JPS6234527B2 - - Google Patents

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JPS6234527B2
JPS6234527B2 JP54138358A JP13835879A JPS6234527B2 JP S6234527 B2 JPS6234527 B2 JP S6234527B2 JP 54138358 A JP54138358 A JP 54138358A JP 13835879 A JP13835879 A JP 13835879A JP S6234527 B2 JPS6234527 B2 JP S6234527B2
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JP
Japan
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foaming
raw material
synthetic resin
foam
mold
Prior art date
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JP54138358A
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JPS5662138A (en
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Takashi Ishikawa
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表、裏面材間に均質な発泡組織の合成
樹脂発泡体を形成した断熱複合板の製造方法に関
する。
従来第1図に示すような構造のパネルを製造す
る場合、一般に例えばポリウレタン樹脂のような
熱硬化性合成樹脂原料(液状)を外装材1の背面
凹所の適宜位置、通常は中心位置にパイプ状のノ
ズルから注入的に一個所に集中的に吐出し、その
上に次第に裏面材2を積層せしめ、これをキヤタ
ピラ方式、スチールベルト方式等の型に供給し、
一定厚さに押圧、加圧することにより、凹所空隙
を合成樹脂発泡体3で充填するか、注入方法の代
わりにスプレーガン特を用いて原料の分布を拡大
した二次式が主に採用されていた。
換言すれば、従来方式はいずれもが外装材背面
に吐出された原料をその吐出された位置およびそ
の流動によつて拡がつた領域内で反応→発泡膨脹
している最中、所謂発泡組織形成中に発泡組織を
破壊するように強制的に吐出された位置における
余剰な原料分を上下左右に流動させて凹所の原料
不存在部分に充填せしめ凹所全体を合成樹脂発泡
体で満たす方法であつた。そのためこの種方法に
は下記する諸点において種々の不利、不都合があ
つた。すなわち、○イ原料は短時間で反応、発泡、
硬化し、かつ吐出された位置の堆積層と接触部位
の温度等によつて反応状態が千差万別なため相当
に発泡してから分布を平均化しても均質発泡組織
を形成することが困難である。○ロ原料の粘度と発
泡剤の気化のタイミングのバランスがくずれるた
め発泡剤が有効に利用できず発泡倍率が低下す
る。○ハ発泡途中で上下左右に流動されるため気泡
の大きさ、膜厚とその形状および分布がランダム
となり、境界層の形成や発泡組織の密度の不均一
などにより、断熱性、機械強度が大幅に低下す
る。○ニ不均一気泡のため温度に対する伸縮がバラ
バラで寸法安定に欠けると共に低温域では収縮が
生じる。○ホ発泡途中に発泡組織を破壊するように
流動するための発泡剤が外気に漏洩し、作業環境
の低下と樹脂の発泡倍率の低減を引きおこす等の
欠点があつた。
本発明はこのような欠点を除去するため、合成
樹脂発泡体原料を外装材背面に吐出した直後、所
謂発泡組織形成前の状態のときに発泡体形成面積
の約80%程度に平均に原料を分散せしめ、次に反
応発泡途中のゲルタイム初期状態のときに残りの
不足分散域を体積膨脹分でカバーし、かつフリー
