JP2722876B2 - 車間距離表示装置 - Google Patents
車間距離表示装置Info
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- JP2722876B2 JP2722876B2 JP3204119A JP20411991A JP2722876B2 JP 2722876 B2 JP2722876 B2 JP 2722876B2 JP 3204119 A JP3204119 A JP 3204119A JP 20411991 A JP20411991 A JP 20411991A JP 2722876 B2 JP2722876 B2 JP 2722876B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車間距離表示装置に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の車間距離表示装置としては、例え
ば図５に示すようなものがある。（例えば、自動車技術
会論文集 １９８９年 ＮＯ．４１、ＳＡＥペーパー８
８１８５９ 等参照）。
ば図５に示すようなものがある。（例えば、自動車技術
会論文集 １９８９年 ＮＯ．４１、ＳＡＥペーパー８
８１８５９ 等参照）。
【０００３】すなわち、自車と先行車との車間距離を検
出するレーザレーダヘッド２１、該レーダヘッド２１よ
り信号を受けて車間距離を表示する距離表示装置２２、
車間距離の時間変化による相手車速と車速センサ２３に
よる自車走行速度から安全車間距離を算出する情報処理
装置２４、車間距離表示装置２２に情報処理装置２４か
らの信号で安全車間距離の表示や警報発令を行うと共
に、ドライバーが可変スイッチを操作する入力部をもつ
表示スイッチボックス２５及び電源２６から構成されて
いる。
出するレーザレーダヘッド２１、該レーダヘッド２１よ
り信号を受けて車間距離を表示する距離表示装置２２、
車間距離の時間変化による相手車速と車速センサ２３に
よる自車走行速度から安全車間距離を算出する情報処理
装置２４、車間距離表示装置２２に情報処理装置２４か
らの信号で安全車間距離の表示や警報発令を行うと共
に、ドライバーが可変スイッチを操作する入力部をもつ
表示スイッチボックス２５及び電源２６から構成されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車間距離表示装置にあっては、先行車と自車
との車間距離を検出するレーザレーダより信号を受けて
そのときの先行車との車間距離を表示する構造となって
いる。しかし、一般に自車の走行速度が速くなるにつれ
て、必要とする車間距離は長くなり走行速度によって適
性車間距離が変化する。
うな従来の車間距離表示装置にあっては、先行車と自車
との車間距離を検出するレーザレーダより信号を受けて
そのときの先行車との車間距離を表示する構造となって
いる。しかし、一般に自車の走行速度が速くなるにつれ
て、必要とする車間距離は長くなり走行速度によって適
性車間距離が変化する。
【０００５】従って、表示された車間距離を見ても、現
在の車間距離が適正なのか、その車間距離では危険であ
るのか等、自車がどんな状況であるか瞬時には、分かり
難いという問題点があった。
在の車間距離が適正なのか、その車間距離では危険であ
るのか等、自車がどんな状況であるか瞬時には、分かり
難いという問題点があった。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的とするところは、現在の
車間距離が安全な車間距離かどうかを瞬時に判断できる
車間距離表示装置を提供しようとするものである。
してなされたもので、その目的とするところは、現在の
車間距離が安全な車間距離かどうかを瞬時に判断できる
車間距離表示装置を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、自車
と先行車との車間距離を測定可能な測距装置と、自車の
走行速度を計測する車速センサと、各種の演算を行う情
報処理装置と、演算結果を表示する表示装置とを備え、
自車と先行車との車間距離を自車の走行速度で割った時
間を表示する。
と先行車との車間距離を測定可能な測距装置と、自車の
走行速度を計測する車速センサと、各種の演算を行う情
報処理装置と、演算結果を表示する表示装置とを備え、
自車と先行車との車間距離を自車の走行速度で割った時
間を表示する。
