JP2772454B2 - 熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方法 - Google Patents

熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方法

Info

Publication number
JP2772454B2
JP2772454B2 JP4346037A JP34603792A JP2772454B2 JP 2772454 B2 JP2772454 B2 JP 2772454B2 JP 4346037 A JP4346037 A JP 4346037A JP 34603792 A JP34603792 A JP 34603792A JP 2772454 B2 JP2772454 B2 JP 2772454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resin
heat
cellulose
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4346037A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06190972A (ja
Inventor
謙治 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUTSUNAKA PURASUCHITSUKU KOGYO KK
Original Assignee
TSUTSUNAKA PURASUCHITSUKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUTSUNAKA PURASUCHITSUKU KOGYO KK filed Critical TSUTSUNAKA PURASUCHITSUKU KOGYO KK
Priority to JP4346037A priority Critical patent/JP2772454B2/ja
Publication of JPH06190972A publication Critical patent/JPH06190972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2772454B2 publication Critical patent/JP2772454B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱加工用合成樹脂製
防曇板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の窓、温室、カーポートの
屋根などに使用される合成樹脂製の透明板としては、ア
クリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、硬質塩化ビニ
ル樹脂板などの透明性に優れた熱可塑性樹脂板が多く使
用されている。
【0003】しかし、これらの透明板は、高温、多湿の
場所、あるいは温度差、湿度差の大きい場所で使用する
と、その表面に結露が生じた。例えば、上記の透明板を
温室の屋根板として使用した場合、温室外の温度が温室
内の温度より著しく低いときには、屋根板の内面に結露
が生じ、表面が曇るため、温室内への日光の照射が妨げ
られ、栽培中の植物の成育を遅らせるばかりでなく、ひ
どいときには、結露水が水滴となって落下して、栽培中
の植物を腐敗させたり、病害を与えるなどの悪影響を及
ぼすという問題があった。
【0004】そこで従来より、上記のような透明板に防
曇性能を付与する方法が種々提案されており、例えば透
明板の表面に、防曇に適した界面活性剤または界面活性
剤を含む塗料を塗布したり、あるいは界面活性剤を透明
板自体に予め練り込んでおくなどの方法が行なわれた。
しかし、これら従来法による防曇板は、界面活性剤が雨
などにより洗い流されるため、いずれも防曇効果の持続
性に乏しいという問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、従来、
セルローストリアセテートフイルムをケン化処理して得
られる結露防止性能を有するフイルムと、熱融着性フイ
ルムとを熱硬化性接着剤を用いて貼り合わせて得た積層
フイルムを、プラスチックシート状物あるいは金属、ガ
ラス等の板状物に熱融着により積層してなる積層シート
が提案された(例えば特開昭62−18253号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
提案の積層シートよりなる合成樹脂製防曇板によれば、
確かに結露防止性能の持続性は改善されるが、この防曇
板に、折曲げ加工や波付け加工などの熱加工を施すと、
熱加工時あるいは経時的にセルロース系樹脂フィルムと
熱融着性フィルムの層間が剥離して、部分的に白化しか
つ失透する現象が生じるという問題が新たに生じた
【0007】の発明の目的は、熱加工時においてある
いは熱加工後に経時的に層間剥離が生じたり、部分的な
白化や失透の現象が生じたりすることが全くない、透明
性にすぐれた熱加工用合成樹脂製防曇板を製造し得る方
法を提供しようとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の熱加工用合成
樹脂製防曇板の製造方法は、上記の目的を達成するため
、熱融着性フィルムの片面に、セルロース系樹脂を主
成分とする塗料を塗布して、セルロース系樹脂を主成分
とするフィルム状塗膜と熱融着性フィルムとよりなるフ