発泡的に発泡した発泡組織の気泡(セル)が発泡
方向(上方)に長軸をとつた楕円形状を押圧によ
つて短軸が長軸になつた楕円形に修正せしめ、次
に型内に到達するまでの間に発泡圧等によつて
徐々に変形し、型内の入口部分、所謂ゲルタイム
中、あるいは末期の状態で凹所容積を発泡体で全
部(100%)充填すると共にセル(気泡)の形状
を球体にした均質発泡組織体となし、断熱性と機
械強度と発泡倍率の向上を図つた断熱複合板の製
造方法を提案する。
以下に図面を用いて本発明に係る断熱複合板の
製造方法を詳細に説明する。第2図は上記方法の
実施に供する装置の要部のみを示す説明図であ
る。なお第1図と相応する部分は同一番号、符号
を付する。図において、4は搬送機構で複数個の
ローラ5あるいはチエーン、ベルト(図示せず)
からなり、これが所定形状に成形された外装材1
を次工程へ搬送する。aは吐出機で合成樹脂発泡
体3の原料6を外装材1の背面に注入方式あるい
は吹付式もしくは特願昭53−114204号の方式を用
いて吐出する。7は分散用ローラで金属、木質、
硬質ゴム、合成樹脂もしくは適度の弾性を有する
ゴム、スポンジ等からなる。なお、分散用ローラ
7の長さは外装材1の背面の開口もしくは目的に
応じて設定する。この分散用ローラ7は主に外装
材1の背面と裏面材2間の所定ギヤツプΔG(第
4図cに示す)を原料6の吐出量と原料6の反応
状態によつて合成樹脂発泡体3の形成面積の80%
程度を円滑に分散するためのものである。8は修
正用ローラで上記分散用ローラ7と同質部材、
幅、長さを有するものであり、主に気泡(セル)
構造における形状の修正と不均一セル径の均一化
を強制的に行うものである。付随的に分散率の不
足分、例えば分散用ローラ7の位置で80%程度に
分散させるため、修正用ローラ8の位置までの間
に約10〜15%は原料6の反応、発泡時の流動性に
よつてカバーされるが、それでも不足するときひ
これを補足する。ここでセルの修正について詳説
すると、外装材1上の原料6は分散用ローラ7の
位置を通過した後、左右側壁と背面以外はフリー
発泡状態となり、発泡方向が殆ど上方に向かう。
従つて気泡(セル)構造は長軸をY軸に採つた楕
円形となる。従つて、セルの形状は長軸をY軸に
とつた楕円形となる。このセル形状を修正用ロー
ラ8によつてX軸方向に楕円形の長軸が該当する
ように押圧する。換言すれば、全発泡体積分の2/
5〜3/5(40〜70%)を体積を変えずにセル構造の
長軸(Y軸と平行)を90゜(X軸上)に回転せし
めたように変化させ、最終セル構造における球状
化の下地となりうるような形状とセル直径の不均
一の矯正を初期段階において行うためのものであ
る。9はキユアオーブンで、例えばキヤタピラー
式あるいはスチールベルトからなる上下型材1
0,11と原動輪12,13と従動輪14,15
と温度制御装置16,17とからなる。このキユ
アオーブン9は複合板の合成樹脂発泡体3を所定
厚さ、形状に連続的に押圧すると共にその入口部
分で充填容積の不足分、所謂20〜10%を補充して
合成樹脂発泡体3の充填率を100%にする。その
後、キユアオーブン9の中間ではライブタイムC
に反応を到達させる。なお、場合によつては後半
で養生期間Dの工程を入れることもある。また補
充率を20〜10%にしたのは、修正用ローラ8を通
過した後キユアオーブン9に到達するまでの間に
相当に反応、発泡が急激な状態下にあるため充填
用容積の10〜20%を補充することになるからであ
る。またこの状態では原料6吐出時と異なり、原
料6自体の体積が大きく増大しているためあまり
大きくない発泡でも補充率を大幅に上昇する結果
となる。さらにこのキユアオーブン9は矢印方向
に間隔tを有して約5〜40m/minの速度で回転
すると共に雰囲気が約40〜90℃、型自体の温度が
40〜10℃に設定できるものである。ここで前記し
た外装材1、裏面材2および合成樹脂発泡体3に
ついて簡単に言及すると、改装材1としては金属
板、例えばカラー鉄板、アルミニウム、ステンレ
