JP2756327B2

JP2756327B2 - 衣類品用のセクションの如き材料ウエブから切断したセクションの製造装置

Info

Publication number: JP2756327B2
Application number: JP50117589A
Authority: JP
Inventors: マッツイングバルダヴィドソン; ダンダヴィドソン
Original assignee: IITON KONSUTORAKUSHON AB
Current assignee: IITON KONSUTORAKUSHON AB
Priority date: 1988-06-02
Filing date: 1988-12-27
Publication date: 1998-05-25
Anticipated expiration: 2013-05-25
Also published as: CA1312315C; DE3851337D1; EP0418242A1; HUT63948A; US5189934A; BR8807906A; EP0418242B1; DE3851337T2; AU618311B2; KR900701187A; ES2015406A6; WO1989011806A1; CN1017268B; AU2923889A; JPH03504619A; RU1837818C; CN1039277A; KR960016020B1; HU890707D0; PT90712B

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は衣類品用のセクションの如き材料ウエブから
切断したセクションの製造装置に関する。

（従来の技術）衣類産業での衣類品の製造では、下記の工程を含むサ
イクルで作業する。

1.作る衣服用の布セクションの輪郭を決める。従ってこ
れは型取り作業である。これにより異なったデザインの
異なった寸法の多数の衣服セクションができる。

2.布ウエブ上に型セクションを置く。以下のファクター
を考慮する。

a.各衣服セクションは衣服の位置に対して衣服セクシ
ョンの正しい側に布の正しい側を受入れる（多くの衣服
セクションは同じ輪郭で２倍になる、右デザンインと左
デザインがある）。

b.各衣服セクションは布組織に関して正しい回転方向
を必要とする（例えば望む方向に配置するための糸方
向）。

c.布を型取りし、衣服セクションを型合わせする必要
があれば、衣服セクションを型に応じて布型上に置く。

d.要件ａとｂを満足し、型取りした布の場合にはｃも
満足した場合、出来るだけ経済的に衣服セクションを布
ウエブ上に位置決めする。かくして、衣服セクションを
配列して、布屑をなす中間スペースが出来るだけ小さい
面積をもつようにする。最良の結果は、幾つかの衣服の
セクションを布ウエブに沿って混合するか又は他の寸法
又は他の設計の衣服セクションと混合するときに得られ
る。伸長した一定の布ウエブに沿って幾つかの衣服の衣
服セクションを混合すると一定の伸長した布ウエブに沿
って１種類の衣服の衣服セクションのすべてを配置する
より大きな生産量が得られる。しかし、屑材について
は、或る一定の最適数より多い衣服のセクションを混合
すれば、大きな改良効果は得られない。更に、過度に長
い伸長ウエブに沿って混合するのは監視が困難である。

3.予定の位置で衣服セクションを切断する。

4.縫い合わせる衣服セクションすべてを集合させて、１
つのセットにする。

5.衣服セクションを縫い合わせる。

上記作業と必要な移送作業を機械的手段で出来るだけ
有効に実施する。

先行技術特許明細書GB2,129,282号は自動カッターを使用する
切断装置で衣服セクションの輪郭をプログラミングする
データを開示している。ここでは、衣服セクションは布
ウエブから切断され、幾つかのセットに集合させる。

衣服セクションを布ウエブ上に配列する方法は人手で
決めるが、コンピュータの使用が知られている。表示ス
クリーンでのシミュレーションにより衣服セクションを
布ウエブ上に置く。コンピュータは布の利用度を決める
情報を与える。その後、布の適当な利用度を調節して人
手で再配置を行う。

コンピュータプログラムで切断輪郭の形状と布ウエブ
上の位置を制御する。

衣服セクションの形状を決め、コンピュータでプログ
ラムされた後に衣服セクションが切断され、その後布ウ
エブ上の相互位置を決める。

切断はUS特許第1,136,048号、第3,572,202号に記載さ
れた機械装置で行う。布の数層を上下に重ね、切断部材
を全層に通過させる。この装置は多くの同じ衣服の製造
用に設計されている。布ウエブは布巻物をもつ往復台に
より切断テーブル上に置き、切断テーブルを通過させる
と共に布ウエブを送り出す。切断テーブル上を往復台が
何回か移動し、幾つかの布層を上下に重ねる。

切断部材は例えば上記US第3,572,202号から既知であ
り、布層を上下に貫通する編み物用ナイフを使用する。
このナイフは磨耗が大きく、布の切断のために高度の鋭
利さを必要とする。他のレーザや水ジェットも試みられ
たが、織物や編み物の切断には有利な結果が得られてい
ない。この種の切断装置では、切断部材のコンピュータ
プログラミングが使用される。

US特許第4,385,956号、第4,462,292号から、単層の材
料から自動切断を行うことが既知である。これにはリー
ルナイフによる切断が記載されている。

前述のGB第2,129,282号には、連続縫製作業に適した
グループに集めるため切断セクションを集合させる自動
方法を開示している。本発明の分野では既知の技術であ
る。縫製サイクルは大幅に自動化されており、色々な作
業ステーションへの分配のための移送を含む。これを既
知の技術である。