ィルム状積層体を形成し、ついでこのフィルム状積層体
のセルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜側の
表面にケン化処理を施し、さらにケン化処理後のフィル
ム状積層体を合成樹脂基板上に、その熱融着性フィルム
面を基板側として重ね合わせて、両者を加熱一体化する
ことを特徴とするものである。
【0009】融着性フィルムとしては、アクリル系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエ
チレン−酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂などの
熱可塑性樹脂のフィルムが用いられる。この熱可塑性樹
脂フィルムの融点は、例えば80〜200℃であり、ま
たその厚さは、例えば10〜100μm、好ましくは2
0〜50μmである
【0010】融着性フィルムの片面に塗布する塗料の
主成分であるセルロース系樹脂としては、例えばセルロ
ースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロ
ースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロ
ピオネート等があげられる。
【0011】なお上記塗料には、セルロース系樹脂のほ
か、バインダー成分として、セルロース系樹脂と相溶性
のある、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
メタクリル酸を組み合わせたアクリルラッカーなどのア
クリル系塗料用樹脂を、また一液硬化型および二液硬化
型の溶剤タイプのウレタン系塗料用樹脂を、また低粘度
のエポキシ樹脂塗料あるいは有機溶剤による溶液エポキ
シ系塗料用樹脂を選択的に上記セルロース樹脂と混合し
て使用することが可能である。
【0012】塗料成分としての有機溶剤は、セルロース
系樹脂、またはセルロース系樹脂とバインダー成分とし
ての各樹脂の種類、あるいはこれらの配合割合、塗料の
粘度、塗布方法などの塗布条件に適した種類と量を選択
すれば良い。
【0013】また塗料中のセルロース系樹脂の含有率
は、固形成分比率にして50重量%以上であり、これよ
り少ないと、塗膜をケン化処理した後の防曇性が不充分
となる。とくにセルロース系樹脂の含有率は、65重量
%以上であるのが好ましい
【0014】た、塗料の塗布方法としては、スプレー
法、ロールコーター法、グラビア印刷法、オフセット印
刷法などがあげられる。塗膜の厚さは、乾燥後の塗膜厚
さにして、5〜50μm、好ましくは10〜30μmで
ある。ここで、セルロース系樹脂を主成分とする塗料の
塗膜の厚さが5μm未満であれば、表面ケン化処理によ
る防曇性能の発現が乏しく、充分な防曇効果が得られな
い。また50μmを越えると、膜厚が厚すぎて、塗装に
よる塗膜の形成が面倒であり、また防曇効果の増大が期
待できないばかりか、返って材料費が高くついて、経済
的でなくなるので、好ましくない
【0015】た、熱融着性フィルムの片面に、セルロ
ース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜が形成された
フィルム状積層体のケン化処理は、フィルム状積層体を
アルカリ水溶液に浸漬して行なう。ここで、ケン化処理
に用いられるアルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウ
ム、または水酸化カリウムもしくはこれらの混合物を主
剤とする水溶液であって、約50℃前後に加熱したもの
を使用する。フィルム状積層体は、このようなアルカリ
水溶液に、例えば3〜60分間浸漬してケン化処理す
る。
【0016】ケン化処理後のフィルム状積層体を加熱に
より一体化する合成樹脂基板としては、例えばポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル
等の熱可塑性合成樹脂からなる板状体を使用する。この
板状体は、通常透明であるが、場合によっては半透明で
あっても良い。なお、これら合成樹脂基板のケン化処理
済みフィルム状積層体と接合されない側の外表面には、
例えば紫外線遮断用の耐候性フィルムがラミネートされ
るなど、その他各種の表面処理が施されていても良い。
【0017】また、上記合成樹脂基板と、ケン化処理済
みフィルム状積層体との加熱一体化は、例えば合成樹脂
を押出成形により板状に押し出し、これと同時にフィル
ム状 積層体を、その熱融着性フィルム面を合成樹脂基板
に接合するように、ロールによって熱圧着する押出ラミ
ネート法、あるいはまた予め板状に成形された合成樹脂
基板にフィルム状積層体を、その熱融着性フィルム面を
基板側として重ね合わせ、加熱加圧するホットプレス法
などが好適である。
【0018】
【作用】上記において、この発明の方法により製造され
熱加工用合成樹脂製防曇板は、その表面がケン化処理
によって防曇性能を付与されたセルロース系樹脂を主成
分とするフィルム状塗膜で構成されているので、防曇性
能の持続性が高いのは、勿論であるが、熱融着性フィル
ムの片面に塗料を塗布して、セルロース系樹脂を主成分
とするフィルム状塗膜を形成してフィルム状積層体とし
た後に、これらの積層フィルムのセルロース系樹脂フィ
ルムまたはフィルム状積層体の塗膜をケン化処理してい
るため、熱融着性フィルムとフィルム状塗膜との密着性
がケン化処理によって阻害されることがなく、両層の密
着度の低下を引き起こさない。このため防曇板の熱加工
時においてあるいは熱加工後に経時的に、層間剥離、あ
