JP2754047B2 - 振動ドリル - Google Patents
振動ドリルInfo
- Publication number
- JP2754047B2 JP2754047B2 JP17723989A JP17723989A JP2754047B2 JP 2754047 B2 JP2754047 B2 JP 2754047B2 JP 17723989 A JP17723989 A JP 17723989A JP 17723989 A JP17723989 A JP 17723989A JP 2754047 B2 JP2754047 B2 JP 2754047B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- ratchet gear
- bit
- side ratchet
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ビットを保持する軸上に軸方向に噛合する
一対のラチェットギヤーを備える振動ドリルに関する。
一対のラチェットギヤーを備える振動ドリルに関する。
[従来の技術] コンクリートなどに穿孔する振動ドリルは、ビットを
回転する他、軸方向に打撃するように振動機構が備えら
れている。
回転する他、軸方向に打撃するように振動機構が備えら
れている。
この様なビットの打撃のための振動機構は、軸方向に
凹凸を形成するラチェットギヤーを軸方向に噛合させて
軸方向の振動を発生させるように構成されている。
凹凸を形成するラチェットギヤーを軸方向に噛合させて
軸方向の振動を発生させるように構成されている。
そして、一対のラチェットギヤーを構成するビット側
のラチェットギヤーがビットを軸方向へ打撃するように
対向するように軸を介してビット側に固定されている。
のラチェットギヤーがビットを軸方向へ打撃するように
対向するように軸を介してビット側に固定されている。
さらに、フレーム側のラチェットギヤーをスプリング
でビット側へ押しており、ビット側のラチェットギヤー
との間で振動するように構成されている。
でビット側へ押しており、ビット側のラチェットギヤー
との間で振動するように構成されている。
この様な構成によれば、フレーム側ラチェットギヤー
がスプリングの伸縮によってビット側ラチェットギヤー
を打撃することになり、被加工物を適度な圧力で打撃穿
孔することができる。
がスプリングの伸縮によってビット側ラチェットギヤー
を打撃することになり、被加工物を適度な圧力で打撃穿
孔することができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、この種の振動ドリルでは、スプリング
の押圧力が一定のため、打撃力が一定となり硬いものあ
るいは柔らかいもの、すなわちコンクリートやレンガ等
硬さの異なるものを種々穿孔するのに振動の強弱が切り
替えられることなく共通使用されるものであった。
の押圧力が一定のため、打撃力が一定となり硬いものあ
るいは柔らかいもの、すなわちコンクリートやレンガ等
硬さの異なるものを種々穿孔するのに振動の強弱が切り
替えられることなく共通使用されるものであった。
このため、効率的に穿孔できるものがスプリングの設
定によって限定されることになった。
定によって限定されることになった。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであ
り、異なる硬さのものを効率よく穿孔できる振動ドリル
を提供することを目的としている。
り、異なる硬さのものを効率よく穿孔できる振動ドリル
を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ビット側ラチェットギヤーで軸を押圧する
ように構成し、このビット側ラチェットギヤーに対向す
るフレーム側ラチェットギヤーを押圧する第1スプリン
グを備え、この第1スプリングに併設される第2スプリ
ングを備え、この第2スプリングと前記ビット側ラチェ
ットギヤーとの間にスプリング受けを備え、このスプリ
ング受けをフレーム外より軸方向に移動可能に構成した
ことによって問題点を解決している。
ように構成し、このビット側ラチェットギヤーに対向す
るフレーム側ラチェットギヤーを押圧する第1スプリン
グを備え、この第1スプリングに併設される第2スプリ
ングを備え、この第2スプリングと前記ビット側ラチェ
ットギヤーとの間にスプリング受けを備え、このスプリ
ング受けをフレーム外より軸方向に移動可能に構成した
ことによって問題点を解決している。
[作用] フレーム側ラチェットギヤーは、第1スプリングが常
時作用し、スプリング受けを介して第2スプリングが作
用する。
時作用し、スプリング受けを介して第2スプリングが作
用する。
そこで、スプリング受けを移動させることにより、第
2スプリングの作用を遮断するとフレーム側ラチェット
ギヤーは、第1スプリングのみが作用することになり、
第1スプリングおよび第2スプリングを組み合わせてフ
レーム側ラチェットギヤーの押圧力を切り替えることが
できる。
2スプリングの作用を遮断するとフレーム側ラチェット
ギヤーは、第1スプリングのみが作用することになり、
