JP2747755B2 - 円柱状生地の調心方法 - Google Patents
円柱状生地の調心方法Info
- Publication number
- JP2747755B2 JP2747755B2 JP4134138A JP13413892A JP2747755B2 JP 2747755 B2 JP2747755 B2 JP 2747755B2 JP 4134138 A JP4134138 A JP 4134138A JP 13413892 A JP13413892 A JP 13413892A JP 2747755 B2 JP2747755 B2 JP 2747755B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- dough
- columnar
- cylindrical dough
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Conveyors (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、長さが異なったり、整
列されない不定の向きの状態で搬送される円柱状生地
を、後工程でその長手方向の中央から折り曲げたりする
ため必要な調心方法に関するものである。
列されない不定の向きの状態で搬送される円柱状生地
を、後工程でその長手方向の中央から折り曲げたりする
ため必要な調心方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】本発明に関する従来の技術としては、実
公平３−２５１３が知られている。これは、コンベア上
からの物品の脱落防止のセンタリング装置を揺動可能に
したものであり、コンベア上での渋滞による物品の損傷
などを防止するものである。また、別の従来の技術とし
て、実開平２−８３７８０が知られている。これは、く
の字形のストッパを、上下振動するコンベア上で上げ下
げしてパン生地を調心するものである。さらに、別の従
来の技術として、実開平３−４４１１４のようなものが
知られており、機械的なスイッチや光電スイッチを使用
して円柱状生地の中央を判断し、その下流で横方向に移
動コンベアで調心を行っている。
公平３−２５１３が知られている。これは、コンベア上
からの物品の脱落防止のセンタリング装置を揺動可能に
したものであり、コンベア上での渋滞による物品の損傷
などを防止するものである。また、別の従来の技術とし
て、実開平２−８３７８０が知られている。これは、く
の字形のストッパを、上下振動するコンベア上で上げ下
げしてパン生地を調心するものである。さらに、別の従
来の技術として、実開平３−４４１１４のようなものが
知られており、機械的なスイッチや光電スイッチを使用
して円柱状生地の中央を判断し、その下流で横方向に移
動コンベアで調心を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不定の向き
で搬送される円柱状生地をその搬送過程において、円柱
状生地の長手方向の中心が、容易に円柱状生地搬送方向
の中心線と一致するようにした円柱状生地の調心方法を
提供することを目的とするものである。
で搬送される円柱状生地をその搬送過程において、円柱
状生地の長手方向の中心が、容易に円柱状生地搬送方向
の中心線と一致するようにした円柱状生地の調心方法を
提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送コンベア
の巾方向の対称位置に一端が軸支され、他端が搬送コン
ベアの進行方向内側に向いてハの字状を形成した係止部
材に、搬送される円柱状生地を当接させる方法を採用す
ることにより、前記の課題を解決することができたので
ある。すなわち、本発明は、不定の向きで搬送される円
柱状生地を、搬送コンベアの巾方向の対称位置に一端が
支持され、他端が搬送コンベアの進行方向内側に向いて
ハの字状を形成した係止部材に当接させて、ころがし回
転させながら係止部材に沿って移動させ、円柱状生地の
長手方向の中心を搬送コンベアの円柱状生地搬送方向の
中心線と一致させることを特徴とする円柱状生地の調心
方法である。
の巾方向の対称位置に一端が軸支され、他端が搬送コン
ベアの進行方向内側に向いてハの字状を形成した係止部
材に、搬送される円柱状生地を当接させる方法を採用す
ることにより、前記の課題を解決することができたので
ある。すなわち、本発明は、不定の向きで搬送される円
柱状生地を、搬送コンベアの巾方向の対称位置に一端が
支持され、他端が搬送コンベアの進行方向内側に向いて
ハの字状を形成した係止部材に当接させて、ころがし回
転させながら係止部材に沿って移動させ、円柱状生地の
長手方向の中心を搬送コンベアの円柱状生地搬送方向の
中心線と一致させることを特徴とする円柱状生地の調心
方法である。
【０００５】
【実施例】本発明を図面に示す一実施例に基づいて説明
