JP3235249B2 - 光学的情報読取り装置 - Google Patents

光学的情報読取り装置

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JP3235249B2 JP04006593A JP4006593A JP3235249B2 JP 3235249 B2 JP3235249 B2 JP 3235249B2 JP 04006593 A JP04006593 A JP 04006593A JP 4006593 A JP4006593 A JP 4006593A JP 3235249 B2 JP3235249 B2 JP 3235249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコード等の光学的
情報が記載された読取り対象から光学的情報を読み取る
光学的情報読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の光学的情報読取り装
置として、例えば、図25に示すように、バーコード8
1が印刷されたバーコードラベル82に光を照射するた
めに発光ダイオードをライン状に複数並べた光源83
と、バーコードラベル82からの反射光を、ミラー8
4,絞り85を経由して集光し、後部にバーコードラベ
ル82の映像を結像させるレンズ86と、レンズ86の
結像位置に配設されて、バーコードラベル82の映像を
電気信号に変換する、電荷結合素子(CCD)をライン
状に並べたイメージセンサ(以下、ラインセンサとい
う)87と、手動操作によってバーコード81の読取り
指令を入力するためのトリガスイッチ88と、光源8
3,ラインセンサ87,トリガスイッチ88に接続され
た電子回路基板89とを、手持用のハウジング80内に
一体的に組み込んだバーコード読取り装置90が知られ
ている。
【0003】また電子回路基板89には、図26に示す
ように、ラインセンサ87から出力される微弱なアナロ
グ映像信号を増幅する増幅回路91、増幅回路91にて
増幅されたアナログ映像信号を2値化してデジタル信号
に変換する2値化回路92、2値化回路92から出力さ
れるデジタル信号の幅をカウントすることによりバーコ
ード81のバー,スペースの幅を計測するカウント部9
3、カウント部93からの出力信号に基づきバーコード
81を復元(デコード)し、そのデコード結果を外部端
子94を介して外部に出力するデコード部95、トリガ
スイッチ88の操作によってバーコード81の読取り指
令が入力されると、光源83を起動してバーコードラベ
ル82を照射させると共に、カウント部93,デコード
部95を動作させて、外部端子94からバーコード81
のデコード結果を出力させる制御部96、および、これ
ら各部に電源供給を行う電源回路97等が組み込まれて
いる。
【0004】なお、一般に、カウント部93,デコード
部95,制御部96は、CPU,ROM,RAM等を中
心とするマイクロコンピュータ(ECU)の一処理とし
て実現される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のバーコード読取り装置は、照射光および反射光
の通路となるハウジング80の読取り口80aをバーコ
ードラベル82に当接させてバーコード81を読み取る
いわゆるタッチ式のものであるため、読取り口80aを
バーコードラベル82から離すと、バーコード81を正
確に読み取ることができなかった。
【0006】つまり、こうした従来のバーコード読取り
装置では、読取り口80aをバーコードラベル82に当
接すれば、光源83からバーコードラベル82を経由し
てラインセンサ87に至る光路長が一定となり、しかも
この光路上に外光が入射することはないので、ラインセ
ンサ87に入射する反射光強度は、バーコード81に応
じて変化するものの、略安定している。
【0007】しかし、読取り口80aをバーコードラベ
ル82から離すと、光源83からラインセンサ87に到
達する光路長が長くなり、しかもこの光路上には外光が
入射するので、この光路上での照射光の減衰および外光
による反射光の増加等によって、ラインセンサ87に入
射する反射光強度は使用環境によって大きく変化してし
まう。このため、上記従来のバーコード読取り装置で
は、読取り口80aをバーコードラベル82から離す
と、ラインセンサ87が電気信号に変換する反射光量が
多すぎたり、少なすぎたりして、バーコード81を正確
に読み取ることができなくなるのである。
【0008】また、このように、従来のバーコード読取
り装置においては、読取り口80aをバーコードラベル
82に当接する必要があるので、読取り口80aの口径
W以上の幅を持つバーコードは読み取ることができない
といった問題もある。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、バーコード等の光学的情報が記載された読取り対
象から読取り口を離して、読取り口の口径以上の光学的
情報を正確に読み取ることのできる光学的情報読取り装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の光学的情報読取り装置
は、図1に例示するように、前記読取り対象に光を照射
する光源手段と、前記読取り対象から反射し当該装置の
読取り口から入射してくる所定角度範囲の反射光を集光
して、前記光学的情報を表す情報映像を所定の読取り位
置に結像させる結像用光学系と、前記読取り位置に配設
され、前記情報映像を電気信号に変換する、シャッタ機
能を有する撮像手段と、前記反射光の強度を検出する光
強度検出手段と、前記読取り対象に当該装置が読取り可
能な範囲を表すガイド光を照射する光ガイド手段と、前
光強度検出手段の検出結果に基づき、前記撮像手段の
露光時間を、前記シャッタ機能のシャッタ速度を変更す
ることにより制御する制御手段と、を備え、前記光ガイ
ド手段と前記光源手段とは一つの光源を兼用しているこ
とを特徴としている。
【0011】
【0012】
【0013】また次に請求項に記載の光学的情報読取
り装置は、図1に二点鎖線で示すように、請求項1記載
の光学的情報読取り装置において、当該装置による前記
光学的情報の読取り状態が、前記読取り口を前記読取り
対象へ接触させた接触読みであるか、前記読取り口を前
記読取り対象から離した非接触読みであるかを判定する
読取り状態判定手段を備え、前記制御手段が、前記光強
度検出手段の検出結果と前記読取り状態判定手段の判定
結果とに基づき、前記露光時間又は前記露光時間と前記
発光量とを制御することを特徴としており、請求項
記載の光学的情報読取り装置は、この請求項に記載の
光学的情報読取り装置において、前記読取り状態判定手
段を、前記光源手段から光を照射した際に前記読取り対
象から反射してくる反射光の波長を検出する波長検出手
段と、該検出された反射光の波長から、該反射光が前記
光源手段が照射した光による反射光であるか、外来光を
含む反射光であるかを判定する波長判定手段と、により
構成してなることを特徴としている。
【0014】また請求項に記載の光学的情報読取り装
置は、請求項に記載の光学的情報読取り装置におい
て、前記読取り状態判定手段が、前記光強度検出手段か
ら、前記光源手段から光を照射した際の反射光強度と前
記光源手段から光を照射していないときの反射光強度と
を各々読み込み、これら各反射光強度の比に基づき、前
記光学的情報の読取り状態を判定することを特徴とし、
さらに請求項に記載の光学的情報読取り装置は、請求
に記載の光学的情報読取り装置において、前記読取
り状態判定手段が、前記光ガイド手段が前記ガイド光を
照射した際に前記撮像手段から出力される電気信号に基
づき、該ガイド光の照射によって生じる反射光の幅を検
出する反射光幅検出手段を備え、該検出した反射光の幅
に基づき前記光学的情報の読取り状態を判定することを
