JP2717284B2 - 断熱パネルの製造方法 - Google Patents
断熱パネルの製造方法Info
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- JP2717284B2 JP2717284B2 JP63260734A JP26073488A JP2717284B2 JP 2717284 B2 JP2717284 B2 JP 2717284B2 JP 63260734 A JP63260734 A JP 63260734A JP 26073488 A JP26073488 A JP 26073488A JP 2717284 B2 JP2717284 B2 JP 2717284B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は断熱パネルとして使用される軽量発泡合成
樹脂パネルの製造方法に関するものである。
樹脂パネルの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、一般にこの種の断熱パネル材は、樋状に形成し
た表面材上に発泡性合成樹脂原料を吐出した後裏面紙を
供給し、裏面紙の上から発泡性合成樹脂原液をニツプロ
ール等により押圧して、未反応状態の発泡性合成樹脂原
液を、裏面紙の下面と表面材の裏面に沿って両側の折曲
げ片間の表面材上に均一な厚さに広げ、この表面材の開
放面を適宜の金型で閉鎖して発泡性合成樹脂原液を加圧
状態の下に発泡させるという製造方法がとられている。
た表面材上に発泡性合成樹脂原料を吐出した後裏面紙を
供給し、裏面紙の上から発泡性合成樹脂原液をニツプロ
ール等により押圧して、未反応状態の発泡性合成樹脂原
液を、裏面紙の下面と表面材の裏面に沿って両側の折曲
げ片間の表面材上に均一な厚さに広げ、この表面材の開
放面を適宜の金型で閉鎖して発泡性合成樹脂原液を加圧
状態の下に発泡させるという製造方法がとられている。
しかし近年この種の断熱パネル材は、働き幅を大きく
する傾向があり、また表面意匠上、働き幅を概ね二分す
る位置に中目地と称する凹状溝を設けたものが増加して
いる。
する傾向があり、また表面意匠上、働き幅を概ね二分す
る位置に中目地と称する凹状溝を設けたものが増加して
いる。
(発明が解決しようとする問題点) したがって上記従来の製造方法では、以下のような欠点
が生じている。
が生じている。
働き幅を大きくした為、ニツプロールにより押圧し
ても未反応状態の発泡性合成樹脂原液が表面材上に均一
な厚さに広がりにくく発泡硬化後の合成樹脂発泡層はそ
の品質が均一にならない。
ても未反応状態の発泡性合成樹脂原液が表面材上に均一
な厚さに広がりにくく発泡硬化後の合成樹脂発泡層はそ
の品質が均一にならない。
未反応状態の発泡性合成樹脂原液の吐出量が合成樹
脂発泡層の充填性に大きく影響し、その品質が均一にな
らない。
脂発泡層の充填性に大きく影響し、その品質が均一にな
らない。
未反応状態の発泡性合成樹脂原液の吐出の際は、中
目地の凹状溝は表面材の裏側は凸状となるわけで、ニツ
プロールによる押圧は当然ながら凸状の頂上部までとな
り、表面材上に均一な厚さに広げることそのものが不可
能になる。
目地の凹状溝は表面材の裏側は凸状となるわけで、ニツ
プロールによる押圧は当然ながら凸状の頂上部までとな
り、表面材上に均一な厚さに広げることそのものが不可
能になる。
(問題点を解決するための手段) 本願発明は上記の問題点を解決するため、未反応状態の
発泡性合成樹脂原液が吐出され、吐出された未反応の発
泡性合成樹脂原液が発泡硬化するまでの間において該表
面材の概ね中央部を上方に湾曲させて両端方向に傾斜を
設けることにより、未反応状態の発泡性合成樹脂原液が
適度な粘度を持って傾斜に沿って両側端方向に流れ移動
し、表面材上に平坦に広がるようにしたものである。
発泡性合成樹脂原液が吐出され、吐出された未反応の発
泡性合成樹脂原液が発泡硬化するまでの間において該表
面材の概ね中央部を上方に湾曲させて両端方向に傾斜を
設けることにより、未反応状態の発泡性合成樹脂原液が
適度な粘度を持って傾斜に沿って両側端方向に流れ移動
し、表面材上に平坦に広がるようにしたものである。
(実施例) 以下に、図面を用いて本願発明にかかわる建築用パネ
ルの製造方法の実施例について詳細に説明する。
ルの製造方法の実施例について詳細に説明する。
