JP2720761B2 - 半導体集積回路試験装置 - Google Patents

半導体集積回路試験装置

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JP2720761B2 JP5191019A JP19101993A JP2720761B2 JP 2720761 B2 JP2720761 B2 JP 2720761B2 JP 5191019 A JP5191019 A JP 5191019A JP 19101993 A JP19101993 A JP 19101993A JP 2720761 B2 JP2720761 B2 JP 2720761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路(IC)
の電気的特性を試験する試験装置(テスタ)に係わり、
このICテスタに内蔵されるパタンメモリ部を自己診断
する機能を備えたICテスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICテスタは、被試験ICに電源
電圧および所定の入力信号を供給するとともに、これら
の入力信号に応答して被試験ICから供給される出力信
号を、あらかじめICテスタのパタンメモリ部に記憶さ
せた期待値と比較することにより、被試験ICの電気的
特性を試験するのが一般的である。
【0003】従来のICテスタのパタンメモリ部とその
周辺部の要部の構成をブロック図で示した図3を参照す
ると、従来のICテスタは、制御部1、タイミング発生
部2、パタン制御部3、切換部4、パタンメモリ部5、
波形形成・比較部7およびピンエレクトロニクス部8と
を備え、制御部1はメモリ部(不図示)に格納されてい
るテストプログラムがデータバス11を経て供給され、
そのテストプログラムの命令に応答してICテスタ内部
のパタン制御部3、切換部4、パタンメモリ部5、波形
形成比較部7、およびピンエレクトロニクス部8に所定
の信号をそれぞれ供給する。タイミング発生部2は制御
部1、波形形成・比較部7、およびパタン制御部3に所
定のタイミングを生成するもとになる基本タイミング信
号を発生し供給する。パタン制御部3は制御部1から供
給される制御信号14に応答して、タイミング発生部2
から供給されるタイミングをもとに所定のサイクルタイ
でアドレスデータを生成し、パタンメモリ部5に供給
する。この従来例におけるテストパタンの一例を示す図
4(a)を参照すると、このテストパタンは被試験IC
の機能を試験するためのものであり、被試験ICの入出
力論理値、すなわち真理値表に相当するものである。パ
タンメモリ部5は格納されたテストパタンをパタン制御
部3の制御のもとで波形形成・比較部7に供給する。
【0004】波形形成・比較部7ではパタンメモリ部5
から供給されるこのテストパタンを制御部1の指示に応
答して所定のタイミングで波形形成し、ピンエレクトロ
ニクス部8に供給する。この従来例におけるピンエレク
トロニクス部の出力波形の一例を示す図4(b)を参照
すると、ピンエレクトロニクス部8はテストパタンを
定の電圧レベルに増幅し制御部1の制御信号に応答して
被試験ICに供給する。被試験ICではこれらの信号に
基づいて動作し、その結果の対応する信号がピンエレク
トロニクス部8を経て波形形成・比較部7に供給され
る。波形形成・比較部7ではこれらの出力信号がパタン
メモリ部5の前述した入出力論理値、すなわち期待値の
テストパタンと所定のサンプリングタイミングで比較さ
れ、その結果が制御部1に供給されそこで被試験ICの
良否判定が行われるように構成されている。
【0005】再び図4(a)を参照すると、テストパタ
ンは方向に被試験ICのピン数に対応して1〜256
分割され、方向にアドレス値0,1,…,X,X+
1,…,1Mが設定され、その交点に所定のテストパタ
ンが書き込まれている。また図4(b)を併せて参照す
ると、例えばピンmおよびnにおいてアドレスx,x+
1,x+2,……,x7には図4(a)に示したパタン
に対応してピンmには1(ハイレベル),0(ロウレベ
ル),1,0,……,0、およびピンnには1,1,
0,0,1,0,0,0の波形信号が波形形成・比較部
7から出力される。
【0006】一方、ICの高集積化および多機能化に伴
ない、これらのICの電気的特性を試験するICテスタ
も多ピン化および高速化が図られてきた。この電気的特
性試験に用いられるテストパタンの容量もICの高集積
化、多機能化、および信頼性向上を達成するために数百
万パタンも必要となってきている。このような状況に対
応するために、ICテスタのパタンメモリ部も数百万パ
タンの容量を有するようになってきた。このICテスタ
のパタンメモリ部5のデータ保持およびスピード特性等
の電気的特性を診断することは、試験の信頼性を確保す
る意味でも重要である。このパタンメモリ部の診断をす
