JP2718544B2 - 間仕切り可変型家屋構造 - Google Patents

間仕切り可変型家屋構造

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JP2718544B2
JP2718544B2 JP12959189A JP12959189A JP2718544B2 JP 2718544 B2 JP2718544 B2 JP 2718544B2 JP 12959189 A JP12959189 A JP 12959189A JP 12959189 A JP12959189 A JP 12959189A JP 2718544 B2 JP2718544 B2 JP 2718544B2
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義直 青木
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有限会社広商
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般住宅の家屋構造に関し、さらに詳しくは
振動騒音の発生が少なく、しかも間仕切り変更の自由度
が高い構造となった家屋構造に関するものである。
〔従来の技術および解決しようとする課題〕
一般に知られている住宅の構造は木造であり、この構
造においては、主要構造部材が木造であるので、乾燥度
合、湿度等に起因したねじれ、曲がりなどの発生が避け
られない。このように大引、根太などに曲がりが発生す
ると、フローリングのあばれが起き易いという問題点が
ある。また、フローリングおよびその下に敷き詰める捨
て板などは釘止めとなっており、締結力が弱く、振動等
の外力が繰り返し作用すると、釘が浮いてきてしまうと
いう問題点がある。さらには、一般に、フローリングは
根太上に直接に敷き、畳は捨て板であるコンクリートパ
ネル上に直接に敷くようになっているので、これらの床
仕上げ材がしろありなどの食害を受けやすいという問題
点がある。さらにまた、二階建の木構造の家屋では、二
階の振動騒音が一階の側に伝わらないように防止するた
めの適切な手段がないという問題点がある。
本発明の目的は、このような木造家屋の問題点に鑑み
て、これらの問題点を解消することの可能となった家屋
構造を実現することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を解決するために、本発明では、主要構造
部材が金属材料から構成される家屋構造において、一階
の床構造が、土台上に支持された金属製の支持脚部材
と、この支持脚部材によってほぼ水平に支持された金属
製の大引部材と、この大引部材上に敷き詰めた根太部材
と、この根太部材上に敷き詰めた断熱性のある床仕上げ
材料とからなっており、二階以上の階の床構造が、金属
製の梁材の上に配置した弾性部材と、この弾性部材を介
して前記梁材によって支持された金属製の大引部材と、
この大引部材の上に敷き詰めたデッキプレートと、この
デッキプレート上に敷き詰めた捨板と、この捨板上に敷
き詰めた床仕上げ材料とからなっていることを特徴とし
ている。
〔実施例〕
以下に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明を適用した二階建て一般住宅の断面図
を示す。図に示すように、住宅1は鉄骨構造であり、主
要構造部材である柱、梁などが鋼材からなっている。
住宅1の床構造2は、一般にスリーベースと称される
構造となっている。すなわち、コンクリート土台3の上
に複数個の金属製の支持脚4が固定配置されており、こ
れらの支持脚4は、等間隔で複数列配置されてある。支
持脚4の下端は二股となっており、それらの先端の水平
フランジが土台3に固定されている。支持脚4の上端に
は大引鋼5が配置され、この大引綱の表面には防振ゴム
4bが取付けられており、この上に大引鋼の配列方向とは
直交する方向に配列した根太鋼6が支持固定されてい
る。これらの根太鋼6の上には、コンクリートパネル8
を敷き、床下地材としての根太6aが敷き詰められてお
り、根太6aの上にはフローリング材7が敷き詰められて
いる。ここに、上記の根太6aは、断熱性、遮音性および
保温性に優れたものが好ましく、例えばサンホームネダ
(商品名:株式会社三洋工業製)を使用することができ
る。
次に、第1図および第2図を参照して二階床および一
階天井の構造を説明する。これらの図に示すように、二
階床構造11は、H型鋼の梁12の上端に等間隔にクッショ
ンゴム13が配置されており、これらのクッションゴム13
を介して、梁12と直交する方向に配列した大引鋼14が支
持されている。これらの大引鋼14の上には、これらと直
交する方向にデッキプレート15が敷き詰められており、
さらにこのデッキプレート15の上には、コンクリートパ
ネルからなる捨板16の上にサンホームネダ18を介してフ
ローリング材17が敷き詰められている。ここに、上記の
デッキプレート15は振動減衰特性の大きな騒音防止材料
が好ましく、例えば新日本製鉄株式会社製の制振鋼板か
らなる制振デッキプレートを使用することができる、ま
た、本例においては、大引鋼14とデッキプレート15との
間にも、長尺状のクッションゴム19が配置されている。
この構成の床構造に下側に構成されている天井構造は
一般の軽量鉄骨構造の天井構造と同一であり、梁12から
吊り下げた吊り下げ金具21によって天井材22を支持した
構造となっている。また、その他の部分、例えば屋根構
造なども一般の構造のものと同様であるので、これらの
詳細な説明は省略する。
このように構成した本例の家屋構造においては、一階
の床構造にスリーベースを採用しているので、木造のよ
うに湿気などに起因して床下地組の腐敗、床面のあばれ
などが発生することはなく、床面は水平状態に維持され
るので好ましい。また、二階床の構造も同様であり、特
に二階床構造においては、梁12と大引鋼14との間にクッ
ションゴム13を配置してあるので、制振デッキプレート
15の使用と相まって、優れた弾性力および遮音性を有す
る床構造となっている。従って、二階の振動騒音が一階
の側に伝わってしまうことを確実に防止できるので好ま
しい。
さらには、このように鉄骨構造を採用したことによ
り、改築時の間仕切り変更が容易となるという利点もあ
る。ここに、将来において間仕切りが取付けられる可能
性のある部分の床部分および天井部分に補強部材を予め
配置しておけば、このような間仕切りの変更がさらに容
易に行うことができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明においては、一階および
二階の床組を鋼材からなる弾性力および遮音性の高い構
造としてある。したがって、木構造とは異なり、施工が
容易であると共に各部の強度も充分であり、施工後の寸
法の狂いも生ずることがない。しかも、間仕切りの変更
も容易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した二階建て一般住宅の部分断面
図、第2図は第1図の二階床の構造を示す斜視図であ
る。 符号の説明 1……住宅 2……一階床構造 3……土間 4……支持脚 5,14……大引鋼 6……根太鋼 6a……根太 7,17……フローリング材 8,16……捨て板(コンクリートパネル) 11……二階床構造 12……梁 13,19……クッションゴム 15……デッキプレート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主要構造部材が金属材料から構成される家
    屋構造において、一階の床構造が、土台上に支持された
    金属製の支持脚部材と、この支持脚部材によってほぼ水
    平に支持された金属製の大引部材と、この大引部材上に
    敷き詰めた根太部材と、この根太部材上に敷き詰めた床
    仕上げ材料とからなっており、二階以上の階の床構造
    が、金属製の梁材の上に配置した弾性部材と、この弾性
    部材を介して前記梁材によって支持された金属製の大引
    部材と、この大引部材の上に敷き詰めた制振デッキプレ
    ートと、このデッキプレート上に敷き詰めた捨板と、こ
    の捨板上に敷き詰めた床仕上げ材料とからなっているこ
    とを特徴とする間仕切り可変型家屋構造。
JP12959189A 1989-05-23 1989-05-23 間仕切り可変型家屋構造 Expired - Lifetime JP2718544B2 (ja)

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JPH02308030A JPH02308030A (ja) 1990-12-21
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