JP2722666B2 - クロストーク測定機 - Google Patents

クロストーク測定機

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、偏波保持光ファイバの偏波保持特性を示す
クロストークを測定するクロストーク測定機に関する。
<従来の技術> 最近脚光をあびている光の干渉を利用した光ファイバ
センサ及びコヒーレント通信用光ファイバとして、偏波
面を常に一定の方向とする偏波保持光ファイバ(以下、
PMファイバと称する)がある。かかるPMファイバの一例
としてPANDA型PMファイバの断面構造を第6図に示す。
同図に示すように、このPMファイバはコア10a及びクラ
ッド10bからなると共にクラッド10b中にはコア10aを挟
むように設けられた応力付与部10cを有するものであ
り、X軸及びY軸という2本の直交する偏波の主軸を有
している。
このようなPMファイバは直交する2本の主軸に対応し
たX偏波及びY偏波という2つの偏波モードが伝搬可能
であるが、直交する2つの偏波間の伝搬定数差を大きく
して偏波間の光パワーの結合量を小さくするものであ
り、ファイバの特性上2つの直交する偏波間におけるク
ロストークが問題となる。したがって、クロストークの
測定は偏波保持光ファイバの品質を決めるに当り必要不
可欠となる。
第7図には従来のクロストーク測定機の構成例を示
す。同図に示すように、被測定PMファイバ10はその両端
を微動ステージ11に固定した状態で載置されており、こ
の被測定PMファイバ10の入射側には光源12、励振用ファ
イバ13、コリメーションレンズ14、偏光子15及び集光レ
ンズ16がそれぞれ配置されている。ここで、光源12から
出た光は励振用ファイバ13で導波され、コリメーション
レンズ14で平行光とされると共に偏光子15により直線偏
光とされた後、集光レンズ16を介して被測定PMファイバ
10に入射される。また、出射側には、コリメーションレ
ンズ17、検光子18、集光レンズ19、受光用ファイバ20及
び光パワーメータ21がそれぞれ配置されており、被測定
PMファイバ10からの出射光はコリメーションレンズ17で
平行光とされると共に検光子18により特定の偏波成分の
みが取り出された後、集光レンズ19を介して受光用ファ
イバ20に入射されて光パワーメータ21に導かれ、その光
パワーが測定される。なお、励振用光ファイバ13及び受
光用ファイバ20の端部もそれぞれ微動ステージ11に固定
されている。
ここで、偏光子15は被測定PMファイバ10にX偏波のみ
又はY偏波のみの光を入射させるために用いられてお
り、したがって、偏光子15の偏波の主軸方向は、被測定
PMファイバ10のX軸あるいはY軸の何れか一方の軸方向
と一致していなければならない。一方、検光子18は入射
光と同一の偏波あるいは入射光と直交する偏波の何れか
一方のみを取り出すために用いられており、その主軸方
向はやはり被測定PMファイバ10の何れかの主軸方向と一
致していなければならない。
そして、被測定PMファイバ10にX偏波の光のみを入射
させた場合、出射光のX偏波成分の光パワーをPX,Y偏波
成分の光パワーをPYとすると、被測定PMファイバ10のク
ロストークCTは、 CT=10log(PY/PX)〔dB〕 で与えられる。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、前述した従来のクロストーク測定機に
は次のような問題がある。
前述したように偏光子15、検光子18の主軸方向を被
測定PMファイバ10の偏波主軸方向の何れか一方と一致さ
せるためには、偏光子15あるいは検光子18を回転させな
がらパワーメータ21により光パワーの変化を観測するこ
とにより、偏光子15及び検光子18の回転位置を調整しな
ければならないので、かなりの時間を要する。
また、このようにして偏光子15の位置を調整したと
しても、被測定PMファイバ10にX偏波の光が入射してい
るのか、Y偏波の光が入射しているのかを判別するのは
容易にはできない。
被測定PMファイバ10の端面状態の良否はクロストー
ク測定結果に大きな影響を与えるが、良否の判定をする
ためには被測定PMファイバ10を測定機から外してその端
面を観察しなければならず、手間がかかる。
本発明はこのような事情に鑑み、クロストーク測定の
効率及び信頼性を向上させるクロストーク測定機を提供
することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成する本発明のクロストーク測定器は、
保持された偏波保持光ファイバの一端から偏波を入射す
るとともに他端から出射する偏波の光強度を測定するこ
とによりクロストークを測定するクロストーク測定器に
おいて、 偏波入射部は、偏光と集光レンズを備え、 偏波出射部は、検光子とコリメートレンズを備え、 前記偏光子と前記集光レンズの間、又は、前記検光子
とコリメートレンズの間に、 保持された偏波保持光ファイバの端面をそのままの状
態で観察する端面観察手段を備え、 前記偏波保持光ファイバの主軸角度と、前記偏光子、
及び、検光子の角度とを読み替える手段を備えたことを
特徴とする。
<作用> 前記構成のクロストーク測定機では、保持された偏被
保持光ファイバの入射端、出射端を端面観察手段で観察
することによりその主軸方向を判別した後クロストーク
を測定できるので、入射する偏波の主軸方向を偏波保持
光ファイバの主軸方向に一致させるのが容易となり、
又、出射光から特定の偏波を取り出すのが容易となり、
作業性、信頼性の向上が図れる。
<実 施 例> 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図には一実施例に係るクロストーク測定機の構成
を示すが、第7図に示す従来の測定機と同一部材には同
一符号を付して重複した説明は省略する。
同図に示すように、本実施例のクロストーク測定機の
基本的構成は第7図に示すクロストーク測定機と同一で
あるが、本実施例の測定機は端面測定手段として、入射
側に入射端面用対物レンズ16A及び入射端面用カメラヘ
ッド30、出射側に出射端面用対物レンズ17A及び出射端
面用カメラヘッド30′を具えると共に、これらカメラヘ
ッド30,30′によって得られた信号をモニターするカメ
ラコントローラ40及びモニターテレビ50を具えている。
なお、入射端面用対物レンズ16Aは集光レンズを兼ねる
ものであり、又、出射端面用対物レンズ17Aはコリメー
ションレンズを兼ねるものである。
かかる構成のクロストーク測定機では、カメラヘッド
30,30′により得られた被測定PMファイバ10の両端面の
画像はカメラコントローラ40を介してモニターテレビ50
に表示され、これによりその主軸方向を確認することが
できる。
また、カメラヘッド30,30′はそれぞれ光路と交差す
る方向に移動可能に設けられており、クロストーク測定
の際にはカメラヘッド30,30′を光路の外へ移動させれ
ば、第7図に示す測定機と同様にクロストークが測定可
能である。なお、この際、上述したように両端面の主軸
方向が確認されているので、測定が容易且つ正確とな
る。
次に入射端面用カメラヘッド30の一例を第2図を参照
しながら説明する。図中、31,32はミラー、33はハーフ
ミラー、34は撮像装置、35は照明用光源、36はコリメー
ションレンズであり、被測定PMファイバ10の端面10aは
コリメーションレンズ36、ハーフミラー33、ミラー31及
び対物レンズ16Aを介して照明用光源35からの光により
照射される。そして、対物レンズ16Aにより形成された
端面10aの像はミラー31,32を介して撮像装置34に送ら
れ、ここで電気信号に変換され、その信号はカメラコン
トローラ40に送られる。
なお、出射用カメラヘッド30′も同様の構成のもので
よいが、勿論これらのカメラヘッドはこれに限定される
ものでないことは言うまでもない。
第3図には他の実施例に係るクロストーク測定機の構
成を示す、このクロストーク測定機は基本的には第1図
に示す測定機と同様であり、同様の作用を示す部材には
同一符号を付して重複した説明は省略する。
同図に示すように、本実施例のクロストーク測定機で
は被測定PMファイバ10の両端面を同じ方向に向けて保持
し、入射側の光学系と出射側の光学系とを基板60上に並
設したものであり、カメラヘッド30,30′はそれぞれ基
板60上に設けた図示しないレールを介して光路に直交す
る方向に移動自在となっている。この測定機は第1図に
示す測定機と同様に動作し、端面の観察及びクロストー
ク測定を行うことができる。
かかるクロストーク測定機を用いて被測定PMファイバ
10の端面を観察した状態を第4図に示す。同図に示すよ
うに、コア10a、クラッド10b及び応力付与部10cが実用
上十分な明確さで観察された。これにより、被測定PMフ