同様な技術を使用し、衣類品を製造する領域の外側の
布が或る程度利用されてきた。衣類品のため、不織布や
フォイルの如き他の材料も使用されてきた。その場合し
ばしば溶接が縫製の代わりに用いられる。時には、袋、
保護カバー、フィルタバッグ等の衣類品以外の品物も同
様にして作られた。異なった分野で同様の作業サイクル
が用いられ、板の如き固いシートから品物が製造され
た。切断片を集めた後幾つかの作業ステーションで接合
する。縫製以外の上記応用例も本発明の分野に属する。

術的問題点衣類品、その他の製品の製造サイクルの自動化は極め
て複雑なシステムをもたらす。自動化は多少は実施でき
るが、多くの変更例をこのサイクルに選択することがで
きる。全自動化の場合極めて複雑な装置を必要とする。
前述の方法は上記サイクルの問題点を一部は解消する
が、更に、特別の解決法が求められる。

しかし、多くの異なった材料を取扱い、異なった仕上
げ製品を作る分野で、高度の自動化を達成し、簡単で信
頼性のある装置を提供することが要望される。

（発明が解決しようとする課題）本発明の目的は自動製造装置で色々な作業を実施する
装置を提供することにある。

特に、布片に切断しその後前進移送のために寄せ集め
られる材料のための載置テーブルを提供する。

他の目的は有効な切断部材とピッキング部材を提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段）発明の開示本発明装置では、材料ウエブ（又は布ウエブ）の載置
テーブルは弾性的に圧縮可能の材料で作られ、その１面
は載置面をなす。材料の弾性のため、力を加えることに
よって凹みができる。

このため、切断部材は底部を載置面材料内に押し下げ
ることができ、底部は切断する材料の下に位置し、同時
に材料は平らに保たれる。

上記装置では、切断した布片を取り上げる部材は底部
をもつはさみ部材として構成する。この底部は載置面の
材料に押し込められる。

上記装置は本文と請求の範囲に記載した色々な装置部
分に具備することができる。

利点本発明装置は作業信頼性が高く、上記載置テーブルを
使用すれば、従来使用できなかった有利な型式の切断及
びピッキング装置を使用できる。本発明装置はこの有利
な装置を含むものである。

（発明実施の形態）第１図に示す装置は織物材料の衣類品の製造設備に設
けるのに適するが、本発明はこれに限定されず、融接又
は接着による衣服の製造又は前述の如き他の製品の製造
の如き他の製造用にも使用できる。

前記装置は衣服セクション又は他の想到し得る製品の
製造用に設計される。その製造には前記衣服セクション
の切断と寄せ集められたセットの前方移送が必要であ
る。切断は図示の自動カッタ16で行う。前記自動カッタ
は切断すべき材料ウエブ18、好適には布ウエブのための
作業面17上で作動する。作業面17はローラ20上を走行す
るコンベヤベルト19からなる。前記ローラは台21により
支持される。材料ウエブ18は例えばシリンダ23により支
持される材料巻物22から送られてくる。例えば二重ねじ
型シリンダ24の形をなす装置が作業面17上に材料を供給
し、伸張させるために配置される。例えば布ウエブを作
業面上で処理するために伸張するためには、種々の装置
が知らている。ここでは掴み具をもつ装置につき説明す
る。掴み具により材料は材料ウエブ（又は布ウエブ）に
沿って移動するチエーンに固定される掴み具により伸張
され、掴み具は前記材料ウエブの供給中このウエブに追
従していく。

自動カッタ16は往復台27をもち、前記往復台は作業面
17を横切って延び、台21の両側のレール29上を車輪28に
より走行する。往復台27はその移動方向を横切って設け
た横断するスライダ30を支持する。前記スライダは切断
部材を支持する。切断部材として、スライダは好適には
機械的に作動するナイフを備える。

往復台27とスライダ30の両者はモータにより駆動さ
れ、前記モータはコンピュータにより制御される。各衣
服セクションの輪郭はコンピュータでプログラムされ、
前記モータの制御データの形で出力される。こうして、
スライダ30は、往復台27が同時に動く間に、材料ウエブ
18に衣服セクションの輪郭を複写し、切断部材が衣服セ
クションを切断する。衣服セクションはこの時点で材料
ウエブ上に限定された位置を与えられる。この位置は材
料ウエブからの生産量を出来るだけ多くするように、即
ちくず材を出来るだけ少なくするように決められる。衣
服セクションのこの位置決めはコンピュータによりプロ
グラムされる。図は自動カッタが２つの往復台を備える
方法を示す。これらの往復台は材料ウエブの限定された
部分を切断するように設計される。例えば第１往復台は
材料ウエブの後半分を切断し、第２往復台はその前半分
を切断するのに使う。自動カッタが夫々の作業領域の切
断を行った後、材料ウエブはコンベヤベルト19の供給に
より前方へ供給される。

往復台27はこうして切断部材の移動を行う。この移動
は前記コンピュータ制御により行われる。プログラミン
グは、即ち最大の加速度がスライダ30に作用すると共
に、レールに沿う往復台の移動が最小の加速度で起こる
ように、設定される。このため、重い往復台に加わる駆
動力と制動力が低い加速度により低く保たれると共に、
軽いスライダが、過度に大きな力を生じることなく、大
きな加速度を受けることができる。

