JP2717287B2 - エンジンの排気装置 - Google Patents

エンジンの排気装置

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JP2717287B2
JP2717287B2 JP63300833A JP30083388A JP2717287B2 JP 2717287 B2 JP2717287 B2 JP 2717287B2 JP 63300833 A JP63300833 A JP 63300833A JP 30083388 A JP30083388 A JP 30083388A JP 2717287 B2 JP2717287 B2 JP 2717287B2
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JP
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muffler
engine
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exhaust
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正夫 小林
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明はエンジンの排気装置に係り、特に、マフラ
を冷却する必要がある例えば小型水上滑走艇に搭載され
たエンジンの排気装置に関する。
(従来の技術) 一般に、第3図に示すように、小型水上滑走艇におい
ては、船体1に搭載されたエンジン2からの排気を、エ
キゾーストパイプ3を経てマフラ4および消音器5へ導
いて排出するようになっている。マフラ4および消音器
5によって、排気音が低減される。
また、第3図に示すように、エンジン冷却水の一部は
エキゾーストパイプ3のウォータジャケット6内を通
り、小孔7からマフラ4内へ注入される。これにより、
エキゾーストパイプ3およびマフラ4を冷却できるとと
もに、マフラ4内に貯留された水により排気音をより一
層低減している。
また、実公昭57−7769号公報記載の考案(以下、第2
従来例という)では、第4図に示すように、マフラ8は
長手方向に2分断され、これらのマフラエレメント8Aお
よび8Bが弾性体9によって連結されている。符号10は、
弾性体9を固定するバンドである。マフラエレメント8B
は、さらにマウントゴム11によってエンジン12に弾性支
持されている。
この第2従来例においても、第2図および第3図の従
来例(以下、第1従来例という)と同様に、エンジン冷
却水の一部がエキゾーストパイプを経てマフラ8内へ導
かれ、このマフラ8内に貯留されて、マフラ8の冷却と
排気音の低減が図られている。さらに、この第2従来例
では、エンジンから伝達される振動が弾性体9およびマ
ウントゴム11によって吸収され、マフラ8が振動によっ
て破損しないよう考慮されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記第1および第2従来例では、エンジン
2の冷却水の一部がマフラ4,8内へ貯留されるので、エ
キスパンションチャンバを兼ねるマフラの内容積が減少
し、エンジン出力が低下するおそれがある。
また、マフラ4,8内にエンジン冷却水が貯留されるの
で、船体1が傾いたり、反転したときに、マフラ4,8内
に貯留したエンジン冷却水がエンジン2,12のシリンダ内
へ逆流してしまうことがある。同様な現象は、排圧の変
化によっても生ずることがある。
さらに、特に第1従来例では、エンジン2の振動がエ
キゾーストパイプ3を介してマフラ4に伝達され、この
マフラ4が振動によって破損するおそれもある。
この発明が、上述の事情を考慮してなされたものであ
り、マフラを好適に冷却でき、マフラ内の冷却水がシリ
ンダ内へ逆流するのを防止できるとともに、エンジン出
力の低下を防止でき、さらに、マフラの振動による破損
を防止できるエンジンの排気装置を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、エンジンのエキゾーストパイプにマフラ
が連結されたエンジンの排気装置において、上記マフラ
はジョイント部材を介してエキゾーストパイプに連結さ
れるとともに、このマフラはマフラ内管およびマフラ外
管を有して成り、これらマフラ内外管に囲まれて前記エ
キゾーストパイプのウォータジャケットに連通されるマ
フラウォータジャケットが形成され、また上記ジョイン
ト部材は、上記マフラ内管を球面対偶で支持するととも
