JP2745732B2 - ラックマウントケース - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像機器などのラックマウントケースに関す
るものである。

従来の技術 従来より映像機器などの機材を収納するために、ラッ
クマウントケースが用いられていた。一般にラックマウ
ントケースは１台分の映像機器が収納できるように構成
されていたが、近年は幅の狭い映像機器２台が収納でき
るものも考えられている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、映像機器２台収納可能なラックマウン
トケースに映像機器１台だけ収納する場合、映像機器の
設置位置が限定されていたり、あるいは映像機器の収納
位置の変化に伴って専用部品が必要であった。

すなわち、映像機器を１台だけ収納したい場合、片側
を覆う遮蔽板の位置が決まっていたためもう片側にしか
映像機器を設置できない、あるいは、設置を変えようと
すると１個の部品では対応できず、収納位置による専用
部品が必要であるという欠点を有していた。

本発明はこのような従来の問題点を解消するものであ
り、１枚のブランクパネルにより１台の映像機器をその
どちら側にも設置可能にしたラックマウントケースを提
供するものである。

課題を解決するための手段 本発明のラックマウントケースは、２台の映像機器を
収納でき、１台収納の場合に左右どちら側に収納しても
１枚のブランクパネルを用いることにより残る片側を遮
蔽可能な構成にしたものである。

作用 この構成により、映像機器を左右どちら側にでも収納
可能にし、さらに１枚のブランクパネルにより収納して
いない側を遮蔽でき、収納位置の変化による専用部品を
必要としなくなる。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例で、右側の収納部映像機器
を収納しようとする場合にブランクパネル１を左側の収
納部の前面に取付けた様子を示す斜視図である。第１図
において、ブランクパネル１は、ラックメイン金具４に
取付けられているブランクパネル補強金具２とラック取
付金具（左）５とにビス７により固定されている。

第２図は同実施例で右側に映像機器が収納されている
場合の正面図であり、第３図は同実施例で左側に映像機
器が収納されている場合の平面図である。

ここで、映像機器３を右側（第２図）から左側（第３
図）に設置する場合には、ビス７を取りはずしブランク
パネル１およびブランクパネル補強金具２を第３図に示
すように右側へ移動させ、ブランクパネル１をブランク
パネル補強金具２とラック取付金具（右）６とにビス７
にて締付ければよい。

したがって、１枚のブランクパネル１とブランクパネ
ル補強金具２の移動のみで、収納位置による専用部品が
不要になり左右どちら側にでも収納可能となる。

なお、ブランクパネル１の取付はビス締めにより行っ
たが取付方式は特に問わない。また、ブランクパネル補
強金具はブランクパネルの取付をより確実にするために
設けたものであり、簡略化のために廃止しても良い。

発明の効果 以上のように本発明によれば、２台収納可能なラック
マウントケースにおいて、１台収納の場合に左右どちら
側に収納しても、１枚のブランクパネルを用いて残る片
側を遮蔽することにより、収納位置の制限あるいは収納
位置によるための専用部品を廃止することができ、優れ
たラックマウントケースを実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるラックマウントケー
スの斜視図、第２図は同実施例における右側に映像機器
を収納した場合の正面図、第３図は同実施例における左
側に映像機器を収納した場合の平面図である。 １……ブランクパネル、２……ブランクパネル補強金
具、３……映像機器、４……ラックメイン金具、５……
ラック取付金具（左）、６……ラック取付金具（右）、
７……ビス。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】各々１台の機材を収納可能な収納部を左右
   に有し、これらの収納部の一方の前面を遮蔽するブラン
   クパネルを備えたラックマウントケースであって、前記
   ブランクパネルを左右いずれにも取付可能としたことを
   特徴とするラックマウントケース。