JP2739041B2 - 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置

Info

Publication number
JP2739041B2
JP2739041B2 JP6253655A JP25365594A JP2739041B2 JP 2739041 B2 JP2739041 B2 JP 2739041B2 JP 6253655 A JP6253655 A JP 6253655A JP 25365594 A JP25365594 A JP 25365594A JP 2739041 B2 JP2739041 B2 JP 2739041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
liquid crystal
polarization direction
pixel
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6253655A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08122789A (ja
Inventor
雅樹 長谷川
洋一 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Priority to JP6253655A priority Critical patent/JP2739041B2/ja
Publication of JPH08122789A publication Critical patent/JPH08122789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2739041B2 publication Critical patent/JP2739041B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の製造方
法及び液晶表示装置にかかり、特に、液晶を配向膜の形
成に特徴を有する液晶表示装置の製造方法及び液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、所定間隔を隔てた一対
の透明な基板間に液晶が封入されて構成されている。す
なわち、液晶分子は、細長形状をしており、屈折率の異
方性を有している。従って、液晶に印加された電圧の方
向に沿うように整列される状態と、電圧が印加されない
状態との違いから、画素を形成することができる。この
基板には、液晶分子を配向させるために配向膜が形成さ
れている。この配向膜には、ポリイミドに代表される高
分子材料が用いられており、例えば、この高分子材料を
布等により摩擦し配向方向を付与する(所謂ラビング)
ことによって配向膜を形成する液晶表示装置がある。こ
の液晶表示装置では、液晶分子は1対の基板の各々の配
向膜のラビング方向に配向される。通常、1対の基板の
各々のラビング方向は交叉するように対向されるので、
液晶分子は一方の基板から他方の基板へ向かうに従って
螺旋状に位置する。
【0003】ところで、黒レベルと白レベルの中間調を
表示させたとき、液晶分子は、電場と配向膜からの力の
バランスによって基板に対して斜めに配向する。このた
め、見る角度によって見掛けの液晶分子の基板に対する
角度が異なり、明るさが異なって見える。また、カラー
表示の場合には異なった色として見える。
【0004】このため、最近の液晶表示装置では、広視
野角で高コントラストを得る等の視覚特性を改善するた
めに、1つの画素を複数に分割し、各分割された領域に
おいて電場による液晶の傾く面の方向を各々変化させる
マルチドメインと呼ばれる方法によって液晶表示装置を
形成することが提案されている。
【0005】この方法には、所定形状のマスクを移動さ
せながらラビングするマスクラビングによる方法(K.Ta
katori et. al. , "A Complementary TN LCD with Wide
-Viewing Angle Grayscale", Japan Display '92,pp59
1)、複数の配向膜材料の塗布による方法(T.Kamada e
t. al. , "Wide Viewing Angle Full-Color TFT LCDs",
Japan Display '92,pp886)、紫外線等の照射により配
向膜の特性を変化させる方法(特開平5−210099
号公報)等がある。マスクラビングによる方法と複数の
配向膜材料を塗布する方法は、工程及びプロセスが複雑
である。
【0006】また、これらの方法は、配向膜を形成した
ときの液晶の傾き角度(所謂プレティルト角)を変化さ
せ対称な2つのプレティルト角を形成するのみで、配向
方向が単一であるため、視野角の改善は、所定の方向に
限定されることになる。
【0007】これに対して、アモルファスツイストネマ
ティックという配向方向が全くランダムになってツイス
トだけするように配向し視野角の改善をしようとする配
向方法がある(Y.Kato,T.Sugiyama,K.Katoh,Y.Iimura,a
nd S.Kobayashi,"TN-LCDs Fabricated by Non-Rubbing
Showing Wide and Homogeneous Viewing Angular Chara
cteristics and Excellent Voltage Holding Ratio,SID
93 Digest,622(1993),Y.Toko, T.Sugiyama,K.Katoh,
Y.Iimura,and S.Kobayashi,"Amorphous twistednematic
-loquid-crystal displays and fabricated by nonrubb
ing showing wide and uniform viewing-angle charact