このことは以下の実施例から明らかになるであろう。
往復台は前後動すると仮定する。このことは範囲限定用
の切断ラインを作る場合に必要である。もし速度が正弦
曲線に従って変化するのであれば、最小の加速度が得ら
れる。しかし、もし正弦曲線を切断するのを望まなくて
も、往復台の加速度はやはりかかる正弦曲線に従うか又
は殆ど正弦曲線に従うようにされる。所望の曲線を得る
ために必要な補整は横断するスライダの運転の適用によ
り全運動を所望曲線に適合させることによって行う。実
際には、正弦曲線に追従する往復台の加速度と横断する
スライダにより行う残余りの切断ラインの適用の間には
或る妥協がなされなければならない。しかし、往復台と
スライダの加速度が、これら２つの部品と前記部品のた
めにこれらの力に打ち勝つよう設計された駆動部材とに
力が適当に配分されるように、それらの質量に夫々適用
されるという原理は明らかである。

材料ウエブ18から自動カッタにより切断される衣服セ
クションは前記材料ウエブ18がコンベヤベルト19の運動
により往復台27の作業領域から前方へ移送された後、取
り出されて、幾つかのセットに分けられる。

該装置は材料ウエブ18から切断された衣服セクション
を作業面17から移送するように設計された自動ピッカー
40を備える。自動ピッカーは一方では、ピッキング装置
41と、他方では貯蔵モジュール42を含む。各ピッキング
装置（図には２個を示す）は往復台27と同様な往復台43
からなり、レール29上を車輪44で走行する。往復台43は
ピッキング部材45を支持し、この部材はスライダと同様
に、各往復台43に沿って移動し、一方では作業面17から
各衣服セクションを取り上げることができ、他方では、
これを貯蔵モジュール42の１つへ運び上げる。ピッキン
グ部材は一方では往復台の移動により材料ウエブの長手
方向に、他方では往復台のスライダの助けをかりてピッ
キング部材の移動により横方向に、作業面上を移動でき
るので、ピッキング部材は或る作業領域内で、１つの衣
服セクションを、それが切断された場所に拘らずに取り
上げることができる。コンベヤベルト19の移動により材
料ウエブは問題の切断領域と共に各ピッキング部材の作
業領域へ移動することができる。

ピッキング部材は前記コンピュータにより制御され
る。これに関しては、前記ピッキング部材は材料ウエブ
から切断された衣服セクションを検出するように制御さ
れる。その結果、ピッキング部材は問題の衣服セクショ
ンの縁付近を掴むように制御されることができる。衣服
セクションの形状はプログラミングされ、同様に作業ス
テーションへ前方移送するために吊り下げられる位置も
プログラミングされる。この位置は作業サイクルのやり
方に応じて決められる。材料ウエブ用の台の移動方法に
よりピッキング部材の移動を制御する。それ故、たとえ
コンベヤベルト19が切断後の布ウエブ（材料ウエブ）を
移動させても、それらは常に夫々の衣服セクションを見
出すことができる。

ピッキング部材は衣服セクションを１つの貯蔵モジュ
ール42へ移動させるため垂直方向に移動し、またそれら
は旋回することができる。好適にはピッキング部材は、
衣服セクションを種々の方向に転向させることができる
ように、例えば取り上げ後に上方転向位置で連続的に材
料ウエブの面を上方転向させて又は下方転向させて、ま
た材料ウエブ面に対して衣服セクションの方向を色々に
変化させるように設計する。

ピッキング部材のこれらの運動はまた、衣服セクショ
ンの位置と輪郭に使用されるプログラムの補足として、
縫い合わせ時の作業サイクルで衣服セクションの予想さ
れる作業に従って適用される追加のプログラムに基づき
コンピュータにより制御される。

図示の実施例では、貯蔵モジュールの各々は多数のホ
ルダーからなり、ここでは互いに中間間隔48をもつ多数
の一連の板47として示す。中間間隔48は、上方位置でピ
ッキング部材45が中間間隔に侵入して各衣服セクション
を板47の上方へ僅かな距離の位置へ持って行くことがで
きるようになす。

各貯蔵モジュールは衣服セクションを取り上げる。異
なった型式の衣服は異なった数と型式の衣服セクション
をもつので、貯蔵モジュールは異なった数の板、従って
衣服セクションの数に関して異なった容量をもつ異なっ
た寸法に設計することができる。衣類品の縫製に際して
は、例えば衣服本体に属するすべての衣服セクションを
衣服アームに属するセクションから分離し、次いで衣服
アームをカラーセクションから分離するようにして選択
的に衣服セクションを送り出すのが縫製を行う人にとっ
て好ましいことが多い。

貯蔵モジュールは自動ピッカー用貯蔵ラックの設計の
１例を示すに過ぎない。もし貯蔵モジュールが加工設備
の作業ステーションへ材料を直接移送されないのであれ
ば、その移送のために、第２の移送手段が製品キャリヤ
と共に配置される。前記製品キャリヤは図示しない方法
で貯蔵モジュールから材料を取り上げる。この材料取り
上げ中、これらの製品キャリヤは該設備に設定したコン
ピュータプログラミングにより制御される。また製品キ
ャリヤを正確に自動ピッカーの作業領域まで、これらに
直接移送するため、持って行くこともできる。しかし、
中間貯蔵をすれば、第１図の設備の作業サイクルを、こ
こに記載した設備の条件と異なった条件に従って作業す
る加工設備の移送サイクルから解放することができる。

