JP2006300472A - 冷蔵庫 - Google Patents

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貴代志 森
Junichi Suda
順一 須田
Kenichi Kakita
健一 柿田
Takumi Kida
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】小型のファンを使用することができ、且つ収納室内の温度を制御し易い冷蔵庫を提供する。
【解決手段】各収納室2、3、4、5の奥側(裏面側)には、冷却風路10が設けられ、当該冷却風路10内に冷却器11、冷却器ファン16が内蔵されている。冷却風路10と、各収納室2、3、4、5との間には、収納室の奥壁12、13、14、15があり、各奥壁12、13、14、15に冷風吐出口が設けられ、当該冷風吐出口に送風ファン17〜19が取り付けられている。送風ファン17〜19の個数は、要求される冷風量に合わせて選定されている。送風ファン17〜19は、風量制御機構20としてダンパー21〜23が一体化されている。
【選択図】図1

Description

本発明は冷蔵庫に関するものであり、特に内部が複数の収納室に区画された冷蔵庫に関するものである。
今日、冷蔵庫は一般家庭に広く普及している。代表的な形態の冷蔵庫は、圧縮機、凝縮器、減圧器、冷却器によって構成される冷凍サイクルを備え、冷却器で発生する冷風を庫内に導入して庫内を冷却する強制対流式のものである。
一般にこのような強制対流式の冷蔵庫は、食品等の収納室の奥側に冷風吐出口が設けられ、当該吐出口と連通した冷風通路内に前記した冷却器が設置されている。冷風通路内には送風機が設けられ、収納室内の空気を冷風通路に導入し、冷却器に通過させて空気を冷却した後収納室に冷気として対流させている。
また家庭用冷蔵庫には、特許文献1に開示された様に、庫内を機能別に区画したものが多い。図8は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の断面図である。
家庭用冷蔵庫では、例えば図8の様に冷蔵庫100の庫内を冷蔵室101、低温室102、冷凍室103、野菜室104という様に4個の収納室に区画している。そしてこれらの各収納室の奥側(裏面側)に複数系統の冷風通路106が設けられ、各収納室と冷風通路105とを仕切る壁に開口(冷風吐出口)106,107,108,109が設けられている。なお作図における断面位置の関係上、図8には単一の冷風通路だけが図示されているが、実際には各収納室に至る冷風通路105が独立している例も多々ある。
また冷風通路105内には電気的な動力によって開閉されるダンパー110,111,112,113が内蔵されており、冷風通路105を流れる冷風を各収納室に断続的に供給している。冷風通路105には前記した様に冷却器114があり、この冷却器114の近傍には送風機115が設けられている。従来技術の冷蔵庫100においては、送風機115は一台である。
従来技術の冷蔵庫では、各収納庫の温度を監視し、収納庫内の温度が所望の範囲となるように各収納庫に連通するダンパー110〜113を開閉制御して冷風を収納室に吐出する。
特開2000−205738号公報
従来技術の冷蔵庫では、前記した様に冷却風路内に冷却器ファンが設けられている。従来技術の冷蔵庫では冷却風路内に設けられたファンは一台であり、一台のファンによってすべての収納室に冷風を供給している。また、各収納室は、当然ながら設定温度や容積が異なるので、各収納室の風量を調整する風量制御機構の動作頻度はまちまちである。そのために複数の収納室に設けられた風量制御機構が同時に連通させることも珍しくない。
そのため冷却器ファンは複数の収納室に同時に冷風を供給することができる様に、相当の風量を発生させることができるものでなければならない。
また、風量制御機構の前後においては、冷却風路側を収納室側に比べて正圧に保たなければならず、且つ冷蔵庫が大型化して各収納室同士の間隔が広がる傾向にあるため、冷却風路の距離は長くなり、冷却器ファンは相当の静圧発生能力を持つ必要がある。
また、冷却器ファンは、複数の風量制御機構が同時に連通されている状態であるにせよ、例え風量制御機構が一つしか連通しないような制御方式であるにせよ、冷却器から最も遠い収納室(または最も冷気の供給が困難な収納室)へ相当の風量を発生させることができるものが選択されている。
よって、特許文献1の冷蔵庫は大風量且つ強力な静圧発生能力を持つファンが必須である。また、大風量且つ強力な静圧発生能力を持つファンは一般に騒音が高いため騒音対策を施す必要もある。この様なファンは、高能力であることに加えて、さらに騒音対策を施されているためコスト面でも割高になってしまう。