ス板、銅板のように成形容易な薄板体あるいは合
板、ストレート板、石膏ボート等を用いる。もち
ろん表面、所謂化粧面の表、背面が平滑であつた
り、任意深さの凹凸状模様を形成した部材等を使
用できる。また断面形状は樋状に限らず平板状で
あつたり、任意の雄雌構造を設けけた外装材の場
合もある。裏面材2としてはクラフト紙、アスベ
スト紙、アスフアルトフエルト、金属箔、合成樹
脂フイルム、合成紙、ネツト状物の一種もしくは
二種以上をラミネートした可撓性のあるシート状
物あるいは防水処理を施した紙類もしくは外装材
1と同じような金属薄板の場合もある。その他、
裏面材2の幅は凹所開口W1と同じあるいは化粧
面幅W以上の大きさ等任意である。また合成樹脂
発泡体3としてはポリウレタンフオーム、ポリイ
ソシアヌレートフオーム、ポリウレアフオーム、
フエノールフオーム、塩化ビニルフオーム等であ
る。
次に本発明に係る断熱複合板の製造方法の一実
施例について詳細に説明する。いま第1図に示す
ような断面の複合板を製造するとし、例えば、外
装材1としては0.27mmのカラー鉄板を第1図に示
す形状に成形した部材が連続的に供給され、原料
6としてはポリウレタン樹脂を用いる。この原料
6としては、ポリオール所謂A液としては、AZ
システム、SA−229−S4(第一工業製薬社製)と
ポリイソシアネート所謂B液としては、ミリオネ
ートMR−100(日本ポリウレタン社製)を20℃
に加温し、これをワンシヨツト法によりW=365
mm、H=15mmの外装材1の背面の中心に第4図a
に示すように注入方式により吐出する。なおこの
原料6の反応発泡特性を第3図において実線で
示す。裏面材2としてはクラフト紙又は防水処理
を施したクラフト紙を用い、分散用ローラ7とし
て50mmφの金属製ローラをキユアオーブン9の回
転速度30m/minに対応して送給するように回転
する。キユアオーブン9は雰囲気が約90〜110℃
に設定され、型材は約70〜80℃に加温されてい
る。また原料6は33000cm2に1300g塗布し、原料
6の液比重を1.2(g/cm2)、フリー密度は0.025
(g/cm2)、この状態におけるクリームタイムは15
秒、ゲルタイムは30秒、ライズタイムは45秒とす
る。さらに外装材1の背面と裏面材2の分散用ロ
ーラ7の中心位置におけるギヤツプΔG=0.4mm
とする。そこで第4図aに示すように原料6をW
=356mm、深さ13mmの凹所に注入的に吐出する。
この場合、S=150mm、Δt=3〜4mmである。
そのときの原料6は、第3図に示す特性線図にお
いてイに示す線上の状態にある。すなわち、ミキ
シングされたばかりのクリームタイムへ入る直前
の液状で粘度が約200CPS程度の流動容易で、か
つ無発泡の状態である。なお分散率は30〜40%で
ある。次に分散用ローラ7の位置に到達する直前
の状態としては、第4図bに示すように原料6の
反応と流動性によつてS1=200mmに拡がり、約50
〜60%の分散率となる。そしてこのときの原料6
は第3図ロに示す線上の状態にある。次に分散用
ローラ7によつて第4図cに示すようにS2=250
〜300mmに押圧によつて分散する。なお好ましく
は95〜98%で残りの5〜2%欠陥部分程度の面積
であることが望ましい。このときの原料6は、第
3図ハに示す線上にある。この位置を通過した外
装材1は原料6が反応、発泡が活発になり、クリ
ームタイムAの末期となつている。そして修正用
ローラ8の直前では第4図dに示す状態になる。
このような状態の原料を修正用ローラ8によつて
不足分の分散を補うと共に所定容積の40〜70%に
充填、抑圧する。この位置での原料6は第3図ニ
の状態にある。すなわち、この位置では第3図に
示すように原料6はゲルタイム領域Bの中間程度
に位置し、大幅に反応が進み、発泡がフリー状態
となり、発泡高さが急激に増大する。そのためセ
ルは不均一の形状、大きさになる。そこでこの修
正用ローラ8によつてこれを均一に、所謂Y軸方
