JP2776275B2 - Ｘ線透視撮影装置 - Google Patents
Ｘ線透視撮影装置Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 8
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- 238000002594 fluoroscopy Methods 0.000 description 2
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- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/42—Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
- A61B6/4283—Arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by a detector unit being housed in a cassette
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
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- A61B6/0487—Motor-assisted positioning
-
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、Ｘ線照射手段とＸ線
検出手段とを備えた本体枠を、上下方向に変位可能に、
かつ水平軸周りに回動可能に基台に取り付けるととも
に、Ｘ線照射手段とＸ線検出手段との間に天板を設けた
Ｘ線透視撮影装置に関する。
検出手段とを備えた本体枠を、上下方向に変位可能に、
かつ水平軸周りに回動可能に基台に取り付けるととも
に、Ｘ線照射手段とＸ線検出手段との間に天板を設けた
Ｘ線透視撮影装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のＸ線透視撮影装置は、被検体が
載置される天板の上方にＸ線管を設けた、いわゆるオー
バーテーブルチューブタイプのＸ線透視撮影装置であ
り、例えば、図７に示すような、特開平６−３０９２０
号公報のＸ線透視撮影台が知られている。
載置される天板の上方にＸ線管を設けた、いわゆるオー
バーテーブルチューブタイプのＸ線透視撮影装置であ
り、例えば、図７に示すような、特開平６−３０９２０
号公報のＸ線透視撮影台が知られている。
【０００３】このＸ線透視撮影装置１００は、床面上に
設置された基台１０１に、可動枠１０２が上下方向に変
位可能に設けられ、その可動枠１０２に本体フレーム１
０３が軸芯Ｐ1 周りで回動可能に支持されて構成されて
いる。本体フレーム１０３には、Ｘ線照射装置１０４と
イメージインテンシファイヤ１０５等が対向して取り付
けられており、それらの間に位置するように天板１０６
も本体フレーム１０３に支持されている。天板１０６に
被検体を乗せ換える際には、天板１０６を支持した本体
フレーム１０３を下降させることにより、天板１０６へ
の被検体の乗せ換えが容易に行えるように構成されてい
る。
設置された基台１０１に、可動枠１０２が上下方向に変
位可能に設けられ、その可動枠１０２に本体フレーム１
０３が軸芯Ｐ1 周りで回動可能に支持されて構成されて
いる。本体フレーム１０３には、Ｘ線照射装置１０４と
イメージインテンシファイヤ１０５等が対向して取り付
けられており、それらの間に位置するように天板１０６
も本体フレーム１０３に支持されている。天板１０６に
被検体を乗せ換える際には、天板１０６を支持した本体
フレーム１０３を下降させることにより、天板１０６へ
の被検体の乗せ換えが容易に行えるように構成されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置には、次のような問題がある。すなわち、図
７に示すように、本体フレーム１０３の奥側（図７では
右側）に軸芯Ｐ1 周りで回動する回転機構１０７と、さ
らにその奥側に上下方向に変位する可動枠１０２とが連
設されているので、装置の奥行き寸法Ｌが大きく、装置
全体が大きなものになっている。
た従来装置には、次のような問題がある。すなわち、図
７に示すように、本体フレーム１０３の奥側（図７では
右側）に軸芯Ｐ1 周りで回動する回転機構１０７と、さ