また、冷却器から最も遠い収納室(または最も冷気の供給が困難な収納室)へ相当の風量を発生させることができるファンの選択は、冷却器からある程度近い収納室(または冷気の供給がある程度容易な収納室)にとっては、必要分を大幅に上回る風量を供給できるものであり、最適なファンの選択であるとは言えない。
本発明は、従来技術の問題点に基づき、小型のファンを使用することができ、且つ収納室内の温度を制御し易い冷蔵庫を開発することを課題とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、壁面によって区画された複数の収納室と、冷却器と、前記冷却器と前記収納室とを連通する冷却風路と、前記冷却風路内の前記冷却器の近傍に設けられた冷却器ファンと、複数の送風ファンと、複数の風量制御機構を備え、前記送風ファンを前記収納室と前記冷却風路を仕切る壁面の吐出口または吸込口に設け、前記風量制御機構は前記収納室と前記冷却風路の間の連通を断続可能であることを特徴とした冷蔵庫である。
これにより、小型のファンを採用することができ、ファンが発生する騒音も小さい。よって大風量且つ強力な静圧発生能力を持つ冷却器ファンを使用した従来の冷蔵庫と比較して安価に構成することができる。また、それぞれの収納室に最適な風量を供給することができる。
また、複数の風量制御機構を有し、各収納室と冷却風路の間の連通を断続可能にすることによって、冷気を送風する必要のない収納室を風量制御機構によって閉鎖することで、収納室の空気が冷却風路側に吸引されることを防止するため、収納室の温度も安定する。
請求項1に記載の発明は、壁面によって区画された複数の収納室と、冷却器と、前記冷却器と前記収納室とを連通する冷却風路と、前記冷却器の近傍の前記冷却風路内に設けられ前記冷却器周辺の冷気を送風する冷却器ファンと、複数の送風ファンと、複数の風量制御機構を備え、前記送風ファンを前記収納室と前記冷却風路を仕切る壁面の吐出口または吸込口に設け、前記風量制御機構は前記収納室と前記冷却風路の間の連通を断続可能であることとしたものであり、これにより、小型のファンを採用することができ、ファンが発生する騒音も小さいため、大風量且つ強力な静圧発生能力を持つ冷却器ファンを使用した従来の冷蔵庫と比較して安価に構成することができる。また、それぞれの収納室に最適な風量を供給することができる。
また、複数の風量制御機構を有し、各収納室と冷却風路の間の連通を断続可能にすることによって、冷気を送風する必要のない収納室を風量制御機構によって閉鎖することで、収納室の空気が冷却風路側に吸引されることを防止するため、収納室の温度も安定する。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、前記冷却器ファンと前記送風ファンの少なくとも一つ以上が同時に動作することとしたものであり、冷却器ファンは小型のものを採用することができ、冷却器から遠い収納室(または冷気の供給が困難な収納室)へはこの冷却器ファンに加えて、収納室の壁面の吐出口に取り付けた送風ファンを同時に動作し冷気を供給することで、冷却器ファンと送風ファンは冷却風路内に直列に構成されたこととなり、収納室へ充分な冷気を供給することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2の構成において、前記送風ファンは、前記冷却器ファンによる送風だけでは必要な風量が得られない収納室にのみ設けられたこととしたものであり、冷却器ファンは小型のものを採用することができ、冷却器からある程度近い収納室(または冷気の供給がある程度容易な収納室)へはこの冷却器ファンで冷気を供給することで、送風ファンの使用数を最低限にすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の構成に加えて、前記送風ファンが一つだけでは必要な風量を得られない収納室、または充分に冷気を攪拌することができない収納室には、前記送風ファンを複数設けることとしたものであり、複数の送風ファンを並列に設けることで収納室への風量を増加させることができる。また、収納室内の空気を攪拌する能力も向上し、収納室内の温度分布を均一にすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の構成に加えて、前記送風ファンは軸流ファンであり、前記風量制御機構は前記送風ファンに一体に設けられていることとしたものであり、コストや騒音の観点から軸流ファンを使用し、さらに風量制御機構を一体化することで、低コスト化を図ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の構成に加えて、前記送風ファンはシロッコファンであり、前記風量制御機構は前記送風ファンに一体に設けられていることとしたものであり、静圧を重視してシロッコファンを使用し、さらに風量制御機