JP2740905B2 - 内動片引き窓の召合せ下部水密構造 - Google Patents

内動片引き窓の召合せ下部水密構造

Info

Publication number
JP2740905B2
JP2740905B2 JP29310493A JP29310493A JP2740905B2 JP 2740905 B2 JP2740905 B2 JP 2740905B2 JP 29310493 A JP29310493 A JP 29310493A JP 29310493 A JP29310493 A JP 29310493A JP 2740905 B2 JP2740905 B2 JP 2740905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
vertical
fin
attached
lower frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29310493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07145691A (ja
Inventor
信太郎 菅間
Original Assignee
ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 filed Critical ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
Priority to JP29310493A priority Critical patent/JP2740905B2/ja
Publication of JPH07145691A publication Critical patent/JPH07145691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2740905B2 publication Critical patent/JP2740905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓枠の室外寄りに嵌め
殺し部を設けると共に、その窓枠の室内寄りに可動障子
を面内方向に移動自在に装着した内動片引き窓における
召合せ下部の水密構造に関する。
【0002】
【従来の技術】窓枠の室外寄りと室内寄りに可動障子を
面内方向に移動自在に装着した引違い窓における召合せ
下部の水密構造としては、例えば実公平4−14635
号公報に示すように、下枠の内下レールと外下レールと
の間に下部風止板を取付け、可動障子の召合せ框の下部
を下部風止板のヒレに接したものが知られている。
【0003】しかしながら、内動片引き窓は窓枠の室外
寄りに嵌め殺し部を設け、その窓枠の室内寄りに可動障
子を装着したものであり、その召合せ下部の構造が前述
の引違い窓と異なり、前述の召合せ下部の水密構造をそ
のまま適用できず、内動片引窓の召合せ下部の水密構造
としては種々のものが提案されている。
【0004】例えば、実公平1−18794号公報に示
すように、下枠にビス止めした召合せ竪骨の下部に下部
風止板を取付け、この下部風止板のヒレに可動障子の召
合せ框下部を接して召合せ下部を水密するものが提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる召合せ下部の水
密構造であると、召合せ竪骨と召合せ框との間の水密構
造、つまり召合せ縦部の水密が十分でないし、嵌め殺し
部を構成する下部アタッチメントと下枠との水密部と、
召合せ下部の水密部と、前記召合せ縦部の水密部とがそ
れぞれ別々で関連性がなく全体としての水密性が悪いも
のとなる。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした内動片引き窓の召合せ下部水密構造を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】窓枠Aの室外寄りに嵌め
殺し部Bを取付け、その窓枠Aの室内寄りに可動障子C
を面内方向に移動自在に装着した内動片引き窓におい
て、前記嵌め殺し部Bを構成する下枠アタッチメント4
を、室内側に突出した横向片27を有し、その横向片2
7の突出端に下横気密材28を装着したものとし、この
下枠アタッチメント4を、窓枠Aを構成する下枠3の室
外寄りに、その横気密材28が下枠3の室内寄りの下レ
ール19に圧接して取付け、前記下枠アタッチメント4
の端部に連結される召合せ竪骨7の室内面に複数のヒレ
