JP2770110B2 - Nc工作機械 - Google Patents

Nc工作機械

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JP2770110B2
JP2770110B2 JP5134546A JP13454693A JP2770110B2 JP 2770110 B2 JP2770110 B2 JP 2770110B2 JP 5134546 A JP5134546 A JP 5134546A JP 13454693 A JP13454693 A JP 13454693A JP 2770110 B2 JP2770110 B2 JP 2770110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC工作機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のNC工作機械は、ある加
工から次の加工に移るときに工具を自動的に交換しなが
ら各種の作業を連続して行なうものであるが、工具を交
換する度に、次の加工をする前にその工具の長さをNC
工作機械が測定し、把握する必要がある。そのために、
従来のNC工作機械は、工具を装着した主軸をZ軸送り
手段により一定速度で下降させ、工具の先端が下方に配
置してある自動工具長測定器に所定の圧力で当接したこ
とを感知して、この測定器からの出力により工具の長さ
を演算し、メモリに記憶させている。更に他の従来例で
は、測定を迅速に 行う為に早送りされる工具の送りの途
中に工具の先端位置を検出する検出手段を設け、検出後
に減速するようにしたもの(例えば実願昭60−165
115号)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
長さが測定される工具は、Z軸送り手段により一定速度
で送られるが、この送り速度が早すぎると、工具の径が
細い場合に測定器に当接した時の衝撃により工具が折れ
たり曲がったりすることがある。そこで細い径の工具で
も衝撃により破損することのないような遅い送り速度に
設定しなけければならないが、送り速度を遅く設定する
と、工具長の測定にあまりにも時間がかかり過ぎる問題
がある。そこで、工具長の測定時間を短縮するため工具
のおおよその長さを測定して入力しておくことにより、
測定値より少し余裕を持たせた所までZ軸送り手段によ
り送り速度を早くする方法もとられるが、この方法は工
具1本ずつの長さを測定し、プログラムに入力しなけれ
ばならないためたいへん手間がかかるものである。また
工具の先端位置を検出する検出手段を設けたものでは、
油滴が滴下して光路を横切ったことを工具先端によるも
のと誤ることがあり、誤動作の原因となっていた。
【0004】そこで本発明の目的は、誤動作をなくし、
どの様な径の工具でも、破損することなく短時間で工具
長の測定を可能にすることによってNC工作機械におけ
る加工時間の短縮を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、各種の工具が装着される主軸と、この
主軸を上下動させるZ軸送り手段と、主軸が下降して工
具の先端が感知部に当たったときに信号を出力する測定
器と、Z軸送り手段を制御するZ軸制御部と、測定器か
らの信号に基づいて工具長を演算する工具長演算部とを
有するNC工作機械において、工具が測定器の感知部近
くまで下降して工具の先端により光路が遮断されたとき
に検知信号を出力する光センサを有し、光センサから上
記検知信 号が出力されてから計時を開始するとともに、
光センサから検知信号が出力されている間、所定時間の
計時を続行する計時手段を有し、かつ上記Z軸制御部
は、計時手段が所定時間の計時を完了するまで上記Z軸
送り手段を速い送り速度で制御するとともに、計時手段
が所定時間の計時を完了したとき上記Z軸送り手段を最
も径の細い工具に適した遅い速度に切り換えて制御する
ように構成されている。
【0006】
【作用】光センサは工具が下降して所定の位置に到達し
たことを検知し、計時手段は検出後所定時間の計時を続
するので、所定時間の計時を完了するまでの送り速度
を速くし、その後の送り速度はセットされている工具の
うち最も径の細い工具に対応して工具を損傷しない程度
の速さに制御することが可能になる。所定時間の計時
は、油などにより一時的に光路が遮断された場合を排除
するためである。
【0007】
【実施例】図面を参照し本発明の一実施例について説明
する。上方にスピンドルヘッド1が位置しており、下方