特徴としている。
【0015】
【0016】
【作用および発明の効果】上記のように構成された請求
項1に記載の光学的情報読取り装置においては、光源手
段が読取り対象に光を照射し、結像用光学系が、読取り
対象から反射してくる反射光を集光して、撮像手段上
に、光学的情報を表す情報映像を結像させ、シャッタ機
能を有する撮像手段が、その情報映像を電気信号に変換
する。
【0017】また、結像用光学系は、当該装置の読取り
口から入射してくる所定角度範囲の反射光を集光して撮
像手段上に情報映像を結像させるため、読取り口と読取
り対象とを離せば光学的情報の読取り可能範囲が増大す
る。
【0018】一方、読取り口と読取り対象とを離すと、
その距離や外光等によって撮像手段に入射される反射光
強度が大きく変化するが、当該光学的情報読取り装置で
は、光強度検出手段が反射光の強度を検出し、制御手段
がその検出結果に基づき撮像手段の露光時間をシャッタ
機能のシャッタ速度を変更することにより制御するた
め、撮像手段が映像情報を電気信号に変換するための反
射光量を常に安定させることができる。
【0019】従って、読取り口を読取り対象に接触させ
ることなく光学的情報を読み取ることができるようにな
り、しかも読取り口と読取り対象とを離せば離すほど光
学的情報の読取り可能範囲を増大できるので、読取り口
の口径に制限されることなく広範囲な光学的情報を読み
取ることができる。更に、上記のように読取り口を読取
り対象から離して光学的情報を読み取る際に、使用者に
対して、当該装置が読取り可能な範囲を案内することが
でき、操作性を向上できる。 そして、請求項1に記載の
光学的情報読取り装置においては、光ガイド手段と光源
手段とは一つの光源を兼用しているため、ガイド光によ
り読取り可能範囲を案内することができるにもかかわら
ず、装置構成を通常の光学的情報読取り装置と同様にす
ることができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】一方、請求項に記載の光学的情報読取り
装置においては、読取り状態判定手段が、当該装置によ
る光学的情報の読取り状態が、読取り口を読取り対象へ
接触させた接触読みであるか、あるいは読取り口を読取
り対象から離した非接触読みであるかを判定し、制御手
段が、光強度検出手段の検出結果とこの読取り状態判定
手段の判定結果とに基づき、撮像手段の露光時間や、発
光手段あるいは発光手段と光ガイド手段との発光量を制
御する。従って、反射光強度が略安定した接触読みの場
合と、反射光強度が大きく変化する非接触読みの場合と
で、制御手段の制御動作を切り換えることができ、撮像
手段が映像情報を電気信号に変換する際の反射光量を効
率よく制御することができる。
【0024】つまり、接触読みの場合、反射光強度は安
定しているため、露光時間や発光量は当該装置の特性に
応じた所定値に制御すればよく、反射光強度の検出,露
光時間の算出,発光量の算出といった制御動作は不要で
あるが、請求項1の光学的情報読取り装置では、光学的
情報の読取り状態を判定できないため、常にこうした制
御動作を実行しなければならない。
【0025】しかし、当該光学的情報読取り装置では、
読取り状態判定手段が光学的情報の読取り状態を判定す
るため、接触読みである場合に、反射光強度の検出,露
光時間の算出,発光量の算出といった制御動作を行うこ
となく、露光時間や発光量を設定することができる。こ
のため、当該光学的情報読取り装置によれば、光学的情
報の読取り状態が接触読みである場合の制御動作を簡素
化して、光学的情報の読取り速度を向上することができ
るのである。
【0026】次に、請求項乃至請求項の光学的情報
読取り装置は、請求項における読取り状態判定手段を
より具体化したものであり、請求項に記載の装置で
は、波長検出手段が、光源手段から光を照射した際に読
取り対象から反射してくる反射光の波長を検出し、波長
判定手段が、その検出波長から、反射光が、光源手段が
照射した光による反射光であるか、外来光を含む反射光
であるかを判定する。
【0027】つまり、光学的情報の読取り状態が接触読
みであれば、反射光は光源手段が照射した光の波長と一
致し、逆に光学的情報の読取り状態が非接触読みであれ
ば、反射光は光源手段が照射した光と異なる波長を含む
ため、請求項に記載の装置では、反射光の波長が光源
手段が照射した光の波長と一致しているか否かによって
光学的情報の読取り状態を判定するのである。
【0028】また請求項に記載の装置では、光強度検
出手段から、光源手段から光を照射した際の反射光強度
と光源手段から光を照射していないときの反射光強度と
を各々読み込み、これら各反射光強度の比に基づき、光
学的情報の読取り状態を判定する。
【0029】つまり、光学的情報の読取り状態が接触読
みであれば外光の影響をほとんど受けないため、上記光
源手段から光を照射していないときの反射光強度は略0
となり、各反射光強度の比は無限大となるが、光学的情
報の読取り状態が非接触読みであれば、外光の影響を必
ず受け、上記各反射光強度の比は、接触読みの場合より
必ず小さくなるため、請求項に記載の装置では、上記
各反射光強度の比が一定値以上か否かによって光学的情
報の読取り状態を判定するのである。
【0030】従って、請求項に記載の装置によれば、
請求項に記載の装置のように波長検出手段を設ける必
要がなく、装置構成を簡素化できる。また次に、請求項
に記載の装置では、反射光幅検出手段によって、光ガ
イド手段がガイド光を照射した際に撮像手段から出力さ
れる電気信号に基づき、ガイド光の照射によって生じる
反射光の幅を検出し、その検出した反射光の幅に基づき
光学的情報の読取り状態を判定する。
【0031】つまり、本発明の光学的情報読取り装置で
は、読取り口を読取り対象から離せば離すほど、光学的
情報の読取り可能範囲を拡大できるが、この場合、光ガ
イドから照射したガイド光も読取り対象上で拡がる。従
って、撮像手段上に結像される映像情報の内、ガイド光
に対応した反射光強度の高い部分は、接触読みの場合と
非接触読みの場合とで異なり、非接触読みの方が広くな
る。そこで、請求項に記載の装置では、このガイド光
に対応した反射光強度の高い部分の幅を撮像手段から出
力される電気信号に基づき検出して、その幅が接触読み
の場合の幅(一定幅となる)と一致しているか否かを判
定することにより、光学的情報の読取り状態を判定する
のである。
【0032】従って、この請求項に記載の装置におい
ても、請求項に記載の装置のように波長検出手段を設
ける必要がなく、装置構成を簡素化できる。なお、光学
的情報の読取り状態は、請求項乃至請求項に記載の
装置以外でも判定できる。
【0033】つまり、例えば、読取り口の先端に読取り
対象に接触した際に導通するスイッチを設け、このスイ
ッチのオン・オフ状態を判定するようにしても、光学的
情報の読取り状態を判定できる。
【0034】また、例えば、光強度検出手段から一定強
度の光を照射させ、その時の反射光強度を検出して、反
射光強度が所定範囲内にあるか否かを判定することによ
っても、光学的情報の読取り状態を判定することができ
る。即ち、接触読みの場合には、反射光強度は光学的情
報により変化するものの、略安定した所定範囲内とな
り、逆に非接触読みの場合には、反射光強度はこの所定
範囲内から大きく外れるため、単に反射光強度が所定範
囲内にあるか否かを判定することによっても、光学的情
報の読取り状態を判定することはできる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図2に示すように、本実施例のバーコード読取り装
置は、図25に示した従来の装置と同様、バーコード1
が印刷されたバーコードラベル2に光を照射するための
光源3、バーコードラベル2からの反射光を、ミラー
4、絞り5を経由して集光し、後部にバーコードラベル
2の映像を結像させるレンズ6、レンズ6の結像位置に