45を有する召合せ縦気密材44に装着し、前記下枠ア
タッチメント4の横向片27の長手方向召合せ竪骨7寄
り端部に、本体61にヒレ62を設けた下部風止板60
を、本体61が前記下横気密材28に圧接し、かつヒレ
62が下レール19の室外面と召合せ縦気密材44のヒ
レ45に圧接して取付け、前記可動障子Cの召合せ框5
0を、その室外面に前記召合せ縦気密材44のヒレ45
が圧接し、かつ下端面が下部風止板60のヒレ62に接
する形状とした内動片引き窓の召合せ下部水密構造。
【0008】
【作 用】召合せ竪骨7の室内面と召合せ框50の室
外面とは召合せ縦気密材44のヒレ45で水密され、召
合せ竪骨7の下部と下枠アタッチメント4とはその召合
せ縦気密材44のヒレ45の下部が下部風止板60の本
体61とヒレ62に圧接することで水密され、召合せ框
50の下部と下枠アタッチメント4は下部風止板60の
ヒレ62と召合せ框50下端面とが圧接することで水密
され、下枠アタッチメント4と下枠3とは下横気密材2
8と下レール19とが圧接することで水密され、この下
横気密材28と下部風止板60の本体61が圧接してい
るので、召合せ竪骨7と召合せ框50との間、召合せ竪
骨7下部と下枠アタッチメント4との間、その下枠アタ
ッチメント4と下枠3との間、下枠アタッチメント4と
召合せ框50の下部との間がそれぞれ確実に水密され
る。
【0009】
【実 施 例】図1に示すように、窓枠Aの室外寄りに
嵌め殺し部Bを設け、その窓枠Aの室内寄りに可動障子
Cが面内方向に移動自在に装着されて内動片引き窓を構
成し、その嵌め殺し部Bは上枠1に取付けた上枠アタッ
チメント2と、下枠3に取付けた下枠アタッチメント4
と、縦枠5に取付けた縦枠アタッチメント6と、前記上
枠アタッチメント2と下枠アタッチメント4に連結した
召合せ竪骨7により嵌め殺し枠8を構成し、その嵌め殺
し枠8にガラス9を装着してある。
【0010】窓枠Aを構成する上枠1は図2に示すよう
に、横板10の室内寄りに上レール11が一体的に形成
され、室外寄りに下向凹部12が一体的に形成してあ
る。
【0011】上枠アタッチメント2は図2に示すよう
に、中空部13に一体的に形成した一側縦板14と中空
部13に着脱自在に取付けた他側縦板15によって下向
凹部16を有し、その下向凹部16にガラス9の上縁部
が装着してあり、その中空部13が上枠1の下向凹部1
2に嵌合して横板10にビス17で固着してある。
【0012】前記下枠3は図2に示すように、階段形状
に折曲げした横板18の室内寄り横部18aに下レール
19、室内寄り縦部18b(下レール19の室外面)に
被係止部20が一体的に形成され、中間横部18cと室
外寄り縦部18dとに亘ってL字状の底板21が一体的
に設けられて中間部22を構成している。
【0013】前記下枠アタッチメント4は図2に示すよ
うに、中空部23の上部に室内縦板24と室外縦板25
を一体的に設けて上向凹部26を有し、その中空部23
に室内側に向いた横向板27が一体形成され、この横向
板27の突出端に下横気密材28が装着され、かつ係止
片29が一体的に設けられ、前記中空部23の下部には
取付板30と当て板31が一体的に形成され、前記上向
凹部26にガラス9の下縁部が装着され、その係止片2
9を下枠3の被係止部20に係止すると共に、取付片3
0の切欠部30aを中間横部18cと室外寄り縦部18
dに当接してビス32で固着され、そのビス32は中空
部22内に突出し、下横気密材28が下枠3の室内寄り
縦部18bにおける上部(下レール19の室外面)に圧
接している。
【0014】このように、下枠アタッチメント4の係止
片29が下枠3の横板18における室内寄り縦部18b
に形成した被係止部20に係止し、取付板30を下枠3
の横板18における室外寄り縦部18dにビス32で固
着したので、下横気密材28が下レール19の室外面に
均一に圧着し、下枠3の横板18には不要な突起がなく
室外側より見た時に見栄えが良くなるし、下枠3には中
空部22があるからねじれ等に対する強度が向上する。
【0015】前記召合せ竪骨7は図3に示すように中空
部40と内向凹部41を有し、その内向凹部41がガラ
ス9が装着され、召合せ竪骨7の室内縦板42には煙返
し43が一体形成されていると共に、召合せ縦気密材4
4が室内側に向けて装着され、この召合せ縦気密材44
は複数のヒレ45を備え、この複数のヒレ45における
端部のヒレ45aは他のヒレ45よりも長くなってい
る。
【0016】前記可動障子Cの召合せ框50は中空部5
1と内向凹部52と補強用中空部53を有し、その室外
縦板54には煙返し55が一体形成されている。
【0017】図4に示すように、下枠アタッチメント4
の横向板27の長手方向一端寄りに下部風止板60が取
付けられ、この下部風止板60は合成樹脂材により所定
の長さと幅と厚さを有する矩形板状となった本体61
と、この本体61における長手方向及び幅方向一端寄り
部に取付けた複数のヒレ62より成り、そのヒレ62は
本体61の上面より突出し、かつ本体61におけるヒレ
62と長手方向反対側で幅方向一端寄りはヒレ62より
も幅方向に突出して位置決め突部63となり、その本体
61がビス64で横向板27に取付けられ、図6に示す
ように本体61の下面が下横気密材28に圧接し、上面
に召合せ縦気密材44のヒレ45が圧接し、かつヒレ6
2が下レール19と煙返し43と召合せ縦気密材44の
ヒレ45に接している。
【0018】前記下部風止板60の位置決め突部63は
図4に示すように下枠3の下レール19に形成した位置
決め用切欠穴65に嵌合して下枠アタッチメント4を下
枠3に対して位置決めできるようにしてある。このよう
に、下枠アタッチメント4を位置決めして下枠3に取付
けできるから、嵌め殺し枠8を窓枠Aの面内方向中間部
に取付ける際にその取付け作業が容易となる。
【0019】可動障子Cを閉じた時にその煙返し55が
召合せ竪骨7の煙返し43に係合すると共に、召合せ縦
気密材44のヒレ45が室外縦板54に圧接し、かつ他
のヒレ45より長い端部のヒレ45aが召合せ框50の
室外縦板54の端面54aに接して外気と等圧となった
等圧空間aを構成し、そのヒレ45と召合せ框50の室
内縦板54との間の水密性を向上すると共に、風圧によ
り可動障子Cが面外方向に動いても端部のヒレ45aが
召合せ框50より離れずに隙間を生じないので、風雨の
強い時でも安定した水密性が保証できるし、可動障子C
は図5より右方に移動して開放するから長い端部のヒレ
45aが端面54aを越えることがなく可動障子の開閉
に支承がない。また、召合せ縦気密材44のヒレ45が
召合せ框50の室外縦板54に接し、召合せ框50の下
端面50aと下框56に装着した下横気密材57がヒレ
62の上縁部に接する。これによって召合せ部が確実に
水密される。
【0020】
【発明の効果】召合せ竪骨7の室内面と召合せ框50の
室外面とは召合せ縦気密材44のヒレ45で水密され、
召合せ竪骨7の下部と下枠アタッチメント4とはその召
合せ縦気密材44のヒレ45の下部が下部風止板60の
本体61とヒレ62に圧接することで水密され、召合せ
框50の下部と下枠アタッチメント4は下部風止板60
のヒレ62と召合せ框50下端面とが圧接することで水
密され、下枠アタッチメント4と下枠3とは下横気密材
28と下レール19とが圧接することで水密され、この
下横気密材28と下部風止板60の本体61が圧接して
いるので、召合せ竪骨7と召合せ框50との間、召合せ
竪骨7下部と下枠アタッチメント4との間、その下枠ア
タッチメント4と下枠3との間、下枠アタッチメント4
と召合せ框50の下部との間がそれぞれ確実に水密され
る。したがって、召合せ下部を確実に水密できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内動片引き窓の概略正面図である。
【図2】図1の詳細縦断面図である。
【図3】図1の詳細横断面図である。
【図4】下枠に下枠アタッチメントを取付けた状態の平
面図である。
【図5】召合せ竪骨の取付部横断面である。
【図6】召合せ下部の水密部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…上枠、2…上枠アタッチメント、3…下枠、4…下
枠アタッチメント、5…縦枠、6…縦枠アタッチメン
ト、7…召合せ竪骨、8…嵌め殺し枠、19…下レー
ル、27…横向板、28…下横気密材、44…召合せ縦
気密材、45…ヒレ、45a…端部のヒレ、50…召合
せ框、60…下部風止板、61…本体、62…ヒレ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠Aの室外寄りに嵌め殺し部Bを取付
    け、その窓枠Aの室内寄りに可動障子Cを面内方向に移
    動自在に装着した内動片引き窓において、 前記嵌め殺し部Bを構成する下枠アタッチメント4を、
    室内側に突出した横向片27を有し、その横向片27の
    突出端に下横気密材28を装着したものとし、 この下枠アタッチメント4を、窓枠Aを構成する下枠3
    の室外寄りに、その横気密材28が下枠3の室内寄りの
    下レール19に圧接して取付け、 前記下枠アタッチメント4の端部に連結される召合せ竪
