JP2775284B2 - 線条固定金具 - Google Patents

線条固定金具

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JP2775284B2 JP7326389A JP7326389A JP2775284B2 JP 2775284 B2 JP2775284 B2 JP 2775284B2 JP 7326389 A JP7326389 A JP 7326389A JP 7326389 A JP7326389 A JP 7326389A JP 2775284 B2 JP2775284 B2 JP 2775284B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は線条固定金具に関し、鉄塔アームに設置さ
れた耐張装置を取り替える際に使用されるものである。
〔従来技術〕
従来において、二導体が並設されている送電線の耐張
装置を取り替える場合、次の順序に従って行われる。
(1).各線条の間に取り付けられているスペーサ(鉄
塔間の距離で異なるが一相一径間で15個前後)を作業者
が全て取り外すと共に、ジャンパ線を鉄塔間の導体から
取り外す。
(2).そのジャンパ線を鉄塔側へ移動させる。
(3).並設二条の線条にカムアロング金具をそれぞれ
取り付け、このカムアロング金具と耐張装置のライン側
の金具との間に複数の金車を設置し、この金車の作動ワ
イヤを各々操作して線条のクランプを耐張装置から外
す。
(4).続いて、そのクランプへ、鉄塔アームに取りつ
けられている仮留め用ワイヤを取りつけ、その後、前記
金車の作動ワイヤを緩めることによってこの線条(クラ
ンプが取りつけられている線条)を鉄塔アームへ仮留め
する。さらに、前記金車の作動ワイヤを緩めることによ
って前記耐張装置を鉄塔アームに吊り下げ、地上に降ろ
す。
(5).新規な耐張装置を鉄塔アーム付近まで吊り上
げ、鉄塔アームに取りつける。
(6).カムアロング金具(並設二条の線条に取りつけ
られている)と耐張装置(新規な)のライン側の金具と
の間に複数の金車を設置し、この金車の作動ワイヤを操
作して前記カムアロング金具と前記ライン側(耐張装置
の)の金具との間隔を狭くして、前記仮り留め用ワイヤ
を前記線条のクランプから取り外すとともにその線条の
クランプを耐張装置のライン側の金具に連結する。
(7).続いて、金車の作動ワイヤを緩め、並設二条の
線条の張力を耐張装置に移す。
(8).カムアロング金具、金車等を線条、耐張装の置
金具、鉄塔アームから外すと共に前記ジャンパ線を原状
態に戻す。
(9).ジャンパ線を本線(線条)に取りつけるととも
に本線(線条)に前記スペーサを取りつける。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来における耐張装置の取替作業にあ
っては、 線条1本1本をそれぞれ鉄塔に仮り留めするため、線
条を互いに独立させなければならず、全てのスペーサを
線条から外して一旦地上に降ろし、そして取り替え作業
が完了後、そのスペーサを線条の位置まで引き上げ、一
個一個間隔を決めながら各々の線条に取りつけなければ
ならず、この結果、かかる作業が煩雑になるとともに作
業時間が長くなるという不都合を有した。
この発明の課題はかかる不都合を解消することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、発明者は前記耐張装置を
取り替える際に使用する線条固定金具を案出した。そし
て、この線条固定金具の構成は、 鉄塔アームに耐張装置を介して複数の線条を取りつけた
二導体並設送電線取付構造にあって、 前記鉄塔アームから前記耐張装置を取り替える際に使
用する線条固定金具において、 長板部材における長手方向の両端部に線条係止部を設
けるとともにこの線条係止部の近傍に引留め工具連結具
を揺動可能に設け、 前記長板部材の幅方向の一側に金車連結部を設けると
ともに他側に線条把持工具連結部を設けたものである。
なお、前記線条係止部を構成するにあたって、前記長
板部材の両端に係止空間を形成することもできるし、こ
の係止空間を前記長板部材の外側に開放させることもで
きる。
〔発明の作用〕
この発明に係る線条固定金具は上記のように構成され
ているため、並設二条の線条群を所定の間隔(スペーサ
の間隔)を介して鉄塔側に仮り留めできるため、線条の
合計が2本である二導体送電線路においては前記スペー
サを外さずに耐張装置の取替作業ができるものである。
なお、この発明の線条係止部を構成するにあたって、
前記長板部材の両端に係止空間を形成し、この係止空間
を前記長板部材の外側に開放させれば、かかる係止空間
に線条を係止するのが簡易になる。
〔実施例の説明〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図において、11は線条固定金具Sの連結
板、12,12はこの連結板11の上下面に重ねられた介在
板、13,13はこの介在板12,12の外側面に重ねられた基板
である。これら11,12,13は重ねられた状態でボルト14お
よびナット141によって固定され、この発明の「長板部
材」構成している。なお、この場合、前記連結板11は幅
方向に突出し、前記基板13,13は長手方向に突出してい
る。131,131,…は支持板部であり、前記基板13,13の突
出部によって構成されている。又、2,2は係止空間であ
り、対向する一対の支持板部131,131の間に構成され
る。この係止空間2,2は後記耐張装置を取り替える際に
線条3を係止するためのものである。15,15は引き留め
工具連結具であり、前記支持板部131,131の間にボルト1
51,151を介して揺動可能に設置されている。この引き留
め工具連結具15,15には後記第二索条152,152が繋がれ
る。次に、111,111は金車連結孔(この発明の「金車連
結部」に相当する)であり、前記連結板11における一側
(幅方向の)の突出部に形成されている。この金車連結
孔111,111には後記金車4が設置される。又、112,112,
…は線条把持工具連結孔(この発明の「線条把持工具連
結部」に相当する)であり、前記連結板11における他側
(前記「金車連結孔111」に対して)の突出部に形成さ
れている。この線条把持工具連結孔112,112には後記第
一索条51,51を介して後記線条把持工具5,5が設置され
る。
次に、この実施例の線条固定金具Sを使用した、耐張
装置の取替方法を第5図〜第10図に基づいて説明する。
第5図〜第10図において、6は鉄塔(図示せず)に固
定された鉄塔アーム、7,7,…は鉄塔アーム6に取りつけ
られた碍子連、71は碍子連7,7,…の先端に取りつけられ
た水平ヨークである。この水平ヨーク71には二導体並設
送電線の本線(線条)3,3が線条クランプ32,32を介して
連結されている。なお、前記碍子連7,7,…,前記水平ヨ
ーク71がこの発明の耐張装置を構成する。
このように、構成される二導体並設送電線取付構造に
おいて、鉄塔アーム6から耐張装置を取り替えるには次
のように行う。
(1).予め、ジャンパ線を鉄塔間の線条3,3から取り
外し、鉄塔側に移動させる。
(2).本発明の線条固定金具Sを用意し、並設二条の
線条3,3における前記線条クランプ32,32に隣接する位置
に線条保護カバー31,31を取りつける(第1図参照のこ
と)。そして、線条固定金具Sの連結具(引き留め工具
連結具)15,15を取り外し、この支持板部131,131の先端
開口側から係止空間2,2内に前記線条3,3を各々係止させ
る。この場合、線条3,3は前記取付板1の長手方向の端
部に接している。
(3).前工程で取り外してある連結具15,15を取りつ
けるとともにこの連結具15,15と鉄塔アーム6との間を
引き留め工具8,8を介して第二索条152,152でつなぎ、
又、前記線条固定金具Sの線条把持工具連結孔112,112
に第一索条51,51を介して線条把持工具5,5を設置する。
そして、この線条把持工具5,5によって前記線条3,3を挟
持する。
(4).その後、前記線条固定金具Sの金車連結孔111
および水平ヨーク71に各々金車4,4を取りつける。そし
て、これらの金車4,4に作動ワイヤ41を巻き回する(第
5図参照)。そして、この作動ワイヤ41を牽引して前記
水平ヨーク71と前記線条固定金具Sとの間隔を狭めて線
条クランプ32,32を遊ばせ、線条クランプ32,32、ひいて
は、線条3,3を前記水平ヨーク71,71から取り外す(第6
図参照)。
(5).その後前記作動ワイヤー41を静かに緩めて前記
第二索条152,152を緊張した後(第7図参照)、続けて
緩め片方の金車4を前記耐張装置から取り外した後、か
かる耐張装置を前記鉄塔アーム6から取り外す。そし
て、新規な耐張装置を適宜手段によって吊り上げ、前記
鉄塔アーム6に取りつける。
(6).その後、新規な耐張装置に金車4を取りつけ、
前記作動ワイヤ41を巻回する(第8図参照)。そして、