第1図は上記断熱パネルの代表的な一例を示す斜視図で
ある。表面材1は例えば金属薄板、カラー鋼板、ステン
レス板、銅板、アルミニウム板等の1種からなり、化粧
面には面幅をちょうど二分する位置に中目地4が設けら
れ、この中目地は当然ながら表面からは凹、裏面からは
凸となっている。また両側端にある雄型差込み部5及び
雌型差込み溝6、とから構成される。
ある。表面材1は例えば金属薄板、カラー鋼板、ステン
レス板、銅板、アルミニウム板等の1種からなり、化粧
面には面幅をちょうど二分する位置に中目地4が設けら
れ、この中目地は当然ながら表面からは凹、裏面からは
凸となっている。また両側端にある雄型差込み部5及び
雌型差込み溝6、とから構成される。
また表面材の樋状の裏面3には、ポリウレタンフォー
ム、イソシアヌレートフォーム、ユリアフォーム、フェ
ノールフォーム等の一種からなる断熱層7が充填され、
裏面材8としては、クラフト紙、アルミニウムクラフト
紙、合成樹脂フィルム、金属薄板、等の一種以上が積層
されている。
ム、イソシアヌレートフォーム、ユリアフォーム、フェ
ノールフォーム等の一種からなる断熱層7が充填され、
裏面材8としては、クラフト紙、アルミニウムクラフト
紙、合成樹脂フィルム、金属薄板、等の一種以上が積層
されている。
第2図は上記断熱パネルを生産するための本願発明によ
る製造方法の一実施例を示す略図である。
る製造方法の一実施例を示す略図である。
コイル状の表面材を送り出す送出工程部11と、該表面材
を概樋状に連続して成形する成形機12と、成形された表
面材の裏面に未反応状態の発泡性合成樹脂原液を吐出す
る吐出機13と、該表面材の概中央部を下面から上方向に
湾曲するためのローラーと両側端を下方向に支持しその
傾斜を均一にする支持ローラーとを備えた湾曲創出部14
と、つづいてこの発泡性合成樹脂原液上に裏面紙を供給
する、裏面紙供給部15と、つづいて発泡性合成樹脂原液
を発泡硬化させる為のキユア炉16とが一連の工程として
機能するように設置されている。表面材1は、成形機12
によって概樋状に連続して成形され吐出機13に送られ、
表面材の裏面3上に未反応状態の発泡性合成樹脂原液が
吐出されるが、吐出機の直下には、第3図に詳細を示す
ような湾曲を創出するための湾曲創出部14、これは一種
のローラーが設置され該表面材の概中央部が上方に湾曲
し両側端方向に傾斜があるので傾斜に沿って未反応状態
の発泡性合成樹脂原液が両側端方向に流れ移動し、表面
材の裏面3上に平坦に広がるのである。
を概樋状に連続して成形する成形機12と、成形された表
面材の裏面に未反応状態の発泡性合成樹脂原液を吐出す
る吐出機13と、該表面材の概中央部を下面から上方向に
湾曲するためのローラーと両側端を下方向に支持しその
傾斜を均一にする支持ローラーとを備えた湾曲創出部14
と、つづいてこの発泡性合成樹脂原液上に裏面紙を供給
する、裏面紙供給部15と、つづいて発泡性合成樹脂原液
を発泡硬化させる為のキユア炉16とが一連の工程として
機能するように設置されている。表面材1は、成形機12
によって概樋状に連続して成形され吐出機13に送られ、
表面材の裏面3上に未反応状態の発泡性合成樹脂原液が
吐出されるが、吐出機の直下には、第3図に詳細を示す
ような湾曲を創出するための湾曲創出部14、これは一種
のローラーが設置され該表面材の概中央部が上方に湾曲
し両側端方向に傾斜があるので傾斜に沿って未反応状態
の発泡性合成樹脂原液が両側端方向に流れ移動し、表面
材の裏面3上に平坦に広がるのである。
その後、該表面材は、弾性によって湾曲状態から平坦
に戻り、裏面紙供給部15から以後の工程へと進行するの
である。
に戻り、裏面紙供給部15から以後の工程へと進行するの
である。
(発明の効果) 本願発明にかかわる建築用パネルの製造方法を実施す
ることにより、以下の効果を現出する。すなわち、 A、未反応状態の発泡性合成樹脂原液の自然な流動性を
利用するので、極めて平坦に広げられる。
ることにより、以下の効果を現出する。すなわち、 A、未反応状態の発泡性合成樹脂原液の自然な流動性を
利用するので、極めて平坦に広げられる。
B、中央部を下面から上方向に湾曲することによって両
側端方向に傾斜させ流動させるので、機械的であり流動
状態は極めて定常的かつ安定する。
側端方向に傾斜させ流動させるので、機械的であり流動
状態は極めて定常的かつ安定する。
第1図は本発明に係わる建築用パネルの斜視図である。 第2図は本願発明による製造方法の一実施例を示す略図
である。 第3図は本願発明による湾曲創出部の詳細図である。 1……表面材、2……表面材化粧面、3……表面材裏
面、4……中目地、5……雄型差込み部、6……雌型差
込み溝、7……断熱層、8……裏面材、11……送出工程
部、12……成形工程(成形機)、13……吐出工程、14…
…湾曲創出部、15……裏面紙供給工程、16……キュアー
工程(キュア炉)、
である。 第3図は本願発明による湾曲創出部の詳細図である。 1……表面材、2……表面材化粧面、3……表面材裏
面、4……中目地、5……雄型差込み部、6……雌型差
込み溝、7……断熱層、8……裏面材、11……送出工程
部、12……成形工程(成形機)、13……吐出工程、14…
…湾曲創出部、15……裏面紙供給工程、16……キュアー
工程(キュア炉)、
Claims (1)
- 【請求項1】表面材を連続して送出する送出工程と、表
面材の両側縁部に立上がり状の折曲げ片を屈曲成形し断
面形状を概ね樋状に成形する成形工程と、次いでこの表
面材上に未反応の発泡性合成樹脂原液を吐出する吐出工
程と、つづいてこの発泡性合成樹脂原液上に裏面紙を供
給する裏面紙供給工程と、次いで発泡性合成樹脂原液を
発泡硬化させるキュアー工程からなる断熱パネルの製造
方法において、 少なくとも吐出工程以後、該表面材の中央部を上方に湾
曲させて両側端方向に傾斜を設けたことを特徴とする断
熱パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63260734A JP2717284B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 断熱パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63260734A JP2717284B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 断熱パネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107439A JPH02107439A (ja) | 1990-04-19 |
JP2717284B2 true JP2717284B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=17352008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63260734A Expired - Fee Related JP2717284B2 (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 断熱パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717284B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3982748B2 (ja) * | 2002-03-22 | 2007-09-26 | 東洋ゴム工業株式会社 | 低熱伝導率性硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
JP4171469B2 (ja) | 2005-01-24 | 2008-10-22 | 田中精密工業株式会社 | ベアリング組付装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56116988A (en) * | 1980-02-19 | 1981-09-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Heat-insulating panel |
JPH0410852Y2 (ja) * | 1986-08-12 | 1992-03-17 |
-
1988
- 1988-10-17 JP JP63260734A patent/JP2717284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107439A (ja) | 1990-04-19 |
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