ァイバの端面の主軸方向を判別することができると共
に、端面状態の良否を知ることができ、端面不良に伴う
クロストーク測定誤差を未然に防ぐことができる。
実際にはクロストークを測定するには、まず、上述し
た方向により入射端面を観察することによりその主軸角
度(第4図中θで示す)を測定する。そして、第5図に
示すような、偏光子15のX偏波及びY偏波とθとの関係
から偏光子15の角度を合せた後、偏光子15の角度を微調
整を行えば、測定が非常に効率よく行うことができる。
また、このとき、X偏波を入射しているのか、Y偏波を
入射しているのかが明らかとなる。なお、出射側端面に
おいても同様に調整することが可能である。
従来、このような主軸合せは光パワーメータ21により
光パワーをモニターしながら偏光子15及び検光子18をそ
れぞれ回転させて行っており、その作業に約2分間かか
っていたが、本実施例において上述したように主軸合せ
をした場合、約40秒と従来の約1/3の時間で作業が終了
した。
なお、以上説明した実施例では、被測定PMファイバの
端面の観察を行う端面観察手段に撮像装置を具えたカメ
ラヘッドを採用しているが、これに限定されるものでは
なく、例えば通常の光学顕微鏡と同様な構成として目視
により直接観察するようにすることも可能である。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明にかかるクロストーク測
定機では被測定PMファイバの端面をそのままの状態で容
易に観察できる端面観察手段を有しているため、クロス
トークの測定効率及び信頼性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るクロストーク測定機の
構成図、第2図はそのカメラヘッドの構成の一例を示す
構成図、第3図は他の実施例に係るクロストーク測定機
の構成図、第4図はファイバ端面の観察状態を示す説明
図、第5図はファイバの主軸角度とX偏波/Y偏波入射時
の偏光子角度との関係を示す説明図、第6図はPMファイ
バの一例を示す説明図、第7図は従来技術に係るクロス
トーク測定機の構成図である。 図面中、 10は被測定PMファイバ、 11は微動ステージ、 12は光源、 13は励振用ファイバ、 14はコリメーションレンズ、 15は偏光子、 16Aは入射端面用対物レンズ兼集光レンズ、 17Aは出射端面用対物レンズ兼コリメーションレンズ、 18は検光子、 19は集光レンズ、 20は受光用ファイバ、 21は光パワーメータ、 30は入射端面用カメラヘッド、 30′は出射端面用カメラヘッド、 31,32はミラー、 33はハーフミラー、 34は撮像素子、 35は照明用光源、 36はコリメーションレンズ、 40はカメラコントローラ、 50はモニターテレビである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持された偏波保持光ファイバの一端から
    偏波を入射するとともに他端から出射する偏波の光強度
    を測定することによりクロストークを測定するクロスト
    ーク測定器において、 偏波入射部は、偏光子と集光レンズを備え、 偏波出射部は、検光子とコリメートレンズを備え、 前記偏光子と前記集光レンズの間、又は、前記検光子と
    コリメートレンズの間に、 保持された偏波保持光ファイバの端面をそのままの状態
    で観察する端面観察手段を備え、 前記偏波保持光ファイバの主軸角度と、前記偏光子、及
    び、検光子の角度とを読み替える手段を備えたことを特
    徴とするクロストーク測定器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の測定器において、 端面観察手段のうち、偏波保持光ファイバの端面への入
    射又は出射の光路に位置する部材のうち少なくとも一部
    は可動式であり、端面観察時のみ光路内に挿入されるこ
    とを特徴とするクロストーク測定器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の測定器において、 光の入射又は出射のために偏波保持光ファイバの端面と
    相対向するレンズを、端面観察手段の端面観察のための
    対物レンズとして用いることを特徴とするクロストーク
    測定器。
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