erristics accompanying excellent voltage hoilding
ratios,J.Appl.phys.74,2071(1993)等)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような配向方向が全くランダムになってツイストだけす
るように配向する配向方法で形成された液晶表示装置
は、形成された配向方向が偏光板と特定の関係を有して
いないので、黒レベルが明るくなり(または、白レベル
が暗くなり)、コントラストが低下する。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、コントラ
ストが低下することなく視野角が改善された液晶表示装
置の製造方法を及び液晶表示装置を得ることを目的とす
る。
【0010】また、上記目的に加え、配向膜の形成方法
が改善された液晶表示装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
製造方法は、ポリイミドからなる高分子材料を第1の基
板に塗布して高分子膜を形成する工程と、前記高分子膜
が形成された第1の基板の少なくとも一部の予め定めた
所定範囲内に含まれる複数の画素について、各画素に対
応する領域の一部としての第1の部分領域に直線偏光さ
れた第1の偏光方向の電磁波を照射し、前記各画素に対
応する領域の一部としての第2の部分領域に前記第1の
偏光方向と交差する第2の偏光方向の電磁波を照射する
工程と、ポリイミドを第2の基板に塗布して高分子膜を
形成する工程と、前記高分子膜が形成された第2の基板
の少なくとも一部の予め定めた所定範囲内に含まれる複
数の画素について、各画素に対応する領域の一部として
の第1の部分領域へ直線偏光された第1の偏光方向の電
磁波を照射し、前記各画素に対応する領域の一部として
の第2の部分領域に前記第1の偏光方向と交差する第2
の偏光方向の電磁波を照射する工程と、前記高分子膜面
同士を対向させると共に、前記第1の基板と前記第2の
基板とを前記第1の基板の第1の部分領域と前記第2の
基板の第2の部分領域とが少なくとも一部重複するよう
に所定の間隔を隔てて張り合わせる工程と、前記第1の
基板と前記第2の基板との間に液晶を注入する工程とを
備えている。
【0012】本発明の液晶表示装置は、ポリイミドから
なる高分子材料が塗布されて形成された高分子膜の各々
の画素に対応する領域の一部としての第1の部分領域に
直線偏光された第1の偏光方向の電磁波が照射され、前
記各々の画素に対応する領域の一部としての第2の部分
領域に前記第1の偏光方向と交差する第2の偏光方向の
電磁波が照射された第1の基板と、ポリイミドが塗布さ
れて形成された高分子膜の各々の画素に対応する領域の
一部としての第1の部分領域に直線偏光された第1の偏
光方向の電磁波が照射され、前記各々の画素に対応する
領域の一部としての第2の部分領域に前記第1の偏光方
向と交差する第2の偏光方向の電磁波が照射された第2
の基板とを有し、前記高分子膜同士が対向し、前記第1
の基板の第1の部分領域と前記第2の基板の第2の部分
領域とから1画素を形成するように前記第1の基板と前
記第2の基板が所定の間隔を隔てて張り合わされてお
り、さらに、前記第1の基板と前記第2の基板との間に
注入された液晶を備えている。
【0013】
【作用】本発明によれば、ポリイミドからなる高分子材
料を第1の基板に塗布して高分子膜を形成する。高分子
膜が形成された第1の基板の少なくとも一部の予め定め
た所定範囲内に含まれる複数の画素について、各画素に
対応する領域の一部としての第1の部分領域に直線偏光
された第1の偏光方向の電磁波を照射し、前記各画素に
対応する領域の一部としての第2の部分領域に前記第1
の偏光方向と交差する第2の偏光方向の電磁波を照射す
る。直線偏光の電磁波は高分子配向膜に偏光方向の配向
を形成する。ポリイミドからなる高分子材料を第2の基
板に塗布して高分子膜を形成する。高分子膜が形成され
た第2の基板の少なくとも一部の予め定めた所定範囲内
に含まれる複数の画素について、各画素に対応する領域
の一部としての第1の部分領域へ直線偏光された第1の
偏光方向の電磁波を照射し、前記各画素に対応する領域
の一部としての第2の部分領域に前記第1の偏光方向と
交差する第2の偏光方向の電磁波を照射する。高分子膜
面同士を対向させると共に、前記第1の基板と前記第2
の基板とを第1の基板の第1の部分領域と第2の基板の
第2の部分領域とが少なくとも一部重複するように、所
定の間隔を隔てて張り合わせる。前記第1の基板と前記
第2の基板との間に液晶を注入する。よってコントラス
トが低下することなく視野角の良好な液晶表示装置の製
造方法が得られる。
【0014】さらに本発明によれば、ポリイドからなる
高分子材料が塗布されて形成された高分子膜の各々の画
素に対応する領域の一部の一部としての第1の部分領域
に直線偏光された第1の偏光方向の電磁波が照射され、
前記各々の画素に対応する領域の一部としての第2の部
分領域に前記第1の偏光方向と交差する第2の偏光方向
の電磁波が照射された第1の基板を備える。さらに、ポ
リイミドからなる高分子材料が塗布されて形成された高
分子膜の各々の画素に対応する領域の一部としての第1
の部分領域に直線偏光された第1の偏光方向の電磁波が
照射され、前記各々の画素に対応する領域の一部として
の第2の部分領域に前記第1の偏光方向と交差する第2
の偏光方向の電磁波が照射された第2の基板を備える。
前記第1の基板と前記第2の基板は、高分子膜同士が対
向し前記第1の基板の第1の部分領域と前記第2の基板
の第2の部分領域とから1画素を形成するように張り合
わせられている。さらに第1の基板と第2の基板との間
に注入された液晶を備える。よって、コントラストが低
下することなく視野角の良好な液晶表示装置が得られ