に向かって突出する主軸1aはZ軸送り手段10(図
3)により上下動される。この主軸1aに工具2が取り
付けられる。工具2の真下に、所定の間隔をおいて測定
器3が設けてある。この測定器3は圧力感知式のもの
で、その上面である感知部3aに工具2の先端が当接し
たときに信号を出力し、これにより自動的に工具長を測
定するもので、ベース4に固定してある。測定器3を挾
んでその両側に、対向的に支持板6a,6bがベース4
に立設してある。
【0008】支持板6a,6bには対向的に光センサ7
a,7bが取り付けてある。光センサは一方が発光部7
a、他方が受光部7bであり、発光部7aから受光部7
bに至る光路Lが、感知部3a近くの上方を通過する位
置に取り付けてある。
【0009】支持板6a,6bに平面形状がコ字状の取
付板8が固着してあり、この取付板8にブロアー9a,
9bが取り付けてある。ブロアー9a,9bは、光セン
サの発光部7a及び受光部7bにエアを吹き付けてごみ
などを除去し、これによって光センサの誤動作を防止す
るエア吹き付け手段である。
【0010】図3に示すように、NC工作機械には、Z
軸送り手段10を制御するZ軸制御部11と、測定器3
からの信号に基づいて工具長を演算する工具長演算部1
2とを有している。光センサ7a,7bの光路Lが工具
2により遮断されたときに、光センサの受光部7bから
出力する検知信号は、計時手段である設定時間可変式タ
イマ17に入力し、この検知信号が入力した時から計時
を開始する。このタイマ17には予め所定時間が設定さ
れているので、この所定時間継続して光路Lが遮断され
たら、計時を完了したときに始めて検知信号が光センサ
用スキップ信号処理部13に入力し、ここで処理された
信号がZ軸制御部11へ入力する。また、工具2が当接
することにより測定器3から出力する検知信号は、工具
測定器用スキップ信号処理部14で処理されてZ軸制御
部11へ入力する。
【0011】Z軸制御部11は、光センサ用スキップ信
号処理部13から信号が出力されるまでは、Z軸送り手
段10を速い送り速度で制御する。そしてこの光センサ
用の信号処理部13から信号が出力された時には、Z軸
送り手段10を最も径の細い工具に適した遅い送り速度
に制御する。そして工具測定器用スキップ信号処理部1
4から信号が出力された時には、Z軸送り手段10を停
止する。
【0012】Z軸送り手段10の出力により、Z軸座標
演算部15で座標が検出され、Z軸送り手段10の出力
が停止したら、工具長演算部12により工具長が演算さ
れ、その出力が工具長メモリ部16に記憶される。
【0013】図4は新しい工具2が主軸1aに装着され
て、その工具長が測定されるまでの動作を段階的に図示
しているもので、(a)は工具2が主軸1aに装着され
た状態を示し、Z軸座標演算部15でこの原点の座標が
検出される。そこでZ軸制御部11から速い送り速度、
例えば3000mm/min の制御信号がZ軸送り手段10
に供給されて工具2が下降する。同図(b)に示すよう
に、工具2が光路Lを遮断すると、光センサ7bから検
出信号が出力して設定時間可変式タイマ17に入力し、
ここで所定時間の計時が完了すると、光センサ用スキッ
プ信号処理部13の出力がZ軸制御部11に入力するの
で、Z軸制御部11から遅い送り速度、例えば50mm/
min 程度の制御信号がZ軸送り手段10に供給されるの
で、工具2はゆっくりと下降する。同図(c)に示すよ
うに、工具2が感知部3aに穏やかに当接すると、工具
測定器用スキップ信号処理部14の出力がZ軸制御部1
1に入力するので、Z軸制御部11から制御信号が出力
せず、Z軸送り手段10を停止する。このときのZ軸の
座標がZ軸座標演算部15で検出され、工具長演算部1
2ではこのZ軸の下降時の座標と原点の座標とからZ軸
の下降距離を演算し、工具長を演算する。この工具長が
工具長メモリ部16に記憶され、NC工作機械はこのメ
モリ部のデータに基づいて加工することになる。
【0014】一例として、直径0.3mmのドリルについ
ての長さを測定するに際して、ドリルの先端から感知部
3aまでの距離が400mmあるとして、この距離を従来
一定速度で下降させる測定方法にしたがって50mm/
min の送り速度で下降させると、測定に480秒かかる
ことになる。これに対して、感知部3aから20mm上方
を光路Lが通過するように光センサを配置した本発明の
場合には、光路Lまでの380mmの区間は、3000mm
/min の送り速度とし、その後の20mmの区間を50mm
/min で送ると、測定は31.6秒ですみ、従来の測定
