JP2565867Y2 - シャッターの施錠装置 - Google Patents

シャッターの施錠装置

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JP2565867Y2
JP2565867Y2 JP10658991U JP10658991U JP2565867Y2 JP 2565867 Y2 JP2565867 Y2 JP 2565867Y2 JP 10658991 U JP10658991 U JP 10658991U JP 10658991 U JP10658991 U JP 10658991U JP 2565867 Y2 JP2565867 Y2 JP 2565867Y2
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JP
Japan
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shutter
shutter curtain
hook
drum
locking device
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JP10658991U
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JPH0547295U (ja
Inventor
邦義 神田
恭央 西川
Original Assignee
オーエム機器株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シャッターの施錠装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャッターカーテンには、降ろしたとき
にこれをロックする施錠装置が必要である。特に、防犯
上、外部からは絶対に引き上げられないことが条件であ
る。図7は従来の施錠装置の要部断面図であるが、シャ
ッターカーテン10を構成するスラット12の一つに側
方に弾発されて出退可能な係合体14を設けるととも
に、シャッターカーテン10をガイドするレール16に
係合体14を係合する係合突起18を設けたものであ
る。これにより、シャッターカーテン10が下降して来
ると、係合体14が係合突起18に自然に入り込んで係
合し、シャッターカーテン10を引き上げようとしても
それができないようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この構造のも
のはシャッターカーテン10を上昇させるときには係合
体14を何らかの方法で後退させなければならないか
ら、その分、余分な操作が必要になる。特に、住宅用サ
ッシの外側に設けられる雨戸用シャッターでは、この操
作をするときは中のガラス戸を開けなくてはならない。
このため、図8に示すように、係合突起18を駆動源を
用いて強制的に後退させるようにしたものがあるが、こ
の方法を採用すると、構造が複雑になり、コストも高く
なる。
【0004】一方、実開平4−084699号公報に
は、シャッターカーテンを下から持ち上げると、シャッ
ターカーテンを収容するボックス内に設けたフック金具
に最上部のスラットが係合する構成が示されている。し
かし、この先行例のものは、シャッターカーテンの重量
が比較的軽いものであり、スラット自体の強度が弱く、
かつ、スラットをフック金具に直接係合するものである
ことから、スラットの損傷又は変形等のおそれがあっ
た。しかも、フック金具がシャッターカーテンをガイド
するレールの上端部からかなり高い位置に設けられてい
ることから、依然としてシャッターカーテンを持ち上げ
る際、最上部のスラットがフック金具に係合せず、ボッ
クス内にジクザクにたたみ込まれて、床と座板との間に
隙間ができてしまうことがあった。本考案は、このよう
な欠陥のない施錠装置を具現したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本考案
は、ドラムを正逆に駆動することで、ドラムに連結した
シャッターカーテンを昇降させるシャッターにおいて、
シャッターを設置する開口部の上部に引っ掛け金具を取
り付けるとともに、ドラムとシャッターカーテンとの連
結部分に、スプリングの作用で引っ掛け金具側に弾性付
勢される屈曲自在な引っ掛かり金具を取り付け、シャッ
ターカーテンを下から持ち上げてその重量を軽減する
、引っ掛かり金具が引っ掛け金具に接近して係合する
構成にしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、ドラムの駆動に
よるシャッターカーテンの通常の昇降時には、シャッタ
ーカーテンの重量は引っ掛かり金具に直にかかり、この
重量によってスプリングの作用は封殺され、引っ掛かり
金具は引っ掛け金具に係合しない。しかし、ドラムを止
めてシャッターを下から持ち上げてその重量を軽減し
きには、引っ掛かり金具はスプリングの作用で引っ掛
け金具に係合してそれ以上は上に上がらない。
【0007】
【実施例】図2はシャッターの斜視図であるが、シャッ
ターカーテン10は構成片であるスラット12を上下に
多数屈曲自在に連結したものであり、両サイドのレール
16にガイドされて上下する。シャッターカーテン10
の上部にはドラム20が設けられており、更に、このド
ラム20の両端付近から二本の連結ベルト22が巻き出
しており、シャッターカーテン10はこの連結ベルト2
2に対して後記する二重ヒンジ36によって連結されて
いる。ドラム20はモータ等で駆動されるようになって
おり(図示省略)、ドラム20が一方向(正方向)に回
転すると、シャッターカーテン10はドラム20に巻き
付けられて上昇し、逆方向に回転するとシャッター10
は下降するようになっている。尚、ドラム20はカバー
で覆われたボックス24内に収容され、シャッターカー
テン10はこのボックス24内でドラム20に巻き取ら
れ、外部からは見えないようになっている。
【0008】図1は本考案に係る施錠装置の要部斜視図
であるが、先ず、前記した二重ヒンジ36について説明
しておくと、この二重ヒンジ36は、上下三枚の板2
6、28、30を上下二本のピン32、34で軸着して
折曲点が二つできる構造のものであり、上板26は連結
ベルト22に、又、下板30はシャッターカーテン10
の最上部のスラット12にそれぞれ固着される。そし
て、このとき、下ピン34にはトルクバネ式のスプリン
グ38が巻き付けられており、これにより、中板28は
常に一方向(シャッターを設置する開口部の外壁側)に
屈曲するよう弾性付勢される状態となる。
【0009】次に、この施錠装置は、前記した二重ヒン
ジ36の中板28をもって構成される引っ掛かり金具2
8と、シャッターが設置される開口部の上部42に取り
付けられる引っ掛け金具44とから構成される。尚、開
口部の上部42とは図示のような外壁等に限られるもの
ではなく、ボックス24の内部のような場合も含む。引
っ掛け金具44をボックス24内に予め取り付けておけ
ば、改めて外壁等に取り付ける手間が省け、施工が簡単
になる利点がある。引っ掛け金具44は、その上端がシ
ャッターカーテン10側に向けて下方に折り曲げられた
フック44aを有しており、スプリング38が効くと、
引っ掛かり金具28がこの引っ掛け金具44のフック4
4aに係合されるのである。尚、引っ掛かり金具28の
端は上板26の端よりも側方に突出していてここを係合
部28aとしており、この係合部28aがフック44a
に係合する。
【0010】図3及び図4はこの施錠装置が作動する状
態を示す要部断面図であるが、シャッターカーテン10
をドラム20で上下させる通常の昇降時には、シャッタ
ーカーテン10の重量は直に連結ベルト22及び二重ヒ
ンジ36にかかるから、スプリング38の作用は封殺さ
れて引っ掛かり金具28は屈曲せず、引っ掛け金具44
に係合しない。従って、このときのシャッターカーテン
10の昇降は阻害されない(図3参照)。尚、このよう
な正常な昇降時にシャッターカーテン10が振動等して
引っ掛け金具44に当たると具合が悪いので、シャッタ
ーカーテン10を引っ掛け金具44から離す引っ掛かり
防止片46を引っ掛け金具44の傍等に設けておく。但
し、この引っ掛かり防止片46は引っ掛かり金具28と
は干渉しない位置に設けておく(図1参照)。
【0011】一方、ドラム20を止めてシャッターカー
テン10を下から持ち上げた場合、連結ベルト22及び
二重ヒンジ36にかかるシャッターカーテン10の重量
は軽減されるので、引っ掛かり金具28はスプリング3
8の作用で引っ掛け金具44側に屈曲し、引っ掛かり金
具28は引っ掛け金具44に接近して係合する(図4参
照)。この状態になってしまうと、シャッターカーテン
10はそれ以上は上に上がらず、施錠された状態とな
る。この意味から、引っ掛け金具44はシャッターカー
テン10が全部下降した状態のときに引っ掛かり金具2
8が存在する直上に設け、シャッターカーテン10はほ
んのわずかしか上昇しないようにするのが好ましい。
【0012】図5は引っ掛かり金具28及び引っ掛け金
具44の他の実施例を示す斜視図、図6はこれらが作動
