JP2718744B2 - 鉄筋コンクリート造耐震壁と鉄骨梁とからなる建築構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート造耐震壁と鉄骨梁とからなる建築構造

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JP2718744B2 JP5202889A JP5202889A JP2718744B2 JP 2718744 B2 JP2718744 B2 JP 2718744B2 JP 5202889 A JP5202889 A JP 5202889A JP 5202889 A JP5202889 A JP 5202889A JP 2718744 B2 JP2718744 B2 JP 2718744B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄筋コンクリート造耐震壁、または柱、梁を
含む鉄筋コンクリート造耐震壁と、鉄骨梁とからなる建
築構造に係るものである。
(従来の技術) 従来鉄筋コンクリート造耐震壁に取り合う梁は、鉄筋
コンクリート造梁から構成されていた。
また耐震壁に取り合う梁が鉄骨造の場合には、耐震壁
を鉄骨鉄筋コンクリート造としていた。
(発明が解決しようとする課題) 前者の場合、梁が鉄筋コンクリート造であるために自
重が大で、長スパンの場合、梁成が大となり、建物自重
が増大する。
後者の場合、鉄骨梁と耐震壁内の鉄骨梁、鉄骨柱との
接合部分の構造性能の確保、建方精度の確保のために多
くの加工工程と施工管理とを要し、工費が嵩む。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、架構の軽量化が図られ、施工が容易にな
り、構造上合理的で経済性に優れた耐震壁を有する建築
構造を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る建築構造
は、鉄筋コンクリート造耐震壁内に鉄骨梁の端部を直接
埋設定着し、両者を一体化せしめるように構成されてい
る。
(作用) 本発明によれば前記したように、鉄筋コンクリート耐
震壁に取り合う梁を鉄骨梁としたことによって軽量化が
図られ、大スパンの架構が可能となる。
また耐震壁に取り合う梁の境界部分は応力の集中する
部位であるが、同梁が鉄骨梁より構成されていることに
よって、鉄筋コンクリート梁の場合に比して塑性変形能
力に優れ、耐震壁と一体化して靭性のある架構を構成す
るものである。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
第1図及び第2図において、(1)は鉄筋コンクリー
ト造耐震壁で、同耐震壁(1)内に鉄骨梁(2)の端部
が埋設、定着され、同鉄骨梁(2)と前記耐震壁(1)
とが一体化されている。図中(3)は床スラブである。
第3図は前記鉄骨梁(2)と鉄筋コンクリート造耐震
壁(1)とからなる建造物の軸組を示す平面図で図中
4)は桁梁、(5)は小梁、(6)は床である。
図示の実施例は前記したように、鉄筋コンクリート造
耐震壁(1)の取り合う梁が鉄骨梁(2)より構成され
ているので、軽量化が図られ、大スパンの架構が可能と
なる。また鉄骨梁(2)は加工度の低いものを用いるこ
とができ、鉄骨柱が不要となるので工費を節減できる。
また鉄骨梁(2)は端部が耐震壁内に埋設されるので材
長方向の長さの許容誤差を大きくすることができ、製作
が容易となる。
更にまた、耐震壁に取り合う梁の境界部分は応力集中
の生じる個所であるが、前記梁を鉄骨梁(2)より構成
したことによって、鉄筋コンクリート梁の場合に比して
塑性変形能力に優れ、耐震壁と一体化して靭性のある建
造物の架構を構成することができるものである。
第4図及び第5図は前記鉄骨梁(2)の鉄筋コンクリ
ート造耐震壁(1)に対する埋設定着部の一実施例を示
す、H型鋼材より構成された鉄骨梁(2)の定着端部
(2a)における上下フランジに折り曲げ鉄筋(7)を溶
着するとともに、同上下フランジの上下に位置する上端
鉄筋(8)及び下端鉄筋(9)にPC鋼材よりなる高強度
スパイラル筋(10)、または肋筋を配筋してなる籠状筋
を前記定着端部(2a)に囲繞して構成され、同籠状筋と
前記折曲げ鉄筋(7)とを介して鉄骨梁(2)を前記鉄
筋コンクリート造耐震壁(1)に一体化するものであ
る。
第6図は前記鉄骨梁(2)の埋設定着部の他の実施例
を示し、同鉄骨梁(2)を定着端部(2a)における上下
フランジにスタツド(11)を植立するとともに、スパイ
ラル筋(12)を囲繞したものである。
第7図は前記鉄骨梁(2)の埋設定着端部の他の実施
例を示し、同鉄骨梁(2)の定着端部(2a)におけるウ
エブに結合孔(13)を穿設し、同結合孔(13)に前記ウ
エブと直交する結合筋(14)を水平に挿貫したものであ
る。
第8図及び第9図は前記鉄骨梁(2)の埋設定着端部
の更に他の実施例を示し、同鉄骨梁(2)の定着端部に
おける上下フランジにスタッド(11)を植設するととも
に、同各フランジにスパイラル筋(12)を囲繞し、且つ
ウエブ部に結合孔(13)を穿設し、同結合孔(13)に結
合筋(14)を水平に挿貫したものである。
第10図及び第11図は本発明を鉄筋コンクリート柱(1
5)及び鉄筋コンクリート梁(16)を含む鉄筋コンクリ
ート造耐震壁(1′)に適用した場合を示し、鉄骨梁
(2)の端部が前記耐震壁(1′)内に埋設定着された
ものである。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、鉄筋コンクリート造
耐震壁内に、鉄骨梁の端部を鉄骨柱を使用することな
く、直接埋設定着して両者を一体化したものであって、
このように前記耐震壁に取り合う梁をすべて鉄骨造とす
ることによって軽量化が図られ、大スパンの架構が可能
となる。また前記鉄骨梁としては加工度の低いものを用
いることができ、鉄骨梁定着のための鉄骨柱が不要とな
るので、工費が節減される。また鉄骨梁は端部が耐震壁
内に埋設されるので材長方向の長さの許容誤差を大きく
することができ、製作が容易となる。
更にまた前記耐震壁に取り合う梁の境界部分は応力の
集中する部位であるが、同梁を鉄骨梁とすることによっ
て、鉄筋コンクリート梁の場合に比して塑性変形能力に
優れ、耐震壁と一体化して靭性のある架構を構成するこ
とができる。
請求項2の発明は、前記耐震壁内における前記鉄骨梁
の定着端部を、同鉄骨梁のフランジに折り曲げ筋を溶接
するとともに、定着端部を挟んで上下に位置する上下鉄
筋と各鉄筋間に亘って配設された補助鉄筋とからなる籠
状筋で前記鉄骨梁の定着端部を囲繞したことによって、
同鉄骨梁の端部を前記耐震壁に一体的に埋設定着するも
のである。
請求項3の発明は、前記鉄骨梁の定着端部ウエブに穿
設した結合孔に、同ウエブと直交する結合筋を挿貫した
ことによって、前記鉄骨梁の端部を前記耐震壁に一体的
に埋設定着するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鉄筋コンクリート造耐震壁と鉄骨
梁とからなる建築構造の一実施例を示す部分正面図、第
2図はその横断平面図、第3図は同建築構造の軸組を示
す平面図、第4図及び第5図は夫々前記鉄骨梁の端部定
着構造の実施例を示す縦断面図並に縦断側面図、第6図
及び第7図は夫々前記定着構造の他の各実施例を示す縦
断面図、第8図及び第9図は夫々前記定着構造の更に他
の実施例を示す縦断面図並に縦断側面図、第10図及び第
11図は夫々本発明を柱、梁を含む鉄筋コンクリート造耐
震壁に適用した実施例を示す部分縦断面図並に横断平面
図である。 (1)…鉄筋コンクリート造耐震壁、(2)…鉄骨梁、
(2a)…鉄骨梁の定着端部、(7)…折り曲げ鉄筋、
(8)…上端鉄筋、(9)…下端鉄筋、(10)…スパイ
ラル筋、(13)…結合孔、(14)…結合筋。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリート造耐震壁内に、鉄骨梁の
    端部を直接埋設,定着して両者が一体化された架構を構
    成してなることを特徴とする鉄筋コンクリート造耐震壁
    と鉄骨梁とからなる建築構造。
  2. 【請求項2】前記耐震壁内における前記鉄骨梁の定着端
    部は、同鉄骨梁のフランジに折り曲げ鉄筋を溶接すると
    ともに、鉄骨梁の定着端部を、同端部を挟んで位置する
    上下鉄筋と同各鉄筋間に亘って配筋された補助鉄筋とか
    らなる籠状筋で囲繞して構成された請求項1記載の鉄筋
    コンクリート造耐震壁と鉄骨梁とからなる建築構造。
  3. 【請求項3】前記耐震壁内における前記鉄骨梁の定着部
    は、同鉄骨梁のウエブに穿設した結合孔に、同ウエブと
    直交する結合筋を挿貫して構成された請求項1記載の鉄
    筋コンクリート造耐震壁と鉄骨梁とからなる建築構造。
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