らにその奥側に上下方向に変位する可動枠１０２とが連
設されているので、装置の奥行き寸法Ｌが大きく、装置
全体が大きなものになっている。
【０００５】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、奥行き寸法を小さくすることにより
装置全体をコンパクトにすることができるＸ線透視撮影
装置を提供することを目的とする。
れたものであって、奥行き寸法を小さくすることにより
装置全体をコンパクトにすることができるＸ線透視撮影
装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するため、次のような構成をとる。すなわ
ち、Ｘ線照射手段とＸ線検出手段とを対向状態に装着し
たＸ線支持支柱と、前記Ｘ線支持支柱を支持するととも
に、Ｘ線検出手段の上方位置において天板を支持する本
体枠と、前記本体枠を、上下方向に変位可能に、かつ水
平軸芯周りに回動可能に支持する基台とを備えたＸ線透
視撮影装置であって、前記本体枠と前記基台との間に設
けられ、前記水平軸芯周りに回動可能に支持された起倒
回転部材と、前記起倒回転部材を回動駆動する起倒回転
部材駆動手段と、前記起倒回転部材の前記本体枠側の側
面に設けられ、上下方向に延びる案内レールと、前記案
内レールに沿って変位可能で、前記本体枠に取り付けら
れた平行動部材と、前記平行動部材を上下駆動する平行
動部材駆動手段とを備えたものである。
目的を達成するため、次のような構成をとる。すなわ
ち、Ｘ線照射手段とＸ線検出手段とを対向状態に装着し
たＸ線支持支柱と、前記Ｘ線支持支柱を支持するととも
に、Ｘ線検出手段の上方位置において天板を支持する本
体枠と、前記本体枠を、上下方向に変位可能に、かつ水
平軸芯周りに回動可能に支持する基台とを備えたＸ線透
視撮影装置であって、前記本体枠と前記基台との間に設
けられ、前記水平軸芯周りに回動可能に支持された起倒
回転部材と、前記起倒回転部材を回動駆動する起倒回転
部材駆動手段と、前記起倒回転部材の前記本体枠側の側
面に設けられ、上下方向に延びる案内レールと、前記案
内レールに沿って変位可能で、前記本体枠に取り付けら
れた平行動部材と、前記平行動部材を上下駆動する平行
動部材駆動手段とを備えたものである。
【０００７】
【作用】この発明の構成によれば、次のような作用があ
る。天板に被検体を載置する場合、先ず、平行動部材駆
動手段により平行動部材を案内レールに沿って下降させ
ることにより、本体枠とともに天板を所定高さまで下降
させ、この状態で、被検体を天板に載置する。その後、
平行動部材を案内レールに沿って上昇させることによ
り、本体枠とともに天板を所定の検査位置まで上昇させ
る。そして、天板に載置された被検体の***を変位させ
る場合、起倒回転部材駆動手段により起倒回転部材を水
平軸芯周りに回動させることにより、案内レールを介し
て本体枠が水平軸芯周りに回動され、本体枠に支持され
た天板が所定角度に変位される。
る。天板に被検体を載置する場合、先ず、平行動部材駆
動手段により平行動部材を案内レールに沿って下降させ
ることにより、本体枠とともに天板を所定高さまで下降
させ、この状態で、被検体を天板に載置する。その後、
平行動部材を案内レールに沿って上昇させることによ
り、本体枠とともに天板を所定の検査位置まで上昇させ
る。そして、天板に載置された被検体の***を変位させ
る場合、起倒回転部材駆動手段により起倒回転部材を水
平軸芯周りに回動させることにより、案内レールを介し
て本体枠が水平軸芯周りに回動され、本体枠に支持され
た天板が所定角度に変位される。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図１はこの発明に係る一実施例のＸ線透視撮
影装置の構成を示す全体正面図であり、図２はその全体
側面図、図３はその全体平面図、図４は図２のＡ−Ａ矢
視断面図、図５は図４のＢ−Ｂ矢視断面図である。
説明する。図１はこの発明に係る一実施例のＸ線透視撮
影装置の構成を示す全体正面図であり、図２はその全体
側面図、図３はその全体平面図、図４は図２のＡ−Ａ矢
視断面図、図５は図４のＢ−Ｂ矢視断面図である。
【０００９】このＸ線透視撮影装置１は、床面上に載置
された基台２に、本体枠３が、上下方向に変位可能に、
かつ水平軸芯Ｐ1 周りで回動可能に支持されて構成され
ている。図２に示すように、本体枠３に、側面視で略コ