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例は、マルチドメイン方法による
液晶表示装置を製造する液晶表示装置の製造装置に本発
明を適用したものである。また、本実施例では、所謂ア
クティブマトリクスタイプの液晶表示装置(例えば、対
角10インチの横長の矩形形状。640×480画
素。)を用いて説明する。
【0016】図1に示すように、液晶表示装置の製造装
置30は、紫外線を射出する紫外線照射装置60を備え
ており、紫外線照射装置60の射出側には、偏光方向回
転装置32が配設されている。
【0017】本実施例では、図2(A)に示すように、
紫外線照射装置60として、紫外波長域を発振波長域と
する円偏光のレーザービームを射出する紫外線レーザー
装置62を用いている。また、偏光方向回転装置32
は、光路S中に偏光素子として1/2波長板63を備え
ており、この1/2波長板63を回転するための装置で
ある。この1/2波長板63は、制御装置50からの入
力信号に応じて回転駆動される偏光方向回転装置32の
駆動によって回転される。従って、偏光方向回転装置3
2から射出される紫外線は、所定方向の直線偏光された
レーザービームであると共に、偏光方向を変更できるよ
うになっている。なお、紫外線照射装置60として、直
線偏光のレーザービームを射出する紫外線レーザー装置
を用いた場合には、偏光方向回転装置32は、1/2波
長板63を設けることなく、紫外線レーザー装置本体を
回転すればよい。
【0018】また、図2(B)に示すように、紫外線照
射装置60としては、紫外波長域を含む電磁波が照射さ
れる水銀ランプ等の紫外線光源62Aを用いることがで
きる。この紫外線光源63Aを用いた場合には、偏光方
向回転装置32は、光路S中に偏光素子としてウオラス
トンプリズム等の直線偏光素子62Aを備え、直線偏光
素子63Aを回転可能にする。この直線偏光素子63A
によって偏光方向回転装置32から射出される紫外線
は、所定方向の直線偏光されると共に、直線偏光素子6
3Aの回転によって射出される紫外線の偏光方向を変更
できる。なお、紫外線照射装置60として水銀ランプ等
の紫外線光源62Aを用いた場合には、紫外線光源62
Aは通常発散光源であるため、コリメータレンズ62B
を含んで構成し、コリメートされた紫外線を射出するよ
うにすることが好ましい。
【0019】図1に示すように、上記の偏光方向回転装
置32の射出側には、入射された紫外線を集光する集光
レンズ34、及び入射された紫外線を通過又は透過する
か遮断するかに切り替えるシャッタ36が順に配設され
ている。
【0020】なお、シャッタ36は、メカニカルシャッ
タを用いることができる。また、紫外線の透過率が変更
可能な光学素子(フォトクロミック素子やエレクトロク
ロミック素子等)を用いて、紫外線の透過量を変更する
ようにしてもよい。また、シャッタ36は、ミラーによ
る反射によって紫外線を通過または遮断に切り替えても
よい。また、これらを組み合わせて入射された紫外線を
通過又は透過するか遮断するかに切り替えるようにして
もよい。
【0021】集光レンズ34により集光された紫外線の
集光位置付近には、後述するように紫外線の照射によっ
て配向するための基板(カラーフィルタ基板12または
TFT基板14)が位置しており、この基板は移動ステ
ージ38に着脱可能に固定されている。また、移動ステ
ージ38は、所定方向(図1の矢印A方向)に移動する
1軸移動ステージ38A、及び1軸移動ステージ38A
と直交する方向(図1の矢印B方向)に移動する1軸移
動ステージ38Bが組み合わされた直交2軸ステージで
構成されている。なお、この直交2軸ステージは、直交
して交わることに限定されず、2軸が交差したステージ
でもよい。
【0022】上記の偏光方向回転装置32、シャッタ3
6、及び移動ステージ38の各1軸ステージ38A、3
8Bには、制御装置50が接続されている。詳細には、
制御装置50は、各々マイクロコンピュータを含んで構
成されている、配向方向制御装置52、回転駆動制御装
置54、ステージ駆動制御装置56、及びシャッタ駆動
制御装置58から構成されている。この配向方向制御装
置52は、回転駆動制御装置54、ステージ駆動制御装
置56、及びシャッタ駆動制御装置58に接続されてお
り、各々の制御装置とデータ及びコマンドを授受可能に
なっている。回転駆動制御装置54は、偏光方向回転装
置32に接続されている。ステージ駆動制御装置56
は、移動ステージ38に接続されている。シャッタ駆動
制御装置58は、シャッタ36に接続されている。
【0023】ここで、本実施例にかかる、液晶表示装置
10の概略構造を説明する。図3に断面で示すように、
本実施例の液晶表示装置10は、カラーフィルタ基板1
2とTFT基板14との間にネマティック型の液晶16
が注入されている。カラーフィルタ基板12には、ガラ
ス基板13の内面に図示しないカラーフィルタが形成さ
れ、カラーフィルタの上にはITO膜等の複数の共通電
極18が形成され、共通電極18の上にはポリイミドの
配向膜20が形成されている。
【0024】一方、TFT基板14には、ガラス基板1
5の内面に複数の画素電極22及び図示しない周知のT
FT素子が形成され、画素電極22の上にはポリイミド
の配向膜24が形成されている。
【0025】図3に示すように、この液晶表示装置10
では、TFT基板14側から光を透過させ、観察者Hは
カラーフィルタ基板12側から表示を見るようになって
いる。なお、以下の図中、矢印L方向は観察者Hが正位
置で液晶表示装置10を見た際の左方向、矢印R方向は
同じく観察者Hが正位置で液晶表示装置10を見た際の
右方向を示し、矢印D方向は観察者Hが正位置で液晶表
示装置10を見た際の下方向、矢印U方向は同じく観察
者Hが正位置で液晶表示装置10を見た際の上方向を示
すものとする。
【0026】ここで、高分子膜への直線偏光紫外線照射
