JP2774955B2 - 周囲光検出装置,光源点灯制御装置および読取装置 - Google Patents

周囲光検出装置,光源点灯制御装置および読取装置

Info

Publication number
JP2774955B2
JP2774955B2 JP7273319A JP27331995A JP2774955B2 JP 2774955 B2 JP2774955 B2 JP 2774955B2 JP 7273319 A JP7273319 A JP 7273319A JP 27331995 A JP27331995 A JP 27331995A JP 2774955 B2 JP2774955 B2 JP 2774955B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
ambient light
light source
output
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7273319A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08185467A (ja
Inventor
功 岩口
伸一 佐藤
一郎 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7273319A priority Critical patent/JP2774955B2/ja
Priority to US08/550,839 priority patent/US5932861A/en
Publication of JPH08185467A publication Critical patent/JPH08185467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774955B2 publication Critical patent/JP2774955B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10554Moving beam scanning
    • G06K7/10564Light sources
    • G06K7/10584Source control

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図25〜図27) 発明が解決しようとする課題(図28) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 ・各実施形態にかかる光源点灯制御装置が適用される読
取装置の説明(図1) ・第1実施形態の説明(図2〜図4) ・第2実施形態の説明(図5〜図8) ・第3実施形態の説明(図9〜図14) ・第4実施形態の説明(図15〜図18) ・第5実施形態の説明(図19〜図22) ・第6実施形態の説明(図23,図24) ・その他 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、周囲光の光量変化を検
出する周囲光検出装置、この周囲光検出装置を用いて光
源の点灯を制御する光源点灯制御装置および、これら周
囲光検出装置および/または光源点灯制御装置をそなえ
た読取装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、バーコード読み取りを行なう
ためのバーコードリーダが広く用いられている。バーコ
ードリーダはレーザ光等の光束を走査して物品に照射
し、物品より反射された光束を集光・検出することによ
り、バーコードを読み取っている。
【0004】図25は一般的なバーコードリーダの構成
を説明するブロック図であり、この図25において、1
01はバーコードであり、物品の表面などに印刷されて
いる。バーコード101は複数の白色のバー(白バ
ー)、黒色のバー(黒バー)が交互に配置されている。
102はバーコードリーダの光学系である。103はレ
ーザ発光部であり、例えばレーザ光源が用いられ、レー
ザ光L1を出射する。
【0005】104は走査機構であり、レーザ発光部か
ら出射されたレーザ光L1を走査してバーコードリーダ
外に出射して、バーコード101に走査光L2を照射す
るとともに、バーコード101から反射した反射光R1
を受けて、後述する光電変換部に反射光R2を入射させ
る。走査機構104は、例えばモータにより駆動される
ポリゴンミラー、ガルバノミラーなどから構成される。
ポリゴンミラーが回転することにより、ポリゴンミラー
により反射されたレーザ光が1定方向・1定速度で走査
される。
【0006】走査機構104には、加えてポリゴンミラ
ーなどにより走査されたレーザ光から走査光L2を複数
本発生させるための分割ミラー等をそなえたものもあ
る。105は光電変換部であり、走査機構104から入
射された反射光R2を受光し、その入射光量に応じたア
ナログの電気信号を出力するものである。光電変換部1
05は、例えばフォトダイオードなどの光電変換素子が
用いられる。
【0007】106はA/D変換器であり、光電変換部
105から出力されたアナログ電気信号をディジタル電
気信号に変換するものである。A/D変換器106によ
り光電変換部105からの電気信号をディジタル信号に
変換することで、バーコード101を構成する黒バー・
白バーに対応する黒レベル信号・白レベル信号の2値化
信号が得られる。
【0008】107はバー幅カウンタであり、クロック
ジェネレータ108より生成されるクロック信号に基づ
いて、A/D変換部106から出力された黒レベル信号
・白レベル信号それぞれの時間幅をカウントする。この
黒レベル信号・白レベル信号の時間幅は、それぞれ黒バ
ー・白バーの幅に相当し、バー幅カウンタから出力され
るカウント値もそれぞれ黒バー・白バーの幅を示すもの
である。
【0009】109はメモリであり、バー幅カウンタか
ら出力されたカウント値、即ちバー幅データを記憶する
ものであり、このカウント値はCPU110に送られて
バーコードデータの復調が行われる。以前はレーザ光源
としてHe−Neガスレーザ等が用いられていた。一
方、近年バーコードリーダを小型化することが求められ
ているが、ガスレーザは大型であるためバーコードリー
ダの小型化が図りにくい。そのため、レーザ光源として
半導体レーザが用いられるようになってきた。半導体レ
ーザはガスレーザと比較して小型であり、更に低消費電
力であるという利点があるが、寿命が短いという問題が
あった。
【0010】そのため、半導体レーザを用いるバーコー
ドリーダでは、バーコードリーダを運用する上での実質
的なレーザ光源の寿命を延ばすために、様々な方法が試
みられている。一例として、一定の期間バーコード10
1の読み取りが行われない場合にはレーザ光源を消灯
し、再び読み取りを行なう時にレーザ光源を再起動させ
るものがある。再起動させるためのの手段としては、例
えばオペレータがスイッチを操作してレーザ光源の起動
・停止を制御するものがある。
【0011】しかし、このような方法ではオペレータが
レーザ光源を点灯させるための操作を行わなければなら
ず、読み取りを行なうための操作性に問題がある。ま
た、その他の方法として、レーザ光源とは別にLED等
の光源をバーコードリーダにそなえ、LEDを発光させ
てセンサにより近接する物品からの反射光が検出される
かどうかを調べ、反射光の有無によりレーザ光源の起動
や停止を制御する方法が考えられている。
【0012】しかし、このようなLEDをバーコードリ
ーダに実装することができる位置に制約がある。また半
導体レーザは消灯されていても、LEDは連続点灯され
たままである。そのため、LEDでは電力が消費されつ
づける。また連続点灯させることにより、LEDの寿命
が短くなり、LEDの交換等が必要となる。これらの点
を考慮した場合、LEDを用いたとしても従来のバーコ
ードリーダよりもコストが高くなる可能性がある。
【0013】これらの方法とは別に、例えば特開平7−
55555号にて開示された技術においては、以下のよ
うな技術が考えられている。
【0014】即ち、この特開平7−55555号にて開
示された技術は、バーコードの読み取りを行なう場合、
物品やオペレータの手などが読み取り窓面に近づくが、
このために、装置周囲の外光(以下周囲光と称する)の
光量が変化する。そこで、この周囲光の変化を検知する
センサをバーコードリーダにそなえ、周囲光変化の検出
結果に応じてレーザ光源の点灯制御を行なうというもの
である。
【0015】図26は、上述の特願平5−198675
号にて開示された技術を説明するブロック図であり、こ
の図26において、111は周囲光検出器であり、周囲
光を検出するものである。周囲光検出器は周囲光を検出
し、その光量に応じた電気信号を出力するものである。
112は増幅器であり、周囲光検出器から出力された電
気信号を増幅するものである。増幅器112から出力さ
れる信号のうち、()は周囲光レベルを示す信号とし
て比較器113に直接入力する。増幅器112出力
()は、積分器114で信号をなまらせた後、分圧器
115に入力する。分圧器115では、入力した信号を
何割かに分圧して出力し、この出力信号はスライスレベ
ルとして比較器113に入力される。
【0016】例えば、周囲光検出器111から図27に
示すような周囲光レベル信号()が検出される一方、
積分器114及び分圧器115によりスライスレベルが
信号()に示すように設定されると、これらの信号
(),()は、比較器113に入力される。比較器
113では、周囲光レベル信号()とスライスレベル
信号()との大小を比較し、この比較結果に応じてス
イッチ信号を出力する。即ち、例えば周囲光レベルがス
ライスレベル以下となった場合に、図27()に示さ
れるようなスイッチ信号を出力する。スイッチ信号は、
周囲光レベルがスライスレベルよりも小さな期間、継続
して出力される。
【0017】半導体レーザは、スイッチ信号がオンとな
っている期間点灯されるように制御される。バーコード
を読み取るために、読み取り窓上に物品をかざした場合
には、周囲光検出器により検出される周囲光がそれまで
よりも小さくなる。そこで、この技術では検出された周
囲光が小さくなったことによって、バーコードの読み取
り動作が行われているものと判断し、その期間のみ半導
体レーザを点灯させる。
【0018】このような構成により、上述の図26に示
す技術においては、周囲光のレベル変化に応じてレーザ
光源の点灯制御を行なうため、読み取り動作に合わせて
レーザ光源の自動的な点灯制御を行なうことができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の技術を
用いた場合でも、以下に示すような課題がある。バーコ
ードリーダはその設置形態も、装置が設置される外的環
境もまちまちである。
【0020】例えば、バーコードリーダ設置の仕方とし
て、バーコードリーダの読み取り面を上向きにして設置
する場合や、読み取り面を横向きにして設置する場合な
どがある。従って、バーコードリーダを周囲光のレベル
等の外的環境が全く同じ条件の場所に設置しても、バー
コードリーダの設置形態が異なる場合は、周囲光レベル
や周囲光レベル変化の度合いがそれぞれ異なって検出さ
れる。
【0021】また、バーコードリーダが設置される環境
も、周囲光がそれほど多くない場所に設置されたり、例
えば直射日光が当たるような非常に明るい場所に設置さ
れることもある。また、周囲光レベルの変化が大きな場
所もあれば、周囲光レベルがさほど変化しないような場
合も考えられる。そのため、同じ商品を、同じオペレー
タが読み取らせたとしても、周囲光検出の態様(周囲光
変化を検出するためのスライスレベルの設定態様を含
む)が全く同じ場合には、これらバーコードリーダの設
置環境によっては周囲光レベルの変化が検出されないこ
とが考えられる。また、オペレータが異なる場合には読
み取り動作に個人差がある。
【0022】即ち、オペレータにより読み取り動作の際
に、読み取り窓上にかざした物品と、周囲光検出器との
距離が、オペレータの読み取り動作によってまちまちで
あり、結果として検出される周囲光レベルの変化量等に
違いが出てくるのである。
【0023】即ち、周囲光レベルが図28(a)におけ
る信号()に示すように、周囲光レベルが検出され、
スライスレベルが信号()に示すように設定された場
合は、周囲光レベル信号()の変化の仕方が小さい場
合、周囲光レベル信号()が変化しても周囲光レベル
信号()がスライスレベル信号()以下とならず、
周囲光レベル変化が検出できない〔図28(a)の(a
1)〜(a2)参照〕。このような場合には、読み取り
動作が行われたにも関わらず、半導体レーザが点灯しな
いことになる。
【0024】また、図28(b)に示すように、入力す
る周囲光レベルが、下限レベルに非常に近い場合には、
周囲光レベル信号()とスライスレベル信号()と
の差が非常に小さい。ここで、いずれかの信号に雑音が
重畳してしまうと、周囲光変化が誤検出されてしまう。
例えば、図28(c)に点線(c1),(c2)に示す
ように、周囲光レベル信号()に雑音が重畳する場合
がある。即ち、周囲光レベル信号()に雑音が重畳
し、周囲光レベル信号()が点線(c1)に示すよう
になると、周囲光レベル自体はスライスレベル以下とな
っていないにもかかわらず、雑音の影響によって周囲光
レベル信号がスライスレベル以下となったと判断されて
しまう。
【0025】逆に、周囲光レベル信号()が点線(c
2)に示すように雑音が重畳すると、周囲光レベルはス
ライスレベル以下となっているにも関わらず、雑音の影
響により周囲光レベルがスライスレベル以上となったと
判断されることになる。
【0026】このような場合には、半導体レーザが点灯
すべきときに点灯せず、点灯すべきではない場合に点灯
してしまい、結局は半導体レーザの自動点灯制御をうま
く行なうことができなくなるという課題がある。本発明
は、上記のような課題を解決し、設置形態や外的環境に
よらずに、安定的に周囲光検出を行なうことができるよ
うにした、周囲光検出装置,光源点灯制御装置及び読取
装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の周囲
光検出装置は、周囲から入射する光を検出し、その光量
に応じた電気信号を出力する周囲光検出手段と、周囲光
検出手段からの出力を増幅する増幅手段と、増幅手段の
出力に基づいて、スライスレベル信号を発生する信号発
生手段と、増幅手段からの出力と、スライスレベル信号
とを比較する比較手段と、増幅手段からの出力のレベル
を判定し、その判定結果に応じて増幅手段の増幅率を
ィードバック制御する制御信号を出力する判定手段とを
そなえたことを特徴としている(請求項1)。
【0028】この場合においては、判定手段は、増幅手
段の出力と第1の基準値とを比較する第1の比較手段
と、増幅手段の出力と第1の基準値とは異なる第2の基
準値とを比較する第2の比較手段とをそなえ、増幅手段
の増幅率を、第1の比較手段の出力あるいは第2の比較
手段の出力に応じて制御されるように構成することもで
きる(請求項2)。
【0029】また、本発明の周囲光検出装置は、周囲か
ら入射する光を検出し、その光量に応じた電気信号を出
力する周囲光検出手段と、周囲光検出手段から出力され
る電気信号に基づいて、スライスレベル信号を生成する
信号発生手段と、周囲光検出手段の出力と、スライスレ
ベル信号とを比較する比較手段と、周囲光検出手段の出
力のレベルを判定し、その判定結果に応じてスライスレ
ベル信号のレベルを制御する制御信号を出力する判定手
段とをそなえたことを特徴としている(請求項3)。
【0030】この場合においては、信号発生手段が、周
囲光検出手段の出力を所定の分圧比に基づいて分圧する
ことによりスライスレベル信号を生成する分圧手段によ
り構成される一方、判定手段から出力される制御信号に
基づいて、分圧手段の分圧比を制御するように構成する
こともできる(請求項4)。また、本発明の周囲光検出
装置は、周囲から入射する光を検出し、その光量に応じ
た電気信号を出力する周囲光検出手段と、スライスレベ
ル信号を発生する信号発生手段と、電気信号とスライス
レベル信号とを比較し、その結果に応じた信号を出力す
る比較手段と、電源投入により計時を開始し、所定時間
経過の後、制御信号を出力するとともに、比較手段の比
較結果に応じてリセットされる計時手段とをそなえ、計
時手段により所定時間経過が検出された場合、制御信号
を信号発生手段に送出することにより、スライスレベル
信号のレベルを制御するように構成されたことを特徴と
している(請求項5)。
【0031】また、本発明の周囲光検出装置は、周囲か
ら入射する光を検出し、その光量に応じた電気信号を出
力する周囲光検出手段と、予め定められたスライスレベ
ル信号を出力する制御手段と、電気信号とスライスレベ
ル信号とを比較し、その結果に応じた信号を出力する比
較手段と、制御手段の動作状態を切り換えるスイッチ手
段とをそなえ、制御手段は、スイッチ手段の操作により
動作状態がオン状態に切り換えられるまでは、予め設定
されたスライスレベル信号を出力する一方、スイッチ手
段の操作により動作状態がオン状態に切り換えられたと
きに、周囲光検出手段からの電気信号のレベルを記憶す
るとともに、前記記憶された電気信号レベルに基づいて
スライスレベル信号を生成して出力するように構成され
たことを特徴としている(請求項6)。
【0032】この場合においては、制御手段が、周囲光
検出手段からの電気信号をディジイタル信号で記憶する
とともに、スライスレベル信号をディジタル信号で生成
するように構成されるとともに、周囲光検出手段からの
出力信号をディジタル信号に変換して、制御手段に出力
するアナログ−ディジタル変換手段と、制御手段から出
力されたディジタルスライスレベル信号を、アナログス
ライスレベル信号に変換して、比較手段に出力するディ
ジタル−アナログ変換手段とをそなえることができる
(請求項7)。
【0033】さらに、本発明の周囲光検出装置は、周囲
から入射する光を検出し、その光量に応じたアナログ電
気信号を出力する周囲光検出手段と、周囲光検出手段か
ら出力される周囲光のレベルを示すアナログ電気信号を
ディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換手
段と、アナログ−ディジタル変換手段からのディジタル
信号のレベルと、予め設定された基準値と比較し、比較
結果に応じて、アナログ−ディジタル変換手段のレンジ
を切り換える切換信号を出力する制御手段とをそなえた
ことを特徴としている(請求項8)。
【0034】また、本発明の周囲光検出装置は、周囲か
ら入射する光を検出し、それぞれ異なるレベルの電気信
号を出力する複数の周囲光検出手段と、複数の周囲光検
出手段毎に接続され、複数の周囲光検出手段のうちのい
ずれか1つの動作を有効とするスイッチ手段と、周囲光