の字状に形成されたＸ線支持支柱４が取り付けられてい
る。このＸ線支持支柱４には、Ｘ線照射手段としてのＸ
線照射装置（Ｘ線管とＸ線コリメータ）５とＸ線検出手
段としてのイメージインテンシファイヤ６等とが対向し
て取り付けられており、Ｘ線照射装置５とイメージイン
テンシファイヤ６の間に位置するように天板７も本体枠
３に支持されている。また天板７は、その長手方向にも
変位可能に構成されており、造影剤を用いた検査等にお
いて被検体の***の変換や位置決めが容易に行えるよう
に構成されている。以下、各部の構成を詳細に説明す
る。
された基台２に、本体枠３が、上下方向に変位可能に、
かつ水平軸芯Ｐ1 周りで回動可能に支持されて構成され
ている。図２に示すように、本体枠３に、側面視で略コ
の字状に形成されたＸ線支持支柱４が取り付けられてい
る。このＸ線支持支柱４には、Ｘ線照射手段としてのＸ
線照射装置（Ｘ線管とＸ線コリメータ）５とＸ線検出手
段としてのイメージインテンシファイヤ６等とが対向し
て取り付けられており、Ｘ線照射装置５とイメージイン
テンシファイヤ６の間に位置するように天板７も本体枠
３に支持されている。また天板７は、その長手方向にも
変位可能に構成されており、造影剤を用いた検査等にお
いて被検体の***の変換や位置決めが容易に行えるよう
に構成されている。以下、各部の構成を詳細に説明す
る。
【００１０】基台２は床面上に設置された固定台１０
と、その固定台１０に立設された角筒状の支柱１１とか
ら構成されている。支柱１１の上部には、図５に示すよ
うに、複数個のベアリング１２ａを介して、水平軸芯Ｐ
1 周りで回動可能に中空状の中空回転軸１２が軸支され
ている。この中空回転軸１２の一端には、起倒回転部材
としての略扇形状の起倒回転歯車１３が連動連結されて
おり、この起倒回転歯車１３が中空回転軸１２と一体に
水平軸芯Ｐ1 周りで回動する。起倒回転歯車１３が水平
な状態、すなわち、図１に示すように、天板７が水平な
状態において、この起倒回転歯車１３の本体枠３側の側
面１３ａに、上下方向に延びる一対の案内レール１４が
固設されている。この一対の案内レール１４は、水平軸
芯Ｐ1 を挟んで対向配備されている。この一対の案内レ
ール１４に、滑動自在に支持されている、例えばリニア
ウェイベアリング等の複数個の案内子１５を介して、平
行動部材としての平行動ベース１６が支持されている。
この平行動ベース１６に、前記した本体枠３が固定さ
れ、この平行動ベース１６とともに本体枠３が、案内レ
ール１４に沿って上下方向に変位するように構成されて
いる。
と、その固定台１０に立設された角筒状の支柱１１とか
ら構成されている。支柱１１の上部には、図５に示すよ
うに、複数個のベアリング１２ａを介して、水平軸芯Ｐ
1 周りで回動可能に中空状の中空回転軸１２が軸支され
ている。この中空回転軸１２の一端には、起倒回転部材
としての略扇形状の起倒回転歯車１３が連動連結されて
おり、この起倒回転歯車１３が中空回転軸１２と一体に
水平軸芯Ｐ1 周りで回動する。起倒回転歯車１３が水平
な状態、すなわち、図１に示すように、天板７が水平な
状態において、この起倒回転歯車１３の本体枠３側の側
面１３ａに、上下方向に延びる一対の案内レール１４が
固設されている。この一対の案内レール１４は、水平軸
芯Ｐ1 を挟んで対向配備されている。この一対の案内レ
ール１４に、滑動自在に支持されている、例えばリニア
ウェイベアリング等の複数個の案内子１５を介して、平
行動部材としての平行動ベース１６が支持されている。
この平行動ベース１６に、前記した本体枠３が固定さ
れ、この平行動ベース１６とともに本体枠３が、案内レ
ール１４に沿って上下方向に変位するように構成されて
いる。
【００１１】上記した中空回転軸１２の中空内部には、
複数個のベアリング２０ａを介して、中軸回転軸２０が
水平軸芯Ｐ1 周りで回動自在に軸支されており、中空回
転軸１２と中軸回転軸２０とは個別に回動できるように
なっている。この中軸回転軸２０の一端に平行動用ピニ
オン２１が連動連結され、この平行動用ピニオン２１に
咬合するラック２２が上記した平行動ベース１６に付設
されている。ラック２２は、上記した一対の案内レール
１４に沿うように設けられている。中軸回転軸２０の他
端には、平行動用ピニオン２１を駆動回転するための正
逆転可能な平行動用電動モータ２３と平行動用減速機２
４とが連動連結されており、平行動用電動モータ２３の
回転は平行動用減速機２４を介して平行動用ピニオン２
