JP2775650B2 - 断層撮影装置 - Google Patents

断層撮影装置

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JP2775650B2 JP2085855A JP8585590A JP2775650B2 JP 2775650 B2 JP2775650 B2 JP 2775650B2 JP 2085855 A JP2085855 A JP 2085855A JP 8585590 A JP8585590 A JP 8585590A JP 2775650 B2 JP2775650 B2 JP 2775650B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、放射線発生手段と撮像手段とを被検体に
対して移動させながら得た多数の透過像を重ね合わせる
ことによってある深さの断層面の画像のみを得る断層撮
影装置に関する。
【従来の技術】
従来より、X線管とX線フィルムとを揺動杆で連結
し、この揺動杆の支点を被検体の断層面に合わせてこの
揺動杆を揺動させながらX線曝射して、その各々でのX
線透過像を1枚のX線フィルムに多重露光していくこと
により、断層面付近以外の画像をぼけさせて断層面の画
像を得るX線断層装置が知られている。 また、X線フィルムの代わりにX線イメージインテン
シファイアとTVカメラとを組み合わせてX線映像信号を
得て、多数の画像の多重露光を電子的に行うようにした
断層撮影装置も知られている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の断層撮影装置では、X線管とX
線フィルムなどの撮像系とを揺動杆で連結して被検体を
中心にして反対方向に移動させるようにしており、その
ため機械的構造が複雑で特殊の機構を要するという問題
がある。すなわち、揺動杆やその支点を断層面の高さに
したがって変更する機構などの機械的構成要素が必要で
あり、機械的精度から剛性を必要とするため全体として
大型の装置となっていた。 この発明は、複雑な機構が必要でなく、通常のX線透
視撮影台を用いることすらできるように改善した、断層
撮影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明による断層撮影
装置においては、放射線発生手段と、被検体を透過した
放射線に対応する2次元の画像データを得る撮像手段
と、該放射線発生手段及び撮像手段を被検体に対して一
体に平行移動させる移動手段と、この移動の位置を検出
する手段と、画像データをそれが取得された位置のデー
タとともに記憶する手段と、この記憶手段から読み出さ
れた画像データの移動方向位置を、所望の断層深さと上
記の位置データとに基づいて変換した上で加算する画像
演算手段とが備えられる。
【作用】
放射線発生手段及び撮像手段からなる撮像系を被検体
に対して一体に平行移動させ、その各位置ごとに得られ
る画像を、その位置のデータとともに記憶する。 この多数の画像の画素位置を、画像が取得された位置
と、所望の断層深さとに応じて変換した上で、各画素ご
とのデータを、多数の画像の間で加算する。 すると、上記の断層深さの断面付近の画像のみが鮮明
に現れ、断層像が得られる。
【実 施 例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第1図に示すように、被検体(患者)1が
テーブル2にのせられており、その上方にX線管装置3
が、下方にX線イメージインテンシファイア4が配置さ
れている。このX線イメージインテンシファイア4には
TVカメラ5が接続されている。これらX線管装置3及び
X線イメージインテンシファイア4、TVカメラ5は、図
示しない1つのフレームに取り付けられて移動できるよ
うになっている。また、テーブル2もこのフレームに対
して移動できるようになっている。また、X線管装置3
には高電圧装置6から高電圧が供給される。これらの構
成は通常のX線TV透視システムと同様である。 テーブル2と、X線管装置3、X線イメージインテン
シファイア4との位置関係は位置検出器7によって読み
取られるようになっており、その位置情報は、TVカメラ
5から得られたX線透過像の映像信号とともに画像記録
装置8に記録される。 たとえば第1図の矢印で示すように、X線管装置3、
X線イメージインテンシファイア4が被検体1、テーブ
ル2に対して右側に平行移動していき、その移動の結果
順次第2図の状態、第3図の状態となるとする。この移
動の過程の各位置でX線曝射が行われ、そのときの映像
信号が位置情報とともに画像記録装置8に記録される。
こうして多数の画像の記録が行われることになる。これ
らの記録された多数の画像はのちに読み出されて画像演
算装置9において処理を受け、得られた断層像が画面表
示装置(たとえばCRTモニター装置)10で表示される。
制御装置11は、高電圧発生装置6を制御してX線曝射を
制御するとともに、TVカメラ5、画像記録装置8、画像
演算装置9を制御する。 ここで、ある高さの断面Qの断層像を得るものとして
説明する。その断面Q上の1点PはX線イメージインテ
ンシファイア4の受像面の座標上で位置Xに投影され
る。各画像におけるこの点Pの投影像を同じ位置に重ね
合わせれば、他の高さの部分はぼけてしまい、点Pの部
