JP2753923B2 - 圧接端子及びそのハウジング固定方法 - Google Patents

圧接端子及びそのハウジング固定方法

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JP2753923B2
JP2753923B2 JP4173745A JP17374592A JP2753923B2 JP 2753923 B2 JP2753923 B2 JP 2753923B2 JP 4173745 A JP4173745 A JP 4173745A JP 17374592 A JP17374592 A JP 17374592A JP 2753923 B2 JP2753923 B2 JP 2753923B2
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昭雄 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤハーネス等の
電線が圧接にて接続される圧接端子及び該圧接端子をハ
ウジングに挿着するためのハウジング固定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電線とコネクタの端子とを接
続する際、端子に形成されたスロットに電線を圧接し、
これにより被覆が破断され電線と端子とが電気的導通を
図って接続される圧接端子が知られている。このような
圧接端子は、通常の端子の他に、分岐回路を形成するた
めのものとして用いられる。実開昭61ー36966号
公報には、この種の圧接端子を用いた分岐接続器が記載
されている。
【0003】即ち、図6に示すようにジョイントボック
ス51には、圧接端子53が複数備えられている。圧接
端子53は、雄形端子部53aとこれより広巾を有する
圧接部53bとで構成され、圧接部53bには、U字形
のスロット55が形成されている。スロット55には電
線57が圧接され、これにより電線57と圧接端子53
とが接続される。
【0004】以下、更に図7及び図8を参照して圧接端
子53について述べる。図7は、電線57が圧接される
前の状態を示している。ジョイントボックス51には、
圧接部53bを収容する為の収容部61と、雄形端子部
53aを挿通させる為の挿通孔63とが形成されてい
る。収容部61は、圧接部53bの巾(W53)よりも
僅かに狭い巾(W61)を有して圧接部32bを圧入固
定する為のものである。
【0005】圧接端子53をジョイントボックス51に
挿着する場合、先ず雄形端子部53aを挿通孔63に挿
通する(図中実線で示した状態)。その後、圧接部53
bを収容部61に圧入する(図中破線で示した状態)。
これにより圧接部53bとジョイントボックス61の壁
面とが密接状態となり、圧接端子53がジョイントボッ
クス51に圧入固定される。
【0006】次に、図8に示すように電線57がU字形
スロット55に圧接される。この際、被覆が破断されて
導線部分がスロット55に接触する。これにより圧接端
子53と電線57とが導通可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
構成された圧接端子53をジョイントボックス51に圧
入固定する場合、次のような問題点が生じる。先ず、収
容部61の淵を削りながら圧接部53bを圧入するよう
にしている為、圧接端子53の挿入性が悪いといった問
題点が生じる。更に、圧入時にかなり大きな力が圧接部
53bに加わるので、それに耐え得る様に圧接部53b
を形成しなければならない。これにより圧接部53bの
形状が大きくなるとともに、圧接端子間隔が広くなって
しまうといった問題点が生じる。
【0008】また収容部61と壁面全体とが密接状態と
なればよいが、圧接端子53及びジョイントボックス5
1の加工成形時の寸法誤差により隙間が生じ、図8の矢
印Aに示すように圧接端子53が振れてぐらつくといっ
た問題点が生じる。そこで、この発明は上記問題点を解
決する為に成されたもので、圧接端子の挿入性を改善す
るとともに、圧接端子を小型化し、圧接端子の間隔を狭
くすることができる圧接端子及びそのハウジング固定方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、電線が圧接
されるスロットを有してハウジングに収容される圧接部
が設けられた圧接端子において、前記圧接部は両外縁に
前記ハジングの収容部と係合する係止用突起を有し、前
記収容部の巾W23に対して前記圧接部の巾W11及び
前記係止用突起で画成される巾W15が夫々W11≦W
23<W15となるように形成し、前記ハウジングに緩
挿された後前記スロットに電線が圧接されることにより
前記圧接部が外方へ開いて前記係止用突起が前記収容部
の壁面に食い込むようにしたものである。
【0010】
【作用】前記手段によれば、先ず圧接端子の圧接部は内
方に変形させた状態でハウジング収容部に収容される。
その後、圧接部の復元力により係止用突起が収容部壁面
に仮係止される。次にスロットに電線が圧接されると圧
接部が外方に変形し、係止用突起が収容部壁面に食い込
む。これにより圧接端子はハウジングに本係止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例を示している。圧接
端子11は、雄形端子部11aと、これより広巾を有す
る圧接部11bが連設されて構成されている。圧接部1
1bにはU字形のスロット13が挿入軸方向に沿って形
成されるとともに、圧接部11bの圧接片11c、11
dの上端がテーパ状に形成される。更に、圧接部11b
の両外縁にはそれぞれ突起15a、15bが形成され
る。
【0012】図2において、圧接端子11が挿着される
ハウジング21には、圧接部11bを収容する為の収容
部23と、雄形端子部11aを挿通させる為の挿通孔2
5とが形成されている。収容部23の巾(W23)は圧
接部11bの巾(W11)と等しいか若しくは僅かに広
く、突起15a、15bで画成される巾(W15)より
も僅かに狭い。即ち、W11≦W23<W15となる。