する。円柱状の生地１を搬送コンベア２により搬送す
る。この搬送コンベア２の巾方向の対称位置に一対の係
止板３が設けられており、係止板３はその一端が支点４
で軸支され、他端は搬送コンベア２の進行方向に向き、
通常、円柱状生地１の搬送通路を塞がないような位置を
定位置とし、そこで停止しており、支点４を中心に搬送
コンベア２の内側に揺動してハの字状を形成するように
構成されている。ハの字状の角度は、円柱状生地の性
状、大きさなどに基づいて最適な角度が与えられる。
する。円柱状の生地１を搬送コンベア２により搬送す
る。この搬送コンベア２の巾方向の対称位置に一対の係
止板３が設けられており、係止板３はその一端が支点４
で軸支され、他端は搬送コンベア２の進行方向に向き、
通常、円柱状生地１の搬送通路を塞がないような位置を
定位置とし、そこで停止しており、支点４を中心に搬送
コンベア２の内側に揺動してハの字状を形成するように
構成されている。ハの字状の角度は、円柱状生地の性
状、大きさなどに基づいて最適な角度が与えられる。
【０００６】係止板３の揺動動作は、図示していない駆
動装置によって行われる。その駆動装置の動作のタイミ
ングは、次のように行われる。係止板３の入口部に光電
スイッチ５を設け、この光電スイッチ５によって円柱状
生地１が通過したのを検出すると、駆動装置が作動し、
定位置にあった一対の係止板３が同期して揺動してハの
字状を形成して停止し、数秒以内に再度揺動して定位置
に復帰するようにしている。係止部材としては、上記の
係止板３の他に、図６に示すように係止ローラー６が用
いられ、係止ローラー６の一端支持部が支点４に支持さ
れ、回転自在に設けられている。係止ローラー６は図示
していないモーターなどにより、強制的に回動させるよ
うにしている。
動装置によって行われる。その駆動装置の動作のタイミ
ングは、次のように行われる。係止板３の入口部に光電
スイッチ５を設け、この光電スイッチ５によって円柱状
生地１が通過したのを検出すると、駆動装置が作動し、
定位置にあった一対の係止板３が同期して揺動してハの
字状を形成して停止し、数秒以内に再度揺動して定位置
に復帰するようにしている。係止部材としては、上記の
係止板３の他に、図６に示すように係止ローラー６が用
いられ、係止ローラー６の一端支持部が支点４に支持さ
れ、回転自在に設けられている。係止ローラー６は図示
していないモーターなどにより、強制的に回動させるよ
うにしている。
【０００７】
【作用】次に、本発明の作用について説明する。搬送さ
れる円柱状生地１が、その生地の長さや直径の差異に関
係なく、また、搬送の向きや巾方向の位置は一定ではな
い状態で移送されてくる場合に、その向きと円柱状生地
１の長手方向の中心位置を調整整列して、下流に移送す
ることができる。芯や向きがずれた状態で搬送される円
柱状生地１は、係止板３に当接して止められるととも
に、ベルト２１との摩擦によって係止位置で回転する
が、図３のように、それぞれの係止板３当接位置が不均
衡の場合は、当接してからその回転に助けられて係止板
の外寄りで触れている部分Ａは内寄りに、また、内寄り
に触れている部分Ｂは外寄りに移動し、搬送方向に直角
の状態、すなわち、円柱状生地１の長手方向の中心が搬
送コンベアの円柱状生地１の搬送方向の中心線と一致す
る状態で安定均衡する。（図４）
れる円柱状生地１が、その生地の長さや直径の差異に関
係なく、また、搬送の向きや巾方向の位置は一定ではな
い状態で移送されてくる場合に、その向きと円柱状生地
１の長手方向の中心位置を調整整列して、下流に移送す
ることができる。芯や向きがずれた状態で搬送される円
柱状生地１は、係止板３に当接して止められるととも
に、ベルト２１との摩擦によって係止位置で回転する
が、図３のように、それぞれの係止板３当接位置が不均
衡の場合は、当接してからその回転に助けられて係止板
の外寄りで触れている部分Ａは内寄りに、また、内寄り
に触れている部分Ｂは外寄りに移動し、搬送方向に直角
の状態、すなわち、円柱状生地１の長手方向の中心が搬
送コンベアの円柱状生地１の搬送方向の中心線と一致す
る状態で安定均衡する。（図４）
【０００８】つづいて係止板３が揺動して定位置に復帰
し、円柱状生地１を開放すると、調心された状態で下流
に移送される。また、本実施例では、係止板３が水平方
向へ揺動して本発明の目的を達成しているが、これに限
るものではなく、上昇下降動作によっても目的を達成す
ることができる。係止部材として係止ローラー６を用い
た場合の作用について説明すると、係止ローラー６を強
制的に回転させるので、当接している円柱状生地１も強
制的に接触回転し、その調心作用が助長され、より短時
間で調心が行われる。
し、円柱状生地１を開放すると、調心された状態で下流
に移送される。また、本実施例では、係止板３が水平方
向へ揺動して本発明の目的を達成しているが、これに限
るものではなく、上昇下降動作によっても目的を達成す
