JP2733563B2 - ケーブル等の床配線方法、ケーブル等の配線用床構造、ケーブル等の床配線装置、及び前記配線用床構造に使用される配線用床材、蓋体並びに布設ロープ - Google Patents

ケーブル等の床配線方法、ケーブル等の配線用床構造、ケーブル等の床配線装置、及び前記配線用床構造に使用される配線用床材、蓋体並びに布設ロープ

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JP2733563B2 JP3159286A JP15928691A JP2733563B2 JP 2733563 B2 JP2733563 B2 JP 2733563B2 JP 3159286 A JP3159286 A JP 3159286A JP 15928691 A JP15928691 A JP 15928691A JP 2733563 B2 JP2733563 B2 JP 2733563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピューター等の機
器が置かれた床面に、通信線や電力線等のケーブルを配
線するための床配線方法、ケーブル等の配線用床構造
ケーブル等の床配線装置、及び前記配線用床構造に使用
される配線用床材、蓋体並びに布設ロープの提供に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピューター室等のケーブ
ルが多数配線される場所においては、ケーブルを挿通す
るための上方に開口した所定の配線ピットを備えた配線
用床材を床面に多数敷設して、まず、配線ピット内にケ
ーブルを配線した後、この配線ピットを蓋で覆い、その
上にカーペット等の仕上材を載置することによって配線
が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな床配線方法においては、コンピューター等の端末機
や電話等を増設するためにケーブルを配線する際、配線
する全域にわたって機器を動かしてカーペット及び蓋を
取り除き、配線ピットを開口させなければならないので
非常に手間がかかっていた。あるいは、コンピューター
室等のケーブルが多数配線される場所を新たに作る場
合、配線用床材を敷設するのは内装業者が行い、ケーブ
ルを配線するのはコンピューターメーカーや電気業者が
行うのが一般になされている。このため、一旦、内装業
者が配線用床材の敷設を終了してから、次にコンピュー
ターメーカーや電気業者が配線を行うので、折角敷設さ
れたカーペット及び蓋を配線経路全域にわたってもう一
度取り除かなければならず不都合であった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、カーペッ
トや蓋を取り除くことなくケーブルを配線することので
きる床配線方法、ケーブル等の配線用床構造、ケーブル
等の床配線装置、及び前記配線用床構造に使用される配
線用床材、蓋体、並びに布設ロープを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採った手段は、まず、請求項1記載の発明の
要旨とするところは、「上開口で内部にケーブル等が配
線される配線ピットの該開口を被蓋する蓋体に、前記ケ
ーブル等が連結される連結部を備えたシャトルを保持し
ながら案内するガイドレールを前記配線ピットに連続し
て臨ませて設け、前記ガイドレールに自身で押し込むこ
とができる剛性を有するロープを備えたシャトルを、前
記ガイドレールに保持させた状態で前記ロープの操作に
より配線経路に沿って移動させて、前記配線ピット内に
前記ケーブル等を布設することを特徴とする床配線方
法」にあり、請求項2記載の発明の要旨とするところ
は、「下開口で内部にケーブル等が配線される配線空間
を有する配線用床材本体に、ケーブル等が連結される連
結部を備えたシャトルを保持しながら案内するガイドレ
ールを該配線空間に連続して臨ませて設け、前記ガイド
レールに自身で押し込むことができる剛性を有するロー
プを備えた前記シャトルを、前記ガイドレールに保持さ
せた状態で前記ロープの操作により配線経路に沿って移
動させて、前記配線空間内に前記ケーブル等を布設する
ことを特徴とする床配線方法」に、それぞれある。
【0006】次に、請求項3に記載の発明の要旨とする
ところは、「上開口で内部にケーブル等が配線される配
線ピットを構成すべく床面に敷設された配線用床材本体
と、ケーブル等が連結される連結部を備えたシャトルを
保持しながら案内するガイドレールを備えた蓋体とから
なり、前記蓋体は、前記ガイドレールに自身で押し込む
ことができる剛性を有するロープを備えたシャトルを、
前記ロープの操作により該ガイドレールに保持させた状
態で該配線ピットに沿って移動させるべく、配線ピット
にガイドレールを連続して臨ませて該配線ピットを被蓋
することを特徴とする配線用床構造」にある。
【0007】次に、請求項4に記載の発明の要旨とする
ところは、「上開口で内部にケーブル等が配線される配
線ピットを構成すべく床面に設置される配線用床材本体
と、ケーブル等が連結される連結部を備えたシャトルを
保持しながら案内するガイドレールを備え、前記配線ピ
ットを被蓋することにより、該ガイドレールを配線ピッ
トに連続して臨ませる蓋体とからなり、前記ガイドレー
ルに自身で押し込むことができる剛性を有するロープを
備えたシャトルを、前記ロープの操作により該ガイドレ
ールに保持された状態で配線ピットに沿って移動させる
ことにより、前記配線ピット内にケーブル等を布設可能
とすることを特徴とする配線用床材」にある。
【0008】次に、請求項5に記載の発明の要旨とする
ところは、「床面に設置された配線用床材により構成さ
れる上開口の配線ピットを被蓋するための蓋体であっ
て、ケーブル等が連結される連結部を備えたシャトルを
保持しながら案内するガイドレールを備え、該ガイドレ
ールを配線ピットに連続して臨ませるべく該配線ピット
を被蓋することにより、前記ガイドレールに自身で押し
込むことができる剛性を有するロープを備えたシャトル
を、前記ロープの操作により該ガイドレールに保持され
た状態で配線ピットに沿って移動させて、前記配線ピッ
ト内にケーブル等を布設可能とすることを特徴とする蓋
体」にある。
【0009】次に、請求項6に記載の発明の要旨とする
ところは、「上開口で内部にケーブル等が配線される配
線ピットを構成すべく床面に設置される配線用床材本体
と、前記配線ピットを被蓋することにより、該配線ピッ
トに連続して臨むガイドレールを備えた蓋体とからなる
配線用床材と、ケーブル等を連結する連結部を備えたシ
ャトルと、該シャトルを前記ガイドレールに自身で押し
込むことができる剛性を有する長尺のロープとからなる
布設ロープとで構成され、前記ロープの操作により前記
ガイドレールに保持されたシャトルを前記配線ピットに
沿って移動させることにより、前記配線ピット内にケー
ブル等を布設することを特徴とする床配線装置」にあ
る。
【0010】そして、請求項7に記載の発明の要旨とす
るところは、「ケーブル等を床下の配線空間に布設する
のに使用する布設ロープであって、前記ケーブル等が連
結される連結部を有する延設部材が側方に突出形成され
たシャトルと、上開口で内部に前記ケーブル等が配線さ
れる配線ピットの該開口を被蓋する蓋体又は下開口で内
部に前記ケーブル等が配線される配線空間を有する配線
用床材本体のいずれかに長手方向に連続するスリットを
備えた中空筒状に形成されると共に、前記床下の配線空
間に連続して設けられたガイドレール内に、前記シャト
ルを自身で押し込み可能な剛性を備えた長尺ロープとか
らなり、前記延設部材は、前記ガイドレール内の前記シ
ャトルに、前記ガイドレール外のケーブル等を連結させ
るべくスリットを通過可能に形成されてなり、前記ロー
プの操作により前記シャトルを前記ガイドレール内で移
動させて、前記ケーブル等を前記配線空間内に布設する
ことを特徴とする布設ロープ」にある。
【0011】
【作用】かかる請求項1、2に記載の発明によれば、ケ
ーブルC等はガイドレール21に保持されて配線空間内
を移動するシャトル31によって、上方を開放させるこ
となく配線空間内にケーブルC等が配線される。
【0012】次に、請求項3に記載の発明によれば、蓋
体20の配線ピット11に臨む面に長手方向に連続して
設けられたガイドレール21に保持されながらシャトル
31が配線ピット11内を移動することができるので、
シャトル31にケーブルC等を連結して引き込むことに
より蓋体20を開放させることなくケーブルC等を配線
ピット11内に配線することができる。
【0013】次に、請求項4又は5に記載の発明によれ
ば、蓋体20を配線ピット11に被蓋することにより、
蓋体20の配線ピット11に臨む面に長手方向連続して
設けられたガイドレール21にシャトル31を保持させ
て移動させることにより蓋体20を開放させることなく
ケーブルC等を配線ピット11内に配線することができ
る。
【0014】次に、請求項6に記載の発明によれば、蓋
体20を配線ピット11に被蓋することにより、蓋体2
0の配線ピット11に臨む面に長手方向連続して設けら
れたガイドレール21にシャトル31を保持させて移動
させることにより蓋体20を開放させることなくケーブ
ルC等を配線ピット11内に配線せしめる配線用床装置
を提供することができる。
【0015】そして、請求項7に記載の発明によれば、
配線用床材の上面に開口した配線ピット、又は配線用床
材間で形成される上開口ピットに臨む面に長手方向連続
して設けられたガイドレール21にシャトル31を送り
込むことができるから、これにより蓋体20を開放させ
ることなくケーブルC等を配線ピット11内に配線でき
る布設ロープを提供することができる。
【0016】
【実施例】以下に、請求項1に記載の発明について、図
2に示す配線用床構造1を例にして詳細に説明する。図
1に示されるのは配線用床構造1における配線用床本体
10であり、上開口で内部にケーブルC等が配線される
配線ピット11を備えている。この配線用床本体10は
図3に示されるように、配線ピット11同士が連通する
ように床面Fに敷設される。尚、分電盤からケーブルC
等を配線する場合は、まず幹線ダクトを通じて所定の配
線ピット11まで配線するようにすればよい。
【0017】次いで、図2に示すように配線ピット11
内を移動してケーブルC等を引き込むためのシャトル3
1を保持しながら案内するガイドレール21を長手方向
に連続して設けた蓋体20を、ガイドレール21が配線
ピット11に臨むように配線ピット11に被蓋する。蓋
体20は配線ピット11の開口幅よりやや大なる幅を有
しており、図4に示すように配線ピット11の開口部の
両端に設けられた載置溝12において載置され、配線用
床構造1と均一面となるように被蓋される。尚、ガイド
レール21の形状は、実施例に示したものの他、シャト
ル31を保持しながら案内できる機能を備えたものであ
れば特に限定されるものではない。
【0018】また、蓋体20は、隣合う蓋体20のガイ
ドレール21同士が連通するように被蓋されるが、シャ
トル31を案内するためにガイドレール21同士は確実
に連通される必要があり、図5に示すような連結構造2
3を備えている。尚、この連結構造23は、実施例にお
いて示されるものの他、ガイドレール21同士を確実に
連通するための機能を備えたものであれば特に限定され
るものではない。
【0019】次いで、図6に示すような、自身で押し込
むことができる剛性を有するロープ32を備えたシャト
ル31を図7に示すようにガイドレール21に保持させ
ながら始点から送り込む。尚、ここでいう始点及び後述
する終点とは、ケーブルCの配線経路の最初と最後であ
る場合に限らず、配線経路間の一地点をも意味する。配
線経路が長い場合や途中で曲がる場合等、配線経路の途
中までケーブルC等を一旦配線し、さらに継続してケー
ブルC等を配線する場合があるからである。シャトル3
1は、実施例に示されるものに限定されるものではな
く、ガイドレール21の形状に適合し、ガイドレール2
1に保持されて案内される機能を備えたものであればよ
い。
【0020】次いで、図8に示すように、終点でケーブ
ルC等をシャトル31に連結する。連結する方法として
は、連結ロープ35をケーブルC等に縛り付け、他端を
シャトル31に設けられた延設部材33の連結孔34あ
るいはシャトル31本体に設けられた連結孔34に縛り
付けて連結する。尚、連結ロープ35によらず、連結す
る機能を備えたものによる場合であってもよい。
【0021】そして、図9に示すようにロープ32を引
っ張ってシャトル31を始点へ引き戻してケーブルC等
を引き込む。これにより、ケーブルC等は始点・終点間
に配線される。尚、配線後は、シャトル31はケーブル
C等とは切り離される。
【0022】尚、請求項2に記載の床配線方法における
床下の配線空間とは、図1に示す配線用床構造1のよう
に、上開口の配線ピット11により形成されるものに限
られるものではなく、例えば、図10に示すような床パ
ネル13と脚部14とからなる配線用床構造1であっ
て、下開口の配線空間が形成されるものであってもよ
い。さらに、ここでいう配線空間とは、配線用床構造1
を所定の間隔を隔てて敷設することにより、その配線用
床構造1間に形成される配線ピット11により形成され
るものを含んでいる。
【0023】尚、図11で示した配線用床構造1は、樹
脂又はアルミ等の金属の押出成形により形成され、上開
口の配線ピット11aと下開口の配線ピット11bが交
互に形成される断面角波形状のものである。また、図1
1に示す配線用床構造1間に形成される配線ピット11
cには蓋体20が被蓋され、この蓋体20にはガイドレ
ール21が設けられており、このガイドレール21を用
いて配線がなされる。
【0024】図13〜図14には、シャトル31及びロ
ープ32の一実施例が示されている。シャトル31はガ
イドレール21に保持され案内されるものであり、ガイ
ドレール21の形状に適合している。シャトル31は、
ケーブルC等を連結するために使用されるものであり、
シャトル31の下方に連結孔34を有する延設部材33
が設けられている。この場合には、連結孔34に連結ロ
ープ35を挿通させて連結ロープ35にケーブルC等を
連結する。尚、このようにケーブルC等を連結するため
の構造としては、連結ロープ35を使用する場合に限ら
ない。また、シャトルCに延設部材33を設ける構造に
限らず、シャトル31自体に連結ロープ35を連結し得
る連結孔34を設ける構造であってもよい。
【0025】ロープ32はシャトル31に連結されるも
のであり、ガイドレール21内に自身で押し込むことの
できる剛性を有し、また、ケーブルC等の引き込み時に
かかるテンションに耐え得る破断強度を備えたものがよ
い。このようなロープ32としては、例えば鋼線又は複
数本の鋼線を編んだもの、あるいは合成樹脂を押出成型
した棒状のもの、合成樹脂繊維を堅く撚ったもの、F・
R・Pでロープ状に形成したもの等がある。
【0026】シャトル31とロープ32とは共にガイド
レール21内を往復動させるので軽量であるものが望ま
しい。また、シャトル31とロープ32とは、ロープ3
2の先端にシャトル31を一体に作製する場合であって
も、あるいは各々別体で作製したシャトル31とロープ
32とを連結する構造のものであってもよい。
【0027】次に、請求項3に記載の配線用床構造1に
ついて、一実施例に基づいて詳細に説明する。まず、図
1にて示される配線用床本体10は、ポリエチレンで形
成された一辺が1000mmの正方形の配線用床本体1
0であって、床面Fに多数敷設されるようになってい
る。この配線用床本体10には、断面略U字状であっ
て、その開口幅が約50mmの配線ピット11が250
mm間隔で縦に4本形成されている。配線ピット11の
開口部両端には蓋体20を被蓋した状態で均一面となる
ような載置溝12が設けられている。尚、配線ピット1
1の開口幅及び間隔は実施例に示すものに特に限定され
るものではなく、また、配線用床本体1の材質について
も実施例に示すものの他、所定の強度を備えたものであ
ればよい。
【0028】次に、図2にて示される蓋体20について
は、金属あるいは合成樹脂の押出成型、プレス加工等に
より、配線用床構造1の幅と同等の長さに作製され、実
施例においては1000mmであるが、床構造の幅より
長くても短くてもよい。蓋体20には、配線ピット11
を臨む面に長手方向に連続してガイドレール21が設け
られている。ガイドレール21は配線ピット11内を移
動してケーブルC等を引き込むシャトル31を保持しな
がら案内するものである。その構造は、実施例に示され
たものの他、図13〜図14に示すようなものがある。
尚、ガイドレール21の形状はシャトル31を保持しな
がら案内する機能を備えたものであれば、実施例に示し
たものに限定されるものではない。
【0029】また、蓋体20は、ガイドレール21が相
互に連結し得る構造を備えたものが望ましい。そして、
ガイドレール21が連続した状態で位置ずれしないよう
に、またガイドレール21の位置合わせが容易に行える
ように、図5あるいは図15に示すような嵌め合わせ構
造やピンを挿通させる連結構造23等を備えたものが望
ましい。尚、これらの連結構造23は、蓋体20上から
の操作によりピンをスライドさせる機構を備えており、
蓋体20を被蓋した後ガイドレール21が連続した状態
で位置ずれしないように蓋体20を連結することができ
る。
【0030】次に、請求項4に記載の蓋体20について
説明する。この請求項4に記載の蓋体20は、図2にて
示される蓋体20の他、図11に示すような配線用床構
造1間で形成される配線ピット11cを被蓋する蓋体2
0を含んでいる。この蓋体20は図11に示すように、
配線用床構造1に設けられた載置部16において載置さ
れるようになっている。そして、この蓋体20は金属あ
るいは合成樹脂の押出成型、プレス加工等により作製さ
れる。また、この蓋体20には、図12に示されるよう
に配線ピット11を臨む面に長手方向に連続してガイド
レール21が設けられている。ガイドレール21は配線
ピット11内を移動してケーブルC等を引き込むシャト
ル31を保持しながら案内するものである。尚、ガイド
レール21の形状はシャトル31を保持しながら案内す
る機能を備えたものであれば、実施例に示したものに限
定されるものではない。さらに、この蓋体20は、ガイ
ドレール21が相互に連結し得る構造を備えたものが望
ましく、ガイドレール21が連続した状態で位置ずれし
ないように、またガイドレール21の位置合わせが容易
に行えるように、連結溝24に連結ピン25を嵌着する
ことにより相互に連結する構造となっている。
【0031】尚、本発明は、ケーブルC以外にも、電線
管、給排水湯管、ガス管の配管にも同様に適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2記載
の発明に係るケーブル等の床配線方法にあっては、ケー
ブルC等はガイドレール21に保持されて配線空間内を
往復するシャトル31によって、上方を開放させること
なく配線空間内にケーブルC等が配線される。
【0033】次に、請求項3記載の発明に係る配線用床
構造1は、蓋体20の配線ピット11に臨む面に長手方
向に連続して設けられたガイドレール21に保持されな
がらシャトル31が配線ピット11内を移動することが
できるので、シャトル31にケーブルC等を連結して引
き込むことにより蓋体20を開放させることなくケーブ
ルC等を配線ピット11内に配線することができる。
【0034】次に、請求項4又は5記載の発明によれ
ば、配線ピット11に被蓋することにより、蓋体20の
配線ピット11に臨む面に長手方向連続して設けられた
ガイドレール21にシャトル31を保持させて移動させ
ることにより蓋体20を開放させることなくケーブルC
等を配線ピット11内に配線することができる。
【0035】次に、請求項6記載の発明によれば、蓋体
20を配線ピット11に被蓋することにより、蓋体20
の配線ピット11に臨む面に長手方向連続して設けられ
たガイドレール21にシャトル31を保持させて移動さ
せることにより蓋体20を開放させることなくケーブル
C等を配線ピット11内に配線できる配線用床装置を提
供することができる。
【0036】そして、請求項7に記載の発明によれば、
配線用床材の上面に開口した配線ピット、又は配線用床
材間で形成される上開口ピットに臨む面に長手方向連続
して設けられたガイドレール21にシャトル31を送り
込むことができ、これにより蓋体20を開放させること
なくケーブルC等を配線ピット11内に配線することが
できるロープを提供することができる。。
【0037】したがって、配線する全域にわたって機器
を動かしてカーペット及び蓋材を取り除き配線ピット1
1を開口させるといった手間を大きく省くことができ
る。また、ケーブルC等はシャトル31に連結されて引
き込まれるので、既設のケーブルCが邪魔になることも
なく効率的に配線することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、配線用床本体の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】 図2は、配線用床本体及び蓋体の一実施例を
示す斜視図である。
【図3】 図3は、配線用床構造を敷設した状態を示す
平面図である。
【図4】 図4は、配線用床構造を敷設した状態を示す
側面図である。
【図5】 図5は、蓋体の連結構造の一例を示す斜視図
である。
【図6】 図6は、ガイドレール及びシャトルの構造の
一例を示す斜視図である。
【図7】 図7は、シャトルをガイドレール内に送り込
んだ状態を示す側断面図である。
【図8】 図8は、ケーブルをシャトルに連結した状態
を示す側断面図である。
【図9】 図9)は、ケーブルを引き込んだ状態を示す
側断面図である。
【図10】 図10は、配線用床構造の別例を示す斜視
図である。
【図11】 図11は、床材間で形成される配線空間を
示す斜視図である。
【図12】 図12は、床材間で形成される配線空間を
被蓋する蓋材を示す斜視図である。
【図13】 図13は、ガイドレール及びシャトルの構
造の別例を示す斜視図である。
【図14】 図14は、ガイドレール及びシャトルの構
造のさらに別例を示す斜視図である。
【図15】 図15は、蓋体の連結構造の別例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1… 配線用床構造 10…配線用床本体 11…配線ピット 11a…配線ピット 11b…配線ピット 11c…配線ピット 12…載置溝 13…床パネル 14…脚部 16…載置部 20…蓋体 21…ガイドレール 23…連結構造 24…連結溝 25…連結ピン 31…シャトル 32…ロープ 33…延設部材 34…連結孔 35…連結ロープ C…ケーブル F…床面

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上開口で内部にケーブル等が配線される
    配線ピットの該開口を被蓋する蓋体に、前記ケーブル等
    が連結される連結部を備えたシャトルを保持しながら案
    内するガイドレールを前記配線ピットに連続して臨ませ
    て設け、前記ガイドレールに自身で押し込むことができ
    る剛性を有するロープを備えたシャトルを、前記ガイド
    レールに保持させた状態で前記ロープの操作により配線
    経路に沿って移動させて、前記配線ピット内に前記ケー
    ブル等を布設することを特徴とする床配線方法。
  2. 【請求項2】 下開口で内部にケーブル等が配線される
    配線空間を有する配線用床材本体に、ケーブル等が連結
    される連結部を備えたシャトルを保持しながら案内する
    ガイドレールを該配線空間に連続して臨ませて設け、前
    記ガイドレールに自身で押し込むことができる剛性を有
    するロープを備えた前記シャトルを、前記ガイドレール
    に保持させた状態で前記ロープの操作により配線経路に
    沿って移動させて、前記配線空間内に前記ケーブル等を
    布設することを特徴とする床配線方法。
  3. 【請求項3】 上開口で内部にケーブル等が配線される
    配線ピットを構成すべく床面に敷設された配線用床材本
    体と、ケーブル等が連結される連結部を備えたシャトル
    を保持しながら案内するガイドレールを備えた蓋体とか
    らなり、 前記蓋体は、前記ガイドレールに自身で押し込むことが
    できる剛性を有するロープを備えたシャトルを、前記ロ
    ープの操作により該ガイドレールに保持させた状態で該
    配線ピットに沿って移動させるべく、配線ピットにガイ
    ドレールを連続して臨ませて該配線ピットを被蓋するこ
    とを特徴とする配線用床構造。
  4. 【請求項4】 上開口で内部にケーブル等が配線される
    配線ピットを構成すべく床面に設置される配線用床材本
    体と、ケーブル等が連結される連結部を備えたシャトル
    を保持しながら案内するガイドレールを備え、前記配線
    ピットを被蓋す ることにより、該ガイドレールを配線ピ
    ットに連続して臨ませる蓋体とからなり、 前記ガイドレールに自身で押し込むことができる剛性を
    有するロープを備えたシャトルを、前記ロープの操作に
    より該ガイドレールに保持された状態で配線ピットに沿
    って移動させることにより、前記配線ピット内にケーブ
    ル等を布設可能とすることを特徴とする配線用床材。
  5. 【請求項5】 床面に設置された配線用床材により構成
    される上開口の配線ピットを被蓋するための蓋体であっ
    て、ケーブル等が連結される連結部を備えたシャトルを
    保持しながら案内するガイドレールを備え、該ガイドレ
    ールを配線ピットに連続して臨ませるべく該配線ピット
    を被蓋することにより、前記ガイドレールに自身で押し
    込むことができる剛性を有するロープを備えたシャトル
    を、前記ロープの操作により該ガイドレールに保持され
    た状態で配線ピットに沿って移動させて、前記配線ピッ
    ト内にケーブル等を布設可能とすることを特徴とする蓋
    体。』
  6. 【請求項6】 上開口で内部にケーブル等が配線される
    配線ピットを構成すべく床面に設置される配線用床材本
    体と、前記配線ピットを被蓋することにより、該配線ピ
    ットに連続して臨むガイドレールを備えた蓋体とからな
    る配線用床材と、ケーブル等を連結する連結部を備えた
    シャトルと、該シャトルを前記ガイドレールに自身で押
    し込むことができる剛性を有する長尺のロープとからな
    る布設ロープとで構成され、 前記ロープの操作により前記ガイドレールに保持された
    シャトルを前記配線ピットに沿って移動させることによ
    り、前記配線ピット内にケーブル等を布設することを特
    徴とする床配線装置。
  7. 【請求項7】 ケーブル等を床下の配線空間に布設する
    のに使用する布設ロープであって、 前記ケーブル等が連結される連結部を有する延設部材が
    側方に突出形成されたシャトルと、上開口で内部に前記
    ケーブル等が配線される配線ピットの該開口を被蓋する
    蓋体又は下開口で内部に前記ケーブル等が配線される配
    線空間を有する配線用床材本体のいずれかに長手方向に
    連続するスリットを備えた中空筒状に形 成されると共
    に、前記床下の配線空間に連続して設けられたガイドレ
    ール内に、前記シャトルを自身で押し込み可能な剛性を
    備えた長尺ロープとからなり、 前記延設部材は、前記ガイドレール内の前記シャトル
    に、前記ガイドレール外のケーブル等を連結させるべく
    スリットを通過可能に形成されてなり、前記ロープの操
    作により前記シャトルを前記ガイドレール内で移動させ
    て、前記ケーブル等を前記配線空間内に布設することを
    特徴とする布設ロープ。
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