JP2774019B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の製造方
法に関する。さらに詳しくは、結晶欠陥の少いソース・
ドレインでMOS形トランジスタを形成することからな
る半導体装置の製造方法に関する。ことにMOS形メモ
リ装置の製造に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置は、図2に示すように
a)ゲート酸化膜12を介してゲート電極13が形成さ
れたシリコン基板11上に、CVD法によってSiO2
膜をRIEとHF水溶液を用いて処理することによって
ゲート電極の両側にSiO2 の側壁を形成すると共にソ
ース・ドレインを形成する領域に膜厚約100〜400
ÅのSiO2 膜を残す工程と、b)ソース・ドレインを
形成する領域に、Asイオンの注入を行い800℃で約
1時間熱処理しAsを拡散させる工程と、c)ソース・
ドレインを形成する領域のAsを基板外へ拡散するのを
防ぐために、この上にNSG(ノンドープシリケートガ
ラス)膜を堆積し、更にNSG膜の段差を小さくするた
めにBPSG膜を堆積しこの基板を950℃で30分間
熱処理をして拡散領域のソース・ドレインを形成する工
程と、d)BPSG膜とNSG膜の所定領域にコンタク
ト穴を開孔、タングステン層を埋設しこの上に配線層を
形成して製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体装置
の製造方法は、イオン注入時にSiO2 膜中の酸素がイ
オンとともにシリコン基板に打ち込まれるため、シリコ
ン基板(ソース・ドレイン領域)に結晶欠陥が発生し、
この欠陥は、その後の熱処理でも消失しないため半導体
装置の電気的リークの原因となり、製造歩留まりが低下
するという問題がある。
【0004】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであって、ソース・ドレインに結晶欠陥の発
生がなく、電気的リークが少なく製造歩留の高い半導体
装置の製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、a)
ゲート酸化膜を介してゲート電極が形成されたシリコン
基板上に、SiO2 膜を積層し、エッチバックを行うこ
とによってゲート電極に隣接する側壁を形成すると共に
ソース・ドレインを形成する領域のシリコン基板を露出
させる工程と、b)全面にポリシリコン層を積層し、こ
の上からポリシリコン層とソース・ドレインを形成する
領域に不純物を注入する工程と、c)この基板を窒素系
ガス雰囲気中で加熱する工程とd)上記加熱によって形
成されたポリシリコン層上部のSiN層を除去した後ポ
リシリコン層を所定パターンにエッチングする工程と、
e)全面に層間絶縁膜を積層し、ポリシリコン層に達す
るコンタクト穴を開孔し、コンタクト穴に配線材料を埋
設しこの上に配線層を形成する工程、とからなる半導体
装置の製造方法が提供される。
【0006】この発明においては、a)ゲート酸化膜を
介してゲート電極が形成されたシリコン基板上に、Si
2 膜を積層し、エッチバックを行うことによってゲー
ト電極に隣接する側壁を形成すると共にソース・ドレイ
ンを形成する領域のシリコン基板のシリコン基板を露出
させる。SiO2 膜は、通常CVD法によって形成され
る。
【0007】上記エッチバックは、公知の方法を用いる
ことができ、例えばRIE法、RIE法とHF溶液処理
法とを組合せる方法等を挙げることができる。上記側壁
は、LDD(ligutly doped drain)を形成するためのも
のであって、上記エッチバックによって形成される。上
記シリコン基板の露出は、この上に積層するポリシリコ
ン層とシリコン基板中のソース・ドレインとを電気的に
接続するためのものである。
【0008】この発明においては、b)全面にポリシリ
コン層を積層し、この上からポリシリコン層とソース・
ドレインを形成する領域に不純物を注入し拡散する。上
記ポリシリコン層は、この上方から不純物イオンを照射
してポリシリコン層とシリコン基板内へイオン注入する
際に、ソース・ドレインを形成する領域に汚染物が導入
されないようにシリコン基板を保護すると共にイオン注
入によって発生したソース・ドレイン領域の結晶欠陥を
解消するためのものであり、公知の方法によって通常2
00〜400Åの膜厚になるように積層される。
【0009】上記不純物は、ソース・ドレインを形成す
る領域及びこの上のポリシリコン層を導電性にするため
のものであって、n形の導電性にする場合は通常P、A
s又はSbが用いられp形の導電性にする場合は通常
B、BF2 又はInが用いられる。この不純物の注入に
よって、ソース・ドレインを形成する領域及びポリシリ