検出手段のうち動作中の周囲光検出手段から出力された
電気信号を予め設定された基準値とを比較し、比較結果
に応じて、スイッチのオン/オフを制御する制御信号を
出力することにより、動作すべき周囲光検出手段を選択
する制御手段とをそなえたことを特徴としている(請求
項9)。
【0035】また、本発明の光源点灯制御装置は、光源
をそなえるとともに、光源の点灯および消灯を制御する
光源点灯制御装置において、周囲から入射する光を検出
し、その光量に応じた電気信号を出力する周囲光検出手
段と、周囲光検出手段からの出力を増幅する増幅手段
と、増幅手段の出力に基づいてスライスレベル信号を発
生する信号発生手段と、増幅手段の出力とスライスレベ
ル信号とを比較し、比較結果に応じて信号を出力する比
較手段と、比較手段からの出力信号に応じて、光源の点
灯状態を制御する光源駆動回路と、増幅手段の出力のレ
ベルを判定し、その判定結果に応じて増幅手段の増幅率
を制御する制御信号を出力する判定手段とをそなえたこ
とを特徴としている(請求項10)。
【0036】この場合においては、判定手段が、増幅手
段の出力と第1の基準値とを比較する第1の比較手段
と、増幅手段の出力と、第1の基準値とは異なる第2の
基準値とを比較する第2の比較手段とをそなえ、増幅手
段の増幅率を、第1の比較手段の出力、あるいは第2の
比較手段の出力に応じて制御するように構成することが
できる(請求項11)。
【0037】さらに、本発明の光源点灯制御装置は、光
源をそなえるとともに、光源の点灯および消灯を制御す
る光源点灯制御装置において、周囲から入射する光を検
出し、その光量に応じた電気信号を出力する周囲光検出
手段と、周囲光検出手段から出力される電気信号に基づ
いて、スライスレベル信号を発生する信号発生手段と、
周囲光検出手段の出力とスライスレベル信号とを比較
し、比較結果に応じて信号を出力する比較手段と、比較
手段の出力信号により、光源の点灯制御を行なう光源駆
動回路と、周囲光検出手段の出力のレベルを判定し、そ
の判定結果に応じてスライスレベル信号のレベルを制御
する制御信号を出力する判定手段とをそなえたことを特
徴としている(請求項12)。
【0038】この場合においては、信号発生手段を、周
囲光検出手段の出力を所定の分圧比により分圧すること
により、スライスレベル信号を発生する分圧手段により
構成する一方、判定手段から出力される制御信号に基づ
いて、分圧手段の分圧比を制御するように構成すること
ができる(請求項13)。また、本発明の光源点灯制御
装置は、光源をそなえるとともに、光源の点灯および消
灯を制御する光源点灯制御装置において、周囲から入射
する光を検出し、その光量に応じた電気信号を出力する
周囲光検出手段と、スライスレベル信号を発生する信号
発生手段と、電気信号とスライスレベル信号とを比較
し、その結果に応じた信号を出力する比較手段と、比較
手段から出力される信号により、光源の点灯制御を行な
う光源駆動手段と、電源投入により計時を開始し、所定
時間経過の後、制御信号を出力するとともに、比較手段
の比較結果に応じてリセットされる計時手段とをそな
え、計時手段により所定時間経過が検出された場合、制
御信号を信号発生手段に送出することにより、スライス
レベル信号のレベルを制御するように構成されたことを
特徴としている(請求項14)。
【0039】さらに、本発明の光源点灯制御装置は、光
源をそなえるとともに、光源の点灯および消灯を制御す
る光源点灯制御装置において、周囲から入射する光を検
出し、その光量に応じた電気信号を出力する周囲光検出
手段と、予め定められたスライスレベル信号を出力する
制御手段と、電気信号とスライスレベル信号とを比較
し、その結果に応じて制御信号を出力する比較手段と、
制御信号により、光源の点灯制御を行なう光源駆動手段
と、制御手段の動作状態を切り換えるスイッチ手段とを
そなえ、スイッチ手段の操作により動作状態が切り換え
られたときに、制御手段は周囲光検出手段からの電気信
号のレベルを記憶するとともに、制御手段は、記憶され
た電気信号レベルに基づいてスライスレベル信号を生成
するように構成されたことを特徴としている(請求項1
5)。
【0040】この場合においては、制御手段が、周囲光
検出手段からの電気信号をディジイタル信号で記憶する
とともに、スライスレベル信号をディジタル信号で生成
するように構成されるとともに、周囲光検出装置からの
出力信号をディジタル信号に変換して、制御手段に出力
するアナログ−ディジタル変換手段と、制御手段から出
力されたディジタルスライスレベル信号を、アナログス
ライスレベル信号に変換して、比較手段に出力するディ
ジタル−アナログ変換手段とをそなえることができる
(請求項16)。
【0041】また、本発明の光源点灯制御装置は、光源
をそなえるとともに、光源の点灯および消灯を制御する
光源点灯制御装置において、周囲から入射する光を検出
し、その光量に応じたアナログ電気信号を出力する周囲
光検出手段と、周囲光検出手段から出力されるアナログ
電気信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジ
タル変換手段と、ディジタル信号と基準値とを比較し、
その結果に応じて制御信号を出力する制御手段と、制御
手段からの制御信号により、光源の点灯制御を行なう光
源駆動手段とをそなえ、制御手段は更に、ディジタル信
号のレベルを調べ、ディジタル信号が予め設定された上
限値より大きい場合、あるいは予め設定された下限値よ
り小さい場合、アナログ−ディジタル変換手段のレンジ
を切り換える切換信号を出力するように構成されたこと
を特徴としている(請求項17)。
【0042】さらに、本発明の光源点灯制御装置は、光
源をそなえるとともに、光源の点灯および消灯を制御す
る光源点灯制御装置において、周囲から入射する光を検
出し、それぞれ異なるレベルの電気信号を出力する複数
の周囲光検出手段と、それぞれの周囲光検出手段に接続
され、複数の周囲光検出手段のうちのいずれか1つの動
作を有効とするスイッチ手段と、周囲光検出手段のうち
動作中の周囲光検出手段から出力された電気信号を予め
設定された基準値とを比較し、その結果に応じて制御信
号を出力する制御手段と、制御手段からの制御信号によ
り、光源の点灯制御を行なう光源駆動手段とをそなえ、
制御手段を更に、電気信号と、それぞれ予め設定された
上限値、下限値と比較し、その結果に応じてスイッチの
オン/オフを制御する制御信号を出力し、動作すべき周
囲光検出手段を選択するように構成することができる
(請求項18)。
【0043】また、本発明の読取装置は、光源をそなえ
るとともに、光源から照射される光を操作して物品に照
射し、物品から反射される光を光検出手段により検出し
て物品上のマークの読み取りを行なう読取装置におい
て、周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電
気信号を出力する周囲光検出手段と、周囲光検出手段か
らの出力を増幅する増幅手段と、増幅手段の出力を所定
の分圧比で分圧する分圧手段と、増幅手段の出力と分圧
手段の出力とを比較し、比較結果に応じて信号を出力す
る比較手段と、比較手段からの出力信号に応じて、光源
の点灯状態を制御する光源駆動回路と、増幅手段の出力
のレベルを判定し、その判定結果に応じて増幅手段の増
幅率を制御する制御信号を出力する判定手段とをそなえ
たことを特徴としている(請求項19)。
【0044】この場合においては、判定手段が、増幅手
段の出力と第1の基準値とを比較する第1の比較手段
と、増幅手段の出力と、第1の基準値とは異なる第2の
基準値とを比較する第2の比較手段とをそなえ、増幅手
段の増幅率を、第1の比較手段の出力、あるいは第2の
比較手段の出力に応じて制御するように構成することも
できる(請求項20)。
【0045】さらに、本発明の読取装置は、光源をそな
えるとともに、光源から照射される光を操作して物品に
照射し、物品から反射される光を光検出手段により検出
して物品上のマークの読み取りを行なう読取装置におい
て、周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電
気信号を出力する周囲光検出手段と、周囲光検出手段か
ら出力される電気信号を所定の分圧比で分圧する分圧手
段と、周囲光検出手段の出力と分圧手段の出力とを比較
し、比較結果に応じて信号を出力する比較手段と、比較
手段の出力信号により、光源の点灯制御を行なう光源駆
動回路と、周囲光検出手段の出力のレベルを判定し、そ
の判定結果に応じて分圧手段の分圧比を制御する制御信
号を出力する判定手段とをそなえたことを特徴としてい
る(請求項21)。
【0046】また、本発明の読取装置は、光源をそなえ
るとともに、光源から照射される光を操作して物品に照
射し、物品から反射される光を光検出手段により検出し
て物品上のマークの読み取りを行なう読取装置におい
て、周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電
気信号を出力する周囲光検出手段と、スライスレベル信
号を発生する信号発生手段と、電気信号とスライスレベ
ル信号とを比較し、その結果に応じた信号を出力する比
較手段と、比較手段から出力される信号により、光源の
点灯制御を行なう光源駆動手段と、電源投入により計時
を開始し、所定時間経過の後、制御信号を出力するとと
もに、比較手段の比較結果に応じてリセットされる計時
手段とをそなえ、計時手段により所定時間経過が検出さ
れた場合、制御信号を信号発生手段に送出することによ
り、スライスレベル信号のレベルを制御するように構成
されたことを特徴としている(請求項22)。
【0047】さらに、本発明の読取装置は、光源をそな
えるとともに、光源から照射される光を操作して物品に
照射し、物品から反射される光を光検出手段により検出
して物品上のマークの読み取りを行なう読取装置におい
て、周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電
気信号を出力する周囲光検出手段と、予め定められたス
ライスレベル信号を出力する制御手段と、電気信号とス
ライスレベル信号とを比較し、その結果に応じて制御信
号を出力する比較手段と、制御信号により、光源の点灯
制御を行なう光源駆動手段と、制御手段の動作状態を切
り換えるスイッチ手段とをそなえ、スイッチ手段の操作
により動作状態が切り換えられたときに、制御手段は周
囲光検出手段からの電気信号のレベルを記憶するととも
に、制御手段は、記憶された電気信号レベルに基づいて
スライスレベル信号を生成するように構成されたことを
特徴としている(請求項23)。
【0048】この場合においては、制御手段が、周囲光
検出手段からの電気信号をディジイタル信号で記憶する
とともに、スライスレベル信号をディジタル信号で生成
するように構成されるとともに、周囲光検出装置からの
出力信号をディジタル信号に変換して、制御手段に出力
するアナログ−ディジタル変換手段と、制御手段から出
力されたディジタルスライスレベル信号を、アナログス
ライスレベル信号に変換して、比較手段に出力するディ
ジタル−アナログ変換手段とをそなえることもできる
(請求項24)。
【0049】また、本発明の読取装置は、光源をそなえ
るとともに、光源から照射される光を操作して物品に照
射し、物品から反射される光を光検出手段により検出し
て物品上のマークの読み取りを行なう読取装置におい
て、周囲から入射する光を検出し、その光量に応じたア
ナログ電気信号を出力する周囲光検出手段と、周囲光検
出手段から出力されるアナログ電気信号をディジタル信
号に変換するアナログ−ディジタル変換手段と、ディジ
タル信号と基準値とを比較し、その結果に応じて制御信
号を出力する制御手段と、制御手段からの制御信号によ
り、光源の点灯制御を行なう光源駆動手段とをそなえ、
制御手段は更に、ディジタル信号のレベルを調べ、ディ
ジタル信号が予め設定された上限値より大きい場合、あ
るいは予め設定された下限値より小さい場合、アナログ
−ディジタル変換手段のレンジを切り換える切換信号を
出力するように構成されたことを特徴としている(請求
項25)。
【0050】さらに、本発明の読取装置は、光源をそな
えるとともに、光源から照射される光を操作して物品に
照射し、物品から反射される光を光検出手段により検出
して物品上のマークの読み取りを行なう読取装置におい
て、周囲から入射する光を検出し、それぞれ異なるレベ
ルの電気信号を出力する複数の周囲光検出手段と、それ
ぞれの周囲光検出手段に接続され、複数の周囲光検出手
段のうちのいずれか1つの動作を有効とするスイッチ手
段と、周囲光検出手段のうち動作中の周囲光検出手段か
ら出力された電気信号を予め設定された基準値とを比較
し、その結果に応じて制御信号を出力する制御手段と、
制御手段からの制御信号により、光源の点灯制御を行な
う光源駆動手段とをそなえ、制御手段は更に、電気信号
と、それぞれ予め設定された上限値、下限値と比較し、
その結果に応じてスイッチのオン/オフを制御する制御
信号を出力することにより、動作すべき周囲光検出手段
を選択するように構成されたことを特徴としている(請
求項26)。
【0051】
【発明の実施の形態】
(a)各実施形態にかかる光源点灯制御装置が適用され
る読取装置の説明 図1は、本発明の各実施形態にかかる光源制御装置が適
用されるバーコードリーダを示す模式的斜視図であり、
この図1に示すバーコードリーダ30において、8はレ
ーザ発光部(図25の符号103参照)としての半導体
レーザ(LD)、32はポリゴンミラー、33〜35は
それぞれミラーである。なお、ポリゴンミラー32及び
ミラー33〜35は前述の図25に示す走査機構104
としての機能を有している。
【0052】また、1は周囲から入射する光を検出し、
その光量に応じた例えばアナログ値の電気信号を出力す
る周囲光検出手段としての外光検出器であり、各実施形
態にて後述するように、この外光検出器1からの検出情
報に基づいて半導体レーザ8の点灯制御が行なわれるよ
うになっている。このような構成により、外光検出器1
からの検出情報に基づいて半導体レーザ8が点灯制御さ
れて、レーザ光が出射されるが、半導体レーザ8を出射
したレーザ光は、ミラー33を介してポリゴンミラーに
入射される。ポリゴンミラー32は図示しないモータに
より矢印方向に回転しており、レーザ光が走査される。
【0053】ポリゴンミラー32により走査されたレー
ザ光は、ミラー33〜35により複数本の走査光に分割
され、読み取り窓36から外部に出射される。これによ
り、外部に出射されたレーザ光がバーコードに反射され
て、ミラー35,34を介して受光素子37に入射され
る。その後、受光素子36に入射された光信号は、前述
の図25に示すものと同様にして電気信号に変換され、
2値化処理等の信号処理が行なわれる。
【0054】(b)第1実施形態の説明 図2,図3は、本発明の第1実施形態にかかる光源点灯
制御装置を示すブロック図であり、この図2,図3に示
す光源点灯制御装置においても、前述の図1に示すよう
なバーコードリーダに適用することができるものであ
る。即ち、図2,図3中において、図1と同一の符号は
同様の部分を示している。
【0055】ここで、この図2,図3において、1は外
光検知器であり、この外光検知器1は、装置周囲から入
射される周囲光を検出してその光量に応じた電気信号
(例えばアナログ電圧信号)を出力する周囲光検出手段
としての機能を有するものであり、詳細には、例えばフ
ォトダイオード(PHD)により構成することができ
る。
【0056】また、2は増幅部であり、この増幅部2
は、外光検知器1から出力された電気信号を増幅する増
幅手段としての機能を有するものであり、詳細にはアン
プ(AMP)2−1,スイッチ(SW1,SW2)2−
2,2−3,抵抗(R1,R2,R6)2−4〜2−6
及び容量2−7をそなえている。即ち、抵抗2−4〜2
−6及び容量2−7は、それぞれ、アンプ2−1に対し
て並列に接続される一方、スイッチ2−2,2−3は、
それぞれ、抵抗2−4,2−6に直列に接続されてい
る。これにより、スイッチ2−2,2−3をオンオフ制
御して、アンプ2−1に接続された抵抗値を可変とする
ことにより、増幅部2の出力電圧V0を可変として、結
果的に増幅率を可変とすることができる。
【0057】なお、この場合においては、例えば抵抗2
−4は1MΩ、抵抗2−5は3.3MΩ、抵抗2−6は
4700Ωと設定することができる。また、4は増幅部
2からの周囲光レベル信号について波形をなまらせる積
分器であり、詳細には抵抗(R3)4−1及び容量(C
2)4−2をそなえて構成されている。
【0058】さらに、5は分圧器であり、この分圧器5
は、増幅部2の出力に基づいて、スライスレベル信号を
発生する信号発生手段としての機能を有するものであ
る。具体的には、この分圧器5は、積分器4からの周囲
光レベル信号を分圧してスライスレベル信号を出力する
ようになっており、詳細には2つの抵抗(R4,R5)
5−1,5−2をそなえて構成されている。
【0059】なお、この場合においては、例えば抵抗5
−1は1kΩ,抵抗5−2は9kΩに設定され、周囲光
レベル信号を90%に分圧してスライスレベル信号とし
て出力することができる。また、3は比較器(COM
P)であり、この比較器3は、増幅部2からの出力と、
分圧器5からのスライスレベル信号とを比較する比較手
段としての機能を有するものである。具体的には、比較
器3は、増幅部2からの出力()と分圧器5からの出
力()とを入力され、これらの信号の大小を比較する
ことにより、周囲光レベル信号とスライスレベル信号と
の比較を行ない、比較結果に応じた信号を後述の駆動回
路7に出力するようになっている。
【0060】ここで、駆動回路7は、比較器3からの出
力信号に応じて、半導体レーザ8の点灯状態を制御する
光源駆動回路としての機能を有するものである。具体的
には、この駆動回路7は、比較器3からの比較結果を示
す信号(スイッチ信号)を入力され、この信号に基づい
て、増幅部2からの出力信号としての周囲光レベル信号
よりも分圧器5からの出力信号としてのスライスレベル
信号が大きい場合は、オペレータによるバーコード読み
取り動作が行なわれると判定されて、半導体レーザ8を
駆動して点灯させるように制御するようになっている。
【0061】また、6は判定部であり、この判定部6
は、増幅部2からの出力のレベルを判定し、その判定結
果に応じて増幅部2の増幅率を制御する制御信号を出力
する判定手段としての機能を有している。また、この判
定部6は、詳細には、増幅部2の出力と第1の基準値V
ref1とを比較する第1の比較手段としてのコンパレ
ータ(COMP1)6−1と、増幅部2の出力と第2の
基準値Vref2(<Vref1)とを比較する第2の
比較手段としてのコンパレータ(COMP2)6−2に
より構成されている。
【0062】さらに、コンパレータ6−1からの比較結
果は、増幅部2のスイッチ2−2のオンオフ制御信号と