この作動ワイヤ41を牽引して前記水平ヨーク71と前記線
条固定金具Sとの間隔を狭めることにより(第9図参
照)、前記本線3,3の線条クランプ32,32を前記水平ヨー
ク71へ連結固定する(第10図参照)。
(7).そして、この作動ワイヤ41を緩めて金車4,4等
を取り外す。
(8).その後、引留め工具8,8を緩め、線条固定金具
S、線条把持工具5,5などを取り外す。
(9).ジャンパ線(図示せず)を元に戻す。
なお、第11図〜第13図は線条固定金具Sの他の実施例
を示したものである。この線条固定金具Sは全体を一体
形成したものであり、下方の支持板部131,131に開放溝1
32,132が形成されているため、取り替え作業を行う際
に、係止空間2,2へ線条3,3を係止したり、この係止を解
除したりしやすいものである。
〔発明の効果〕
この発明の線条固定金具は、 鉄塔アームに耐張装置を介して複数の線条を取りつけ
た二導体並設送電線取付構造にあって、 前記鉄塔アームから前記耐張装置を取り替える際に使
用する線条固定金具において、 長板部材における長手方向の両端部に線条係止部を設
けるとともにこの線条係止部の近傍に引留め工具連結具
を揺動可能に設け、 前記長板部材の幅方向の一側に金車連結部を設けると
ともに他側に線条把持工具連結部を設けたものであるた
め、 並設二条の線条群を所定の間隔(スペーサの間隔)を
介して鉄塔側に仮り留めできるため、線条の合計が2本
である二導体送電線路においては前記スペーサを外さず
に耐張装置の取替作業ができるものである。
よって、この線条固定金具を使用すれば、耐張装置の
取替作業を行うにあたって、線条間のすペーサを取り外
す必要がないため、かかる取替作業が従来のように煩雑
にならず、その上、作業時間を極めて短縮できるもので
ある。
なお、この発明の線条係止部を構成するにあたって、
前記長板部材の両端に係止空間を形成し、この係止空間
を前記長板部材の外側に開放させれば、かかる係止空間
に線条を係止するのが簡易になるため、耐張装置の取替
作業はより一層簡易になるとともに作業時間を更に短縮
化できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る線条固定金具の実施例を示したも
のであり、 第1図は平面図、 第2図は平面図、 第3図は左側面図、 第4図は第2図におけるIV−IV線断面図、 第5図〜第10図はこの線条固定金具を使用した場合の耐
張装置取替過程を示した説明図、 第11図は第1図に相当する他の実施例の図、 第12図は第2図に相当する他の実施例の図、 第13図は第第12図におけるXIII−XIII線断面図である。 S…多導体固定金具 11…連結板(長板部材) 12…介在板(長板部材) 13…基板(長板部材) 111…金車連結孔(金車連結部) 112…線条把持工具連結孔(線条把持工具連結部) 132…開放溝(開放) 15…引留め工具連結具 2…線条係止部 3…線条 6…鉄塔アーム 7…碍子連(耐張装置) 71…水平ヨーク(耐張装置)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔アームに耐張装置を介して複数の線条
    を取りつけた二導体並設送電線取付構造にあって、 前記鉄塔アームから前記耐張装置を取り替える際に使用
    する線条固定金具において、 長板部材における長手方向の両端部に線条係止部を設け
    るとともにこの線条係止部の近傍に引留め工具連結具を
    揺動可能に設け、 前記長板部材の幅方向の一側に金車連結部を設けるとと
    もに他側に線条把持工具連結部を設けたことを特徴とす
    る線条固定金具。
  2. 【請求項2】前記線条係止部を構成するにあたって、前
    記長板部材の両端に係止空間を形成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の線条固定金具。
  3. 【請求項3】前記係止空間が前記長板部材の外側に開放
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の線条固定金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102237654A (zh) * 2011-07-05 2011-11-09 河南省电力公司洛阳供电公司 一种双角钢挂点更换跳线串的工具及方法

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