JP2732333B2 - 水田用施肥機 - Google Patents

水田用施肥機

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JP2732333B2
JP2732333B2 JP4118430A JP11843092A JP2732333B2 JP 2732333 B2 JP2732333 B2 JP 2732333B2 JP 4118430 A JP4118430 A JP 4118430A JP 11843092 A JP11843092 A JP 11843092A JP 2732333 B2 JP2732333 B2 JP 2732333B2
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博 平井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状肥料又は粒状肥料
を水田に施肥する水田用施肥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輪を有する機体の後部に、施肥
具が対設された複数のフロートを連結し、該フロートを
平面視で後方が開口した門型に構成した水田用施肥機
は既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように水田用施
肥機のフロートとして、平面視で後方が開口した門型状
ものは既に知られているが、このフロートは開口部の
左右の後方へ向けて延出した部分が略同じ幅に構成さ
れ、施肥具を上記開口部の幅の中間に臨設していたの
で、車輪跡に接近した荒らされた部分に施肥されること
になって施肥位置が不安定であった。このような問題点
を改善すべくフロートの幅を広くせんとしても、その幅
が側条施肥の条間により制限されるので広くすることが
できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車輪を有する
機体の後部に、植付体19及び側条施肥具22が対設さ
れた複数のフロート20を連結し、前記側条施肥具22
に肥料を送って土中に施肥するようにした水田用施肥機
において、車輪の後部に臨むフロート20を、前後に長
くかつ略同じ長さからなる内側の幅広部20a外側の
幅狭部20bの前部を連結して平面視で後方が開口した
門型に構成し、前記幅広部20aを車輪の直後に対向
させ、外側の幅狭部20bにはこれと近接させて開口部
側に側条施肥具22、その吐出部が上記開口部の前後
略中間部に位置するように配設すると共に、該開口部の
上方には側条施肥具22の内側に苗を植付ける植付体
を設けて車輪跡をフロートの幅広部で充分に均平しな
がら施肥位置を車輪跡との側方へ離間させることにより
前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】肥料を送出しながら機体を走行させると、フロ
ートは田面を均平しながら滑走し、送り出された肥料は
施肥具により土中に施肥される。その際、車輪の直後に
臨むフロートの幅広部は車輪跡を広幅に均平し、施肥具
は上記広幅部から開口部を隔てた側方の幅狭部の内側、
つまり、車輪跡から大きく離間した部位で車輪跡の影響
を受けない状態で所定位置に施肥し、その更に外側方
幅狭部により均平される。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面に示す乗用施肥苗植
機について説明すると、主フレーム1は、上部フレーム
2と下部フレーム3とで構成されており、上記上部フレ
ーム2は、左右の上部縦フレーム2a,2aの前部を内
側へ折曲して連結し、中間よりやや前寄りを上部横フレ
ーム2bにて熔接し後部は、側面視で上方へ山型に湾曲
突出していて平面視で後方が開口したコ字状をなす連結
部材2cの前側中間部外側に熔接することにより枠体に
構成し、前記下部フレーム3は、上記上部縦フレーム2
aより狭い間隔にした下部縦フレーム3a,3aの前端
をミッションケース取付板5に溶接し、後部は両側方へ
延出した下部横フレーム3bとにより連結して枠体に構
成し、また、上記ミッションケース取付板5の上部を前
記上部フレーム2の中間の上部横フレーム2bに溶接
し、下部フレーム3の後部に立設したシートフレーム
7,7に横パイプ8を溶接すると共にその両端を前記連
結部材2cの頂部近傍内側面に固定し、該連結部材2c
の後部下端を下部横フレーム3bの両端に連結金を介し
て固定することにより上部フレーム2と下部フレーム3
を二階建状に結合してある。
【0007】また、ミッションケース10は、その後面
を前記ミッションケース取付板5に螺着し、右側面をそ
の側の上部縦フレーム2aに溶接されている受金に螺着
されており、上部縦フレーム2a,2aの前方の横方向
部分にエンジンベース12を取付け、このエンジンベー
ス12に防振ゴム等を介してエンジン13を取付けてあ
るので、エンジン13及びミッションケース10をそれ
ぞれ別々に取外すことができる。更に、前記下部横フレ
ーム3bには左右の後輪11,11に伝動するリヤアク
スルケース14を取付けてある。
【0008】前記シートフレーム7,7に前部を軸支し
たトップリンク15及びロアリンク17,17の後部に
は、苗載台18、植付体19・・及びフロート20・・
等からなる植付装置21を装着し、上記フロート20・
・には各植付体19・・に対応すると共に管からなる側
条施肥具22・・を装着してあり、前記リヤアクスルケ
ース14とトップリンク15,5とに介装した油圧シリ
ンダ23が伸縮作動すると前記植付装置21及び側条施
肥具22・・が昇降する。
【0009】そして、この施肥苗植機は、4条型である
ので、4個の植付体19・・と3個のフロート20・・
を有し、中央のフロート20は前部両側が側方へ膨出し
ており、この膨出部の後部に植付体19が苗を植付け、
後部の幅の狭い部分の両側にに側条施肥具22を取付け
て上記植付けた苗の列の内側に沿って側条施肥するよう
にし、両側のフロート20は、前後に長くかつ略同じ長
さからなる内側の幅広部20aと外側の幅狭部20bの
前部を接続することにより平面視で後方が開口した門型
になっており、上記広幅部20aは後輪11の直後に
形成される車輪跡上を滑走する位置にあり、幅狭部20
bは、上記開口部を隔てて更に外側方に位置し、それに
装着した一個の側条施肥具22はその吐出部が開口部の
前後方向略中間部に位置するように配設されていると共
に、幅狭部20bの内側に近接していて植付けられる苗
列の外側に近接した泥土中に側条施肥するようになって
いる。22aは深層施肥管である。
【0010】前記側条施肥具22・・にペースト状肥料
又は液肥を圧送する4個の定量圧送型のポンプからなる
送液ポンプ25の伝動ケース26は、下部縦フレーム3
aに内側から重合固定されている前後一対の取付板27
の上部と下部にそれぞれボルト28,28により螺着し
てあり、ポンプ駆動軸30のスプロケット31は一つの
ポンプの入力軸32に取付けた一方のスプロケット33
にチェーン34を介して伝動し、他方のスプロケット3
5は次のポンプの入力軸に取付けた一方のスプロケット
36にチェーン37を介して伝動し、同様にして順次他
のポンプに伝動する。
【0011】そして、前記ポンプ駆動軸30に伝動する
変速装置38は、主変速装置と副変速装置とにより構成
されており、その前面に付設した変速伝動ケース39の
下部は、前記送液ポンプ25の直後の下部縦フレーム3
aに前後から重合して上部を螺着した取付板40a,4
0bにより挟持及び螺着し、上部は、ボルト41,41
で螺着した平面視でL字状をなす取付板42を前記連結
部材2cの内側に重合し、外側から嵌合した受金42a
を取付板42に重合してボルト43,43で締着してあ
り、それにより変速装置38は側面視では図5に示す如
く、下部縦フレーム3aよりも上方でかつ山形状をなす
連結部材2cで囲まれた空間内にあり、正面視では図6
に示す如く下部縦フレーム3aと連結部材2cとの間に
介装され、主変速レバー45及び副変速レバー46も上
記空間内にあり、前記変速装置の入力スプロケット47
は、ミッションケース10のPTO軸に接続した駆動軸
48に取付けた駆動スプロケット50によりチェーン5
1を介して駆動され、変速装置38の出力軸52のスプ
ロケット53はチェーン55を介して前記ポンプ駆動軸
30のスプロケット56にチェーン57を介して連動連
結してある。また、前記変速装置38は側面視で後輪1
1の外径内にあるので、該後輪11により防護されてい
る。
【0012】更に、前記送液ポンプ25の吸入口は機体
の前部両側に配設した肥料タンク58,58にサクショ
ンホース59により接続し、各ポンプの吐出口はそれぞ
れ前部ホース60・・、トップリンク15に装着されて
いるインジケータ61及び後部ホース62・・を介して
前記側条施肥具22・・に接続されている。63はドレ
ンホース、64は補助ステップ、65は前輪である。
【0013】前述の乗用施肥田植機において、植付装置
21、送液ポンプ25及び走行装置を駆動しながら植付
装置21を接地させて走行すると、各フロート20は田
面上を滑走しながら植付位置及び施肥位置を均平し、植
付装置21の植付体19は苗載台18上の苗をそれぞれ
1株づつ掻取って中央のフート20の後両側、及び
側方のフロート20の開口部の幅広部20a寄りに植付
け、送液ポンプ25は肥料タンク58内の液肥を吸入し
て前後のホース60,62・・及びインジケータ61を
介して側条施肥具22・・から圧出して土壌中に施肥す
るが、中央のフロート20の両側に配置した2本の側条
施肥具22,22は該フロート20両側の2列の植付列
の内側に近接した部位に施肥され、外側のフロート20
の開口部側に位置する側条施肥具22は、該開口部の前
後中間部で植付列の更に外側に近接した位置に施肥され
るので、該施肥は車輪跡の影響を受けることがなく一定
位置に正確に施肥することができる。
【0014】また、作業中、後輪11は泥土を跳ね上げ
るが、変速装置38は上方へ膨出した前記連結部材2c
で囲まれた高い位置にあるので上記泥土が変速レバー4
5,46に付着することが極めて少なく、走行中に、施
肥量を調節すべく変速レバーを操作しても泥土が手に付
着することが殆どない。また、上記変速レバー45,4
6を操作する際、上記連結部材2cが邪魔になることが
ない。
【0015】
【発明の効果】本発明は、前述のように車輪を有する機
体の後部に、植付体19及び側条施肥具22が対設され
た複数のフロート20を連結し、前記側条施肥具22に
肥料を送って土中に施肥するようにした水田用施肥機に
おいて、車輪の後部に臨むフロート20を、前後に長く
かつ略同じ長さからなる内側の幅広部20aと外側の
狭部20bの前部を連結して平面視で後方が開口した門
に構成し、前記幅広部20aを車輪の直後に対向さ
せ、外側の幅狭部20bにはこれと近接させて開口部側
に側条施肥具22を、その吐出部が上記開口部の前後方
向略中間部に位置するように配設すると共に、該開口部
の上方には側条施肥具22の内側に苗を植付ける植付体
19を設けたので、車輪の後部に臨むフロート20は
の前部連結部はもとより幅広部20aにより幅広くかつ
後方に長い行程で車輪跡を均平にされると共に、幅狭部
20bに配設した側条施肥具22は該車輪跡から更に離
間した外側部位で、しかも該フロート20の前部連結部
より後方に離間した部位に施肥するため、該施肥は車輪
跡の影響を受けることがなく、開口部に植付けた苗に対
する適正位置に安定的に施肥することができる。また、
幅広部20aと幅狭部20bは前後に長くかつ略同じ長
さとすることにより、フロートの田面上における支持を
良好とし施肥位置を安定させると共に、該幅広部20a
と幅狭部20bにより泥水が開口部に侵入するのを防止
して施肥部や植付部の整地面を乱すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用施肥田植機の概略を示す平面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】主フレームの平面図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】ポンプ及びその変速装置の側面図である。
【図6】同上変速装置の正面図である。
【図7】同上ポンプの正面図である。
【図8】施肥装置の平面図である。
【符号の説明】
1 主フレーム 2 上部フレーム 3 下部フレーム 20 フロート 20a 幅広部 20b 幅狭部 21 植付装置 22 側条施肥具 25 送液ポンプ 30 ポンプ駆動軸 38 変速装置 58 肥料タンク 61 インジケータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を有する機体の後部に、植付体19
    及び側条施肥具22が対設された複数のフロート20を
    連結し、前記側条施肥具22に肥料を送って土中に施肥
    するようにした水田用施肥機において、車輪の後部に臨
    むフロート20を、前後に長くかつ略同じ長さからなる
    内側の幅広部20aと外側の幅狭部20bの前部を連結
    して平面視で後方が開口した門型に構成し、前記幅広
    部20aを車輪の直後に対向させ、外側の幅狭部20b
    にはこれと近接させて開口部側に側条施肥具22を、そ
    の吐出部が上記開口部の前後方向略中間部に位置するよ
    うに配設すると共に、該開口部の上方には側条施肥具2
    2の内側に苗を植付ける植付体19を設けたことを特徴
    とする水田用施肥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0372810A (ja) * 1989-08-10 1991-03-28 Iseki & Co Ltd 施肥田植機
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