して出力される一方、コンパレータ6−2からの比較結
果は、増幅部2のスイッチ2−3のオンオフ制御信号と
して出力されるようになっており、これにより、増幅部
2の増幅率を、コンパレータ6−1あるいはコンパレー
タ6−2の出力に応じて制御することができる。
【0063】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかるバーコードリーダに適用された光源点灯制御装
置では、以下に示すように動作する。
【0064】即ち、外光検知器1により周囲光が光量に
応じた電気信号として検出されると、この検出信号は増
幅部2にて適当な値に増幅されて、周囲光レベル信号V
0()として比較器3に出力されるとともに、積分器
4にも出力される。積分器4では、増幅部2からの周囲
光レベル信号V0について、波形をなまらせて分圧器5
に出力する。分圧器5では、積分器4からの周囲光レベ
ル信号について所定の分圧比(図3に示す場合は9/1
0)により分圧し、スライスレベル信号()として比
較器3に出力する。
【0065】比較器3では、入力した周囲光レベル信号
()とスライスレベル信号()とを比較し、周囲光
レベル信号がスライスレベル信号()以下となった
場合に、駆動回路7に対して、半導体レーザ8を点灯制
御する旨を示すスイッチ信号を出力する。ところで、判
定部6では、増幅部2の出力を入力され、この増幅部2
からの出力について、コンパレータ6−1にて基準電圧
Vref1と比較する一方、コンパレータ6−2にて基
準電圧Vref2(<Vref1)と比較する。
【0066】なお、基準電圧Vref1は検出レベルと
して設定すべき上限値に相当する値であり、Vref2
は検出レベルとして設定すべき下限値に相当する値であ
る。
【0067】ここで、増幅部2からの出力信号V0がV
ref1よりも大きい場合(V0>Vref1)である
場合、コンパレータ6−1からの出力は‘L’レベルと
なり、この‘L’レベル信号を受けたアナログスイッチ
2−2はショート(オン)となる。また、増幅部2から
の出力信号V0がVref1よりも小さい場合(V0<
Vref1)の場合にはコンパレータ6−1からの出力
は‘H’レベルとなり、この‘H’レベル信号を受けた
アナログスイッチ2−2はオープン(オフ)となる。
【0068】同様に、増幅部2からの出力信号V0がV
ref2よりも大きい場合(V0>Vref2)である
場合、コンパレータ6−2からの出力は‘L’レベルと
なり、この‘L’レベル信号を受けたアナログスイッチ
2−3はショート(オン状態)となる。また、増幅部2
からの出力信号V0がVref2よりも小さい場合(V
0<Vref2)の場合にはコンパレータ6−2からの
出力は‘H’レベルとなり、この‘H’レベル信号を受
けたアナログスイッチ2−3はオープン(オフ状態)と
なる。
【0069】換言すれば、V0>Vref1(>Vre
f2)となった場合は、コンパレータ6−1,6−2か
らの出力信号はともに‘L’レベルとなり、アナログス
イッチ2−2,2−3はオン状態となる。従って、抵抗
2−4〜2−6がともにアンプ2−1に接続されるた
め、アンプ2−1(増幅部2)の増幅率を下げることが
できる。
【0070】また、V0<Vref2(<Vref1)
となった場合には、コンパレータ6−1,6−2からの
出力信号はともに‘H’レベルとなり、アナログスイッ
チ2−2,2−3がともにオフ状態となる。従って、抵
抗2−5のみがアンプ2−1に接続されるため、アンプ
2−1(増幅部2)の増幅率を上げることができる。さ
らに、Vref2<V0<Vref1の場合には、アナ
ログスイッチ2−1はオフ状態となり、アナログスイッ
チ2−3がオン状態となる。従って、抵抗2−5,2−
6がアンプ2−1と接続されるため、アンプ2−1(増
幅部2)の増幅率は上述の2つの場合の中間の値とな
る。
【0071】これにより、例えば図4(a)に示すよう
に、外光検知器1にて検出された周囲光レベルが小さい
場合には、周囲光レベル信号とスライスレベル信号との
差が小さくなるので、雑音などの影響のために周囲光変
化を安定して検出すること困難であるが、増幅部2の増
幅率を上げることにより、雑音等の影響を少なくして周
囲光変化を安定して検出することができる。
【0072】具体的には、判定部6では、増幅部2から
出力された周囲光レベル信号V0()を入力され、上
述したように、この周囲光レベル信号V0の電圧値レベ
ルを所定閾値Vref1及びVref2と比較すること
により調べる。これにより、周囲光レベル信号V0のレ
ベルが、V0<Vref2(<Vref1)であり、周
囲光レベル信号が小さいと判断された場合にはその結果
を増幅部2にフィードバックすることにより、増幅部2
の増幅率を上げるように制御して、図4(b)に示すよ
うにダイナミックレンジを拡大する。
【0073】即ち、この図4(b)に示すようにダイナ
ミックレンジを拡大させることにより、周囲光レベル信
号とスライスレベル信号との差を大きくすることが
できるので、例えば外乱光により生じるノイズや、検出
回路で発生するノイズなどの影響による誤動作を防止す
ることができる。
【0074】逆に、判定部6において、増幅部2から出
力される周囲光レベル信号V0が、V0>Vref1
(>Vref2)となり、設定すべき上限値を超えると
判定された場合は、判定部6は増幅部2の増幅率を下げ
るように、判定結果を増幅部2にフィードバックする。
従って、増幅部2の増幅率を検出された周囲光レベルに
応じて制御することにより、周囲光レベルが大小にかか
わらず、周囲光変化を適正に検出することが可能とな
る。
【0075】このように、本発明の第1実施形態にかか
るバーコードリーダに適用された光源点灯制御装置によ
れば、判定部6により、周囲光レベルV0と基準電圧V
ref1、Vref2との比較結果に応じて増幅部2の
増幅率を制御することにより、周囲光レベルが大きいと
きには増幅率を下げ、周囲光レベルが小さいときには増
幅率を上げることができるので、周囲光レベル信号なら
びにスライスレベル信号を回路に最適な値に変えること
ができ、周囲光レベル変化の検出を安定的に行なうこと
ができる利点があるほか、必要な時のみ半導体レーザ8
を点灯させることができるので、半導体レーザ8の耐久
性を向上させ、システム維持のためのコストを大幅に削
減することができる利点がある。
【0076】なお、上述の本実施形態では2つのアナロ
グスイッチ2−2,2−3の切換制御により、増幅部2
の増幅率を3段階で切り換えているが、これに限定され
ず、切換段数は必要に応じて適宜選択して設定すること
ができる。 (c)第2実施形態の説明 図5,図6は本発明の第2実施形態による光源点灯制御
装置を示すブロック図であり、この図5に示す光源点灯
制御装置においても、前述の第1実施形態におけるもの
と同様、図1に示すようなバーコードリーダに適用する
ことができる。即ち、図5,図6中において、図1と同
一の符号は同様の部分を示している。
【0077】さて、本実施形態にかかる光源点灯制御装
置は、前述の第1実施形態におけるものに比して、判定
部6Aによる周囲光レベル信号の判定態様が異なるが、
外光検知器1,積分器4,駆動回路7及び半導体レーザ
8の構成は、基本的に前述の第1実施形態におけるもの
と同様である。なお、図5及び図6において、図2及び
図3と同一の符号は、同様の部分を示している。
【0078】従って、外光検知器1は、前述の第1実施
形態におけるものと同様に、装置周囲から入射される周
囲光を検出してその光量に応じた電気(例えば電圧)信
号を出力する周囲光検出手段としての機能を有してい
る。また、2Aは増幅部であり、この増幅部2Aは、外
光検知器1にて検出された周囲光レベル信号について所
定の増幅率で増幅するものであり、前述の第1実施形態
におけるものと同様のアンプ(AMP)2−1とアンプ
2−1に並列に接続された抵抗(R6)2−6及び容量
2−7をそなえている。
【0079】さらに、分圧器(信号発生手段)5Aは、
この分圧器5Aは、外光検知器1の出力を所定の分圧比
に基づいて分圧することによりスライスレベル信号を生
成する分圧手段としての機能を有するものであり、前述
の第1実施形態におけるものと同様の抵抗(R3,R
4)5−1,5−2をそなえるとともに、抵抗5−2に
並列的に抵抗5−3及び抵抗5−3をオンオフ制御する
アナログスイッチ5−4が接続されている。
【0080】換言すれば、アナログスイッチ5−4は、
抵抗5−3と直列に接続され、そのオン状態/オフ状態
によって抵抗5−3の回路への接続状態が制御されるよ
うになっている。
【0081】なお、例えば抵抗5−1は1kΩ、抵抗5
−2は9kΩ、抵抗5−3は10kΩと設定することが
でき、これにより、アナログスイッチ5−4をオフ状態
とした場合は、分圧器5Aの分圧比は抵抗5−1,5−
2により決定され、90%程度とすることができる一
方、オン状態とした場合は、分圧器5Aの分圧比は抵抗
5−1〜5−3により決定され、83%程度とすること
ができる。
【0082】また、6Aは判定部であり、この判定部6
Aは、外光検知器1の出力のレベルを判定し、その判定
結果に応じてスライスレベル信号のレベルを制御する制
御信号を出力する判定手段としての機能を有するもので
ある。
【0083】換言すれば、判定部6Aは、増幅部2Aか
らの周囲光レベル信号V0を入力され、この周囲光レベ
ル信号V0の変化の度合いを測定し、測定された変化の
度合いに応じてスライスレベル信号を補正するものであ
り、詳細には最大値更新回路6A−1,最小値更新回路
6A−2,差動増幅器6A−3及びコンパレータ6A−
4をそなえて構成されている。
【0084】ここで、最大値更新回路6A−1及び最小
値更新回路6A−2は、それぞれ、増幅部2Aからの周
囲光レベル信号V0について、最大レベルの値及び最小
レベルの値を保持するものであり、例えば最大値更新回
路6A−1は図7に示すような構成を有している。即
ち、最大値更新回路6A−1は、この図7に示すよう
に、それぞれ、増幅部2Aから入力された周囲光レベル
信号の最大値を格納するメモリ6A−5をそなえるとと
もに、ラッチ回路6A−6,コンパレータ6A−7,ス
イッチ制御部6A−8及びスイッチ6A−9をそなえて
構成されている。
【0085】ここで、ラッチ回路6A−6は増幅部2A
から入力された周囲光レベル信号をラッチするものであ
り、コンパレータ6A−7はラッチ回路6A−6からの
周囲光レベル信号とメモリ6A−5に格納されている周
囲光レベル信号の最大値との大小を比較するものであ
る。また、スイッチ制御部6A−8は、コンパレータ6
A−7からの比較結果に基づいて、ラッチ回路6A−6
からの周囲光レベル信号のレベルが、メモリ6A−5に
格納されている周囲光レベル信号におけるものよりも小
さい場合は、スイッチ6A−9をオフ状態とする一方、
大きい場合はスイッチ6A−9をオン状態とするように
制御するものである。
【0086】従って、ラッチ回路6A−6からの周囲光
レベル信号のレベルが、メモリ6A−5に格納されてい
る周囲光レベル信号におけるものよりも大きい場合に
は、スイッチ6A−9をオン状態とすることにより、ラ
ッチ回路6A−6からの周囲光レベル信号を、周囲光レ
ベル信号の最大値としてメモリ6A−5に更新・記憶す
るようになっている。
【0087】なお、最小値更新回路6A−2について
も、上述の図7と同様の構成を有しており、この場合に
おいては、コンパレータ6A−7において、ラッチ回路
6A−6からの周囲光レベル信号のレベルがメモリ6A
−5に格納されている周囲光レベル信号におけるものよ
りも大きいと判定された場合に、スイッチ制御部6A−
8により、スイッチ6A−9をオン状態とするように制
御することにより、周囲光レベル信号の最小値をメモリ
6A−5に更新・記憶することができる。
【0088】ところで、判定部6Aの差動増幅器6A−
3は、上述の最大値更新回路6A−1及び最小値更新回
路6A−2にて更新・記憶された周囲光レベル信号にお
ける最大値と最小値との差分を演算するものである。ま
た、コンパレータ6A−4は、上述の差動増幅器6A−
3にて演算された周囲光レベル信号における最大値と最
小値との差分の値と、予め設定された閾値Vref3と
の大小を比較し、差分の値が閾値Vref3よりも大き
い場合は、アナログスイッチ5−4をオン状態とする制
御信号を出力する一方、差分の値が閾値Vref3より
も小さい場合は、変化の度合いが小さいと判定され、ア
ナログスイッチ5−4をオフ状態とする制御信号を出力
するようになっている。
【0089】具体的には、差分の値が閾値Vref3よ
りも大きい場合は、アナログスイッチ5−4をオフ状態
として、分圧比を90%とする一方、差分の値が閾値V
ref3よりも小さい場合は、アナログスイッチ5−4
をオン状態として、分圧比を83%程度となるように制
御される。即ち、判定部6Aから出力される判定結果を
アナログスイッチ5−4のオンオフ制御信号として入力
されて、分圧器5Aの分圧比を可変制御しているのであ
る。
【0090】ところで、分圧器5Aから出力されるスラ
イスレベル信号の大きさは、分圧器5Aの分圧比により
決定されるため、分圧比が変化することによって、スラ
イスレベル信号の設定値も変化する。即ち、分圧器の分
圧比が90%から83%に低下することに応じて、スラ
イスレベルも低く設定されることになる。スライスレベ
ル信号が大きい場合、周囲光の変化が小さくても比較器
3にて周囲光変化が検出され、スイッチ信号が出力され
る。即ち、僅かな周囲光変化であっても半導体レーザ8
を点灯させることができる。
【0091】一方、スライスレベル信号が小さい場合
は、周囲光変化がそれほど大きくない場合には、比較器
3では周囲光変化を検出されず、周囲光変化がある程度
の大きさにならないと比較器3からのスイッチ信号が出
力されない。
【0092】従って、周囲光レベル信号の変化の度合い
によって、比較器3からスイッチ信号を出力させるため
の、即ち半導体レーザ8を点灯させるために必要なスラ
イスレベル信号の大きさは適宜選択的に切換制御される
ようになっているのである。上述の構成により、本発明
の第2実施形態にかかるバーコードリーダに適用された
光源点灯制御装置では、外光検知器1により周囲光が光
量に応じた電気信号として検出されると、この検出信号
は増幅部2Aにて適当な値に増幅されて、周囲光レベル
信号V0として比較器3に出力されるとともに、積分器
4にも出力される。
【0093】積分器4では、増幅部2Aからの周囲光レ
ベル信号V0について、波形をなまらせて分圧器5Aに
出力する。分圧器5Aでは、積分器4からの周囲光レベ
ル信号について、周囲光レベル信号の変化の度合いに応
じて設定された分圧比で分圧し、スライスレベル信号と
して比較器3に出力する。比較器3では、入力した周囲
光レベル信号とスライスレベル信号とを比較し、周囲光
レベル信号がスライスレベル信号以下となった場合に、
駆動回路7に対して、半導体レーザ8を点灯制御する旨
を示すスイッチ信号を出力する。
【0094】ところで、判定部6Aでは、周囲光レベル
信号の変化の度合いとして、増幅部2Aから出力された
周囲光レベル信号の最大値と最小値との差分を演算し、
この演算結果と所定閾値Vref3との大小を比較す
る。ここで、差分の値が閾値Vref3よりも大きい場
合は、アナログスイッチ5−4をオフ状態とする制御信
号を出力することにより、分圧器5Aの分圧比を90%
程度とする一方、差分の値が閾値よりも小さい場合は、
変化の度合いが小さいと判定され、アナログスイッチ5
−4をオン状態とする制御信号を出力することにより、
分圧器5Aの分圧比83%程度と設定することができ
る。
【0095】例えば、図8(a)における周囲光レベル
信号()及びスライスレベル信号()に示すよう
に、周囲光のレベル変化が小さい場合は、周囲光レベル
信号がスライスレベル信号と交差せず、周囲光変化を検
出することができない。これに対して、判定部6Aの制
御により、アナログスイッチ5−4をオン状態として分
圧器5Aの分圧比を変化させることにより、例えば図8
(b)の実線に示すように、スライスレベル信号のレベ
ルを上げることにより、周囲光レベル信号()の変化
の度合いが小さい場合でも、周囲光レベル信号()と
スライスレベル信号()とが交差するので、周囲光変
化を検出することができる。
【0096】なお、図8(b)における点線は、分圧器
5Aの分圧比を変化させる前段のスライスレベル信号を
示す。このように、本発明の第2実施形態にかかるバー
コードリーダに適用された光源点灯制御装置によれば、
判定部6Aにより、周囲光レベル信号の変化の度合いに
基づいて、外光検知器1の出力のレベルを判定し、その
判定結果に応じて分圧器5Aを制御して、スライスレベ
ル信号のレベルを制御することができるので、周囲光レ
ベルの変化幅に応じてスライスレベル信号を最適な値に
変えることができ、周囲光レベルの変化幅によらず、周
囲光変化の検出を安定的に行なうことができる利点があ
るほか、必要な時のみ半導体レーザ8を点灯させること
ができるので、半導体レーザ8の耐久性を向上させ、シ
ステム維持のためのコストを大幅に削減することができ
る利点がある。
【0097】なお、上述の本実施形態では、判定部6A
にて判定される周囲光レベル信号の変化の度合いは分圧
器5Aにおける分圧比に反映させ、スライスレベル信号
のレベルを可変に制御しているが、これに限定されず、
判定部6Aにて判定される周囲光レベル信号の変化の度
合いを増幅部における増幅率に反映させても差し支えな
い。この場合においては、増幅部としては、前述の第1
実施形態におけるものと同様のものを用いることができ
る。
【0098】また、上述の本実施形態及び本実施形態の
変形例では、スライスレベルを2段階に変化させるよう
に制御しているが、必要に応じてスライスレベルの段数
を増やし、時間が経過するに従って次第にスライスレベ
ルを低下させるようにしてもよい。 (d)第3実施形態の説明 図9は本発明の第3実施形態にかかる光源点灯制御装置
を示すブロック図であり、この図9に示す光源点灯制御
装置においても、前述の第1,第2実施形態の場合と同
様、図1に示すようなバーコードリーダに適用すること
ができるものである。即ち、図9中において、図1と同
一の符号は同様の部分を示している。
【0099】また、本実施形態にかかる光源点灯制御装
置は、前述の第1実施形態におけるものに比して、第2
実施形態におけるものと同様の分圧器5Aをそなえると
ともに、タイマ9をそなえている点が異なり、その他の
構成については基本的に同様である。即ち、図9中にお
いて、図2,図3と同一の符号は、同様の部分を示して
いる。
【0100】さて、タイマ(計時手段)9は、電源投入
により計時を開始し、この計時された時間に基づいて、
所定時間(例えばt1)の経過が検出された場合に、制
御信号としての‘H’レベル信号を分圧器5Aに送出す
ることにより、スライスレベル信号のレベルを制御する
とともに、比較器3の比較結果に応じて、計時がリセッ
