JP2772173B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品等を冷却すること
により、鮮度よく保存する冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年における冷蔵庫は、使用目的に応じ
て温度を区分できるように、区分化された冷却室が独立
して開閉自在に設けられた2ドアタイプや3ドアタイプ
等が主流を占めている。
【0003】一般に、上記の冷蔵庫は、図6に示すよう
に、冷蔵室41と冷凍室42とを冷却室として有してい
る。上記冷凍室42の背面部には、エバポレータ45が
設けられており、エバポレータ45は、冷蔵庫の最下端
部に設けられた圧縮器46から送られた冷媒と、庫内の
空気とを熱交換することにより、冷気を発生するように
なっている。そして、冷蔵室41及び冷凍室42は、上
記の冷気が循環することによって、低温が維持されるよ
うになっている。
【0004】従来、上記冷蔵庫は、冷気の循環を図7に
示す冷気回路よって行っている。すなわち、エバポレー
タ45から供給される冷気は、ファンモータ49が作動
することにより昇圧され、冷凍室42内を冷却した後、
冷凍室戻りダクト55を通り、エバポレータ45に返還
される冷凍室回路と、上記ファンモータ49によって昇
圧されて、冷蔵室41と冷凍室42とを連通する冷蔵室
ダクト50に導入され、この冷蔵室ダクト50の冷蔵室
41側の開口部近傍に設けられた開閉自在の冷蔵室ダン
パ52及び冷蔵室内ダクト53を通り、冷蔵室41内を
冷却した後、冷蔵室戻りダクト54を通って、エバポレ
ータ45に返還される冷蔵室回路とをそれぞれ循環する
ことによって、冷蔵室41及び冷凍室42が冷却される
ようになっている。
【0005】上記のような冷蔵庫においては、図6に示
すように、冷凍室42内に設けられた冷凍室温度感知器
56によって、冷凍室42内の温度が感知されており、
その温度に応じて、圧縮器46及びファンモータ49の
ON−OFFを切換えることにより、冷凍室42内の温
度制御を行っている。一方、冷蔵室41内の温度制御
は、冷蔵室温度感知器51によって感知される冷蔵室4
1内の温度に応じて、上記冷蔵室ダンパ52を開閉し、
冷凍室42から導入される冷気量を制御することにより
行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
冷蔵庫では、冷凍室42内の温度制御が、冷凍室42内
の温度に応じて、ファンモータ49のスイッチを切換え
ることにより行われるが、冷蔵室41内の温度制御は、
冷蔵室ダクト50を通過する冷気量に関係なく、冷蔵室
ダンパ52の開閉動作のみに依存している。
【0007】したがって、例えば、冷凍室42が十分に
冷却され、ファンモータ49がOFFのときに、冷蔵室
41内に大量の食品等が収納され、冷蔵室41内の温度
が上昇した場合には、冷蔵室41を冷却するのに必要な
冷気量を確保することが困難である。この結果、冷蔵室
41の冷却時間が増加するため、冷蔵室41内に収納さ
れた食品の鮮度保持に問題を生じるものとなっている。
【0008】そこで、冷蔵室回路における冷蔵室ダクト
50の抵抗を小さくすることにより、冷蔵室41に導入
する冷気量を増加させることも可能であるが、この場合
には、冷凍室回路に十分な冷気を送出することができな
くなり、冷凍室42の冷却効率が低下する。
【0009】また、従来の冷蔵庫には、図8に示すよう
に、例えば、解凍室等の冷蔵室41とは温度設定の異な
る冷却室がファンと共に、冷蔵室41内に設けられてい
る場合があり、この場合には、解凍室用ファンモータ5
8がONとなっているときに、冷蔵室ダンパ52が開い
た状態になれば、解凍室内への冷気量を増大できる。
【0010】しかしながら、上記のファンは、室内の空
気を循環させることを目的としており、冷蔵室ダンパ5
2の開閉と無関係のため、冷気を要するときに作動して
