JP2719210B2 - 板圧延における形状操作端の同調制御方法 - Google Patents

板圧延における形状操作端の同調制御方法

Info

Publication number
JP2719210B2
JP2719210B2 JP1318990A JP31899089A JP2719210B2 JP 2719210 B2 JP2719210 B2 JP 2719210B2 JP 1318990 A JP1318990 A JP 1318990A JP 31899089 A JP31899089 A JP 31899089A JP 2719210 B2 JP2719210 B2 JP 2719210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
horizontal
bending force
rolling
offset amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1318990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03180203A (ja
Inventor
普康 山本
利幸 白石
剛 井上
松男 阿高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1318990A priority Critical patent/JP2719210B2/ja
Publication of JPH03180203A publication Critical patent/JPH03180203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2719210B2 publication Critical patent/JP2719210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
    • B21B37/38Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll bending

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は鋼板その他の金属板の圧延における形状操
作端の同調制御方法に関する。
[従来の技術] 車両、家電製品などに使用される鋼板その他の金属圧
延板の品質の一つに板形状、板クラウンおよびエッジド
ロップがある。
最近、板形状などに対するユーザーの要求は一層厳し
くなり、そのために板形状、板クラウンあるいはエッジ
ドロップが制御可能な圧延方法または圧延機が種々開発
されている。それらの一つとして、小径ワークロールに
オフセットおよび水平方向のたわみを与える圧延機が知
られている。(「日本の塑性加工II」日本塑性加工学
会,昭和61年8月14日参照)。この圧延機は、垂直およ
び水平ロールベンディング力を調節してワークロールを
所要の形状に弾性変形し、目的の板形状、板クラウンあ
るいはエッジドロップを得ようとするものである。な
お、ワークロールにオフセットを与えることにより、水
平方向のロールたわみが発生しやすくなる。
[発明が解決しようとする課題] オフセットしたワークロールに水平方向のたわみを与
える上記圧延機では、圧延中に圧延条件あるいは板形状
の変動によって、ロールの水平ロールベンディング力
(水平ロールたわみ量)あるいはロールオフセット量の
大きさが圧延機中央に対して左右非対称となることがあ
る。このような場合、ロールにスラスト力が発生し、ス
ラスト力によりスラスト軸受の摩耗が早まる。さらに、
スラスト力が増大して軸受強度を越えると、軸受が破損
し、圧延機の故障となる。
そこで、この発明は水平方向にオフセットしたロール
に水平方向のロールベンディング力を与えて形状制御す
る板圧延において、ロールスラスト力の発生を防止する
ことができる形状操作端の同調制御方法を提供しようと
するものである。
[課題を解決するための手段] この発明の同調制御方法は、水平方向にオフセットし
た少くとも1本のロールに水平方向のロールベンディン
グ力を与えて板形状を制御する板圧延において、ワーク
サイドおよびドライブサイドにおいて水平ロールベンデ
ィング力およびロールオフセット量をそれぞれ検出す
る。そして、上記検出結果に基づいて両サイドの水平ロ
ールベンディング力およびロールオフセット量が等しく
なるように水平ロールベンディング力およびロールオフ
セット量を調整する。
水平ロールベンダーとしては、たとえばロール軸部に
連結された油圧シリンダーにより水平ロールベンディン
グ力を与える公知のロールベンダーが用いられる。水平
ロールベンディング力の大きさを検出するには、油圧シ
リンダーの油圧力またはロール軸もしくはシリンダーロ
ッドに設けられたロードセルなどを用いる。また、ロー
ルオフセット調整装置として、たとえばハウジングと軸
受箱との間に摺動可能に挿入されたウエッジとウエッジ
を出し入れする油圧シリンダーとからなる装置が用いら
れる。ロールオフセット調整装置は、圧延中であっても
ロールオフセット量の調整が可能である。ロールオフセ
ット量の大きさを検出するには、ロール、上記ウエッジ
またはシリンダーロッドの変位を作動変圧器、ポテンシ
ョメータあるいは磁気スケールなどにより検出する。
なお、形状制御操作端には上記水平ロールベンダーお
よびロールオフセット調整装置の外に、垂直ロールベン
ダー、ワークロールシフト装置などが併用される。ま
た、水平ロールベンダーおよびロールオフセット調整装
置はワークロールおよび中間ロールのいずれに設けても
よいが、ワークロールの2本ともにまた中間ロールの2
本ともに設けることが好ましい。
[作用] ワークサイドおよびドライブサイドにおいて水平ロー
ルベンディング力およびロールオフセット量の両者が等
しいので、ロールの水平方向のたわみは圧延機中心に対
してほぼ左右対称となる。この結果、ロールに作用する
圧延反力の板幅方向の成分は左右で打ち消しあい、スラ
スト力はほとんど零となる。
[実施例] 第1図および第2図はこの発明の実施例を示すもの
で、第1図は制御系のブロック図を含む6重圧延機の平
面図および第2図は上記圧延機の側面図である。
上下のワークロール3はロール軸部において軸受箱4
に支持されている。垂直ロールベンダー5の油圧シリン
ダー6が、軸受箱4に連結されている。垂直ロールベン
ダー5は、ワークロール3に垂直方向のベンディング力
を与える。
中間ロール7は軸受箱11に支持されている。軸受箱11
は、凸球面状の内輪12と凹球面状の座13とからなる自動
調心型軸受である。ロール軸部8を自動調心軸受で支持
することにより、中間ロール7にベンディング力が加え
られた際、ロール軸部8が自由に変形して応力の集中が
避けられる。中間ロール7のロール軸部8の軸端寄りに
は、水平ロールベンダー15の油圧シリンダー16が連結さ
れている。また、ハウジング1と中間ロール7の軸受箱
11との間にロールオフセット調整装置18のウエッジ19が
摺動可能に挿入されており、ウエッジ19の端部にはロー
ルオフセット調整装置18の油圧シリンダー20が連結され
ている。一方のウエッジ19が前進するときには他方のウ
エッジ19が同じ距離だけ後退するように、油圧シリンダ
ー20は連係して作動する。中間ロール7はバックアップ
ロール9によって支持されている。
水平ロールベンディング力の制御装置は、ワークサイ
ドおよびドライブサイドにそれぞれ配置された水平ロー
ルベンディング力検出器24を備えている。水平ロールベ