トされるようになっている。
【0101】換言すれば、タイマ9はアナログスイッチ
5−4に接続され、タイマ9から送出される制御信号に
より、アナログスイッチ5−4のオン状態/オフ状態が
制御されるようになっている。即ち、タイマ9出力が
‘L’レベルの場合にはアナログスイッチ5−4はオフ
状態となり、タイマ9出力が‘H’レベルの場合にはア
ナログスイッチ5−4はオン状態となって抵抗5−3が
回路に接続される。
【0102】この場合においては、タイマ9は電源投入
時から例えば所定時間経過前は、アナログスイッチ5−
4に対して‘L’レベル信号を出力し、アナログスイッ
チ5−4をオフ状態(オープン)とするように制御する
一方、電源投入時から所定時間経過後には、アナログス
イッチ5−4に対して‘H’レベル信号を出力し、アナ
ログスイッチ5−4をオン状態とするように制御するよ
うになっている。
【0103】これにより、前述の第2実施形態の場合と
同様に、アナログスイッチ5−4をオフ状態とした場合
は、分圧器5Aの分圧比を90%程度とすることができ
る一方、オン状態とした場合は、分圧器5Aの分圧比を
83%程度とすることができる。また、比較器3におい
て、周囲光レベル信号がスライスレベル信号よりも小さ
くなり、オペレータによるバーコード読み取り動作が行
なわれると判定された場合は、駆動回路7からその旨の
信号をリセット信号として入力され、計時がリセットさ
れるようになっている。
【0104】なお、上述のタイマ9における制御信号を
出力する基準となる所定時間としては、例えば5分〜1
0分程度の時間を設定することができる。即ち、電源起
動時から5分〜10分程度の時間が経過しても、オペレ
ータによるバーコード読み取り動作が行なわれない場合
には、スライスレベル信号を下げることにより、バーコ
ード読み取り動作によらない僅かな周囲光変化が生じて
も半導体レーザが無駄に点灯しないようにしている。
【0105】ところで、スライスレベル信号が大きい場
合、周囲光の変化が小さくても比較器3にて周囲光変化
が検出され、スイッチ信号が出力される。即ち、例えば
バーコード読み取りのための動作以外が要因となった周
囲光レベルの変化(例えばバーコードリーダ周囲の人の
移動、照明の点灯・消灯等)であっても、比較器3では
周囲光を検出するので半導体レーザ8が点灯してしまう
が、バーコードの読み取りが煩雑に行なわれている場合
には、読み取り動作をしないときに半導体レーザが点灯
していても差し支えない。
【0106】しかしながら、上述したように電源起動時
から所定時間経過してもバーコード読み取り動作が行な
われない場合は、オペレータがその場を離れている場合
等が考えられ、バーコード読み取り動作は頻繁に行なわ
れず、この場合には半導体レーザ8が常時点灯している
と、無駄に電力が消費されるとともに半導体レーザ8の
寿命が低下する。
【0107】また、オペレータによる読み取り動作時の
周囲光変化の度合いは、読み取り動作がバーコードリー
ダのすぐ近くで行われるため、他の原因による周囲光変
化の度合いよりも大きいと考えられる。そのため、スラ
イスレベル信号を下げたとしても、読み取り動作を行う
ときの半導体レーザ8の点灯にはさほど影響を及ぼさな
い。
【0108】従って、この場合には、スライスレベル信
号を下げることにより、バーコード読み取り動作によら
ない僅かな周囲光変化が生じても、比較器3において周
囲光変化を検出しないようにしているのである。
【0109】例えば、バーコード読取動作を行なう際
に、外光検知器1にて検出され増幅部2を介して比較器
3に入力される周囲光レベル信号は、図10(a)にお
ける−1のようになる。この周囲光レベル信号−1
では、初期状態の(レベルを低下させる前の)スライス
レベル信号−1の場合であっても、低下させた後のス
ライスレベル信号−2の場合であっても、比較器3に
おいて周囲光変化を検出することができる。
【0110】また、バーコード読み取り動作以外の要因
で、例えば図10(b)の−2に示すように周囲光レ
ベル信号が変化した場合においては、比較器3では、入
力されるスライスレベル信号が初期状態のスライスレベ
ル信号−1の場合は、上述の周囲光レベル信号−2
で周囲光変化として検知されるが、低下させた後のスラ
イスレベル信号−2の場合は、周囲光変化として検出
されない。
【0111】即ち、スライスレベル信号を下げることに
よって、バーコード読取動作以外の原因による周囲光変
化は比較器3では検出されないため、半導体レーザ8が
無駄に点灯するようなことはなくなる。上述の構成によ
り、本発明の第3実施形態にかかるバーコードリーダを
適用した光源点灯制御装置では、前述の第1実施形態の
場合と同様に、判定部6からの判定情報に基づいて、増
幅部2では周囲光レベル信号が制御されている。また、
比較器3では、この周囲光レベル信号と分圧器5Aから
のスライスレベル信号とを大小を比較することにより、
周囲光検出を行なっている。
【0112】また、CPU10では、バーコードリーダ
の電源起動時にタイマ9Aのカウント値をリセットし
て、タイマ9Aでは計時を開始しているが、この経過時
間に基づいて、例えば図11のフローチャートに示すよ
うに、分圧器5Aから出力されるスライスレベル信号の
レベルが制御されている。即ち、バーコードリーダの電
源が投入されると、タイマ9の値をリセットされて、計
時が開始されるが、所定時間t1が経過する前において
は、初期状態のアナログスイッチ5−4に対する制御信
号としての‘L’レベル信号が出力されている(ステッ
プA1〜A3)。
【0113】ここで、タイマ9からの制御信号が‘L’
レベル信号である場合にはアナログスイッチ5−4はオ
フ状態となり、抵抗5−3は回路から開放された状態に
あるため、分圧器5−4の分圧比は、抵抗5−1,5−
2により決定され、90%程度となる(ステップA
2)。なお、外光検知器1にて電気信号に変換された周
囲光レベル信号は、判定部6により、増幅部2からの出
力のレベルを判定し、その判定結果に応じて増幅部2の
増幅率を制御することにより、周囲光レベル変化の検出
を安定的に行なうようにしている。
【0114】ここで、電源投入後、駆動回路7では、比
較器3からの周囲光検出情報(バーコード読み取り動作
が行なわれる旨の情報)としてのスイッチ信号の入力の
待機状態となる。また、所定時間t1が経過しても、比
較器3においてバーコード読み取り動作により周囲光変
化が検出されない場合は(ステップA4のNOルートか
らステップA5のYESルート)、タイマ9ではアナロ
グスイッチ5−4に対して‘H’レベル信号を出力し
て、アナログスイッチ5−4がオン状態となるように制
御する。これにより、分圧器5−4の分圧比は、抵抗5
−1〜5−3により決定され、83%程度とすることが
できる(ステップA6)。
【0115】なお、電源投入後、所定時間t1の経過前
又は所定時間t1の経過後に、比較器3において、周囲
光レベル信号がスライスレベル信号よりも小さくなり、
オペレータによるバーコード読み取り動作が行なわれる
旨が検出された場合は、駆動回路7では半導体レーザ8
を駆動・点灯制御するとともに(ステップA8)、タイ
マ9に対してリセット信号を出力することにより、タイ
マ9における計時情報をリセットする(ステップA
9)。
【0116】このように、本発明の第3実施形態にかか
るバーコードリーダに適用された光源点灯制御装置によ
れば、タイマ9により、所定時間経過が検出された場
合、制御信号を分圧器5Aのアナログスイッチ5−4に
送出することにより、スライスレベル信号のレベルを制
御することができるので、読み取り動作を行うときの半
導体レーザ8の点灯への影響を抑えながら、バーコード
読み取り動作によらない僅かな周囲光変化が生じても、
比較器3において周囲光変化を検出しないようにするこ
とができるので、バーコード読取動作による周囲光変化
とそれ以外の理由による周囲光変化とを区別し、周囲光
レベル変化の検出を安定的に行なうことができる利点が
あるほか、例えば長時間バーコード読取が行われないよ
うな場合に、バーコード読取以外の理由による周囲光変
化の誤検出、延いては不要な半導体レーザ8の点灯を防
止することができ、電力消費を抑制し、半導体レーザ8
の耐久性を向上させ、システム維持のためのコストを大
幅に削減することができる利点がある。
【0117】(d1)第3実施形態の変形例の説明 図12は本発明の第3実施形態の変形例にかかる光源点
灯制御装置を示すブロック図であり、この図12に示す
光源点灯制御装置は、前述の第3実施形態におけるもの
に比して、比較器3からのスイッチ信号を受けて半導体
レーザ8を駆動する駆動回路7のかわりに、CPU10
をそなえるとともに、2つのタイマ9A,9Bをそなえ
ている点が異なり、それ以外の構成は基本的に前述の第
3実施形態におけるものと同様である。即ち、図12中
において、図9と同一の符号は、同様の部分を示してい
る。
【0118】即ち、CPU10は、比較器3からの比較
結果としてのスイッチ信号を入力され、このスイッチ信
号に基づいて、バーコード読取動作が行なわれる際の周
囲光変化が検出されると、半導体レーザ8を点灯制御す
るとともに、後述するタイマ9A,9Bにリセット信号
を出力するものである。
【0119】ここで、タイマ9Aは、電源起動時を開始
時点0として、半導体レーザ8の間欠点灯動作を切り換
えるための時間T1,T2及びT3(T1<T2<T
3)を計時するものであり、これらの時間T1,T2及
びT3がそれぞれ経過した場合には、それぞれに対応し
たカウントアップ信号をCPU10に送出するようにな
っている。
【0120】CPU10は、例えば電源起動時から時間
T1を経過する前は、半導体レーザ8に対し、全時間に
対する点灯時間の比率が100%点灯となるように点灯
制御を行なうようになっている(図13のタイムチャー
トの時点(a1)〜(a2)を参照)。また、時間T1
の経過したことを示すカウントアップ信号を受けた場合
は、CPU10は、全時間に対する点灯時間の比率が5
0%点灯となるように半導体レーザ8を間欠点灯制御を
行なうようになっている(図13のタイムチャートの時
点(a2)〜(a3)を参照)。
【0121】また、CPU10は、時間T2を経過した
ことを示すカウントアップ信号を受けた場合は、全時間
に対する点灯時間の比率が25%点灯となるように半導
体レーザ8を間欠点灯制御を行なうようになっている
(図13のタイムチャートの時点(a3)〜(a4)を
参照)。さらに、CPU10は、時間T3の経過したこ
とを示すカウントアップ信号を受けた場合は、全時間に
対する点灯時間の比率が0%点灯、即ち半導体レーザ8
が消灯状態となるように制御するようになっている(図
13のタイムチャートの時点(a4)以降を参照)。
【0122】また、タイマ9Bは、タイマ9Aにて計時
された時間がT3を経過し、半導体レーザ8が消灯状態
となった時から時間t1を計時するものであり、このタ
イマ9Bにおいて時間t1が経過したことが検出される
と、CPU10に対してその旨を示す信号を出力するよ
うになっている。
【0123】CPU10は、タイマ9Bにて時間t1が
計時されていない状態においては、分圧器5Aのアナロ
グスイッチ5−4に対して制御信号としての‘L’レベ
ル信号を出力するようになっており、これにより、アナ
ログスイッチ5−4をオフ状態として分圧器5Aの分圧
比を90%としている(図13のタイムチャートの時点
(a4)〜(a5)を参照)。
【0124】また、タイマ9Bからの時間t1が経過し
た旨の信号を受けると、CPU10は、分圧器5Aのア
ナログスイッチ5−4に対して制御信号としての‘H’
レベル信号を出力するようになっており、これにより、
アナログスイッチ5−4をオン状態として分圧器5Aの
分圧比を90%から83%に切り換えるようになってい
る(図のタイムチャートの時点(a5)〜(a6)を参
照)。
【0125】従って、上述のCPU10,タイマ9A及
び9Bにより、電源投入により計時を開始し、所定時間
経過の後、制御信号を出力するとともに、前記比較手段
の比較結果に応じてリセットされる計時手段としての機
能を有している。上述の構成により、本発明の第3実施
形態の変形例にかかるバーコードリーダに適用された光
源点灯制御装置では、前述の第1実施形態の場合と同様
に、判定部6からの判定情報に基づいて、増幅部2では
周囲光レベル信号が制御されている。また、比較器3で
は、この周囲光レベル信号と分圧器5Aからのスライス
レベル信号との大小を比較することにより、周囲光検出
を行なうとともに駆動回路7に対してスイッチ信号を出
力することにより、半導体レーザ8の点灯制御を行なっ
ている。
【0126】ところで、CPU10では、図14のフロ
ーチャートに示すように半導体レーザ8の間欠点灯を行
なっている。
【0127】即ち、バーコードリーダの電源が投入され
ると(ステップB1)、CPU10では、タイマ9Aの
カウント値をリセットしてから(ステップB2)、タイ
マ9Aにおいて計時が開始される(ステップB3)。C
PU10では、タイマ9Aにおいて計時された経過時間
に基づいて、所定時間T1が経過する前においては、図
13のタイムチャートの時点(a1)〜(a2)に示す
ように、半導体レーザ8に対して全時間に対する点灯時
間の比率が100%点灯となるように点灯制御を行なう
(ステップB4,ステップB5のNOルートにより構成
される閉ループ参照)。
【0128】また、タイマ9Aにおいて計時された経過
時間に基づいて、時間T1が経過すると(ステップB5
のYESルート)、CPU10に対してその旨を示す信
号を出力する。CPU10では、タイマ9Aにおいて時
間T2の経過が検出されるまで、全時間に対する点灯時
間の比率が50%となるような間欠点灯を行なうように
半導体レーザ8を制御する(ステップB6,ステップB
7のNOルートにより構成される閉ループ参照)。
【0129】さらに、タイマ9Aにおいて計時された経
過時間に基づいて、所定時間T2が経過すると(ステッ
プB7のYESルート)、CPU10に対してその旨を
示す信号を出力する。CPU10では、タイマ9Aにお
いて時間T3の経過が検出されるまで、全時間に対する
点灯時間の比率が25%となるような間欠点灯を行なう
ように半導体レーザ8を制御する(ステップB8,ステ
ップB9のNOルートにより構成される閉ループ参
照)。
【0130】また、タイマ9Aにおいて計時された経過
時間に基づいて、所定時間T3が経過すると(ステップ
B9のYESルート)、CPU10に対してその旨を示
す信号を出力する。CPU10では、その後、比較器3
からのバーコード読取動作を行なう際の周囲光変化の検
出情報(スイッチ信号)が入力されるまで、半導体レー
ザ8を消灯制御する(ステップB10)。
【0131】なお、分圧器5Aから出力されるスライス
レベル信号のレベルについては、前述の第3実施形態に
おけるものと同様に制御している(図11のフローチャ
ート参照)。このように、本発明の第3実施形態の変形
例においても、タイマ9A,9B及びCPU10におい
て、スライスレベル信号のレベルを制御することができ
るので、第3実施形態の場合と同様の利点があるほか、
タイマ9A及びCPU10により、経過時間に応じて半
導体レーザ8を間欠点灯するように制御することができ
るので、半導体レーザ8の点灯時間を飛躍的に少なくす
ることができ、半導体レーザ8の耐久性を飛躍的に向上
させることができる利点がある。
【0132】なお、上述の本実施形態及び本実施形態の
変形例では、スライスレベルを2段階に変化させるよう
に制御しているが、必要に応じてスライスレベルの段数
を増やし、時間が経過するに従って次第にスライスレベ
ルを低下させるようにしてもよい。 (e)第4実施形態の説明 図15は本発明の第4実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図であり、この図15に示す光源点灯
制御装置においても、前述の各実施形態の場合と同様、
図1に示すようなバーコードリーダに適用することがで
きるものである。即ち、図15中において、図1と同一
の符号は同様の部分を示している。
【0133】さて、本実施形態にかかる光源点灯制御装
置は、前述の各実施形態におけるものに比して、スライ
スレベル信号を、周囲光レベル信号に基づいた演算によ
り設定している点が異なるが、外光検知器1,増幅部2
A,比較器3,駆動回路7及び半導体レーザ8について
は、前述の第2実施形態(図6参照)におけるものと同
様である。即ち、図15中において、図6と同一の符号
は同様の部分を示している。
【0134】ここで、この図15において、11はA/
D変換器であり、このA/D変換器11は、外光検知器
1からの出力信号をディジタル信号に変換するアナログ
−ディジタル変換手段としての機能を有するものであ
る。即ち、A/D変換器11は、増幅部2Aからの周囲
光レベル信号(アナログ信号)を入力され、このアナロ
グ信号の周囲光レベル信号についてディジタル信号に変
換するようになっている。
【0135】さらに、12はCPU(制御手段)であ
り、このCPU12は、外光検知器1からの電気信号を
ディジタル信号で記憶するとともに、スライスレベル信
号をディジタル信号で生成するものである。また、この
CPU12は、外部入力等により予め設定されたディジ
タルスライスレベル信号か又はA/D変換器11から入
力されたディジタル信号の周囲光レベル信号を記憶する
とともに、記憶された周囲光レベル信号に基づいてディ
ジタル信号でスライスレベル信号を演算し、ディジタル
スライスレベル信号として生成・出力するものである。
【0136】具体的には、CPU12は例えばある期間
においてA/D変換器11から入力されたディジタル信
号の周囲光レベル信号を記憶し、これらの周囲光レベル
信号について最大値及び最小値を抽出して、これらの最
大値及び最小値の平均値を演算することにより、演算結
果をスライスレベル信号として生成・出力するようにな
っているのである。
【0137】例えば、バーコードリーダ上に物品をかざ
した場合に、図17における信号(S1)に示すような
周囲光レベル信号が、増幅部2Aから出力された場合、
CPU12においてスライスレベル信号を生成する際に
は、ある期間(例えば図17における期間Z)において
A/D変換器11から入力されたディジタル信号として
の周囲光レベル信号を記憶する。
【0138】なお、この場合においては、A/D変換器
11からの周囲光レベル信号は、図17に示す期間Zに
おいてサンプリングされた信号(S1)の離散的な値で
ある。続いて、CPU12では、記憶された周囲光レベ
ル信号の値のうち、最大値(物品をかざした場合の周囲
光量のレベル;参照)と最小値(物品をかざしていな
い場合の周囲光量のレベル;参照)とを抽出する。そ
の後、これらの最大値・最小値の平均値(参照)を演
算することにより、演算結果をスライスレベル信号(S
2)として生成・出力することができる。
【0139】なお、CPU12にて生成されるスライス
