JP2767223B2 - 瓦屋根用天窓枠 - Google Patents
瓦屋根用天窓枠Info
- Publication number
- JP2767223B2 JP2767223B2 JP34497295A JP34497295A JP2767223B2 JP 2767223 B2 JP2767223 B2 JP 2767223B2 JP 34497295 A JP34497295 A JP 34497295A JP 34497295 A JP34497295 A JP 34497295A JP 2767223 B2 JP2767223 B2 JP 2767223B2
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- JP
- Japan
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- roof
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- japanese
- tiled
- tiled roof
- Prior art date
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は瓦屋根用天窓枠に係
り、特に和形の採光用屋根材（代表的にはガラス瓦であ
る。）のほかに集熱用や太陽光発電用等の機能性屋根材
を収設可能な瓦屋根用天窓枠に関する。
り、特に和形の採光用屋根材（代表的にはガラス瓦であ
る。）のほかに集熱用や太陽光発電用等の機能性屋根材
を収設可能な瓦屋根用天窓枠に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、瓦屋根用天窓枠に（半）透明
なガラス瓦を収設してその採光機能や照明機能を利用し
たものが知られている。ここでは、和瓦を葺く屋根にガ
ラス瓦を利用したサンルーフを形成することから、既成
枠を用いた天窓の施工では和瓦特有の形状や構造を受け
入れる専用の天窓枠が必要であった。
なガラス瓦を収設してその採光機能や照明機能を利用し
たものが知られている。ここでは、和瓦を葺く屋根にガ
ラス瓦を利用したサンルーフを形成することから、既成
枠を用いた天窓の施工では和瓦特有の形状や構造を受け
入れる専用の天窓枠が必要であった。
【０００３】ところで、住宅の屋根材としては和瓦（粘
土瓦）の他に化粧石綿スレート瓦、厚形コンクリート
瓦、金属屋根材等が知られているが、豪雪地帯を除けば
耐候性や美観の点で和瓦が優れまた所望も多いという国
内的事情がある。また、さきの震災を経験したあとで耐
震性を含む住宅様式とともに見直されてもいる。
土瓦）の他に化粧石綿スレート瓦、厚形コンクリート
瓦、金属屋根材等が知られているが、豪雪地帯を除けば
耐候性や美観の点で和瓦が優れまた所望も多いという国
内的事情がある。また、さきの震災を経験したあとで耐
震性を含む住宅様式とともに見直されてもいる。
【０００４】本出願人は、先に４枚天や６枚天に適した
「瓦引掛桟付き天窓枠」（実公平４−９７８０号；先願
枠という。）を提案してきたが、この考案は瓦引掛桟を
固定した鋳物枠（アルミニウム製）であって、完全に瓦
屋根（和瓦）専用の天窓枠として運用されることが前提
であった。
「瓦引掛桟付き天窓枠」（実公平４−９７８０号；先願
枠という。）を提案してきたが、この考案は瓦引掛桟を
固定した鋳物枠（アルミニウム製）であって、完全に瓦
屋根（和瓦）専用の天窓枠として運用されることが前提
であった。
【０００５】もちろん、この構成の天窓枠も簡単施工が
できる等の効果を有するが、和瓦の種類〔ＪＩＳ規格；
和５３Ａ型（三州），和５３Ｂ型（石州），和５６．６
０型（淡路）〕に合わせて一和形ごとに専用枠を用意す
る必要があった。
できる等の効果を有するが、和瓦の種類〔ＪＩＳ規格；
和５３Ａ型（三州），和５３Ｂ型（石州），和５６．６
０型（淡路）〕に合わせて一和形ごとに専用枠を用意す
る必要があった。
【０００６】また、近年、住宅用のソーラーシステム
（集熱及び太陽光発電を含む。）の普及が急伸してきて
おり、特に太陽光発電への関心が高まっている。
（集熱及び太陽光発電を含む。）の普及が急伸してきて
おり、特に太陽光発電への関心が高まっている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先願枠は一和形ごとの専用枠であるために、汎用性と
いう点では不十分であった。
