JP2726480B2 - 伝熱管 - Google Patents

伝熱管

Info

Publication number
JP2726480B2
JP2726480B2 JP1050657A JP5065789A JP2726480B2 JP 2726480 B2 JP2726480 B2 JP 2726480B2 JP 1050657 A JP1050657 A JP 1050657A JP 5065789 A JP5065789 A JP 5065789A JP 2726480 B2 JP2726480 B2 JP 2726480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
transfer tube
apex angle
raised portion
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1050657A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02230092A (ja
Inventor
孝司 山本
利明 橋爪
寛 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP1050657A priority Critical patent/JP2726480B2/ja
Publication of JPH02230092A publication Critical patent/JPH02230092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2726480B2 publication Critical patent/JP2726480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷凍機や空調機等の熱交換器に用いられる伝
熱管に関するものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕
一般に空調機や冷凍機の熱交換器に用いられる伝熱管
は、管内に冷媒としてフロン等を流して熱交換を行わせ
るもので、最近では管内面に断面形状が三角形や台形の
溝を持つ内面溝付管を使用することによって熱交換器の
高効率化や省エネルギー化が進められている。
特に空調機用熱交換器に対しては高性能化,小型軽量
化の要求が強く、またヒートポンプ式エアコンの普及に
より同一の伝熱管で蒸発性能と凝縮性能の両性能をとも
に向上させた伝熱管が必要とされている。
このような要求に答えるべく、例えば溝深さ即ちこれ
ら溝間の***部の高さを大きくしたり、または特開昭62
−276397号公報に示されているようにこの***部の頂角
を小さくすること等が提案されており、また実施されて
いる。
ところで以上のような伝熱管は通常転造加工により製
造される。そこで伝熱管の一般的な製造方法について述
べる。
第9図に示すように内面平滑の銅管(10)を縮径ダイ
ス(11)およびフローティングプラグ(12)により所定
の径に縮径し、さらにこのフローティングプラグ(12)
に連結された溝付プラグ(13)と管外で公転する加工ロ
ーラー(14)で縮径しつつ管内面に溝(1)を形成し、
さらに所望の径に縮径して内面溝付伝熱管(15)を得る
ものである。
このように製造された伝熱管(15)の断面形状は通常
第10図に示すように多数の溝(1)とこれら溝(1)の
間に形成された多数の***部(2)からなっている。
そして上記のように伝熱管(15)の性能を上げるには
***部(2)の高さHを高くしたり、または***部
(2)の頂角αを小さくしたりすればよい。しかしなが
ら第9図に示す伝熱管の製造方法によれば、***部の高
さを高くするにしても限界があり、加えて製造速度が大
幅に遅くなってしまいコスト高になる。また***部の頂
角を小さくする場合は加工速度が遅くなるだけでなく、
***部の幅が細くなるためそのようなシャープな形状を
維持できずに崩れたり、また塑性加工に無理があるので
工具寿命を大幅に低下させたりする問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、このような問題
点を解決した伝熱管を開発したものである。
即ち本発明は管内壁面に多数の溝を設け、これら溝の
間に根元に向うほど拡大する***部を連続または不連続
に形成した伝熱管において、それぞれの***部の根元に
該***部に連続して該***部より頂角の大きい***部を
1以上形成したことを特徴とするものであり、最先端の
***部を除いた***部の高さhと全***部の高さHとの
比h/Hを1/2以下とし、また最先端の***部の頂角を40゜
以下とするのは有効である。
〔作用〕
伝熱管の***部を、各***部の根元に該***部に連続
して該***部より頂角の大きい***部を1以上形成する
ことにより、***部の最先端の***部の頂角は小さい
が、***部の根元側の***部は頂角が大きいので側面間
の幅が大きくて塑性加工しやすくなる利点を有する。
そして加工しやすいので従来の製造方法であっても製
造速度の低下がなく、かつ工具寿命の低下もなくなる。
また最先端の部分***部の高さは全***部の高さの1/
2以上あるので伝熱管の性能が向上する効果もある。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