第1スプリングおよび第2スプリングを組み合わせてフ
レーム側ラチェットギヤーの押圧力を切り替えることが
できる。
このため、ビットに作用する打撃力を切り替えること
ができ、柔らかいものと硬いものとをそれぞれ適合する
打撃力で穿孔することができ、穿孔の効率を向上するこ
とができる。
ができ、柔らかいものと硬いものとをそれぞれ適合する
打撃力で穿孔することができ、穿孔の効率を向上するこ
とができる。
[実施例] 本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明する
と、図は、本発明の一実施例による振動ドリルの要部の
縦断面図である。
と、図は、本発明の一実施例による振動ドリルの要部の
縦断面図である。
図において、振動ドリルは、端部に図示されないビッ
トが備えられる軸1が軸受2に軸方向移動可能に支持さ
れている。
トが備えられる軸1が軸受2に軸方向移動可能に支持さ
れている。
そして、軸1には、ビット側ラチェットギヤー3とフ
レーム側ラチェットギヤー4とが一対に備えられてお
り、ビット側ラチェットギヤー3は、軸に固定されてお
り、フレーム側ラチェットギヤー4は、回転することが
なく軸方向に移動可能に備えられている。
レーム側ラチェットギヤー4とが一対に備えられてお
り、ビット側ラチェットギヤー3は、軸に固定されてお
り、フレーム側ラチェットギヤー4は、回転することが
なく軸方向に移動可能に備えられている。
そして、フレーム側ラチェットギヤー4は、フレーム
5との間に装着された第1スプリング6によって常時押
圧されており、スプリング受け8を介して第2スプリン
グ7がフレーム側ラチェットギヤー4を押圧している。
5との間に装着された第1スプリング6によって常時押
圧されており、スプリング受け8を介して第2スプリン
グ7がフレーム側ラチェットギヤー4を押圧している。
さらに、スプリング受け8は、フレーム5の外部から
偏心軸9によって軸方向に移動されるように構成されて
いる。
偏心軸9によって軸方向に移動されるように構成されて
いる。
この偏心軸9の移動は、フレーム5の外部に備えられ
たツマミ10を回動することによってスプリング受け8と
係合する偏心した突起11がスプリング受け8を軸方向へ
移動するように構成されている。
たツマミ10を回動することによってスプリング受け8と
係合する偏心した突起11がスプリング受け8を軸方向へ
移動するように構成されている。
また、軸1は、電動機の軸12によってギヤー13を介し
て回転するように構成されている。
て回転するように構成されている。
この様な構成において、振動ドリルは、図示されない
ビットが押されるとビット側ラチェットギヤー3がフレ
ーム側ラチェットギヤー4に噛合して軸方向の振動を軸
1に発生させ、図示されないビットを打撃することにな
る。
ビットが押されるとビット側ラチェットギヤー3がフレ
ーム側ラチェットギヤー4に噛合して軸方向の振動を軸
1に発生させ、図示されないビットを打撃することにな
る。
そして、この打撃の発生は、フレーム側ラチェットギ
ヤー4がビット側ラチェットギヤー3との噛合で第1ス
プリング6を押圧して後退すると、ラチェッドギヤーの
相互の山を乗り越えた後第1スプリング6によって相互
の谷に入り、フレーム側ラチェットギヤー4がビット側
ラチェットギヤー3を打撃することで振動を発生する。
ヤー4がビット側ラチェットギヤー3との噛合で第1ス
プリング6を押圧して後退すると、ラチェッドギヤーの
相互の山を乗り越えた後第1スプリング6によって相互
の谷に入り、フレーム側ラチェットギヤー4がビット側
ラチェットギヤー3を打撃することで振動を発生する。
すなわち、打撃力が第1スプリング6の押圧力によっ
てフレーム側ラチェットギヤー4がハンマーとなってビ
ット側ラチェットギヤー3を打撃することになる。そこ
で、ツマミ10を回動して突起11がビット側ラチェットギ
ヤー3側へ移動するように操作すると、スプリング受け
8が突起11による規制を受けなくなり第2スプリング7
によってフレーム側ラチェットギヤー4を押圧すること
になる。
てフレーム側ラチェットギヤー4がハンマーとなってビ
ット側ラチェットギヤー3を打撃することになる。そこ
で、ツマミ10を回動して突起11がビット側ラチェットギ
ヤー3側へ移動するように操作すると、スプリング受け
8が突起11による規制を受けなくなり第2スプリング7
によってフレーム側ラチェットギヤー4を押圧すること
になる。
このため、フレーム側ラチェットギヤー4は、第1ス
プリング6および第2スプリング7によって押圧される
ことになり、打撃力が大きくなる。
プリング6および第2スプリング7によって押圧される
ことになり、打撃力が大きくなる。
この様な打撃力の変更は、ツマミ10によって容易に変
更できるように構成すると便利である。
更できるように構成すると便利である。
[発明の効果] 本発明によれば、簡単な構成にもかかわらず、第1ス
プリングおよび第2スプリングを組み合わせて用いたこ
とにより、打撃力を変更することができ、硬いものの場
合、打撃力を強くでき、反対に柔らかいものの場合打撃
力を弱くし、それぞれ効率良く穿孔することができると
言った効果を有する。