配設されて、バーコードラベル2の映像を電気信号に変
換するラインセンサ7、および信号処理用の電子回路基
板10を備える他、当該装置をバーコードラベル2に接
触させてバーコード1を読み取る接触読み(以下,タッ
チ読みという)でも、またバーコードラベル2から離し
て読み取る非接触読み(以下,アンタッチ読みという)
でも、バーコード1を正確に読み取ることができるよう
に、バーコードラベル2からの反射光に含まれる光の波
長を検出する波長検出器8、およびバーコードラベル2
にバーコード1の読取り可能範囲を示すガイド光を照射
する光ガイド9を備えている。そしてこれら各部は、ハ
ウジング20内に一体的に組み込まれている。
【0039】次に、ハウジング20は、図3に示すよう
に、ヘッド部11と保持部12とから首曲り形状になっ
ている。そして、ハウジング20のヘッド部11は、先
端が読取り口14として開口されており、その上面に
は、バーコード1の読取り結果等を表示する表示パネル
15や、使用者に対して各種警告を与えるための警告ラ
ンプや警告ブザーを備えた警告装置16が設けられ、そ
の側面には、電源スイッチ17や、読取り指令を入力す
るためのトリガスイッチ18が設けられている。またハ
ウジング20の保持部12の上面には、バーコード1の
読取り条件等を入力するための操作パネル19が設けら
れている。
【0040】またこのハウジング20は、アンタッチ読
みを行う際に、バーコードラベル2と読取り口14との
距離や読取り口14の方向を、バーコード1の大きさに
合わせて目視で設定できるように、ヘッド部11の外壁
が、レンズ6がミラー4および絞り5を介して集光可能
な角度範囲、つまりラインセンサ7にてバーコード1を
読取り可能な角度範囲に沿って傾斜されており、その周
囲からは、目視を妨げることのないように、突起が取り
除かれている。
【0041】またこのハウジング20は、上記のように
ヘッド部11と保持部12とから構成されているが、こ
の2つの部位を分ける部分(図2に示す保持点A)は、
他の部分と比較して著しく細く形成されている。これ
は、使用者がハウジング20を保持してバーコード1の
読取り作業を行う場合に、使用者が、保持点Aにて、手
掌側の母指基節部と手掌側の指指基節部とで簡単にハウ
ジング20を保持することができ、また自然にその点を
保持するようにするためである。
【0042】そして、この保持点Aを基準とした重量配
分は、使用者が保持点Aを保持した場合にヘッド部11
が上方に向き易くなるよう、ヘッド部11と保持部12
の重量比が同じか、保持部12の方が重くなるようにさ
れている。
【0043】つまり本実施例のように、ハウジング20
をヘッド部11と保持部12とから首曲り形状にした場
合、バーコードラベル2が水平に配設されている状態で
は、タッチ読みでもアンタッチ読みでも操作性は変わら
ないが、バーコードラベル2が垂直に配設されている状
態では、アンタッチ読みを行う際に、ハウジング20を
保持しながら、読取り口14を手首を曲げて対象物に向
ける必要があり、読取り口14をバーコードラベル2に
当接できるタッチ読みに比べて操作性が悪いため、本実
施例では、保持点Aを中心とする重量配分を上記のよう
に設定することにより、読取り口14が垂直方向に向き
易くなるようにしている。
【0044】次に、このハウジング20内に設けられた
上記各部の構成および動作について説明する。まず、光
源3は、発光波長が660nmのチップ状の発光ダイオ
ード(例えばシチズン電子(株)製の発光ダイオード
「商品名:CL−170UR」)を複数個(例えば8
個)、読取り口14の両端側を密にして一列に並べるこ
とによって構成されている。なお、読取り口の両端側を
密にするのは、レンズ6を介してラインセンサ7に入射
される反射光強度が、レンズ6のCOS4 法則によっ
て、その両側程に低くなるので、これを補正するためで
ある。
【0045】次にミラー4は、バーコードラベル2から
の反射光を絞り5の方向に導くためのものである。つま
り、本実施例のバーコード読取り装置は、ヘッド部11
と保持部12とにより首曲り形状になっているので、こ
のミラー4によって光路を変換するのである。
【0046】また、絞り5は、ミラー4によって光路変
換された反射光量を絞ってレンズ6に導くためのもので
あるが、本実施例のバーコード読取り装置は、タッチ読
みとアンタッチ読みとを合わせて行うため、レンズ6の
焦点深度を深くする必要がある。そこで、本実施例で
は、そのスリット形状を、幅0.6mm、長さ1.7m
mの縦長に設定している。つまり、焦点深度を深くする
には、スリット形状を細くすればよいが、単にスリット
形状を細くして絞りを強くしただけでは、通過光量が減
少して、ラインセンサ7への入射光量が低下し、読取り
り性能に悪影響を及ぼすため、本実施例では、スリット
形状を縦長にすることで光量の低下を補っているのであ
る。
【0047】またこの絞り5は、図4に示すように、上
記のような縦長のスリット5aを、厚さ0.3mmで黒
く着色された黄銅のフィルムに形成し、ABS等の樹脂
で形成したケーシング5bに装着することにより構成さ
れている。つまり本実施例では、スリット5a部分の厚
みを、図4に点線で示す従来装置の厚みに比べて薄く設
定している。このため、図4に一点鎖線で示すように、
スリット5aの通過光量を、点線で示す従来装置に比べ
て増加させることができ、図5に示すように、バーコー
ド1の読み取りをθα,あるいはθβの傾きで行って
も、ラインセンサ7への入射光量を確保でき、良好な読
取りができるようになる。
【0048】次にラインセンサ7には、バーコード1を
読み取る目的から、縦長の画素を幅方向に並べたイメー
ジセンサが使用されている。そしてラインセンサ7の画
素の波長に対する感度特性は、光源3の照射光に対応し
て赤色が最も高くなるように調整されている。なお、こ
のラインセンサ7は、自然光に対しても感度は低下する
ものの実用上問題無い感度特性を持っている。
【0049】また、ラインセンサ7は、各画素の光電変
換効果により生じた電荷の蓄積量を時間で制御すること
のできるシャッタ機能を備えている。つまり、ラインセ
ンサ7は、光が入射すると、各画素の光電効果により入
力光量に応じた電荷が生成され、電荷生成は入射時間に
比例する。そして従来のタッチ式バーコード読取り装置
において使用されているラインセンサでは、この電荷
を、ラインセンサに組み込まれたシフトレジスタや電荷
転送回路によって順次転送し、外部に出力する。
【0050】しかし、この転送は一定の速度でなされる
ため、本実施例のようにアンタッチ読みを行う場合に
は、外光強度が大きいとき、外光によって、転送時間内
に画素の電荷が飽和してしまい、その出力信号は意味の
無いものとなってしまう。そこで本実施例では、ライン
センサ7に外部からの制御信号によって、各画素の走査
インタバルの開始時には電荷が放電するような回路を閉
じておいて、ある時間(すなわちシャッタ制御時間)が
経過したら同回路を開き、電荷生成を開始させることの
できる、いわゆるシャッタ機能付のラインセンサを使用
するのである。
【0051】なお、こうしたイメージセンサとしては、
例えば、長さ200μm,ピッチ14μmのホトダイオ
ードからなり、画素数2048bitの、日立(株)製
のイメージセンサ「商品名:HE98144」等を使用
することができる。
【0052】次に、波長検出器8は、図6に示すよう
に、R(赤),G(緑),B(青)の各波長毎に図7に
示すようなピーク感度を持つ3つのフォトダイオードD
R,DG,DBからなるカラーセンサ(例えばシャープ
(株)製のカラーセンサ「商品名:PD170V1」)
8aと、各フォトダイオードDR,DG,DBからの出
力信号を補正する3つの対数圧縮回路8bとから構成さ
れており、図2に示すように、絞り5の下方に配設され
ている。
【0053】なお、対数圧縮回路8bは、各フォトダイ
