JP2774111B2 - ディスク用モータ装置 - Google Patents
ディスク用モータ装置Info
- Publication number
- JP2774111B2 JP2774111B2 JP63227889A JP22788988A JP2774111B2 JP 2774111 B2 JP2774111 B2 JP 2774111B2 JP 63227889 A JP63227889 A JP 63227889A JP 22788988 A JP22788988 A JP 22788988A JP 2774111 B2 JP2774111 B2 JP 2774111B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- magnet
- clamp
- motor device
- turntable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄型化、簡略化を可能にするディスクの回
転部とクランプ部との構造を改良したディスク用モータ
装置に関するものである。
転部とクランプ部との構造を改良したディスク用モータ
装置に関するものである。
光ディスクは、記録容量の大きさを利用して多くの情
報機器に用いられている。その種類は記録材料の選択に
よって、光磁気、相変化可逆ディスクおよび追記型ディ
スクなどがある。上記のような光ディスクは、パーソナ
ルコンピュータなどに組込む小型記録装置として用いら
れるが、使用に際しては装置の薄型化が重要で、特にデ
ィスク用モータ装置の薄型化が技術課題になっている。
報機器に用いられている。その種類は記録材料の選択に
よって、光磁気、相変化可逆ディスクおよび追記型ディ
スクなどがある。上記のような光ディスクは、パーソナ
ルコンピュータなどに組込む小型記録装置として用いら
れるが、使用に際しては装置の薄型化が重要で、特にデ
ィスク用モータ装置の薄型化が技術課題になっている。
上記ディスク用モータ装置の従来例を第４図に示す。
このディスク用モータ装置は、例えば1800rpmでディス
ク１を回転させるモータ部と、ディスク１を回転部に結
合するためのクランプ部とからなっている。ディスク１
はオートローディングされるのが普通であり、そのクラ
ンプはクランプ用マグネット２と磁性体よりなるディス
クハブ３との吸引力を利用したものが一般的になってい
る。構成としては第５図に示すような放射状に着磁され
た駆動用マグネット８を有する駆動マグネットヨーク９
の回転子に対し、固定子は第６図に示すようなほぼ三角
形に巻かれて転流用ホール素子を有する駆動コイル６、
プリント基板７、駆動コイルヨーク５を保持する取付け
フランジ４より構成され、その上部にディスククランプ
のためのターンテーブル14の回転部が配置され、固定子
をはさんで、駆動マグネット部回転子とディスククラン
プ回転部とが分かれた構造となっている。ディスクのク
ランプはディスククランプ部の専用クランプマグネット
２により行ない、モータ単体で閉磁気回路を構成する必
要上、取付けフランジ４内に鉄製の駆動コイルヨーク５
を設けている。磁気回路は駆動コイルヨーク５を介し
て、駆動マグネット８の隣接した異極内で閉回路を形成
している。
このディスク用モータ装置は、例えば1800rpmでディス
ク１を回転させるモータ部と、ディスク１を回転部に結
合するためのクランプ部とからなっている。ディスク１
はオートローディングされるのが普通であり、そのクラ
ンプはクランプ用マグネット２と磁性体よりなるディス
クハブ３との吸引力を利用したものが一般的になってい
る。構成としては第５図に示すような放射状に着磁され
た駆動用マグネット８を有する駆動マグネットヨーク９
の回転子に対し、固定子は第６図に示すようなほぼ三角
形に巻かれて転流用ホール素子を有する駆動コイル６、
プリント基板７、駆動コイルヨーク５を保持する取付け
フランジ４より構成され、その上部にディスククランプ
のためのターンテーブル14の回転部が配置され、固定子
をはさんで、駆動マグネット部回転子とディスククラン
プ回転部とが分かれた構造となっている。ディスクのク
ランプはディスククランプ部の専用クランプマグネット
２により行ない、モータ単体で閉磁気回路を構成する必
要上、取付けフランジ４内に鉄製の駆動コイルヨーク５
を設けている。磁気回路は駆動コイルヨーク５を介し
て、駆動マグネット８の隣接した異極内で閉回路を形成
している。
上記従来技術は、取付けフランジ４をはさんで駆動マ
グネット部回転子とディスククランプ回転子とからな
り、取付けフランジ４の下部の駆動コイルヨーク５は、
閉磁気回路を構成する必要上鉄で構成されているが、デ
ィスク１をクランプするための専用のクランプマゲネッ
トが必要なため、モータ装置の機構全体が厚く部品点数
が多くなり、構造が複雑になるという欠点があった。例
えば、ディスク部で2.7mm、回転部で13.4mm、全体では1
6.1mmの高さがあった。
グネット部回転子とディスククランプ回転子とからな
り、取付けフランジ４の下部の駆動コイルヨーク５は、
