JP2722475B2 - 電子選局装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラーテレビジョン受像機などに使用される
電子選局装置に関し、特に多機能の装置に有効であり、
装置の備えている機能を一定時間毎に繰り返し表示する
様にしたものである。

従来の技術 従来の電子選局装置において、装置の備えている機能
を表示させる場合には、確認したい機能を手動で選択す
るか、又はあらかじめ決められた内容を表示する表示呼
び出し機能（以下リコール機能と略）を用いていた。

以下図面を参照しながら、従来のリコール機能を備え
た電子選局装置について説明する。

まず、第２図は従来の電子選局装置のブロック図であ
る。第２図において10は選局装置の機能のひとつであり
（例えば音量制御）、入力１（音量アップ／ダウン）の
入力信号によって機能１の機能をコントロールし、11は
上記機能１に対する表示データ（音量データ）、同様に
12・14は機能２から機能ｎの機能であり、13・15はそれ
ぞれ機能２から機能ｎに対する表示データ、16はリコー
ル機能であり装置の状態、すなわち各種の機能の一部を
表示させる機能、17は上記リコール機能で表示させる表
示データ、18は上記11・13・15・17の表示データの中か
ら入力１・入力２・入力ｎ・リコール入力の入力に従っ
て対応する表示データを出力する表示データ切換回路、
19は上記表示データ切換回路の出力を表示する表示回路
である。

以上のように構成された従来の選局装置の動作につい
て以下第２図を用いて説明する。

まず第２図において入力１を例えば音量アップ・ダウ
ン入力信号とすると、音量アップの入力が入力１に入力
されると機能１（音量制御）が動作し出力１に音量を大
きくする制御信号が出力され、同時に音量レベルを示す
表示データが表示データ１として準備され、又入力１の
信号が表示データ切換回路18にも入力され表示データ切
換回路18は表示データ１を出力し、表示回路19は表示デ
ータ１、すなわち音量を表示する。

同様に、機能２がチャンネル切換機能とすると、チャ
ンネル切換信号が入力２に入力されると、出力２にチャ
ンネル切換制御信号が出力されると共にチャンネルデー
タが表示される。リコール機能も同様であり、リコール
入力が入力されると、あらかじめ決ったリコールデータ
が表示される。

発明が解決しようとする課題 ところが上記のような動作では、多機能の電子選局装
置において、いくつかの機能の状態を確認しようとする
場合、リコール機能の中に含まれていない機能の状態は
それぞれの機能を選択して、それぞれ対応する表示を見
てその機能の状態が確認できるという方法を用いる必要
があった。

本発明は上記課題を解決すべく、自動的に装置の一部
又は全部の機能をタイマーにより定期的に繰り返し表示
させる機能をもった装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の電子選局装置は、
タイマー回路を設け、自動モードの場合に表示データ１
から表示データｎを定期的に繰り返し表示させるという
構成を備えたものである。

作 用 本発明は、上記した構成によって、自動モードの場合
機能１から機能ｎに対応する表示データ１から表示デー
タｎをタイマー制御により定期的に表示データ切換回路
を切換えて装置の有する機能を時分割して表示させるよ
うにしたものである。

実施例 以下、本発明の一実施例の電子選局装置について図面
を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における電子選局装置のブ
ロック図である。第１図において、１は選局装置の機能
のひとつであり（例えば音量制御）、入力１（音量アッ
プ／ダウン）の入力信号によって機能１の機能をコント
ロールし、２は上記１に対する表示データ（音量デー
タ）、同様に３・５は機能２から機能ｎの機能であり、
４・６はそれぞれ機能２から機能ｎに対する表示デー
タ、７は一定時間毎の出力を出すタイマー回路、８は自
動／手動切換回路（図示せず）が「手動」の場合には上
記２・４・６の表示データの中から入力１・入力２・入
力ｎの入力に従って対応する表示データを出力し、「自
動」の場合には上記タイマー回路７の出力によって上記
２・４・６の表示データ１表示データ２・表示データｎ
を順番に切換えて出力する表示データ切換回路、９は上
記表示データ切換回路８の出力を表示する表示回路であ
る。