【０００８】また、自車と先行車との車間距離を自車の
走行速度で割った時間から、ブレーキ操作時の反応時間
及び踏み換え時間を引いた余裕時間を表示する。
走行速度で割った時間から、ブレーキ操作時の反応時間
及び踏み換え時間を引いた余裕時間を表示する。
【０００９】
【作用】先行車と自車との適正車間距離は、自車の走行
速度が速くなるにつれて、ほぼ直線的に大きくなるが、
車間距離を自車の走行速度で割った時間、すなわち車頭
時間は、ほぼ一定となる。そして、車頭時間２．０秒以
上が安全車間距離と云われている。
速度が速くなるにつれて、ほぼ直線的に大きくなるが、
車間距離を自車の走行速度で割った時間、すなわち車頭
時間は、ほぼ一定となる。そして、車頭時間２．０秒以
上が安全車間距離と云われている。
【００１０】このように車頭時間を表示したので、運転
者は瞬時に現在の車間距離が安全か否かを判断できる。
者は瞬時に現在の車間距離が安全か否かを判断できる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
１は、本発明の第１実施例を示すブロック図である。
１は、本発明の第１実施例を示すブロック図である。
【００１２】まず構成を説明する。１は、自車と先行車
との車間距離を検出するレーザレーダヘッド。２は、レ
ーザレーダヘッド１よりの車間距離信号及び、自車の走
行速度を検出する車速センサ３よりの走行速度信号を受
けて、車間距離（ｍ）を走行速度（ｍ／ｓｅｃ）で割っ
た時間Ｔ、すなわち車頭時間（ｓｅｃ）の演算等を行う
情報処理装置。４は、車頭時間等の情報処理装置２の処
理結果を表示する表示装置、５は情報処理装置２からの
信号で警報発令等を行うとともに、運転者が可変スイッ
チを操作する入力部を持つ表示スイッチボックス、６は
電源である。
との車間距離を検出するレーザレーダヘッド。２は、レ
ーザレーダヘッド１よりの車間距離信号及び、自車の走
行速度を検出する車速センサ３よりの走行速度信号を受
けて、車間距離（ｍ）を走行速度（ｍ／ｓｅｃ）で割っ
た時間Ｔ、すなわち車頭時間（ｓｅｃ）の演算等を行う
情報処理装置。４は、車頭時間等の情報処理装置２の処
理結果を表示する表示装置、５は情報処理装置２からの
信号で警報発令等を行うとともに、運転者が可変スイッ
チを操作する入力部を持つ表示スイッチボックス、６は
電源である。
【００１３】次に作用を説明する。図２には、走行速
度、車間距離及び車頭時間の関係を示す。
度、車間距離及び車頭時間の関係を示す。
【００１４】但し、車頭時間（ｓｅｃ）＝車間距離
（ｍ）／走行速度（ｍ／ｓｅｃ） 図２に示すように、走行速度３０〜１２０ｋｍ／ｈの範
囲では、走行速度が速くなるにつれて車間距離は、ほぼ
直線的に大きくなる。しかし、車頭時間は走行速度に関
係なく、ほぼ一定になることが走行実験や一般走行車の
分析によって分かった。また、一般的に車頭時間１．０
秒以下は危険な車間距離、２．０秒以上は安全な車間距
離と言われている。
（ｍ）／走行速度（ｍ／ｓｅｃ） 図２に示すように、走行速度３０〜１２０ｋｍ／ｈの範
囲では、走行速度が速くなるにつれて車間距離は、ほぼ
直線的に大きくなる。しかし、車頭時間は走行速度に関
係なく、ほぼ一定になることが走行実験や一般走行車の
分析によって分かった。また、一般的に車頭時間１．０
秒以下は危険な車間距離、２．０秒以上は安全な車間距
離と言われている。
【００１５】次に、図１の本発明装置の動作を説明す
る。レーザレーダヘッド１によって検出された車間距離
は情報処理装置２に入力される。また、車速センサ３か
らは、前記車間距離計測時の走行速度が入力される。そ
して情報処理装置２において 車頭時間＝車間距離（ｍ）／走行速度（ｍ／秒） の演算を行い、演算した車頭時間を表示装置４に表示す
る。
る。レーザレーダヘッド１によって検出された車間距離
は情報処理装置２に入力される。また、車速センサ３か
らは、前記車間距離計測時の走行速度が入力される。そ
して情報処理装置２において 車頭時間＝車間距離（ｍ）／走行速度（ｍ／秒） の演算を行い、演算した車頭時間を表示装置４に表示す
る。
【００１６】このように、本実施例では車頭時間を表示
装置４に表示するので、運転者は走行速度に関係なく瞬
時に、現在の車間距離が安全な車間距離であるかどうか
を判断することができる。
装置４に表示するので、運転者は走行速度に関係なく瞬
時に、現在の車間距離が安全な車間距離であるかどうか
を判断することができる。