構を一体化することで、低コスト化を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の構成において、前記風量制御機構は前記送風ファンの吐出側に設けられていることとしたものであり、風圧による風量制御機構の動作、または風量制御機構による風向きの調整などを考えた設計が可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の構成において、前記風量制御機構は前記送風ファンの吸込側に設けられていることとしたものであり、吹出し側の風量制御機構による風路抵抗がなくなることで、吐出面からの均一な送風を可能とし且つ吸込み側の風量制御機構で風量の調整を行うことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の構成において、前記風量制御機構は前記送風ファンが回転するときに前記収納室と前記冷却風路の間を連通させ、前記送風ファンが停止している時には前記収納室と前記冷却風路の間を遮断することとしたものであり、冷気を送風する必要のない収納室を風量制御機構によって閉鎖することで、収納室の空気が冷却風路側に吸引されることを防止するため、収納室の温度も安定する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の構成において、前記送風ファンは回転数を変更することができることとしたものであり、高度な収納室の温度制御を行うことができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の構成において、前記風量制御機構は前記送風ファンの回転数に応じて風量を変化させることとしたものであり、ファンの回転数と風量制御機構の動作量を調整することで、より高度な収納室の温度制御を行うことができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の構成において、前記送風ファンまたは前記風量制御機構に温度検知センサー及び検知温度に基づいて前記送風ファンを駆動する駆動回路を備え、前記送風ファンまたは前記風量制御機構または前記送風ファンと前記風量制御機構の両者は外部からの制御信号を受ける必要なく自律動作することとしたものであり、配線を減少することができ、またファンの使用数の変更などを行うにあたっても制御基板及び制御ソフトの変更は必要ない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の冷蔵庫の側面断面図、図2は図1に示す冷蔵庫の正面断面図である。
本実施の形態の冷蔵庫1は、図1の様に4室の収納室に区画されている。即ち冷蔵庫1は、庫内が4室に区切られ、上から、冷蔵用収納室2、温度切替用収納室3、野菜用収納室4、冷凍用収納室5として機能する。
各収納室2〜5には公知の冷蔵庫と同様に、正面側にそれぞれ扉6や引出し7,8,9が設けられている。また、各収納室2〜5は断熱壁で覆われている。
各収納室2〜5の奥側(裏面側)には、公知の冷蔵庫と同様に発泡スチロールなどの断熱材で形成された冷却風路10が設けられ、当該冷却風路10内に冷却器11が内蔵されている。
冷却器11は、インバータ圧縮機、凝縮器、膨張弁(図示せず)に接続されて一連の冷凍サイクルを構成するものである。本実施の形態で採用する冷凍サイクルはインバータ圧縮機を採用しており、冷媒の蒸発温度が可変であり、冷却器11の表面温度を変化させることができる。本実施の形態の冷蔵庫1は冷却器11の冷却温度と、後述するファンによる送風、及び風量制御機構の動作によって各収納室2〜5の温度を制御する。
前述した冷却風路10と、各収納室2〜5との間は、収納室の奥壁12,13,14,15によって仕切られている。そして、この冷却風路10内の冷却器11近傍には冷却器ファン16が設けられている。本実施の形態では冷却器ファン16は、収納室2、3までは充分な風量を供給することはできないが小型で安価なものを選択している。冷却器ファン16を小型化することで冷却器11及び冷却器ファン16周辺の冷却風路10の奥行きを減らすことが可能となり、収納室4、5の奥壁14、15を更に奥側へ設けることで収納室の容積を広げることも可能となる。また、冷却器ファン11は冷却器近辺の収納室4、5へは充分な風量を供給できる能力を持ち、収納室4、5にはこの冷却器ファン11によって冷気を供給する。
そして本実施の形態では、各奥壁12〜15に吐出口、及び吸込口が設けられ、このうち奥壁12、13の吐出口には小型の送風ファン17,18,19が取り付けられている。冷却器ファン16の能力だけでは得られなかった収納室2、3への風量は、送風ファン17〜19によって補われる。
送風ファン17〜19は、それぞれ風量制御機構20としてダンパー21,22,23を一体化し、個々の送風ファンが動作するときだけそれぞれのダンパーが開く。