閉磁気回路を構成する必要上鉄で構成されているが、デ
ィスク１をクランプするための専用のクランプマゲネッ
トが必要なため、モータ装置の機構全体が厚く部品点数
が多くなり、構造が複雑になるという欠点があった。例
えば、ディスク部で2.7mm、回転部で13.4mm、全体では1
6.1mmの高さがあった。
本発明の目的は、機械的クランプよりディスククラン
プ装置が簡略化された磁気的吸着力でディスクをクラン
プするディスク用モータ装置であって、より薄型で、簡
略化した構造の回転機構を可能にしたディスク用モータ
装置を得ることにある。
プ装置が簡略化された磁気的吸着力でディスクをクラン
プするディスク用モータ装置であって、より薄型で、簡
略化した構造の回転機構を可能にしたディスク用モータ
装置を得ることにある。
上記目的は、磁気的吸着力でディスクをクランプする
ディスク用モータ装置において、モータ駆動用マグネッ
トとクランプ用マグネットとを兼用し、駆動マグネット
部回転子とディスククランプ回転部を一体化することに
より達成される。
ディスク用モータ装置において、モータ駆動用マグネッ
トとクランプ用マグネットとを兼用し、駆動マグネット
部回転子とディスククランプ回転部を一体化することに
より達成される。
従来技術の磁気的吸着力によりディスクをクランプす
るディスク用モータ装置においては、１つの回転機構に
モータ用駆動マグネットとディスクをクランプするため
のクランプ用マグネットとの２個のマグネットを使用し
ている。本発明は、これら２個のマグネットを１個のマ
グネットで兼用し、取付けフランジの固定子に対して上
下に分れていた駆動マグネット部回転子とディスククラ
ンプ回転部を一体化する。すなわち、駆動用コイルを配
置した取付けフランジの固定子に対してターンテーブル
を回転可能に設け、このターンテーブルの片面にモータ
用駆動マグネットを配置し、他の片面に配置されるディ
スクを上記駆動用マグネットからターンテーブルを通し
てディスクハブに作用する漏れ磁界による吸着力によっ
てクランプする。
るディスク用モータ装置においては、１つの回転機構に
モータ用駆動マグネットとディスクをクランプするため
のクランプ用マグネットとの２個のマグネットを使用し
ている。本発明は、これら２個のマグネットを１個のマ
グネットで兼用し、取付けフランジの固定子に対して上
下に分れていた駆動マグネット部回転子とディスククラ
ンプ回転部を一体化する。すなわち、駆動用コイルを配
置した取付けフランジの固定子に対してターンテーブル
を回転可能に設け、このターンテーブルの片面にモータ
用駆動マグネットを配置し、他の片面に配置されるディ
スクを上記駆動用マグネットからターンテーブルを通し
てディスクハブに作用する漏れ磁界による吸着力によっ
てクランプする。
ディスクをクランプし、回転中にはずれないようにす
るため、吸着力は100g以上必要である。吸着力を大きく
し過ぎると、取りはずしが困難になるので、200g程度が
好適である。本発明の１つの特徴によれば、上記洩れ磁
界を得るため、ターンテーブルの材質を、非磁性体また
は低透磁率体で形成する。非磁性体または低透磁率体と
しては、アルミニウム、真鍮、樹脂等が挙げられる。ま
た、モータ特性の向上のため、駆動用マグネットヨーク
をターンテーブルに設けることにより、十分な洩れ磁界
が得られない場合は、ターンテーブルのディスクが配置
される面にクランプマグネットを配置することもでき
る。
るため、吸着力は100g以上必要である。吸着力を大きく
し過ぎると、取りはずしが困難になるので、200g程度が
好適である。本発明の１つの特徴によれば、上記洩れ磁
界を得るため、ターンテーブルの材質を、非磁性体また
は低透磁率体で形成する。非磁性体または低透磁率体と
しては、アルミニウム、真鍮、樹脂等が挙げられる。ま
た、モータ特性の向上のため、駆動用マグネットヨーク
をターンテーブルに設けることにより、十分な洩れ磁界
が得られない場合は、ターンテーブルのディスクが配置
される面にクランプマグネットを配置することもでき
る。
モータ用駆動マグネットからターンテーブルを通して
ディスクハブに作用する洩れ磁界により、ディスクハブ
が吸引、固定されるので、モータ用駆動用マグネットを
クランプ用マグネットとして兼用でき、クランプ用マグ
ネットをなくした分だけディスク用モータ装置の高さを
低くし、厚みが薄く、構造が簡略化された装置を得るこ
とができる。例えば、回転機構部の高さを従来例よりも
約5mm薄くすることができ、ディスクを装着した全体の
高さを約10.8mmと小型化したディスク用モータ装置が得
られる。さらに、装置のシャーシと取付けフランジとを
兼用することにより、10.8mmよりもさらに減じで薄型化
することができる。
ディスクハブに作用する洩れ磁界により、ディスクハブ
が吸引、固定されるので、モータ用駆動用マグネットを
クランプ用マグネットとして兼用でき、クランプ用マグ
ネットをなくした分だけディスク用モータ装置の高さを
低くし、厚みが薄く、構造が簡略化された装置を得るこ