ンディング力検出器24は、水平ロールベンダー15の油圧
シリンダー16に設けられた圧力センサーよりなってい
る。水平ロールベンディング力検出器24からの信号は、
信号処理回路23において増幅およびA/D変換され、同調
制御演算回路21に入力される。同調制御演算回路21に
は、目標値があらかじめ設定回路22から入力され、設定
されている。同調制御演算回路22からの信号によって、
コントローラ25は水平ロールベンダー15に操作信号を出
力する。
同様に、ロールオフセット量の制御装置は、ワークサ
イドおよびドライブサイド、ならびに圧延機入側および
出側にれぞれ配置されたロールオフセット量検出器34を
備えている。ロールオフセット量検出器34は、ロールオ
フセット量調整装置18の油圧シリンダー20のロッドに連
結された変位センサーよりなっている。ロールオフセッ
ト量検出器34からの信号は、信号処理回路33を経て同調
制御演算回路31に入力される。同調制御演算回路31に
は、設定回路32からの目標値があらかじめ設定されてい
る。同調制御演算回路31からの制御偏差に基づき、コン
トローラ35は操作信号をロールオフセット量調整装置18
に出力する。
上記のように構成された6重圧延機において、ワーク
ロール3に作用する垂直ベンディング力の大きさ、中間
ロール7に作用する水平ベンディング力の大きさおよび
ロールオフセット量と、板形状、板クラウンおよびエッ
ジドロップ量との関係はあらかじめ実機について実験的
に求めらており、圧延制御用コンピュータ(図示しな
い)に演算テーブルとして保存されている。板寸法、圧
下量その他の圧延条件、目標の板形状および板クラウン
を圧延制御用コンピュータに入力すると、ワークロール
3に垂直ベンディング力が加えられる。また、中間ロー
ル7は圧延機出側に向って凸に湾曲するように水平ロー
ルベンディング力が加えられるとともに、圧延機出側に
オフセットされる。圧延中、圧延機の出側で圧延された
板の板形状および板クラウンが検出される。検出結果に
基づいてワークロール3の垂直ベンディング力ならびに
中間ロール7の水平ベンディング力の大きさおよびロー
ルオフセット量が調整され、板形状および板クラウンが
フィードバック制御される。
また、圧延中にワークサイドおよびドライブサイドに
おいて水平ロールベンディング力およびロールオフセッ
ト量がそれぞれ検出される。そして、検出結果は同調制
御演算回路21,31に入力され、ここで制御偏差が演算さ
れる。制御偏差はコントローラ25,35に出力され、コン
トローラ25,35からの操作信号により水平ロールベンダ
ー15およいロールオフセット調整装置18が制御される。
目標値はワークサイドおよびドライブサイドともに同一
値に設定されているので、制御偏差を零とすることによ
り、両サイドの水平ロールベンディング力およびロール
オフセット量は互いに等しくなる。
ここで、上記6重圧延機により鋼板を圧延した具体例
について説明する。
圧延機構成 ワークロール:ロール径550mm, ロール銅長1820mm 中間ロール:ロール径400mm, ロール銅長1820mm ロールオフセット量0〜40mm, 水平ベンディング力±40TON ロールクラウン0.16mmの放物線クラウン バックアップロール:ロール径1420mm, ロール銅長1820mm 圧延板 材質:普通鋼 板厚:2.7mm 0.6mm 板幅:1500mm 圧延条件 圧下率:30% 圧延速度:1500m/min 上記圧延機により、ワークロールの垂直ベンディング
力、ならびに中間ロールの水平ベンディング力およびロ
ールオフセット量を制御した結果、板形状を中伸びおよ
び端伸び変化Δλ(急峻度変化)で約4%変化させるこ
とができ、良好な板形状を得ることができた。また、圧
延中にワークサイドおよびドライブサイドにおいて水平
ロールベンディング力およびロールオフセット量が等し
くなるようにこれらの大きさを制御した。その結果、圧
延操業上問題にならない程度のスラスト力しか発生しな
かった。これに対して、水平ロールベンディング力およ
びロールオフセット量が等しくなるように調整しなかっ
た場合、数ton〜十数ton程度のスラスト力がロールに発
生した。
この発明は上記実施例に限られるものではない。たと
えば、圧延機が4重圧延機であって、ワークロールに水
平ロールベンダーおよびロールオフセット調整装置を備
えたものであってもよい。
[発明の効果] この発明は、圧延中にワークサイドおよびドライブサ
イドにおいて水平ロールベンディング力およびロールオ
フセット量が等しくなるようにこれらの大きさを制御す
るので、ロールスライトがほとんど発生しない。この結
果、スラスト軸受の摩耗および破損が防止され、安定し
て圧延を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はおよび第2図はこの発明の実施例を示すもの
で、第1図は制御系のブロック図を含む6重圧延機の平
面図、および第2図は上記圧延機の側面図である。 1……ハウジング、3……ワークロール、7……中間ロ
ール、9……バックアップロール、11……軸受箱、15…
…水平ロールベンダー、16……油圧シリンダー、18……
ロールオフセット調整装置、19……ウエッジ、20……油
圧シリンダー、21,31……同調制御演算回路、22,32……
設定回路、23,33……信号処理回路、24……水平ロール
ベンディング力検出器、25,35……コントローラ、34…
…ロールオフセット量検出器。
フロントページの続き (72)発明者 阿高 松男 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式会社第3技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−116916(JP,A) 特開 昭61−103610(JP,A) 特開 昭62−238014(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向にオフセットした少くとも1本の
    ロールに水平方向のロールベンディング力を与えて板形
    状を制御する板圧延において、ワークサイドおよびドラ
    イブサイドにおいて水平ロールベンディング力およびロ
    ールオフセット量をそれぞれ検出し、前記検出結果に基
    づいて両サイドの水平ロールベンディング力およびロー
    ルオフセット量が等しくなるように水平ロールベンディ
    ング力およびロールオフセット量を調整することを特徴
    とする板圧延における形状操作端の同調制御方法。
JP1318990A 1989-12-11 1989-12-11 板圧延における形状操作端の同調制御方法 Expired - Lifetime JP2719210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1318990A JP2719210B2 (ja) 1989-12-11 1989-12-11 板圧延における形状操作端の同調制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1318990A JP2719210B2 (ja) 1989-12-11 1989-12-11 板圧延における形状操作端の同調制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03180203A JPH03180203A (ja) 1991-08-06
JP2719210B2 true JP2719210B2 (ja) 1998-02-25

Family

ID=18105262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1318990A Expired - Lifetime JP2719210B2 (ja) 1989-12-11 1989-12-11 板圧延における形状操作端の同調制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2719210B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03180203A (ja) 1991-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4033165A (en) Apparatus for controlling flatness of metal sheet during rolling
US5406817A (en) Rolling mill and rolling method
US5448901A (en) Method for controlling axial shifting of rolls
CA1126835A (en) Method and apparatus for correcting asymmetrical condition in rolling mill
CA2667800A1 (en) Rolling method and rolling apparatus for flat-rolled metal materials
EP0206453B1 (en) Method of multi-pass rolling and rolling mill stand for carrying out the method
US2985042A (en) Rolling mill
US3018676A (en) Apparatus for rolling strip metal
JP2719210B2 (ja) 板圧延における形状操作端の同調制御方法
JPH0217244B2 (ja)
JPH10314819A (ja) 偏平な製品を熱間圧延および冷間圧延するための圧延機を運転するための方法
JP2719212B2 (ja) 板圧延における板形状・板クラウン制御方法
JP2941555B2 (ja) ロールクロス圧延機の板厚制御方法
JP3025370B2 (ja) 圧延機
JP2501229B2 (ja) タンデム冷間圧延機の制御方法
JPH0631322A (ja) 圧延機における形状制御方法および装置
JPH0631321A (ja) 圧延機における形状制御方法および装置
JP2698195B2 (ja) 板圧延機
JPS63212007A (ja) 多段圧延機における板厚と形状の非干渉制御法
JPS61103606A (ja) 圧延機における圧延荷重支持方法及び装置
JPS6150042B2 (ja)
JPH06262216A (ja) 圧延機
JPH0218166B2 (ja)
JP2021070050A (ja) 圧延機の制御方法および制御装置
JPH03207507A (ja) タンデム圧延機列