切断セクションをコンベヤベルト19から除いた後、く
ず材は好適には細い帯の形で残される。前述の如く、切
断部材はこのくず材を小片に分割するようにプログラミ
ングすることができる。このくず材は好適にはコンベヤ
ベルトが下方へ揺動して行く前に除去される。そのため
には、第１図に49で示す装置が設計される。この装置の
外側は実質上細長い箱形をなし、この箱形装置は自動ピ
ッカーの作業領域の下流側でコンベヤベルトを横切って
延び、くず材を取り上げるための装置に連結される。

前記設備をその目的と主な特色につき説明したが、以
下その特定の部材につき詳述する。

第１図は設備のコンベヤベルトに材料の巻物を供給す
る装置を示す。多数の材料巻物32がコンベヤチェーン34
により支持したフレーム33に取付けられる。回動可能の
伸縮自在のフオーク35が、巻物を図示の巻物22の使用位
置から貯蔵位置へ入れ換えるよう配置される。貯蔵位置
は巻物32により示される。こうして、自動カッタへの材
料の供給は自動化され、コンピュータにプログラミング
することができる。

第２図は材料ウエブを供給する装置の他の実施例であ
る。この装置は実質上第１図のシリンダ23、24を取り替
えている。従ってこの装置はコンベヤベルト19の一端の
前に（第２図参照）、３つのシリンダ60を含む。前記シ
リンダの上面はコンベヤベルト19の上面と同じレベルに
ある。布巻物61はこれら３つのシリンダの正面に置くこ
とができる。シリンダの上に３つの他の第２シリンダ62
がある。前記第２シリンダは動力シリンダ62により昇降
できる。平板64は最後のシリンダ60をコンベヤベルト19
の表面に連結する。布の巻物61と同様に、シリンダ60は
布ウエブがコンベヤベルト19に供給されるときに駆動さ
れるように設計する。布巻物を駆動するため、据え付け
ローラ（図示せず）を配置することができる。

コンベヤベルト19は前述の如く粗い掴み面をもつ。こ
の面は、布の供給状態を良好ならしめるのに加えて、機
械加工特に切断中に布を静止させて横たわらせることが
できる。布の切断中コンベヤベルトは、切断部材の下部
脚がコンベヤベルトの材料を押し下げることによって主
面下に下がるように、その表面が僅かに撓むという特性
を示す。やや似た状態が切断セクションのピッキング作
用にも起こる。コンベヤベルトの第２の特性は好適には
それが通気性をもつように設計されるということであ
る。例えばコンベヤベルトは比較的厚い発泡材料層の大
部分に開放孔をもつように設計することができる。かか
る発泡材料は前述の如く押しつぶすことができ、同時に
材料を通して空気を引き出すことができる。作業面17を
なす外側はその場合前記掴み特性をもつ織物材料で裏張
りすべきである。

通気性はコンベヤベルトを通して引かれて下方へ布を
通過する空気により布を保持するのに役立つ。このこと
は真空チャンバ、換言すれば、自動カッタの作業領域の
下に置かれる排気ポンプに連結されるチャンバでにより
行う。好適例では、この吸引箱はカッタ往復台27上に置
かれてコンベヤベルトの下に吊り下げられ、従って箱は
コンベヤベルトの頂部分の下側に位置する。このように
すれば、真空箱はスライダ30の移動領域に一致する寸法
をもつだけでよい。

他の実施例として、押し下げ作用は空気クッションに
より材料ウエブの上側に過剰圧力を加えることによって
行う。切断力に抗して所望の固定作用を与えるために機
械的部材を使用することもできる。例えばローラ素子を
切断部材の後に配置することができる。

第３図は切断部材を示す。この切断部材は第５、６図
の他の実施例のように２つのカッタの協働により布をは
さむように設計され、前述の実施例の如く布を切断する
ことのないように設計される。かかるはさみ作用は、鋏
部分が切断面上に横たわる布の下に持っていかなければ
ならず、同時に頂部ナイフがこの底部ナイフに当接して
加工をなし、互いに当接して加工をする２つのカッタに
よりはさみ作用を生じることを意味する。このことはス
ペーサが布面の下に底部カッタのために作られなければ
ならないことを意味する。このことは軟質の可撓性のコ
ンベヤベルトにより解決される。カッタはその縁からの
みならず布の外面上にある前のカッタを通過して、布の
下まで下げられなければならない。このことは布の皺寄
りや、布の持ち上がりを起こすことなく、また切断輪郭
が型に合わなくなるように位置が変化することなく行わ
れなければならない。

底部カッタが布の中心で切断できなければならないと
いう事実は切断中布の移動がナイフの移動に比して比較
的ゆっくり起こるという事実に基づく。もし新らしい切
断位置に到達するため切断中布を通して前に作った切口
から前方へ加工すべきであれば、それは作業時間が増大
する。

第３、４図に示す如く、第１実施例の切断装置はＬ形
の底部カッタ70からなり、これは垂直脚部71と水平脚部
72をもつ。下方へ転向した縁74をもつ頂部カッタ73は垂
直脚部に沿って走行する。水平脚部72の上縁は第２縁と
して設計する。頂部カッタ73は縁74が僅かに水平脚部72
に重なる程度に駆動装置（図示せず）により上方及び下
方移動をするように設計する。

