JP2778651B2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2778651B2 JP6458190A JP6458190A JP2778651B2 JP 2778651 B2 JP2778651 B2 JP 2778651B2 JP 6458190 A JP6458190 A JP 6458190A JP 6458190 A JP6458190 A JP 6458190A JP 2778651 B2 JP2778651 B2 JP 2778651B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学素子の射出成形用金型に関する。
〔従来の技術〕
従来、第4図に示すような構造上の基準面31a(例え
ば、直角プリズムにおける第1の光学面)と90゜を成す
(離型方向Aと平行)光学面31b(前記直角プリズムに
おける第2の光学面)を有する成形品31の場合、離型時
に生ずるこすれやストレスにより重要な光学面31bにス
リキズをつけてしまう。この欠点を解消するため、第5
図に示すような突出し前にスライド入子34,アンギュラ
ピン35,バックアップ36およびスライド押え37等から構
成されるスライド機構により、前記光学面31bとスライ
ド入子34とを離型させる方法が一般に用いられている。
なお、第4図において、成形品31の両側面には、成形品
31を取着する際に用いるオーバーハング部22や、さらに
この成形品31を取着する際に位置決めとして用いるため
にオーバーハング部22に凸起したボスを一体にそれぞれ
形成する場合がある。
また、成形品の機能上、光学面の角度交差が許される
場合、以下の様な発明が開示されている。例えば、実開
平1−67627号公報記載の発明には、金型に抜け勾配を
設けて離型の際のトラブルを防止する方法が提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、スライド機構を用いて離型上の問題を解決
する前記従来技術は、金型の構造が複雑になり、金型の
製作費が高価なるばかりでなく、特に光学成形体の様に
高精度な角度精度を必要とする成形品の場合、スライド
機構の可動部自体の摺動に必要なクリアランスB,C(第
5図b参照)によるガタや位置決めの再現性の問題で、
スライド機構が無い場合に比べ精度が1ランク落ちてし
まう欠点があった。
また、前記実開平1−67627号公報記載の発明におい
ては、角度精度そのものを必要とする光学成形体であ
り、光学面の面精度には考慮がなされていないものであ
る。
因って、本発明は前記従来技術における欠点を解決
し、安価で簡単な金型の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明は、光学成形面と構造上の基準面との成す角度
が直角な光学面成形体の射出成形用金型において、前記
光学成形面と構造上の基準面とを型抜き方向に傾斜さ
せ、キャビティに傾斜角度を持たせたものである。ま
た、前記キャビティに傾斜角度を持たせた射出成形用金
型において、金型に凹凸部を形成するとともに、その凹
凸部側面は前記傾斜角度以上の勾配を設けたものであ
る。さらに、前記キャビティに傾斜角度を持たせた射出
成形用金型において、構造上の基準面と直交方向に形成
した凹凸部の側面は前記傾斜角度の2倍以上のテーパに
構成したものである。
本発明は、射出成形用金型のキャビティー全体を傾斜
させることにより、成形品の光学面を傷つけることなく
容易に離型することができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る射出成形用金型の実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施例) 第1図は本発明に係る第1実施例を示す一部を省略し
た断面図である。
1は射出成形用金型で、この射出成形用金型1は固定
側型板2と可動側型板3とで構成されている。固定側型
板2の凹部2aには入子4がピン5により嵌合固着されて
いる。可動側型板3の凹部3aには入子6がピン5により
嵌合固着されるとともに、入子7が摺動自在に嵌合され
ている。入子6の成形面6aは、通常は離型方向Aと平行
であるが、4゜の角度θだけ傾斜させて形成されてい
る。入子7には突出し棒8が連結され上下動自在に構成
されるとともに、その成形面7aはキャビティーの直角部
を確保するため入子6の傾斜に合わせて4゜の角度θだ
け傾斜させて形成されている。
以上の構成から成る射出成形用金型を用いて、射出成
形を行ったところ、光学面に傷を有さない成形品が容易
に得られた。
尚、本実施例では、キャビティーの傾斜角度θを4゜
としたが、本発明はこれに限定するものではなく、傾斜