ることができる。係止部材として係止ローラー６を用い
た場合の作用について説明すると、係止ローラー６を強
制的に回転させるので、当接している円柱状生地１も強
制的に接触回転し、その調心作用が助長され、より短時
間で調心が行われる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、簡単な機構により
搬送される円柱状生地を調心整列し、下流に移送するこ
とができる。本発明によれば、円柱状生地の搬送の向き
や位置が不定であっても、また、直径や長さが異なる円
柱状生地の搬送であっても、その調心を容易に行うこと
ができ、その応用範囲は広い。
搬送される円柱状生地を調心整列し、下流に移送するこ
とができる。本発明によれば、円柱状生地の搬送の向き
や位置が不定であっても、また、直径や長さが異なる円
柱状生地の搬送であっても、その調心を容易に行うこと
ができ、その応用範囲は広い。
【図１】本発明の一実施例の平面図である。
【図２】本発明の一実施例の側面図である。
【図３】係止板の作用を示す平面図である。
【図４】係止板の作用を示す平面図である。
【図５】係止板の作用を示す平面図である。
【図６】本発明の他の実施例の平面図である。
【図７】寸法の異なる円柱状生地の調心作用を示す平面
図である。
図である。
１ 円柱状生地 ２ 搬送コンベア ３ 係止板 ４ 支点 ５ 光電スイッチ ６ 係止ローラー ２１ ベルト
Claims (2)
- 【請求項１】 不定の向きで搬送される円柱状生地を、
搬送コンベアの巾方向の対称位置に一端が支持され、他
端が搬送コンベアの進行方向内側に向かってハの字状を
形成した係止部材に当接させて、ころがし回転させなが
ら係止部材に沿って移動させ、円柱状生地を搬送方向に
直角の状態で、かつ、円柱状生地の長手方向の中心を搬
送コンベアの円柱状生地搬送方向の中心線と一致させる
ことを特徴とする円柱状生地の調心方法。 - 【請求項２】 係止部材が回動するローラーであること
を特徴とする請求項１記載の円柱状生地の調心方法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4134138A JP2747755B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 円柱状生地の調心方法 |
| US08/049,528 US5354571A (en) | 1992-04-27 | 1993-04-20 | Method for aligning and bending individual round elongated dough pieces |
| DE69303430T DE69303430T2 (de) | 1992-04-27 | 1993-04-23 | Verfahren und Vorrichtung zum Ausrichten und Biegen von einzelnen langgestreckten Rundteigstücken |
| AT93303206T ATE139881T1 (de) | 1992-04-27 | 1993-04-23 | Verfahren und vorrichtung zum ausrichten und biegen von einzelnen langgestreckten rundteigstücken |
| ES93303206T ES2088640T3 (es) | 1992-04-27 | 1993-04-23 | Metodo y dispositivo para alinear y plegar piezas de masa alargada, redondas, individuales. |
| EP93303206A EP0571089B1 (en) | 1992-04-27 | 1993-04-23 | Method and device for aligning and bending individual round elongated dough pieces |
| US08/216,171 US5382154A (en) | 1992-04-27 | 1994-03-22 | Method and device for aligning and bending individual round elongated dough pieces |
| US08/216,054 US5421714A (en) | 1992-04-27 | 1994-03-22 | Device for aligning and bending individual round elongated dough pieces |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4134138A JP2747755B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 円柱状生地の調心方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301623A JPH05301623A (ja) | 1993-11-16 |