オードDR,DG,DBの検出感度が、図7に示すよう
に、入射光強度に対して指数関数的に変化するので、そ
の検出信号を入射光強度に対応した電圧値に補正するた
めに設けられており、図6(b)に示すように、帰還経
路にトランジスタTR1が接続されたオペアンプOP1
により構成されている。
【0054】次に、光ガイド9は、例えば発光波長が6
60nm,光強度が700mcdの一対の高輝度発光ダ
イオード(例えば東芝(株)製発光ダイオード「商品
名:TLRA190P)からなり、図2に示すように、
出射したガイド光がバーコードラベル2上でバーコード
1の読取り可能範囲の両端で円状の光スポット9aを形
成するように、光軸を調整して絞り5の両側に固定され
ている。即ち、この光ガイド9は、アンタッチ読みを行
う際の読取り有効範囲を光スポット9aにて知らせるた
めに設けられている。
【0055】次に、電子回路基板89には、図8に示す
ように、ラインセンサ7から出力される微弱なアナログ
映像信号を増幅する増幅回路22、増幅回路22にて増
幅されたアナログ映像信号を、例えば浮動2値化法等に
より2値化してデジタル信号に変換する2値化回路2
4、2値化回路24から出力されるデジタル信号の幅を
カウントすることによりバーコード1のバー,スペース
の幅を計測するカウント部26、カウント部26からの
出力信号に基づきバーコード1を復元(デコード)し、
そのデコード結果を外部端子28を介して外部に出力す
るデコード部30、増幅回路22にて増幅されたアナロ
グ映像信号を、ラインセンサ7の1走査周期毎に積分し
てその平均受光光量を検出する積分回路32、積分回路
32からの平均受光光量を表す検出信号をデジタルデー
タに変換するA/D変換器34、波長検出器8からの検
出信号をデジタルデータに変換するA/D変換器36、
A/D変換器36のA/D変換結果に基づきバーコード
1の読取り状態がタッチ読みであるかアンタッチ読みで
あるかを判定する判定部38、光源3および光ガイド9
の発光量とラインセンサ7のシャッタスピードとを制御
する光源制御部40と、判定部38の判定結果およびA
/D変換器34のA/D変換結果に基づき光源制御部4
0の制御量を演算する演算部42、トリガスイッチ18
の操作によってバーコード1の読取り指令が入力される
と上記各部を起動してデコード部30からデコード結果
を出力させると共に、デコード結果に異常がある場合に
は、警告装置16を動作させて使用者にその旨を報知す
る操作制御部44、上記各部に電源供給を行う電源回路
46等が組み込まれている。
【0056】そして、カウント部26,デコード部3
0,A/D変換器34,A/D変換器36,判定部3
8,光源制御部40,演算部42および操作制御部44
は、CPU,ROM,RAM等を中心とするマイクロコ
ンピュータ(ECU)の一処理として実現される。な
お、このマイクロコンピュータ(ECU)には、例えば
三菱電機(株)製のA/Dコンバータ内蔵型ワンチップ
マイクロコンピュータ「商品名:M37700」等が使
用できる。
【0057】また、上記2つのA/D変換器34,36
は、実際には、マイクロコンピュータに内蔵された一つ
のA/D変換器を時分割して使用することによって実現
される。なお本実施例において、このA/D変換器は、
8〜12bitの分解能があれば良い。
【0058】次に、積分回路32は、増幅回路22にて
増幅されたアナログ映像信号をラインセンサ7の1走査
周期に積分してその平均受光光量を検出するためのもの
であるため、ラインセンサ7の1走査周期時間に対応し
た時定数を持った、抵抗RとコンデンサCからなるLP
F(ローパスフィルタ)が使用されている。なお、この
積分回路32には、オペアンプを使用したアクティブフ
ィルタ等を使用することもできる。
【0059】また一般に、マイクロコンピュータに内蔵
されるA/D変換器は、その分解能からいっても逐次比
較型のA/D変換器であることが多く、こうした逐次比
較型のA/D変換器は、その変換動作中に入力レベルが
変動した場合に変換データを保証できないため、高速に
走査されるラインセンサ7の平均受光光量をA/D変換
するA/D変換器34の前段には、サンプルホールド回
路として知られる電圧保持回路を設けることが多いが、
本実施例ではA/D変換器34の前段にこうしたサンプ
ルホールド回路を設けていない。
【0060】これは、A/D変換器34には、積分回路
32がバーコードによって変動する信号を平均化してい
るため、サンプルホールド回路と似たような作用を行っ
ており、A/D変換器34の変換速度が十分に速いもの
であればサンプルホールド回路を必要としないからであ
る。従って、A/D変換器34の変換速度が遅い場合に
は、その前段にサンプルホールド回路を設ける必要があ
る。
【0061】次に、上記のようにマイクロコンピュータ
(ECU)の一処理として実現される上記各部の動作に
ついて、図9乃至図15を用いて説明する。まず図9
は、マイクロコンピュータ(ECU)にてバーコード1
の読み取りのために繰返し実行されるメインルーチンを
表すフローチャートである。
【0062】図9に示すように、このメインルーチンが
起動されると、まずステップ110にて、トリガスイッ
チ18がオンされたか否か、つまり使用者がバーコード
1の読取り指令を入力したか否かを判断し、トリガスイ
ッチ18がオンされるまでの間はこのステップ110を
繰返し実行する。
【0063】そして、ステップ110において、トリガ
スイッチ18がオンされたと判断されると、続くステッ
プ120に移行して、光源3および光ガイド9の発光量
(光源光量)とラインセンサ7のシャッタスピードとを
共に最大値に設定する初期化の処理を行い、続くステッ
プ130にて、光源3を上記設定した発光量にて点滅さ
せる処理を行い、続くステップ140にて、光源3の消
灯時に光ガイド9を上記設定した発光量にてフラッシュ
させる処理を行う。なお、このように光源3および光ガ
イド9を交互に発光させるのは、消費電力を抑えるため
である。
【0064】こうして光源3および光ガイド9の交互点
滅駆動を開始すると、続くステップ150に移行して、
バーコード1の読取り状態を判定して当該装置の動作モ
ードを自動設定するモード設定処理を行い、続くステッ
プ160にて、その設定された動作モードに従い、光源
3,光ガイド9の発光量およびラインセンサ7のシャッ
タスピードを制御する光量制御処理を行う。そして、最
後に、ステップ170にて、2値化回路24からの出力
信号に基づき、バーコード1をデコードするデコード処
理を行い、再度ステップ110に移行する。
【0065】次に、図10は、ステップ150で実行さ
れるモード設定処理を表すフローチャートである。図1
0に示すように、このモード設定処理では、まずステッ
プ210にて、波長検出器8からA/D変換器36を介
して入力されるバーコードラベル2からの反射光の各色
(赤,緑,青)のレベルを表す色データ(Rデータ,G
データ,Bデータ)を入力する。そして、続くステップ
220にて、この入力した各色データを用いて、光源3
の照射光に対応したRデータに対するGデータおよびB
データの比率X1, X2(=G/R,B/R)を算出
し、続くステップ230にて、この算出結果X1, X2
を、補正係数を乗じることにより補正する。
【0066】つまり、波長検出器8は、図7に示した分
光感度特性図からも判るように、各波長に対する相対感
度にばらつきがあるため、このステップ230におい
て、上記求めた比率X1,X2に予め設定された補正係
数(例えば、比率X1 に対して0.25)を乗じるこ
とにより、R(赤)の入射光強度に対するG(緑),B
(青)の入射光強度の比率X1 ,X2 を正確に求め
る。
【0067】こうしてステップ230にて上記各比率X
1,X2が補正されると、今度は、これら各比率X1,
X2のいずれかが予め設定された所定値(例えば0.