による液晶の配向は、次のような機構によると考えられ
る。
【0027】a 1紫外線照射によって架橋が生じる場
合には、偏光方向と平行な方向に高分子の架橋が生じ、
この方向の分子長が長くなる。分子長が長くなると、液
晶の配向力強くなるため、偏光方向と平行に液晶が配向
する。
【0028】b 2紫外線照射によって分子鎖の切断ま
たはベンゼン環の破壊が生じる場合には、偏光方向と平
行な方向の分子鎖の方が紫外線の吸収が大きいため、こ
の方向の分子鎖が切断またはベンゼン環が破壊される。
分子鎖が短いまたはベンゼン環の数が少ないと、液晶の
配向力が弱くなるため、偏光方向と垂直に液晶が配向す
る。
【0029】以上のような機構によって配向が誘起され
るため、基板に対する液晶の傾きプレティルト角は、誘
起されずに0°となる。このため、電場をかけたときに
液晶分子が傾く方向は不定となり、確率的に右回転(図
11(A)参照)または左回転になる(11(B)参
照)。
【0030】ところが、現実の液晶セルでは、上下基板
は完全に平行ではなく、また、場所によっても異なった
微小角度を有している。また、画素間の横電界も多種類
の方向を向いており、液晶分子の回転方向は、略1/2
づつの確率で右回転または左回転となると考えられる。
同一偏光方向の紫外線を照射した領域であっても場所に
よって、右回転または左回転となる。このため、液晶分
子の見掛け上の回転角は、平均化され、視角特性が改善
される。先に示したアモルファスツイストネマティック
でも同様で、回転方向は制御しておらず、ランダムにな
っているため、視角特性が改善される(図11(C)参
照)。
【0031】本発明では、直線偏光された紫外線を用い
て配向方向の制御を付与することによって、アモルファ
スツイストネマティック法の視角特性改善に加えてコン
トラストを改善することができる。
【0032】この方法では、直線偏光の偏光方向に平行
(架橋型)または垂直(分解型)な方向に液晶が配向
し、この方向での右回転、左回転が平均化されるため、
液晶の配向方向での視角特性が改善される。このため、
同一画素内で照射の紫外線の直線偏光の方向を変化さ
せ、多種類に渡る配向方向のマルチドメインを実現すれ
ば、全ての視角で同等の画質を得ることができる。
【0033】しかし、偏光板に対しても多種類に渡る方
向を有することとなるので、コントラストが減少する。
このため、視角特性の改善とコントラストの維持は、相
対するようになり、要求に応じて画素内のドメインの数
を変更する必要がある。コントラストを重視する場合に
は、1画素を2つに分割し、左右上下の視角特性のみを
改善し、より広視野角を要求される場合には、2つ以上
に分割し、左右上下斜めの視角特性を改善すればよい。
【0034】図5には、1画素を2分割したときに照射
する紫外線の偏光方向を示した。すなわち、1画素内の
上部配向膜20Aに所定方向の偏光方向で紫外線を照射
すると共に、所定の偏光方向と直交する偏光方向の紫外
線を下部配向膜20Bに照射する。このような偏光を照
射したとき、架橋型高分子では、図4の上部配向膜20
A及び下部配向膜20B内に実線で示すような液晶の配
向が生じ、電場をかけると、プレティルト角は0°であ
るので、1画素内の上部配向膜20A、下部配向膜20
B、の各々の領域内で液晶分子が左回転または右回転で
傾き、上下、左右方向の視角特性を改善できる。
【0035】次に、本実施例の液晶表示装置の製造装置
30の作動を説明する。すなわち、液晶表示装置10を
構成する各基板(12、14)に紫外線を照射すること
によって、1つの画素内で配向方向が変化されたマルチ
ドメイン液晶セルを形成する過程を説明する。
【0036】先ず、表面に配向膜が形成された基板(カ
ラーフィルタ基板12またはTFT基板14)を用意す
る。本実施例では、この配向膜を形成するための高分子
材料として、可溶性ポリイミド(日本合成ゴム、オプト
マーAL1256)を用いている。なお、以下の説明を
簡単にするため、用いる基板としてTFT基板14を例
にして説明する。
【0037】なお、配向膜を形成するための高分子材料
として、本実施例では、可溶性ポリイミドを用いたが、
本発明はポリイミドに限定されるものではなく、ポリビ
ニルアルコール等を用いてもよい。
【0038】また、本発明では、紫外線照射によって高
分子材料の塗布により形成された高分子膜の分子鎖の形
成状態を変更することによって、液晶の配向を変化させ
るので、用いる高分子材料は、紫外線照射により架橋さ
れるもの、紫外線照射により切断されるものの何れでも
よい。
【0039】この配向膜が形成されたTFT基板14を
移動ステージ38にセットして、図示しない製造装置3
0のスタートスイッチを押圧すると、配向方向制御装置
52において図6のマルチドメイン液晶セル形成処理ル
ーチンが実行され、ステップ100へ進む。
【0040】ステップ100では、ドメイン分割数、及
び分割方法が設定される。ドメインとは、同一の配向方
向を提供する領域をいい、この場合、TFT基板14上
を目視したときに略同一方向から認知可能なTFT基板
14上の領域をいう。このドメイン分割数は、TFT基
板14上を分割したときの分割数を表している。従っ
て、本実施例では、TFT基板14により1画面を形成
することを想定し、画素に対応する領域の液晶セル毎に
少なくとも2方向に配向を変化させるため、全画素の2
倍の値(640×480×2)をドメイン分割数として
いる。また、分割方法とは、TFT基板14上を分割す
るときの分割した領域の形状による方法であり、本実施
例では、1画素を上下に分断する分割方法を設定する。
【0041】このステップ100の設定は、予め定めた
値を読み取るようにしてもよく、オペレータによって指
定するようにしてもよい。このドメイン分割数、及び分
割方法の設定が変更可能であることによって、TFT基
板14上、すなわち、画素におけるドメインの大きさ及