向に長軸を有するセルを90゜回転したX軸上に長
軸をもつてくるように抑圧する。しかもこの状態
ではセルの膜厚が厚く、かつ弾性にとみ、その
上、発泡剤の気泡が40〜60%進んだ状態であるた
め今後、発泡が十分に行いうると共にセル形状を
球形に変化させられるものである。この位置を通
過すると原料6は次第に第3図から明らかなよう
に発泡がより急カーブにより、キユアオーブンの
入口の位置ではゲルタイムBの末期にあり、かつ
分散率(一点鎖線、′二つの例で示す)と充
填率(二点鎖線で示す)とは前者が100%、後
者が80〜90%の状態にある。しかもゲルタイムB
の末期に位置し、発泡剤の気化が相当に進んだ状
態となる。このような状態下で上下型材10,1
1内に到達し、上方も規制して所要体積を合成樹
脂発泡体3の不足分(第3図ホ線上のように)を
より補充すると共に型の押圧と発泡圧による内圧
との相乗効果によつてセルをゲルタイムBの末期
とライズタイムCの初期の間に球状化する。しか
も発泡組織を均質化すると共に柔軟なセル膜を次
第に、所謂養生(期間D)しながら硬化せしめ
る。このようにして製造した複合板をその出口か
ら製品として連続的に送出する。この製品を観察
したところ、39倍の発泡倍率の均質発泡組織が合
成樹脂発泡体3において形成され、しかもそのセ
ルの形状もほぼ球状となつていた。
上述したように本発明に係る断熱複合板の製造
方法によれば、反応、発泡が急激な合成樹脂発泡
体原料の分散を三段階的に行い、発泡の抑制によ
る発泡組織の矯正を二段階的に行つて前記した○イ
〜○ホの欠点を除去すると共に断熱性と機械強度に
富み、しかも樹脂を有効に使用できる特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来から製造されている断熱複合板の
一例を示す斜視図、第2図は本発明に係る断熱複
合板の製造方法の実施に供する装置の要部を示す
説明図、第3図は合成樹脂発泡体原料の挙動を説
明する特性図、第4図a〜eは本発明に係る断熱
複合板の製造方法の一実施例を説明するための部
分説明図である。 1……外装材、2……裏面材、a……吐出機、
6……原料、7……分散用ローラ、8……修正用
ローラ、9……キユアオーブン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外装材の背面とシート状の裏面材間に熱硬化
    性合成樹脂発泡体を設けた複合板を型内で連続的
    に製造するに際し、外装材背面に吐出された上記
    発泡体形成用の原料(液状)をクリームタイムの
    間に裏面材を介したローラの押圧によつて背面の
    発泡体形成面積の80%程度に分散せしめ、次に反
    応、発泡途中のゲルタイム中に残りの10%程度
    (他の10%は分散用ローラを通過後に反応、発泡
    と流動性により分散)を修正用ローラ位置で分散
    すると共に合成樹脂発泡体形成の全容積の40〜60
    %を充填し、かつ気泡構造を強制的に変形、抑圧
    し、次に型に到達するまでの間に約20%の容積を
    充填せしめ、型入口部分で残り容積の40〜20%を
    ゲルタイム末期までの間に充填せしめて、全容積
    を球状化した気泡構造からなる合成樹脂発泡体で
    充填すると共に型内でライズタイムが完了し、養
    生期間に少なくとも一部突入するようにしたこと
    を特徴とする断熱複合板の製造方法。
JP13835879A 1979-10-24 1979-10-24 Manufacture of adiabatic composite plate Granted JPS5662138A (en)

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JPS5662138A JPS5662138A (en) 1981-05-27
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