るいは部分的な白化や失透の現象を生じることがない。
【0019】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面を参照して
詳しく説明する。 実施 融着性フィルムとして厚さ25μm、融点120℃の
アクリル樹脂フィルム(2) を用意し、この熱融着性フィ
ルム(2) の片面に、セルロース系樹脂を主成分とする塗
料を塗布し、セルロース系樹脂を主成分とするフィルム
状塗膜(11)と熱融着性フィルム(2) とよりなるフィルム
状積層体(13)を形成した(図イ参照)。
【0020】ここで、セルロース系樹脂を主成分とする
塗料としては、セルロース系樹脂としてブチル基37重
量%、アセチル基13重量%のセルローストリアセテー
トブチレートを80重量%と、バインダーとしてアクリ
ル酸メチル20重量%とを、メチルイソブチルケトン:
キシレン:酢酸ブチル=3:3:4の混合溶剤に固形分
比20重量%となるように溶解し、調合した塗料Aを使
用した。
【0021】またこの塗料Aは、上記アクリル樹脂フ
ィルム(2) の表面に、リバースロールコーターを用い
て、乾燥膜厚が20μmとなるように均一に塗布し、フ
ィルム状塗膜(11)とした。
【0022】つぎに、上記フィルム状積層体(13)を、水
酸化ナトリウム300重量部、エチルアルコール100
重量部および水1000重量部からなるアルカリ水溶液
を約50℃に調整したケン化処理溶液中に、50分間浸
漬して、セルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗
膜(11)側の表面をケン化処理した。
【0023】つぎに、合成樹脂基板として、押出成形さ
れる厚さ1.5mmの透明なポリカーボネート樹脂基板
(5) を用い、押出ラミネート法により、このポリカーボ
ネート樹脂基板(5) 上に、ケン化処理済みフィルム状積
層体(13)を、その熱融着性フィルム(2) 面を基板(5) 側
として重ね合わせて加熱一体化し、防曇板(20)を得た
(図ロ参照)。
【0024】このようにして得られた防曇板(20)につい
て、下記の性能テストを実施した。まず、上記防曇板(2
0)のセルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜(1
1)面、すなわち防曇性表面について、加熱一体化直後、
および60℃の温水に24時間浸漬した後の2つの条件
で、呼気テストを行なった。なお、呼気テストは、室温
下で試験片に約5cmの距離から息を吹きかけたときの
試験片の表面状態を観察した。結果は表1に示すとお
り、いずれの条件についても表面に曇りは生じなかっ
た。
【0025】つぎに、防曇板(20)のセルロース系樹脂を
主成分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フィルム
(2) との密着度テスト(層間剥離テスト)を行なった。
ここで、密着度テストは、合成樹脂製防曇板(20)を、6
0℃、相対湿度90%の雰囲気中に500時間放置した
後、JIS K−5400の碁盤目試験に準じて、塗膜
表面に切り目をつけた上にセロハンテープを貼り付け、
これを引き剥がすことにより、塗膜の剥離状態を観察し
た。結果は表1に示すとおり、塗膜の剥離は、全く認め
られなかった。
【0026】また、上記防曇板(20)について熱加工テス
トを、加熱折曲げ加工によって行なった。すなわち、防
曇板(20)を部分的に180℃で、10分間加熱し、つい
で防曇板(20)の加熱部分を、曲率半径10mmで、セル
ロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜(11)面が外
側となるように90°折り曲げた後、常温まで冷却し
た。結果は表1に示すとおり、防曇板(20)の折曲げ部分
に白化や失透は見られず、かつセルロース系樹脂を主成
分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フィルム(2) と
の間の層間剥離は認められなかった。
【0027】さらに、上記防曇板(20)について熱加工テ
ストを、加熱成形加工を実施することによって行った。
すなわち、上記防曇板(20)を、真空成形機(イタリア
国、LEMA社製)を用いて、160℃で、10分間加
熱して、曲率半径80mm、および直径75mmのレン
ズ体を成形した。結果は表1に示すように、セルロース
系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フ
ィルム(2) との間の層間剥離は認められず、また型の再
現性が良好なレンズ体が得られた。
【0028】比較例 比較のために、セルロース系樹脂フィルムとして厚さ2
5μmのセルローストリアセテートフィルムと、熱融着
性フィルムとして厚さ25μm、融点120℃のアクリ
ル樹脂フィルムを用意し、セルロースアセテートフイル
ムを水酸化ナトリウム300重量部、エチルアルコール
100重量部および水1000重量部からなるアルカリ
水溶液を約50℃に調整したケン化処理溶液中に、50
分間浸漬して、セルローストリアセテートフィルム(1)
側の表面をケン化処理した。
【0029】つぎに、このようにケン化処理したセルロ
ーストリアセテートフィルムを、上 記アクリル樹脂フィ
ルムの片面に貼り合わせ、積層フィルムを得た。
【0030】つぎに、合成樹脂基板として、押出成形さ
れる厚さ1.5mmの透明なポリカーボネート樹脂基板
を用い、押出ラミネート法により、このポリカーボネー
ト樹脂基板上に、ケン化処理済み積層フィルムを、その