3)未満であるか否かを判断する。そして、このステッ
プ240にて、肯定判断された場合には、反射光は外光
の影響を受けていないと判断して、続くステップ250
に移行し、上記ステップ210で入力したRデータか
ら、反射光のR(赤)レベルは大きいか否かを判断す
る。
【0068】そして、このステップ250にて、R
(赤)レベルが大きいと判断されると、バーコード1の
読み取りがタッチ読みにより行われていると判断して、
ステップ260にて、動作モードとしてTモードを設定
して当該処理を終了する。
【0069】また逆に、ステップ250にて、R(赤)
レベルが小さいと判断されると、バーコード1の読み取
りが、外光の影響を受けない薄暗い場所で、アンタッチ
読みにより行われていると判断して、ステップ270に
て、動作モードとしてSモードを設定し、当該処理を終
了する。
【0070】一方、ステップ240にて、否定判断され
た場合には、反射光に外光が含まれており、バーコード
1の読み取りが外光の影響を受ける明るい場所でアンタ
ッチ読みにより行われていると判断して、ステップ28
0にて、動作モードとしてNモードを設定し、当該処理
を終了する。
【0071】次に図11は、上記モード設定処理にて、
Tモードが設定された場合に実行される光量制御処理を
表している。図11に示すように、この処理が開始され
ると、まずステップ310にて、Tモードではバーコー
ド1の読み取りがタッチ読みにより行われており、光ガ
イド9による読取り可能範囲の案内は不要であるため、
光ガイド9を消灯させる。次にステップ320では、タ
ッチ読みの場合、反射光強度は略一定であるため、ライ
ンセンサ7のシャッタスピードを予め設定された標準値
に設定する。そして、続くステップ330では、上記ス
テップ310にて光ガイド9を消灯しており、消費電力
抑制のために光源3を点滅させる必要はないので、光源
3を予め設定された標準の発光量にて連続発光させ、当
該処理を終了する。
【0072】また次に図12は、上記モード設定処理に
て、Sモードが設定された場合に実行される光量制御処
理を表している。図12に示すように、この処理が開始
されると、まずステップ410にて、Sモードでは薄暗
い場所でのアンタッチ読みが行われているため、光ガイ
ド9をフラッシュさせ、続くステップ420にて、ライ
ンセンサ7にて光電変換される光量を増大させるために
シャッタスピードを低下させて、続くステップ430に
て光源3を点滅させる。
【0073】なお、このようにSモードでは、光ガイド
9と光源3とを交互に動作させるので、ステップ430
にて、光源3を点滅する際には、その点灯タイミングを
ラインセンサ7の走査タイミングと同期させることによ
り、ラインセンサ7において光源3から光を照射した際
にバーコードラベル2から反射してくる反射光を電気信
号に変換できるようにしている。
【0074】また本実施例では、上記ステップ410の
処理によって、光ガイド9をフラッシュさせているが、
Sモードの場合、薄暗い場所でバーコード1の読み取り
を行っているため、光源3による光量のみでも、光ガイ
ド9としての機能を果たすことができる。従って、Sモ
ードの場合には、光ガイド9は必ずしもフラッシュさせ
る必要はなく、上記ステップ410の処理を実行しない
ようにしてもよい。
【0075】一方図13は、上記モード設定処理にて、
Nモードが設定された場合に実行される光量制御処理を
表している。図13に示すように、この処理が開始され
ると、まずステップ510にて、上記ステップ130お
よびステップ140の処理と同様に、光源3および光ガ
イド9を交互に点滅させる。なお、このステップ510
では、光源3は最小の発光量にて点滅させ、光ガイド9
は最大の発光量にてフラッシュさせる。また光源3の点
灯タイミングは、ラインセンサ7の走査タイミングと同
期させている。
【0076】次にステップ520では、積分回路32か
らA/D変換器34を介して、ラインセンサ7の平均受
光光量を入力し、続くステップ530では、ステップ5
20で入力したラインセンサ7の平均受光光量が所定値
以上か否かを判断し、所定値以上であれば当該処理を終
了する。なお、この処理が開始された直後には、光源3
の発光量は最小に設定され、しかもラインセンサ7のシ
ャッタスピードは最大に設定されているため、ラインセ
ンサ7が飽和することはなく、ステップ530では必ず
否定判断される。
【0077】次にステップ530にて、ラインセンサ7
の平均受光光量が所定値以上でないと判断された場合に
は、ステップ540にて、ラインセンサ7のシャッタス
ピードは所定値以下となっているか否かを判断する。そ
してシャッタスピードが所定値以下になっていなけれ
ば、ステップ550にて、シャッタスピードを所定速度
だけ減少させ、再度ステップ520に移行する。また、
逆にシャッタスピードが所定値以下であれば、ステップ
560にて、光源3の発光量を所定量だけ増加させて、
再度ステップ520に移行する。
【0078】すなわち、Nモードでは、バーコード1の
読み取りが、反射光に外光が含まれる明るい場所で、ア
ンタッチ読みにより行われているため、反射光強度の幅
(ダイナミックレンジ)が非常に大きい。このため、ラ
インセンサ7にてバーコード1を正確に読み取るには、
ラインセンサ7のシャッタスピードと光源3の発光量と
を連動させて、ラインセンサ7が光電変換する受光光量
を最適値に制御する必要がある。
【0079】そして、積分回路32から出力されるライ
ンセンサ7の受光光量を表す検出信号(電圧)Voは、
光源3の駆動電流ixに対してその発光量がどのように
変化するかを表す照射光光量関数Lf(ix)と、光ガ
イド9の駆動電流igに対してその発光量がどのように
変化するかを表す発光光量関数Gf(ig)と、ライン
センサにおける光一信号変換定数δと、バーコードラベ
ルの反射率Bpcs と、外光(自然光)照度N1と、光の
伝達損失率Hと、シャッタスピードtに対する遮光関数
Sf(t)とから、以下の数式1のように記述でき、
【0080】
【数1】 Vo=δ×Sf(t)×Bpcs ×H2 (Lf(ix)+Gf(ig))+N1 (但し、Sf(t)は反比例、Lf(ix),Gf(i
g)は正比例) しかも本実施例では、ラインセンサ7の読み取り走査時
に光ガイド9を消灯しているので、検出信号(電圧)V
oを最適値に制御するには、照射光光量関数Lf(i
x)と遮光関数Sf(t)とを制御すればよいことにな
る。
【0081】そこで本実施例では、上記Nモードの光量
制御処理において、ラインセンサ7にて適切な出力を得
るために、シャッタスピードtと光源3の発光量(具体
的には駆動電流ix)を制御しているのである。
【0082】なお、図14に示す順電流−発光強度特性
から明かなように、光源3の発光量とその駆動電流ix
とは直線比例せず、指数関数的に変化するため、上記ス
テップ560で光源3の発光量を制御する際には、この
照射光光量関数Lf(ix)を線形近似したマップを用
いて光源3の駆動電流ixを制御している。
【0083】また、この制御にでは、シャッタスピード
制御を優先的に行い、シャッタスピードが所定値以下に
なった場合にのみ、光源3の発光量を増加させている
が、これは、消費電力を抑えるためである。またこの場
合、シャッタスピードを最小値にしないのは、例えば照
射光量不足によりシャッタスピードを最小値にすると
(つまりラインセンサにおける電荷蓄積時間を長くする
と)、手の振れ等の影響を受ける可能性があり、この影
響を受けた場合、ラインセンサ7上に結像したバーコー
ドの情報映像がぼけてしまい、読取り性能の低下を招く
ためである。
【0084】次に、図15は、上述のステップ170で
実行されるデコード処理を表すフローチャートである。
図15に示すように、このデコード処理では、まずステ
ップ610にて、2値化回路24からの出力信号をカウ
ントすることにより、バーコード1のバー,スペースの
幅を計測し、その計測した幅の組み合わせからバーコー
ド1の情報を復元(デコード)するといった手順で、複
数回バーコード1をデコードする。そして、続くステッ
プ620にて、そのデコード結果が所定のn回以上一致
しているか否かを判断することにより、バーコード1を
正確に読み取ったか否かを判断する。
【0085】そして、このステップ620にて、バーコ
ード1を正確に読み取ったと判断すると、ステップ63
0に移行して、外部端子28からそのデコード結果を表
すデータを出力して、当該処理を終了し、逆にバーコー
ド1を正確に読み取ることができなかったと判断する
と、ステップ640に移行して警告装置16に警告指令
を出力して、当該処理を終了する。
【0086】以上説明したように、本実施例のバーコー
ド読取り装置においては、バーコード1の読取り状態を
判定して、動作モードを設定し、各動作モードに応じ
て、ラインセンサ7が光電変換を行う受光光量が最適値
となるように、光源3,光ガイド9,およびラインセン