以上のように構成された電子選局装置の動作について
以下第１図を用いて説明する。

第１図において、自動／手動切換が「手動」の場合の
動作は従来例と全く同様であり、入力１を例えば音量ア
ツプダウン入力信号とすると、音量アップの入力が入力
１に入力されると機能１（音量制御）が動作し出力１に
音量を大きくする制御信号が出力され、同時に音量レベ
ルを示す音量データが表示データ１として準備され、又
入力１の信号が表示データ切換回路８にも入力され、表
示データ切換回路８は表示データ１を出力し、４表示回
路９は表示データ１、すなわち音量を表示する。同様に
機能２がチャンネル切換機能とすると、チャンネル切換
信号が入力２に入力されると、出力２にチャンネル切換
信号が出力されると共にチャンネルデータが表示され
る。同様に機能ｎに対しても全く同様の動作を行なう。

次に、第１図において自動／手動切換が「自動」の場
合は、タイマー回路７の出力により定期的に（例えば５
秒毎に）表示データ切換回路８の出力が切換わり、表示
データ１の次は表示データ２へ、表示データｎ−１の次
は表示データｎへ、表示データｎの次は表示データ１へ
という様に順番に切換わり、表示回路９は、機能１から
機能ｎに対する表示データ１から表示データｎを定期的
に表示する。

なお、本実施例では表示データ１から表示データｎま
でを繰り返し表示するように説明したが、これは、もち
ろん表示データ１から表示データｎまでを１回だけ、あ
るいは数回だけ繰り返してもよい。又、装置の備えてい
る機能の全てを切換えて表示してもよいし、一部のみに
限定してもよい。

さらに、本実施例では、自動／手動切換と入力１から
入力ｎを独立して説明したが、自動のモードで表示動作
をしている時に、入力があれば自動モードを解除する様
にしてもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、装置が多機能になり、表示が
同時に全てを表示できない様な場合にその装置の備えて
いる機能の状態を自動的に見ることが出来るものであ
り、例えば商品の説明を行なう場合に自動的にその装置
の備えている機能を表示するため、店頭でのデモンスト
レーション等に絶大な効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電子選局装置のブロック
図、第２図は従来例の電子選局装置のブロック図であ
る。 １・３・５・10・12・14・16……装置が備えている機
能、２・４・６・11・13・15・17……それぞれの機能に
対応する表示データ、７……タイマー回路、８・18……
表示データ切換回路、９・19……表示回路。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】機能１から機能ｎの多機能回路のそれぞれ
   の機能に対応して入力される情報入力１から入力ｎに対
   して、前記情報入力に応じて、それぞれ表示データ１か
   ら表示データｎを出力すると共にそれぞれの機能に対応
   する制御信号出力１から出力ｎを出力する機能制御回路
   と、 表示データを表示する表示回路と、 前記機能制御回路からの出力に応じて前記表示回路へ入
   力される表示データを切換える表示データ切換回路と、 特定の時間間隔を出力するタイマー回路と、 前記表示データ１から表示データｎを前記タイマー回路
   の出力により自動的に切換えて前記表示回路に供給して
   順次表示する自動モード設定手段と、 制御する機能に対し手動操作により入力された前記入力
   １から入力ｎの入力情報に応じてそれぞれ入力された情
   報に対応した表示データを表示する手動モード設定手段
   と、 前記自動モードと手動モードの設定を切換えるモード設
   定切換手段と、 前記モード設定切換手段を制御する切換制御信号をモー
   ド設定切換手段に供給してモード設定を切換制御する切
   換制御信号発生手段とを備え、 前記手動モード設定時には、入力した情報入力に対応し
   た機能を制御する制御信号により前記多機能回路を制御
   するとともにその制御状態をオンスクリーン表示し、 前記切換制御信号発生手段からの切換制御信号により、
   モード設定切換手段を制御してモード設定を自動モード
   に切換えた際には、前記タイマー回路の出力により自動
   的に表示データ１から表示データｎを切換えて機能１か
   ら機能ｎを順次オンスクリーン表示するとともに前記多
   機能回路を制御する制御信号による機能制御は行わない
   ようにしたことを特徴とする電子選局装置。