送風ファン17〜19は冷却風路内の冷風を収納室側に吸引するものであるから、いずれかの送風ファンが回転すると冷却風路内が負圧状態となる。そのため一室の送風ファンが回転し、他の収納室の送風ファンが停止している状態であれば送風ファンが回転していない収納室の空気が冷却風路側に吸引されてしまうことも考えられる。しかし、本発明の実施の形態の冷蔵庫では送風ファン17〜19が停止しているときには風量制御機構20も閉じているため、この現象は発生しない。
ここで、冷却器ファン16を取り付けずに、各収納室の壁面に取り付けた送風ファン17〜19だけで構成した場合を考える。冷却風路の構成が風路抵抗が極めて小さいものであれば全ての収納室へ充分な冷気を供給できるが、一般的に冷却風路10の構成はある程度風路抵抗が高いものになり、冷却器11から遠い収納室(冷気の供給が困難な収納室)へは小型の送風ファンだけでは充分に冷気を循環させることができない。
つまり、小型の冷却器ファン16、及び小型の送風ファン17〜19の両者を動作することによって各収納室に冷気を供給することができるものであり、ファンの騒音も小さいものになる。また、複数の小型のファンで構成すれば、ファン単体のコストが安価であることに加えて、騒音対策の必要も無く、大風量且つ強力な静圧発生能力を持つ冷却器ファンを使用した従来の冷蔵庫と比較して安価に構成することができる。
なお送風ファン17〜19は必ずしも収納室の奥壁にある必要はないが、この構造は冷却風路10の厚さを薄く構成することができるという利点がある。もちろん送風ファンは吸込口に取り付けても良い。
また、冷蔵庫収納室2の奥壁12には、2個の送風ファン17、18が設けられている。収納室3には1個の送風ファン19が設けられている。一収納室あたりの送風ファンの個数は要求される風量、または収納室内の冷気の攪拌のために各収納室の状況によって任意に選択している。
また、送風ファン17〜19は回転数を任意に変化させることができる。例えば収納室3が必要とする冷気の供給量が少量であれば、送風ファンは低速で回転させれば良い。これによって騒音と消費電力の低減を行うことができる。
次に送風ファン17〜19と風量制御機構20の一体化構造について説明する。送風ファンと風量制御機構20の一体化構造は任意であるが、例えば図3〜5に挙げる機構が考えられる。
図3は本発明の実施の形態1の軸流ファンと風量制御機構としてダンパーを一体化した機構の側面断面図である。
送風ファン17〜19は軸流ファン31であり、ダンパー21〜23は軸流ファン31の吐出側に開閉板32a,32b,32cとして設けられている。開閉板32a〜32cはそれぞれ片側が軸流ファン31の外枠に取り付けられており、この取り付け軸を中心に開閉する。
開閉板32a〜32cは連結板33によって連結されており、開閉板32a〜32cは同時に同角度で開閉するように構成されている。
さらに連結板33の片端には回転板34が取り付けられ、回転板34は小型モータ35によって動作する。つまり、小型モータ35の動力を、回転板34から連結板33へと伝導し、開閉板32a〜32cを開閉させる機構になっている。
なお、駆動源として用いた小型モータ35は、他にもソレノイドや形状記憶合金などのアクチュエータを用いても良いし、開閉板32a〜32cはファン31の風圧によって開く構成としても良い。
図4は本発明の実施の形態1のシロッコファンと風量制御機構としてダンパーを一体化した機構の上面断面図である。
送風ファン17〜19はシロッコファン41であり、ダンパー21〜23はシロッコファン41の吐出口に開閉板42として設けられている。開閉板42は片側がシロッコファン41の外枠に取り付けられており、この取り付け軸を中心に開閉する。取り付け軸には弾性力の弱いねじりコイルバネ43が設けられ、ファンが停止しているときは開閉板42は常に閉じている様に構成されている。
シロッコファン41が動作するとシロッコファン41の吐出口から送風が行われ、開閉板42への風力がねじりコイルバネ43による閉じ力を超えると開閉板42が開く機構になっている。
なお、開閉板42はシロッコファン41の風圧によって開く構成としたが、他にも駆動源として小型モータ、ソレノイド、形状記憶合金などのアクチュエータを用いても良い。
図5は本発明の実施の形態1の軸流ファンの吸込み側に風量制御機構としてアイリスシャッター形状のシャッターを一体化した機構を吸込口側から観察した図、図6はアイリスシャッター形状のシャッターの詳細図である。
送風ファン17〜19は軸流ファン51であり、風量制御機構20は軸流ファン51の吸込口にアイリスシャッター形状のシャッター52として設けられている。回転板53上に複数の作動板54が設けられ、作動板54の片端は長穴55を通してスライド軸56によって取り付けられ、作動板54のもう片端は固定板57上に回転軸58によって取り付けられている。回転板53に固定された操作板59を左に動かすとシャッター52は開き、操作板59を右に動かすとシャッター52は閉じる。操作板59の動作量によってシャッター52の開口量を調節することができる。