レベル信号としては、上述の最大値及び最小値の平均値
とするほか、この平均値における所定の割合のレベル
(参照)をスライスレベル信号(S3)として生成・
出力することができる。また、13はD/A変換器であ
り、このD/A変換器13は、CPU12から出力され
たディジタルスライスレベル信号を、アナログスライス
レベル信号に変換して、比較器3に出力するディジタル
−アナログ変換手段としての機能を有するものである。
【0140】14はスイッチであり、このスイッチ14
は、CPU12の動作状態を切り換えるスイッチ手段と
しての機能を有するものであり、例えばオペレータがオ
ン/オフ状態を切換制御するディップスイッチやモード
切換スイッチ等により構成されている。また、このスイ
ッチ14とCPU12との間には、5Vの電圧が印加さ
れた抵抗(例えば抵抗値は2.6kΩ)15が接続さ
れ、これにより、スイッチ14がオン状態となった時
に、CPU12に対してスイッチ信号としての所定の電
圧が印加されるようになっている。
【0141】なお、スイッチ14がオフ状態で、CPU
12に対してスイッチ信号が出力されていない場合は、
CPU12では予め設定されてCPU12内で保持する
ディジタルスライスレベル信号を出力する一方、スイッ
チ14がオン状態となり、CPU12に対してスイッチ
信号が出力された場合は、CPU12ではこれをトリガ
信号として、A/D変換器11からの周囲光レベル信号
に基づいて演算されたディジタルスライスレベル信号を
出力するようになっている。
【0142】上述の構成により、本発明の第4実施形態
にかかるバーコードリーダに適用された光源点灯制御装
置では、以下に示すように動作する。まず、オペレータ
は、バーコードリーダ上に物品をかざして、バーコード
読み取りを行なうが、このとき、外光検知器1により検
出された周囲光レベル信号は増幅器2Aにて増幅された
後、A/D変換器11に入力されるとともに比較器3に
入力される。
【0143】A/D変換器11では、増幅器2Aから入
力されたアナログ信号の周囲光レベル信号を、ディジタ
ル信号に変換してCPU12に出力する。CPU12で
は、A/D変換器11からの周囲光レベル信号に基づい
て、スライスレベル信号を生成し、D/A変換器13を
介して比較器3に出力する。比較器3では、増幅部2A
からの周囲光レベル信号と、CPU12からD/A変換
器13を介して入力されたアナログスライスレベル信号
との大小を比較することにより、周囲光検出を行ない、
駆動回路7に対してスイッチ信号を出力することによ
り、半導体レーザ8の点灯制御を行なっている。
【0144】ここで、CPU12におけるスライスレベ
ル信号の生成については、スイッチ14からのスイッチ
信号に基づいて、図16のフローチャートに示すように
設定されるようになっている。
【0145】即ち、バーコードリーダの電源が投入され
た後に(ステップC1)、例えば外部入力等によりスラ
イスレベル信号の初期値を予め設定しておき(ステップ
C2)、スイッチ14がオン状態となるのを待機する
(ステップC3)。即ち、スイッチ14がオン状態とな
るまでは、CPU12では、入力される周囲光レベル信
号にかかわらず、予め設定されたスライスレベル信号を
D/A変換器13に出力し、比較器3ではこの予め設定
されたスライスレベル信号に基づいて周囲光変化を検出
している。
【0146】また、スイッチ14がオン状態となったと
きには(ステップC3のYESルート)、CPU12で
はこれをトリガ信号とし、周囲光レベル信号をサンプリ
ングする。換言すれば、CPU12では、所定期間A/
D変換器11から入力されたディジタル信号としての周
囲光レベル信号を記憶しておき、記憶された周囲光レベ
ル信号のうち、最大値(ADMax)と最小値(ADM
in)とを抽出する(ステップC4)。
【0147】続いて、CPU12では、抽出された最大
値(ADMax)と最小値(ADMin)の平均値を演
算し、例えば演算された平均値か又は平均値についての
所定割合のレベルをスライスレベル信号として生成する
(ステップC5)。これにより、生成されたスライスレ
ベル信号をD/A変換器13に出力し、D/A変換器1
3ではこのスライスレベル信号をアナログ信号に変換し
て比較器3に出力する。従って、比較器3では、周囲光
レベル信号に基づいて生成されたスライスレベル信号を
用いることにより周囲光変化を検出することができる
(ステップC6)。
【0148】なお、その後は、CPU12では、スライ
スレベル信号としては、上述したように演算により生成
されたものを固定的に出力しているが、改めてスイッチ
14がオンとなった場合は、再度周囲光レベル信号をサ
ンプリングして、上述の場合と同様にスライスレベル信
号を生成・出力する。
【0149】これにより、バーコード読取による周囲光
変化では、その変化量は大きく、例えば図18に示すよ
うに、周囲光レベル信号(S1)とスライスレベル信号
〔(S2)又は(S3)〕との交差点が検出されて、比
較器3では駆動回路7にスイッチ信号を出力して、半導
体レーザ8を点灯させることができる。また、バーコー
ド読み取り以外の原因による周囲光変化があった場合に
は、それがバーコード読み取り操作時の周囲光変化量に
満たない場合には、この図18に示すように、周囲光レ
ベル信号(S4)とスライスレベル信号〔(S2)又は
(S3)〕との交差点は検出されない。そのため、この
ような場合には半導体レーザ8は点灯することがない。
【0150】このように、本発明の第4実施形態にかか
るバーコードリーダに適用された光源点灯制御装置によ
れば、CPU12により、ディジタル信号として記憶さ
れた周囲光レベル信号に基づいてスライスレベル信号を
生成することができ、必要な時のみ半導体レーザ8を点
灯させることができるので、半導体レーザ8の耐久性を
向上させ、システム維持のためのコストを大幅に削減す
ることができる利点がある。
【0151】なお、上述の本実施形態においては、スラ
イスレベル信号は検出された周囲光の最大値と最小値と
の平均値に基づいて生成しているが、これに限定され
ず、例えば最大値あるいは最小値のみに基づいて演算す
る等、その他の手法を用いてスライスレベル信号を生成
することもできる。また、上述の本実施形態において
は、CPU12ではスイッチ14がオン状態となった時
に、入力される周囲光レベル信号に基づいてスライスレ
ベル信号を演算しているが、これに限定されず、例えば
スイッチ14がオン状態となった時にCPU12に印加
される、予め設定された電圧レベルに基づいて、スライ
スレベル信号を設定することも考えられる。
【0152】(f)第5実施形態の説明 図19は本発明の第5実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図であり、この図19に示す光源点灯
制御装置においても、前述の各実施形態の場合と同様、
図1に示すようなバーコードリーダに適用することがで
きるものである。即ち、図19中において、図1と同一
の符号は同様の部分を示している。
【0153】さて、本実施形態にかかる光源点灯制御装
置は、前述の各実施形態におけるものに比して、周囲光
検出の態様及び比較対照となる周囲光レベル信号のレベ
ル制御態様が異なる。なお、外光検知器1,増幅部2
A,駆動回路7及び半導体レーザ8については、前述の
第2実施形態(図6参照)におけるものと同様である。
即ち、図19中において、図6と同一の符号は同様の部
分を示している。
【0154】ここで、この図19において、16はA/
D変換器であり、このA/D変換器16は、外光検知器
1からの出力信号をディジタル信号に変換して、CPU
17に出力するアナログ−ディジタル変換手段としての
機能を有するものである。即ち、A/D変換器16は、
増幅部2Aからの周囲光レベル信号(アナログ信号)を
CO端子から入力され、このアナログ信号の周囲光レベ
ル信号についてディジタル信号に変換し、これをDO端
子から後述のCPU17に出力するようになっている。
【0155】なお、このA/D変換器16は、後述する
CPU17からRS端子にて受けたレンジセレクト切換
信号(切換信号)に基づいて、DO端子からの出力信号
における出力レベルのレンジを、通常レベルと拡大レベ
ルとの2段階に切り換えることができるようになってい
る。ここで、通常レベルとは、通常のレベルのディジタ
ル信号としての周囲光レベル信号を出力するレベルであ
り、拡大レベルとは、通常レベルよりも大きいレベルの
ディジタル信号としての周囲光レベル信号を出力するレ
ベルである。
【0156】また、17はCPUであり、このCPU1
7は、A/D変換器16からのディジタル信号のレベル
と、予め設定された基準値と比較し、比較結果に応じ
て、A/D変換器16のレンジを切り換える切換信号を
出力する制御手段としての機能を有しており、これによ
り、CPU17では、周囲光変化を検出する際に適当な
周囲光レベル信号を受けることができる。
【0157】即ち、CPU17は、A/D変換器16か
ら入力されるディジタル信号のレベルを、予め設定され
た基準値としてのレンジ切換用閾値及びスライスレベル
との大小の比較判定を行なうことにより、A/D変換器
16にて設定されているレンジが適切であるか否かを判
定するとともに、周囲光レベル信号がスライスレベルよ
りも低いか否かを判定して、周囲光レベルの変化を検出
するようになっている。
【0158】なお、上述のレンジ切換用閾値としては、
通常レベルにて使用しうる上限値AD1及び拡大レベル
にて使用しうる下限値AD2(AD1≧AD2)の2種
類を設定することができ、スライスレベルについては、
後述するようにCPU17内のデータを用いて演算によ
り設定することができる。ここで、A/D変換器16に
て設定されているレンジが適切でないと判定された場合
は、CPU17では、A/D変換器16のRS端子に、
A/D変換器16のレンジを切り換えるためのレンジセ
レクト切換信号を出力することにより、A/D変換器1
6のレンジを適切なものに切り換えて、DO端子から出
力される周囲光レベル信号(ディジタル信号)のレベル
を可変制御することができる。
【0159】なお、CPU17での比較の結果、周囲光
レベル信号がスライスレベル以下となった場合は、CP
U17では駆動回路7に対して制御信号を出力すること
により、半導体レーザ8を点灯制御することができる。
また、上述のCPU17にて予め設定される基準値とし
てのレンジ切換用閾値及びスライスレベルの設定手法と
しては、ソフトウェア処理により固定的に設定する手法
のほか、CPU17に、前述の第4実施形態におけるも
のと同様の、ディップスイッチ等により構成されるスイ
ッチ(符号14参照)をCPU17に接続し、このスイ
ッチがオン状態となった時にCPU17に印加される電
圧レベルを、上述の基準値として設定することが考えら
れる。この場合においては、スイッチをオン状態とする
ことにより、CPU17では基準値が設定されるように
なっている。
【0160】上述の構成により、本発明の第5実施形態
にかかるバーコードリーダに適用された光源点灯制御装
置では、以下に示すように動作する。まず、オペレータ
は、バーコードリーダ上に物品をかざして、バーコード
読み取りを行なうが、このとき、外光検知器1により検
出された周囲光レベル信号としてのアナログ電気信号
は、増幅器2Aにて増幅された後、CO端子を介してA
/D変換器16に入力される。
【0161】また、A/D変換器16に入力されたアナ
ログ電気信号は、ディジタル電気信号に変換されて、D
O端子を介してCPU17に出力される。CPU17で
は、A/D変換器16からのディジタル電気信号として
の周囲光レベル信号を入力されて、この周囲光レベル信
号のレベルを、後述するレンジ切換用閾値及びスライス
レベルとの大小を比較することにより監視する。
【0162】また、CPU17では、図20のフローチ
ャートに示すように、周囲光レベル信号のレベルに基づ
いて、A/D変換器16に対してレンジセレクト切換信
号を出力することによりA/D変換器16のレンジを適
切なものとし、A/D変換器16のDO端子から出力さ
れる周囲光レベル信号のレベルを可変制御している。こ
こで、A/D変換器16における出力信号レベルにおけ
るレンジは、特に電源投入直後においては、CPU17
から出力されるレンジセレクト切換信号に基づいて、通
常のレンジに設定されている(ステップD1,ステップ
D2)。
【0163】CPU17では、A/D変換器16から入
力されたディジタル信号の周囲光レベル信号ADを、所
定のサンプリング周期(例えば、後述するts)毎に抽
出し(ステップD3)、この周囲光レベル信号ADと、
レンジ切換用閾値としての通常レベルにて使用しうる上
限値AD1とを比較する。ここで、この周囲光レベル信
号ADが上限値AD1よりも小さい状態にある場合は、
A/D変換器16のレンジは通常レンジのままとする一
方(ステップD4のNOルート)、周囲光レベル信号A
Dが上限値AD1よりも大きい場合は、A/D変換器1
6に対してレンジセレクト切換信号を出力することによ
り、A/D変換器16のレンジを拡大レンジに切り換え
る(ステップD4のYESルートからステップD5)。
【0164】さらに、CPU17において、上述のステ
ップD3における処理と同様に、所定のサンプリング周
期ts毎に抽出された周囲光レベル信号ADと、レンジ
切換用閾値としての拡大レベルにて使用しうる下限値A
D2とを比較する(ステップD6)。また、周囲光レベ
ル信号ADが下限値AD2よりも大きい状態にある場合
は、A/D変換器16のレンジは拡大レンジのままとす
る一方(ステップD7のNOルート)、周囲光レベル信
号ADが下限値AD2よりも大きい場合は、A/D変換
器16に対してレンジセレクト切換信号を出力すること
により、A/D変換器16のレンジを通常レンジに切り
換える(ステップD7のYESルートからステップD
2)。
【0165】また、CPU17では、図21のフローチ
ャートに示すように、バーコード読取動作に際しての周
囲光レベル信号の変化を検出して、駆動回路7に対して
制御信号を出力することにより、半導体レーザ8を点灯
制御している。即ち、CPU17では、A/D変換器1
6から入力された10個のディジタル信号の周囲光レベ
ル信号について、所定のサンプリング周期ts毎に記憶
し、A 1 〜A10とする(ステップE1)。
【0166】例えば、増幅器2Aから、図22に示す
(U1)に示すような周囲光レベル信号(アナログ信
号)がA/D変換器16に入力された場合には、CPU
17では、A/D変換器16からのディジタル信号に基
づいて、時間ts毎に周囲光レベル信号(時間軸ts,
…,10tsに対応する周囲光レベル信号A1 ,…,A
10)を抽出して、例えばシフトレジスタ等に記憶するの
である。
【0167】なお、このディジタル信号をサンプリング
する際の周期tsについては、CPU17内の図示しな
いタイマにより管理しており、このタイマは、カウント
値がtsとなり、A/D変換器16からの最も新しい周
囲光レベル信号がCPU17内に入力される毎にリセッ
トされてカウントがスタートするようになっている(ス
テップE2)。
【0168】ここで、CPU17では、記憶された周囲
光レベル信号A1 〜A10の総和を演算し(ステップE
3)、この総和における所定の割合(a%)をスライス
レベル信号〔図22における信号(U2)参照〕として
設定し、このスライスレベル信号とA/D変換器16か
らの最も新しい周囲光レベル信号A10との大小を比較す
る。
【0169】ここで、この周囲光レベル信号A10が、ス
ライスレベル信号よりも小さい場合は(ステップE4の
YESルート)、CPU17ではバーコード読取動作に
際しての周囲光変化が検出されたと判定して、駆動回路
7に対して制御信号としての‘H’レベル信号を出力す
ることにより、半導体レーザ8を点灯制御することがで
きる〔図22に示す信号(U3)の時点(a2)〜(a
3)参照〕。
【0170】また、周囲光レベル信号A10が、スライス
レベル信号よりも大きい場合は(ステップE4のNOル
ート,図22における時点(a1)〜(a2)及び時点
(a3)〜(a4)参照)、CPU17ではバーコード
読取動作による周囲光変化が検出されていないと判定
し、記憶している周囲光レベル信号A1 〜A10を更新す
る。
【0171】即ち、周囲光レベル信号A2 〜A10を、A
1 〜A9 に遷移させることにより(ステップE5)、C
PU17内のタイマにおけるカウント値がtsとなった
時にCPU17に入力される新規の周囲光レベル信号A
10を記憶するための領域を確保するのである。その後、
CPU17内のタイマがカウント値tsとなった場合は
(ステップE6のYESルート)、CPU17に入力さ
れる新規の周囲光レベル信号をA10として記憶し、再
度、上述したようにスライスレベル信号を演算して、バ
ーコード読取動作による周囲光変化の検出を行なう(ス
テップE7からステップE2)。
【0172】なお、ステップE8において、半導体レー
ザ8が点灯制御されると、その後は、CPU17によ
り、前述の第3実施形態の変形例の場合(図14のフロ
ーチャート参照)と同様に、間欠点灯制御を行なうこと
ができる。
【0173】このように、本発明の第5実施形態にかか
るバーコードリーダに適用された光源点灯制御装置によ
れば、CPU17により、A/D変換器16からのディ
ジタル信号のレベルと、予め設定された基準値と比較
し、比較結果に応じて、A/D変換器16のレンジを切
り換える切換信号を出力することにより、周囲光レベル
信号及びスライスレベル信号を周囲光レベルの変化幅に
応じて最適な値に変えることができるので、上述の各実
施形態におけるものと同様の利点があるほか、周囲光レ
ベル信号と基準電圧とを比較するための特別なハードウ
ェアを必要とせず、CPU17で周囲光変化の検出から
光源制御までの処理を一括して行なうことができるの
で、装置の構成を簡略化することができる利点がある。
【0174】(g)第6実施形態の説明 図23は本発明の第6実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図であり、この図23に示す光源点灯
制御装置においても、前述の各実施形態の場合と同様、
図1に示すようなバーコードリーダに適用することがで
きるものである。即ち、図23中において、図1と同一
の符号は同様の部分を示している。
【0175】なお、この図23において、増幅部2A,
駆動回路7及び半導体レーザ8については、前述の第5
実施形態(図19参照)におけるものと同様である。即
ち、図23中において、図19と同一の符号は同様の部
分を示している。また、1−1,1−2はともに外光検
知器(PHD1,PHD2)であり、これらの外光検知
器1−1,1−2は、それぞれ、周囲から入射する光を
検出し、互いに異なるレベルの電気信号(例えばアナロ
グ電圧信号)を出力する周囲光検出手段としての機能を
有するものであり、例えばフォトダイオードにより構成