に、上記マフラ外管を弾性部材を介して弾性支持したこ
とを特徴とするものである。
(作用) したがって、この発明に係るエンジンの排気装置によ
れば、マフラにマフラウォータジャケットが形成され、
このマフラウォータジャケット内にエキゾーストパイプ
のウォータジャケットを介してエンジン冷却水の一部が
導かれるので、マフラを好適に冷却できる。
また、マフラウォータジャケットはエンジンのシリン
ダに連通されていないので、マフラウォータジャケット
内に貯留したエンジン冷却水が上記シリンダへ逆流する
ことがない。しかも、マフラ内管内がエキゾーストパイ
プを介してシリンダに連通され、このマフラ内管内にエ
ンジン冷却水が貯留されないので、マフラ内管内の容積
が実質的に減少せず、その結果、エンジン出力が低下し
ない。
さらに、マフラ内管がジョイント部材を介して球面対
偶で支持され、マフラ外管がジョイント部材および弾性
部材を介して弾性支持されるので、エキゾーストパイプ
の振動をマフラとジョイント部材との結合部分で吸収で
き、マフラの振動を低減できる。その結果、マフラの振
動による破損を防止できる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明に係るエンジンの排気装置の一実
施例が適用されたマフラの要部を示す断面図である。
小型水上滑走艇に搭載されたエンジン(図示せず)に
は、エキゾーストパイプ21が連結される。そして、この
エキゾーストパイプ21に、ジョイント部材22を介してマ
フラ23および図示しない消音器が順次連結されて、エン
ジンの排気装置が構成される。
エキゾーストパイプ21にはウォータジャケット24は形
成される。このウォータジャケット24内にエンジン冷却
水の一部が導かれて、エキゾーストパイプ21が良好に冷
却される。
また、マフラ23は、マフラ内管25およびマフラ外管26
を有して成る二重管構造である。これらマフラ内外管2
5,26に囲まれてマフラウォータジャケット27が形成され
る。また、マフラ内管25の先端部には、球面の一部から
成る湾曲した球形ジョイント部28が形成される。
さて、上記ジョイント部材22はジョイントフランジ2
9、ジョイント内管30およびジョイント外管31を有して
成り、それぞれ例えばステンレス鋼により製作される。
上記ジョイントフランジ29はリング形状に形成され
る。このジョイントフランジ29は、ガスケット32を介し
てエキゾーストパイプ21にボルト33によって結合され
る。さらに、ジョイントフランジ29には通路34が、ジョ
イントフランジ29の周方向に複数個形成される。この通
路34は、ガスケット32の小孔35を介して、エキゾースト
パイプ21のウォータジャケット24とマフラウォータジャ
ケット27とを連通する。小孔35も、通路34に対応して複
数個形成される。
したがって、通路34および小孔35を経て、エキゾース
トパイプ21のウォータジャケット24内のエンジン冷却水
がマフラウォータジャケット27内へ導かれる。マフラウ
ォータジャケット27内のエンジン冷却水は、その後排気
とともに消音器へ導かれ、船外へ排出される。
また、ジョイント内管30はジョイントフランジ29の内
周部に立設状態で固着され、先端部に球形ジョイント部
36が形成される。この球形ジョイント部36は、マフラ内
管25の球形ジョイント部28と同様に、球面の一部から成
る湾曲面に形成され、この球形ジョイント部36内に球形
ジョイント部28が球面対偶で支持される。したがって、
エキゾーストパイプ21は、上記球形ジョイント部28およ
び36によってマフラ内管25に連結され、エキゾーストパ
イプ21内の排気がマフラ内管25へ導かれる。
ところで、エキゾーストパイプ21には、上部ブラケッ
ト37がボルト33に共締めされ、マフラ外管26には下部ブ
ラケット38が固着される。そして、これら上部および下
部ブラケット37および38間にスプリング39が介装され
る。このスプリング39の引張力により、マフラ23が、エ
キゾーストパイプ21およびジョイント部材22に支持さ
れ、球形ジョイント部28,36間のシールが充分なされ
る。したがって、球形ジョイント部28,36を介して、ジ
ョイント内管30およびマフラ内管25内を流れる排気がマ
フラウォータジャケット27内へ漏洩することがなく、ま
た、マフラウォータジャケット27内のエンジン冷却水が
ジョイント内管30およびマフラ内管25内へ流入すること
もない。なお、スプリング39は、マフラ23の周方向に例
えば2〜3個設けられる。
また、ジョイント外管31は、ジョイントフランジ29の
外周部に立設状態で固着される。このジョイント外管31
の先端部とマフラ外管26との間に、弾性部材としての耐
熱ゴムホース40が装着される。この耐熱ゴムホース40
は、バンド41によってジョイント外管31およびマフラ外
管26に固着される。
したがって、上記実施例によれば、エンジンの振動に
よってエキゾーストパイプ21が振動しても、マフラ内管
25が球形ジョイント部28および36によってジョイント内
管36に対し球面運動し、さらにマフラ外管26が耐熱ゴム
ホース40を介してマフラ外管26に結合されていることか
ら、マフラ23にエキゾーストパイプ21の振動が伝達され
ない。このエキゾーストパイプ21の振動は、球形ジョイ
ント部28および36並びに耐熱ゴムホース40によって吸収
されるので、エキゾーストパイプ21の振動によりマフラ
23が破損するのを防止できる。
また、エンジン冷却水の一部は、エキゾーストパイプ
21のウォータジャケット24およびジョイント部材22の通
路34を経てマフラウォータジャケット27内へ導かれるの
で、マフラ23を好適に冷却することができる。
さらに、マフラウォータジャケット27は、上記通路34
を介してエキゾーストパイプ21のウォータジャケット24
に連結され、エンジンのシリンダに連結されていないの
で、船艇が傾斜したり、反転したり、あるいは排圧が変
化しても、マフラウォータジャケット27内に貯留したエ
ンジン冷却水がシリンダへ逆流することを防止できる。
また、エンジンのシリンダはマフラ内管25内に連通さ
れ、このマフラ内管25内にエンジン冷却水が貯留しない
ことから、エキスパンションチャンバを兼ねるマフラ23
のマフラ内管25の内容積が変化せず、エンジンの出力性
能が低下することも防止できる。
なお、上記実施例では、エンジンの排気装置が小型水
上滑走艇に搭載されたエンジンに適用されるものにつき
説明したが、マフラを冷却する必要のあるエンジンなら
ば同様に適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るエンジンの排気装置に
よれば、マフラがジョイント部材を介してエキゾースト
パイプに連結されるとともに、このマフラがマフラ内管
およびマフラ外管を有して成り、これらマフラ内外管に
囲まれて前記エキゾーストパイプのウォータジャケット
に連通されるマフラウォータジャケットが形成され、ま
た上記ジョイント部材は、上記マフラ内管を球面対偶で
支持するとともに、上記マフラ外管を弾性部材を介して
弾性支持したことから、マフラウォータジャケット内に
エンジン冷却水の一部が導かれてマフラを良好に冷却で
き、マフラ内の冷却水をシリンダ内へ逆流するのを防止
できるとともに、エンジン出力の低下を防止でき、さら
に上記球面対偶支持および弾性支持によりマフラの振動
による破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るエンジンの排気装置の一実施例
が適用されたマフラの要部を示す断面図、第2図は小型
水上滑走艇を一部を切り欠いて示す側面図、第3図は第
1従来例のエンジン排気装置の要部を一部を切り欠いて
示す側面図、第4図は第2従来例のエンジンの排気装置
の要部を一部を切り欠いて示す側面図である。 21…エキゾーストパイプ、22…ジョイント部材、23…マ
フラ、24…ウォータジャケット、25…マフラ内管、26…
マフラ外管、27…マフラウォータジャケット、28,36…
球形ジョイント部、29…ジョイントフランジ、30…ジョ
イント内管、31…ジョイント外管、34…通路、40…耐熱
ゴムホース。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのエキゾーストパイプにマフラが
    連結されたエンジンの排気装置において、上記マフラは
    ジョイント部材を介してエキゾーストパイプに連結され
    るとともに、このマフラはマフラ内管およびマフラ外管
    を有して成り、これらマフラ内外管に囲まれて前記エキ
    ゾーストパイプのウォータジャケットに連通されるマフ
    ラウォータジャケットが形成され、また上記ジョイント
    部材は、上記マフラ内管を球面対偶で支持するととも
    に、上記マフラ外管を弾性部材を介して弾性支持したこ
    とを特徴するエンジンの排気装置。
JP63300833A 1988-11-30 1988-11-30 エンジンの排気装置 Expired - Lifetime JP2717287B2 (ja)

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