プリングおよび第2スプリングを組み合わせて用いたこ
とにより、打撃力を変更することができ、硬いものの場
合、打撃力を強くでき、反対に柔らかいものの場合打撃
力を弱くし、それぞれ効率良く穿孔することができると
言った効果を有する。
図は、本発明の一実施例による振動ドリルの要部の縦断
面図である。 1……軸、3……ビット側ラチェットギヤー、 4……フレーム側ラチェットギヤー、5……フレーム、
6……第1スプリング、7……第2スプリング、8……
スプリング受け、9……偏心軸、11……突起。
面図である。 1……軸、3……ビット側ラチェットギヤー、 4……フレーム側ラチェットギヤー、5……フレーム、
6……第1スプリング、7……第2スプリング、8……
スプリング受け、9……偏心軸、11……突起。
Claims (1)
- 【請求項1】ビットを保持する軸上に軸方向に噛合する
一対のラチェットギヤーを備える振動ドリルにおいて、
ビット側ラチェットギヤーで軸を押圧するように構成
し、このビット側ラチェットギヤーに対向するフレーム
側ラチェットギヤーを押圧する第1スプリングを備え、
この第1スプリングに併設される第2スプリングを備
え、この第2スプリングと前記ビット側ラチェットギヤ
ーとの間にスプリング受けを備え、このスプリング受け
をフレーム外より軸方向に移動可能に構成したことを特
徴とする振動ドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17723989A JP2754047B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 振動ドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17723989A JP2754047B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 振動ドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343164A JPH0343164A (ja) | 1991-02-25 |
JP2754047B2 true JP2754047B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=16027581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17723989A Expired - Fee Related JP2754047B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 振動ドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2754047B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7073605B2 (en) | 2004-03-05 | 2006-07-11 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Impact drill |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2422569A (en) | 2005-01-26 | 2006-08-02 | Black & Decker Inc | Rotary hammer |
US9193053B2 (en) | 2008-09-25 | 2015-11-24 | Black & Decker Inc. | Hybrid impact tool |
US8460153B2 (en) | 2009-12-23 | 2013-06-11 | Black & Decker Inc. | Hybrid impact tool with two-speed transmission |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP17723989A patent/JP2754047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7073605B2 (en) | 2004-03-05 | 2006-07-11 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Impact drill |
DE102005010071B4 (de) * | 2004-03-05 | 2006-12-28 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Schlagbohrmaschine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0343164A (ja) | 1991-02-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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