いない場合もあり、冷却効率を十分に向上させることが
できていない。
【0011】したがって、本発明においては、冷凍室の
冷却効率を低下させることなく冷蔵室の冷却効率を向上
させ、食品等の鮮度保持力の優れた高性能な冷蔵庫を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、上記
課題を解決するために、冷気を供給する冷却手段、及び
該冷却手段より供給された冷気を庫内に循環させる送出
手段が設けられた第1の冷却室と、該第1の冷却室側よ
り連通路を介して供給される冷気にて冷却され、庫内の
温度に応じて該連通路の口部を開閉する切換手段が設け
られた第2の冷却室とを有し、上記の送出手段の作動
が、第1の冷却室内の温度に応じて制御される冷蔵庫に
おいて、上記切換手段と同期して作動すると共に上記第
2の冷却室に冷気を連通路を介して引き込む冷気導入手
段が設けられ、第1の冷却室内の温度が上昇した場合に
上記切換手段を閉じると共に上記冷気導入手段を停止し
て第2の冷却室内への冷気の導入を停止することを特徴
としている。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、切換手段と、この切換手
段に同期して作動する冷気導入手段とが、庫内の温度に
応じて、共に作動することにより、第2の冷却室に導入
される冷気量が制御される。すなわち、上記切換手段及
び冷気導入手段は、上記の送出手段のON・OFFに関
わりなく、第1の冷却室内の第2の冷却室内の温度が設
定温度以上である場合に、第2の冷却室内に冷気が導入
されるように動作し、反対に第2の冷却室内の温度が設
定温度以下に低下した場合には、冷気が第2の冷却室内
に導入されないように動作する。
【0014】したがって、例えば、第1の冷却室内の温
度が設定温度以下に低下し、送出手段が停止した場合に
おいても、十分な冷気が上記切換手段及び冷気導入引手
段によって、第2の冷却室内に導入されるなど、切換手
段及び冷気導入手段が設けられた第2の冷却室毎に、温
度制御を行うことができるため、第2の冷却室の冷却効
率が向上する。
【0015】
【実施例】〔実施例1〕 本発明の一実施例について図1ないし図3に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
【0016】本実施例に係る冷蔵庫は、図1に示すよう
に、最も低温にするための冷却室である冷凍室(第1の
冷却室)2と、この冷凍室2の下方に設けられたもう1
つの冷却室である冷蔵室(第2の冷却室)1とを有して
いる。上記冷蔵室1及び冷凍室2の各前面部には、開閉
用の冷蔵室扉3及び冷凍室扉4が、それぞれ開閉自在に
設けられている。
【0017】上記冷凍室2の背面部には、エバポレータ
(冷却手段)10が設けられている。このエバポレータ
10は、図2に示す冷凍サイクルに冷媒を循環させるこ
とによって冷却される。つまり、上記冷媒は、冷蔵庫の
最下端部に設けられた圧縮器7から供給され、コンデン
サ8及びキャピラリチューブ9を介してエバポレータ1
0に導入され、再び圧縮器7に返還されるようになって
いる。このようにして冷却されたエバポレータ10は、
このエバポレータ10内に導入された庫内の空気との熱
交換を行うことにより、冷気を供給するようになってい
る。
【0018】また、図1に示すように、上記エバポレー
タ10の上方には、ファンモータ(送出手段)11と、
このファンモータ11によって駆動されるファン(送出
手段)27とが設けられている。そして、ファン27の
冷凍室扉4側(以下、前方という)には、ファン27に
よりエバポレータ10からの冷気が導入される圧力室6
が設けられている。この圧力室6の上部には、冷凍室2
内の温度を感知する冷凍室温度感知器14が取付けられ
ていると共に、圧力室6の前方には、冷気の吹出口が形
成されたファンルーバ23が設けられている。
【0019】上記圧縮器7及びファンモータ11は、冷
凍室温度感知器14によって感知される冷凍室2内の温
度に応じて、ON−OFFの切換が行われるようになっ
ている。すなわち、冷凍室2内の温度が設定温度以上の
ときには、圧縮器7から冷媒が供給されると共に、ファ
ンモータ11がONになり、反対に、冷凍室2内の温度
が設定温度以下のときは、圧縮器7からの冷媒の供給が
停止すると共に、ファンモータ11もOFFとなるもの
である。
【0020】また、冷凍室2と冷蔵室1とを連通する冷
蔵室ダクト19は、ファンモータ11及びエバポレータ
10の後方に設けられている。この冷蔵室ダクト19
は、上記圧力室6の上部に冷凍室2側の開口部が、冷蔵
室1の背面部における上部に冷蔵室1側の開口部が接続
されている。さらに、この冷蔵室1側の開口部近傍に
は、開閉自在の冷蔵室用ダンパ(切換手段)17が設け
られている。
【0021】そして、冷蔵室用ダンパ17の上方には、
冷蔵室1内の温度を感知する冷蔵室温度感知器15が設
けられている。また、冷蔵室用ダンパ17の前方には、
冷蔵室用ファンモータ(冷気導入手段)12と、冷蔵室
用ファンモータ12によって駆動される冷蔵室用ファン
(冷気導入手段)28が設けられている。さらに、この
冷蔵室用ファン28の前方には、吹出口が設けられた冷
蔵室内ダクト21が設けられている。
【0022】上記冷蔵室用ファンモータ12は、冷蔵室
温度感知器15によって感知される冷蔵室1内の温度
と、上記冷凍室温度感知器14によって感知される冷凍
室2内の温度に応じて、ON−OFFの切換えが行われ
るようになっていると共に、冷蔵室用ダンパ17は、こ
の冷蔵室用ファンモータ12と同期して動作するように
なっている。すなわち、冷蔵室用ダンパ17は、冷蔵室
用ファンモータ12がOFFのときには、冷蔵室ダクト
19の開口部を閉鎖し、冷蔵室用ファンモータ12がO
Nのときには、冷蔵室ダクト19の開口部を開放するよ
うになっている。
【0023】また、冷蔵室1と冷凍室2との間には、冷
蔵室1及び冷凍室2内の空気をそれぞれ吸い込む冷蔵室
戻りダクト22及び冷凍室戻りダクト24が設けられて
いる。この冷蔵室戻りダクト22は、エバポレータ10
の下方で上記冷凍室戻りダクト24と合流しており、さ
らに、冷凍室戻りダクト24は、エバポレータ10の下
部に設けられた吸引口に連通している。
【0024】次に、本実施例の冷蔵庫において、冷気が
循環する順序を図3に示す冷気回路に基づいて説明す
る。
【0025】上記冷気回路は、冷凍室回路と冷蔵室回路
とから構成されており、冷凍室回路においては、エバポ
レータ10から放出された冷気が、ファンモータ11の
作動により昇圧され、冷凍室2内を冷却した後、冷凍室
戻りダクト24に入り、エバポレータ10に返還され
る。
【0026】一方、冷蔵室回路では、上記ファンモータ
11の作動によって昇圧された冷気が、冷蔵室用ファン
モータ12の作動によって、冷蔵室ダクト19に導入さ
れる。冷蔵室用ダンパ17は、上記したように冷蔵室用
ファンモータ12と同期して動作するため、冷蔵室用フ
ァンモータ12が作動している場合には、冷蔵室用ダン
パ17は開いた状態となっている。そして、冷気は冷蔵
室内ダクト21を通って、冷蔵室1内に導入され、冷蔵
室1内を冷却した後、冷蔵室戻りダクト22を通り、上
記冷凍室戻りダクト24内の冷気と合流して、エバポレ
ータ10に返還される。
【0027】上記の構成において、例えば、冷蔵室1内
が設定温度以下に冷却された場合、あるいは冷凍室2内
に大量の食品が収納されるなど、冷凍室2内の温度が上
昇した場合には、冷蔵室用ファンモータ12をOFFに
すると共に、この冷蔵室用ファンモータ12と同期して
作動する冷蔵室用ダンパ17が閉じられる。即ち、冷凍
室2と連通している冷蔵室ダクト19の冷蔵室1側の開
口部が閉鎖されることにより、冷蔵室1には冷気が送出
されず、冷蔵室1の冷却を一時的に停止する。