た先願枠は一和形ごとの専用枠であるために、汎用性と
いう点では不十分であった。
【０００８】また、太陽光発電モジュールとしての建材
一体型（瓦形状；特に和形）の太陽光発電用屋根材は加
工形状や雨仕舞や防火認定等の課題とともに開発が遅れ
ており、これまではメーカー仕様が異なる発電パネルを
架台設置方式で施工しており屋根材との二重構造が余儀
無くされてきた。
一体型（瓦形状；特に和形）の太陽光発電用屋根材は加
工形状や雨仕舞や防火認定等の課題とともに開発が遅れ
ており、これまではメーカー仕様が異なる発電パネルを
架台設置方式で施工しており屋根材との二重構造が余儀
無くされてきた。
【０００９】こうしたなかで、ごく最近、太陽光発電用
屋根材の提案がいくつかあり、和形についても実用化に
目処がたってきた。
屋根材の提案がいくつかあり、和形についても実用化に
目処がたってきた。
【００１０】この太陽光発電用屋根材は、和瓦と同様に
扱えることでその機能性以外に従来的な屋根工事に包含
され美観も向上するという利点がある一方、施工面では
設置面積や雨仕舞等の点で天窓枠のような枠体を利用し
てその領域を瓦葺きの一部分として納める等の工夫が必
要となる。
扱えることでその機能性以外に従来的な屋根工事に包含
され美観も向上するという利点がある一方、施工面では
設置面積や雨仕舞等の点で天窓枠のような枠体を利用し
てその領域を瓦葺きの一部分として納める等の工夫が必
要となる。
【００１１】ここでは、天窓の瓦割り（区画）において
ガラス瓦と組合せた配置構成が要請される場合も考慮さ
れるが、そのためには各種機能性屋根材に適応可能な柔
軟性（汎用性）を有し、調整手段とともにそれらを無理
なく収設可能な瓦屋根用天窓枠が有用である。
ガラス瓦と組合せた配置構成が要請される場合も考慮さ
れるが、そのためには各種機能性屋根材に適応可能な柔
軟性（汎用性）を有し、調整手段とともにそれらを無理
なく収設可能な瓦屋根用天窓枠が有用である。
【００１２】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、上記課題を解消し、採光用、集熱用又は太
陽光発電用等の機能性屋根部材を収設可能な瓦屋根用天
窓枠を提供することを目的とするものである。
のであって、上記課題を解消し、採光用、集熱用又は太
陽光発電用等の機能性屋根部材を収設可能な瓦屋根用天
窓枠を提供することを目的とするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、和形の採光用、集熱用又は太陽光発電用等
の機能性屋根材を収設可能な瓦屋根用天窓枠であって、
中央縦断方向に桟受けを設けた矩形の軽金属製枠体と、
該枠体の横断方向に取付けた複数の桟部材からなるとと
もに、前記桟部材が両端に長穴を設けた上下位置調整部
材と体部の複数箇所に移動自在に装着した屋根材を掛止
するための安全ブロックを有し、前記上下位置調整部材
を螺着固定して屋根材の設置スペースを区画調整してな
ることを特徴とするものである。
に本発明は、和形の採光用、集熱用又は太陽光発電用等
の機能性屋根材を収設可能な瓦屋根用天窓枠であって、
中央縦断方向に桟受けを設けた矩形の軽金属製枠体と、
該枠体の横断方向に取付けた複数の桟部材からなるとと
もに、前記桟部材が両端に長穴を設けた上下位置調整部
材と体部の複数箇所に移動自在に装着した屋根材を掛止
するための安全ブロックを有し、前記上下位置調整部材
を螺着固定して屋根材の設置スペースを区画調整してな
ることを特徴とするものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の最適適な態様は、ガラス
瓦に代表される和形の機能性屋根材をその型式によらず
効率よく収設するための瓦屋根用天窓枠として供され、
中央縦断方向に桟受けを設けた矩形（長方外形）の軽金
属製枠体と、その横断方向に取付けられる複数の桟部材
からなる。ここで、桟部材がその両端に長穴を設けた上
下位置調整部材と体部の複数箇所に移動自在に装着した
機能性屋根材（和形）を掛止するための安全ブロックを
有したものとされる。そして、設置されるガラス瓦（和
形）の形状にあわせて、桟部材の取付位置を上下方向に
調整して螺着固定することにより瓦割り（区画）し、か
つ、安全ブロックを左右（横方向）に移動させることに
より屋根材に対する掛止位置を調整可能とするものであ
る。
瓦に代表される和形の機能性屋根材をその型式によらず
効率よく収設するための瓦屋根用天窓枠として供され、
中央縦断方向に桟受けを設けた矩形（長方外形）の軽金
属製枠体と、その横断方向に取付けられる複数の桟部材
からなる。ここで、桟部材がその両端に長穴を設けた上
下位置調整部材と体部の複数箇所に移動自在に装着した
機能性屋根材（和形）を掛止するための安全ブロックを
有したものとされる。そして、設置されるガラス瓦（和
形）の形状にあわせて、桟部材の取付位置を上下方向に
調整して螺着固定することにより瓦割り（区画）し、か
つ、安全ブロックを左右（横方向）に移動させることに
より屋根材に対する掛止位置を調整可能とするものであ
る。
【００１５】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面を参照して以下
説明する。
説明する。
【００１６】図１は本発明の一実施例である瓦屋根用天
窓枠の外観図である。
窓枠の外観図である。
【００１７】図２は施工状態を示す説明図である。
【００１８】図３は桟部材を説明する部分外観図であ
る。
る。
【００１９】ここで、各図に共通して１が軽金属製枠
体、２が桟受け、３が桟部材、４が上下位置調整部材、
５が長穴、６が安全ブロック、７が蝶ボルト、８が設置
スペース（瓦割り；区画）、９がガラス瓦（機能性屋根
材）及びＸが瓦屋根用天窓枠である。
体、２が桟受け、３が桟部材、４が上下位置調整部材、
５が長穴、６が安全ブロック、７が蝶ボルト、８が設置
スペース（瓦割り；区画）、９がガラス瓦（機能性屋根
材）及びＸが瓦屋根用天窓枠である。
【００２０】図示するように、和形の採光用、集熱用又
は太陽光発電用等の機能性屋根材を収設可能な瓦屋根用
天窓枠（Ｘ）であって、中央縦断方向に桟受け（２）を
設けた長方外形の軽金属製枠体（１）と、該枠体（１）
の横断方向に複数の桟部材（３）を取付けてなるもので
ある。ここで、好適には軽金属製枠体（１）が耐塩性ア
ルミニウム（合金）鋳物として製造される。
は太陽光発電用等の機能性屋根材を収設可能な瓦屋根用
天窓枠（Ｘ）であって、中央縦断方向に桟受け（２）を
設けた長方外形の軽金属製枠体（１）と、該枠体（１）
の横断方向に複数の桟部材（３）を取付けてなるもので
ある。ここで、好適には軽金属製枠体（１）が耐塩性ア
ルミニウム（合金）鋳物として製造される。
【００２１】また、上記桟部材（３）が両端に長穴
（５）を設けた上下位置調整部材（４）と体部の複数箇
所に移動自在に装着した屋根材を掛止するための安全ブ
ロック（６）を有している。
（５）を設けた上下位置調整部材（４）と体部の複数箇
所に移動自在に装着した屋根材を掛止するための安全ブ
ロック（６）を有している。
【００２２】そして、上記上下位置調整部材（４）を蝶
ボルト（７）により螺着固定して屋根材の設置スペース
〔瓦割り〕（８）を区画調整するようにしている。
ボルト（７）により螺着固定して屋根材の設置スペース
〔瓦割り〕（８）を区画調整するようにしている。
【００２３】すなわち、設置されるガラス瓦（９）の形
状にあわせて上下位置調整部材（４）の長穴（５）の上
下幅（長手）方向に螺着固定位置〔桟部材（３）の取付
位置〕を調整して瓦割り（区画）し、かつ、安全ブロッ
ク（６）を左右（横方向）に移動させてその掛止位置を
調整するようにしており、和形全般について汎用でき
る。
状にあわせて上下位置調整部材（４）の長穴（５）の上
下幅（長手）方向に螺着固定位置〔桟部材（３）の取付
位置〕を調整して瓦割り（区画）し、かつ、安全ブロッ
ク（６）を左右（横方向）に移動させてその掛止位置を
調整するようにしており、和形全般について汎用でき
る。
【００２４】特に、採光用屋根材（ガラス瓦）はもとよ
り種々の機能性屋根材（和形）を収設可能な瓦屋根用天
窓枠として適用され、近年の太陽光発電用屋根材と採光
用屋根材（ガラス瓦）を組合せた天窓を構成することが
できる。
り種々の機能性屋根材（和形）を収設可能な瓦屋根用天
窓枠として適用され、近年の太陽光発電用屋根材と採光
用屋根材（ガラス瓦）を組合せた天窓を構成することが
できる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなるものであ
り、これによれば設置される機能性屋根材の形状（和
形）にあわせて瓦割り（区画調整）し、かつ、屋根材に
対する掛止位置を調整することができる。
り、これによれば設置される機能性屋根材の形状（和
形）にあわせて瓦割り（区画調整）し、かつ、屋根材に
対する掛止位置を調整することができる。
【００２６】特に、採光用屋根材（ガラス瓦）はもとよ
り他の機能性屋根材（和形）を収設可能な瓦屋根用天窓
枠として考慮されており、近年の太陽光発電用屋根材と
採光用屋根材（ガラス瓦）を組合せた天窓を構成できる
等適用面で柔軟性があり、和形の機能性屋根材全般につ
いて汎用されることが期待できる。
り他の機能性屋根材（和形）を収設可能な瓦屋根用天窓
枠として考慮されており、近年の太陽光発電用屋根材と
採光用屋根材（ガラス瓦）を組合せた天窓を構成できる
等適用面で柔軟性があり、和形の機能性屋根材全般につ
いて汎用されることが期待できる。
【図１】本発明の一実施例である瓦屋根用天窓枠の外観
図である。
図である。
【図２】施工状態を示す説明図である。
【図３】桟部材を説明する部分外観図である。
１ 軽金属製枠体 ２ 桟受け ３ 桟部材 ４ 上下位置調整部材 ５ 長穴 ６ 安全ブロック ７ 蝶ボルト ８ 設置スペース ９ 機能性屋根材 Ｘ 瓦屋根用天窓枠
Claims (1)
- 【請求項１】 瓦屋根用天窓枠において、和形の採光
用、集熱用又は太陽光発電用等の機能性屋根材を収設可
能な瓦屋根用天窓枠であって、中央縦断方向に桟受けを
設けた矩形の軽金属製枠体と、該枠体の横断方向に取付
けられる複数の桟部材からなるとともに、前記各桟部材
が両端に長穴を設けた上下位置調整部材と体部複数箇所
に移動自在に装着され屋根材を掛止するための安全ブロ
ックを有し、前記桟部材を螺着固定することにより屋根
材の設置スペースを区画調整してなることを特徴とする
瓦屋根用天窓枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34497295A JP2767223B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 瓦屋根用天窓枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34497295A JP2767223B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 瓦屋根用天窓枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09158415A JPH09158415A (ja) | 1997-06-17 |
| JP2767223B2 true JP2767223B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=18373413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34497295A Expired - Fee Related JP2767223B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 瓦屋根用天窓枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2767223B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103469968A (zh) * | 2013-09-18 | 2013-12-25 | 北京融博郎科技发展有限公司 | 屋顶挂瓦施工工艺 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100976583B1 (ko) * | 2010-02-03 | 2010-08-17 | 솔라비토(주) | 태양광 발전장치 |
| JP7163562B2 (ja) * | 2018-11-14 | 2022-11-01 | 株式会社竹中工務店 | トップライト |
-
1995
- 1995-12-05 JP JP34497295A patent/JP2767223B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103469968A (zh) * | 2013-09-18 | 2013-12-25 | 北京融博郎科技发展有限公司 | 屋顶挂瓦施工工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09158415A (ja) | 1997-06-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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