熱融着性フィルム面を基板側として重ね合わせて加熱一
体化し、従来の防曇板を得た。
【0031】このようにして得られた従来の防曇板につ
いて、実施例の場合と同様にして、呼気テスト、層間剥
離テストおよび熱加工テストを行なった。得られた結果
は、それぞれ表1に示すとおり、呼気テストでは、従来
の防曇板は、実施例と同様に表面に曇りを生じなかった
が、層間剥離テストでは、接着強度が1.1kgと実施
例に比べ低い値を示した。また、熱加工テストでは、従
来の防曇板は、加熱折曲げ加工および加熱成形加工のい
ずれにおいても、セルロース系樹脂フィルムと熱融着性
フィルムとの間で層間剥離を生じた。とくに前者の加熱
折曲げ加工では、折曲げ部分が白化をともなっていた。
【0032】なお、透明なポリカーボネート樹脂板の単
品について、上記実施例の場合と同様に、温水浸漬前、
および60℃の温水に24時間浸漬した後の2つの条件
で、呼気テストを行なったところ、浸漬前、および浸漬
後のいずれにおいても曇りを生じた。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】の発明の方法により製造された熱加工
合成樹脂製防曇板は、その表面がケン化処理によって
防曇性能を付与されたセルロース系樹脂を主成分とする
フィルム状塗膜で構成されているので、防曇性能の持続
性が高いのは、勿論であるが、熱融着性フィルムの片面
に塗料を塗布して、セルロース系樹脂を主成分とするフ
ィルム状塗膜を形成してフィルム状積層体とした後に、
これらの積層フィルムのセルロース系樹脂フィルムまた
はフィルム状積層体の塗膜をケン化処理しているため、
熱融着性フィルムとフィルム状塗膜との密着性がケン化
処理によって阻害されることがなく、両層の密着度の低
下を引き起こすことがないものである。従ってこの発明
の方法により製造された合成樹脂製防曇板は、加熱曲げ
加工や波付け加工などの熱加工時においてあるいは熱加
工後に経時的に、層間剥離を生じたり、あるいは部分的
な白化や失透の現象を生じることがなく、透明性にすぐ
れているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を工程順に説明するためのもの
で、図1イは熱融着性フィルムの片面に、セルロース系
樹脂を主成分とする塗料を塗布してフィルム状塗膜を形
成してなるフィルム状積層体の断面図、図1ロは、ケン
化処理後のフィルム状積層体を合成樹脂基板に加熱一体
化により接合した防曇板の断面図である。
【符号の説明】2 熱融着性フィルム 5 合成樹脂基板 11 セルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗
13 フィルム状積層体 20 合成樹脂製防曇板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱融着性フィルム(2) の片面に、セルロ
    ース系樹脂を主成分とする塗料を塗布して、セルロース
    系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フ
    ィルム(2) とよりなるフィルム状積層体(13)を形成し、
    ついでこのフィルム状積層体(13)のセルロース系樹脂を
    主成分とするフィルム状塗膜(11)側の表面にケン化処理
    を施し、さらにケン化処理後のフィルム状積層体(13)を
    合成樹脂基板(5) 上に、その熱融着性フィルム(2) 面を
    基板(5) 側として重ね合わせて、両者を加熱一体化する
    ことを特徴とする熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方
    法。
JP4346037A 1992-12-25 1992-12-25 熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方法 Expired - Lifetime JP2772454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4346037A JP2772454B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4346037A JP2772454B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06190972A JPH06190972A (ja) 1994-07-12
JP2772454B2 true JP2772454B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=18380709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4346037A Expired - Lifetime JP2772454B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2772454B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2747431B2 (ja) * 1995-03-30 1998-05-06 筒中プラスチック工業株式会社 ポリカーボネート樹脂製防曇波板の製造方法
JP4604333B2 (ja) * 2000-10-30 2011-01-05 住友ベークライト株式会社 表面品質に優れた塩化ビニル樹脂シート及びその製造方法