【0028】したがって、ファン27により圧力室6内
に送出された冷気の大半が、冷凍室2に導入されること
となり、冷凍室2の冷却効率が向上する。
【0029】一方、冷蔵室1内に大量の食料を収納する
など、冷蔵室1内の温度が設定温度以上に上昇した場合
には、冷蔵室用ファンモータ12をONにすると共に、
冷蔵室用ダンパ17を開放することにより、冷気を冷蔵
室1内に導入する。また、冷凍室2が設定温度以下に冷
却され、ファンモータ11がOFFの場合においても、
上記冷蔵室用ファンモータ12はONとなっているの
で、冷蔵室1には、充分な冷気が送られ、冷蔵室1内の
冷却は続けられる。
【0030】以上のように、本実施例の冷蔵庫は、冷蔵
室1及び冷凍室2内の温度に応じて作動する冷蔵室用フ
ァンモータ12を冷蔵室1内に設けると共に、上記冷蔵
室用ファンモータ12と同期して作動する冷蔵室用ダン
パ17により冷蔵室1内に導入される冷気量を制御する
ものである。したがって、冷蔵室1及び冷凍室2につい
て、それぞれ温度制御を行うことができ、冷却効率が向
上すると共に、冷蔵庫内に収納された食品等の鮮度保持
力が向上する。
【0031】〔実施例2〕 次に、本発明の他の実施例を図4及び図5に基づいて説
明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記
実施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0032】本実施例の冷蔵庫には、図4に示すよう
に、冷蔵室用ダンパ17と同期して作動する冷蔵室用フ
ァンモータ12を有した冷蔵室1内の上部に、冷蔵室1
とは温度設定の異なる冷却室として、チルド室5が設け
られている。このチルド室5は、通常、冷蔵室1の温度
(約3℃)設定よりも、やや低めの0℃〜−3℃に設定
されている。
【0033】そして、冷凍室2内の圧力室6と上記チル
ド室5とを連通するチルド室ダクト20が、冷蔵室ダク
ト19の側方に設けられており、このチルド室ダクト2
0のチルド室5側の開口部近傍には、チルド室用ダンパ
18が設けられている。このチルド室用ダンパ18の上
方には、チルド室5内の温度を検知するチルド室温度感
知器16が取付けられており、上記チルド室用ダンパ1
8は、このチルド室温度感知器16によって感知される
チルド室5内の温度に応じて作動し、上記チルド室ダク
ト20の開口部の開閉を行うようになっている。
【0034】上記の構成において、前記実施例と同様に
エバポレータ10により供給される冷気は、図5に示す
冷気回路を循環することによって、庫内を冷却するよう
になっている。この冷気回路における冷蔵室回路では、
冷蔵室1内の温度が上昇したときに、冷蔵室用ファンモ
ータ12がONとなり、この冷蔵室用ファンモータ12
と同期する冷蔵室用ダンパ17が開いた状態となると、
冷蔵室1内に冷気が導入される。
【0035】さらに、本実施例においては、上記冷気回
路に、冷凍室回路からの冷気を直接導入するチルド室回
路が設けられている。このチルド室回路においては、エ
バポレータ10から発生し、ファンモータ11において
昇圧された冷気の一部が、チルド室ダクト20を介し
て、チルド室用ダンパ18からチルド室5内に導入され
る。そして、チルド室5内を冷却した冷気は、冷蔵室戻
りダクト22を通り、冷凍室戻りダクト24と合流し
て、エバポレータ10に返還される。
【0036】例えば、チルド室5内の温度が設定温度以
上となった場合には、チルド室用ダンパ18が開き、チ
ルド室ダクト20を介して、冷凍室回路から冷気が導入
される。また、チルド室回路には、冷蔵室回路の冷気で
はなく、冷凍室回路の冷気が導入されているため、冷蔵
室回路の冷蔵室用ダンパ17が閉鎖した場合において
も、チルド室回路には、充分な冷気が導入される。
【0037】以上のように、本実施例の冷蔵庫は、冷蔵
室1及び冷凍室2内の温度に応じて作動する冷蔵室用フ