１に伝動される。回転駆動された平行動用ピニオン２１
はラック２２に咬合し、案内子１５が案内レール１４を
摺動することにより、本体枠３を支柱１１に沿って上下
方向に変位させるように平行動部材駆動手段が構成され
ている。
複数個のベアリング２０ａを介して、中軸回転軸２０が
水平軸芯Ｐ1 周りで回動自在に軸支されており、中空回
転軸１２と中軸回転軸２０とは個別に回動できるように
なっている。この中軸回転軸２０の一端に平行動用ピニ
オン２１が連動連結され、この平行動用ピニオン２１に
咬合するラック２２が上記した平行動ベース１６に付設
されている。ラック２２は、上記した一対の案内レール
１４に沿うように設けられている。中軸回転軸２０の他
端には、平行動用ピニオン２１を駆動回転するための正
逆転可能な平行動用電動モータ２３と平行動用減速機２
４とが連動連結されており、平行動用電動モータ２３の
回転は平行動用減速機２４を介して平行動用ピニオン２
１に伝動される。回転駆動された平行動用ピニオン２１
はラック２２に咬合し、案内子１５が案内レール１４を
摺動することにより、本体枠３を支柱１１に沿って上下
方向に変位させるように平行動部材駆動手段が構成され
ている。
【００１２】支柱１１の下方の正面には、図４に示すよ
うに、回転軸３０が水平軸芯Ｐ2 周りで回動自在に軸支
されており、この回動軸３０の一端に上記起倒回転歯車
１３と咬合する回動用ピニオン３１が連動連結されてい
る。また、回転軸３０の他端には、回動用ピニオン３１
を駆動回転するための正逆転可能な回動用電動モータ３
２と回動用減速機３３とが連動連結されており、回動用
電動モータ３２の回転は回動用減速機３３を介して回動
用ピニオン３１に伝動される。回転駆動された回動用ピ
ニオン３１は起倒回転歯車１３に咬合し、起倒回転歯車
１３を回動させることにより、案内レール１４、案内子
１５、平行動ベース１６を介して本体枠３を水平軸芯Ｐ
1 周りに回動変位させるように起倒回転部材駆動手段が
構成されている。
うに、回転軸３０が水平軸芯Ｐ2 周りで回動自在に軸支
されており、この回動軸３０の一端に上記起倒回転歯車
１３と咬合する回動用ピニオン３１が連動連結されてい
る。また、回転軸３０の他端には、回動用ピニオン３１
を駆動回転するための正逆転可能な回動用電動モータ３
２と回動用減速機３３とが連動連結されており、回動用
電動モータ３２の回転は回動用減速機３３を介して回動
用ピニオン３１に伝動される。回転駆動された回動用ピ
ニオン３１は起倒回転歯車１３に咬合し、起倒回転歯車
１３を回動させることにより、案内レール１４、案内子
１５、平行動ベース１６を介して本体枠３を水平軸芯Ｐ
1 周りに回動変位させるように起倒回転部材駆動手段が
構成されている。
【００１３】本体枠３には、上記したように、Ｘ線支持
支柱４を介してＸ線照射装置５とイメージインテンシフ
ァイヤ６とが対向して取り付けられており、さらに、イ
メージインテンシファイヤ６の下方には、図１に示すよ
うに、モニター用のテレビカメラ８が設けられている。
本体枠３に支持されたイメージインテンシファイヤ６や
テレビカメラ８、天板７等は、上述した平行動ベース１
６の上下方向への変位や、起倒回転歯車１３の軸芯Ｐ1
周りでの回動変位により、本体枠３と一体となって変位
する。なお、図１中の符号９は、Ｘ線像を撮影するため
のカセッテレス方式の速写撮影装置を示す。
支柱４を介してＸ線照射装置５とイメージインテンシフ
ァイヤ６とが対向して取り付けられており、さらに、イ
メージインテンシファイヤ６の下方には、図１に示すよ
うに、モニター用のテレビカメラ８が設けられている。
本体枠３に支持されたイメージインテンシファイヤ６や
テレビカメラ８、天板７等は、上述した平行動ベース１
６の上下方向への変位や、起倒回転歯車１３の軸芯Ｐ1
周りでの回動変位により、本体枠３と一体となって変位
する。なお、図１中の符号９は、Ｘ線像を撮影するため
のカセッテレス方式の速写撮影装置を示す。
【００１４】図３に示すように、起倒回転歯車１３に配
備された案内レール１４に沿って平行動ベース１６と本
体枠３とを上下方向に変位させるので、従来装置に比べ
て奥行き寸法Ｌが小さく、装置をコンパクトにすること
ができる。
備された案内レール１４に沿って平行動ベース１６と本
体枠３とを上下方向に変位させるので、従来装置に比べ
て奥行き寸法Ｌが小さく、装置をコンパクトにすること
ができる。
【００１５】また、図１に示すように、Ｘ線支持支柱４
の側方で、天板７の中心から外れた先端側に水平軸芯Ｐ
1 を設けたので、天板７の回転中心を高く設定する必要
がなくなり、その結果、基台２の高さを低く抑えること
ができる。従って、基台２が低いので、被検体に圧迫感
を与えることもない。つまり、この種のＸ線透視撮影装
置では、被検体を立位状態にするために、本体枠３の正
起倒（図１における右回り回転）角度は大きく設定され
るが、本実施例では水平軸芯Ｐ1 と本体枠３の右端との
距離が短いので、本体枠３を正起倒させたときに、本体
枠３と床面とが干渉しにくくなり、その分、基台２の高
さを低くできる。一方、逆起倒角度は、小さく設定され
ているので、水平軸芯Ｐ1 と本体枠３の左端との距離が
長くなっても特に弊害はない。
の側方で、天板７の中心から外れた先端側に水平軸芯Ｐ
1 を設けたので、天板７の回転中心を高く設定する必要
がなくなり、その結果、基台２の高さを低く抑えること
ができる。従って、基台２が低いので、被検体に圧迫感
を与えることもない。つまり、この種のＸ線透視撮影装
置では、被検体を立位状態にするために、本体枠３の正
起倒（図１における右回り回転）角度は大きく設定され
るが、本実施例では水平軸芯Ｐ1 と本体枠３の右端との
距離が短いので、本体枠３を正起倒させたときに、本体
枠３と床面とが干渉しにくくなり、その分、基台２の高
さを低くできる。一方、逆起倒角度は、小さく設定され
ているので、水平軸芯Ｐ1 と本体枠３の左端との距離が
長くなっても特に弊害はない。
【００１６】上記の構成により、被検体を天板７に乗せ
替える場合には、先ず、図１に示すように、天板７を水
平な状態において、平行動用電動モータ２３を駆動する
と、平行動用電動モータ２３の回転が、平行動用減速機
２４を介して平行動用ピニオン２１に伝達され、平行動
用ピニオン２１が図４における時計方向に回転される。
この平行動用ピニオン２１の回転により、ラック２２を
介して平行動ベース１６が下降し、天板７が水平な状態
で所定高さまで下降される。被検体を天板７に乗せ替え
た後、逆方向に平行動用電動モータ２３を駆動すること
により、上記と逆の手順で、天板７が水平な状態で所定
の検査位置まで上昇される。
替える場合には、先ず、図１に示すように、天板７を水
平な状態において、平行動用電動モータ２３を駆動する
と、平行動用電動モータ２３の回転が、平行動用減速機
２４を介して平行動用ピニオン２１に伝達され、平行動
用ピニオン２１が図４における時計方向に回転される。
この平行動用ピニオン２１の回転により、ラック２２を
介して平行動ベース１６が下降し、天板７が水平な状態
で所定高さまで下降される。被検体を天板７に乗せ替え
た後、逆方向に平行動用電動モータ２３を駆動すること
により、上記と逆の手順で、天板７が水平な状態で所定
の検査位置まで上昇される。
【００１７】また、造影剤を用いた検査等において被検
体の***を立位状態に変位させる場合、先ず、図１に示
すように、天板７が所定の検査位置で水平な状態におい
て、回動用電動モータ３２を駆動すると、回動用電動モ
ータ３２の回転が、回動用減速機３３を介して回動用ピ
ニオン３１に伝達され、回動用ピニオン３１が回転され
る。この回動用ピニオン３１の回転により、起倒回転歯
車１３が水平軸芯Ｐ1周りに、例えば時計方向に回転さ
れ、天板７が水平な状態から任意の角度まで回転され
る。
体の***を立位状態に変位させる場合、先ず、図１に示
すように、天板７が所定の検査位置で水平な状態におい
て、回動用電動モータ３２を駆動すると、回動用電動モ
ータ３２の回転が、回動用減速機３３を介して回動用ピ
ニオン３１に伝達され、回動用ピニオン３１が回転され
る。この回動用ピニオン３１の回転により、起倒回転歯
車１３が水平軸芯Ｐ1周りに、例えば時計方向に回転さ
れ、天板７が水平な状態から任意の角度まで回転され
る。
【００１８】なお、上記実施例では、中空回転軸１２内
に中軸回転軸２０を設けて、本体枠３を上下方向に変位
させるように構成したが、この発明はこれに限らず、例
えば、図６に示すように、平行動ベース１６の正面１６
ａに平行動用電動モータ２３と平行動用減速機２４とを
取り付け、平行動用減速機２４の出力軸２４ａにピニオ
ン２１’を連結する。そして、このピニオン２１’に咬
合するラック２２’を起倒回転歯車１３の側面１３ａに
取り付けることにより、上記実施例と同様に、本体枠３
を上下方向に変位させるように構成してもよい。
に中軸回転軸２０を設けて、本体枠３を上下方向に変位