WO2017126299A1 (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 富士フイルム株式会社 フィルム積層体
JP6644661B2 (ja) * 2016-09-29 2020-02-12 富士フイルム株式会社 成形体
JP6629701B2 (ja) * 2016-09-29 2020-01-15 富士フイルム株式会社 成形体の製造方法
JP6883671B2 (ja) * 2017-12-27 2021-06-09 富士フイルム株式会社 包装材およびその使用方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5817137U (ja) * 1981-07-28 1983-02-02 東洋クロス株式会社 積層フイルム
JPS60101042A (ja) * 1983-11-08 1985-06-05 三菱レイヨン株式会社 防曇性合成樹脂シ−ト状物の製造方法
JPS60100914A (ja) * 1983-11-09 1985-06-04 三菱レイヨン株式会社 防曇性合成樹脂ミラ−の製造方法
JPS6218253A (ja) * 1985-07-16 1987-01-27 株式会社日本ポリテック 積層シート
JPS63246237A (ja) * 1987-04-01 1988-10-13 住友化学工業株式会社 防曇性光選択透過性フイルムまたはシ−ト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06190972A (ja) 1994-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69632824T2 (de) Verbesserte laminatstrukturen und deren herstellungsverfahren
US6096396A (en) Decorative sheet material suitable for use as a flexible weatherable paint film or decal
DE19711459A1 (de) Verfahren zur Herstellung einer gebogenen Verbundsicherheitsglasscheibe
US4309484A (en) Laminated safety glass
CN101228462A (zh) 偏光板及图像显示装置
JP2772454B2 (ja) 熱加工用合成樹脂製防曇板の製造方法
US4429005A (en) Adhesive for solar control film
JPH0364703A (ja) 偏光板用フィルムの積層方法
FR2773100A1 (fr) Produit stratifie anti-buee
JP3260864B2 (ja) 熱転写可能なフッ素樹脂フィルム
JP2944483B2 (ja) ポリカーボネート樹脂製防曇流滴板
CA1269826A (en) Positioned chip surface covering
CA2485050A1 (en) Plastisol coating containing reflective pigments, method of preparing coating on a substrate, and products with such coatings
JP2747431B2 (ja) ポリカーボネート樹脂製防曇波板の製造方法
KR102534274B1 (ko) 무광보호필름을 구비한 데코시트 제조방법
JPS60226435A (ja) 合せガラス
JPH08103985A (ja) 合成樹脂製結露防止板の製造方法
JPS63246237A (ja) 防曇性光選択透過性フイルムまたはシ−ト
JPH10157006A (ja) 化粧シート貼着アルミニウム材及びその製造方法
JPH0428220B2 (ja)
JP2884461B2 (ja) フッ素系樹脂膜を有するフィルムの製造方法
JPS5850501A (ja) 偏光板
JP2527969B2 (ja) 農業用被覆材
JP3236417B2 (ja) 機能性複層シート
JPH0866991A (ja) 結露防止性積層フィルムあるいはシート

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980224

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080424

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080424

Year of fee payment: 10

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080424

Year of fee payment: 10

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080424

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100424

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110424

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110424

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 15