水平脚部72は平らなセクション75で終る。後述する如
く、このセクションは布の下に入り、その後縁74の前後
動によりはさみ作用を行う。この前後動を制御するため
に部材を配置し、この部材は頂部カッタ73に色々な移動
位置、短いはさみ作用又は長いはさみ作用を行う。更
に、第３図に示す如く、前記切断部材は上部開放位置へ
行くことができる。切断部材は昇降でき、また夫々のス
ライダ30内で色々な方向に転向することもできる。従っ
て前記コンピュータプログラミングは、底部カッタの転
向方向が切断中と切断位置を捜す間移動方向に適合する
ようにされる。

第２実施例では、実質上同じ部品、即ち底部Ｌ形カッ
タ77と頂部の前進カッタ78をもつ。底部カッタの水平脚
部79は歯80をもち、この歯は底部カッタの垂直脚部82の
方を向く横断側面81をもつ。その設計により、歯80は移
動したとき単方向作用をもつ。というのは、縦セクショ
ンが布縁上を滑る間にその横縁81が布縁にくっつくから
である。しかし、この効果は１つの歯以外のものによっ
て、例えば歯81より小さいがそれに等しい大きな広さを
もつ一連の歯全体によって起こることがある。

次に、ピッキング部材45を第７図につき説明する。前
記ピッキング部材は往復第43に支持され、色々な方向に
作業面17上を移動する。従って、それらは各切断衣服セ
グメントの方へ前進し、色々な方向からその上に移動
し、拾い上げ部材は色々な方向を向く。かかるピッキン
グ部材は（往復台43の短い側から見て）第２図の側面図
に示す。この図では、往復台３はその車輪をもつ。前記
車輪はレール29上を走行する。ピッキング部材はこうし
て往復台によってコンベヤベルト19の長手方向に移動す
る。前記往復台は切断布片を集めるようにプログラミン
グされる。ウエブの横方向移動のため、往復台はスライ
ダ51を支持し、前記スライダは駆動部材（図示せず）に
よって前記プログラミングに従って往復台43の長手方向
に移動する。

スライダは垂直軸線をもつ軸受52によって第２図に53
で示すピッキング部材53を回動自在に支持する。ピッキ
ング部材53は台54をもつ柱形をなし、これはランナー56
の案内55を支持する。ランナー56は下部ジョー59と上部
ジョー60をもつつまみ部材58を支持する。前記ジョーは
薄く、くちばし状をなし、取り出されるべき布片を掴む
ために用いる。そのために、上部ジョー60は軸の回りに
回動するように据え付ける。このジョー60の運動範囲内
には下部止め部材64と上部止め部材65がある。これは台
54に固定される。止め部材64は下部ジョーの軸61の外側
の部分を打つように配置し、上部止め部材65は軸61の前
のジョーの内部を打つように配置する。それは、ランナ
ー56が下に移動すると台54とジョー60が止め部材64に当
たり、それを開くことを意味する。同様に、それは最上
位置で止め部材65に当たることによって開く。

上述の如く、全支持体は軸受52の回りに回動し、また
僅かに昇降できる。

ピッキング部材の色々な運動のための駆動部材は図示
していない。しかし、それらは電気モータ、液圧又は空
気圧装置で構成することができる。かかる駆動部材は台
54を回転させるため、台を昇降させるため、また案内55
に沿ってつまみ部材58と共にランナー運動させるために
往復台43をレースに沿って、スライダ51を往復台に沿っ
て動かすように配置する。前記駆動は前記プログラミン
グによって制御される。色々な方向から掴み部材58をそ
れらの上に移動させ、下部ジョー59を切断布片の下に入
れ、上部ジョーを前記片の上に置き、ジョーが互いに開
かれるようにランナーを下方位置に置くことによって、
加工片は取り上げられることができる。従って、プログ
ラミングは往復台とスライダの回転中のこれらに対する
掴み部材58の色々な位置を考慮するように設計される。

ピッキング部材に関しては、コンベヤベルト19は軟質
で、可撓性であり、ピッキング部材の下部ジョー59がベ
ルト内に押し下げられてベルト凹みを作るものと想定す
る。

屑材を除去する前記装置49は第８図に水平断面図とし
て示す。箱は壁51′をもち、第１図に示す如く頂部をも
つ。壁51′はコンベヤベルトを横切る長手方向壁52′と
第１切妻壁53′と第２切妻壁54′からからなる切断下部
53′に圧縮空気ノズル55を挿入し、このノズルは圧縮空
気発生設備に連結する。切妻器54′は連絡片をもち、こ
の連絡片はくず材料（図示せず）取り上げ用の容器又は
ラインに連絡する。長手方向壁51に開口56′を形成し、
この開口は連絡片に向けられ、それを通して空気が周囲
から侵入することができる。ブラシ円筒体57は第８図で
は左側長手方向壁に沿って回転自在に設ける。箱は底が
開放し、この開口はコンベヤベルト19上に接近してい
る。ブラシ円筒体は低くてコンベヤベルトに当接し、コ
ンベヤベルトが運動するときに回転す。ブラシ円筒体57
が当接するコンベヤベルトの上部は第８図では左から右
へ移動する（第１図参照）。

本発明の装置を含む上記設備は衣類品又はウエブ材料
から切断した材料布片から作った他の品物の大規模自動
生産に使用される。以下の工程は上記設備の作業サイク
ルに含まれる。