び分割方法を自由に設定することができる。
【0042】本実施例では、集光される紫外線のスポッ
ト径はTFT基板14上の1画素の上部領域(または下
部領域)に対応する大きさとなるように予め設定されて
いる。従って、1画素の上部領域(または下部領域)よ
り大きな領域へ照射する場合には、その領域に応じて連
続的に照射すればよい。なお、このステップ100の設
定値に応じて、倍率の異なる集光レンズに切り替える倍
率切替装置やズームレンズ等の倍率変更装置を、集光レ
ンズに関係させて設け、ドメインの大きさを変更するよ
うにしてもよい。
【0043】また、上記のステップ100では、TFT
基板14への紫外線照射量(時間)も設定する。すなわ
ち、TFT基板14へ塗布された高分子材料は、その高
分子材料の架橋または切断の量を予め定めた所定量にす
るためには、その組成によって紫外線の照射量が異なっ
ている。このため、本実施例のステップ100では、こ
れから以下のようにして照射する紫外線の照射量を、塗
布された高分子材料の種類に応じて設定している。
【0044】次に、ステップ102では、設定されたド
メイン分割数、及び分割方法に応じて、TFT基板14
上の1つの画素の位置及び配向方向(偏光方向)を演算
する。すなわち、TFT基板14により1画面を形成し
たときに、TFT基板14上の所定領域が同一の偏光方
向とならないように、例えば、隣接するドメインに対し
て偏光方向を45°や90°づつ回転させることや直交
する2方向の偏光方向を交互に設定することによって1
つの画素の位置及び配向方向を演算する。
【0045】なお、この設定は、TFT基板14上の各
々の画素の位置と配向方向との関係を予め設定してお
き、この設定を読み取るようにしてもよく、TFT基板
14上に照射される偏光方向のパターンや順序をTFT
基板14全体として予め定めておき、このパターンや順
序に従って画素の位置及び配向方向を求めてもよい。
【0046】次のステップ104では、TFT基板14
上の設定された全ての画素について、以下に説明する電
磁波としての紫外線照射がなされたか否かを判断し、全
ての画素に紫外線照射されたときに本ルーチンを終了す
る。
【0047】ステップ104で否定判断され、未照射の
画素がある場合には、ステップ106において、上記ス
テップ102において演算した画素の位置を表す位置デ
ータをステージ駆動制御装置56へ出力する。これによ
って、ステージ駆動制御装置56は、入力された位置デ
ータに対応するTFT基板14の位置へ集光スポットが
位置するように移動ステージ38を制御する。この移動
ステージ38の移動によって、紫外線の集光スポットが
ステップ102において演算された目標となる画素のド
メインへ移動される。
【0048】次のステップ110では、上記ステップ1
02において演算した配向方向を表す方向データを回転
駆動制御装置54へ出力する。これによって、回転駆動
制御装置54は、TFT基板14に照射される紫外線の
偏光方向が入力された方向データに対応する偏光方向と
なるように偏光方向回転装置32を制御する。この偏光
方向回転装置の回転によって、TFT基板14に照射さ
れる紫外線の集光スポットの偏光方向がステップ106
で位置決めされたドメインへステップ102において設
定された偏光方向の紫外線として照射可能となる。
【0049】次のステップ114では、上記ステップ1
02において設定されたTFT基板14への紫外線照射
量に対応する照射時間データをシャッタ駆動制御装置5
8へ出力する。これによって、シャッタ36が作動さ
れ、設定された照射量の紫外線がTFT基板14へ照射
される。
【0050】従って、TFT基板14上の1つの画素に
ついて、紫外線の集光スポットが目標となる画素のドメ
インへ位置決めされ、紫外線の集光スポットの偏光方向
が設定された偏光方向の紫外線が、配向膜の種類に応じ
た照射量でTFT基板14へ照射される。
【0051】図7には、TFT基板14上の一部の領域
についての上記の処理の流れをイメージ的に示した。集
光レンズ34によって集光される光束48の集光スポッ
ト44は、移動ステージ38の一方の1軸ステージ38
Aの移動による主走査方向(図7の矢印R,L方向)に
移動すると共に、他方の1軸ステージ38Bの移動によ
る副走査方向(図7の矢印U,D方向)に移動する。こ
の移動に際しては、上述のように、位置決めされた目標
となる画素の各ドメインに対して、設定された偏光方向
で、配向膜の種類に応じた照射量での紫外線が照射され
る。図7の例では、1画素に含まれる主走査方向に隣接
するドメイン毎に偏光方向が45°づつ回転している。
【0052】上記の処理をTFT基板14上の設定され
た全ての画素について行い、同一の処理を行ったカラー
フィルタ基板を張り合わせることによって、配向方向が
画素内で異なる方向となる液晶表示装置10が形成され
ることになる。
【0053】次に、上記で説明した各画素内で配向方向
が変化されたマルチドメイン液晶セルを含んだ液晶表示
装置10の製造方法を、図8の製造工程を示すフローチ
ャートと共に説明する。
【0054】液晶表示装置10の製造が開始されると、
工程S1において、カラーフィルタ基板12及びTFT
基板14に配向膜を形成する。
【0055】先ず、TFT基板14の図示しないアクテ
ィブ素子の形成されている側にポリイミド溶液を約60
0オングストローム塗布する。このポリイミド溶液の塗
布は、印刷あるいはスピンコートによって行うことがで
きる。このTFT基板14に塗布されたポリイミド溶液
を、赤外線照射や図示しない乾燥装置(例えば、ホット
プレート)等により、乾燥する。これによって、TFT
基板14上にポリイミドの配向膜24が形成される。こ
のようにして、略均一に塗布されたポリイミドによる配
向膜24を得ることができる。
【0056】次に、カラーフィルタ基板12において
も、先のTFT基板14と同様にして配向膜20を形成
する。
【0057】上記のようにして配向膜20、24が形成
されると、次の工程S2において、紫外線照射処理を、
液晶表示装置の製造装置30において上記で説明したよ
うに行う(図6参照)。この紫外線照射処理は、ラビン
グ処理に相当する。但し、上記で説明したように、プレ
ティルト角は0°である。
【0058】上部配向膜20Aと下部配向膜20Bに照
射する紫外線の偏光方向は略90°で交差しているの
で、同一画素内に配向方向が90°異なる性質を有する
配向膜20を得ることができる。また、この配向膜20
を誘起するプレティルト角は、0°であるため、この配
向膜によって配向した液晶16に電場をかけると同一配
向方向の領域内で左回転、右回転の2種類に傾く方向が
異なる液晶分子回転が生じることになる。
【0059】紫外線照射処理が終了すると、次の工程S
3では、配向膜20と配向膜24とを向かい会わせ、直
線偏光の紫外線照射(ラビング処理)がなされたカラー
フィルタ基板12とTFT基板14とを所定のセルギャ
ップを設けて対向配置する。このときの各々の基板の間
隔は、液晶が配向する範囲であればよく、通常、数ミク
ロンから10数ミクロンのセルギャップでよい。本実施
例では、12ミクロンのポリエチレンフィルムをスペー
サとして挟み込んでいる。また、各々の基板を向かい会
わせるときには、90°回転したツイスト配向を得るた
めに、図9に示すように、重ね合わされたときの画素に
相当する液晶セル内に照射された偏光方向が略直交する
ようにする。
【0060】次の工程S5では、周囲を封止して所定の
カイラル剤を添加した液晶16を両基板間に液晶相のま
ま毛細管現象を利用して注入し、次の工程S5で、カラ
ーフィルタ基板12とTFT基板14の外表面に、各々
表示用の偏光板(図示せず)を交差ニコルとなるように
貼り付けて、液晶表示装置10を完成させる。
【0061】このようにして得られた液晶表示装置10
を駆動すれば、非常に広い視野角で均一な画質を得るこ
とができる。
【0062】以上説明したように、本実施例では、基板
へ照射する紫外線の偏光方向を画素内で変更することに
よって各々の配向方向を変化させることができるので、
簡単に基板上で部分的に多種類にわたる方向へ液晶が配
向するマルチドメインを実現することはできる。また、
本実施例では、紫外線の照射によりマルチドメインを実
現するために、通常用いているマスクやレジスト膜を必
要とせず、偏光方向を連続的に変化させることができ
る。このため、配向方向の変化の種類を増加させた場合
であっても、製造工程が複雑になることがない。
【0063】また、上述のように配向方向の変化の種類
は、偏光方向回転装置32の回転によって容易に増加さ
せることができる。このため、液晶表示装置が要求する
視野角を得るために画素内で配向方向を容易に設定する
ことができ、視角依存性を大幅に改善することができ
る。
【0064】さらに、基板を形成するときに、配向方向
を自由に設定制御できるので、表示用の偏光板を与付け
たときを想定した配向方向を設定でき、表示用の偏光板
と一定の角度関係を維持することができる。このため、
得られる液晶表示装置のコントラストが低下することが
ない。
【0065】さらにまた、従来の擦る等のラビング処理
に対して、本実施例では、非接触の紫外線照射のみによ
ってラビング処理に相当する処理をすることができるの
で、基板及び配向膜に接触しない。このため、傷、静電
気及び塵の発生することがない。
【0066】また、本実施例では、紫外線照射によって
高分子材料の塗布により形成された高分子膜の分子鎖の
形成状態を変更することが可能であればよいので、配向
膜として多種類にわたる高分子材料を用いることがで
き、この高分子材料の組成や組み合わせによって配向の
特性自体を制御することが可能である。
【0067】なお、上記実施例では、直交する座標系を
移動する移動ステージ38の移動によって基板上の集光
スポット位置を変更する場合を説明したが本発明はこれ
に限定されるものではなく、照射する紫外線側を移動さ
せるようにしてもよく、これらの組み合わせでもよい。
照射する紫外線側を移動させるためには、主走査方向に
高速に走査するポリゴン等の主走査装置を備えると共に
主走査方向と直交する方向に低速に走査するガルバノミ
ラー等の副走査を備え、これらの走査装置を介して基板
へ紫外線を照射するようにすればよい。
【0068】また、これらの組み合わせとしては、図1
0に示すように、所定位置にTFT基板14が取付けら
れた1軸移動ステージ40と、1軸移動ステージ40の
上方に位置するガルバノミラー42を備えればよい。こ
のガルバノミラー42の回転軸42Aは1軸移動ステー
ジの移動方向と平行とされており、ガルバノミラー42
の回転軸42A回りの揺動によって主走査、1軸移動ス
テージ40のステップ移動により副走査が行われ、レー
ザービーム48の2次元走査が可能となる。このガルバ
ノミラー42には紫外線照射装置60からの紫外線がシ
ャッタ36、偏光方向回転手段32及び集光レンズ34
を介して到達する。
【0069】次に、直線偏光した紫外線の照射によって
変成されるポリイミドの配向膜について詳細に説明す
る。本発明者等は、種々の測定実験から、配向膜を形成
するために用いたポリイミドへ直線偏光した紫外線を照
射することによって、特異な変成を生起させることを得
た。
【0070】なお、前記実施例では、ポリイミドを用い
たが、本発明はこれに限定されず、PVA(ポリビニル
アルコール)、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、ナイロン、セルロール、テフロン等のポリイミド
以外のポリマーを用いてもよく、複数種類のポリイミド
を混合して使用することや、ポリマーを組み合わせて使
用してもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転可能な直線偏光の電磁波を基板の高分子材料の各画素
を構成する部分領域毎に照射し、各部分領域を電磁波の
偏光方向に応じて配向できるので、コントラストを低下
させず視覚角が向上した液晶表示装置及びその製造方法
が提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる液晶表示装置の製造装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】液晶表示装置の製造装置に用いた紫外線の照射
系の概略構成を示すブロック図であり、(A)は紫外線
レーザー装置を用いた場合を示し、(B)は紫外線光源
を用いた場合を示している。
【図3】液晶表示装置を示す断面図である。
【図4】液晶表示装置の画素部分の拡大断面図である。
【図5】液晶表示装置のカラーフィルタ基板側から見た
一部平面図である。
【図6】本実施例の液晶表示装置の製造装置の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図7】レーザービームの走査を説明するための基板の
斜視図である。
【図8】本実施例にかかる液晶表示装置を製造するとき
の製造工程の流れを示すフローチャートである。
【図9】本実施例の液晶表示装置のツイスト配向の場合
の偏光方向を示す斜視図である。
【図10】実施例にかかる液晶表示装置の製造装置の概
略構成の他例を示すブロック図である。
【図11】液晶表示装置において液晶分子が傾くことを
説明するための説明図であり、(A)は液晶分子が右回
転に傾くことを示し、(B)は液晶分子が左回転に傾く
ことを示し、(C)は液晶分子の見掛け上の回転角が平
均化され状態を示している。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 28 画素 30 液晶表示装置の製造装置 32 偏光方向回転装置 34 集光レンズ 36 シャッタ 38 移動ステージ 50 制御装置 60 紫外線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 洋一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研 究所内 (56)参考文献 特開 平7−72484(JP,A) 特開 平2−309321(JP,A) 特開 平6−194665(JP,A) 特開 平5−232473(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイミドを第1の基板に塗布して高分
    子膜を形成する工程と、 前記高分子膜が形成された第1の基板の少なくとも一部
    の予め定めた所定範囲内に含まれる複数の画素につい
    て、各画素に対応する領域の一部としての第1の部分領
    域に直線偏光された第1の偏光方向の電磁波を照射し、
    前記各画素に対応する領域の一部としての第2の部分領
    域に前記第1の偏光方向と交差する第2の偏光方向の電
    磁波を照射する工程と、 ポリイミドを第2の基板に塗布して高分子膜を形成する
    工程と、 前記高分子膜が形成された第2の基板の少なくとも一部
    の予め定めた所定範囲内に含まれる複数の画素につい
    て、各画素に対応する領域の一部としての第1の部分領
    域へ直線偏光された第1の偏光方向の電磁波を照射し、
    前記各画素に対応する領域の一部としての第2の部分領
    域に前記第1の偏光方向と交差する第2の偏光方向の電
    磁波を照射する工程と、 前記高分子膜面同士を対向させると共に、前記第1の基
    板と前記第2の基板とを前記第1の基板の第1の部分領
    域と前記第2の基板の第2の部分領域とが少なくとも一
    部重複するように所定の間隔を隔てて張り合わせる工程
    と、 前記第1の基板と前記第2の基板との間に液晶を注入す
    る工程と、 を含む液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリイミドが塗布されて形成された高分
    子膜の各々の画素に対応する領域の一部としての第1の
    部分領域に直線偏光された第1の偏光方向の電磁波が照
    射され、前記各々の画素に対応する領域の一部としての
    第2の部分領域に前記第1の偏光方向と交差する第2の
    偏光方向の電磁波が照射された第1の基板と、 ポリイミドが塗布されて形成された高分子膜の各々の画
    素に対応する領域の一部としての第1の部分領域に直線
    偏光された第1の偏光方向の電磁波が照射され、前記各
    々の画素に対応する領域の一部としての第2の部分領域
    に前記第1の偏光方向と交差する第2の偏光方向の電磁
    波が照射された第2の基板とを有し、 前記高分子膜同士が対向し、前記第1の基板の第1の部
    分領域と前記第2の基 板の第2の部分領域とから1画素
    を形成するように前記第1の基板と前記第2の基板が所
    定の間隔を隔てて張り合わされており、 さらに、 前記第1の基板と前記第2の基板との間に注入された液
    晶を、 を含んで構成された液晶表示装置。
JP6253655A 1994-10-19 1994-10-19 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置 Expired - Lifetime JP2739041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253655A JP2739041B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253655A JP2739041B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08122789A JPH08122789A (ja) 1996-05-17
JP2739041B2 true JP2739041B2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=17254350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6253655A Expired - Lifetime JP2739041B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2739041B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4805290B2 (ja) * 1997-02-27 2011-11-02 シャープ株式会社 配向処理方法および配向処理装置
KR100588010B1 (ko) * 2000-03-08 2006-06-09 엘지.필립스 엘시디 주식회사 자외선 세정장치 및 그 구동방법
JP4610368B2 (ja) * 2005-02-22 2011-01-12 大日本印刷株式会社 液晶表示装置用光学素子の製造装置
JP4603387B2 (ja) * 2005-02-22 2010-12-22 大日本印刷株式会社 液晶表示装置用光学素子の製造装置
JP6037099B2 (ja) * 2012-02-29 2016-11-30 株式会社ブイ・テクノロジー 偏光露光装置
EP2906974B1 (en) * 2012-10-15 2023-01-04 ImagineOptix Corporation Direct write lithography for the fabrication of geometric phase holograms
JP5979179B2 (ja) * 2014-06-11 2016-08-24 ウシオ電機株式会社 偏光光照射装置
CN108761927B (zh) * 2018-05-24 2021-07-13 昆山龙腾光电股份有限公司 光配向***及光配向方法
CN115662338A (zh) * 2022-10-18 2023-01-31 武汉华星光电技术有限公司 显示装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02309321A (ja) * 1989-05-25 1990-12-25 Nec Corp 配向処理装置
JP2565061B2 (ja) * 1992-10-05 1996-12-18 日本電気株式会社 液晶表示装置
JP2693368B2 (ja) * 1993-06-29 1997-12-24 スタンレー電気株式会社 液晶表示素子とその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08122789A (ja) 1996-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5764326A (en) Multiple direction rotatable liquid crystal display device and a method for its manufacture
JP3075917B2 (ja) 液晶表示装置、その製造方法およびその製造装置
US5576862A (en) Positive orientations of liquid crystal molecules in a multi-domain liquid crystal display cell
JP4748467B2 (ja) 光制御素子とその製造方法、および光配向処理方法
US6292296B1 (en) Large scale polarizer and polarizer system employing it
EP0632311B1 (en) Method of orienting liquid crystal molecules in a multi-domain liquid crystal display cell
KR100329695B1 (ko) 액정장치및그정렬방법
US5973759A (en) Liquid crystal projector
JPH11133429A (ja) 液晶表示装置
JPH09197409A (ja) 液晶セルの製造方法及び液晶セル
JP4531124B2 (ja) 配向処理装置および配向処理方法
KR20010095170A (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
JP2739041B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置
JPH1062788A (ja) 液晶表示素子
JP2004302260A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP2000056305A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JPH10268849A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動方法
JPH0829790A (ja) 液晶表示装置
JP3204256B2 (ja) 液晶素子及びその製造方法並びに液晶表示素子及びその駆動方法
JPH07281190A (ja) 液晶表示装置とその製造方法
JPH10268315A (ja) 反射型液晶表示パネル及びそれを用いた投写型液晶表示装置
JPH11142854A (ja) 液晶表示装置、およびその製造方法
KR0163616B1 (ko) 액정표시소자 및 그 제조방법
JP3591479B2 (ja) 液晶素子
JPH07294937A (ja) 液晶表示素子