分のみが鮮明に現れ、これにより断面Qの画像を得るこ
とができる。X線焦点をFとし、この焦点FのX線イメ
ージインテンシファイア4の受像面からの高さをH,焦点
Fから断面Qまでの距離をC,受像面から断面Qまでの距
離をD(D=H−C)とすると、点Pの位置(中心軸か
ら距離L)とXとの関係は、 X=H・(L/C) =(C+D)・(L/C) =L・{1+(D/C)} となり、この関係は、被検体1及びテーブル2と、X線
管装置3及びX線イメージインテンシファイア4との相
対的な位置関係が変わっても、変わらない。そこでこの
関係を利用して、各画像のX座標を変換して重ね合わせ
る(各画素ごとに画像間でデータを加算する)と、所望
の深さ(C,D)の断面Qでの断層像を得ることができ
る。 この場合、X線管装置3とX線イメージインテンシフ
ァイア4との被検体1に対して単に平行移動させるだけ
でよいので、機構的に非常に簡単になるという利点が得
られる。また、通常のX線透視撮影台でもこのような機
構は備えられているため、通常のX線透視撮像台を利用
してX線断層撮影を行うことができる。さらに、上記で
は、X線管装置3とX線イメージインテンシファイア4
とを鉛直に配置して水平方向に移動させるものとした
が、X線管装置3のみを鉛直方向から傾け、X線照射方
向を被検体1の体軸方向または体軸回りに傾けて、X線
イメージインテンシファイア4の受像面はテーブル2の
面に平行としたままの状態で、X線管装置3とX線イメ
ージインテンシファイア4とを一体に移動させるように
してもよい。こうすると、障害物を避けたデータが得ら
れるので、関心領域の断層像をより鮮明に得ることがで
きる。通常のX線透視撮影台では、このように傾けた状
態でX線管装置3とX線イメージインテンシファイア4
とを平行移動させる機構が備えられているので、これを
利用することができる。とくに被検体1またはX線管装
置3の移動方向にX線照射方向を傾けて照射すると、第
1図の角度θ以上の角度における透過像のデータを得る
ことができる。 第1図で示した照射角度2θは、従来の断層撮影装置
における断層角度に相当するものであり、この角度が大
きいほど断層深さが薄くなり、所望の裁断面付近の像を
より正確に得ることができる。そのため、X線イメージ
インテンシファイア4の受像面はテーブル2の面に平行
としたままX線照射方向を傾けることにより断層角度を
増加したことになる。この傾けた状態の角度データを画
像データとともに記憶しておき、画像構成の際に用い
る。 又、X線管装置3とX線イメージインテンシファイア
4の移動方向にずれた多数の画像を画像記録装置8に記
録できるため、撮影領域がX線イメージインテンシファ
イア4の受像面の大きさに制限されない。そのため、た
とえば人体の長手方向に移動させて多数の画像を記録す
ることにより、希望の部位の断層像を得ることも、その
長手方向全体の断層像を継目なく得ることも可能であ
る。 なお、上記ではX線映像系を被検体1に対して単に直
線的に平行移動させる場合について述べたが、平面内の
任意の軌道(いわゆる多軌道)上に移動させることもで
きる。こうすると、従来の多軌道断層撮影法と同様の断
層像を得ることができる。また、映像系を静止し、被検
体1を移動させることも、逆に被検体1を静止し、映像
系を移動させることも、両者同時に移動させることもで
き、要するに両者が相対的に移動すればよい。さらに、
X線管装置3とX線イメージインテンシファイア4と
を、被検体1に対して平面以外の面、つまり球面などに
沿って移動させる、円弧運動や球面運動などの3次元の
運動方式にも適用できる。この方式で得られたデータか
ら、画像構成の方法によりテーブル2に平行な面(被検
体1の体軸方向に平行な面)の断層像以外に体軸に直角
または傾斜した面の断層像を得ることもできるし、3次
元表示も可能である。
【発明の効果】
この発明の断層撮影装置によれば、簡単な機構で任意
の断面の断層像を得ることができる。さらに3次元的が
画像構成により3次元画像の表示も可能である。また、
撮影領域がフィルムや検出器の大きさに制限されること
なく、大きな範囲とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の一つの状態を示すブロッ
ク図、第2図及び第3図は他の状態をそれぞれ示すブロ
ック図である。 1……被検体、2……テーブル、3……X線管装置、4
……X線イメージインテンシファイア、5……TVカメ
ラ、6……高電圧発生装置、7……位置検出器、8……
画像記録装置、9……画像演算装置、10……画像表示装
置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線発生手段と、被検体を透過した放射
    線に対応する2次元の画像データを得る撮像手段と、該
    放射線発生手段及び撮像手段を被検体に対して一体に平
    行移動させる移動手段と、この移動の位置を検出する手
    段と、画像データをそれが取得された位置のデータとと
    もに記憶する手段と、この記憶手段から読み出された画
    像データの移動方向位置を、所望の断層深さと上記の位
    置データとに基づいて変換した上で加算する画像演算手
    段とを備えることを特徴とする断層撮影装置。
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