操作板59は連結軸60を通じてソレノイド61と繋がっている。つまり、ソレノイド61の動作により、操作板59が操作されシャッター52が開閉する機構である。
なお、駆動源として用いたソレノイド61は、他にも小型モータや形状記憶合金などのアクチュエータを用いても良い。
このように風量制御機構を吸込み側に設けると、吹出し側の風量制御機構による風路抵抗がなくなることで、吐出面からの均一な送風を可能とし且つ吸込み側で風量の調整を行うことができる。
図7は本発明の実施の形態1の送風ファンに温度検知センサー及び駆動回路を組込んだ構成のブロック図である。
送風ファン17〜19は温度検知センサー及び駆動回路を組込んだ自律制御ファン71である。自律制御ファン71には温度検知センサー72及び駆動回路73が組込まれており、温度検知センサー72の検知温度を駆動回路73内の温度検出回路74にて検出し、ドライバ75によってファンを動作する。検出回路74は、フィルタ回路、コンパレータ(図示せず)などで構成され、ドライバ75はトランジスタ(図示せず)などで構成される。
また、この回路によって、送風ファン17〜19と共に一体化されたダンパー21〜23を動作させることが望ましい。
このような構成を採ることで、送風ファン17〜19、及びダンパー21〜23は外部からの制御信号を受ける必要なく自律動作することができる。配線は電源供給のみに減らすことができ、またファンの使用数の変更などを行うにあたっても制御基板及び制御ソフトの変更は必要ない。
以上の図3〜7の構成においては、ファンの形状、ファンと風量制御機構との一体化機構、及び駆動源との組合せは任意であり、冷蔵庫のシステムに応じて最も適当な組合せを選択することが望ましい。
以下、本実施の形態の冷蔵庫1による温度制御について説明する。
各収納室2〜5の温度は、それぞれ温度検知センサー(図示せず)、または図7の様に送風ファンに内蔵された温度検知センサーによって監視されている。
例えば収納室3の温度が上昇したとすると、圧縮機を起動して冷却器11の温度を低下させ、冷却器ファン16を回転させ、さらに収納室3のダンパー23を開くと共に送風ファン19を回転させる。このとき、ダンパー23の開放と送風ファン19の動作は同期しており、ダンパーが開放されていない収納室内の空気が流出しないようになっている。
その結果、送風ファン19の吸込み側が負圧となり、冷却風路10側の圧力が下がる。そして収納室3から、吸込口を設けた風路(図示せず)を経て冷却器11を通過して温度が低下され、冷気が送風ファン19から収納室3に吹き込まれる。このとき収納室2のダンパー21、22は閉じられており収納室1内の空気が冷却風路10に引き込まれることはない。
また、収納室2、3の両者の温度が設定温度を超え、冷気の供給が必要となった場合は、それぞれのダンパー21〜23を開き送風ファン17、18、19を回転させても良いが、複数の収納室に同時に冷気を供給することでそれぞれの収納室への風量が不足する可能性があるため、設定温度との差異が大きい収納室から優先的に冷気の供給を行う。
もし、収納室4、5の温度が設定温度を超えた場合はダンパー21〜23を閉じ、送風ファン17〜19を停止させた状態で冷却器ファン16のみを回転させて冷気を供給する。
ここで、本実施の形態では収納室4、5には送風ファン、及びダンパーを設けていないが、これは収納室4、5が冷却器11から近く、送風ファン17〜19が回転していたとしても冷却器ファン11の送風によって収納室内の空気が冷却風路10に引き込まれることがないからである。冷蔵庫の構成によっては収納室4、5にダンパーを取り付ける必要が生じる。
以上の様に、本実施の形態の冷蔵庫1は、小型のファンを採用することができ、ファンが発生する騒音も小さい。よって大風量且つ強力な静圧発生能力を持つ冷却器ファンを使用した従来の冷蔵庫と比較して安価に構成することができる。また、それぞれの収納室に最適な風量を供給することができる。
また、複数の風量制御機構を有し、各収納室と冷却風路の間の連通を断続可能にすることによって、冷気を送風する必要のない収納室を風量制御機構によって閉鎖することで、収納室の空気が冷却風路側に吸引されることを防止するため、収納室の温度も安定する。
本発明は、一般的な家庭用、その他の用途の冷蔵庫に利用することができる。また、エアコン、車載用など空調関連の製品にも応用することができる。