I.布ウエブ（材料ウエブ）から切断すべき衣服セクショ
ンの位置決めの確認。この確認は布ウエブ上の衣服セク
ションの位置決めのため及び切断部材による切断のため
に設計したプログラムから得たデータに基づき行われ
る。同時にデータはどの衣服セクションを１つの同じセ
ットに集めなければならないかを指示し、また上記セッ
ト中のそれらの位置を指示するデータが得られる。

II.作業面上にある材料ウエブと共に切断。

III 縫製設備中の１通路で縫い合わせるべきこれらの
衣服セクションを自動ピッカーにより集める。自動ピッ
カーは衣服セクションの確認、配分及び位置用のデータ
により制御される。前記データは切断プログラムから得
られる。従ってピッキング作用により衣服セクションの
セットが形成される。

IV.縫製設備を通過する移送サイクルに従う往復台のプ
ログラミング。これは各セットの色々な衣服セクション
に適合する（ここでは、往復台はプログラミングされ
る。これは設備が往復台の確認に応じて或る通路内で往
復台を移動させるようにプログラミングすることができ
ることを意味する）。

V.各組のためにプログラミングされた往復台へ集められ
たセットを移送する。その後移送と縫製サイクルが実施
される。

次に、全製造サイクルを本発明装置の好適実施例を含
む上記設備の機能につき説明する。

第１図の左に示した巻物供給装置を使用するとすれ
ば、使用する材料巻物32は選択されたプログラムでコン
ピュータ制御によりフオーク35の掴み位置へ送られる。
フオークを備えることによって、巻物は移送され、ロー
ラ23上に置かれ、シリンダ24又は第２図に示すシリンダ
装置の如き掴み装置によりコンベヤベルト19上の作業面
17へ移動させられる。第１図のローラマガジン装置に組
合せることができるシリンダ装置は、布ウエブが第１シ
リンダ60に当接するよう巻物61から送られるように作動
する。これらのシリンダの回転により布ウエブはそれら
の上面に載って前進し、更に、上部平面上へ進み、コン
ベヤベルト19上へ進む。コンベヤベルトの上部は第２図
で左から右へ移動する。布ウエブはこうしてシリンダに
より運ばれ、供給される。対応する回転シリンダに布が
巻き取られる危険性はない。一定の長さが巻き取られた
後、布ウエブはコンベヤベルト19の表面に達する。この
表面は極めて粗く布ウエブを強力に掴む。この掴みは個
別の織物材料により行われ、前記材料は他の織物材料に
対して十分な掴み作用を与える。このコンベヤベルトへ
の供給が行われると布ウエブは抵抗力を必要とし、引っ
張らなければならず、その供給を制御する必要がある。
このことは布を底部と頂部のシリンダ間に締め付けて動
力伝動装置63によりシリンダ62を下げることによって行
う。こうして制御された供給が行われる。頂部シリンダ
の横移動により、布ウエブは前方供給の間にコンベヤベ
ルト上に真っ直ぐに載るよう案内される。シリンダは２
つのねじ手段をもち、前記ねじ手段はこの意図した回転
方向でシリンダの中心領域から外方へ移動し、これによ
り布ウエブは横方向に引っ張られる。シリンダは互いに
掴み合ったとき布ウエブをコンベヤベルト19から後方に
送るように設計される。この動作は布を交換するときに
行われる。この場合、切断装置はすべての衣服セクショ
ンを切断したときに布ウエブを切断するように設計さ
れ、そのとき布片が残され、コンベヤベルト上に延ばさ
れる。これは次いで引き戻されると同時に巻物61に巻き
取られる。

上述の如く、材料ウエブ（布ウエブ）18を作業面上に
引っ張り保持する方法がとられる。色々な部材、特にコ
ンベヤベルト19の供給移動により、布はその端が自動カ
ッタに属する２つの往復台27の左の作業領域の端にくる
ように供給される。次いで、スライダ30の切断部材によ
り布ウエブの半ばで切断することによって衣服セクショ
ンに分割することができる。その後、布ウエブはその端
が２つの往復台27の右側の切断領域の後端に位置するよ
うにコンベヤベルト19により供給される。第１往復台は
布ウエブの半分を切断し、次に第２部分右側の往復台に
より切断され、その間、右側は同時にその遠方側で材料
ウエブの次の布片と連続している。切断中、材料ウエブ
は段歩的に供給されるか、又は切断は“滑らかに”即ち
連続移動しながら行われる。これに関しては、この動作
はコンピュータにプログラムされ、往復台の移動中に補
整される。

第３、４図に示す切断部材で切断をするとき、前記切
断部材はコンベヤベルトの可撓性材料内に押し下げられ
る。頂部で布はこの凹み上で伸張される。そのため布は
切断時に生じる横力に影響されず、前記真空によりコン
ベヤベルトの粗い表面に押し付け保持される。頂部カッ
タ73は上下動させられて底部カッタ70の水平脚部72に当
接させられ、その間切断部材は前進させられる。それ
故、切断部材の移動方向に切断が行われる。この移動は
コンピュータプログラミングに従って往復台27とスライ
ダ30を変位させることによって制御される。前述の如
く、頂部カッタ73は色々な移動範囲をもつ。直線切断の
場合、カッタは大きなストロークをもち、それ故、各工
程で比較的長い布片を切断する。そのため供給速度は比
較的大きくすることができる。しかし、曲がりが鋭いか
又は曲率半径が小さい場合、かかる直線切断は一様な湾
曲線はできない。この装置はこの場合カッタ73を底部カ
ッタの刃の下方へ短い距離だけ僅かに下向きに移動させ
るようにプログラムされる。これにより短い切断が行わ
れ、この切断はなだらかな曲線を作るために使用でき
る。第５、６図の第２実施例は実施上同じ方法で切断を
行う。