サ7のシャッタスピードを制御している。
【0087】このため、本実施例のバーコード読取り装
置においては、読取り口14をバーコードラベル2から
離してバーコード1を読み取るタッチ読みを実現でき、
図2に示すように、読取り口14の口径Wよりも大きな
幅W1のバーコード1を読み取ることができるようにな
る。
【0088】また、本実施例では、バーコード1のタッ
チ読みを行う場合に、光ガイド9をフラッシュさせて、
バーコード1の読取り可能範囲をバーコードラベル2に
表示するため、使用者は読取り可能範囲を簡単に知るこ
とができ、操作性を向上できる。
【0089】またさらに、本実施例では、ヘッド部11
の外壁を読取り可能な角度に沿って傾斜させているた
め、光ガイド9が照射したガイド光が見難くなるような
極めて明るい場所で読取り作業を行う際にも、そのヘッ
ド部11の照準効果によって、読取り口14を所望の位
置に配設することができる。
【0090】ここで上記実施例では、光源3に、LED
チップを一列に並べたものを使用したが、例えば図16
(a)に示すように、複数のLEDチップ52を2列に
配設し、図16(b)に示すように、各列のLEDチッ
プ52の光軸が異なるようにすれば、バーコードラベル
2において一方の列からの照射光が鏡面反射したとして
も、他方の列からの照射光によりバーコード1を読み取
ることができるようになり、読取り性能をより向上する
ことができる。
【0091】なお、この場合、LEDチップ52の総数
は1列配置の場合と比較して、増やしても良いし、ある
いは1列あたりのLEDチップを半減させ、全体で1列
配置の場合と同じにしても良い。また各列のLEDチッ
プ52は、列毎に交互に発光させてもよく、同時に発光
させてもよいが、鏡面反射の影響をより確実に防ぐに
は、列毎に交互に発光させることが望ましく、またデコ
ード処理も、各列毎に行った方がよい。
【0092】また、次に、上記実施例においては、絞り
5に、スリット幅が固定されたものを使用したが、例え
ば図17に示すように、2枚の絞り板55a,55b
と、これら各絞り板55a,55bをスリット56の幅
方向に移動させる圧電素子57a,57bと、これら各
部を一体的に収納するホルダ58とから構成された可変
絞り59を使用することもできる。
【0093】この場合、圧電素子57a,57bを駆動
することにより、スリット56の幅を可変できるので、
ラインセンサ7が光電変換を行う受光光量を絞りによっ
て制御でき、バーコード1の読取り性能をより向上する
ことが可能になる。つまり、上記実施例では、タッチ読
みを行うために焦点深度を深くとる必要から、絞り量を
大きくしたが、これは受光光量を低下させることにな
り、薄暗い場所でタッチ読みを行うSモードの場合に、
ラインセンサ7に充分な光量が確保できない場合が生じ
る。しかし、こうした可変絞り59を使用すれば、絞り
を解放方向に制御することにより、光量を確保すること
ができるため、バーコード1の読取り性能をより向上で
きるのである。
【0094】また次に、上記実施例では、光ガイド9に
光源3と同様の波長の光を照射するものを使用している
ため、例えば消費電力を犠牲にして、光源3と光ガイド
9とを同時に点灯するようにすれば、光スポット9aに
より、バーコード1の両端を照射することができるた
め、レンズ6のCOS4 法則によるバーコード1両側の
受光量低下を補うことができる。
【0095】また、こうしたレンズ6のCOS4 法則に
よる影響から逃れるために、例えば図18に示すよう
に、読取り口14から絞り5に到達する反射光の光路上
に、COS4 法則に従うような遮光特性の遮光板60を
配設するようにしてもよい。この場合、ラインセンサ7
に入射する光量が、その中心から端に行くに従って大き
くなるように遮光されるため、ラインセンサ7に一定し
た反射光を入射させることができるようになる。
【0096】また次に、光源3に高輝度LEDを使用
し、その発光形状を図19(a)に示すようにライン状
に設定すれば、光ガイド9と光源3とを兼用させること
ができる。この場合、図19(b)に示すように、照射
光はライン状になるため、使用者はその形状からバーコ
ード1の読取り可能範囲を知ることができ、しかもハウ
ジング20内部に光源3と光ガイド9とを収納する必要
がないので、組み付け作業や配線を簡素化することがで
きる。
【0097】またさらに、上記実施例では、光ガイド9
に、光スポット9aが円状になる高輝度LEDを使用し
たが、例えば、図20(a)に示すように、ビーム形状
が三角形の高輝度LED62を使用すれば、図20
(b)に示すように、バーコード1の読取り可能範囲を
より判り易く案内できる。なお、こうした高輝度LED
としては、文献「微小発光径を有する660nm GaInP
高出力LED,応用物理学会,平4春29−P−R−
14予稿集」に開示されている、OMRON(株)製の
高輝度LEDを使用すればよい。
【0098】また、このようにバーコード1の読取り可
能範囲をより判り易く案内するために、光ガイド9が照
射するガイド光の波長を、光源3の照射光の波長と異な
る値(例えば緑色の波長)に設定してもよい。
【0099】また、さらに、上記実施例では、一対の光
ガイド9を絞り5の左右に設け、左側の光ガイド9から
は読取り可能範囲の左端を、右側の光ガイド9からは読
取り可能範囲の右端を各々照射するように光軸を調整し
たが、例えば図21に示すように、左側の光ガイド9か
らは読取り可能範囲の右端を、右側の光ガイド9からは
読取り可能範囲の左端を各々照射するように、各光ガイ
ド9の光軸を交差させるようにしてもよい。
【0100】また、上記実施例では、タッチ読みとアン
タッチ読みとを識別するために、波長検出器8としてい
わゆるカラーセンサを使用したが、例えば図22に示す
ように、ラインセンサ7の端に、R(赤),G(緑),
B(青)に対応したカラーフィルタ64を装着し、ライ
ンセンサ7の端の受光素子を波長検出器8として使用す
れば、カラーセンサを特別に設けることなく、波長検出
を行うことができる。なおこの場合、ラインセンサ7の
分光特性が大きく影響するが、カラーフィルタ64の特
性を合わせ込むことにより使用できる。またラインセン
サ7の端部の画素自体に、波長検出器8と同様の特性を
持たせてもよい。
【0101】そして、ラインセンサ7からは、同センサ
を駆動するクロックジェネレータの信号に対応してシリ
アルのアナログ信号として出力されるため、上記のよう
にカラーフィルタ等を用いて、ラインセンサ7自体に波
長検出器8としての機能を持たせた場合には、例えば図
23に示すように、そのクロックジェネレータ66から
の信号に基づきラインセンサ7の走査タイミング制御用
の信号を発生するタイミング生成回路67から、対応す
る画素の出力タイミング信号を取り出し、そのタイミン
グ信号で増幅回路22からの出力信号をサンプルホール
ドするサンプルホールド回路68を設け、このサンプル
ホールド回路68にてホールドした各色に対応する信号
をA/D変換器36に入力するようにすればよい。
【0102】一方、タッチ読みとアンタッチ読みとを識
別するためには、必ずしも反射光の波長を検出する必要
はなく、例えばモード設定処理を図24に示すように実
行することによっても実現できる。
【0103】すなわち、図24に示すように、まず光源
3をオフして(ステップ710)、積分回路32からラ
インセンサ7の平均受光光量VOFを読み込み(ステップ
720)、次に光源3をオンして(ステップ730)、
積分回路32からラインセンサ7の平均受光光量VONを
読み込む(ステップ740)。そして次に、上記各平均
受光光量VON,VOFの比率Bを算出し(ステップ75
0)、その比率Bが基準値REF1より大きいか否かを
判断して(ステップ760)、その比率Bが基準値RE
F1より大きければ、動作モードとしてTモードを設定
する(ステップ770)。
【0104】また次に、上記比率Bが基準値REF1以
下であれば、光源3のオフ時(オン時でもよい)の平均
受光光量VOFが基準値REF2を越えているか否かを判
断し(ステップ780)、平均受光光量VOFが基準値R
EF2を越えていなければ、動作モードとしてSモード
を設定し(ステップ790)、平均受光光量VOFが基準
値REF2を越えていれば、動作モードとしてNモード
を設定する(ステップ800)のである。
【0105】つまり、タッチ読みの場合には、光源3の
オフ時の平均受光光量は略0となるため、比率Bは非常
に大きく(略無限大)なるが、アンタッチ読みの場合に
は、薄暗くても外光の影響を受けるため、比率Bはタッ
チ読みの場合に比べて必ず小さくなる。また、周囲が薄
暗い場合のタッチ読みと、周囲が明るい場合のタッチ読
みとは、平均受光光量VOF(VONでもよい)の大きさで
判定できる。従って、上記のように比率Bと平均受光光
量VOF(又はVON)とからでも、タッチ読みとアンタッ
チ読み、および外光の強さを判定でき、T,S,Nの各
動作モードを設定することができるのである。
【0106】また上記実施例では、図3に示すように、
ヘッド部11および保持部12の周囲には、ゴム,ナイ
ロン等の柔らかい部材からなる衝撃吸収部98a,98
b,98c,98d,98e,98f,98gが設けら
れており、バーコード読取り装置を床面等に落としてし
まった場合でも、当該装置に与える衝撃を吸収できるよ
う、当該装置の形状からして最も早く床面に衝突しそう
な部位に設けられている。
【0107】なお、当該装置底面に設けられたベルト9
9は、操作パネル19を操作する際に操作者の手に当該
装置を保持させるためのものであり、衝撃吸収部98
a,98bは、上記のような衝撃吸収部材として用いら
れるばかりでなく、このベルト99を当該装置に取り付
けるためのリングとしても用いられ、この共用化により
部品点数を削減している。
【0108】さらに、絞り5の縦長スリット5aの形状
としては、上述した図4に示すもの以外に、例えば図3
3に示すように、スリットの先端が光の出射側にのみ切
り欠かれた切り欠き部を有する縦長スリット5a´であ
ってもよい。
【0109】次に、光ガイド9の点消灯制御について説
明する。上記実施例では、Tモード,Nモードの光量制
御の中で光ガイド9の点消灯を制御する点について述べ
たが、上記に限らず、光ガイドの点灯,消灯を以下のよ
うにして行うようにしてもよい。
【0110】すなわち、第1例として、例えば図27に
示すように、ステップ1000においてトリガスイッチ
18がオンされたか否かを判定し、トリガスイッチ18
がオンされているならばステップ1010により光ガイ
ド9を点灯し、オフされたならばステップ1020によ
り光ガイド9を消灯する。
【0111】このようにトリガスイッチ18のオン,オ
フタイミングに同期して光ガイド9を点灯,消灯するよ
うにしてもよい。また、第2例として、例えば図28に
示すように、ステップ1100においてトリガスイッチ
18がオンされたか否かを、トリガスイッチ18がオン
されるまで繰り返し判定する。そして、トリガスイッチ
18がオンされると、ステップ1110において光ガイ
ド9を点滅駆動する。そして、ステップ1120では、
ECU内のデコード部30においてデコードが終了した
か否かを判定し、終了していればステップ1140で光
ガイド9を消灯して、ステップ1100に戻り、トリガ
スイッチ18がオンされるまで待機状態となる。
【0112】しかし、ステップ1120でデコード処理
中であると判定された場合には、ステップ1130に進
んで、デコード処理時間が所定の必要時間以上(タイム
アウト)であるか否かを判定する。この判定の結果、所
定の必要時間内であればステップ1120に進んで再度
上述した判定を行い、所定の必要時間以上経過していれ
ば、デコード失敗ということになるため、ステップ11
40に進んで光ガイド9を消灯させてステップ1200
に戻り、トリガスイッチ18がオンされるまで待機状態
となる。
【0113】このようにバーコード1のデコードタイミ
ングに同期して光ガイド9を点灯,消灯するようにして
もよい。この第2例の変形例として、例えば図29に示
すように、ステップ1200においてトリガスイッチ1
8がオンされたか否かを、トリガスイッチ18がオンさ
れるまで繰り返し判定する。そして、トリガスイッチ1
8がオンされると、ステップ1210において光ガイド
9を点灯する。続いてステップ1220では、デコード
処理を開始させ、ステップ1230では、ECU内のデ
コード部30においてデコードが終了したか否かを判定
し、終了していればステップ1240で光ガイド9を消
灯して、ステップ1200に戻り、トリガスイッチ18
がオンされるまで待機状態となる。
【0114】しかし、ステップ1230でデコード処理
中であると判定された場合には、ステップ1250に進
んで、デコード処理時間が所定の必要時間以上(タイム
アウト)であるか否かを判定する。この判定の結果、所
定の必要時間内であればステップ1220に進んで再度
上述した判定を行い、所定の必要時間以上経過していれ
ば、デコード失敗ということになるため、ステップ12
60に進んで光ガイド9を消灯させる。そして、ステッ
プ1270で再度デコード処理を行わせる。
【0115】この変形例では、バーコード1のデコード
タイミングに同期して光ガイド9を点灯,消灯すると共
に、光ガイド9を点灯させ、その反射光がノイズとなっ
てデコード処理に支障をきたす場合を考慮して、光ガイ
ド9点灯時にデコード処理が失敗した場合には、光ガイ
ド9を消灯させた上で、再度デコード処理を行うように
したものである。
【0116】さらに、第3例として、例えば図30に示
すように、ステップ1300においてトリガスイッチ1
8がオンされたか否かを、トリガスイッチ18がオンさ
れるまで繰り返し判定する。そして、トリガスイッチ1
8がオンされると、ステップ1310において光ガイド
9を点灯する。
【0117】続いてステップ1320では、トリガスイ
ッチ18がオフされたか否かを、トリガスイッチ18が
オフされるまで繰り返し判定し、さらにステップ133
0では、トリガスイッチ18がオンされたか否かを、ト
リガスイッチ18がオンされるまで繰り返し判定する。
以上述べた判定の結果、ステップ1340へ進むと、ス
テップ1340では、光ガイド9を消灯し、その後ステ
ップ1350においてデコード処理が行われる。
【0118】このように、トリガスイッチ18を1回オ
ンして光ガイド9を点灯させ、トリガスイッチをさらに
もう1回オンして光ガイド9を消灯させるという、いわ
ばトリガスイッチ18のオンタイミングに同期して光ガ
イド9を点灯,消灯するようにしてもよい。
【0119】また、第4例として、例えば図31に示す
ように、ステップ1400においてトリガスイッチ18
がオンされたか否かを、トリガスイッチ18がオンされ
るまで繰り返し判定する。そして、トリガスイッチ18
がオンされると、ステップ1410において光源3を点
灯する。続いてステップ1420では、バーを検出した
か否かを判定し、バーを検出していると判定された場合
には、ステップ1430に進んで読取り作動を実行す
る。
【0120】しかし、ステップ1420でバーを検出し
ていないと判定された場合には、ステップ1440に進
んで、トリガスイッチ18のオン,オフ状態を判定す
る。この判定の結果、ステップ1400と同様、以前、
トリガスイッチ18がオンされ続けた状態、つまりは読
取り作動を引き続き行わせようとしている場合には、ス
テップ1450に進んで、デコード処理時間が所定の必
要時間以上(タイムアウト)であるか否かを判定する。
この判定の結果、所定の必要時間内であればステップ1
420に戻って再度上述した判定を行い、所定の必要時
間以上経過していれば、デコード失敗ということになる
ため、ステップ1460に進んで光源3をフラッシュさ
せる。
【0121】続くステップ1470では、再度バーを検
出したか否かを判定し、バーを検出していると判定され
た場合には、ステップ1430に戻って読取り作動を実
行する。しかし、ステップ1470でバーを検出してい
ないと判定された場合には、ステップ1480に進んで
トリガスイッチ18のオン,オフ状態を判定する。この
判定の結果、以前、トリガスイッチ18がオンされ続け
た状態、つまりは読取り作動を引き続き行わせようとし
ている場合には、ステップ1490に進んで、デコード
処理時間が所定の必要時間以上(タイムアウト)である
か否かを判定する。
【0122】この判定の結果、所定の必要時間内であれ
ばステップ1470に戻って再度上述した判定を行い、
所定の必要時間以上経過していれば、デコード失敗とい
うことになるため、ステップ1500に進んで光源3を
消灯して、ステップ1400に戻り、トリガスイッチ1
8がオンされるまで待機状態となる。
【0123】また、ステップ1440,1480のトリ
ガスイッチ18のオン,オフ状態判定の結果、トリガス
イッチ18がオフされた状態、つまりは読取り作動を一
旦止めて読取り可能範囲内にバーコード1がはいってい
るかを確認しようとしている場合には、ステップ151
0に進んで光源3を消灯させる。そして、ステップ15
20で光ガイド9を点灯し、続くステップ1530でト
リガスイッチ18のオン,オフ状態を判定する。
【0124】この判定の結果、トリガスイッチ18がオ
ンの場合、つまりは光ガイド9によってバーコード1が
読取り可能範囲にあることを確認し、読取り作動を再度
行わせようとする場合には、ステップ1410に戻って
上述した処理を再度行う。
【0125】しかし、ステップ1530の判定の結果、
以前トリガスイッチ18がオフ状態である場合には、光
ガイド9の点灯時間が所定時間以上であるか否かを判定
し、所定時間内であればステップ1520に戻って上述
した処理を再度行い、所定時間以上を経過している場合
