JP2732722B2 - ダブルかごエレベータ - Google Patents
ダブルかごエレベータInfo
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- JP2732722B2 JP2732722B2 JP3112078A JP11207891A JP2732722B2 JP 2732722 B2 JP2732722 B2 JP 2732722B2 JP 3112078 A JP3112078 A JP 3112078A JP 11207891 A JP11207891 A JP 11207891A JP 2732722 B2 JP2732722 B2 JP 2732722B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- hoistway
- guide rail
- guide
- elevator
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/02—Guideways; Guides
- B66B7/021—Guideways; Guides with a particular position in the shaft
Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダブルかごエレベータに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の高層ビル、超大型ビルの出現によ
り従来の低層バンクから高層バンクに分割されたバンク
構成だけでは多くの人を効率よく運ぶ事が難しくなり、
ビルの中間に中継用のロビーを設け、そこと通常のロビ
ーの間を運転するスカイロビーエレベータが登場してい
る。
り従来の低層バンクから高層バンクに分割されたバンク
構成だけでは多くの人を効率よく運ぶ事が難しくなり、
ビルの中間に中継用のロビーを設け、そこと通常のロビ
ーの間を運転するスカイロビーエレベータが登場してい
る。
【0003】スカイロビーエレベータは大型で、決めら
れた階床間を運転するので図10に示すようにカウンタ
ウエイトの代わりにかごを吊り下げて、2台のかごを設
けた特殊な構造のエレベータ(以下ダブルかごエレベー
タと呼ぶ)を使うことがある。
れた階床間を運転するので図10に示すようにカウンタ
ウエイトの代わりにかごを吊り下げて、2台のかごを設
けた特殊な構造のエレベータ(以下ダブルかごエレベー
タと呼ぶ)を使うことがある。
【0004】図10は従来のダブルかごエレベータであ
り、2つのかご1と2、それらを繋ぐ主ロープ3、これ
を駆動する巻上機4により構成される。前記かご1、2
は昇降路5を移動する。
り、2つのかご1と2、それらを繋ぐ主ロープ3、これ
を駆動する巻上機4により構成される。前記かご1、2
は昇降路5を移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ダブルかごエレベータ
によるメリットはスカイロビーエレベータとして輸送能
力を増加させる事は可能となるが、デメリットとして従
来のエレベータに比べ昇降路断面積が約2倍になること
である。本発明は上記不具合を解決するために昇降路寸
法をできるだけ大きくならないようにしたダブルかごの
エレベータである。 [発明の構成]
によるメリットはスカイロビーエレベータとして輸送能
力を増加させる事は可能となるが、デメリットとして従
来のエレベータに比べ昇降路断面積が約2倍になること
である。本発明は上記不具合を解決するために昇降路寸
法をできるだけ大きくならないようにしたダブルかごの
エレベータである。 [発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】ダブルかごエレベータの
2台のかごが擦れ違い出来る大きさに中間部だけを膨ら
ませた昇降路を設ける。
2台のかごが擦れ違い出来る大きさに中間部だけを膨ら
ませた昇降路を設ける。
【0007】昇降路内に主ロープを案内するガイドレー
ルを設け、これに主ロープを取付けた可動梁を嵌めて、
更にこの可動梁に、自在腕を介してかごを夫々吊り下げ
る。一方、膨らんだ昇降路に沿った走行用ガイドレール
を設け、これにかごのローラガイドを嵌め合わせてかご
を昇降路に沿って走行するよう案内する。
ルを設け、これに主ロープを取付けた可動梁を嵌めて、
更にこの可動梁に、自在腕を介してかごを夫々吊り下げ
る。一方、膨らんだ昇降路に沿った走行用ガイドレール
を設け、これにかごのローラガイドを嵌め合わせてかご
を昇降路に沿って走行するよう案内する。
【0008】
【作用】このような構成であるので、2台のかごが夫々
逆方向に昇降し、昇降路中間部で擦れ違うことができ
る。
逆方向に昇降し、昇降路中間部で擦れ違うことができ
る。
【0009】
【実施例】本発明を図1〜図9に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【0010】中間部の膨らんだ昇降路6を設ける。即
ち、2台のかご1、2が互いに昇降により擦れ違う際に
接触しない程度に昇降路中央部断面を大きくした昇降路
となし、それ以外の所はかご1台が通れるだけの通常の
大きさの昇降路とする。この昇降路6に2種類のガイド
レールを設ける。即ち、主ロープ案内用のガイドレール
7とかごの走行用ガイドレール10である。主ロープ案
内用ガイドレール7は昇降路の上下間にかご1、2用に
2本設ける。これに主ロープを付けた可動梁を嵌めて、
主ロープを案内する。
ち、2台のかご1、2が互いに昇降により擦れ違う際に
接触しない程度に昇降路中央部断面を大きくした昇降路
となし、それ以外の所はかご1台が通れるだけの通常の
大きさの昇降路とする。この昇降路6に2種類のガイド
レールを設ける。即ち、主ロープ案内用のガイドレール
7とかごの走行用ガイドレール10である。主ロープ案
内用ガイドレール7は昇降路の上下間にかご1、2用に
2本設ける。これに主ロープを付けた可動梁を嵌めて、
主ロープを案内する。
【0011】かご走行用のガイドレール10、10は昇
降路の曲りに沿ったガイドレールとなし、これにかごの
ローラガイドを嵌めてかごの走行が昇降路に沿って動
き、昇降路の中間膨らみ部分で2台が擦れ違いできるよ
うにする。
降路の曲りに沿ったガイドレールとなし、これにかごの
ローラガイドを嵌めてかごの走行が昇降路に沿って動
き、昇降路の中間膨らみ部分で2台が擦れ違いできるよ
うにする。
【0012】かご1、2を繋ぐ主ロープ3は昇降路上部
の巻上げ機4に巻き掛け、両端を可動梁8、8に取付け
る。かご1、2はかご上の自在腕9を可動梁に連結して
置く。つまり従来例に比べてかなり昇降路体積を減少す
る事が可能となる。とくに高層ビルでは全体に比べ2台
分の昇降路を必要とする部分が小さくなりその効果は大
きくなる。
の巻上げ機4に巻き掛け、両端を可動梁8、8に取付け
る。かご1、2はかご上の自在腕9を可動梁に連結して
置く。つまり従来例に比べてかなり昇降路体積を減少す
る事が可能となる。とくに高層ビルでは全体に比べ2台
分の昇降路を必要とする部分が小さくなりその効果は大
きくなる。
【0013】図1においてかご11の可動梁15はかご
11の左側に位置している。またかご12の可動梁16
は反対にかご12の右側に位置している。これにより主
ロープ19は常にかご11、12のどちらにも触れずに
巻上げ機14を介して可動梁15、16をつなぐことが
できる。
11の左側に位置している。またかご12の可動梁16
は反対にかご12の右側に位置している。これにより主
ロープ19は常にかご11、12のどちらにも触れずに
巻上げ機14を介して可動梁15、16をつなぐことが
できる。
【0014】次に図2においてかご11が降りてくると
かご11は図5に示すガイドレールにより中央の膨れた
昇降路内で左側による。反対にかご12は昇と共に右側
による。これによりかご11、12は中央部においてぶ
つからずに擦れ違うことができる。次に図4で可動梁1
5の部分の詳細図を示す。
かご11は図5に示すガイドレールにより中央の膨れた
昇降路内で左側による。反対にかご12は昇と共に右側
による。これによりかご11、12は中央部においてぶ
つからずに擦れ違うことができる。次に図4で可動梁1
5の部分の詳細図を示す。
【0015】可動梁15とかご11は自在腕20により
つながれており可動梁15はガイドシューによりガイド
レール17A、17Bを走行する。また可動梁15には
主ロープ19が繋がれ巻上げ機14の回転により可動梁
15を上下に昇降する。次に走行用のガイドレール3
1、32の形状とその働きについて述べる。かご11に
は上部と下部夫々ガイドローラ33、34を備えてい
る。
つながれており可動梁15はガイドシューによりガイド
レール17A、17Bを走行する。また可動梁15には
主ロープ19が繋がれ巻上げ機14の回転により可動梁
15を上下に昇降する。次に走行用のガイドレール3
1、32の形状とその働きについて述べる。かご11に
は上部と下部夫々ガイドローラ33、34を備えてい
る。
【0016】一方走行用ガイドレール31、32はガイ
ドローラ33用のガイドレール32とガイドローラ34
用のガイドレール31の2種類がかご11の片側に使用
される。これら走行用ガイドレール31、32を図5の
ような形状にて据付けることによりかごが昇降すると図
5のようにかご11は常に水平を保ちながら走行するこ
とが出来る。図6にガイドローラーの部分詳細を示す。
かご11の上側のガイドローラ33A、33Bが夫々ガ
イドレール31A31Bを走行し、ガイドローラ34A
34B夫々32A、32Bを走行する。
ドローラ33用のガイドレール32とガイドローラ34
用のガイドレール31の2種類がかご11の片側に使用
される。これら走行用ガイドレール31、32を図5の
ような形状にて据付けることによりかごが昇降すると図
5のようにかご11は常に水平を保ちながら走行するこ
とが出来る。図6にガイドローラーの部分詳細を示す。
かご11の上側のガイドローラ33A、33Bが夫々ガ
イドレール31A31Bを走行し、ガイドローラ34A
34B夫々32A、32Bを走行する。
【0017】
【発明の効果】本発明によればダブルかごエレベータシ
ステムにおいて、昇降路の中央部のみかご2台分のスペ
ースをとることにより、効率良く昇降させることができ
るのでビル内のスペースを有効に使用する事ができる。
ステムにおいて、昇降路の中央部のみかご2台分のスペ
ースをとることにより、効率良く昇降させることができ
るのでビル内のスペースを有効に使用する事ができる。
【図1】本発明によるダブルかごエレベータシステム構
成図である。
成図である。
【図2】図1の動作説明図、
【図3】図1の動作説明図、
【図4】図1のVI〜VI線矢視図、
【図5】図1のV 矢視図、
【図6】図5の側面図である。
【図7】図1のかごの走行軌跡説明図、
【図8】図1の部分構成詳細図、
【図9】図8の上面図である。
【図10】従来のダブルかごエレベータの構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 1、2 かご 3 主ロープ 7 主ロープ用ガイドレ−ル 8 可動梁 9 自在腕
Claims (1)
- 【請求項1】 主ロープの両端の夫々にかごを取付け
て、2台のかごを一本の昇降路内で昇降させるつるべ式
のダブルかごエレベータにおいて、昇降工程の中央部分
の大きさのみを前記2台のかごが擦れ違う大きさに膨ら
ませて昇降路を形成し、この昇降路内に主ロープ用ガイ
ドレールと、昇降路形状に沿って曲げたかご用ガイドレ
ールを設けると共に、主ロープとかごとの間を、前記ロ
ープ用のガイドレールに案内される可動梁と自在腕を介
して連結し、更に、かご用のガイドレールにかごのガイ
ドローラを嵌めて案内することを特徴とするダブルかご
エレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3112078A JP2732722B2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ダブルかごエレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3112078A JP2732722B2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ダブルかごエレベータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04341479A JPH04341479A (ja) | 1992-11-27 |
JP2732722B2 true JP2732722B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=14577529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3112078A Expired - Fee Related JP2732722B2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ダブルかごエレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732722B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110155850A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-08-23 | 湖南大举信息科技有限公司 | 用于多轿厢并行电梯运行轨道的切换机构 |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5816368A (en) * | 1997-03-20 | 1998-10-06 | Otis Elevator Company | Elevator cars switch hoistways while traveling vertically |
US5857545A (en) * | 1997-03-20 | 1999-01-12 | Otis Elevator Company | Elevator system with overlapped roped-coupler segments |
ES2204233B1 (es) * | 2001-05-11 | 2005-07-16 | Otis Elevator Company | Mejoras introducidas en la construccion de huecos de ascensores. |
ES2249371T3 (es) * | 2001-10-15 | 2006-04-01 | Thyssenkrupp Elevator Ag | Sistema de ascensores de calbe con dos cabinas de ascensor con secciones de pistas de desplazamiento comunes e independientes. |
JP4570482B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2010-10-27 | 三菱電機株式会社 | 自動車用エレベーター装置 |
JP4848781B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2011-12-28 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
EP1864938B2 (de) * | 2006-06-09 | 2014-03-12 | Inventio AG | Aufzugsanlage und Verwendung einer solchen Aufzugsanlage für Hochgeschwindigkeitsaufzüge |
MY141627A (en) * | 2006-06-09 | 2010-05-31 | Inventio Ag | Lift installation and use of such a lift installation for high-speed lifts |
US8602168B2 (en) | 2010-02-10 | 2013-12-10 | Inventio Ag | Moving multiple cages between elevator shaft sides |
JP5059176B2 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-10-24 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
JP5738740B2 (ja) * | 2011-10-28 | 2015-06-24 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータシステム |
CH707428A2 (de) * | 2013-01-04 | 2014-07-15 | Skyline Parking Ag | Liftanlage mit Parallel-Zugang. |
CN112311099B (zh) * | 2019-07-31 | 2023-08-18 | 湖南大举信息科技有限公司 | 用于无随行电缆电梯的供电***及多轿厢电梯*** |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP3112078A patent/JP2732722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110155850A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-08-23 | 湖南大举信息科技有限公司 | 用于多轿厢并行电梯运行轨道的切换机构 |
CN110155848A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-08-23 | 湖南大举信息科技有限公司 | 多轿厢电梯***的轨道切换机构及切换方法 |
CN110155850B (zh) * | 2018-11-14 | 2020-09-08 | 湖南大举信息科技有限公司 | 用于多轿厢并行电梯运行轨道的切换机构 |
CN110155848B (zh) * | 2018-11-14 | 2021-03-02 | 湖南大举信息科技有限公司 | 多轿厢电梯***的轨道切换机构及切换方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04341479A (ja) | 1992-11-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226 Year of fee payment: 10 |
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