とができる。例えば、回転機構部の高さを従来例よりも
約5mm薄くすることができ、ディスクを装着した全体の
高さを約10.8mmと小型化したディスク用モータ装置が得
られる。さらに、装置のシャーシと取付けフランジとを
兼用することにより、10.8mmよりもさらに減じで薄型化
することができる。
また、十分な洩れ磁界を得るためにクランプマグネット
を更に設ける場合でも、クランプマグネットをターンテ
ーブルに埋め込み一体化することにより、薄型化が損な
われることがない。
を更に設ける場合でも、クランプマグネットをターンテ
ーブルに埋め込み一体化することにより、薄型化が損な
われることがない。
以下、本発明の前提となる参考例と本発明の実施例に
ついて説明する。第１図は本発明の前提となる参考例１
の断面図、第２図は同参考例２の断面図、第３図は本発
明によるディスク用モータ装置の実施例を示す断面図で
ある。
ついて説明する。第１図は本発明の前提となる参考例１
の断面図、第２図は同参考例２の断面図、第３図は本発
明によるディスク用モータ装置の実施例を示す断面図で
ある。
参考例１ 第１図において、ディスク１のクランプは、駆動用マ
グネット８で兼用し、駆動用マグネット８とディスクハ
ブ３との吸引力を利用する。すなわち、ディスクハブ３
は磁性体（例えば鉄）でできており、駆動用マグネット
８からターンテーブル14を通して流れる洩れ磁界によっ
て、上記ディスクハブ３は駆動用マグネット８に吸引さ
れ、ディスク１をクランプする。本参考例では、取付け
フランジ４が駆動コイル６を設けた回路基板７を保持す
るとともに、モータ回転ベアリング11のアウタレースを
形成している。上記回路基板７の上側にはクランプを兼
用した駆動用マグネット８が、回転軸を介して駆動コイ
ルヨーク５に固定され、上記ベアリング11のインナーレ
ースに結合されて回転する。このように本参考例におい
て、モータ装置の回転子部は、駆動マグネット部回転子
とディスククランプ回転部を一体にし、磁性体よりなる
ハブ３を有するディスク１が装着された時モータとして
の閉磁気回路を形成するものである。すなわち磁気回路
は金属性ディスクハブ３を介して、駆動用マグネット８
の隣接した異極内で閉回路を形成している。したがっ
て、ディスク１を装着することにより、モータとしての
閉磁気回路を構成するとともに、駆動用マグネット８か
らの洩れ磁界によりディスク１を吸着する。ターンテー
ブル14の材質を非磁性体であるアルミニウムで形成する
ことにより、その吸着力は垂直力で100g以上、例えば20
0g程度となる。
グネット８で兼用し、駆動用マグネット８とディスクハ
ブ３との吸引力を利用する。すなわち、ディスクハブ３
は磁性体（例えば鉄）でできており、駆動用マグネット
８からターンテーブル14を通して流れる洩れ磁界によっ
て、上記ディスクハブ３は駆動用マグネット８に吸引さ
れ、ディスク１をクランプする。本参考例では、取付け
フランジ４が駆動コイル６を設けた回路基板７を保持す
るとともに、モータ回転ベアリング11のアウタレースを
形成している。上記回路基板７の上側にはクランプを兼
用した駆動用マグネット８が、回転軸を介して駆動コイ
ルヨーク５に固定され、上記ベアリング11のインナーレ
ースに結合されて回転する。このように本参考例におい
て、モータ装置の回転子部は、駆動マグネット部回転子
とディスククランプ回転部を一体にし、磁性体よりなる
ハブ３を有するディスク１が装着された時モータとして
の閉磁気回路を形成するものである。すなわち磁気回路
は金属性ディスクハブ３を介して、駆動用マグネット８
の隣接した異極内で閉回路を形成している。したがっ
て、ディスク１を装着することにより、モータとしての
閉磁気回路を構成するとともに、駆動用マグネット８か
らの洩れ磁界によりディスク１を吸着する。ターンテー
ブル14の材質を非磁性体であるアルミニウムで形成する
ことにより、その吸着力は垂直力で100g以上、例えば20
0g程度となる。
また、本参考例では、ボールベアリング11、プリント
基板７、駆動コイル６を保持する取付けフランジ４の固
定子に対して、駆動用マグネット８、FGマグネット10を
有するアルミニウムで形成したターンテーブル14を回転
子とするとともに、モータ回転中に発生するうず電流損
を減じるために駆動コイルヨーク５を回転型としてい
る。駆動用マグネット８および駆動コイル６は従来のモ
ータ装置における第５図の駆動マグネット、第６図の駆
動コイルと同様である。
基板７、駆動コイル６を保持する取付けフランジ４の固
定子に対して、駆動用マグネット８、FGマグネット10を
有するアルミニウムで形成したターンテーブル14を回転
子とするとともに、モータ回転中に発生するうず電流損
を減じるために駆動コイルヨーク５を回転型としてい
る。駆動用マグネット８および駆動コイル６は従来のモ
ータ装置における第５図の駆動マグネット、第６図の駆
動コイルと同様である。
上記磁気回路に対してモータ回転の原理は、転流用ホ
ール素子によって駆動用マグネット８の回転位置を検出
し、モータコントロール専用IC内部のロジックにより、