ァンモータ12を冷蔵室1内に設けると共に、上記冷蔵
室用ファンモータ12と同期して作動する冷蔵室用ダン
パ17により冷蔵室1内に導入される冷気量を制御する
ものである。したがって、冷蔵室1及び冷凍室2につい
て、それぞれ温度制御を行うことができ、冷却効率が向
上すると共に、冷蔵庫内に収納された食品等の鮮度保持
力が向上する。
【0038】また、冷蔵室とは温度設定の異なる冷却室
として、解凍室が設けられた前記従来の冷蔵庫では、解
凍室には冷蔵室の冷気が導入されると共に、解凍室内の
冷気の一部が循環している。また、解凍室用ファンモー
タと冷蔵室ダンパとが同期していないため、冷蔵室ダン
パが閉鎖された場合には、解凍室回路に新たな冷気が導
入されず、解凍室から放出された冷気が解凍室回路を循
環するクローズドループとなり、解凍室の冷却効率が低
下するという問題が生じていた。
【0039】しかしながら、本実施例の冷蔵庫では、上
記のように、冷蔵室用ファンモータ12が停止し、冷蔵
室用ダンパ17が閉鎖された場合でも、チルド室には、
チルド室ダクト20を介して、冷凍室2から十分な量の
冷気が導入されているので、チルド室5は効率良く冷却
される。
【0040】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫は、以上のように、第2
の冷却室に冷気を引き込む冷気導入手段が設けられ、こ
の冷気導入手段は、上記の切換手段と同期して作動し、
第1の冷却室内の温度が上昇した場合に上記切換手段を
閉じると共に上記冷気導入手段を停止して第2の冷却室
内への冷気の導入を停止する構成である。
【0041】それゆえ、冷却室の温度制御を短い時間で
行うことができ、冷却効率が向上する。したがって、冷
蔵庫内に収納された、例えば食品等の鮮度保持力が向上
するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における冷蔵庫を示す縦断面
図である。
【図2】上記冷蔵庫における冷凍サイクルを示す回路図
である。
【図3】上記冷蔵庫における冷気回路を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例における冷蔵庫を示す縦断
面図である。
【図5】上記冷蔵庫における冷気回路を示す回路図であ
る。
【図6】従来の冷蔵庫を示す縦断面図である。
【図7】上記従来の冷蔵庫における冷気回路を示す回路
図である。
【図8】従来の他の冷蔵庫における冷気回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 冷蔵室(第2の冷却室) 2 冷凍室(第1の冷却室)10 エバポレータ(冷却手段) 11 ファンモータ(送出手段) 12 冷蔵室用ファンモータ(冷気導入手段) 17 冷蔵室用ダンパ(切換手段) 27 ファン(送出手段) 28 冷蔵室用ファン(冷気導入手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷気を供給する冷却手段、及び該冷却手段
    より供給された冷気を庫内に循環させる送出手段が設け
    られた第1の冷却室と、該第1の冷却室側より連通路を
    介して供給される冷気にて冷却され、庫内の温度に応じ
    て該連通路の口部を開閉する切換手段が設けられた第2
    の冷却室とを有し、上記の送出手段の作動が、第1の冷
    却室内の温度に応じて制御される冷蔵庫において、上記切換手段と同期して作動すると共に上記第2の冷却
    室に冷気を連通路を介して引き込む冷気導入手段が設け
    られ、第1の冷却室内の温度が上昇した場合に上記切換
    手段を閉じると共に上記冷気導入手段を停止して第2の
    冷却室内への冷気の導入を停止することを 特徴とする冷
    蔵庫。
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