してなる結晶性ポリ
    オレフィン組成物。
  3. 【請求項3】結晶性ポリオレフィン100重量部に対し
    て、無機充填剤0.01〜25重量部をさらに配合してなる請
    求項(1)もしくは請求項(2)記載の結晶性ポリオレ
    フィン組成物。
  4. 【請求項4】結晶性ポリオレフィンとして、アイソタク
    チックペンタッド分率(P)とメルトフローレート(MF
    R;230℃における荷重2.16kgを加えた場合の10分間の溶
    融樹脂の吐出量)との関係が1.00≧P≧0.015logMAR+
    0.955である結晶性プロピレン単独重合体を用いる請求
    項(1)〜(3)のいずれか1項記載の結晶性ポリオレ
    フィン組成物。
  5. 【請求項5】結晶性ポリオレフィンとして、プロピレン
    単独重合体のアイソタクチックペンタッド分率(P)と
    メルトフローレート(MFR)との関係が である第1段階重合体が全重合体量の70〜95重量%であ
    り、ついで全重合体量の30〜5重量%のエチレンもしく
    はエチレンとプロピレンを1段階以上で重合させてなり
    エチレン含有量が全重合体量の3〜20重量%である結晶
    性エチレン−プロピレンブロック共重合体を用いる請求
    項(1)〜(3)のいずれか1項記載の結晶性ポリオレ
    フィン組成物。
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