には、ステップ1550に進んで光ガイド9を消灯させ
る。
【0126】このように、バーコード1のデコード処理
に失敗した場合には、光源3の点灯方法を変化させて再
度デコード処理を行わせるばかりでなく、デコード失敗
の結果、バーコード1が読取り可能範囲内に入っていな
いかもしれないという操作者の危惧を解消すべく、トリ
ガスイッチ18をオフすることにより光ガイド9を点灯
させ、的確に読取り可能範囲内に照準を定めた上で再度
デコード処理を実行させることができる。
【0127】次に、ラインセンサ7の露光時間制御につ
いて説明する。図32に示すように、ステップ1600
においてラインセンサ7からの出力が過大であるか否か
を判定し、過大であると判定された場合には、ステップ
1610に進んで露光時間を1/n倍に短縮して、再度
ステップ1600に戻る。しかし、ステップ1600に
おいてラインセンサからの出力は過大でないと判定され
た場合には、ステップ1620に進んで、ラインセンサ
7の出力が過小であるか否かを判定する。
【0128】この判定の結果、ラインセンサ7の出力が
過小であると判定された場合には、ステップ1630に
進んで露光時間をm倍に延長して、再度ステップ160
0に戻る。しかし、ステップ1620においてラインセ
ンサからの出力は過小でないと判定された場合には、ス
テップ1640に進んで、露光時間を±sにて微調整す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】実施例のバーコード読取り装置の全体構成を表
す一部破断斜視図である。
【図3】実施例のバーコード読取り装置の外観図であ
る。
【図4】実施例の絞りの構成を表す説明図である。
【図5】実施例の絞りによるバーコードの読取り性能を
説明する説明図である。
【図6】実施例の波長検出器の構成を表す電気回路図で
ある。
【図7】実施例の波長検出器に設けられている各フォト
ダイオードによる分光感度特性図である。
【図8】実施例の電子回路基板に組み込まれた信号処理
用の回路構成を表すブロック図である。
【図9】マイクロコンピュータにてバーコード読み取り
のために実行されるメインルーチンを表すフローチャー
トである。
【図10】メインルーチンのステップ150にて実行さ
れるモード設定処理を表すフローチャートである。
【図11】モード設定処理にてTモードが設定された場
合に実行される光量制御処理を表すフローチャートであ
る。
【図12】モード設定処理にてSモードが設定された場
合に実行される光量制御処理を表すフローチャートであ
る。
【図13】モード設定処理にてNモードが設定された場
合に実行される光量制御処理を表すフローチャートであ
る。
【図14】光源の発光量(発光強度)とその駆動電流と
の関係を表す順電流−発光強度特性図である。
【図15】メインルーチンのステップ170にて実行さ
れるデコード処理を表すフローチャートである。
【図16】光源の他の構成例およびその作用を説明する
説明図である。
【図17】絞りの他の構成例を表す概略構成図である。
【図18】バーコードからの反射光の光路上に遮光板を
設けた場合の構成を表す概略構成図である。
【図19】光源に光ガイドとしての機能を持たせた場合
の構成を表す概略構成図である。
【図20】光ガイドによる光スポット形状を三角形にす
る場合の光ガイドの構成およびその作用を説明する説明
図である。
【図21】光ガイドからのガイド光を互いに交差させる
場合の光ガイドの配置状態を表す概略構成図である。
【図22】ラインセンサに波長検出器としての機能を持
たせる場合のラインセンサの構成例を表す説明図であ
る。
【図23】ラインセンサに波長検出器としての機能を持
たせる場合の回路構成を表すブロック図である。
【図24】反射光の波長を検出することなくバーコード
の読取り状態を判定するためのモード設定処理を表すフ
ローチャートである。
【図25】従来のバーコード読取り装置の全体構成を表
す一部破断斜視図である。
【図26】従来の電子回路基板に組み込まれた信号処理
用の回路構成を表すブロック図である。
【図27】光ガイドの点消灯制御の第1例を表すフロー
チャートである。
【図28】光ガイドの点消灯制御の第2例を表すフロー
チャートである。
【図29】光ガイドの点消灯制御の第2例の変形例を表
すフローチャートである。
【図30】光ガイドの点消灯制御の第3例を表すフロー
チャートである。
【図31】光ガイドの点消灯制御の第4例を表すフロー
チャートである。
【図32】ラインセンサの露光時間制御を表すフローチ
ャートである。
【図33】上記絞りの他の構成を表す説明図である。
【符号の説明】
3 光源 4 ミラー 5 絞り 5a スリット 5b ケーシング 6 レンズ 7 ラインセンサ 9 光ガイド 18 トリガスイッチ 30 デコード部 40 光源制御部 DR,DG,DB…フォトダイオード
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 武 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 寺前 浩二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−177582(JP,A) 特開 平2−100780(JP,A) 特開 昭61−201382(JP,A) 実開 昭62−105560(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報が記載された読取り対象に対
    して近づけたり離したりして使用される携帯可能な光学
    的情報読取装置であって、 前記読取り対象に光を照射する光源手段と、 前記読取り対象から反射し当該装置の読取り口から入射
    してくる所定角度範囲の反射光を集光して、前記光学的
    情報を表す情報映像を所定の読取り位置に結像させる結
    像用光学系と、 前記読取り位置に配設され、前記情報映像を電気信号に
    変換する、シャッタ機能を有する撮像手段と、 前記反射光の強度を検出する光強度検出手段と、前記読取り対象に当該装置が読取り可能な範囲を表すガ
    イド光を照射する光ガイド手段と、 前記 光強度検出手段の検出結果に基づき、前記撮像手段
    の露光時間を、前記シャッタ機能のシャッタ速度を変更
    することにより制御する制御手段と、 を備え、前記光ガイド手段と前記光源手段とは一つの光
    源を兼用していることを特徴とする光学的情報読取り装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学的情報読取り装置に
    おいて、当該装置による前記光学的情報の読取り状態が、前記読
    取り口を前記読取り対象へ接触させた接触読みである
    か、前記読取り口を前記読取り対象から離した非接触読
    みであるかを判定する読取り状態判定手段を備え、 前記制御手段が、前記光強度検出手段の検出結果と前記
    読取り状態判定手段の判定結果とに基づき、前記露光時
    間又は前記露光時間と前記発光量とを制御する ことを特
    徴とする光学的情報読取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光学的情報読取り装置に
    おいて、前記読取り状態判定手段を、 前記光源手段から光を照射した際に前記読取り対象から
    反射してくる反射光の波長を検出する波長検出手段と、 該検出された反射光の波長から、該反射光が前記光源手
    段が照射した光による反射光であるか、外来光を含む反
    射光であるかを判定する波長判定手段と、 により構成してなる ことを特徴とする光学的情報読取り
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の光学的情報読取り装置に
    おいて、前記読取り状態判定手段が、前記光強度検出手段から、
    前記光源手段から光を照射した際の反射光強度と前記光
    源手段から光を照射していないときの反射光強度とを各
    々読み込み、これら各反射光強度の比に基づき、前記光
    学的情報の読取り状態を判定する ことを特徴とする光学
    的情報読取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項記載の光学的情報読取り装置に
    おいて、前記読取り状態判定手段が、前記光ガイド手段が前記ガ
    イド光を照射した際に前記撮像手段から出力される電気
    信号に基づき、該ガイド光の照射によって生じる反射光
    の幅を検出する反射光幅検出手段を備え、該検出した反
    射光の幅に基づき前記光学的情報の読取り状態を判定す
    ことを特徴とする光学的情報読取り装置。
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