JP2754402B2 - Ｍｃａ制御局通話時間モードの制御方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、MCAシステムの中継局における通話時間モ
ードの制御方法に関するものである。

（従来の方法） MCAシステムにおいては、移動局は通話の接続要求を
行う際に通話チャネルを長時間にわたって使用するのを
防ぐことを目的として、通話時間を設定する機能を有し
ている。中継局は、接続要求を受ける通話時限の範囲を
検査し、通話チャネルを指定するとともに通話時間の計
時を開始し、タイムアウトとなると中継を止め通話を切
断する機能を有している。

従来は、通話時限の範囲を検査する際の通話時間モー
ドは時間帯や曜日によらず一定の値であった。

（発明が解決しようとする課題） 実際の通話量は、時間帯や曜日によって大きく異なっ
ており、従来の方法では通話量が少なく、長時間の通話
が十分に可能の状態のときでも、通話時間モードによる
範囲検査によって規制時間より長い通話ができず、通話
チャネルの利用効率が低下する欠点があった。

本発明の目的は、従来の欠点を解消し、通話時間モー
ドを時間帯や曜日ごとに設定する通話時間モードの制御
方法を提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明のMCAシステムの中継局における通話時間モー
ドの制御方法は、通話時間モードを時間帯を区切ってそ
れぞれの時間毎に設定できるものである。

（作 用） 本発明による通話時間モードの制御方法は、通話量の
多い時間帯と、少ない時間帯で通話時間モードを変えて
設定することができる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づいて説
明する。第１図は、通話時間モードの設定をする際の運
用監視装置のコンソールの画面の様式を示す図である。
カーソル１によって設定したい曜日の時刻毎に１分,2
分,3分の３種類の通話時間モードを設定できるようにな
っている。

第２図は、通話時間モード規制の制御方法の処理の関
連を示す図である。中継局から送信される制御チャネル
ではシステムの情報の１つとして一定間隔で現在の通話
時間モードの放送21が行なわれており、時刻の変化通知
22および通話時間モードの設定変更通知23によって、現
在の通話時間モードの更新処理24が開始される。

第３図は、通話時間モードの更新処理の手続を示して
いる。ステップ31で通話時間モードの変更が検知される
と、ステップ32によって新しい通話時間モードに更新さ
れる。ステップ33の時刻の変化が検知されるとステップ
34によって次の時刻の通話時間モードに更新される。

（発明の効果） 本発明によれば、通話量の少ない時間帯には、中継局
が移動局に対し緩和された通話時間モードを通知するた
め、利用者が通話時限を長くして通話を行うことが可能
であり、これによって通話チャネルの利用効率が向上
し、その実用上の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における通話時間モードの設
定をする際の運用監視装置のコンソールの画面の様式を
示す図、第２図は同通話時間モード規制の制御方法の処
理の関連図、第３図は同通話時間モードの更新処理のフ
ローチャートである。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】MCAシステムの中継局において、通話時間
   モードを時間帯を区切ってそれぞれの時間毎に設定がで
   きることを特徴とするMCA制御局通話時間モードの制御
   方法。