【００１７】図３には、本発明の第２実施例に係る表示
装置の表示例を示す。
装置の表示例を示す。
【００１８】この実施例は、情報処理装置２において前
記第１実施例において演算した車頭時間からブレーキ操
作時の反応時間及び踏み換え時間を引いた余裕時間を演
算して、表示装置４に該余裕時間を表示するようにした
ものである。
記第１実施例において演算した車頭時間からブレーキ操
作時の反応時間及び踏み換え時間を引いた余裕時間を演
算して、表示装置４に該余裕時間を表示するようにした
ものである。
【００１９】図３の表示装置４の表示例では、まず車頭
時間をアナログ表示し、その車頭時間からブレーキ操作
反応時間及び踏み換え時間を引いた余裕時間をアナログ
及びディジタル表示している。アナログ表示部について
は、余裕時間の大きさにより赤（危険）、青（安全）、
黄（注意）表示と色分けして表示することも可能であ
る。
時間をアナログ表示し、その車頭時間からブレーキ操作
反応時間及び踏み換え時間を引いた余裕時間をアナログ
及びディジタル表示している。アナログ表示部について
は、余裕時間の大きさにより赤（危険）、青（安全）、
黄（注意）表示と色分けして表示することも可能であ
る。
【００２０】ここで、一般にブレーキ操作時の反応時間
は０．５〜０．６秒、ブレーキの踏み換え時間は０．１
〜０．２秒程度であるので、この実施例では予め反応時
間及び踏換時間を設定しておき、該時間を引くようにし
ている。
は０．５〜０．６秒、ブレーキの踏み換え時間は０．１
〜０．２秒程度であるので、この実施例では予め反応時
間及び踏換時間を設定しておき、該時間を引くようにし
ている。
【００２１】図４は、本発明の第３実施例の構成を示す
ブロック図である。この実施例は、前述したように、一
般にブレーキ操作時の反応時間は０．５〜０．６秒、ブ
レーキの踏み換え時間は０．１〜０．２秒とされてい
る。しかし、この反応時間及び踏換時間は運転者の運転
状況により変化するので、反応時間及び踏換時間を運転
状況により変化させて、車頭時間から引いた余裕時間を
表示装置４に表示するようにしたものである。
ブロック図である。この実施例は、前述したように、一
般にブレーキ操作時の反応時間は０．５〜０．６秒、ブ
レーキの踏み換え時間は０．１〜０．２秒とされてい
る。しかし、この反応時間及び踏換時間は運転者の運転
状況により変化するので、反応時間及び踏換時間を運転
状況により変化させて、車頭時間から引いた余裕時間を
表示装置４に表示するようにしたものである。
【００２２】すなわち、ブレーキ操作時の反応時間は、
連続運転時間が長くなるにつれて疲れて長くなる。そこ
で、運転時間計測タイマー７を設置して連続運転時間を
計測し、運転時間により反応時間を長く設定して余裕時
間をその分短く表示する。
連続運転時間が長くなるにつれて疲れて長くなる。そこ
で、運転時間計測タイマー７を設置して連続運転時間を
計測し、運転時間により反応時間を長く設定して余裕時
間をその分短く表示する。
【００２３】また、夜間は一般に反応時間が長くなり勝
であるので、ヘッドライトセンサ８を設置してヘッドラ
イトが点灯している夜間の反応時間を長くする。なおま
た、ヘッドライトセンサ８と時計９とからの信号により
夜明時であることを情報処理装置２で判断し、夜明時に
は反応時間を長くする。
であるので、ヘッドライトセンサ８を設置してヘッドラ
イトが点灯している夜間の反応時間を長くする。なおま
た、ヘッドライトセンサ８と時計９とからの信号により
夜明時であることを情報処理装置２で判断し、夜明時に
は反応時間を長くする。
【００２４】更に、アクセルからブレーキへの踏み換え
時間を踏換時間計測装置１０により計測し、例えば、運
転中の過去１０回の踏み換え時間の平均値を踏換時間と
する、又は最大時間を踏換時間とする。これによって運
転者による反応時間の違いが補正される。
時間を踏換時間計測装置１０により計測し、例えば、運
転中の過去１０回の踏み換え時間の平均値を踏換時間と
する、又は最大時間を踏換時間とする。これによって運
転者による反応時間の違いが補正される。
【００２５】なお、図４には、以上説明した全ての補正
を行う場合を表示しているが、これに限られるものでは
なく、単独又は任意の組み合わせにより補正を行い、該
補正した余裕時間を表示することは当然に可能である。
を行う場合を表示しているが、これに限られるものでは
なく、単独又は任意の組み合わせにより補正を行い、該
補正した余裕時間を表示することは当然に可能である。