これに関して、カッタの上下動の代わりに頂部カッタ
は底部カッタと協働する回転カッタに置き換えることが
できる。しかし、回転カッタの場合には切断長さを短縮
するのは難いし。それ故、かかる設計は直線切断ライン
又は僅かに湾曲した切断ラインで作業する設備に最も適
する。更に、切断設備は布ウエブの中心を切断すること
を望む場合に回転カッタを備えて完成させるべきであ
る。第３〜６図に示すはさみ切り部材はかかることはで
きないが、後述する如く、前記部材が布表面上に置かれ
る場所に拘らず既に作られた切断部に突入する。

もしカッタを布ウエブの縁から移動させるべきである
ならば、このことは底部カッタをコンベヤベルトの軟ら
かい表面に押し込み、カッタを布内部に入れることによ
って行われる。もし、前に作った切断部に突入させたけ
れば、幾つかの困難が生じる。即ち、切断中布は幾分移
動して、切断刃が互いに重なる。更に、布は幾分移動し
て、プログラミングされた位置がカッタに一致しない。
それ故、切断部材は作られた切断部に突入できるように
一定の検出を可能としなければならない。

第３、４図の実施例では、このことは底部脚部72を作
られた切口に平行として又は、前記切口に直角とせず
に、切断部材を移動させることによって行われる。その
後、該装置を転向させ、コンベヤベルトの軟質表面で行
われる押し下げの間にカッタが刃の下に移動するように
なす。その平らな前端75はカッタの端が離れていく刃の
下に位置しないという条件に合致する。しかし、カッタ
は刃を横切る最終位置をとるように前後動するようプロ
グラムされる。その場合前端75をこの刃が属する部分の
下に向けて切口が作られる。たとえ切断部材が既に作ら
れた切口の側で僅かに下方へ移動しても、又は刃が重な
っても、同時的締め付けと回動検出運動により、カッタ
70の底部脚部72は切断すべき布部分の下に置かれる。

第５、６図の実施例では、底部脚部79は突入すべき切
口に対して或る角度をなして下方へ供給される。その後
切断部材は切口を作るべき布部分から底部脚部79の異同
方向と平行に移動する。これに関して、歯80又は類似物
は切口を作らない布部分の縁を掴まえ、これを遠くへ移
動させ、脚部79の前部が切口を作るべき部分の縁の下へ
突入できるようになす。このことはこの縁が向かい側の
縁の下にあれば適用される。しかし、もし、切口を作る
べき部分の縁が第２の縁の上又はその縁から離れた位置
にあるならば、脚部79はこの縁の下に供給される。とい
うのは、その場合歯は向き合う縁を掴まず、この布の下
を移動するからである。

要約すれば、第３、４図の切断部材は切断すべき布部
分の下に送られとき回動運動をなすが、第５、６図の切
断部材はこの底部脚部の方向に前後動する。

前述の如く、自動カッタユニットはコンピュータに入
力したプログラムにより制御される。それは自動ローラ
組立体を使用できるならば巻物を前方へ供給すべき情報
と、更に、パターン製造で設定した輪郭と位置に従った
衣服セクションの切断の情報を含む。この結果、材料面
の利用度が大きくなる。更に、プログラムは特定のセッ
トと種々の衣服セクションの関係と、衣服セクションが
移送装置の往復台においてもつ位置の情報を含む。

切断工程として、材料ウエブ18はコンベヤベルト19の
移動により前進し、２つの装置41用の自動ピッカーの作
業領域に達する。次に、コンピュータプログラムが２つ
の装置41を制御し、ピッキング部材45によりそれらは切
断した衣服セクションを作業面17から取り上げ、コンピ
ュータプログラム中にある確認手段に従ってそれらを貯
蔵モジュール42内の夫々の板47上に置く。この拾い上げ
は材料ウエブの間欠又は連続運転中に起こるように構成
する。色々なモジュールとそれらの板47の位置はコンピ
ュータプログラムにプログラミングされ、自動ピッカー
が位置データ、前記セクションと貯蔵モジュール中の個
々の板に対する割当ての関係のデータ、また個々のセク
ションを回転と交換に関して置くべき仕方により制御す
ることができる。

衣服セクションを作業面17から取り上げるのに加え
て、自動ピッカーは箱38から特別のセクション39を取り
上げることができる。これに関して、セクションはそれ
らが各ピッキング部材により正確な位置で掴まれるよう
に、箱内に設置される。その後中間貯蔵モジュール内の
各板への衣服セクションの移送はそれらが加工に適した
仕方で各キャリヤ上に貯蔵されるように制御される。

更に、セットの予定の加工と加工ステーションでこの
加工を実施するための各キャリヤの割当ての共同プログ
ラムがある。

従って、セクションが作業面17又箱38から取り上げら
れたとき、ピッキング部材は上昇し、前記プログラミン
グに従って衣服セクションを予定のモジュール42中の意
図する板に移送する。プログラムがモジュール中で取り
上げられるべきすべての衣服セクションを移送したこと
を指示したとき、衣服セクションは意図した加工段階へ
移送すために送られる。