時間に比して448.4秒短縮されることになる。
【0015】ここで計時手段としてタイマ17を設けた
点について更に詳しく説明すると、図5に示すように
NC工作機械は連続的に稼動するものであるので、主軸
1aには常に油を供給してある。このために工具長の測
定時にこの油滴5が滴下して光路Lを横切ることもあ
り、このような光路Lの遮断に対して光センサ7a,7
bが反応し、光センサ用スキップ信号処理部13から信
号を出力すると、測定の誤動作が起きてしまう。同様な
誤動作は主軸1aに付着していた切り屑などのごみが落
下して光路Lを横切った場合にも生じることがある。そ
こで本発明では光路Lが工具2によって遮断されたとき
にのみ信号を出力するように構成したものである。
【0016】即ち、タイマ17に設定する所定時間を
0.1秒程度にしておけば、油滴5やごみなどにより光
路Lが遮断されても、この検知信号により直ちにZ軸制
御部11へ信号が入力することはなく、誤動作を生じる
ことはない。工具2によって光路Lが遮断された場合に
は、当然のことながら遮断状態が所定時間より長く継続
するので、この場合に所定時間経過後に確実に検知信号
がZ軸制御部11へ入力される。
【0017】以上に説明したようにして工具長を測定し
た後で、ワークの加工が始まるのであるが、この時に
は、使用される工具長が判明しているので、ワーク上を
工具が移動するに際しては工具2の先端がワークに接触
しない必要最少限の高さ位置まで、Z軸送り手段10に
より工具2を上昇させれば良い。工具の先端がワークの
加工面から一定距離だけ離れていれば十分に安全に加工
を継続できるので、工具を不必要な高さまで上昇させる
こともなくなり、加工に要する時間の短縮を図ることが
可能となる。
【0018】なお、本実施例においては、工具長の測定
器3として圧力感知式のものを採用しているが、測定器
としては電気導通式のものを用いても構わない。
【0019】また、本実施例では、光センサ7a,7b
の光路Lが工具2により遮断された後、Z軸送り手段1
0を最も径の細い工具に適した遅い送り速度に制御する
が、用いる光センサを工具径測定可能なタイプのものに
すれば、工具径に適した送り速度に制御することによっ
て、全ての場合において最も径の細い工具に適した遅い
送り速度に制御する必要がなくなり、さらに工具長の測
定に要する時間の短縮が可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、油やごみなどが
光路を一時的に遮断した場合に誤動作を起こすこと
く正確にかつ短時間に工具長の測定を実行でき、これに
より無人連続運転の稼動率向上できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同上の要部の平面図である。
【図3】同上の駆動制御部の構成を説明するブロック図
である。
【図4】(a)(b)(c)は工具長の測定動作を段階
的に説明するための正面図である。
【図5】計時手段を設ける必要を説明するための正面図
である。
【符号の説明】
1a 主軸 2 工具 3 測定器 3a 感知部 7a 光センサ(発光部) 7b 光センサ(受光部) 10 Z軸送り手段 11 Z軸制御部 12 工具長演算部 17 計時手段 L 光路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の工具が装着される主軸と、この主
    軸を上下動させるZ軸送り手段と、主軸が下降して工具
    の先端が感知部に当たったときに信号を出力する測定器
    と、上記Z軸送り手段を制御するZ軸制御部と、上記測
    定器からの信号に基づいて工具長を演算する工具長演算
    部とを有するNC工作機械において、 上記工具が上記測定器の感知部近くまで下降して工具の
    先端により光路が遮断されたときに検知信号を出力する
    光センサを有し、上記光センサから上記検知信号が出力
    されてから計時を開始するとともに、上記光センサから
    検知信号が出力されている間、所定時間の計時を続行す
    る計時手段を有し、かつ上記Z軸制御部は、上記計時手
    段が所定時間の計時を完了するまで上記Z軸送り手段を
    速い送り速度で制御するとともに、上記計時手段が所定
    時間の計時を完了したとき上記Z軸送り手段を最も径の
    細い工具に適した遅い速度に切り換えて制御するように
    構成されていることを特徴とするNC工作機械。
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