<実施例1> 第1図,第2図に示すように外径L=9.53mm,溝
(1)の底からの肉厚T=0.30mm,溝(1)の数即ち隆
起部(2)の数45,***部(2)の全高さH=0.25mm
で、さらにこの***部(2)を先端側の頂角α=45゜の
第1部分***部(3)と根元(16)側の頂角、即ち対向
する側面のなす角度β=70゜で高さh=0.10mmの第2部
分***部(4)とから形成した形状の内面螺旋溝付銅管
(5)を従来の製造方法である第9図に示す転造加工に
より製造した。
比較のため上記溝付銅管と同一の外径,肉厚および溝
数をもち、第10図に示すような断面三角形で頂角α=45
゜,高さH=0.25mmの***部(2)を有する従来形状の
内面溝付伝熱管(15)として内面螺旋溝付銅管(5′)
を上記と同様に転造加工によって製造した。
これら溝付銅管について加工の際にそれぞれの***部
の形状が崩れることのない最大の加工速度を測定し、そ
の結果を第1表に示した。
第1表から明らかなように本発明伝熱管No.1は加工速
度を35m/min以上に増速しても、全高さH=0.25mmの隆
起部を変形させることなく容易に加工することができ
た。
また第2図に示す本発明伝熱管において、***部
(2)の全高さHと根元(16)側の第2部分***部
(4)の高さhとの比h/Hを種々変化させてこれら伝熱
管の伝熱性能として管内の蒸発熱伝達率を測定し、従来
伝熱管の蒸発熱伝達率に対する比の値を計算してその結
果を第3図に示した。なお凝縮熱伝達率についてもほぼ
同等の結果が得られた。
第3図によればh/Hが0.5より大きくなると、従来伝熱
管に対する熱伝達率が顕著に低下することになるのでh/
H≦0.5が望ましい。また本実施例では第2図のように隆
起部(2)が頂角(α,β)の異なる2種類の部分***
部(3)(4)から構成される伝熱管を用いたが、第4
図に示すように頂角がα,βおよびγの3種類の部分隆
起部(3)(4)(6)またはそれ以上の部分***部よ
り構成される伝熱管であっても本発明の作用効果として
は同等である。なおこの場合最先端の第1部分***部
(3)を除いて、それに続く第2部分***部(4)と最
も根元(16)側の第3部分***部(6)との高さを加え
た高さが上記のhにあたる。しかしこのように部分***
部の数が多くなると溝付工具の製作費用が高くなってし
まうので、数種類程度が望ましい。
なお本発明伝熱管の製造に用いる工具の寿命は、従来
の溝の浅い伝熱管の製造における工具寿命と同等であ
る。
<実施例2> 第10図に示す従来形状の伝熱管において、例えば外径
9.53mmで溝数(***部数)65,溝深さ(***部高さ)0.2
0mmおよびリード角18゜の内面螺旋溝付管においては第
5図および第6図に示すように***部(2)の頂角αが
小さくなるほど凝縮,蒸発ともに性能が向上することが
知られている。なおこの場合は二重管式熱交換器にて測
定した。
ところが従来より工業的に量産されている内面溝付管
の***部の頂角としては40゜より大きくまた溝形状は三
角形溝や台形溝であった。そしてこの頂角が40゜未満の
場合は***部の形状が崩れたり、加工速度が低下する等
の問題があって工業的には採用されていない。
そこで第2図に示す本発明伝熱管で最先端の第1部分
***部(3)の頂角αを40゜以下として連続的に内面に
溝を転造加工したが、加工性を低下させることなく、し
かも伝熱性能を向上させることができ、十分工業的に量
産できるものであった。
以上の本発明実施例はいずれもその内面の溝は螺旋溝
としたが、本発明は第7図に示すように内面に連続的な
溝(1)を互いに交差させて形成することにより***部
(2)を不連続に形成するクロス溝付管(7)や第8図
に示すように内面にV字状溝(8)を設けるV字溝付管
(9)等どのような溝であっても何ら制限を受けるもの
ではない。
また加工方法においても従来の転造加工以外にも、例
えば金属条に予め溝付ロールで圧延することにより本発
明の***部形状を形成し、その後この金属条の両端同士
を溶接する方法を採用することもできる。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、内面溝付管において***
部の高さを高くし、また先端の頂角を小さくすることが
できるので伝熱性能を低下させることなく加工性を向上
することが可能となる等工業上顕著な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は内面螺旋溝付管の一部断面を示す側面図、第2
図は本発明の一実施例の断面を示す部分拡大図、第3図
はh/Hの値と管内蒸発熱伝達率比との関係を示す線図、
第4図は本発明の他の実施例の断面を示す部分拡大図、
第5図は内面溝付管の***部の頂角と管内凝縮熱伝達率
の関係を示す線図、第6図は内面溝付管の***部の頂角
と管内蒸発熱伝達率の関係を示す線図、第7図はクロス
溝付管の一部断面を示す側面図、第8図はV字溝付管の
一部断面を示す側面図、第9図は内面溝付管の製造方法
の一例を示す側断面図、第10図は従来例の断面を示す部
分拡大図である。 1……溝 2……***部 3……第1部分***部 4……第2部分***部 5,5′……内面螺旋溝付管 6……第3部分***部 7……クロス溝付管 8……V字状溝 9……V字溝付管 10……銅管 11……縮径ダイス 12……フローティングプラグ 13……溝付プラグ 14……加工ローラー 15……内面溝付伝熱管 16……根元

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内壁面に多数の溝を設け、これら溝の間
    に根元に向う程拡大する***部を連続または不連続に形
    成した伝熱管において、それぞれの***部の根元に該隆
    起部に連続して該***部より頂角の大きい***部を1以
    上形成したことを特徴とする伝熱管。
  2. 【請求項2】最先端の***部を除いた***部の高さhと
    全***部の高さHとの比h/Hが1/2以下である請求項
    (1)記載の伝熱管。
  3. 【請求項3】最先端の***部の頂角が40゜以下である請
    求項(1)または(2)記載の伝熱管。
JP1050657A 1989-03-02 1989-03-02 伝熱管 Expired - Lifetime JP2726480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1050657A JP2726480B2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 伝熱管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1050657A JP2726480B2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 伝熱管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02230092A JPH02230092A (ja) 1990-09-12
JP2726480B2 true JP2726480B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=12865023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1050657A Expired - Lifetime JP2726480B2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 伝熱管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2726480B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10038624C2 (de) * 2000-08-03 2002-11-21 Broekelmann Aluminium F W Wärmeübertragungsrohr mit gedrallten Innenrippen

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60216190A (ja) * 1984-04-10 1985-10-29 Matsushita Seiko Co Ltd 伝熱管とその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02230092A (ja) 1990-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3049692B2 (ja) 伝熱管
US4733698A (en) Heat transfer pipe
US20020195233A1 (en) Heat transfer tube with grooved inner surface
EP1502067A1 (en) Heat transfer tubes, including methods of fabrication and use thereof
JP4597475B2 (ja) 熱交換器用クロスフィンチューブの製造方法及びクロスフィン型熱交換器
JPS60216190A (ja) 伝熱管とその製造法
JPH0769117B2 (ja) 細径伝熱管とその製造法
JP2726480B2 (ja) 伝熱管
JP3592149B2 (ja) 内面溝付管
JP2628712B2 (ja) 伝熱面の形成方法
JPH0579783A (ja) 内面溝付伝熱管
JPS59110435A (ja) 熱交換管の製造方法
JP2524983B2 (ja) 小径伝熱管
JPS6042298Y2 (ja) 熱交換器用フイン
JPH0734949B2 (ja) 伝熱管の製造方法
JPH09303986A (ja) 熱交換器用のプレートフィンと管との嵌合方法及び嵌合構造
JP3129565B2 (ja) 熱交換器用伝熱管
JPH10300379A (ja) 内面溝付伝熱管
JPH11108579A (ja) 内面溝付管
JP2935071B2 (ja) 熱交換器用偏平管
JP4020678B2 (ja) 内面溝付伝熱管及びその製造方法
JPH05106989A (ja) 伝熱チユーブ
JPH02161290A (ja) 内面加工伝熱管
JP2000274983A (ja) 内面溝付管
JP3226182B2 (ja) 熱交換器用伝熱管

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 12