    骨7の室内面に複数のヒレ45を有する召合せ縦気密材
    44に装着し、 前記下枠アタッチメント4の横向片27の長手方向召合
    せ竪骨7寄り端部に、本体61にヒレ62を設けた下部
    風止板60を、本体61が前記下横気密材28に圧接
    し、かつヒレ62が下レール19の室外面と召合せ縦気
    密材44のヒレ45に圧接して取付け、 前記可動障子Cの召合せ框50を、その室外面に前記召
    合せ縦気密材44のヒレ45が圧接し、かつ下端面が下
    部風止板60のヒレ62に接する形状とした内動片引き
    窓の召合せ下部水密構造。
JP29310493A 1993-11-24 1993-11-24 内動片引き窓の召合せ下部水密構造 Expired - Fee Related JP2740905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29310493A JP2740905B2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 内動片引き窓の召合せ下部水密構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29310493A JP2740905B2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 内動片引き窓の召合せ下部水密構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07145691A JPH07145691A (ja) 1995-06-06
JP2740905B2 true JP2740905B2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=17790483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29310493A Expired - Fee Related JP2740905B2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 内動片引き窓の召合せ下部水密構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2740905B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4891198B2 (ja) * 2007-11-08 2012-03-07 Ykk Ap株式会社 建具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07145691A (ja) 1995-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2740905B2 (ja) 内動片引き窓の召合せ下部水密構造
JPS6349482Y2 (ja)
JP2827068B2 (ja) ド ア
JP3232403B2 (ja) 合成樹脂製の框
JP3030611B2 (ja) フラッシュドア
JP2663374B2 (ja) 複合窓サッシの縦枠連結構造
JPH026220A (ja) 自動車の窓用のグラス・ラン モールデイング
JP2747884B2 (ja) 外動片引き窓の内召し合せ框連結構造
JP2540079Y2 (ja) 複合サッシ材
JP2802576B2 (ja) サッシの下枠アタッチメントと召合せ竪骨の連結構造
JP3239235B2 (ja) 引き違い窓用窓枠の上枠
CN212927530U (zh) 内开式平开窗假中挺型材
JPH019918Y2 (ja)
JPS6126556Y2 (ja)
JPS6220633Y2 (ja)
JPH0235999Y2 (ja)
JPS5914627Y2 (ja) 二重窓装置
JPH0738626Y2 (ja) 召合せ框の戸首部補強構造
JPS6041433Y2 (ja) 引き違いサツシの召合せ框端部の気水密ブロツク
JPH0130544Y2 (ja)
JPS5811911Y2 (ja) 門扉
JP2001193358A (ja) 段窓サッシ
JPH10238223A (ja) 合成樹脂製の窓枠
JPS6345483Y2 (ja)
JP2704831B2 (ja) 内動片引き窓の外障子固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees