JP2763574B2 - 一体発泡シートの製造方法 - Google Patents

一体発泡シートの製造方法

Info

Publication number
JP2763574B2
JP2763574B2 JP1076166A JP7616689A JP2763574B2 JP 2763574 B2 JP2763574 B2 JP 2763574B2 JP 1076166 A JP1076166 A JP 1076166A JP 7616689 A JP7616689 A JP 7616689A JP 2763574 B2 JP2763574 B2 JP 2763574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
mold
narrowing
narrowed
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1076166A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02253905A (ja
Inventor
昊嗣 三品
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arako KK
Original Assignee
Arako KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arako KK filed Critical Arako KK
Priority to JP1076166A priority Critical patent/JP2763574B2/ja
Publication of JPH02253905A publication Critical patent/JPH02253905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2763574B2 publication Critical patent/JP2763574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、表皮材の下面側にメインパッドを一体発
泡成形する一体発泡シートの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、例えば車両用シート1においてその意匠の豪華
さを強調するために、第9図に示すようにシート1のシ
ートクッション2及びシートバック3の座面部および背
当りの部の表面に所定の間隔で絞り込み凹部4を凹設し
て略座布団風に形成したものがあり、この絞り込み凹部
4を形成する第1の手段として第10図及び第11図に示す
ようにシートクッションパッド5側の絞り込み凹部4を
形成する部分に孔6を貫設するとともに、表皮8とカバ
ーパッド9とからなる表皮材7にはシートクッションパ
ッド5に貫設した孔6と対応して孔10が貫設され、この
両孔6,10が整合されて、絞り込み部材11により絞り込み
凹部4が形成される。この絞り込み部材11はボタン12と
ボタンリテーナ13との2部材からなり、ボタン12は所定
の径を有する頭部12aと、この頭部12aの中央部より軸部
12bが垂設され、同軸部12bの先端には略弾頭形状の係止
部12cが一体に形成されている。また、ボタンリテーナ1
3は所定の径を有する円板状に形成され、その中央部に
はボタン12の係止可能な径の孔13aが貫設されるととも
に、同孔13aの直交する方向にスリット溝13bが形成さ
れ、各片13cは弾性変位可能に設けられている。このよ
うに設けられたボタン12は孔6,10に挿通して表皮材7を
絞り込み状にして、背面側にリテーナ13を係止すること
で絞り込み凹部4が凹設される。また、第2の手段とし
て第12図に示すように表皮材7を押圧状に絞り込んでミ
シン縫い14等により縫い付けて絞り込み凹部4を凹設し
ていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この第1の手段では孔6,10の孔明け工
程を必要とし、絞り込み部材11の部品点数も多くなって
管理工程を要するともに、組付工数も多くなり、また、
着座した際にボタン12により異物感を与える問題点があ
り、また、第2の手段ではシートクッションパッド5の
裏面の剛性とのからみから、絞り込み凹部4の絞り込み
深さが浅くなって凹凸の表現を顕著に表現することが困
難で豪華さの点で見栄えが悪くなり相当の熟練を要し、
工数を多く必要とする等の問題点があった。
本発明は上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、シート成形過程で絞り込み凹部を容易に成形するこ
とができ、着座時の異物感を解消することができて、シ
ート表面の凹凸を顕著に表現することのできる一体発泡
シートの製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記技術課題を解決するため、 シートのシートクッションの座面部およびシートバッ
クの背当り部を形成する表皮材の裏面側に一体発泡成形
によりメインパッドを積層し、前記座面部あるいは背当
り部の表皮材側の所定の箇所に絞り込み凹部を成形する
一体発泡シートにおいて、発泡成形型の前記座面部およ
び背当り部を成形する型面には前記絞り込み凹部を成形
する部位に絞り込み凹部に見合う形状、高さの絞り込み
用凸部を凸設して、この絞り込み用凸部に前記表皮材を
密着状に包着して絞り部を形成し、該絞り部に弾性リン
グを弾着し、このもとで、発泡型内に発泡剤を注入し、
型閉じした後、前記発泡剤を発泡・硬化することにより
座面部および背当り部に絞り込み凹部を成形する構成と
した一体発泡シートの製造方法である。
[実施例] (第1実施例) 次に、本発明の第1実施例を第1図ないし第5図にし
たがって説明すると、本実施例においては従来と同様に
シート21のシートクッション22及びシートバック23の座
面部および背当り部に絞り込み凹部24を成形して凹凸を
顕著に表現して豪華なシートを成形するため、25は成形
金型であって上型26と下型27との合せ型に設けられてい
る。この下型27には例えばシートクッション22を成形す
る型面28が凹設され、この型面28の底部29(シートクッ
ション22では表面側となる)には絞り込み凹部24を成形
する部分に所定の間隔で略倒漏斗形状で上端丸味を形成
した所定高さの絞り込み用凸部30が凸設されるととも
に、これら各凸部30の間にはシートクッション22におけ
る絞り込み凹部24間を結ぶ凹溝22aを凹設するための山
形形状の凸条31が形成されている。このように形成した
下型27にセットされる表皮材7は従来と同様に表皮(フ
ァブリック)にカバーパッド(スラブウレタン)を接着
あるいは熱融着して形成されている。この表皮材7を下
型27の型面28に沿うようにして載置する。そして同型面
28に突出形成した絞り込み用凸部30に対し表皮材7をつ
まむようにして密着状にして良く沿わせて絞り部7aが形
成されている。しかる後、凸部24に沿わせた絞り部7aを
締付け固定する弾性リング32が弾着されている。
この弾性リング32は例えば弾性を有する合成樹脂、合
成ゴム等により所定の径を有するOリング状に形成した
もの、あるいはコイル状Oリング等からなるもので、こ
の弾性リング32は絞り込み用凸部30の根元部分に対し絞
り部7aを固定するように弾性するとともに、表皮材7の
他の部分は絞り込み用凸部30間に形成した凸条31及び型
面28に密着状となるようにならす。このようにして表皮
材7のセットを完了すると、下型27の型内にメインパッ
ド33の発泡剤を注入するとともに上型26を型閉じして発
泡・固化し、型開きを行なって表皮材7とメインパッド
33を一体とする成形シートWを取出す。
このようにして得られた成形シートWは絞り込み用凸
部30に沿わせた絞り部7aが弾性リング32により弾着され
た状態でメインパッド33を発泡・固化したので、各絞り
込み凹部24はほぼ均一な形状の凹部24に成形され、ま
た、凹溝22aも発泡剤の発泡圧により山形状の凸条31に
充分に密着された状態で成形され、対象とする形状に成
形されて、豪華な意匠美の成形シートWを得ることがで
きる。
この発泡成形工程で成形された成形シートWは次工程
に移送され、第2図に示すようにシートフレームに張着
されたシートスプリング34上に載置され、組付けがなさ
れてシートクッション22が形成される。
なお、シートバック23についても上記と同様に成形さ
れるものである。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例を第6図ないし第8図にし
たがって説明する。この第2実施例は第1実施例のよう
に多数の絞り込み凹部24を成形するものとは異なり、第
6図に示すようにシートクッション35及びシートバック
36の座面部および背当り部の左右方向に比較的長い絞り
込み凹部37を単数あるいは複数本(本例では単数の場合
を例示した)成形する場合のものであって、この第2実
施例における例えばシートクッション35を成形する成形
金型の下型38の型面39の絞り込み凹部37を成形しようと
する部分に沿って同凹部37に見合う長さで所定の高さを
有する絞り込み用凸部40が形成され、同凸部40の根元部
分はR部が付されている。したがって、この第2実施例
においても第1実施例と同様に表皮材7が載置され、同
表皮材7は絞り込み用凸部40に対し密着状に沿わせて絞
り部7bが形成され、同絞り部7bの外周には第1実施例と
同様に弾性リング41が弾着され、この状態で下型38内に
発泡剤を注入した後、型閉じし発泡・固化することで絞
り込み凹部37を凹設した成形シートWを得ることができ
る。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成したものであるから、シー
ト表面である座面部および背当り部に対象とする絞り込
み凹部を成形することができ、しかも、下型に凸設した
絞り込み用凸部に対し表皮材を密着状にして弾性リング
を弾着する簡単な作業で済むため熟練者を必要とするこ
とがなく、かつ工数を低減することができ、安定した形
状品質の成形シートを得ることができるとともに、着座
時の異物感を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示し、第1
図はシートの斜視図、第2図は成形シートをシートフレ
ーム上に載置した略体断面図、第3図は成形金型を合せ
型した断面図、第4図は下型に表皮材をセットした場合
の一部破断した斜視図、第5図は絞り込み凸部に弾性リ
ングを弾着した状態を示す斜視図、第6図ないし第8図
は本発明の第2実施例を示し、第6図はシートの斜視
図、第7図は下型に表皮材をセットした場合の一部破断
した斜視図、第8図は絞り込み凸部に弾性リングを弾着
した状態を示す斜視図、第9図ないし第12図は従来例で
ある。 7……表皮材 7a,7b……絞り部 22,35……シートクッション 23,36……シートバック 24,37……絞り込み凹部 27,38……下型 28,39……型面 30,40……絞り込み凸部 32,41……弾性リング 33……メインパッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートのシートクッションの座面部および
    シートバックの背当り部を形成する表皮材の裏面側に一
    体発泡成形によりメインパットを積層し、前記座面部あ
    るいは背当り部の表皮材側の所定の箇所に絞り込み凹部
    を成形する一体発泡シートにおいて、 発泡成形型の前記座面部および背当り部を成形する型面
    には前記絞り込み凹部を成形する部位に絞り込み凹部に
    見合う形状、高さの絞り込み用凸部を凸設して、この絞
    り込み用凸部に前記表皮材を密着状に包着して絞り部を
    形成し、該絞り部に弾性リングを弾着し、このもとで、
    発泡型内に発泡剤を注入し、型閉じした後、前記発泡剤
    を発泡・硬化することにより座面部および背当り部に絞
    り込み凹部を成形する構成としたことを特徴とする一体
    発泡シートの製造方法。
JP1076166A 1989-03-28 1989-03-28 一体発泡シートの製造方法 Expired - Fee Related JP2763574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1076166A JP2763574B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 一体発泡シートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1076166A JP2763574B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 一体発泡シートの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02253905A JPH02253905A (ja) 1990-10-12
JP2763574B2 true JP2763574B2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=13597492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1076166A Expired - Fee Related JP2763574B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 一体発泡シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2763574B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237651A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Inoac Corp 表皮一体発泡品
JP5409849B2 (ja) * 2012-06-27 2014-02-05 株式会社イノアックコーポレーション 表皮一体発泡品
JP7205854B2 (ja) * 2018-06-01 2023-01-17 積水ホームテクノ株式会社 発泡成形体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03336Y2 (ja) * 1986-07-21 1991-01-09
JP2541834B2 (ja) * 1987-12-29 1996-10-09 東京シート株式会社 クッションフォ―ムの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02253905A (ja) 1990-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910005201B1 (ko) 혼성제품 성형 방법
KR950005711B1 (ko) 자동차 도어 내부 패널의 제조방법
US10457174B2 (en) Forming of motor vehicle seat upholstery
JPH01247119A (ja) 表皮一体成形シートの成形方法
US4650251A (en) Welt in a seat and method of making same
US6505570B1 (en) Method for forming a foamed product integral with trim cover assembly
US6663734B2 (en) Method for forming a foamed product integral with trim cover assembly
JP2763574B2 (ja) 一体発泡シートの製造方法
JPS63267518A (ja) 表皮一体成形シ−ト
US5190707A (en) Method of molding skin-covered foamed article
US4968235A (en) Mold for manufacturing skin covered foamed plastic seat
JPH0911252A (ja) 自動車用シートにおける一体発泡品の製造方法
US5181980A (en) Method of manufacturing skin cover for seat
JP3005778B2 (ja) 異硬度クッション体の製造方法
JPS59160461A (ja) 健康マツトの製造方法
JPH06106627A (ja) 異硬度発泡クッション体及びその製造方法
JPH02147212A (ja) 表皮材とパッド材との一体成形品
JPS6137101B2 (ja)
JPH0787806B2 (ja) 暖房装置付座席の製造方法
JPH06178878A (ja) 表皮一体成形ヘッドレスト
JPH04790Y2 (ja)
JPH06225822A (ja) 車両用座席のモールドパッド製造方法
JPH09309170A (ja) 車輛用表皮一体発泡製品
JPH04279307A (ja) 表皮材一体パッド材の成形方法
JPS62256619A (ja) 布地付ア−ムレストの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees