JP2753071B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2753071B2
JP2753071B2 JP25395489A JP25395489A JP2753071B2 JP 2753071 B2 JP2753071 B2 JP 2753071B2 JP 25395489 A JP25395489 A JP 25395489A JP 25395489 A JP25395489 A JP 25395489A JP 2753071 B2 JP2753071 B2 JP 2753071B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば光ディスク等の光記録媒体に対して
情報の記録・再生を行なう光ディスク装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば追記型あるいは消去可能型の光ディスク
等の光記録媒体に、光学的に情報を記録あるいは再生す
る光ディスク装置等の情報記録装置においては、光源と
しての半導体レーザ(光出力手段)からの比較的小さい
連続した光出力で光ディスク上の情報を読取る一方、比
較的大きい所定値以上の断続的に変化する光出力で光デ
ィスク上に情報を記録するようになっている。したがっ
て、上記所定値以上の光出力が光ディスクに照射された
場合は、それが記録を意図したものでなくても光ディス
クに不定な情報を書込んでしまい、既に記録されている
情報を破壊することになる。
このような光ディスクに既に記録されている情報の破
壊を防止するものとして、例えば特願昭60−100976に開
示されているものがある。この方法は、記録時の再生信
号中にピットが検出されたときに2重書きであると判断
するものである。
第4図はかかる光ディスク装置における光ディスクか
らの反射光波形を示すものである。同図(a)は、再生
時の反射光波形を示す。比較的小さい光出力が得られ、
ピットに対応した位置にレベルの低い部分(暗部)が存
在し、これが有意データとなる。同図(b)は正常時、
つまり無記録領域にデータを記録するときの反射光波形
を示す。記録データに対応した比較的大きい光出力のパ
ルス状波形が得られる。さらに、同図(c)は2重書き
時の反射光波形を示す。上記再生時の反射光波形と正常
記録時の反射光波形が重畳された波形が得られる。そし
て、上記第4図(c)に示す反射光波形を所定のスレッ
ショルドレベルThと比較してピット(暗部)の存在を検
知したときに2重書きと判断するようになっている。つ
まり、記録時の再生信号中にピットに対応する信号が含
まれているか否かにより、現在記録を行っている領域が
未記録領域であるか既記録領域であるかを判断し、2重
書きを防止するようになっている。
しかしながら、上記記録時の再生信号は、例えば記録
ビームのアンダーショート等の影響を受けて不安定な状
態となるので誤検知や検知漏れが発生し、確実に2重書
きを防止できないという欠点があった。また、2重書き
が発生したことを検知して防止する手段は備えている
が、その旨の情報をホスト装置に知らせる手段を有して
おらず、2重書きが発生したことに対してホスト装置側
では何等処置もができないという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように記録時の再生信号を用いて
未記録領域であるか既記録領域をであるかを検知するも
のは、記録時の再生信号が記録ビームの影響を受けて不
安定な状態となるので誤検知や検知漏れが発生し、確実
に2重書きを防止できないという欠点、及び2重書きが
発生したことを検知して防止する手段は備えているが、
その旨の情報をホスト装置に知らせる手段を有しておら
ず、2重書きが発生したことに対してホスト装置側では
何等の処置もできないという欠点を解消するためになさ
れたもので、誤検知や検知漏れを防止して確実に2重書
きを防止するとともに、2重書きが発生したことに対し
てホスト装置側で所定の処置ができる光ディスク装置を
提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の光ディスク装置は、上記目的を達成するため
に、パルス状の光ビームを放射する光出力手段と、この
光出力手段から放射された光ビームの反射光を検知する
検知手段と、この検知手段により検知された前記反射光
が所定レベル以下であるパルス数を計数する計数手段
と、この計数手段により所定値を計数した際、前記光出
力手段の光ビームの放射を停止さしめる制御手段と、こ
の制御手段により光ビームの放射を停止した際、その旨
の情報を受け取って外部装置に出力する処理手段とを具
備したことを特徴とする。
(作 用) 本発明は、光出力手段から出力されるパルス状の光ビ
ームの反射光の大きさは、既記録領域から反射される場
合と未記録領域から反射される場合とでは異なるという
性質を利用して2重書きを検知するとともに、この検知
結果を外部装置に知らせるもので、光出力手段からパル
ス状の光ビームを放射し、このパルス状の光ビームの反
射光を所定のレベルと比較することにより所定レベル以
下のパルスを検知手段で検知し、この所定レベル以下の
パルス数を計数手段で計数してその計数値が所定値以上
になったときに当該領域が既記録領域であると判断して
記録動作を停止するようにしたものである。また、この
記録動作の停止に伴って、制御手段は2重書きである旨
の信号を処理手段に出力し、処理手段はさらに外部装置
に出力する。このように、比較的安定している光ビーム
の反射光の大きさを検知するので安定した検知ができる
とともに、複数の所定レベル以下の反射光を検知してか
ら2重書きと判断するようにしたので、確実に2重書き
を防止でき、さらには2重書きである旨の信号を受け取
った外部装置は、例えば2重書きされた領域の情報を他
の領域に移して記憶内容の信頼性の向上を図る等の処置
を行うことができるものとなっている。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は本発明の光ディスク装置の概略構成を示すも
のである。図において、光ディスク(光記録媒体)1
は、例えばガラスあるいはプラスチックス等で円形に成
型された基板の表面に、テルルあるいはビスマス等の金
属被膜層がドーナツ形にコーティングされて成るもので
ある。
上記光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回
転されるようになっている。このスピンドルモータ2
は、制御回路3からの制御回路に応じて動作する図示し
ないモータ制御回路により回転の始動、停止、あるいは
回転数等が制御されるようになっている。
上記制御回路(制御手段)3は、例えばランダムロジ
ック等により構成され、上記スピンドルモータ2の回転
制御の他、後述する種々の制御を司る回路を含んでい
る。
上記光ディスク1の下方部には、光学ヘッド4が配設
されている。この光学ヘッド4は光ディスク1に対して
情報の記録あるいは再生を行なうもので、半導体レーザ
発振器5、コリメータレンズ6、偏光ビームスプリッタ
7、対物レンズ8、シリンドリカルレンズ9と凸レンズ
10とから成る周知の非点収差光学計11、4分割光検出器
12、及び光検出器13等により構成されている。この光学
ヘッド4は、例えばリニアモータ等によって構成される
移動機構(図示しない)により光ディスク1の半径方向
に移動可能に配設されており、制御部3からの制御信号
に従って記録あるいは再生の対象となる目標トラックへ
移動されるようになっている。
上記半導体レーザ発振器(光出力手段)5は、光出力
制御回路14からのドライブ信号S1に応じた発散性のレー
ザ光(光ビーム)を発生するもので、情報を光ディスク
1の記録膜1aに記録する際は、記録すべき情報に応じて
その光強度が変調された強いレーザ光を発生し、情報を
光ディスク1の記録膜1aから読出して再生する際は、一
定の光強度を有する弱いレーザ光を発生するようになっ
ている。
上記半導体レーザ発振器5から発生された発散性のレ
ーザ光は、コリメータレンズ6によって平行光束に変換
されて偏光ビームスプリッタ7に導かれる。この偏光ビ
ームスプリッタ7に導かれたレーザ光は、偏光ビームス
プリッタ7を透過して対物レンズ8に入射され、この対
物レンズ8によって光ディスク1の記録膜1aに向けて集
束される。
上記対物レンズ8は、レンズ駆動機構としてのレンズ
アクチェータ15により、その光軸方向に移動可能に支持
されている。しかして、フォーカスサーボ回路16からの
サーボ信号S2により光軸方向へ移動されることにより上
記対物レンズ8を通った集束性のレーザ光が光ディスク
1の記録膜1aの表面上に投射され、最小ビームスポット
が光ディスク1の記録膜1aの表面上に形成されるように
なっている。この状態において、対物レンズ8は合焦点
状態となる。
また、上記対物レンズ8は、光軸と直交する方向にも
移動可能になっており、図示しないトラッキングサーボ
回路からのサーボ信号により上記対物レンズ8が光軸と
直交する方向へ移動されるようになっている。そして、
上記対物レンズ8を通った集束性のレーザ光が光ディス
ク1の記録膜1aの表面上に投射され、光ディスク1の記
録膜1aの表面上に形成された記録トラックの上に照射さ
れるようになっている。この状態において、対物レンズ
8は合トラック状態となる。そして上記合焦点及び合ト
ラック状態において、情報の書込み及び読出しが可能と
なる。
一方、光ディスク1の記録膜1aから反射された発散性
のレーザ光は、合焦点時には対物レンズ8によって平行
光束に変換され、再び偏光ビームスプリッタ7に戻され
る。そして、この偏光ビームスプリッタ7で反射されて
シリンドリカルレンズ9と凸レンズ10とから成る非点収
差光学系11によって4分割光検出器12上に導かれ、フォ
ーカスずれが形状の変化として現われる状態で結像され
るようになっている。この4分割光検出器12は、非点収
差光学系11によって結像された光を電気信号に変換する
4個の光検出セルによって構成されている。この4分割
光検出器12で互いに対角に配置された2個の光検出セル
から出力される2組の信号は、それぞれ増幅器17及び18
に供給されるようになっている。
上記フォーカスサーボ回路16は、上記増幅器17及び18
で増幅した2つの信号を入力して誤差増幅を行なう誤差
増幅器19、この誤差増幅器19の出力信号の位相を補正す
る位相補正回路20、この位相補正回路20の出力信号をド
ライバ22に供給するか否かを制御するアナログスイッチ
21、及びアナログスイッチ21からの信号を増幅してアク
チェータ21を駆動するドライバ22により構成されてい
る。このアナログスイッチ21が制御回路3からのフォー
カスオンオフ信号S3によりオンにされた場合に、上記位
相補正回路20からの信号がドライバ22を介してアクチェ
ータ15に供給されることによりフォーカスサーボループ
が形成されるようになっている。
また、上記増幅器17及び18からの出力信号は加算器23
に供給されるようになっている。この加算器23で加算さ
れた信号は、光ディスク1の記録内容を反映したもので
あり、第3図に示したような波形信号として出力され
る。すなわち、無記録領域に記録を行なう正常記録の際
は、第3図(a)に示すように、再生時の信号レベルの
十数倍の信号レベルを有するものが得られるが、既記憶
領域に記録を行なういわゆる2重書きの際は、第3図
(b)に示すように、再生時の信号レベルの数倍程度の
信号レベルを有するものが数多く得られる。これは、既
にピットが形成されている箇所に記録光ビームを照射す
るので、そのピット部分では反射光量が少なくなるため
である。このような波形を有する加算器23の出力信号は
二値化回路24に送出されるようになっている。
二値化回路24では、例えばコンパレータにより構成さ
れるもので、加算器23が出力するアナログ信号を所定の
スレッショルドレベルThと比較することにより二値化を
行なうものである。このスレッショルドレベルThは、未
記録領域に記録を行なう場合の反射光信号レベルより低
レベルで、既記録領域に記録を行なう場合の反射光信号
レベルより高レベルの信号として設定されるものであ
る。この二値化回路24で二値化された反射光信号S4は、
検知回路30へ供給されるようになっている。
検知回路(検知手段)30は、記録データS11と上記二
値化回路24から出力される反射光信号S4とを入力し、2
重書き検知信号S8を生成するものである。すなわち、記
録しようとする光ディスク1が未記録であれば、記録デ
ータS11(S10)に対応して二値化回路24から有意信号が
得られる筈である。そこで、検知回路30では、上記記録
データS11と二値化回路24からの反射光信号S4とが1対
1に対応するか否かを調べ、記録データS11に対応する
反射光信号S4が得られなかった場合に2重書き検知信号
S8を出力するものである。この検知回路30からの2重書
き検知信号S8は、カウンタ回路31に供給されるようにな
っている。
カウンタ回路(計数手段)31は、上記検知回路30が出
力する2重書き検知信号S8の発生回数をカウントし、所
定値以上になったら記録禁止信号S9を出力するものであ
る。所定値以上になったことを検知した際に記録禁止信
号S9を出力するようにしたのは、例えば光ディスク1に
ピンホールのように初めから反射膜が欠落している部分
があると、未記録領域であっても2重書き検知信号S8が
出力され、誤検知となってしまうからである。上記所定
値は次のように決定される。つまり、所定値の上限は、
当該装置におけるバーストエラー訂正能力により規制さ
れる。これは2重書きによって破壊されたデータが図示
しないエラー訂正回路により修復可能な状態にあるうち
に記録を停止しなければならないからである。一方、上
記所定値の下限は、光ディスク1上のピンホールなどの
欠陥の許容範囲により決定される。つまり、光ディスク
1上の欠陥部分に記録している際は、上記2重書きの検
知信号S8は出力され続けるが、当該欠陥部分を通過する
前に記録禁止信号S9が出力されると誤検知となってしま
うから許容できる最小限の値以上を上記所定値としなけ
ればならない。このカウンタ回路31からの記録禁止信号
S9はANDゲート33に供給されるとともに、情報の記録を
制御しているマイクロプロセッサ36に供給される。ま
た、カウンタ回路31には、上記マイクロプロセッサ36か
らの制御信号に応じて制御回路3が発生するクリア信号
S12が供給されるようになっており、カウンタをリセッ
トするようになっている。なお、上記制御回路3とマイ
クロプロセッサ36との間の制御信号は、データバス(又
はインタフェースバス)36によって送受されるようにな
っている。
マイクロプロセッサ36は、上記制御回路3との間で情
報の送受を行う他、外部装置としての図示しないホスト
装置との間で情報の送受を行うようになっている。
ANDゲート33は、図示しないホスト装置から制御回路
3を介して供給される記録データS10を一方の入力と
し、上記カウンタ回路31が出力する記録禁止信号S9を他
方の入力として禁止/許可を制御された記録データS11
を出力するものである。この記録データS11は、波形整
形回路32、検知回路30、及びカウンタ回路31に供給され
るようになっている。波形整形回路32は、記録データS1
1を整形し、後述するドライバ28に供給するものであ
る。
また、上記半導体レーザ発振器5の記録あるいは再生
用レーザ光の発光口と反対側の発光口に対向して設けら
れた、フォトダイオード等の光電変換素子により構成さ
れる光検出器13は、上記半導体レーザ発振器5からのモ
ニタ光が照射されることにより、そのモニタ光を電気信
号(光電流)に変換し、半導体レーザ発振器5の光出力
モニタ信号S5として光出力制御回路14に供給するように
なっている。
上記光出力制御回路14は、半導体レーザ発振器5が出
力する光出力モニタ信号S5を入力してフィードバック制
御を行なうことにより半導体レーザ発振器5の光出力を
一定に保つように制御するものである。すなわち、電流
電圧変換回路25は、光検出器13で光電変換されて電流信
号として取出された光出力モニタ信号S5を入力し、光検
出器13で受光した光強度、つまり半導体レーザ発振器5
の光出力に応じた電圧信号S6に変換して出力するもので
ある。この電流電圧変換回路25が出力する電圧信号S6は
誤差増幅器26に供給される。
誤差増幅器26は、上記電圧信号S6を一方の入力とし、
図示しない定電圧源により発生される基準電圧Vsを他方
の入力として、これら両電圧S6及びVsを比較し、その差
分を増幅して誤差信号として出力するものである。上記
基準電圧Vsは、再生に必要な光出力を得るための一定電
圧であり、上記電圧信号S6を基準電圧Vsに近付けるべく
フィードバック制御されることにより、半導体レーザ発
振器5から一定の光出力が得られるようになっている。
上記誤差増幅器26からの誤差信号はドライバ28に供給さ
れるようになっている。
ドライバ28には、上述した波形整形回路32から、記録
すべき情報に応じた記録パルス信号S7が供給されるよう
になっており、これにより記録のための光出力が上記半
導体レーザ発振器5から出力されるようになっている。
なお、上記ドライバ28には、再生時には、誤差増幅器26
が出力する電圧信号が入力され、記録時には、直前の再
生時に入力されていた電圧値をサンプルホールド回路
(図示しない)で保持した電圧信号が入力されるように
なっており、これら2つの入力が記録を行なうか再生を
行なうかによって切換えられるようになっている。そし
て、記録、再生いずれの場合にも再生時の光出力のレベ
ルでフィードバック制御が行なわれるようになってる。
次に、上記のように構成される光ディスク装置におい
て、記録時の2重書きを抑止する場合の動作について、
第2図のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
まず、記録動作を行うに先立って、半導体レーザ発振
器5の発光出力の妥当性をチェックする初期動作を行な
う。つまり、制御回路3からフォーカスオンオフ信号S3
に出力することによりアナログスイッチ21をオフにす
る。これにより、フォーカスサーボループが切断され、
対物レンズ8はフォーカッシング制御から開放される。
次いで、制御回路3から、レンズアクチェータ15を強制
的に移動させるための信号(図示しない)がドライバ22
を介してレンズアクチェータ15に供給される。これによ
り対物レンズ8は強制的に第1図中点線で示す位置に強
制的に移動されてデフォーカス状態が作り出される。こ
のデフォーカス状態で、光出力制御回路14に電力が供給
されることにより半導体レーザ発振器5がオンにされて
レーザビームの出力が開始される。これにより半導体レ
ーザ発振器5から発生されるモニタ光は、光検出器13で
光出力に応じた電流に変換されて光出力モニタ信号S5と
して出力される。電流電圧変換回路25は、この光出力モ
ニタ信号S5を電圧信号S6に変換し、誤差増幅器26に供給
する。誤差増幅器26では、予め設定されている基準電圧
