JP2766566B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2766566B2
JP2766566B2 JP3215252A JP21525291A JP2766566B2 JP 2766566 B2 JP2766566 B2 JP 2766566B2 JP 3215252 A JP3215252 A JP 3215252A JP 21525291 A JP21525291 A JP 21525291A JP 2766566 B2 JP2766566 B2 JP 2766566B2
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JP
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paper
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啓一 深沢
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部を保持して用
紙を搬送し、その用紙をプラテンローラに巻き付けて印
画を行うプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のサーマルプリンタの一例の
用紙搬送状態を示す要部構成図、図10は図9の印画状
態を示す要部構成図である。図において、1はプリンタ
本体に設けられているプラテンローラ、2はプラテンロ
ーラ1に接離可能に設けられているサーマルヘッド、3
はプラテンローラ1に接離可能に設けられ、プラテンロ
ーラ1の回転により従動するピンチローラ、4はプラテ
ンローラ1と平行に回転自在に設けられているガイドロ
ーラ、5はプラテンローラ1に巻き付けられ、印画が行
われる用紙、6は用紙5の先端部を保持して用紙5を搬
送するクランパである。
【0003】上記のような従来のサーマルプリンタで
は、クランパ6が用紙5の先端部を保持して用紙搬送経
路に沿って移動することにより、用紙5が搬送される。
用紙搬送時には、図9のように、サーマルヘッド2及び
ピンチローラ3がプラテンローラ1から開離している。
そして、用紙5が所定の位置まで送られてプラテンロー
ラ1に巻き付けられると、図10のように、サーマルヘ
ッド2及びピンチローラ3がプラテンローラ1に接し、
印画が開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のサーマルプリンタにおいては、クランパ6によ
り搬送された用紙5が、図9のように、プラテンローラ
1に密着して巻き付けられないことがある。このよう
に、プラテンローラ1と用紙5との間に隙間がある状態
のまま、サーマルヘッド2やピンチローラ3をプラテン
ローラ3側に移動させると、図10のように、用紙5に
弛みが生じてしまうので、用紙5の定寸送りができなく
なる。このような用紙5の弛みは、例えば図11に示す
ように、用紙5の幅方向に不均一に発生するため、従来
のサーマルプリンタでは、印画ずれが生じて印画品質が
低下してしまうという問題点があった。特に、多色を塗
り重ねるカラープリンタでは、色ずれが生じ、印画品質
が著しく低下してしまうという問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、用紙に弛みが
生じるのを防止して、用紙をプラテンローラに密着して
巻き付けることができ、印画品質を向上させることがで
きるプリンタを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプリンタ
は、用紙搬送経路のプラテンローラの上流に用紙の幅方
向に並べて設けられ、それぞれ用紙の下面に接して独立
して従動する複数の下部ローラと、これらの下部ローラ
との間に用紙を挟むように用紙の幅方向に並べて設けら
れ、それぞれ用紙の上面に接して独立して従動する複数
の上部ローラと、用紙の搬送方向へ延びる板ばね部を介
して、用紙の幅方向へ変位可能な状態でプリンタ本体に
弾性支持され、下部ローラ及び上部ローラの少なくとも
いずれか一方を支持する支持部材とを有し、用紙にバッ
クテンションを加えるバックテンションローラ装置を備
たものである。
【0007】
【作用】この発明においては、バックテンションローラ
装置により用紙にバックテンションをかけることによっ
て、用紙の弛みを防止し、用紙をプラテンローラに密着
させる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるサーマルプリンタ
の要部構成図であり、図9及び図10と同一又は相当部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0009】図において、11は用紙搬送経路に沿って設
けられ、クランパ6の両端部が固着されている環状の2
本のベルトであり、これらのベルト11の移動によりクラ
ンパ6が移動する。12は用紙搬送経路のプラテンローラ
1及びガイドローラ4の上流に用紙5の下面に接するよ
うに設けられている下部ローラであり、この下部ローラ
12は、用紙幅方向に2個並べて配置されており、それぞ
れ用紙5の移動により従動回転する。13は下部ローラ12
との間に用紙5を挟むように2個並べて配置されている
上部ローラである。また、下部ローラ12の回転軸は例え
ばパウダークラッチなどのバックテンション発生部20に
接続されており、かつ下部ローラ12には用紙5との摩擦
を大きくするためにゴムが巻かれており、これにより下
部ローラ12は用紙5にバックテンションを加えるように
なっている。
【0010】図2は図1の上部ローラ13の支持部を拡大
して示す斜視図、図3は図2の一部を示す平面図であ
る。図において、14はプリンタ本体に取り付けられる上
部ローラ取付部材であり、この上部ローラ取付部材14に
は、2個のフック14aが設けられている。15は用紙幅方
向に延びる回支軸15aを中心に回動自在に基端部がフッ
ク14aに取り付けられている支持部材であり、この支持
部材15の先端部には、上部ローラ13がそれぞれ独立して
回動自在に支持されている。また、支持部材15の基端部
両側には、図3に示すように、用紙搬送方向に延びる板
ばね部15bがそれぞれ形成されており、これにより支持
部材15は、用紙5の上面に沿って用紙幅方向にも変位可
能に弾性支持されている。さらに、支持部材15の上面ほ
ぼ中央には、凸部15cが設けられている。
【0011】16は凸部15cと上部ローラ取付部材14との
間に設けられ、上部ローラ13を下部ローラ12側に押圧す
るための接圧ばね、17は下部ローラ12,バックテンショ
ン発生部20,上部ローラ13,上部ローラ取付部材14,支
持部材15及び接圧ばね16からなるバックテンションロー
ラ装置である。
【0012】上記のように構成されたサーマルプリンタ
においては、図4の実線のようにサーマルヘッド2及び
ピンチローラ3がプラテンローラから開離した状態のと
き、クランパ6に引張されて搬送される用紙5に対し
て、バックテンションローラ装置17により搬送方向と逆
方向の引張力、即ちバックテンションが予め与えられ
る。このため、用紙5に弛みは生じず、用紙5はプラテ
ンローラ1に密着して巻き付けられる。従って、図4の
破線のようにサーマルヘッド2及びピンチローラ3がプ
ラテンローラ1側に移動しても、用紙5に弛みや皺が生
じることはなく、精度の良い定寸送りが行われ、カラー
の場合にも色ずれが生じず、印画品質が向上する。
【0013】また、例えばプラテンローラ1やガイドロ
ーラ4の傾き、若しくは用紙5の左右の長さの違いなど
により、図5に示すように、用紙5の幅方向に不均一に
弛みが生じた場合、左右両端での下部及び上部ローラ1
2,13との接触部から用紙先端部までの長さLL,LR
互いに異なってしまう。このような場合、用紙5には、
図6の矢印に示すような張力が働く。このように、用紙
搬送方向に対して斜めの張力が発生すると、上部ローラ
13には、図7の矢印Aに示すような力が作用し、板ばね
部15bが弾性変形する。これにより、上部ローラ13は、
δ0だけ図7の左方へ変位する。
【0014】このような変位により、バックテンション
の向きが、張力の不均一を修正するように用紙搬送方向
に対して斜めになり、図8の実線矢印のように(図7及
び図8の矢印の長さが張力の大きさを示している。)、
図の左方の張力が小さくなり、右方の張力が左方と同様
に発生する。これにより、張力が用紙幅方向に均一にな
り、用紙5の弛みが修正される。これにともなって、上
部ローラ13の用紙幅方向への中心からの変位量も小さく
なる(δ1<δ0)。
【0015】また、上記実施例では上部ローラ13が2個
設けられており、それぞれが独立して回動するようにな
っているので、弛みがより効果的に除去される。さら
に、上記実施例では接圧ばね16を支持部材15の中央に1
個だけ設け、1点荷重としたので、部品数が少なくて済
み、接圧が左右均等になる。また、接圧ばね16は、支持
部材15のフック14aからの抜け止めにもなっている。
【0016】なお、上記実施例ではサーマルプリンタを
示したが、他の種類のプリンタにもこの発明は適用でき
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のプリン
タは、用紙の移動にともなって従動するとともに、用紙
にバックテンションを加えるバックテンションローラ装
置を、用紙搬送経路のプラテンローラの上流に用紙を両
面から挟むように設けたので、用紙に弛みが生じるのを
防止して、用紙をプラテンローラに密着して巻き付ける
ことができ、印画品質を向上させることができるという
効果を奏する。また、複数の上部ローラ及び下部ローラ
が用紙の幅方向に並べて設けられ、かつそれぞれ独立し
て回転するようになっているため、用紙の左右の送り速
度の差を吸収し、用紙に皺が発生するのを防止すること
ができ、かつローラの用紙への当たり箇所を用紙の幅方
向に間隔をおいた複数箇所とすることができ、用紙全体
に安定したバックテンションを与えることができる。さ
らに、支持部材が板ばね部を介してプリンタ本体に弾性
支持されているため、用紙搬送方向に対して斜めの張力
が作用した際に、板ばね部が弾性変形し、張力の不均一
を修正するようにバックテンションの向きが斜めにな
り、用紙の弛みを修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるサーマルプリンタの
要部構成図である。
【図2】図1の上部ローラの支持部を拡大して示す斜視
図である。
【図3】図2の一部を示す平面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】図1のサーマルプリンタにおいて幅方向に不均
一な弛みが用紙に発生した状態を示す要部斜視図であ
る。
【図6】図5の状態のとき用紙に働く張力を示す斜視図
である。
【図7】図6のような張力が用紙に働いたときの上部ロ
ーラの受ける力と変位量とを示す展開図である。
【図8】図1の上部ローラにより図5のような用紙の弛
みが除去された状態を示す展開図である。
【図9】従来のサーマルプリンタの一例の用紙搬送状態
を示す要部構成図である。
【図10】図9の印画状態を示す要部構成図である。
【図11】図10の用紙に弛みが生じた状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 プラテンローラ 5 用紙 17 バックテンションローラ装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部を保持して用紙を搬送し、その用
    紙をプラテンローラに巻き付けて印画を行うプリンタに
    おいて、用紙搬送経路の前記プラテンローラの上流に
    記用紙の幅方向に並べて設けられ、それぞれ前記用紙の
    下面に接して独立して従動する複数の下部ローラと、こ
    れらの下部ローラとの間に前記用紙を挟むように前記用
    紙の幅方向に並べて設けられ、それぞれ前記用紙の上面
    に接して独立して従動する複数の上部ローラと、前記用
    紙の搬送方向へ延びる板ばね部を介して、前記用紙の幅
    方向へ変位可能な状態でプリンタ本体に弾性支持され、
    前記下部ローラ及び前記上部ローラの少なくともいずれ
    か一方を支持する支持部材とを有し、前記用紙にバック
    テンションを加えるバックテンションローラ装置を備え
    ていることを特徴とするプリンタ。
JP3215252A 1991-08-27 1991-08-27 プリンタ Expired - Lifetime JP2766566B2 (ja)

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JPH0550681A JPH0550681A (ja) 1993-03-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54177930U (ja) * 1978-06-02 1979-12-15
JPS59179060U (ja) * 1983-05-17 1984-11-30 日本サ−ボ株式会社 プリンタ−の用紙送り装置
JP2683242B2 (ja) * 1988-03-07 1997-11-26 キヤノン株式会社 シート搬送装置

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