の角度は1゜〜10゜の範囲であれば良く、特にストレス
無く離型するためには3゜〜5゜の角度が適している。
(第2実施例) 第2図aおよびbは本発明に係る第2実施例の固定側
入子を示す部分拡大断面図である。
第2図aは前記第1実施例における固定側入子4の下
端面4aに凹部を設けて、前記第4図における直角プリズ
ム状の成形品31の側面に突出したオーバーハング部22を
有する成形品21の例を示している。なお、点線で示す成
形品21の各面は、第1実施例における入子4と入子6に
て形成される。凹部や凸部等の付加機能部を有する成形
品21を単純に傾斜させた状態で射出成形を行うと、第2
図aに示すように、オーバーハング部22の側面22aが離
型方向Aに対して干渉するので、離型上の障害(アンダ
ーカット)を発生する(の角度)。この障害を除くた
めに、第2図bに示すように、アンダーカットとなるオ
ーバーハング部22の側面22aを離型方向Aに対してθ角
度(4゜)以上の勾配(の角度)を設けた側面22bに
形成したものである。
本実施例によれば、離型上の障害となるアンダーカッ
ト部を無くす事ができ、リブやボスおよび穴等の構造的
な機能をきわめて容易に付加することができる。
(第3実施例) 第3図aおよびbは本発明に係る第3実施例の成形品
を示す側面図である。
第3図aは前記第2実施例における成形品21のオーバ
ーハング部22に、成型品を取着する際の位置決めに用い
る同径円柱状からなる凸起のボス24を一体に形成した成
形品23である。この成形品23のボス24を成形するために
成形用金型のキャビティを単純に傾斜させた状態で射出
成形を行うと、離型上の障害(アンダーカット)がの
角度の部分で発生する。この障害を除くために、第3図
bに示すように、アンダーカットとなるボスに2θ(8
゜)以上のテーパを設けて形成したものである。
以下、作用・効果は前記第2実施例と同様であり、作
用・効果の説明は省略する。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る射出成形用金型によれ
ば、離型時にこすれ合うことにより生じるスリキズやス
トレスを防止し、成形された光学平面を歪ませることな
く離型できる。また、スライド等の摺動部を必要としな
いので、金型は単純な構造であり、安価である。
さらに、嵌合ガタが無いことで、光学成形体にとって
最も重要な角度精度を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る射出成形用金型の第1実施例を示
す一部を省略した断面図、第2図aおよびbは同第2実
施例を示す部分拡大断面図、第3図aおよびbは同第3
実施例を示す側面図、第4図および第5図a,bは従来例
を示し、第4図は斜視図、第5図aは正面断面図、第5
図bは側面断面図である。 1……射出成形用金型 2……固定側型板 3……可動側型板 4,6,7,21……入子 5……ピン 8……突出し棒 22……オーバーハング部 23……成形品 24……ボス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−12726(JP,A) 特開 昭59−87112(JP,A) 特開 昭62−85918(JP,A) 特開 昭62−23721(JP,A) 特開 昭58−78716(JP,A) 実開 昭57−16321(JP,U) 実開 昭57−200362(JP,U) 実開 昭62−157221(JP,U) 実開 昭64−57025(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/38 B29L 11:00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学成形面と構造上の基準面との成す角度
    が直角な光学成形体の射出成形用金型において、前記光
    学成形面と構造上の基準面とを型抜き方向に傾斜させ、
    キャビティに傾斜角度を持たせたことを特徴とする射出
    成形用金型。
  2. 【請求項2】前記キャビティに傾斜角度を持たせた射出
    成形用金型において、金型に凹凸部を形成するととも
    に、その凹凸部側面は前記傾斜角度以上の勾配を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の射出成形用金型。
  3. 【請求項3】前記キャビティに傾斜角度を持たせた射出
    成形用金型において、構造上の基準面と直交方向に形成
    した凹凸部の側面は前記傾斜角度の2倍以上のテーパに
    構成したことを特徴とする請求項1または2記載の射出
    成形用金型。
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