| JP2747755B2 true JP2747755B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=15121364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4134138A Expired - Fee Related JP2747755B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 円柱状生地の調心方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2747755B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5226459B2 (ja) * | 2008-10-22 | 2013-07-03 | 株式会社オシキリ | ロール状パン生地成形装置 |
| JP6121344B2 (ja) * | 2014-02-07 | 2017-04-26 | レオン自動機株式会社 | 食品生地切断片の整列配置装置 |
| CN107393743B (zh) * | 2017-07-24 | 2020-02-21 | 浙江工业大学 | 一种双机械臂配合工作的低压空气开关自动装配***及方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4866271U (ja) * | 1971-11-29 | 1973-08-22 | ||
| JPS60128121A (ja) * | 1983-12-10 | 1985-07-09 | Kanebo Ltd | トレ−状容器に内容物を収納する方法及びその装置 |
| JPH0712333Y2 (ja) * | 1987-09-30 | 1995-03-22 | 株式会社東芝 | 円筒容器センタリング装置 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP4134138A patent/JP2747755B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05301623A (ja) | 1993-11-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7111722B2 (en) | Angled-roller belt conveyor | |
| JPH0771963B2 (ja) | ウェブ材料を送るための運搬装置 | |
| US5957265A (en) | Conveyor with bridge roller assembly | |
| JP2747755B2 (ja) | 円柱状生地の調心方法 | |
| JP3250649B2 (ja) | パイプコンベヤ | |
| JPS6194916A (ja) | 搬送物品整列装置 | |
| JP2003176009A (ja) | ハンキングローラ用ベルトの蛇行調芯装置 | |
| JPH1149353A (ja) | 積載物品の位置決め搬送装置 | |
| JP4021089B2 (ja) | 選別機 | |
| JPH11199038A (ja) | 搬送装置 | |
| JPH0120332Y2 (ja) | ||
| JP2000072231A (ja) | 反転装置 | |
| JP2507835Y2 (ja) | ベルトコンベヤ | |
| JP2603601Y2 (ja) | ワークの停止装置 | |
| JP3539989B2 (ja) | 搬送装置 | |
| JPH0724323Y2 (ja) | アキュームレートローラコンベヤ | |
| JPS5911930Y2 (ja) | 方向転換搬送装置 | |
| JPS6348768B2 (ja) | ||
| JPH0330325Y2 (ja) | ||
| JP3045297B1 (ja) | カーブベルトコンベヤ | |
| JPH06270019A (ja) | 組立材の自動搬送位置決め装置 | |
| JP4194347B2 (ja) | 長尺物搬送用パレット装置及び長尺物搬送システム | |
| JPH03293209A (ja) | パイプコンベヤにおけるローリング及び捩れ等の検知装置 | |
| JP4194320B2 (ja) | 長尺物搬送用パレット装置及び長尺物搬送システム | |
| JP3252135B2 (ja) | カーブベルトコンベヤ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |