JP2731811B2 - 柱状バイポーラトランジスターおよびその製造方法 - Google Patents

柱状バイポーラトランジスターおよびその製造方法

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JP2731811B2 JP6316866A JP31686694A JP2731811B2 JP 2731811 B2 JP2731811 B2 JP 2731811B2 JP 6316866 A JP6316866 A JP 6316866A JP 31686694 A JP31686694 A JP 31686694A JP 2731811 B2 JP2731811 B2 JP 2731811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイポーラトランジスタ
ーに関するもので、特に両方向の動作特性を具備しベー
ス電極の寄生接合キャパシタンスを減らすことができる
柱状バイポーラトランジスターの構造およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積度の改善のための方向に研究と開発
が進行されることによって、素子の駆動速度と電流の利
得は改善されることに反して、動作特性は制限されてい
る。
【0003】図1は従来の技術によって製作されたバイ
ポーラトランジスターの断面構造を示している。
【0004】この技術はトレンチ5の隔離方法を利用し
てコレクタ3の寄生接合キャパシタンス(即ち、基板1
と埋没コレクタ2との間の接合キャパシタンス)を減ら
し、トランジスターの大きさを減らした技術である。
【0005】ここで、参照符号6は絶縁膜を、7はベー
ス領域を、8はエミッタ領域を、9は電極をそれぞれ示
している。
【0006】上述のような構造をもっているバイポーラ
トランジスターでは、前記ベース領域7は広い領域であ
り、エミッタ8とベース領域7が高濃度から接合されて
いるので、消費電力が過多な問題点がある。
【0007】動作特性を改善のために、図2に図示のよ
うな壁面ベース接触法を利用した柱状バイポーラトラン
ジスターが提案された(ヨーロッパ特許出願番号第84
113062.8号参照)。
【0008】この技術は単結晶半導体基板11をトレン
チ蝕刻して形成された柱状の空間にエミッタ18、ベー
ス17およびコレクタ13の領域とコレクタシンカ15
の領域を形成し、トレンチ蝕刻部位に絶縁物16を埋没
して活性領域を隔離しており、前記柱の側の面に外成ベ
ース領域であるポリシリコン層14を形成して柱状トラ
ンジスターを製作する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、ベース17が形成された前記柱の両側面に
前記ポリシリコン層14が接続されるので、ベース17
の領域が広い領域になるしかない。
【0010】したがって、トランジスターの動作特性が
低下されてしまう。
【0011】また、前記柱の上面にエミッタおよびコレ
クタ電極19を形成しなければならないので、自己整列
接点の開口工程が非常に難しい問題点がある。
【0012】本発明はこのような問題点を解消するため
に案出されたもので、第1の目的は両方向の動作特性が
対等であり、ベースとコレクタ、およびベースとエミッ
タとの間の寄生接合容量を最小化することができる柱状
バイポーラトランジスターを提供することにある。
【0013】本発明の第2の目的は、製造工程を単純化
した、特に前記柱に形成されたベース領域と電気的に接
続される外成ベース領域の形成工程および電極配線のた
めの自己整列接点の開口形成工程が容易な柱状バイポー
ラトランジスターを製造する方法を提供することにあ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の目的は、少
なくとも3個以上のトレンチ領域と、このトレンチ領域
との間に突出された第1および第2の柱状構造物とを具
備した第1の導電型の半導体基板;前記基板の第1の柱
状構造物の下端の周辺領域と第2の柱状構造物の凡ての
領域を包含する第2の導電型の高濃度コレクタ(または
エミッタ)の領域;前記トレンチの内部に埋立された外
成ベース領域;前記外成ベース領域と半導体基板との間
に介在された酸化膜;前記第1の柱状構造物の中央部位
に形成された前記第1の導電型のベース領域;前記ベー
ス領域との前記外成ベース領域を電気的に接続すること
ができるように前記第1の柱状構造物の両側壁に形成さ
れた接続部;前記第1の柱状構造物の表面部位に形成さ
れた前記第2の導電型のエミッタ(またはコレクタ)の
領域;および前記外成ベース領域、前記エミッタ(また
はコレクタ)の領域、および前記コレクタ(またはエミ
ッタ)の領域の一部にそれぞれ配線されたベース電極、
エミッタ電極、およびコレクタ電極を有することを特徴
とする柱状バイポーラトランジスターにより達成され
る。
【0015】前記第2の目的は、バイポーラトランジス
ターの製造方法において、(a)第1の導電型のシリコ
ン基板に少なくとも2個以上の柱状構造物を形成するた
めに当該基板をトレンチ蝕刻して第1および第2の柱状
構造物を形成する工程;(b)前記第1の柱状構造物の
下端の周辺領域と第2の柱状構造物の凡ての領域を包含
する上記シリコン基板の所定の領域に第2の導電型の高
濃度不純物をイオン注入してコレクタ(またはエミッ
タ)領域を形成する工程;(c)上記基板の全面に酸化
膜を形成してから、前記トレンチを充分に被覆すること
ができる程度の厚さをもつポリシリコン層を塗布して平
坦化する工程;(d)前記平坦化されたポリシリコン層
および前記酸化膜の一部を蝕刻してトレンチの内部に前
記酸化膜によって囲まれた外成ベース領域を形成する工
程;(e)前記露出された前記第1の柱状構造物の両側
壁部位の前記酸化膜を所定の深さに蝕刻し、この蝕刻部
位にポリシリコンを埋立して接続部を形成する工程;
(f)上記基板の全面に第2の酸化膜とポリシリコンを
蒸着してから、当該第2の酸化膜を研磨中止膜として利
用して基板を平坦化する工程;(g)前記第1の柱状構
造物の上部の前記第2の酸化膜を除去して前記第1の柱
状構造物を露出させる工程;(h)前記露出された第1
の柱状構造物に前記第1の導電型の不純物をイオン注入
して前記接続部と連結されるベースの領域を形成して、
連続に前記第2の導電型の不純物を注入して当該柱の表
面部位にエミッタ(またはコレクタ)の領域を形成する
工程;(i)前記エミッタ(またはコレクタ)の上部に
電極配線を容易にすることができるようにエミッタの幅
より広い前記第2の導電型の不純物が添加したポリシリ
コン層を形成する工程;および(j)上記基板の全面に
保護膜を形成して、自己整列接点の開口工程を遂行して
電極を配線する工程を有することを特徴とする柱状バイ
ポーラトランジスターの製造方法により達成される。
【0016】
【作用】本発明では、両方向の動作特性が対等であり、
ベースとコレクタ、およびベースとエミッタとの間の寄
生接合容量を最小化することができると共に、製造工程
を単純化し、特に柱状に形成されたベース領域と電気的
に接続される外成ベース領域の形成工程および電極配線
のための自己整列接点の開口形成工程を容易にすること
ができる。
【0017】
【実施例】図3は本発明の実施例により製作された柱状
バイポーラトランジスターの断面構造を示している。ま
た、図4〜図14は、本実施例の製造方法で製作される
バイポーラトランジスターの構造を段階別に示してい
る。
【0018】最初に、本実施例の構成を説明する。本実
施例の半導体基板21は、少なくとも3個以上の凹部で
あるトレンチ領域と、このトレンチ領域との間に形成さ
れた突出部である第1の柱状構造物10と第2の柱状構
造物20を具備する(図4参照)。
【0019】前記基板21の第1の柱状構造物10の下
端の周辺領域と第2の柱状構造物20の凡ての領域にか
けて第2の導電型の高濃度コレクタ(またはエミッタ)
の領域が形成される。
【0020】ここで、第2の導電型とは、p型あるいは
n型のいずれか一方のことを示し、後述する第1の導電
型は、これと反対の導電型を示す。
【0021】ベース電極用薄膜または外成ベース領域2
4は前記トレンチの内部に埋立されたポリシリコンから
構成される。
【0022】前記トレンチ領域に満たされた外成ベース
領域24と基板21との間には第3の酸化膜34が形成
される。
【0023】前記第1の柱状構造物10の中央部位に第
1の導電型のベース領域27が形成される。
【0024】前記ベース領域27と前記外成ベース領域
24を電気的に接続することができるように前記第1の
柱状構造物10の両側壁に接続部25が形成される。
【0025】第2の導電型のエミッタ(またはコレク
タ)の領域は前記第1の柱状構造物10の表面部位に形
成される。
【0026】前記外成ベース領域24と前記エミッタ
(またはコレクタ)28の領域、および前記コレクタ
(またはエミッタ)23の領域の一部に各電極29が形
成される。
【0027】このとき、前記エミッタ(またはコレク
タ)28とエミッタ電極29との間に配線のためのコン
タクトホールを容易に形成することができるように当該
エミッタ28の幅より広い幅をもつ導電性薄膜26を形
成することができる。
【0028】前記導電性薄膜26は、第2の導電型の不
純物が添加されたポリシリコンから構成される。
【0029】次に、本発明の柱状トランジスターの製造
方法の一実施例を、各段階別に示している図4〜図14
を参照して詳細に説明する。
【0030】図4に依拠した第1工程はシリンコ基板2
1に少なくとも2個以上の柱状構造物を形成するための
トレンチ蝕刻工程である。
【0031】最初、例えばp型のシリコン基板21上に
第1の酸化膜32を形成してから、パターニングしてト
レンチ領域を定義する。
【0032】続いて、前記第1の酸化膜32のパタンと
露出された基板21との蝕刻比の差異を利用してシリコ
ン基板21を非等方性蝕刻して第1の柱状構造物10と
第2の柱状構造物20を形成する。
【0033】第2工程は図5に図示のように、前記第2
の柱状構造物20を包含するシリコン基板21の所定の
領域にn型の高濃度不純物をイオン注入してコレクタ層
23(またはエミッタ)を形成する工程である。
【0034】まず、前記第1の柱状構造物10の上部の
酸化膜以外の第1の酸化膜32の凡てのパタンを除去し
てから、その上全面に新たに酸化膜を蒸着し、さらに前
記蒸着された酸化膜をパターニングして、図5に示すよ
うな第2の酸化膜33を形成することで、サブコレクタ
領域を定義する。
【0035】続いて、前記第2の酸化膜33のパタンを
マスクとして利用して、または前記第2の酸化膜33の
パタンと露出されたシリンコ基板21との不純物拡散比
の差異を利用してn型の高濃度不純物を注入してコレク
タ層23(またはエミッタ)を形成する。
【0036】第3工程は前記トレンチにポリシリコンを
埋立してベース電極用薄膜24(または外成ベース)を
形成する工程である。
【0037】図6を参照して、前記第1および第2の酸
化膜32,33を除去してから、基板の全面に第3の酸
化膜34を成長させる。
【0038】続いて、前記トレンチと柱との段差よりも
っと厚い厚さにポリシリコン24′を蒸着する。
【0039】図7を参照して、前記ポリシリコン層2
4′を機械化学的な研磨して平坦化する。
【0040】このとき、前記第3の酸化膜34を研磨中
止膜として利用する。
【0041】図8を参照して、前記埋立されたポリシリ
コン層24′の一部と第3の酸化膜34の一部を乾式蝕
刻して、ベース電極用薄膜または外成ベース領域24を
形成する。
【0042】第4工程は前記外成ベース領域24と後述
されるベースとの電気的な接続のための接続部25を形
成する工程である。
【0043】まず、前記第1の柱状構造物10の両側壁
部位25’の第3の酸化膜34のみを第1の柱状構造物
10の中間部位まで蝕刻する。
【0044】続いて、図9に図示のように、前記蝕刻部
位にポリシリコンを埋立して後述のベース(厳密にいう
と、真正ベース)との電気的な接続のための接続部25
を形成する。
【0045】第5工程は基板の全面に第4の酸化膜36
を形成し素子を平坦化する工程である。
【0046】まず、基板の全面に所定の厚さの第4の酸
化膜36を形成する(図10参照)。
【0047】続いて、図11に図示のように、前記第4
の酸化膜36の全面にポリシリコン35を蒸着してか
ら、前記第4の酸化膜36を研磨中止膜として利用した
機械化学的な研磨工程を遂行して素子を平坦化する。
【0048】図12に依拠した第6工程は前記第1の柱
状構造物10にベース27とエミッタ28の領域を形成
する工程である。
【0049】まず、前記第1の柱状構造物10の上部に
形成された前記第4の酸化膜36を除去する。
【0050】前記工程を通じて露出された第1の柱状構
造物10にp型の不純物をイオン注入して柱の中間部位
に前記接続部25と連結されることができるベース27
の領域を形成する。
【0051】連続的に、n型の不純物を注入して柱の表
面部位にエミッタ28(またはコレクタ)の領域を形成
する。
【0052】第7工程は図13に図示のように、微細な
幅をもつ第1の柱状構造物10の表面部位に形成された
エミッタ(またはコレクタ)28との配線のための自己
整列接点の開口工程を容易に遂行することができるよう
に、前記ポリシリコン層35を除去してから、前記エミ
ッタ28(またはコレクタ)の上部にエミッタの幅より
広いn型の不純物が添加されたポリシリコン層26を形
成する。
【0053】最終的に、基板の全面に保護膜38を形成
してから、自己整列接点の開口工程を遂行して前記外成
ベース24、前記ポリシリコン26および前記コレクタ
(またはエミッタ)23の領域の一部を開口してから、
各配線電極29を形成して製作を完了する。
【0054】以上の実施例を用いた説明からわかるよう
に、本発明の柱状バイポーラトランジスターによると、
次のような効果を発揮する。
【0055】一番目に、ベースの面積を減らし、活性領
域を垂直的に自己整列させてベースとコレクタおよびベ
ースとエミッタとの間の寄生接合容量を減少させるとと
もに集積度を向上させることができる。
【0056】二番目に、両方向の動作特性が殆んど対等
のトランジスターを具現することができる。
【0057】三番目に、優秀な両方向の動作特性と小さ
い寄生容量によって低電力の回路設計が容易である。
【0058】四番目に、表面の平坦度が優秀であるの
で、多層配線工程が容易であり、工程の均一性を確保し
て生産性を高めることができる。
【0059】特に、柱状に形成されたベース領域と電気
的に接続される外成ベース領域の形成工程および電極配
線のための自己整列接点の開口形成工程が容易である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、両方向の動作特性が対
等であり、ベースとコレクタ、およびベースとエミッタ
との間の寄生接合容量を最小化することができる柱状バ
イポーラトランジスターを提供することが可能となる。
【0061】さらに、本発明によれば、製造工程を単純
化した、特に柱状に形成されたベース領域と電気的に接
続される外成ベース領域の形成工程および電極配線のた
めの自己整列接点の開口形成工程が容易な柱状バイポー
ラトランジスターを製造する方法を提供することが可能
となる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術によって製作されたバイポーラトラ
ンジスターの断面図。
【図2】従来の壁面ベースの接触法によって製作された
バイポーラトランジスターの断面図。
【図3】本発明による柱状バイポーラトランジスターの
構造を図示の断面図。
【図4】図3のトランジスターを製作するための方法の
段階別工程を示している工程断面図。
【図5】図3のトランジスターを製作するための方法の
段階別工程を示している工程断面図。
【図6】図3のトランジスターを製作するための方法の
段階別工程を示している工程断面図。
【図7】図3のトランジスターを製作するための方法の
段階別工程を示している工程断面図。
【図8】図3のトランジスターを製作するための方法の
段階別工程を示している工程断面図。
【図9】図3のトランジスターを製作するための方法の
段階別工程を示している工程断面図。
【図10】図3のトランジスターを製作するための方法
の段階別工程を示している工程断面図。
【図11】図3のトランジスターを製作するための方法
の段階別工程を示している工程断面図。
【図12】図3のトランジスターを製作するための方法
の段階別工程を示している工程断面図。
【図13】図3のトランジスターを製作するための方法
の段階別工程を示している工程断面図。
【図14】図3のトランジスターを製作するための方法
の段階別工程を示している工程断面図。
【符号の説明】
21…半導体基板、23…コレクタ(またはエミッ
タ)、24…外成ベース領域、25…接続部、26…導
電性薄膜、27…ベース領域、28…エミッタ(または
コレクタ)、29…電極、34…酸化膜、37…保護
膜。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイポーラトランジスターの製造方法にお
    いて、 (a)第1の導電型のシリコン基板に少なくとも2個以
    上の柱状構造物を形成するために当該基板をトレンチ蝕
    刻して第1および第2の柱状構造物を形成する工程; (b)前記第1の柱状構造物の下端の周辺領域と第2の
    柱状構造物の凡ての領域を包含する上記シリコン基板の
    所定の領域に第2の導電型の高濃度不純物をイオン注入
    してコレクタ(またはエミッタ)領域を形成する工程; (c)上記基板の全面に酸化膜を形成してから、前記ト
    レンチを充分に被覆することができる程度の厚さをもつ
    ポリシリコン層を塗布して平坦化する工程; (d)前記平坦化されたポリシリコン層および前記酸化
    膜の一部を蝕刻してトレンチの内部に前記酸化膜によっ
    て囲まれた外成ベース領域を形成する工程; (e)前記露出された前記第1の柱状構造物の側壁部位
    の前記酸化膜を所定の深さに蝕刻し、この蝕刻部位にポ
    リシリコンを埋立して接続部を形成する工程; (f)上記基板の全面に第2の酸化膜とポリシリコンを
    蒸着してから、当該第2の酸化膜を研磨中止膜として利
    用して基板を平坦化する工程; (g)前記第1の柱状構造物の上部の前記第2の酸化膜
    を除去して前記第1の柱状構造物を露出させる工程; (h)前記露出された第1の柱状構造物に前記第1の導
    電型の不純物をイオン注入して前記接続部と連結される
    ベースの領域を形成して、連続に前記第2の導電型の不
    純物を注入して当該柱の表面部位にエミッタ(またはコ
    レクタ)の領域を形成する工程; (i)前記エミッタ(またはコレクタ)の上部に電極配
    線を容易にすることができるようにエミッタの幅より広
    い前記第2の導電型の不純物が添加したポリシリコン層
    を形成する工程;および (j)上記基板の全面に保護膜を形成して、自己整列接
    点の開口工程を遂行して電極を配線する工程を有するこ
    とを特徴とする柱状バイポーラトランジスターの製造方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記(a)の工程のトレンチ蝕刻工程では、酸化膜パタ
    ンと露出された基板との蝕刻比の差異を利用することを
    特徴とする柱状バイポーラトランジスターの製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記(b)の工程のイオン注入では、酸化膜パタンと露
    出されたシリコン基板との不純物拡散比の差異を利用し
    て遂行されることを特徴とする柱状パイポーラトランジ
    スターの製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記(c)の工程の平坦化工程では、前記酸化膜とポリ
    シリコンとの研磨速度差異を利用した機械化学的な研磨
    方法によって遂行されることを特徴とする柱状バイポー
    ラトランジスターの製造方法。
  5. 【請求項5】断面構造における3個以上のトレンチ領域
    と、このトレンチ領域との間に突出された第1および第
    2の柱状構造物とを具備した第1の導電型の半導体基
    板; 前記基板の第1の柱状構造物の下端の周辺領域と第2の
    柱状構造物の凡ての領域を包含する第2の導電型の高濃
    度コレクタ(またはエミッタ)の領域; 前記トレンチの内部に埋立された外成ベース領域; 前記外成ベース領域と前記半導体基板との間に介在し、
    前記第1の柱状構造物の周囲を囲むように形成された、
    上下2つの部分からなる酸化膜; 前記第1の柱状構造物の中央部位に形成された前記第1
    の導電型のベース領域; 前記第1の柱状構造物の側面と前記外成ベース領域との
    間に位置する前記酸化膜を構成する上下2つの部分の間
    に間隙を形成するように、前記酸化膜の下方部分の上端
    部を所定の深さに触刻し、該触刻した部位にポリシリコ
    ンを埋立することで、前記ベース領域と前記外成ベース
    領域とを小さな面積により接続することが可能であるよ
    うに当該間隙領域に形成された接続部; 前記第1の柱状構造物の表面部位に形成された前記第2
    の導電型のエミッタ(またはコレクタ)の領域;および 前記外成ベース領域、前記エミッタ(またはコレクタ)
    の領域、および前記コレクタ(またはエミッタ)の領域
    の一部にそれぞれ配線されたベース電極、エミッタ電
    極、およびコレクタ電極を有することを特徴とする柱状
    バイポーラトランジスター。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記エミッタ(またはコレクタ)の上部に、前記エミッ
    タ電極との配線のためのコンタクトホールの形成を容易
    にすることができるように、前記エミッタの幅より広い
    幅をもつ導電性薄膜をさらに有することを特徴とする柱
    状バイポーラトランジスター。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記導電性薄膜は、前記第2の導電型の不純物が添加さ
    れたポリシリコンから構成されたことを特徴とする柱状
    バイポーラトランジスター。
  8. 【請求項8】請求項5において、 前記トレンチを満たす外成ベース物質は、多結晶シリコ
    ンから構成されたことを特徴とする柱状バイポーラトラ
    ンジスター。
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