るには、例えば、制御部1によるテストパタンの書き込
みおよび読み出しで良否を確認するものと、被試験IC
を搭載するテストボード上で2対のテストピンを短絡
し、一方のピンから試験信号を供給し他方のピンでその
信号を受けて良否を確認するものとがある。
【0007】まず、前者の制御部によるパタンメモリ部
の自己診断技術について説明すると、制御部1は16ビ
ットあるいは32ビット系のコンピュータが用いられ
る。ここではパタンメモリ部5の容量を256ピン×百
万パタン(以下、1Mと称す)、制御部1のコンピュー
タが一度に処理できるデータを32ビットとした場合に
ついて説明する。パタンメモリのデータ格納領域を示す
図6を参照すると、パタンメモリ部5は方向のメモリ
を256個のピンに対応させ、これを32分割すると1
ブロックが32ビットを有する131,072個のブロ
ックになる。これらのブロックに対し、制御部1のコン
ピュータはパタン制御部3と、切換部4とを制御しなが
らパタンメモリ部5にテストパタンを書き込み、その後
これらの書き込んだテストパタンを読み出してパタンメ
モリ部5の特性を判定する。
【0008】書込み動作を説明するためのタイミングチ
ャートを示した図5(a)、および読出し動作を説明す
るためのタイミングチャートを示した図5(b)を併せ
て参照すると、制御部1は処理サイクルに従って(図5
(a)の(イ))パタンメモリ部5を診断するアドレス
データ、つまりアドレスAmで列番号がB1、B2、
…、B8、アドレスA(m+1)で列番号B1、B2、
…に対応させたテストパタンをパタン制御部3に送出す
る(図5(a)の(ロ))。さらに診断されるピン群、
つまり32ピン分ずつが順次列番号B1、B2、…が選
択されるように切換部4に切換制御をさせる(図5
(a)の(ハ))。パタン制御部3は供給されたアドレ
スデータAm、A(m+1)、…でパタンメモリ部5を
アドレスする(図5(a)の(ニ))。この状態で制御
部1は切換部4を制御しながら順次32ピン分ずつの
ストパタンB1W、B2W、…をデータバス11からパ
タンメモリ部5に最終アドレスまで書き込む(図5
(a)の(ホ))。
【0009】さらに、制御部1は再度パタン制御部3お
よび切換部4を制御しながらパタンメモリ部5に書き込
んだテストパタンの読み出しを行なう。読み出し処理
は、上述した書き込み処理と同様に、制御部1はパタン
制御部3にアドレスデータを供給し(図5(b)の
(イ))、切換部4を制御しながらデータバス11を介
して読み出し対象ピンを選択するとともに、順次32ピ
ン分ずつのテストパタンを最終アドレスまでパタンメモ
リ部5から読み出す(図5(b)の(ロ)〜(ニ))。
これらの読み出されたテストパタンを制御部1は書き込
んだテストパタンと比較し一致しているか否か判定す
る。
【0010】上述した従来技術と類似の技術を用いた他
の例が「特開昭59−146499号公報」に記載され
ている。図8を参照すると、同図に主要部をブロック図
で示した同公報記載のメモリ試験装置は、テストプロセ
ッサ1、パターン発生器2、タイミング発生器3、フェ
イルメモリ4、比較器5、およびマルチプレクサ6を備
え、テストプロッサ1とパターン発生器2とタイミング
発生器3とフェイルメモリ4とはバス(BUS)を介し
て共通接続され、タイミング発生器のストローブSTB
はパターン発生器2と比較器5とフェイルメモリ4とに
供給され、パターン発生器2の出力は比較器5とマルチ
プレクサ6に供給され、比較器5の出力はマルチプレク
サ6に供給される。このマルチプレクサ6の出力はフェ
イルメモリ4に供給されるように構成されている。
【0011】このメモリ試験装置は、パターン発生器2
からアドレスAと期待値Bとを試験時のレイトで発生さ
せ、この期待値Bと比較器5の出力とをマルチプレクサ
6で切替え、期待値Bのテストパタンをフェイルメモリ
4に書き込む。書き込まれたテストパタンは、BUSを
通してテストプロッサ1に読み取られ、期待値Bのテス
トパタンと比較されて自己診断が行なわれる。
【0012】次に、エレクトロニクス部8から信号を出
力しながらパタンメモリ部5を診断する場合について説
明する。対のテストピンによるパタンメモリ部の自己診
断処理に使用するテストパタンの一例を示す図7を参照
すると、ICテスタのパタンメモリ部5は1面が(ピン
数)×(パタンの深さ)で構成された複数の面(この例
ではパタンメモリA,B,およびCの3面)のパタンメ
モリが用いられる。
【0013】これら3面のテストパタンを組み合せてピ
ンエレクトロニクス部8へ供給する出力信号としてドラ
イブ信号(DRV)、およびピンエレクトロニクス部8
に接続される被検査IC(不図示)の出力信号と比較す
るための期待値信号(CMP)の論理、つまりハイレベ
ルを1、ロウレベルを0として生成する。
【0014】例えば、パタンメモリA,B,およびCが
それぞれ0,0,1のときはDRVは0であり、CMP
はマスク(MASK)される。また、パタンメモリA,
B,Cがそれぞれ0,0,0のときはDRVはハイイン
ピーダンス(Hiz)であり、CMPはロウ(L)レベ
ルの期待値となるように設定されている。これらの信号
によるパタンメモリ部5の診断は次のとおりである。
【0015】すなわち、ここでは被検査ICではなくパ
タメモリ部5の診断であるから、ピンエレクトロニクス
部8のブロックPごとに設けられた対のテストピンを、
テストボード(不図示)上で短絡16し、その一方のピ
ンをDRVモードに、他方のピンをCMPモードにし
て、DRVモードのピン出力がCMPモードのピンに供
給されるようにする。この信号が再びブロックPから波
形形成・比較部7に戻され、上述した図7の3面のパタ
ンメモリによりDRVの信号の論理と一致するように予
じめ作成された期待値のテストパタンと波形形成・比較
部7において比較されてパタンメモリ部5の診断がなさ
れていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のICテ
スタにおいては、パタンメモリ部の動作を診断する機能
がないために次のような欠点があった。すなわち、IC
テスタ内部の制御部によるパタンメモリ部の自己診断機
能は、制御部に用いられるコンピュータの処理ビット
幅、つまり16ビットおよび32ビットと、パタンメモ
リ部のデータ幅に対応させたピン数分とを比較すると、
パタンメモリ部の方がはるかに大きい。したがって、パ
タンメモリ部の方向、つまりピン方向に対し、コンピ
ュータの処理ビット幅で分割しブロック化せざるを得な
い。図に示したパタンメモリが1面(256ピン×1
M)の場合を参照すると、8,387,328ブロック
である。
【0017】これら各ブロックに対し、ピン群を選択す
るための切替制御、テストパタンの書込み、あるいは読
み出しおよび判定を行なう必要がある。一般に、制御部
に使用されるコンピュータの演算処理、つまりインスト
ラクション処理時間は数マイクロ時間から数十マイクロ
時間を要する。この時間単位でアドレス送出、テストパ
タン書き込み、テストパタン読み出し、および判定等を
処理するために、結局はメモリ診断処理時間としては数
十分から数時間を要することになり、ICテスタの稼働
時間の効率が低下することになる。
【0018】さらに、制御部によるパタンメモリある
いはフエイルメモリの診断ではコンピュータの処理時間
とICテスタのパタン発生サイクル時間とは大幅に異な
る。
【0019】上述したように、コンピュータの処理時間
は数マイクロ時間から数十マイクロ時間を要するのに対
し、ICテスタのパタン発生サイクル時間は、例えば動
作周波数100MHz対応のICテスタで10ナノ秒と
なりはるかに速い。パタンメモリの処理時間で問題と
なるのはそのスピード特性であるから、このように動作
速度の遅いコンピュータの処理能力では、ICの実動作
時間に対応したパタンメモリ部の特性を診断できないと
いう重大な欠点があった。
【0020】一方、パタンメモリ部5から読み出した内
容をエレクトロニクス部8から出力し、対のピンで診断
する場合は、上述した実動作時間に対応した診断が可能
である。しかし、診断されるべきパタンメモリ部5にそ
の診断の良否判定の基準となる期待値を記憶させること
は診断結果の品質に問題があり不合理である。また、図
7で示した多面のメモリで構成されるようなメモリパタ
ン部の診断の場合は、使用するテストパタンの種類が多
くなるから、これらテストパタンを格納する時間が長大
になり、ICテスタの稼働時間の効率が低下するという
欠点があった。さらに、波形形成・比較部、ピンエレク
トロニクス部等の経路、および対のパタンメモリ等によ
り故障個所の特定が困難という欠点があった。
【0021】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたものであり、パタンメモリ部の自己診断の処
理時間を短縮し、かつ実動作仕様での自己診断が可能な
ICテスタを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のIC試験装置
は、被試験半導体装置の入出力ピンと少なくとも同数の
テスタピンを有し、外部メモリから供給される所定のテ
ストプログラムに基き内蔵するパタンメモリ部にあら
かじめ格納されたテストパタンを前記テスタピンを介し
て前記被試験半導体装置に供給することによって前記被
試験半導体装置の電気的特性を試験するとともに、前記
パタンメモリ部の自己診断の機能をも備える半導体集積
回路試験装置において、内蔵するタイミング発生部から
供給されるタイミング信号により前記自己診断用のテス
トパタンを発生するテストパタン発生部を備え、行方向
に前記テスタピンに対応する数のメモリが、列方向には
所定のアドレス数に対応する数のメモリがそれぞれ配置
される前記パタンメモリ部に対して、前記テストパタン
発生部から所定の制御信号に応答して出力される前記自
己診断用のテストパタンを伝達するデータバスは前記テ
スタピンに対応する数のビット幅で配設され、前記自己
診断時には、所定のアドレスで指定される前記列方向の
メモリに対して、前記データバスから前記ビット幅でか
つ前記タイミング信号に同期して一度に前記自己診断用
のテストパタンを書き込むことにより、前記被試験半導
体装置の実動作速度と同等のテストレートで試験するこ
とを特徴とする。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例を示すブロック図で
ある。図1を参照すると、本発明のICテスタは、制御
部1と、タイミング発生部2と、パタン制御部3と、切
換部4および6と、パタンメモリ部5と、波形形成・比
較部7と、ピンエレクトロニクス部8と、データバス1
1および12とを備える。
【0024】図4で示した従来のIC試験装置と異なる
構成要素は、制御部1から出力される制御信号に応答し
てテストパタンをパタンメモリ5に選択的に供給する
ための切換部4と、パタンメモリ部5から読み出された
テストパタンを制御部1から出力される制御信号に応答
して波形形成・比較部7に選択的に供給する切換部6
と、タイミング発生部から供給されるタイミング信号
により生成したテストパタンを制御部1から出力される
制御信号に応答して切換・判定部10およびパタンメモ
リ部5に供給するメモリデータ発生部9と、メモリデー
タ発生部9から供給されるテストパタンおよび切換部6
から供給されるパタンメモリ部5から読出したテストパ
タンとをタイミング発生部2のタイミングをもとに生成
した所定のタイミングと同期させながら比較し、その判
定結果を制御部1に供給する切換・判定部10と、メモ
リデータ発生部9のテストパタンをパタンメモリ部5に
供給するためのデータバス12とをさらに付加したこと
である。それ以外の構成要素は従来例と同一でありその
説明は省略する。
【0025】本実施例の動作説明用タイミングチャート
を示す図および従来例と同様であるパタンメモリ部5
のデータ格納領域を示す図6を併せて参照すると、制御
部1からパタンメモリ部5に対する診断指示信号13が
メモリデータ発生部9に供給され、さらにパタン制御部
3に対しては診断開始アドレスデータ14(例えばA
m)が供給される。この診断処理の実行中において、制
御部1はデータバス11とパタンメモリ部5との経路を
切換部4で、パタンメモリ部5と波形形成・比較部6と
の経路を切換部6でそれぞれ遮断するように切換制御を
する。
【0026】パタン制御部3はメモリデータ発生部9と
同期しながら動作し、パタン発生サイクルにしたがいパ
タンメモリ部5にアドレスデータAm、A(m+1)、
A(m+2)、…を順次供給する(図2(a)の(イ〜
ハ))。メモリデータ発生部9は制御部1およびタイミ
ング発生部2から供給される信号に応答してパタンメモ
リ部5に書き込むテストパタンを生成し、データバス1
2を経由してパタンメモリ部5に供給する(図2(a)
(ニ))。このデータバス12はテスタピン数に等し
いビット幅を有しており、パタン制御部1がアドレス
ータAm、A(m+1)、A(m+2)、…に対応し
て、テストパタンをパタンメモリ部5にテスタピン数の
幅で1度に書き込むことができる。
【0027】次に、読み出し処理は、制御部1が読み出
アドレスデータをパタン制御部3に供給し(図2
(b)の(イ)(ロ))、パタン制御部3は読み出しア
ドレスデータをパタンメモリ部5に供給する。このアド
レスデータに応答して読み出されたテストパタンは切換
部6で制御部1の制御信号で切換えられて切換・判定部
10に供給される。切換・判定部10ではメモリデータ
発生部で生成してパタンメモリ部5に書き込んだテス
トパタンが記憶されており、この記憶されたテス トパタ
と切換・判定部10を経て供給されるパタンメモリ部
5から読み出したテストパタンとが比較され良否が判定
される(図2(b)の(ハ)(ニ))。判定結果は信号
線15により制御部1に供給される。
【0028】上述したように本発明のICテスタは、
御部1のアドレス発生サイクルがICテスタのテスト
レートとなるタイミング信号を発生するタイミング発生
部2の最高テストレートであっても、パタンメモリ部5
に書き込まれたテストパタンを読み出し、その良否判定
を実行することができる。
【0029】また、ロジックICでもメモリを内蔵した
ICも多くなってきており、それに伴ってロジック用I
Cテスタにおいてもメモリテスト機能を備えたものが増
えている。これらのICテスタでも上述したメモリテス
ト回路、すなわち、アドレス、テストパタン発生、およ
び比較機能を用いてパタンメモリ部の診断が可能である
ことは勿論である。つまり、図1におけるパタンメモリ
部5にテストパタンを書き込むデータバス11と、パタ
ンメモリ部5から読み出したテストパタンを送出する経
路に相当するものとをこれらのICテスタのメモリテス
ト回路に備えることにより可能である。
【0030】さらに、本発明では、パタンメモリ部の自
己診断について述べたが、ICテスタが有するフェイル
メモリ部(不図示)の自己診断にも容易に応用が可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のICテス
タは、行方向に前記テスタピンに対応する数のメモリ
が、列方向には所定のアドレス数に対応する数のメモリ
がそれぞれ配置されたパタメモリ部に書き込むテスト
パタン、タイミング発生部のタイミング信号に同期し
発生するメモリデータ発生部と、これらのテストパタ
をパタンメモリ部へ送出するためのテスタピン数に等
しいビット幅をもつデータバスと、パタンメモリ部から
読み出したテストパタンを切換・判定部へ送出するため
の切換部と、この切換部から読み出したテストパタン
書き込んだテストパタンと比較しその良否を判定するた
めの切換・判定部とを従来のICテスタにさらに付加
し、パタンメモリ部の自己診断をするようにした。した
がって、短時間で、かつICの実動作状態と同等な条件
のテストレートでパタンメモリ部の特性自己診断ができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】(a)図1における書き込み動作を説明するた
めのタイミングチャートである。 (b)図1における読み出し動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図3】従来のICテスタのパタンメモリ部とその周辺
部の要部を示すブロック図である。
【図4】(a)従来例におけるテストパタンの一例を示
す図である。 (b)従来例におけるピンエレクトロニクス部の出力波
形の一例を示す図である。
【図5】(a)図3における書き込み動作を説明するた
めのタイミングチャートである。 (b)図3における読み出し動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図6】図1および図3におけるパタンメモリのデー
タ格納領域を示す図である。
【図7】従来例における対のテストピンによるパタンメ
モリ部の自己診断処理に使用するテストパタンの一例を
示す図である。
【図8】従来のICテスタの他の例におけるテストプロ
セッサとその周辺部の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 タイミング発生部 3 パタン制御部 4,6 切換部 5 パタンメモリ部 7 波形形成・比較部 8 ピンエレクトロニクス部 9 メモリデータ発生部 10 切換・判定部 11,12 データバス 13 診断指示信号 14 診断開始アドレスデータ 15 タイミング信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験半導体装置の入出力ピンと少なく
    とも同数のテスタピンを有し、外部メモリから供給され
    る所定のテストプログラムに基き内蔵するパタンメモ
    リ部にあらかじめ格納されたテストパタンを前記テスタ
    ピンを介して前記被試験半導体装置に供給することによ
    って前記被試験半導体装置の電気的特性を試験するとと
    もに、前記パタンメモリ部の自己診断の機能をも備える
    半導体集積回路試験装置において、内蔵するタイミング
    発生部から供給されるタイミング信号により前記自己診
    断用のテストパタンを発生するテストパタン発生部を備
    え、行方向に前記テスタピンに対応する数のメモリが、
    列方向には所定のアドレス数に対応する数のメモリがそ
    れぞれ配置される前記パタンメモリ部に対して、前記テ
    ストパタン発生部から所定の制御信号に応答して出力さ
    れる前記自己診断用のテストパタンを伝達するデータバ
    は前記テスタピンに対応する数のビット幅で配設さ
    れ、前記自己診断時には、所定のアドレスで指定される
    前記列方向のメモリに対して、前記データバスから前記
    ビット幅でかつ前記タイミング信号に同期して一度に前
    記自己診断用のテストパタンを書き込むことにより、前
    記被試験半導体装置の実動作速度と同等のテストレート
    で試験することを特徴とする半導体集積回路試験装置。
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JPH03142536A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Nec Corp 記憶装置の診断方式
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