本発明の実施の形態1の冷蔵庫の側面断面図 本発明の実施の形態1の冷蔵庫の正面断面図 本発明の実施の形態1の軸流ファンと風量制御機構としてダンパーを一体化した機構の側面断面図 本発明の実施の形態1のシロッコファンと風量制御機構としてダンパーを一体化した機構の上面断面図 本発明の実施の形態1の軸流ファンの吸込み側に風量制御機構としてアイリスシャッター形状のシャッターを一体化した機構を吸込口側から観察した図 本発明の実施の形態1のアイリスシャッター形状のシャッターの詳細図 本発明の実施の形態1の送風ファンに温度検知センサー及び駆動回路を組込んだ構成のブロック図 従来の冷蔵庫の側面断面図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵用収納室
3 温度切替用収納室
4 野菜用収納室
5 冷凍用収納室
6 扉
7,8,9 引き出し
10 冷却風路
11 冷却器
12,13,14,15 奥壁
16 冷却器ファン
17,18,19 送風ファン
20 風量制御機構
21,22,23 ダンパー
31 軸流ファン
32a,32b,32c 開閉板
33 連結板
34 回転板
35 小型モータ
41 シロッコファン
42 開閉板
43 ねじりコイルバネ
51 軸流ファン
52 シャッター
53 回転板
54 作動板
55 長穴
56 スライド軸
57 固定版
58 回転軸
59 操作板
60 連結軸
61 ソレノイド
71 自律制御ファン
72 温度検知センサー
73 駆動回路
74 検出回路
75 ドライバ

Claims (12)

  1. 壁面によって区画された複数の収納室と、冷却器と、前記冷却器と前記収納室とを連通する冷却風路と、前記冷却風路内の前記冷却器の近傍に設けられた冷却器ファンと、複数の送風ファンと、複数の風量制御機構を備え、前記送風ファンを前記収納室と前記冷却風路を仕切る壁面の吐出口または吸込口に設け、前記風量制御機構は前記収納室と前記冷却風路の間の連通を断続可能であることを特徴とした冷蔵庫。
  2. 前記冷却器ファンと前記送風ファンの少なくとも一つ以上が同時に動作することを特徴とした請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記送風ファンは、前記冷却器ファンによる送風だけでは必要な風量が得られない収納室にのみ設けられたことを特徴とした請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記送風ファンが一つだけでは必要な風量を得られない収納室、または充分に冷気を攪拌することができない収納室には、前記送風ファンを複数設けることを特徴とした請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記送風ファンは軸流ファンであり、前記風量制御機構は前記送風ファンに一体に設けられていることを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記送風ファンはシロッコファンであり、前記風量制御機構は前記送風ファンに一体に設けられていることを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記風量制御機構は前記送風ファンの吐出側に設けられていることを特徴とした請求項5または請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記風量制御機構は前記送風ファンの吸込側に設けられていることを特徴とした請求項5または請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 前記風量制御機構は前記送風ファンが回転するときに前記収納室と前記冷却風路の間を連通させ、前記送風ファンが停止している時には前記収納室と前記冷却風路の間を遮断することを特徴とした請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記送風ファンは回転数を変更することができることを特徴とした請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  11. 前記風量制御機構は前記送風ファンの回転数に応じて風量を変化させることを特徴とした請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 前記送風ファンまたは前記風量制御機構に温度検知センサー及び検知温度に基づいて前記送風ファンを駆動する駆動回路を備え、前記送風ファン、または前記風量制御機構、または前記送風ファンと前記風量制御機構の両者は外部からの制御信号を受ける必要なく自律動作することを特徴とした請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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