収容部23の両底部は、雄形端子部11aの挿通位置を
決定する為のストッパ27a、27bを形成しており、
圧接部11bの底部11e、11fがそれぞれ係合す
る。
【0013】更に、図2及び図3を参照して圧接端子1
1のハウジング固定方法について説明する。圧接端子1
1をハウジング21に固定する方法として、先ず、雄形
端子部11aを挿通孔25に挿通させる(図中実線で示
した状態)。次に、圧接部11bの両外縁に設けられた
突起15a、15bを収容部23の壁面23aに当接さ
せて、圧接片11c、11dをそれぞれ内側に傾斜させ
て変形させ、圧接部11bの底部11e、11fがそれ
ぞれストッパ27a、27bに係合する迄、圧接部11
bを収容部15に挿入する(図中破線で示した状態)。
これにより圧接端子11は、雄形端子部11aが所定の
位置に挿通された状態でハウジング21に緩挿される。
挿入後、圧接部11bは元の形状に復元しようとする力
を有し、この復元力により圧接端子11はハウジング2
1の収容部23の壁面23aに仮係止される。
【0014】次に図3に示すようにスロット13に電線
57が圧接される。すると電線57の被覆が破断される
と共にスロット13が外方に拡げられる。これにより突
起15a、15bは、ハウジング21の収容部23の壁
面23aに食い込み、圧接端子11がハウジング21の
収容部23に強固に固定される(本係止)。被覆が破断
された導線57は、その導通部分がスロット13に接触
し、これにより圧接端子11と電線57とが導通可能と
なる。
【0015】ここでスロット13のU字溝の巾は、スロ
ット13が電線57を挟持する位置において、電線57
の導線部分の径より小さく形成される。また電線57の
挟持位置において、圧接部11bが最も強固に収容部に
収容保持されるように突起15a、15bを電線57の
挟持位置よりも挿入方向下方に形成し、収容部23の上
部で圧接部11bを保持している。
【0016】図4はこの発明の他の実施例を示してい
る。この実施例では突起45a、45bと圧接部41b
の両底部とを例えば図示のように一体形成している。即
ち、圧接部45bの両底部をテーパ状に形成し突起45
a、45bの形状と一致させている。そして、これらに
係合するように収容部43の両底部にそれぞれストッパ
47a、47bを形成している。この実施例によれば、
突起の形状を利用して収容部底部を兼ね備えるようにし
ている為、加工成形が容易となる。
【0017】なお上記実施例では圧接部11bにU字形
のスロット13を形成しているが、例えばV字形及び図
5に示すように複数の電線が挟持されるW字形のスロッ
ト73を圧接部71bに形成するようにしても良い。図
5は圧接部71bのみが収容部75に挿入される場合を
示している。以上説明した実施例によれば、圧接端子は
圧接片が内方に変形された状態で挿入され、該圧接片の
復元力によりハウジングに仮固定され、電線をスロット
に圧接することによりハウジングに対して強固に固定さ
れる構成としたので、圧入により挿入固定する場合に比
べて挿入性が改善される。更に、圧入を行わない為、圧
接部を強固に形成する必要がなくなる。従って、圧接部
の形状を小さくすることができるとともに、圧接端子間
隔を狭くすることができる。また突起が収容部壁面に食
い込むので、圧接部及び収容部の加工成形時の寸法誤差
により生じる隙間により圧接端子がぐらつくといったこ
とも解消される。
【0018】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、圧接端子の
挿入性を改善するとともに、圧接端子を小型化し、圧接
端子の間隔を狭くすることができる。更に、圧接端子を
確実に挿着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示した圧接端子のハウジング固定方法を
説明する為の断面図。
【図3】図1に示した圧接端子のハウジング固定方法を
説明する為の断面図。
【図4】この発明の他の実施例を示す断面図。
【図5】この発明の他の実施例を示す断面図。
【図6】圧接端子が備えられているジョイントボックス
の断面図。
【図7】従来の圧接端子を示す断面図。
【図8】従来の圧接端子を示す断面図。
【符号の説明】
11…圧接端子、 11b、45b、71b…圧接部、 11a…雄形端子部、 11c、11d…圧接片 13、73…スロット、 15a、15b、45a、45b、77a、77b…突
起、 21…ハウジング、 23、43、75…収容部、 25…挿通孔、 27a、27b、47a、47b…ストッパ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線が圧接されるスロットを有してハウ
    ジングに収容される圧接部が設けられた圧接端子におい
    て、前記圧接部は両外縁に前記ハジングの収容部と係合
    する係止用突起を有し、前記収容部の巾W23に対して
    前記圧接部の巾W11及び前記係止用突起で画成される
    巾W15が夫々W11≦W23<W15となるように形
    成し、前記ハウジングに緩挿された後前記スロットに電
    線が圧接されることにより前記圧接部が外方へ開いて
    記係止用突起が前記収容部の壁面に食い込むようになさ
    れたことを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 電線が圧接されるスロットを有してハウ
    ジングに収容される圧接部と、前記ハウジングの収容部
    と係合させるために前記圧接部の両外縁に形成した係止
    用突起とを有する圧接端子を、前記圧接部を前記スロッ
    トの内方へ変形させた状態で前記収容部の壁面に仮係止
    し、前記スロットに電線を圧接することで前記圧接部を
    前記スロットの外方へ変形させ、前記係止用突起を前記
    収容部の壁面に食い込ませることにより前記圧接端子が
    前記ハウジングに本係止されることを特徴とする圧接端
    子のハウジング固定方法。
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