上記駆動用マグネット８の回転に伴い所定の駆動コイル
６に電流を供給し、励磁するコイルを順次切換えること
によりモータが回転し、さらに多極着磁のFGマグネット
10とそれに対向するプリント基板７のジグザグ状パター
ンとにより、モータの回転数を周端数として検出し、基
準周挙数と被検出周波数とを一致させることにより、18
00rpm、ワウフラッタ0.1％という安定した回転を得るこ
とができる。
ール素子によって駆動用マグネット８の回転位置を検出
し、モータコントロール専用IC内部のロジックにより、
上記駆動用マグネット８の回転に伴い所定の駆動コイル
６に電流を供給し、励磁するコイルを順次切換えること
によりモータが回転し、さらに多極着磁のFGマグネット
10とそれに対向するプリント基板７のジグザグ状パター
ンとにより、モータの回転数を周端数として検出し、基
準周挙数と被検出周波数とを一致させることにより、18
00rpm、ワウフラッタ0.1％という安定した回転を得るこ
とができる。
本参考例では、上記のように駆動用マグネット８によ
って、クランプ用マグネットを兼用したことによって、
回転機構部の厚さを従来例よりも約5mm薄くすることが
でき、ディスク用モータ装置全体の高さを約10.8mmと小
型化することができた。
って、クランプ用マグネットを兼用したことによって、
回転機構部の厚さを従来例よりも約5mm薄くすることが
でき、ディスク用モータ装置全体の高さを約10.8mmと小
型化することができた。
参考例 ２ 第２図は本発明の前提となる参考例２を示す断面図で
ある。前述の参考例１では駆動コイルヨーク５が回転型
のため装置に設置する場合、駆動コイルヨーク５の下部
に0.3〜0.5mmのスペースが必要である。本参考例では駆
動用およびディスククランプ用を兼用したマグネット
８、ターンテーブル14、ディスクハブ３の構成は前記実
施例と同様であるが、駆動コイル６の下には駆動コイル
ヨーク５、取付けフランジ４を配置し、駆動コイルヨー
ク５を固定型としたものである。さらに場合によっては
装置のシャーシと取付けフランジ４を兼用することによ
り、ディスク用モータ装置全体の厚みを、第１図の参考
例１の高さ10.8mmよりさらに薄型化することができる。
磁気回路は、参考例１と同様に、磁性体よりなるハブ３
を介して、駆動用マグネット８の隣接した異極内で閉回
路を形成している。
ある。前述の参考例１では駆動コイルヨーク５が回転型
のため装置に設置する場合、駆動コイルヨーク５の下部
に0.3〜0.5mmのスペースが必要である。本参考例では駆
動用およびディスククランプ用を兼用したマグネット
８、ターンテーブル14、ディスクハブ３の構成は前記実
施例と同様であるが、駆動コイル６の下には駆動コイル
ヨーク５、取付けフランジ４を配置し、駆動コイルヨー
ク５を固定型としたものである。さらに場合によっては
装置のシャーシと取付けフランジ４を兼用することによ
り、ディスク用モータ装置全体の厚みを、第１図の参考
例１の高さ10.8mmよりさらに薄型化することができる。
磁気回路は、参考例１と同様に、磁性体よりなるハブ３
を介して、駆動用マグネット８の隣接した異極内で閉回
路を形成している。
実施例 第３図は本発明によるディスク用モータ装置の実施例
を示す図で、駆動用マグネット８が設置されたターンテ
ーブル14上のディスククランプ部に、クランプマグネッ
ト２を一体化し配置した構造である。モータ特性を向上
するために、駆動用マグネットヨーク９を装着した場合
は、ターンテーブルを通して流れる駆動用マグネット８
からの洩れ磁界が低減するため、ディスクハブのクラン
プ作用が十分に達成されないので、上記クランプマグネ
ット２によってディスク１を吸着させる。本実施例で
は、クランプマグネット２をターンテーブル14に埋め込
み一体化したので、薄型化は損なわれず、全体の高さが
約10.8mmの小型なディスク用モータ装置が得られる。
を示す図で、駆動用マグネット８が設置されたターンテ
ーブル14上のディスククランプ部に、クランプマグネッ
ト２を一体化し配置した構造である。モータ特性を向上
するために、駆動用マグネットヨーク９を装着した場合
は、ターンテーブルを通して流れる駆動用マグネット８
からの洩れ磁界が低減するため、ディスクハブのクラン
プ作用が十分に達成されないので、上記クランプマグネ
ット２によってディスク１を吸着させる。本実施例で
は、クランプマグネット２をターンテーブル14に埋め込
み一体化したので、薄型化は損なわれず、全体の高さが
約10.8mmの小型なディスク用モータ装置が得られる。
上記のように本発明によるディスク用モータ装置は、
磁気的吸着力によりディスクをクランプするディスク用
モータ装置において、モータ単体として磁気回路を形成
する構造では、薄型化には限界があるため、モータ単体
としては閉磁気回路を構成せず、磁性体よりなるハブを
有するディスクを装着することにより閉磁気回路が形成
されるとともに、駆動マグネットの吸引力によりディス
クを吸着するため、従来必要であったクランプ用マグネ
ットが不要であり、装置全体の薄型化が可能になるとと
もにモータの構造を簡略化できるので、装置の製造コス
トを低減することができる。
磁気的吸着力によりディスクをクランプするディスク用
モータ装置において、モータ単体として磁気回路を形成
する構造では、薄型化には限界があるため、モータ単体
としては閉磁気回路を構成せず、磁性体よりなるハブを
有するディスクを装着することにより閉磁気回路が形成
されるとともに、駆動マグネットの吸引力によりディス
クを吸着するため、従来必要であったクランプ用マグネ
ットが不要であり、装置全体の薄型化が可能になるとと
もにモータの構造を簡略化できるので、装置の製造コス
トを低減することができる。
第１図は本発明の前提となるディスク用モータ装置の参
考例１の断面図、第２図は同参考例２の断面図、第３図
は本発明によるディスク用モータ装置の実施例を示す断
面図、第４図は従来のディスク用モータ装置を示す断面
図、第５図は駆動用マグネットを示す斜視図、第６図は
駆動コイルの部分を示す平面図である。 １……ディスク ２……クランプ用マグネット ４……取付けフランジ、６……駆動コイル ８……駆動用マグネット、14……ターンテーブル
考例１の断面図、第２図は同参考例２の断面図、第３図
は本発明によるディスク用モータ装置の実施例を示す断
面図、第４図は従来のディスク用モータ装置を示す断面
図、第５図は駆動用マグネットを示す斜視図、第６図は
駆動コイルの部分を示す平面図である。 １……ディスク ２……クランプ用マグネット ４……取付けフランジ、６……駆動コイル ８……駆動用マグネット、14……ターンテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 美智雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 田淵 伸一 東京都足立区新田３丁目８番22号 並木 精密宝石株式会社内 (72)発明者 武 正雄 東京都足立区新田３丁目８番22号 並木 精密宝石株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−270053（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−207737（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−64165（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−78359（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 17/028 G11B 19/20
Claims (3)
- 【請求項１】取付けフランジに駆動コイルを配設した固
定子と、 この固定子に対向して回転可能に設けたターンテーブル
と、 ディスクハブを介して前記ターンテーブルの片面にディ
スクをクランプするディスク用モータ装置において、 前記ディスクをクランプしない前記ターンテーブルの他
の片面の側に、駆動用マグネットを配置し、 前記ターンテーブルが前記ディスクハブと対向する片面
に、埋込まれたクランプ用マグネットを備え、 前記駆動用マグネットの漏れ磁界による吸着力と前記ク
ランプ用マグネットの吸着力により前記ディスクハブを
吸着するように構成したことを特徴とするディスク用モ
ータ装置。 - 【請求項２】前記ディスクハブに作用する磁気的吸着力
を100g〜200gとすることを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載のディスク用モータ装置。 - 【請求項３】前記取付けフランジの底面から、前記ディ
スクハブの上面までの高さを10.8mm以下としたことを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載のディスク用モータ
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63227889A JP2774111B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-09-12 | ディスク用モータ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-114731 | 1988-05-13 | ||
| JP11473188 | 1988-05-13 | ||
| JP63227889A JP2774111B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-09-12 | ディスク用モータ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0249261A JPH0249261A (ja) | 1990-02-19 |