また、本発明の範囲内で、中間貯蔵することなく縫製
設備を通過した往復台へ直接衣服セクションを移送する
ようにピッキング装置を設計することができる。この場
合、往復台はクランプとして設計するのが好適である。

すべての衣服セクションを取り上げたとき、若干の材
料ウエブの帯が屑材として残る。材料ウエブが前に送ら
れるにつれて、この屑材は装置49により処理される。

切断装置は衣服セクションをその輪郭に沿って切断す
るのみならず屑材を前処理し、それがコンベヤベルトを
去るとき分割する。

もし或る材料ウエブの加工を中断すべきであるなら
ば、切断装置は既に処理した部分を切り離すようにプロ
グラミングされる。その後その部分はコンベヤベルトに
載って自動ピッカーへ進む。もし前記装置が自動巻物供
給をなすように設計されるならば、残った材料ウエブの
材料はその後巻き取られ、巻物はフォーク35又は他の相
当する機構と交換される。

以上の説明は布縫製設備に本発明を適用する１例であ
る。適当に調節して、他の製造型式にも応用することが
できる。

更に、上記種々の装置の製造は従属する請求項の範囲
に包含される。

材料ウエブが前送りされるにつれて、この屑材は装置
49により吹き払われる。これはノズル55から吹き出され
る空気により行われる。エジェクタ効果によりこの空気
流は空気と共にそれを開口56に引き込み、強い空気流が
箱全体を通過し、連結片55から出る。同時にブラシ円筒
体57がコンベヤベルトの前方送りにより動かされ、コン
ベヤベルトの粗い面から屑材を集め、吹き払いを容易に
する。

前記設備は前述の如き構成部品をもつ必要はなく、或
る部品は他の設計となすことができ、又は省くことがで
きる。

図面の簡単な説明第１図は本発明装置を含む設備の斜視図である。

第２図は前記設備で布を供給する装置を示す。

第３図は切断部材の側面図である。

第４図はその上面図である。

第５図は第２実施例の切断部材の第１位置にある側面
図である。

第６図はその第２位置にある側面図である。

第７図はピッキング部材の側面図である。

第８図は材料屑の除去装置の断面図である 16 自動カッタ 18 材料ウエブ 19 コンベヤベルト 27 往復台 30 スライダ 40 自動ピッカー 41 ピッキング装置 42 貯蔵モジュール 45 ピッキング部材 56 ランナー 58 つまみ部材 64 止め部材 70 底部カッタ 72、79 水平脚部 73 頂部カッタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A41H 43/00

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】シート材料を支持して供給するためのコン
ベヤベルトと、前記コンベヤベルトの上方にある可動の
自動切断手段（30）と、供給及び切断作業を制御するた
めのコンピュータ制御式の手段を含む布の如きシート材
料から衣服又は類似物のための切断部品を作成するため
の装置において、コンベヤベルトの表面領域（19）が弾
性であり、切断手段（70）が下部水平脚部（72、79）と
上部往復動カッタ（78、73）を含み、下部水平脚部（7
2、79）がシート材料の下のコンベヤベルトの弾性表面
内に僅かに押し込まれるようになされかつ上部カッタ
（78、73）及びコンピュータ制御式の収集及び貯蔵装置
（40、42）と協働することを特徴とする切断部品を作成
するための装置。
【請求項２】コンベヤベルトの表面領域（19）は弾性圧
縮可能の、好適にはエラストマーとする発泡材料からな
り、前記発泡材料はその上面に薄い実質上非圧縮性の材
料を備え、この非圧縮性材料は好適には通気性でありか
つ粗い織り地をもつ織物からなることを特徴とする請求
項１に記載の装置。
【請求項３】切断手段は旋回軸をもつ支承手段によって
担持され、前記旋回軸はベルト表面（19）に対して直角
をなしていて、切断手段（70）に垂直と回転の両運動を
可能ならしめることを特徴とする請求項１又は２に記載
の装置。
【請求項４】下部水平脚部はその下側に後方向きのフッ
ク手段（80）を備えたことを特徴とする請求項３に記載
の装置。
【請求項５】切断手段（30）は少なくとも１つの摺動往
復台（27）によって担持され、前記往復台はコンベヤベ
ルトに沿って可動であり、前記往復台上で切断手段（3
0）がコンベヤベルトに対して横移動可能であることを
特徴とする請求項１に記載の装置。
【請求項６】収集装置（40）はコンベヤベルト（19）の
上方にかつそれに沿って移動可能に配置された少なくと
も１つの摺動往復台（43）と、収集手段（53）を含み、
前記収集手段は往復台（43）によって担持されかつコン
ベヤベルトに対して横方向に移動可能でありかつ少なく
とも１つの収集部分（58）を含み、前記収集部分はコン
ベヤベルトから部品を収集しそしてそれらをコンベヤベ
ルトから離れる方向に移動させるために備えられること
を特徴とする請求項１に記載の装置。
【請求項７】収集部分（58）は第１指の形をなす下部部
品（59）と第１指に関連して可動の第２指の形をなす上
部部品（60）を含み、第２指を第１指に対して移動させ
ることによって下部部品が挟まれるのと同時に下部部品
（59）を下方にかつ切断部品の下で押圧してそれを上方
へ持ち上げるための手段が配置されることを特徴とする
請求項６に記載の装置。