コン層に結晶欠陥が発生する。
【0010】この発明においては、c)この基板を窒素
系ガス雰囲気中で加熱する。上記窒素系ガスは、ポリシ
リコン層の上部を窒化してSiN膜に変換するためのも
のであって、例えばNH3 ガス等を用いることができ
る。上記加熱は、この窒化を促進するためのものであ
る。この窒化によって、ポリシリコン層及びシリコン基
板中のSi原子がSiN層の方向に移動してソース・ド
レインの結晶欠陥が解消される。
【0011】この発明においては、d)上記加熱によっ
て形成されたポリシリコン層上部のSiN層を除去した
後ポリシリコン層を所定パターンにエッチングする。S
iNの除去は、公知の方法によって行うことができる。
所定パターンは、ソース・ドレインと後工程で形成され
る配線層とを電気的に接続するようにコンタクトを形成
する領域にポリシリコン層を残して形成される。
【0012】この発明においては、e)全面に層間絶縁
膜を積層し、ポリシリコン層に達するコンタクト穴を開
孔し、コンタクト穴に配線材料を埋設しこの上に配線層
を形成して半導体装置が製造される。配線材料として
は、例えばタングステン等が用いられる。
【0013】
【作用】ポリシリコン層の上部を加熱下で窒化すること
により窒化領域(SiN層)の結晶構造に空位を生じ、
この空位にポリシリコン層及びソース・ドレイン領域の
Si原子が移動してポリシリコン層及びソース・ドレイ
ン領域の結晶欠陥が解消される。
【0014】
【実施例】シリコン基板1上に、常法によってゲート酸
化膜2を介してゲート電極3を形成しこの上にNSG層
(ノンドープトシリケートガラス)を形成してゲート電
極の段差を緩和する。更にこの上にCVD法によってS
iO2 膜を積層しゲート電極上とゲート電極側面上を残
すようにRIE法及びフッ酸溶液処理によってエッチン
グする。このエッチングによってゲート電極の側壁5が
形成されシリコン基板の所定の表面が露出される。
【0015】次にこの上に膜厚300Åのポリシリコン
層4を積層し、この上からシリコン基板中に80KeV
のAsイオンを3×1015ions/cm2の濃度となるように
ソース・ドレインのイオン注入を行う。次にNH3 ガス
雰囲気中で基板を加熱してポリシリコン層を窒化させる
と共にソース・ドレインの結晶欠陥を解消させる。
【0016】この後上記窒化によって形成されたSiN
膜6を除去し、ポリシリコン層MRコンタクト領域を残
してエッチングし、層間絶縁膜7を形成後コンタクト穴
を開孔して選択W法のタングステン層8で導通を取りエ
ッチバック後、MR配線9を形成する。この配線形成で
は、アスペクト比の高いコンタクトでもポリシリコン層
のバリヤとタングステン層8によって、特性のよいコン
タクトとMR配線の形成が可能となる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、不純物注入時のコン
タミが押えられ、ソース・ドレイン領域に結晶欠陥がな
く、リーク電流が低く、歩留まりが向上し、アスペクト
比の高いコンタクトでも特性が高い半導体装置の製造方
法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で作製した半導体装置の製造
工程説明図である。
【図2】従来の半導体装置の製造工程説明図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ゲート酸化膜 3 ゲート電極 4 ポリシリコン層 5 側壁 6 SiN膜 7 層間絶縁膜 8 タングステン層 9 MR配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/768

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ゲート酸化膜を介してゲート電極が
    形成されたシリコン基板上に、SiO2 膜を積層し、エ
    ッチバックを行うことによってゲート電極に隣接する側
    壁を形成すると共にソース・ドレインを形成する領域の
    シリコン基板を露出させる工程と、 b)全面にポリシリコン層を積層し、この上からポリシ
    リコン層とソース・ドレインを形成する領域に不純物を
    注入する工程と、 c)この基板を窒素系ガス雰囲気中で加熱する工程と、 d)上記加熱によって形成されたポリシリコン層上部の
    SiN層を除去した後ポリシリコン層を所定パターンに
    エッチングする工程と、 e)全面に層間絶縁膜を積層し、ポリシリコン層に達す
    るコンタクト穴を開孔し、コンタクト穴に配線材料を埋
    設しこの上に配線層を形成する工程、 とからなる半導体装置の製造方法。
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