させるように構成したが、この発明はこれに限らず、例
えば、図６に示すように、平行動ベース１６の正面１６
ａに平行動用電動モータ２３と平行動用減速機２４とを
取り付け、平行動用減速機２４の出力軸２４ａにピニオ
ン２１’を連結する。そして、このピニオン２１’に咬
合するラック２２’を起倒回転歯車１３の側面１３ａに
取り付けることにより、上記実施例と同様に、本体枠３
を上下方向に変位させるように構成してもよい。
【００１９】また、上記実施例では、平行動用ピニオン
２１（回動用ピニオン３１）とラック２２（起倒回転歯
車１３）とによる駆動機構であったが、この発明はこれ
に限らず、例えば、ベルト駆動機構でもワイヤによる駆
動機構でもよい。
２１（回動用ピニオン３１）とラック２２（起倒回転歯
車１３）とによる駆動機構であったが、この発明はこれ
に限らず、例えば、ベルト駆動機構でもワイヤによる駆
動機構でもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のＸ線透視撮影装置によれば、次のような効果を奏す
る。すなわち、起倒回転部材に配備された案内レールに
沿って平行動部材と本体枠とを上下方向に変位させるの
で、従来装置に比べて奥行き寸法を小さくすることがで
き、装置をコンパクト化することができるとともに、本
体枠の上下駆動機構を比較的簡単な構成にすることがで
きる。
明のＸ線透視撮影装置によれば、次のような効果を奏す
る。すなわち、起倒回転部材に配備された案内レールに
沿って平行動部材と本体枠とを上下方向に変位させるの
で、従来装置に比べて奥行き寸法を小さくすることがで
き、装置をコンパクト化することができるとともに、本
体枠の上下駆動機構を比較的簡単な構成にすることがで
きる。
【図１】この発明に係る一実施例のＸ線透視撮影装置の
構成を全体正面図である。
構成を全体正面図である。
【図２】Ｘ線透視撮影装置の全体側面図である。
【図３】Ｘ線透視撮影装置の全体平面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図５】図４のＢ−Ｂ矢視断面図である。
【図６】その他の実施例の要部の構成を示す平面図であ
る。
る。
【図７】従来のＸ線透視撮影装置の構成を示す全体側面
図である。
図である。
１ … Ｘ線透視撮影装置 ２ … 基台 ３ … 本体枠 ４ … Ｘ線支持支柱 ５ … Ｘ線照射装置（Ｘ線照射手段） ６ … イメージインテンシファイヤ（Ｘ線検出手段） ７ … 天板 １２ … 中空回転軸 １３ … 起倒回転歯車（起倒回転部材） １４ … 案内レール １５ … 案内子 １６ … 平行動ベース（平行動部材） ２０ … 中軸回転軸 ２１ … 平行動用ピニオン ２２ … ラック ３１ … 回動用ピニオン
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｘ線照射手段とＸ線検出手段とを対向状
態に装着したＸ線支持支柱と、前記Ｘ線支持支柱を支持
するとともに、Ｘ線検出手段の上方位置において天板を
支持する本体枠と、前記本体枠を、上下方向に変位可能
に、かつ水平軸芯周りに回動可能に支持する基台とを備
えたＸ線透視撮影装置であって、前記本体枠と前記基台
との間に設けられ、前記水平軸芯周りに回動可能に支持
された起倒回転部材と、前記起倒回転部材を回動駆動す
る起倒回転部材駆動手段と、前記起倒回転部材の前記本
体枠側の側面に設けられ、上下方向に延びる案内レール
と、前記案内レールに沿って変位可能で、前記本体枠に
取り付けられた平行動部材と、前記平行動部材を上下駆
動する平行動部材駆動手段とを備えたことを特徴とする
Ｘ線透視撮影装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6292131A JP2776275B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | Ｘ線透視撮影装置 |
| US08/524,247 US5570409A (en) | 1994-10-31 | 1995-09-06 | Apparatus for X-ray fluoroscopy and fluorography |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6292131A JP2776275B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | Ｘ線透視撮影装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08126640A JPH08126640A (ja) | 1996-05-21 |