Vsと電圧信号S6とを比較し、その誤差分を誤差信号とし
て出力する。この誤差信号は、「電圧信号S6>基準信号
Vs」であれば半導体レーザ発振器5の光出力を小さく
し、「電圧信号S6<基準信号Vs」であれば半導体レーザ
発振器5の光出力を大きくする信号である。この誤差信
号をドライバ28に供給することによりフィードバックル
ープが形成されて基準電圧Vsと電圧信号S6とが等しくな
るように制御され、これにより半導体レーザ発振器5の
光出力が一定に保たれる。
次に、制御回路3はドライバ22を介してアクチェータ
15を駆動することにより対物レンズ8を合焦点位置方向
へ移動させる。そして、合焦点位置に至ったことが検出
された際、アナログスイッチ21をオンにしてフォーカス
サーボループを接続し、初期動作を完了する。以降は、
フォーカスサーボループによる自動フォーカス制御が行
なわれ、光ディスク1からの情報の読出し、書込み等の
通常の動作が行なわれる。
このような状態において、第2図(a)に示すよう
に、図示しないホスト装置からマイクロプロセッサ36を
介して送られてきた記録データに対応して、制御回路3
からパルス状の記録データS10が出力される。この際、
カウンタ回路31から出力される記録禁止信号S9は、制御
回路3からクリア信号S12が供給されることにより高レ
ベルに初期設定されている。したがって、記録データS1
0はANDゲート33を介して波形整形回路32に供給され、さ
らにドライバ28に供給される。これにより半導体レーザ
発振器5は記録データS10に応じた断続的な高光出力の
レーザ光を発光する。このレーザ光はコリメータレンズ
6によって平行光束に変換されて偏光ビームスプリッタ
7に導かれる。この偏光ビームスプリッタ7に導かれた
レーザ光は、偏光ビームスプリッタ7を透過して対物レ
ンズ8に入射され、この対物レンズ8によって光ディス
ク1の記録膜1aに向けて集束される。これにより記録膜
1a上にピットが形成され情報記録が行われる。
一方、上記記録動作時に光ディスク1の記録膜1aから
反射された発散性のレーザ光は、対物レンズ8によって
平行光束に変換され、再び偏光ビームスプリッタ7に戻
される。そして、この偏光ビームスプリッタ7で反射さ
れてシリンドリカルレンズ9と凸レンズ10とから成る非
点収差光学系11によって4分割光検出器12上に結像され
る。この際、書込みを行なっている光ディスク1の領域
が既に記録済みの領域であると、第2図(b)に示すよ
うに、光強度レベルの異なった反射光波形が得られる。
この4分割光検出器12で光電変換された信号は、それぞ
れ増幅器17及び18に供給される。そして、増幅器17及び
18で増幅された信号の一方は誤差増幅器19以下のフォー
カスサーボ回路16に供給され、フォーカッシング制御に
使用される。また、増幅器17及び18で増幅された信号の
他方は加算器23に供給されて加算が行われた後、二値化
回路24に供給される。
二値化回路24は、第3図に示すように、上記加算器23
からの信号と所定のスレッショルドレベルThとを比較す
ることにより、第2図(c)に示すような二値化された
反射光信号S4を出力する。この際、既に形成されている
ピットに照射されたレーザ光は、その反射光が小さいた
め、有意データとして現れてこない(第2図(c)中点
線部分)。そして、この反射光信号S4は検知回路30に供
給される。
検知回路30は、図示しないフリップフロップを備えて
おり、このフリップフロップはANDゲート33から出力さ
れる記録データS11の立上がりのエッジでセットされ、
上記反射光信号S4の立上がりのエッジでリセットされる
ものである。このフリップフロップの出力が、第2図
(d)に示すように、2重書き検知信号S8として検知回
路30から出力される。
カウンタ回路31は、上記2重書き検知信号S8を入力
し、他方の入力である記録データS11の立ち下がりのエ
ッジで上記2重書き検知信号S8のレベルを備え、内蔵す
る図示しないカウンタのカウントパルス(第2図(e)
参照)を生成する。このカウントパルスをカウンタにて
計数して所定値を計数した時に記録禁止信号S9を低レベ
ルにする。これにより、ANDゲート33の一方の入力が低
レベルになり記録データS10の出力が抑止される。した
がって、以降は記録データS11は出力されず、波形整形
回路32の出力も抑止され、光ディスク1への記録は禁止
される。そして、かかる記録禁止状態はマイクロプロセ
ッサ36からの指令により制御回路3からクリア信号S12
が出力されるまで維持されることとなる。これにより2
重書きを防止している。また、上記記録禁止信号S9はマ
イクロプロセッサ36にも供給されているので、マイクロ
プロセッサ36は上記記録禁止信号S9を受け取ると、2重
書きが発生した旨をホスト装置に知らせる。以下、ホス
ト装置は、例えばホスト装置の表示部に2重書きが発生
した旨を表示してオペレータに知らせたり、あるいは光
ディスク1の2重書きが発生した領域のデータを他の領
域に再記録してデータの信頼性を維持する等の処置を行
うことになる。
このように、光ディスク1からの反射光量が小さいも
のを検知したら直ちに2重書きであると判断するのでは
なく、反射光量が小さいものを所定数以上検知したとき
に、2重書きであると判断するようにしたので、誤検知
や検知もれを大幅に減らすことができるものとなってい
る。
また、光ディスク1からの反射光量の小さいものを所
定数以上検知するまでは、既記録領域のデータを破壊す
ることになるが、この破壊されるデータ量はエラー訂正
可能な範囲となるように設定されており、記録データの
信頼性を損うこともない。
以上のように、半導体レーザ発振器5から出力される
パルス状の記録光ビームが光ディスク1により反射され
る際の反射光の大きさは、既に記録済みの領域から反射
される場合と未記録の領域から反射される場合とでは異
なるという性質を利用し、半導体レーザ発振器5からパ
ルス状の記録光ビームを放射し、このパルス状の記録光
ビームが光ディスク1により反射される反射光を所定の
スレッショルドレベルと比較することにより二値化し、
この二値化された信号から所定レベル以下のパルスを検
知回路30で検知し、この所定レベル以下のパルス数をカ
ウンタ回路31で計数してその計数値が所定値以上になっ
たときに当該領域が既記録領域であると判断して記録動
作を停止するようにしたので、比較的安定している記録
光ビームの反射光の大きさを検知することとなり、安定
した検知ができるとともに、複数の所定レベル以下の反
射光を検知してから2重書きと判断するようにしたの
で、確実に2重書きを防止できるものとなっている。さ
らに、上記記録動作の停止に伴って、制御回路3は2重
書きである旨の信号をマイクロプロセッサ36に出力し、
マイクロプロセッサ36はさらに外部装置としてのホスト
装置に出力するようにしたので、2重書きである旨の信
号をマイクロプロセッサ36を介して受け取ったホスト装
置は、例えば光ディスク1の2重書きされた領域の情報
を他の領域に移して記憶内容の信頼性の向上を図る等の
処置を行うことができるものとなっている。
なお、上記実施例では、記録データS10(S11)の立上
がり及び立ち下がりのエッジを用いて検知回路30、カウ
ンタ回路31等を動作させる場合について説明したが、記
録の方法や波形整形回路32の構成等によって記録データ
S10(S11)と反射光信号S4との位相は変化するので、記
録の方法や波形整形回路32の構成等に応じて適宜動作タ
イミングを変更するようにすれば、上記実施例と同様の
効果を奏する。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、誤検知や検知漏
れを防止して確実に2重書きを防止するとともに、2重
書きが発生したことに対してホスト装置側で所定の処置
ができる光ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は光ディスク装置の概略構成を示すブロック図、
第2図は動作を説明するためのタイミングチャート、第
3図は正常記録時及び2重書き時の反射光の状態を説明
するための図であり、第4図は従来の2重書き防止の動
作を説明するための図である。 1……光ディスク、2……スピンドルモータ、3……制
御回路(制御手段)、4……光学ヘッド、5……半導体
レーザ発振器(光出力手段)、8……対物レンズ、12…
…4分割光検出器、13……光検出器、14……光出力制御
回路、15……レンズアクチェータ、25……電流電圧変換
回路、24……二値化回路、30……検知回路(検知手
段)、31……カウンタ回路(計数手段)、32……波形整
形回路、33……ANDゲート(制御手段)、35……データ
バス、36……マイクロプロセッサ(処理手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス状の光ビームを放射する光出力手段
    と、 この光出力手段から放射された光ビームの反射光を検知
    する検知手段と、 この検知手段により検知された前記反射光が所定レベル
    以下であるパルス数を計数する計数手段と、 この計数手段により所定値を計数した際、前記光出力手
    段の光ビームの放射を停止せしめる制御手段と、 この制御手段により光ビームの放射を停止した際、その
    旨の情報を受け取って外部装置に出力する処理手段と を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
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