【００２６】本実施例によれば、ドライバーの運転状況
に応じた、より適正な余裕時間を表示することができる
ので、安全性をより大幅に向上させることができる。
に応じた、より適正な余裕時間を表示することができる
ので、安全性をより大幅に向上させることができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、表示装置を見れば、現在の車間距離が安全な車間距
離かどうかを瞬時に判断できるので、車両の安全性が大
幅に向上する。
ば、表示装置を見れば、現在の車間距離が安全な車間距
離かどうかを瞬時に判断できるので、車両の安全性が大
幅に向上する。
【図１】本発明の第１実施例の構成を示すブロック図。
【図２】走行速度、車間距離及び車頭時間の関係を示す
図。
図。
【図３】本発明の第２実施例に係る表示装置の表示例を
示す図。
示す図。
【図４】本発明の第２実施例の構成を示すブロック図。
【図５】従来例の構成を示すブロック図。
１…レーザレーダヘッド ２…情報処理装置 ３…車速センサ ４…表示装置 ５…表示スイッチボックス ６…電源 ７…運転時間計測タイマー ８…ヘッドライトセンサ ９…時計 １０…踏換時間計測装置
Claims (2)
- 【請求項１】 自車と先行車との車間距離を測定可能な
測距装置と、自車の走行速度を計測する車速センサと、
各種の演算を行う情報処理装置と、演算結果を表示する
表示装置とを備え、自車と先行車との車間距離を自車の
走行速度で割った時間を表示することを特徴とする車間
距離表示装置。 - 【請求項２】 自車と先行車との車間距離を測定可能な
測距装置と、自車の走行速度を計測する車速センサと、
各種の演算を行う情報処理装置と、演算結果を表示する
表示装置とを備え、自車と先行車との車間距離を自車の
走行速度で割った時間から、ブレーキ操作時の反応時間
及び踏み換え時間を引いた余裕時間を表示することを特
徴とする車間距離表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3204119A JP2722876B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 車間距離表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3204119A JP2722876B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 車間距離表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0546898A JPH0546898A (ja) | 1993-02-26 |
| JP2722876B2 true JP2722876B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16485135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3204119A Expired - Fee Related JP2722876B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 車間距離表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2722876B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102017212432A1 (de) * | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben eines Fahrerassistenzsystems eines Kraftfahrzeugs und Fahrerassistenzsysteme |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP3204119A patent/JP2722876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0546898A (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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