| JP2774111B2 true JP2774111B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=26453410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63227889A Expired - Lifetime JP2774111B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-09-12 | ディスク用モータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2774111B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2815525B2 (ja) * | 1992-08-19 | 1998-10-27 | 三菱電機株式会社 | オートチェンジャー装置 |
| AU2003222617A1 (en) * | 2002-05-08 | 2003-11-11 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | System comprising a registration carrier and a drive device for this |
| US20070271575A1 (en) * | 2004-09-02 | 2007-11-22 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Disk Drive Unit |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60207737A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-19 | Seiko Seiki Co Ltd | マグネツトチヤツク兼用スピンドルモ−タ |
| JPS62270053A (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気シ−ト用スピンドルモ−タ |
| JPS6464165A (en) * | 1987-09-04 | 1989-03-10 | Fuji Electric Co Ltd | Disk driving use spindle motor |
| JPH0178359U (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-26 |
-
1988
- 1988-09-12 JP JP63227889A patent/JP2774111B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0249261A (ja) | 1990-02-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH08249846A (ja) | ディスク装置のロータリー型アクチュエータ | |
| JP2774111B2 (ja) | ディスク用モータ装置 | |
| US5689388A (en) | Reduced-height magnetic disk drive unit, and disk mounting device for the unit | |
| JP2003196903A (ja) | ディスクプレーヤのディスククランピング装置 | |
| JP2000245101A5 (ja) | モータおよび光ディスク装置 | |
| JP4797264B2 (ja) | モータおよびディスクドライブ装置 | |
| JP2000245101A (ja) | モータ | |
| JP2501312B2 (ja) | デイスク装置 | |
| JP2519571Y2 (ja) | 情報記録円盤クランプ装置 | |
| JPH0229600Y2 (ja) | ||
| JPH0640457Y2 (ja) | スピンドルモータの回転子 | |
| JPH0315249A (ja) | ダブルロータ型モータ | |
| JPH0271453A (ja) | 記録再生装置 | |
| JPS62124671A (ja) | 光デイスク回転駆動装置 | |
| JPH0424521Y2 (ja) | ||
| JPH0424520Y2 (ja) | ||
| JPH05146131A (ja) | 光デイスクの回転駆動機構 | |
| JPH0630948U (ja) | 情報記録媒体用回転駆動装置 | |
| JPS63191360A (ja) | クランプ装置 | |
| JPH055833Y2 (ja) | ||
| JP2523299Y2 (ja) | デイスク駆動装置 | |
| KR20010048549A (ko) | 광디스크 구동장치 | |
| JPH0349073A (ja) | ディスク回転装置 | |
| JPH06296337A (ja) | ディスク駆動装置のためのスピンドルモーター | |
| JPH0680374U (ja) | シートコイルモータ |