する状態を示す要部断面図であるが、本実施例の引っ掛
かり金具28はその端部を上方に突出させてここを係合
片28bとし、引っ掛け金具44にこの係合片28bが
突入する孔44bを形成したものである。このようにす
ることで、係合片28bが一度孔44bの中に入り込ん
で係合すると、シャッターカーテン10の上昇は係合部
28bをますます孔44bの中に突入せしめるように作
用し、係合を確実にする利点がある。
【0013】
【考案の効果】以上、本考案は前記したものであるか
ら、次のような効果が期待できる。 a)引っ掛け金具と引っ掛かり金具等からなる施錠装置
は、シャッターを手等で下から持ち上げようとしたとき
だけ施錠機能が働き、正規の昇降時にはなんら作動しな
いから、昇降の都度、一々施錠、解錠操作をする必要が
ない。このため、雨戸用シャッターに適用した場合には
窓を閉めたままで昇降ができる。又、解錠機構を設ける
必要がないから、シャッターを電動式にしたとしても、
シャッター自体の構造が簡単になる。 b)施錠機構自体、引っ掛け金具に引っ掛かり金具とい
った簡単な構成であるから、動作が確実であるし、製作
コストが安く、施工も簡単で、強度的にも強くできる。
又、これらの部材の係合、不係合によって施錠、解錠さ
れるため、シャッタースラットが損傷、変形等するおそ
れがない。 c)モータ等の駆動源を必要としない純機械的な構造で
あるから、動力式のものに比べて電気配線等は不要であ
り、誤動作等も起こさない。 d)引っ掛け金具はシャッターを設置する開口部の上
部、即ち、シャッターカーテンをガイドするレールの直
上に設けられるから、シャッターカーテンがレールに納
まった状態で引っ掛かり金具を引っ掛け金具に係合する
ことができるので、シャッターカーテンがボックス内に
ジグザクにたたみ込まれるといったことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】施錠装置の要部斜視図である。
【図2】シャッターの斜視図である。
【図3】施錠装置の作動状態を示す要部断面図である。
【図4】施錠装置の作動状態を示す要部断面図である。
【図5】施錠装置の要部斜視図である。
【図6】施錠装置の作動状態を示す要部断面図である。
【図7】従来構造の施錠装置の要部断面図である。
【図8】従来構造の施錠装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
10 シャッターカーテン 20 ドラム 28 引っ掛かり金具 38 スプリング 42 開口部の上部 44 引っ掛け金具 46 引っ掛かり防止片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムを正逆に駆動することで、ドラム
    に連結したシャッターカーテンを昇降させるシャッター
    において、シャッターを設置する開口部の上部に引っ掛
    け金具を取り付けるとともに、ドラムとシャッターカー
    テンとの連結部分に、スプリングの作用で引っ掛け金具
    側に弾性付勢される屈曲自在な引っ掛かり金具を取り付
    け、シャッターカーテンを下から持ち上げてその重量を
    軽減すると、引っ掛かり金具が引っ掛け金具に接近して
    係合する構成にしたことを特徴とするシャッターの施錠
    装置。
  2. 【請求項2】 引っ掛け金具の傍に、ドラムによるシャ
    ッターカーテンの通常の巻取り時にはシャッターカーテ
    ンを押しやってシャッターカーテンが引っ掛け金具に係
    合するのを阻止する引っ掛かり防止片を設けたことを特
    徴とする請求項1記載のシャッターの施錠装置。
JP10658991U 1991-11-29 1991-11-29 シャッターの施錠装置 Expired - Lifetime JP2565867Y2 (ja)

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JPH0547295U JPH0547295U (ja) 1993-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6370661B2 (ja) * 2014-09-30 2018-08-08 三和シヤッター工業株式会社 シャッターカーテンの開放防止構造

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JPH0547295U (ja) 1993-06-22

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