| JP2776275B2 true JP2776275B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=17777943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6292131A Expired - Fee Related JP2776275B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | Ｘ線透視撮影装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2776275B2 (ja) |
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| MX2010013506A (es) * | 2009-03-04 | 2011-07-01 | De Electromedicina Y Calidad S A Soc | Equipo de rayos-x para realizar tomosintesis. |
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| KR102405901B1 (ko) * | 2020-06-22 | 2022-06-07 | 영일엠(주) | 의료용 테이블 장치 |
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|---|---|---|---|---|
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| DE1541124A1 (de) * | 1965-09-21 | 1969-09-04 | Generay Gen Radiologica | Kippbarer Tisch fuer Roentgenuntersuchungen |
| US3778049A (en) * | 1971-12-07 | 1973-12-11 | Hyperion Inc | Angiographic cradle |
| FR2176219A5 (ja) * | 1972-03-15 | 1973-10-26 | Radiologie Cie Gle | |
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| JPS63242241A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-07 | 株式会社東芝 | 移動量検出手段の故障検出装置 |
| US5014292A (en) * | 1990-01-29 | 1991-05-07 | Siczek Bernard W | Tiltable x-ray table integrated with carriage for x-ray source and receptor |
| IT1266276B1 (it) * | 1993-02-26 | 1996-12-27 | C A T Di Corsini Giuseppe E C | Tavolo porta-paziente per l'effettuazione di esami medici. |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6292131A patent/JP2776275B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-09-06 US US08/524,247 patent/US5570409A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08126640A (ja) | 1996-05-21 |
| US5570409A (en) | 1996-10-29 |
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