JP2755533B2 - ブラインドの昇降コードストッパー装置 - Google Patents
ブラインドの昇降コードストッパー装置Info
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Description
下したラダーコードによって複数のスラットを上方に間
隔を隔てて水平に支持し、これらのスラット群の最下部
に配置したボトムレールに取付けられた少なくとも2本
の昇降コードを、該スラット群を通って上下に導き該ヘ
ッドボックス内に導入し、ヘッドボックス内でヘッドボ
ックスの一端近くまで水平に導き、ヘッドボックスの外
に導出し、垂直に垂下させて昇降コードの操作部を形成
し、該昇降コード操作部を下方に引くことによりスラッ
ト群を引上げ、また、該昇降コード操作部を緩めること
によってスラットを自重により下降させるようにしたブ
ラインドに関するもので特に、このようなブラインドに
おいて、スラットを所望の高さに止めるための昇降コー
ドストッパー装置に関するものである。
昇降コードの操作部を下方に引き、ブラインドのスラッ
トが所望の高さに来た時に、昇降コードの操作部を右ま
たは左に振り、昇降コード操作部の上端をストッパーに
当てて、昇降コードの上方への移動に伴って該ストッパ
ーを作動させ昇降コードを締めつけて昇降コードの移動
を止め、これによりスラットを所望の高さに止めるよう
にした構造が一般に使用されている。スラットを下げる
時には、昇降コードの操作部を逆方向に左または右に振
ってストッパーを解除し、スラットを自重により下降さ
せる。いずれにしても、従来のブラインドにおいては、
昇降コードの操作部を左または右に振る操作によって昇
降コードの係止または係止解除を行う必要があるが、ブ
ラインドを取付けた場所によっては、壁またはその他の
障害物によって、昇降コードの係止または係止解除をう
まく行えない場合がある。
を上げる時には、昇降コードの操作部を引き下げ、ブラ
インドが所望の高さに来たら、昇降コードの操作部を離
すことによってブラインドは所望の位置に停止し、ま
た、ブラインドを下げる時には昇降コードの操作部を僅
かに引き下げることによって昇降コードのストッパーへ
の係合を解除して、ブラインドをスラットの自重で自由
に降下させるようにしたブラインドの昇降コードストッ
パー装置を提供しようとするものである。
解決するための手段として、ヘッドボックスから吊下し
たラダーコードによって複数のスラットを上下に間隔を
隔てて水平に支持し、これらのスラット群の最下部に配
置したボトムレールに取付けられた少なくとも2本の昇
降コードを、該スラット群を通って上下に導き該ヘッド
ボックス内に導入し、ヘッドボックス内でヘッドボック
スの一端近くまで水平に導き、ヘッドボックスの外に導
出し、垂直に垂下させて昇降コードの操作部を形成し、
該昇降コード操作部を下方に引くことによりスラット群
を引上げ、また、該昇降コード操作部を緩めることによ
ってスラットを自重により下降させるようにしたブライ
ンドにおいて、スラットを所望の高さに止めるために、
上記のヘッドボックス内に、該昇降コード操作部を引い
たり緩めたりする毎に該昇降コードを係止または係止を
解除するように構成された昇降コードストッパー装置を
設け、該コードストッパー装置は、昇降コードがほぼ水
平に通過するストッパーケースと、昇降コードにおける
ボトムレールに連結された側で該ストッパーケースの端
部上側に形成された挟持部材と、スラットの自重による
昇降コードの移動に伴って該ストッパーケースの底面上
を転動し該ストッパーケースの端で上記の挟持部材との
間に昇降コードを締めつけて昇降コードの移動を停止す
る挟持ローラーと、該挟持ローラーに係合して、上記の
スラットの自重による昇降コードの移動に伴う挟持ロー
ラーの転動を停止する切換部材とを備え、該切換部材
は、該ストッパーケースに対して上下に摺動可能に配置
され且つスプリングにより該ストッパーケースに対して
弾性的に押圧されるようにし、該切換部材の内側面に
は、上記の挟持ローラーの軸が、該ストッパーケースに
形成された案内溝を通して突出した軸先端部が接する案
内面が形成され、この案内面は、挟持ローラーと挟持部
材との間に昇降コードを締めつけ固定してスラットの昇
降を停止する時に挟持ローラーの軸先端部が当接する第
1位置と、この第1位置から上向きに傾斜し段差を越え
て落ち込む第2位置と、第2位置から上向きに傾斜し次
の段差を越えて落ち込む第3位置とを有し、且つ第3位
置から第1位置に段差を越えて戻る案内路を形成したこ
とを特徴とするブラインドの昇降コードストッパー装置
を提供する。
置では、昇降コードの操作部を上下に引くだけで、ブラ
インドの昇降操作を行うことができる。ブラインドの昇
降停止状態から昇降コードを僅かに引くとストッパーが
解除され、スラットの下降を行う。下降状態から停止状
態にするためには、緩めていた昇降コードを少し引いて
再度緩めるとストッパーが係合しスラットの下降は停止
される。また、スラットを上昇させるには、昇降コード
を引くとストッパーが解除され、そのまま昇降コードを
引きスラットを適宜の高さまで上昇させ、昇降コードを
緩めるとストッパーが係合してスラットの上昇は停止す
る。(下降するときは少し引き、上昇するときはそのま
ま引き続ける)
示す。図中1はヘッドボックス、2はこのヘッドボック
スから吊下したラダーコードを示す。ラダーコードの上
端はヘッドボックス内に配置された回転シャフト3に取
付けられた回転ドラム4に掛けられている。ラダーコー
ド2によって複数のスラット5が上下に間隔を隔てて水
平に支持されている。上記の回転シャフト3は回転操作
棒6から回転伝達機構7を介して回転され、さらにラダ
ーコード2を介してスラット5を回転するようになって
いる。
ール(図示せず)に取付けられた少なくとも2本の昇降
コード8がスラット群を通って上方に導かれ、ヘッドボ
ックス1内に導入され、ヘッドボックス内でヘッドボッ
クスの一端近くまで水平に導かれ、ヘッドボックスの外
に出て、垂直に垂下して昇降コード操作部9を形成し、
その下端につまみ10が取付けられている。
作部9を下方に引くことによってスラット群は引上げら
れ、操作コード操作部を緩めることによってスラットは
自重で下降する。
止めるために、上記のヘッドボックス1内に、昇降コー
ド操作部9を引いたり緩めたりする毎に昇降コードを係
止または係止を解除するように構成された昇降コードス
トッパー装置11が設けられる。
ードがほぼ水平に通過するストッパーケース12を有
し、昇降コードにおけるボトムレールに連結された側で
ストッパーケースの端部上側に挟持部材13が形成され
る。
に伴ってストッパーケースの底面上を転動して、該スト
ッパーケースの端で挟持部材13との間に昇降コード8
をそれ以上移動不可能に係止する挟持ローラー14が設
けられる。
ローレットが形成され、挟持ローラー14はこのローレ
ットと係合するローレットローラーとして形成され、ま
たケースの底面は挟持部材13に向けて上向きに傾斜し
た傾斜面12aとして形成される。
移動に伴うローラー14の転動を停止する切換部材15
が設けられる。この切換部材15は、該ストッパーケー
ス12に対して上下に摺動可能に配置され且つスプリン
グ17により該ストッパーケースに対して弾性的に押圧
されるようにし、該切換部材の内側面には、ストッパー
ケースに形成された案内溝18を通して突出した挟持ロ
ーラー14の軸16の先端部が当接する案内面19が形
成され、この案内面は、挟持ローラーと挟持部材との間
に昇降コード8を締めつけ固定してスラットの昇降を停
止する時に挟持ローラー14の軸16の端部が当接する
第1位置Vと、この第1位置から上向きに傾斜し段差を
越えて落ち込む第2位置Wと、第2位置から上向きに傾
斜し次の段差を越えて落ち込む第3位置Xとを有し、且
つ第3位置から第1位置に段差を越えて戻る案内路20
が形成されている。
び図5を参照して本発明装置の動作を説明する。
ー14との間に昇降コード8を挟持し、従ってスラット
を所望の位置に停止した状態において挟持ローラーの軸
16が切換部材15に形成した案内面19内の第1の位
置Vに位置する状態を示す。この状態では、昇降コード
8は図6(イ)に示すように停止された状態にある。こ
こで昇降コード8をわずかに引くと、軸16の先端は第
1位置Vから上向きの傾斜面をのぼって、段差Aで第2
位置Wに落ち込むこの状態で軸16は第1位置に戻るこ
とはできず、この状態では図6(ロ)に示すように挟持
ローラー14は昇降コード8から離れた状態に保持さ
れ、ストッパーは解除される。従って、ブラインドのス
ラットを所望の高さまで下げることができる。次に昇降
コードを再度引くと、軸16の先端部は第2位置Wから
上昇し、第2の段差Bを越えると第3位置Xに落ち込
む。ここで、昇降コードを引くのを止めると、軸16は
案内路20を通って戻り、段差Cを越えると第1位置V
に戻り、ここで、昇降コードは再び停止状態となる。こ
のような動きを図5に示してある。
所定の長さまで引くことができ、この際、昇降コードは
ストッパー装置の影響を受けずに、図6の(ハ)に示す
状態で引上げられる。
下方に引くだけで、昇降コードの係止または係止解除を
行うことができて、従来のように昇降コードの操作部を
左右に振る必要がなく、昇降操作を容易に行うことがで
きる。
出されるところにストッパー装置を配置していないた
め、昇降コードが挿通される開口部が設けられるだけで
よく、開口部を非常に小さくすることができ、意匠性に
もすぐれている。
図
する説明図
るストッパー装置の状態を示す図
Claims (1)
- 【請求項1】ヘッドボックスから吊下したラダーコード
によって複数のスラットを上下に間隔を隔てて水平に支
持し、これらのスラット群の最下部に配置したボトムレ
ールに取付けられた少なくとも2本の昇降コードを、該
スラット群を通って上方に導き該ヘッドボックス内に導
入し、ヘッドボックス内でヘッドボックスの一端近くま
で水平に導き、ヘッドボックスの外に導出し、垂直に垂
下させて昇降コードの操作部を形成し、該昇降コード操
作部を下方に引くことによりスラット群を引上げ、ま
た、該昇降コード操作部を緩めることによってスラット
を自重により下降させるようにしたブラインドにおい
て、スラットを所望の高さに止めるために、上記のヘッ
ドボックス内に、該昇降コード操作部を引いたり緩めた
りする毎に該昇降コードを係止または係止を解除するよ
うに構成された昇降コードストッパー装置を設け、該コ
ードストッパー装置は、昇降コードがほぼ水平に通過す
るストッパーケースと、昇降コードにおけるボトムレー
ルに連結された側で該ストッパーケースの端部上側に形
成された挟持部材と、スラットの自重による昇降コード
の移動に伴って該ストッパーケースの底面上を転動し該
ストッパーケースの端で上記の挟持部材との間に昇降コ
ードを締めつけて昇降コードの移動を停止する挟持ロー
ラーと、該挟持ローラーに係合して、上記のスラットの
自重による昇降コードの移動に伴う挟持ローラーの転動
を停止する切換部材とを備え、該切換部材は、該ストッ
パーケースに対して上下に摺動可能に配置され且つスプ
リングにより該ストッパーケースに対して弾性的に押圧
されるようにし、該切換部材の内側面には、上記の挟持
ローラーの軸が、該ストッパーケースに形成された案内
溝を通して突出した軸先端部が当接する案内面が形成さ
れ、この案内面は、挟持ローラーと挟持部材との間に昇
降コードを締めつけ固定してスラットの昇降を停止する
時に挟持ローラーの軸先端部が当接する第1位置と、こ
の第1位置から上向きに傾斜し段差を越えて落ち込む第
2位置と、第2位置から上向きに傾斜し次の段差を越え
て落ち込む第3位置とを有し、且つ第3位置から第1位
置に段差を越えて戻る案内路を形成したことを特徴とす
るブラインドの昇降コードストッパー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30918092A JP2755533B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ブラインドの昇降コードストッパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30918092A JP2755533B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ブラインドの昇降コードストッパー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200687A JPH06200687A (ja) | 1994-07-19 |
JP2755533B2 true JP2755533B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=17989897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30918092A Expired - Fee Related JP2755533B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | ブラインドの昇降コードストッパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2755533B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0716212B1 (en) * | 1994-12-12 | 1999-08-11 | Kabushiki Kaisha Nichibei | Blind apparatus |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP30918092A patent/JP2755533B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06200687A (ja) | 1994-07-19 |
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