されることができる。
【0176】なお、この場合においては、外光検知器1
−1を、入射する光信号を通常の感度で電気信号に変換
する(通常レベルの電気信号として出力する)ものとす
る一方、外光検知器1−2を、入射する光信号を通常の
感度よりも高感度で電気信号に変換する(通常レベルよ
りも高いレベルの電気信号として出力する)ものとす
る。
【0177】さらに、18−1,18−2はスイッチで
あり、これらのスイッチ18−1,18−2は、それぞ
れ、外光検知器1−1,1−2に直列に接続され、これ
らの外光検知器1−1,1−2のうちのいずれか1つの
動作を有効とするスイッチ手段としての機能を有するも
のである。また、16AはA/D変換器であり、このA
/D変換器16Aは、外光検知器1からの出力信号をデ
ィジタル信号に変換して、CPU17に出力するアナロ
グ−ディジタル変換手段としての機能を有するものであ
る。
【0178】即ち、A/D変換器16Aは、増幅部2A
からの周囲光レベル信号(アナログ信号)をCO端子か
ら入力され、このアナログ信号の周囲光レベル信号につ
いてディジタル信号に変換し、これをDO端子から後述
のCPU17に出力するようになっている。また、17
AはCPUであり、このCPU17Aは、A/D変換器
16Aからのディジタル信号のレベルと、予め設定され
た基準値と比較し、比較結果に応じて、スイッチ18−
1,18−2のオン/オフを制御する制御信号を出力す
ることにより、動作すべき外光検知器1−1,1−2を
選択する制御手段としての機能を有している。
【0179】即ち、CPU17Aは、前述の第5実施形
態におけるもの(符号17参照)に比して、A/D変換
器16から入力されるディジタル信号のレベルを、予め
設定された基準値としての外光検知器切換用閾値及びス
ライスレベルとの大小の比較判定を行ない、この比較結
果に応じて所定のレベルの電気信号を出力する外光検知
器1−1,1−2を選択することにより、周囲光変化を
検出する際に適当な周囲光レベル信号を出力している。
【0180】なお、上述の外光検知器切換用閾値として
は、前述の第5実施形態におけるレンジ切換用閾値と同
様に、通常レベルの電気信号を出力する外光検知器1−
1を用いうる上限値AD3及び通常レベルより大きいレ
ベルの電気信号を出力する外光検知器1−2を用いうる
下限値AD4(AD3≧AD4)の2種類を設定するこ
とができ、スライスレベルについては、後述するように
CPU17A内のデータを用いて演算により設定するこ
とができる。
【0181】ここで、CPU17Aにおいて、使用して
いる外光検知器1−1,1−2が適当でないと判定され
た場合は、CPU17Aでは、スイッチ18−1,18
−2に対して切換信号を出力することにより、使用する
外光検知器1−1,1−2を切り換えて、CPU17に
入力される周囲光レベル信号(ディジタル信号)のレベ
ルを可変制御することができる。
【0182】なお、CPU17Aでの比較の結果、周囲
光レベル信号がスライスレベル以下となった場合は、前
述の第5実施形態の場合と同様に、駆動回路7に対して
制御信号を出力することにより、半導体レーザ8を点灯
制御することができる。また、上述のCPU17Aにて
予め設定される基準値としての外光検知器切換用閾値及
びスライスレベルの設定手法としては、ソフトウェア処
理により固定的に設定する手法のほか、CPU17A
に、前述の第4実施形態におけるものと同様の、ディッ
プスイッチ等により構成されるスイッチ(符号14参
照)をCPU17Aに接続し、このスイッチがオン状態
となった時にCPU17Aに印加される電圧レベルを、
上述の基準値として設定することが考えられる。この場
合においては、スイッチをオン状態とすることにより、
CPU17Aでは基準値が設定されるようになってい
る。
【0183】上述の構成により、本発明の第6実施形態
にかかるバーコードリーダに適用された光源点灯制御装
置では、以下に示すように動作する。まず、オペレータ
は、バーコードリーダ上に物品をかざして、バーコード
読み取りを行なうが、このとき、外光検知器1−1又は
外光検知器1−2のいずれかにより検出された周囲光レ
ベル信号としてのアナログ電気信号は、増幅器2Aにて
増幅された後、CO端子を介してA/D変換器16Aに
入力される。
【0184】また、A/D変換器16Aに入力されたア
ナログ電気信号は、ディジタル電気信号に変換されて、
DO端子を介してCPU17Aに出力される。CPU1
7Aでは、A/D変換器16Aからのディジタル電気信
号としての周囲光レベル信号を入力されて、この周囲光
レベル信号のレベルを、後述する外光検知器切換用閾値
及びスライスレベルとの大小を比較することにより監視
する。
【0185】また、CPU17Aでは、図20のフロー
チャートに示すように、周囲光レベル信号のレベルに基
づいて、スイッチ18−1,18−2に対して制御信号
としてのスイッチ信号を出力することにより、CPU1
7Aにて周囲光変化を検出する際に適当な電気信号を出
力する外光検知器1−1,1−2に選択的に切り換え
て、CPU17Aに入力される周囲光レベル信号のレベ
ルを可変制御している。
【0186】なお、特に電源投入直後においては、CP
U17Aから出力されるスイッチ信号に基づいて、通常
の感度で周囲光を検出する外光検知器1−1からの電気
信号が増幅部2Aに出力されるようになっている(ステ
ップF1,ステップF2)。CPU17Aでは、A/D
変換器16Aから入力されたディジタル信号の周囲光レ
ベル信号ADを、所定のサンプリング周期(例えば、後
述するts)毎に抽出し(ステップF3)、この周囲光
レベル信号ADと、外光検知器切換用閾値としての通常
レベルにて使用しうる上限値AD3とを比較する。
【0187】ここで、この周囲光レベル信号ADが上限
値AD3よりも小さい状態にある場合は、スイッチ18
−1ををオン状態のままとする一方(ステップF4のN
Oルート)、周囲光レベル信号ADが上限値AD3より
も大きい場合は、スイッチ18−1,18−2に対して
スイッチ信号を出力することにより、スイッチ18−2
をオン状態とし、外光検知器1−2からの検出信号が有
効となるように切り換える(ステップF4のYESルー
トからステップF5)。
【0188】さらに、CPU17Aにおいて、上述のス
テップF3における処理と同様に、所定のサンプリング
周期ts毎に抽出された周囲光レベル信号ADと、外光
検知器切換用閾値としての、外光検知器1−2からの検
出信号を有効とする際に使用しうるレベル信号としての
下限値AD4とを比較する(ステップF6)。また、周
囲光レベル信号ADが下限値AD4よりも大きい状態に
ある場合は、スイッチ18−2はオン状態のままとする
一方(ステップF7のNOルート)、周囲光レベル信号
ADが下限値AD4よりも大きい場合は、A/D変換器
16Aに対してスイッチ信号を出力することにより、外
光検知器1−1からの検出信号が有効となるように切り
換える(ステップF7のYESルートからステップF
2)。
【0189】なお、CPU17Aでは、前述の第5実施
形態の場合と同様に(図21のフローチャート参照)、
スライスレベルを演算し、演算されたスライスレベルを
用いて、バーコード読取動作に際しての周囲光レベル信
号の変化を検出し、駆動回路7に対して制御信号を出力
することにより、半導体レーザ8を点灯制御している。
【0190】このように、本発明の第6実施形態にかか
るバーコードリーダに適用された光源点灯制御装置によ
れば、CPU17Aにより、A/D変換器16Aからの
ディジタル信号のレベルと、予め設定された基準値と比
較し、比較結果に応じて、スイッチ18−1,18−2
のオン/オフを制御する制御信号を出力することによ
り、動作すべき外光検知器1−1,1−2を選択するこ
とにより、周囲光レベル信号及びスライスレベル信号を
回路に最適な値に変えることができるので、上述の各実
施形態におけるものと同様の利点があるほか、異なるレ
ベル電気信号を出力する外光検知器1−1,1−2によ
り、周囲光レベル信号の増幅率を実質的に変化させるこ
とができ、増幅部における増幅率制御を行なう必要がな
くなり、装置の設計が簡素化する利点もある。
【0191】なお、上述の本実施形態においては、異な
るレベルの電気信号を出力する外光検知器1−1,1−
2及びこの外光検知器1−1,1−2に接続するスイッ
チ18−1,18−2を、2組そなえて構成している
が、これに限定されず、2組以上の互いに異なるレベル
の電気信号を出力する外光検知器及びスイッチをそなえ
ることにより、CPU17Aでは2段階以上に周囲光レ
ベル信号のレベルを切換制御することもでき、このよう
にしても、上述の利点を得られることはいうまでもな
い。
【0192】(h)その他 なお、上述の各実施形態にかかる光源点灯制御装置にお
いては、図1に示すバーコードリーダに適用している
が、本発明によればこれに限定されず、その他の用途に
使用することもできる。さらに、上述の各実施形態にか
かる光源点灯制御装置においては、駆動回路7及び半導
体レーザ8をそなえ、比較器3あるいはCPU17,1
7Aにて検出された周囲光変化を、光源点灯制御のため
の情報として使用しているが、これに限定されず、駆動
回路7及び半導体レーザ8をそなえずに、単に周囲光変
化を検出する周囲光検出装置として構成されたものをそ
の他の用途に適用することもできる。
【0193】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明(請求項
1,2,10,11,19,20)によれば、判定手段
により、増幅手段からの出力のレベルを比較し、比較結
果に応じて増幅手段の増幅率を制御することにより、周
囲光レベルが大きいときには増幅率を下げ、周囲光レベ
ルが小さいときには増幅率を上げることができるので、
周囲光レベル信号ならびにスライスレベル信号を回路に
最適な値に変えることができ、周囲光レベル変化の検出
を安定的に行なうことができる利点があるほか、必要な
時のみ光源を点灯させることができるので、光源の耐久
性を向上させ、システム維持のためのコストを大幅に削
減することができる利点がある。
【0194】また、本発明(請求項3,4,12,1
3,21)によれば、判定手段により、周囲光検出手段
の出力のレベルを判定し、その判定結果に応じてスライ
スレベル信号のレベルとしての分圧比を制御する制御信
号を出力することができるので、スライスレベル信号を
最適な値に変えることができ、周囲光レベルの変化幅に
よらず、周囲光変化の検出を安定的に行なうことができ
る利点があるほか、必要な時のみ光源を点灯させること
ができるので、光源の耐久性を向上させ、システム維持
のためのコストを大幅に削減することができる利点があ
る。
【0195】さらに、本発明(請求項5,14,22)
によれば、計時手段により、計時手段により所定時間経
過が検出された場合、制御信号を信号発生手段に送出す
ることにより、スライスレベル信号のレベルを制御する
ことができるので、読み取り動作を行うときの光源の点
灯に支障をきたすことなく、バーコード読み取り動作に
よらない僅かな周囲光変化が生じても、比較手段におい
て周囲光変化を検出しないようにすることができる。即
ち、バーコード読取動作による周囲光変化とそれ以外の
理由による周囲光変化とを区別し、周囲光レベル変化の
検出を安定的に行なうことができる利点がある。
【0196】さらに、例えば長時間バーコード読取が行
われないような場合に、バーコード読取以外の理由によ
る周囲光変化の誤検出、延いては不要な光源の点灯を防
止することができ、電力消費を抑制し、光源の耐久性を
向上させ、システム維持のためのコストを大幅に削減す
ることができる利点がある。また、本発明(請求項6,
7,15,16,23,24)によれば、制御手段によ
り、記憶された電気信号レベルに基づいてスライスレベ
ル信号を生成し、スイッチ手段の操作に応じて予め設定
されたスライスレベル信号か又は生成されたスライスレ
ベル信号を用いて周囲光レベル変化を検出することがで
きるので、特にバーコード読み取り操作以外の場合のよ
うに、周囲光量変化が小さい場合において、周囲光レベ
ル変化を検出することができ、必要な時のみ光源を点灯
させることができるので、光源の耐久性を向上させ、シ
ステム維持のためのコストを大幅に削減することができ
る利点がある。
【0197】さらに、本発明(請求項8,17,25)
によれば、制御手段により、アナログ−ディジタル変換
手段からのディジタル信号のレベルと、予め設定された
基準値と比較し、比較結果に応じて、アナログ−ディジ
タル変換手段のレンジを切り換える切換信号を出力する
ことにより、周囲光レベル信号及びスライスレベル信号
を周囲光レベルの変化幅に応じて最適な値に変えること
ができるので、上述の場合と同様に周囲光レベル変化の
検出を安定的に行なうことができる利点があるほか、周
囲光レベル信号と基準電圧とを比較するための特別なハ
ードウェアを必要とせず、制御手段で周囲光変化の検出
から光源制御までの処理を一括して行なうことができる
ので、装置の構成を簡略化することができる利点があ
る。
【0198】また、本発明(請求項9,18,26)に
よれば、制御手段により、周囲光検出手段のうち動作中
の周囲光検出手段から出力された電気信号を予め設定さ
れた基準値とを比較し、比較結果に応じて、スイッチの
オン/オフを制御する制御信号を出力することにより、
動作すべき周囲光検出手段を選択することができるの
で、周囲光レベル信号及びスライスレベル信号を回路に
最適な値に変えることができるので、上述の場合と同様
に周囲光レベル変化の検出を安定的に行なうことができ
る利点があるほか、異なるレベル電気信号を出力する複
数の周囲光検出手段により、周囲光レベル信号の増幅率
を実質的に変化させることができ、増幅手段における増
幅率制御を行なう必要がなくなり、装置の設計が簡素化
する利点もある。
【0199】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態にかかる光源点灯制御装置
が適用されるバーコードリーダを示す模式的斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図である。
【図4】(a),(b)はともに本発明の第1実施形態
にかかる光源点灯制御装置の動作を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態の要部を示すブロック図
である。
【図8】(a),(b)はともに本発明の第2実施形態
にかかる光源点灯制御装置の動作を説明するための図で
ある。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる光源点灯制御装
置を示すブロック図である。
【図10】(a),(b)はともに本発明の第3実施形
態にかかる光源点灯制御装置の動作を説明するための図
である。
【図11】本発明の第3実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態の変形例にかかる光源
点灯制御装置を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3実施形態の変形例にかかる光源
点灯制御装置の動作を説明するための図である。
【図14】本発明の第3実施形態の変形例にかかる光源
点灯制御装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図15】本発明の第4実施形態にかかる光源点灯制御
装置を示すブロック図である。
【図16】本発明の第4実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明の第4実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するための図である。
【図18】本発明の第4実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するための図である。
【図19】本発明の第5実施形態にかかる光源点灯制御
装置を示すブロック図である。
【図20】本発明の第5実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の第5実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図22】本発明の第5実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するための図である。
【図23】本発明の第6実施形態の変形例にかかる光源
点灯制御装置を示すブロック図である。
【図24】本発明の第6実施形態にかかる光源点灯制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図25】一般的なバーコードリーダの構成を説明する
ブロック図である。
【図26】従来技術を示すブロック図である。
【図27】従来技術の動作を説明するための図である。
【図28】(a)〜(c)はいずれも従来技術の動作を
説明するための図である。
【符号の説明】 1,1−1,1−2 外光検知器(周囲光検出手段) 2,2A 増幅部(増幅手段) 2−1 アンプ 2−2,2−3 スイッチ 2−4〜2−6 抵抗 2−7 容量 3 比較器(比較手段) 4 積分器 4−1 抵抗 4−2 容量 5,5A 分圧器(信号発生手段,分圧手段) 5−1〜5−3 抵抗 5−4 アナログスイッチ 6,6A 判定部(判定手段) 6A−1 最大値更新回路 6A−2 最小値更新回路 6A−3 差動増幅器 6A−4 コンパレータ 6A−5 メモリ 6A−6 ラッチ回路 6A−7 コンパレータ 6A−8 スイッチ制御部 6A−9 スイッチ 6−1 コンパレータ(第1の比較手段) 6−2 コンパレータ(第2の比較手段) 7 駆動回路(光源駆動回路) 8 半導体レーザ(光源) 9,9A,9B タイマ(計時手段) 10 CPU(制御手段) 11 A/D変換器(アナログ−ディジイタル変換手
段) 12 CPU(制御手段) 13 D/A変換器(ディジタル−アナログ変換手段) 14 スイッチ(スイッチ手段) 15 抵抗 16,16A A/D変換器(アナログ−ディジイタル
変換手段) 17,17A CPU(制御手段) 18−1,18−2 スイッチ(スイッチ手段) 30 バーコードリーダ 32 ポリゴンミラー 33〜35 ミラー 36 読み取り窓 37 受光素子 101 バーコード 102 光学系 103 レーザ発光部 104 走査機構 105 光電変換部 106 A/D変換器 107 バー幅カウンタ 108 クロック 109 メモリ 110 CPU 111 外光検知器 112 増幅器 113 比較器 114 積分器 115 分圧器 116 駆動回路 117 半導体レーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−175685(JP,A) 特開 平3−189884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 7/10

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲から入射する光を検出し、その光量
    に応じた電気信号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段からの出力を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段の出力に基づいて、スライスレベル信号を
    発生する信号発生手段と、 前記増幅手段からの出力と、前記スライスレベル信号と
    を比較する比較手段と、 前記増幅手段からの出力のレベルを判定し、その判定結
    果に応じて前記増幅手段の増幅率をフィードバック制御
    する制御信号を出力する判定手段とをそなえたことを特
    徴とする、周囲光検出装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段が、 前記増幅手段の出力と第1の基準値とを比較する第1の
    比較手段と、 前記増幅手段の出力と前記第1の基準値とは異なる第2
    の基準値とを比較する第2の比較手段とをそなえ、 前記増幅手段の増幅率が、前記第1の比較手段の出力あ
    るいは前記第2の比較手段の出力に応じて制御されるよ
    うに構成されたことを特徴とする、請求項1記載の周囲
    光検出装置。
  3. 【請求項3】 周囲から入射する光を検出し、その光量
    に応じた電気信号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段から出力される電気信号に基づい
    て、スライスレベル信号を生成する信号発生手段と、 前記周囲光検出手段の出力と、前記スライスレベル信号
    とを比較する比較手段と、 前記周囲光検出手段の出力のレベルを判定し、その判定
    結果に応じて前記スライスレベル信号のレベルを制御す
    る制御信号を出力する判定手段とをそなえたことを特徴
    とする、周囲光検出装置。
  4. 【請求項4】 前記信号発生手段が、前記周囲光検出手
    段の出力を所定の分圧比に基づいて分圧することにより
    スライスレベル信号を生成する分圧手段により構成され
    る一方、 前記判定手段から出力される制御信号に基づいて、前記
    分圧手段の分圧比が制御されるように構成されたことを
    特徴とする、請求項3記載の周囲光検出装置。
  5. 【請求項5】 周囲から入射する光を検出し、その光量
    に応じた電気信号を出力する周囲光検出手段と、 スライスレベル信号を発生する信号発生手段と、 前記電気信号と前記スライスレベル信号とを比較し、そ
    の結果に応じた信号を出力する比較手段と、 電源投入により計時を開始し、所定時間経過の後、制御
    信号を出力するとともに、前記比較手段の比較結果に応
    じてリセットされる計時手段とをそなえ、 前記計時手段により所定時間経過が検出された場合、前
    記制御信号を前記信号発生手段に送出することにより、
    前記スライスレベル信号のレベルを制御するように構成
    されたことを特徴とする、周囲光検出装置。
  6. 【請求項6】 周囲から入射する光を検出し、その光量
    に応じた電気信号を出力する周囲光検出手段と、 予め定められたスライスレベル信号を出力する制御手段
    と、 前記電気信号と前記スライスレベル信号とを比較し、そ
    の結果に応じた信号を出力する比較手段と、 前記制御手段の動作状態を切り換えるスイッチ手段とを
    そなえ、前記制御手段は、 前記スイッチ手段の操作により動作状態がオン状態に切
    り換えられるまでは、予め設定されたスライスレベル信
    号を出力する一方、 前記スイッチ手段の操作により動作状態がオン状態に
    り換えられたときに、前記周囲光検出手段からの電気信
    号のレベルを記憶するとともに、前記記憶された電気信
    号レベルに基づいてスライスレベル信号を生成して出力
    るように構成されたことを特徴とする、周囲光検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段が、前記周囲光検出手段か
    らの電気信号をディジイタル信号で記憶するとともに、
    スライスレベル信号をディジタル信号で生成するように
    構成されるとともに、 前記周囲光検出手段からの出力信号をディジタル信号に
    変換して、前記制御手段に出力するアナログ−ディジタ
    ル変換手段と、 前記制御手段から出力されたディジタルスライスレベル
    信号を、アナログスライスレベル信号に変換して、前記
    比較手段に出力するディジタル−アナログ変換手段とを
    そなえたことを特徴とする、請求項6記載の周囲光検出
    装置。
  8. 【請求項8】 周囲から入射する光を検出し、その光量
    に応じたアナログ電気信号を出力する周囲光検出手段
    と、 前記周囲光検出手段から出力される周囲光のレベルを示
    すアナログ電気信号をディジタル信号に変換するアナロ
    グ−ディジタル変換手段と、 前記アナログ−ディジタル変換手段からのディジタル信
    号のレベルと、予め設定された基準値と比較し、前記比
    較結果に応じて、前記アナログ−ディジタル変換手段の
    レンジを切り換える切換信号を出力する制御手段とをそ
    なえたことを特徴とする、周囲光検出装置。
  9. 【請求項9】 周囲から入射する光を検出し、それぞれ
    異なるレベルの電気信号を出力する複数の周囲光検出手
    段と、 前記複数の周囲光検出手段毎に接続され、前記複数の周
    囲光検出手段のうちのいずれか1つの動作を有効とする
    スイッチ手段と、 前記周囲光検出手段のうち動作中の周囲光検出手段から
    出力された電気信号を予め設定された基準値とを比較
    し、前記比較結果に応じて、前記スイッチのオン/オフ
    を制御する制御信号を出力することにより、動作すべき
    周囲光検出手段を選択する制御手段とをそなえたことを
    特徴とする、周囲光検出装置。
  10. 【請求項10】 光源をそなえるとともに、前記光源の
    点灯および消灯を制御する光源点灯制御装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段からの出力を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段の出力に基づいてスライスレベル信号を発
    生する信号発生手段と、 前記増幅手段の出力と前記スライスレベル信号とを比較
    し、比較結果に応じて信号を出力する比較手段と、 前記比較手段からの出力信号に応じて、前記光源の点灯
    状態を制御する光源駆動回路と、 前記増幅手段の出力のレベルを判定し、その判定結果に
    応じて前記増幅手段の増幅率を制御する制御信号を出力
    する判定手段とをそなえたことを特徴とする、光源点灯
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段が、 前記増幅手段の出力と第1の基準値とを比較する第1の
    比較手段と、 前記増幅手段の出力と、前記第1の基準値とは異なる第
    2の基準値とを比較する第2の比較手段とをそなえ、 前記増幅手段の増幅率が、前記第1の比較手段の出力、
    あるいは前記第2の比較手段の出力に応じて制御される
    ように構成されたことを特徴とする、請求項10記載の
    光源点灯制御装置。
  12. 【請求項12】 光源をそなえるとともに、前記光源の
    点灯および消灯を制御する光源点灯制御装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段から出力される電気信号に基づい
    て、スライスレベル信号を発生する信号発生手段と、 前記周囲光検出手段の出力と前記スライスレベル信号と
    を比較し、比較結果に応じて信号を出力する比較手段
    と、 前記比較手段の出力信号により、前記光源の点灯制御を
    行なう光源駆動回路と、 前記周囲光検出手段の出力のレベルを判定し、その判定
    結果に応じて前記スライスレベル信号のレベルを制御す
    る制御信号を出力する判定手段とをそなえたことを特徴
    とする、光源点灯制御装置。
  13. 【請求項13】 前記信号発生手段が、前記周囲光検出
    手段の出力を所定の分圧比により分圧することにより、
    スライスレベル信号を発生する分圧手段により構成され
    る一方、 前記判定手段から出力される制御信号に基づいて、前記
    分圧手段の分圧比が制御されるように構成されたことを
    特徴とする、請求項12記載の光源点灯制御装置。
  14. 【請求項14】 光源をそなえるとともに、前記光源の
    点灯および消灯を制御する光源点灯制御装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 スライスレベル信号を発生する信号発生手段と、 前記電気信号と前記スライスレベル信号とを比較し、そ
    の結果に応じた信号を出力する比較手段と、 前記比較手段から出力される信号により、光源の点灯制
    御を行なう光源駆動手段と、 電源投入により計時を開始し、所定時間経過の後、制御
    信号を出力するとともに、前記比較手段の比較結果に応
    じてリセットされる計時手段とをそなえ、 前記計時手段により所定時間経過が検出された場合、前
    記制御信号を前記信号発生手段に送出することにより、
    前記スライスレベル信号のレベルを制御するように構成
    されたことを特徴とする、光源点灯制御装置。
  15. 【請求項15】 光源をそなえるとともに、前記光源の
    点灯および消灯を制御する光源点灯制御装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 予め定められたスライスレベル信号を出力する制御手段
    と、 前記電気信号と前記スライスレベル信号とを比較し、そ
    の結果に応じて制御信号を出力する比較手段と、 前記制御信号により、前記光源の点灯制御を行なう光源
    駆動手段と、 前記制御手段の動作状態を切り換えるスイッチ手段とを
    そなえ、 前記スイッチ手段の操作により動作状態が切り換えられ
    たときに、前記制御手段は前記周囲光検出手段からの電
    気信号のレベルを記憶するとともに、 前記制御手段は、前記記憶された電気信号レベルに基づ
    いてスライスレベル信号を生成するように構成されたこ
    とを特徴とする、光源点灯制御装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段が、前記周囲光検出手段
    からの電気信号をディジイタル信号で記憶するととも
    に、スライスレベル信号をディジタル信号で生成するよ
    うに構成されるとともに、 前記周囲光検出装置からの出力信号をディジタル信号に
    変換して、前記制御手段に出力するアナログ−ディジタ
    ル変換手段と、 前記制御手段から出力されたディジタルスライスレベル
    信号を、アナログスライスレベル信号に変換して、前記
    比較手段に出力するディジタル−アナログ変換手段とを
    そなえることを特徴とする、請求項15記載の光源点灯
    制御装置。
  17. 【請求項17】 光源をそなえるとともに、前記光源の
    点灯および消灯を制御する光源点灯制御装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じたアナロ
    グ電気信号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段から出力されるアナログ電気信号を
    ディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換手
    段と、 前記ディジタル信号と基準値とを比較し、その結果に応
    じて制御信号を出力する制御手段と、 前記制御手段からの制御信号により、前記光源の点灯制
    御を行なう光源駆動手段とをそなえ、 前記制御手段は更に、前記ディジタル信号のレベルを調
    べ、前記ディジタル信号が予め設定された上限値より大
    きい場合、あるいは予め設定された下限値より小さい場
    合、前記アナログ−ディジタル変換手段のレンジを切り
    換える切換信号を出力するように構成されたことを特徴
    とする、光源点灯制御装置。
  18. 【請求項18】 光源をそなえるとともに、前記光源の
    点灯および消灯を制御する光源点灯制御装置において、 周囲から入射する光を検出し、それぞれ異なるレベルの
    電気信号を出力する複数の周囲光検出手段と、 前記それぞれの周囲光検出手段に接続され、前記複数の
    周囲光検出手段のうちのいずれか1つの動作を有効とす
    るスイッチ手段と、 前記周囲光検出手段のうち動作中の周囲光検出手段から
    出力された電気信号を予め設定された基準値とを比較
    し、その結果に応じて制御信号を出力する制御手段と、 前記制御手段からの制御信号により、前記光源の点灯制
    御を行なう光源駆動手段とをそなえ、 前記制御手段は更に、前記電気信号と、それぞれ予め設
    定された上限値、下限値と比較し、その結果に応じて前
    記スイッチのオン/オフを制御する制御信号を出力し、
    動作すべき周囲光検出手段を選択するように構成された
    ことを特徴とする、光源点灯制御装置。
  19. 【請求項19】 光源をそなえるとともに、前記光源か
    ら照射される光を操作して物品に照射し、物品から反射
    される光を光検出手段により検出して物品上のマークの
    読み取りを行なう読取装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段からの出力を増幅する増幅手段と、 前記増幅手段の出力を所定の分圧比で分圧する分圧手段
    と、 前記増幅手段の出力と前記分圧手段の出力とを比較し、
    比較結果に応じて信号を出力する比較手段と、 前記比較手段からの出力信号に応じて、前記光源の点灯
    状態を制御する光源駆動回路と、 前記増幅手段の出力のレベルを判定し、その判定結果に
    応じて前記増幅手段の増幅率を制御する制御信号を出力
    する判定手段とをそなえたことを特徴とする、読取装
    置。
  20. 【請求項20】 前記判定手段が、 前記増幅手段の出力と第1の基準値とを比較する第1の
    比較手段と、 前記増幅手段の出力と、前記第1の基準値とは異なる第
    2の基準値とを比較する第2の比較手段とをそなえ、 前記増幅手段の増幅率が、前記第1の比較手段の出力、
    あるいは前記第2の比較手段の出力に応じて制御される
    ように構成されたことを特徴とする、請求項19記載の
    読取装置。
  21. 【請求項21】 光源をそなえるとともに、前記光源か
    ら照射される光を操作して物品に照射し、物品から反射
    される光を光検出手段により検出して物品上のマークの
    読み取りを行なう読取装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段から出力される電気信号を所定の分
    圧比で分圧する分圧手段と、 前記周囲光検出手段の出力と前記分圧手段の出力とを比
    較し、比較結果に応じて信号を出力する比較手段と、 前記比較手段の出力信号により、前記光源の点灯制御を
    行なう光源駆動回路と、 前記周囲光検出手段の出力のレベルを判定し、その判定
    結果に応じて前記分圧手段の分圧比を制御する制御信号
    を出力する判定手段とをそなえたことを特徴とする、読
    取装置。
  22. 【請求項22】 光源をそなえるとともに、前記光源か
    ら照射される光を操作して物品に照射し、物品から反射
    される光を光検出手段により検出して物品上のマークの
    読み取りを行なう読取装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 スライスレベル信号を発生する信号発生手段と、 前記電気信号と前記スライスレベル信号とを比較し、そ
    の結果に応じた信号を出力する比較手段と、 前記比較手段から出力される信号により、光源の点灯制
    御を行なう光源駆動手段と、 電源投入により計時を開始し、所定時間経過の後、制御
    信号を出力するとともに、前記比較手段の比較結果に応
    じてリセットされる計時手段とをそなえ、 前記計時手段により所定時間経過が検出された場合、前
    記制御信号を前記信号発生手段に送出することにより、
    前記スライスレベル信号のレベルを制御するように構成
    されたことを特徴とする、読取装置。
  23. 【請求項23】 光源をそなえるとともに、前記光源か
    ら照射される光を操作して物品に照射し、物品から反射
    される光を光検出手段により検出して物品上のマークの
    読み取りを行なう読取装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じた電気信
    号を出力する周囲光検出手段と、 予め定められたスライスレベル信号を出力する制御手段
    と、 前記電気信号と前記スライスレベル信号とを比較し、そ
    の結果に応じて制御信号を出力する比較手段と、 前記制御信号により、前記光源の点灯制御を行なう光源
    駆動手段と、 前記制御手段の動作状態を切り換えるスイッチ手段とを
    そなえ、 前記スイッチ手段の操作により動作状態が切り換えられ
    たときに、前記制御手段は前記周囲光検出手段からの電
    気信号のレベルを記憶するとともに、 前記制御手段は、前記記憶された電気信号レベルに基づ
    いてスライスレベル信号を生成するように構成されたこ
    とを特徴とする、読取装置。
  24. 【請求項24】 前記制御手段が、前記周囲光検出手段
    からの電気信号をディジイタル信号で記憶するととも
    に、スライスレベル信号をディジタル信号で生成するよ
    うに構成されるとともに、 前記周囲光検出装置からの出力信号をディジタル信号に
    変換して、前記制御手段に出力するアナログ−ディジタ
    ル変換手段と、 前記制御手段から出力されたディジタルスライスレベル
    信号を、アナログスライスレベル信号に変換して、前記
    比較手段に出力するディジタル−アナログ変換手段とを
    そなえたことを特徴とする、請求項23記載の読取装
    置。
  25. 【請求項25】 光源をそなえるとともに、前記光源か
    ら照射される光を操作して物品に照射し、物品から反射
    される光を光検出手段により検出して物品上のマークの
    読み取りを行なう読取装置において、 周囲から入射する光を検出し、その光量に応じたアナロ
    グ電気信号を出力する周囲光検出手段と、 前記周囲光検出手段から出力されるアナログ電気信号を
    ディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換手
    段と、 前記ディジタル信号と基準値とを比較し、その結果に応
    じて制御信号を出力する制御手段と、 前記制御手段からの制御信号により、前記光源の点灯制
    御を行なう光源駆動手段とをそなえ、 前記制御手段は更に、前記ディジタル信号のレベルを調
    べ、前記ディジタル信号が予め設定された上限値より大
    きい場合、あるいは予め設定された下限値より小さい場
    合、前記アナログ−ディジタル変換手段のレンジを切り
    換える切換信号を出力するように構成されたことを特徴
    とする、読取装置。
  26. 【請求項26】 光源をそなえるとともに、前記光源か
    ら照射される光を操作して物品に照射し、物品から反射
    される光を光検出手段により検出して物品上のマークの
    読み取りを行なう読取装置において、 周囲から入射する光を検出し、それぞれ異なるレベルの
    電気信号を出力する複数の周囲光検出手段と、 前記それぞれの周囲光検出手段に接続され、前記複数の
    周囲光検出手段のうちのいずれか1つの動作を有効とす
    るスイッチ手段と、 前記周囲光検出手段のうち動作中の周囲光検出手段から
    出力された電気信号を予め設定された基準値とを比較
    し、その結果に応じて制御信号を出力する制御手段と、 前記制御手段からの制御信号により、前記光源の点灯制
    御を行なう光源駆動手段とをそなえ、 前記制御手段は更に、前記電気信号と、それぞれ予め設
    定された上限値、下限値と比較し、その結果に応じて前
    記スイッチのオン/オフを制御する制御信号を出力する
    ことにより、動作すべき周囲光検出手段を選択するよう
    に構成されたことを特徴とする、読取装置。
JP7273319A 1994-11-01 1995-10-20 周囲光検出装置,光源点灯制御装置および読取装置 Expired - Fee Related JP2774955B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7273319A JP2774955B2 (ja) 1994-11-01 1995-10-20 周囲光検出装置,光源点灯制御装置および読取装置
US08/550,839 US5932861A (en) 1994-11-01 1995-10-31 Ambient light detector, light source lighting controlling device, and reader

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-269043 1994-11-01
JP26904394 1994-11-01
JP7273319A JP2774955B2 (ja) 1994-11-01 1995-10-20 周囲光検出装置,光源点灯制御装置および読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08185467A JPH08185467A (ja) 1996-07-16
JP2774955B2 true JP2774955B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=26548589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7273319A Expired - Fee Related JP2774955B2 (ja) 1994-11-01 1995-10-20 周囲光検出装置,光源点灯制御装置および読取装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5932861A (ja)
JP (1) JP2774955B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4356144B2 (ja) * 1999-07-15 2009-11-04 富士通株式会社 二値化回路及びコード読取装置
US6469289B1 (en) 2000-01-21 2002-10-22 Symagery Microsystems Inc. Ambient light detection technique for an imaging array
US6555966B2 (en) * 2001-05-25 2003-04-29 Watt Stopper, Inc. Closed loop lighting control system
US6617560B2 (en) 2001-05-30 2003-09-09 Watt Stopper, Inc. Lighting control circuit including LED for detecting exposure to radiation
US6614013B2 (en) 2001-05-30 2003-09-02 Watt Stopper, Inc. Illumination management system
US7068861B2 (en) * 2001-09-04 2006-06-27 Renaissance Learning, Inc. Device and method for inspecting markings
US7164110B2 (en) * 2001-10-26 2007-01-16 Watt Stopper, Inc. Diode-based light sensors and methods
US6885300B1 (en) 2002-06-05 2005-04-26 The Watt Stopper, Inc. Broad field motion detector
US7079456B2 (en) * 2002-07-04 2006-07-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical recording head capable of correcting spherical aberration
US7122976B1 (en) * 2002-09-25 2006-10-17 The Watt Stopper Light management system device and method
US7436132B1 (en) * 2002-09-25 2008-10-14 The Watt Stopper Inc. Multi-way sensor switch
US6888323B1 (en) 2002-09-25 2005-05-03 The Watt Stopper, Inc. Light management system device and method
US7015849B2 (en) * 2002-11-08 2006-03-21 Olympus Corporation Control circuit
JP2005123723A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Fuji Photo Film Co Ltd 画像読取装置
US7190126B1 (en) * 2004-08-24 2007-03-13 Watt Stopper, Inc. Daylight control system device and method
US20070051812A1 (en) * 2005-08-24 2007-03-08 Intermec Ip Corp. Method and apparatus employing imaging and/or scanning for reading machine-readable symbols such as barcode symbols
US7297929B2 (en) * 2006-03-15 2007-11-20 Honeywell International, Inc. Light sensor and processor incorporating historical readings
CN101558588A (zh) * 2006-11-30 2009-10-14 皇家飞利浦电子股份有限公司 固有通量检测
US20090232419A1 (en) * 2008-03-13 2009-09-17 Renaissance Learning, Inc. System for detecting markings
JP5853521B2 (ja) * 2011-09-14 2016-02-09 株式会社リコー 画像形成装置及び電力制御方法
US9271375B2 (en) 2013-02-25 2016-02-23 Leviton Manufacturing Company, Inc. System and method for occupancy sensing with enhanced functionality
JP6630511B2 (ja) * 2015-07-31 2020-01-15 理想科学工業株式会社 画像読取装置
US9753060B2 (en) 2015-08-28 2017-09-05 Stmicroelectronics (Research & Development) Limited Apparatus with device with fault detection protection
JP6769141B2 (ja) * 2016-07-06 2020-10-14 セイコーエプソン株式会社 回路装置、物理量検出装置、電子機器及び移動体

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4970379A (en) * 1987-04-30 1990-11-13 Norand Corporation Bar code scanner system and scanner circuitry therefor
JPH01175685A (ja) * 1987-12-29 1989-07-12 Tohoku Ricoh Co Ltd バーコード読取装置の分解能調整方法
US5003288A (en) * 1988-10-25 1991-03-26 Nartron Corporation Ambient light sensing method and apparatus
US5015831A (en) * 1988-11-07 1991-05-14 Photographic Sciences Corporation Scan modules for bar code readers and the like in which scan elements are flexurally supported
JPH065549B2 (ja) * 1989-12-20 1994-01-19 株式会社ピーエフユー バーコード読取方式
US5239295A (en) * 1990-04-16 1993-08-24 Motorola, Inc. Serial light interface which also functions as an ambient light detector
US5115120A (en) * 1990-06-26 1992-05-19 Photographic Sciences Corporation Scan modules for bar code readers and in which scan elements are flexurally supported
US5260553A (en) * 1990-09-17 1993-11-09 Metrologic Instruments, Inc. Automatic hand-supportable laser bar code symbol scanner and method of reading bar code symbols using the same
US5291884A (en) * 1991-02-07 1994-03-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Apparatus for measuring a blood parameter
US5349172A (en) * 1992-02-27 1994-09-20 Alex Roustaei Optical scanning head
US5296695A (en) * 1992-09-30 1994-03-22 Harris Corporation Dual feedback path linearization of current modulated laser with dual amplifier circuit
JP2790401B2 (ja) * 1992-12-03 1998-08-27 アルプス電気株式会社 バーコードスキャナの感度調整方法
JP3235249B2 (ja) * 1992-12-18 2001-12-04 株式会社デンソー 光学的情報読取り装置
US5299212A (en) * 1993-03-10 1994-03-29 At&T Bell Laboratories Article comprising a wavelength-stabilized semiconductor laser
JP2774914B2 (ja) * 1993-04-02 1998-07-09 富士通株式会社 レーザ点灯制御装置
JP3144736B2 (ja) * 1993-08-10 2001-03-12 富士通株式会社 周囲光検出装置および同周囲光検出装置を用いたバーコードリーダ用レーザ点灯制御装置
JPH0793459A (ja) * 1993-09-28 1995-04-07 Tec Corp 2次元コードスキャナ
US5406173A (en) * 1993-12-10 1995-04-11 The Watt Stopper Apparatus and method for adjusting lights according to the level of ambient light
US5581071A (en) * 1994-12-06 1996-12-03 International Business Machines Corporation Barcode scanner with adjustable light source intensity

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08185467A (ja) 1996-07-16
US5932861A (en) 1999-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2774955B2 (ja) 周囲光検出装置,光源点灯制御装置および読取装置
KR930006797B1 (ko) 물품 검출방법 및 그 장치
US5491330A (en) Ambient light detector, laser lighting control device using the same suitable for bar code reader, and bar code reader
JP3184359B2 (ja) 半導体レーザ制御方法および半導体レーザ制御装置
US8629779B2 (en) Adapting a scanning point of a sample and hold circuit of an optical smoke detector
JPH04334078A (ja) 半導体レーザー制御装置
JPH02144786A (ja) 光出力と走査角を調節できる走査装置及び方法
JP2010206168A (ja) 光センサおよびそれを用いた物体検出装置、ディスク装置
JP2019028013A (ja) 対象物検出装置
KR20070015021A (ko) 광 센서에 의한 검출물 검지 장치 및 검지 방법
TW200939628A (en) Photoelectric sensor
US7809036B2 (en) Pump light control of a lamp-pumped laser
EP1650535B1 (en) Collision detection sensor and method
JP3202699B2 (ja) 光センサの制御方式
KR970011143B1 (ko) 레이저 다이오드의 광량 제어장치 및 그 방법
JP2008062444A (ja) レーザ光量制御装置
JP2002171162A (ja) 光電センサおよび光電センサの感度調整方法
US7222032B2 (en) Laser diode management apparatus and method
JP2971493B2 (ja) バーコード読み取り装置
US6607131B1 (en) Reading method and reader for an optical code
US5844224A (en) Electronic apparatus and method of controlling electronic apparatus
JP3401800B2 (ja) 光電スイッチ
JP3044887B2 (ja) レーザ発光装置とレーザ光走査装置
KR100502650B1 (ko) 인체감지장치
JPH0694449A (ja) 測距センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980414

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080424

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100424

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110424

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110424

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees